人狼議事


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視点:


【人】 薬屋 サイラス

お前な…。

[ヒネた返答に溜息をひとつ。
胸を押し返され、離れる妹へ。]

……。

………。

―――…あんま拗ねてっと、本当にブスになんぞ。

[何かを言おうとして口ごもった後、口をついて出たのは余計な忠告だった。]

(4) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―――っぐは!

[胸に重い一撃。
思わずソファで蹲った。]

…いってえ……、げほっ。

[薄らと目尻に涙を滲ませながら咳き込む。
思いの外ダメージを食らったようだが、自業自得である。]

言われなくても、そのつもりだっつの…。

[独りで死ね、との言葉にはぽつと呟いて。
ソファから起き上がれないうちに、妹は扉へと着いてしまったか。]

(18) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

 伝えたいことは 何ですか?



 あなたが本当に伝えたいことは何ですか?
 


 後悔をしない内に、

 どうか、伝えてください。


 「こんにちは。さようなら」

 そんな些細なことでも構いません。


 明日会えない「さようなら」を
 伝えられるのはつらいから

 だから何も、

 伝えないことが最期の言葉ならば



 ――――それでも、構いません。
 


【人】 薬屋 サイラス

――――ぐっは!

[今度は胸に飛び込まれ、苦しそうな声と共にソファへと倒れ込んだ。
痛さに顔を顰めていたのも束の間、首に回る腕に驚いた。
捲し立てる様に怒鳴られ、締め上げられる。
最初こそ目を丸くしていたが、次第に男の口は曲がり。]

っの……、うっせぇな!!!!

[ついに、声を荒げた。]

(36) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

【人】 薬屋 サイラス

お前こそ脳みそ入ってんのか?!

俺だって怖いつってんだろ!
独りは怖いに決まってんだろ!

でもな、お前より先に死なずにいられんなら、独りで死ぬ事を願いてえよ!
俺は、お前より先に死ぬ事だけは御免だ!
例え独りで死ぬ事になっても、お前より先に死ぬ事よりは断然いいと思ってんだ!

[胸の上の妹を睨み上げたまま言い切って、ハッとした。
しかし出し切ってしまったものは戻す事も出来ず。
余計な事を言ったと、苦い顔をしたまま視線を逸らした。]

(37) 2010/07/05(Mon) 02時半頃

【人】 薬屋 サイラス

……うるせえな、黙れよ。

[嘘つけ、と言われてばつが悪そうに言う。
訂正するのもバカみたいだと思った矢先、頬を優しく包み込まれた。
視線を戻すと、涙で濡れた顔に灯る笑顔。]

ばぁか。
んな夢みたいな事出来たら苦労しねえし。

[呆れたように言ったが、口元は微かに笑った。
そして、頬に降るキスには驚いて瞬き。]

……もうガキじゃねえんだから、そういうのは好いた男にしてやれ。

[暫くの無言の後に、口を曲げた。]

(54) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

あーはいはい。嬉しい嬉しい。

[棒読みで嬉しがった後、今からやってくると妹の身体が離れればガバッと勢い良く起き上がった。
だが、何をする訳でもなく、伸びそうになった手は自然を装ってソファの背もたれへと回され。]

……ああ。

[ソファに座りなおして、一言、それだけ。]

(62) 2010/07/05(Mon) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

 
―――…好きな奴が居るとか、初耳だぞ。

[男は独りになった居間で、ぽつりと独りごちた。
暫く妹が出て行ったドアを見て。
眉を寄せると、ぐしゃぐしゃと頭を掻いて溜息をつき、ソファに凭れかかった。**]

(67) 2010/07/05(Mon) 03時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 03時半頃


 『生命とは 喪われるもの――』

 生まれた時から人は死に向かって歩いていく。
 
 『冥闇は世界を侵し、人々を連れて行く』

 それでも闇の中で人は必死に足掻くもの。

 『死以外の約束など交わせはしない』

 識っていても、認めない、そんな生き方をしてはいけないのですか?



 風化風葬。
 


 失ったものは一体何だったのでしょうか。
 手に入れたものは一体何だったのでしょうか。


 沢山の悲しみを生むこの病。
 それでもほんの少しの喜びが在ればどんなに良いかと思う。


 この手は悲しみだけを生んでしまうのでしょうか。
 この手は喜びを生むには余りにも未熟でしょうか。


 
 ――…。
 


 サイモンさんは、いつも可笑しな人です。
 橋で彼と出会いました。


 嗤っていました。
 狂気に呑まれてわらっていました。


 彼の未来に、
 希望が見出せなかった。


 待ち受けるのは死、のみ。
 全身が麻痺しても、微かに唇が動くことは知っていますが
 彼には、その唇で伝えるものがないと、
 私はそう判断しました。


 身体が動かず、孤独に死すことは、
 とても悲しいことです。


 苦しんで、逝くくらいならば いっそ。


 だから私は彼を橋から川に突き落としました。
 それだけです。


 彼が幸せであったかどうかは分からない。
 けれど死を予告されて不幸せな狂気に生きるよりは
 まだ、良いのではないかと、そう思いました。
 
 ―――だから、私は。


 ―――…。

 大好きな空 大好きな村
 このまま、同じように明日へ続いてゆくと信じていた。

 乾いた口笛 空を渡る調べ。
 その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った。


 緋い空を見上げていた。
 沈まぬ夕陽を見上げてた。
 幾千の影が森を駈けてゆく。


 私とか、あなたとか、恋とか、愛とか、
 好きとか、嫌いとか
 
 「また話すね」

 叶えられない口約束。


 拒絶も、肯定も、仲良しも、喧嘩も、何もかも

 生きているから、出来ること。

 ――あなたが死んだら意味がない。

 ――私が死んだら意味がない。


 気付いてください。

 生きているから出来ること。

 生きているから尊いこと。

 どうか、気付いてください――**


 あなたが――。
 彼に、死という安らぎを与えてあげた、のね。


 
 私は、彼の狂気を感じて――。


 死病が齎す恐怖に耐え切れないのなら――。
 死病が齎す恐怖に染まり、村をこれ以上破壊するのなら――。



 其の前に――、永遠の眠りをと思ったわ。





 彼に安らぎを与えてくれて、ありがと――…う、


.


――彼女に、嘘は付けない。


――敵わないな。

――かなわない。


―…だから。

好きになったんでしょう?


[ヴェスの中の恐怖も見抜いた上で。
ヴェスに好かれていることを、結局は受け入れていた彼女を。

それは、単純にしかモノをみれない自分だからこそそう思ったのかもしれないけれど。]


ああ―― ああ。

[頷く]

――はじめは、確かに一目惚れだった。

あの子がくれた花。
あの子がくれた笑顔。
あの子の細い身体。
あの子の儚い笑み。

あの子の――





…うん。

[ヴェスの言葉に、頷きを返すだけで。
こちらからは、続きを促すことはせず。]


一緒に――!


─…ヴェス…。


[頭に響くヴェスの声に、目を伏せた。

言いたくて言えない言葉は、自分の胸にもあるから。]


[ヴェスパタインに向けて。
謳うように儚い会話を続けるメアリー――]

 メアリー、あなたは旅立つの?
 この死病に冒された村から、ヴェスパタインを置いて。

[彼女から死の気配を僅かに感じ、始めていた。
この村には死が蔓延し始めていたけど、それよりも僅かに濃い死の気配。

女が幼い時に流行り病で逝った、母。そして、幼いまま同じように流行り病で逝ってしまった弟。
身近な人から感じた――死病による死の気配。

そして、街に住んでいれば、村と違う意味で、死は常に隣りあわせだった。
街特有の鼠などを媒介にした疫病、裏路地での金目当ての強盗による死、ただ享楽のためだけの殺害。死は至るところに溢れていて。

女は、そういう死を見つめ続けていた、だけに。]


[踵を返し、ヴェスパタインの元から去る少女の姿――。

そこに感じた悲しい気配に、眉を顰めた。]




 別れは、……
 辛い?


 あなたは、慈悲を望む――?

[ヴェスパタインにも、傍のセシルにも届かぬ声で囁いた――**]


ねぇ、ヴェス。

私さ、やっぱり。
バカだから、こうするしか、出来ないや。

セシ兄に、甘えてきた分。
ちゃんと、一人で大丈夫だよって。

だから、セシ兄はセシ兄のしたいこと、してって。

そう言うことしか、出来ないんだ。


─…ヴェス、やっぱり私、バカなのかな。

でも。
セシ兄のこと、困らせたく、ないんだ。


――兄貴のしたいこと、ね。

兄貴は、何がしたいんだろうな。

村を出ていって
オルガンで地位を掴むのを諦めて
この村に篭って
時折お前の顔を見て

――それから?


─…わかんない。


わかんない、わかんない、わかんない。

でも、私が、セシ兄のしたいことの、邪魔になるのは、ヤなの。

私が心配かけてばっかりじゃ、きっとセシ兄は、我慢、しちゃうから。


最後だから、最期だから。
セシ兄が、傍にいたい人のところに、行かせてあげたい。


兄貴の行きたいところ。
兄貴の傍にいたい人。

――どこに?
誰と。

――聞くことも出来ない?

だから―― 送り出すフリをするのか?


───……っ


だ、って。

私は、ずっと。甘えてきたんだよ?
セシ兄が優しいから、それに胡坐かいて、ずっと、ずっと。


そんな私が、どうして、どうやって。

聞けるっていうの。


困らせるって解ってて、どうして、聞けるの。


ごめん。

─…ちがう。



私、きっと、まだ。

あのひとのこと、忘れてないって。

セシ兄から、聞くのが。


こわい。

それだけ、なんだ。


――。

二年。

長いようで、短い。

兄貴があのひとのことを忘れるってことは

ないだろうな。


忘れるなんて ありえない。

――そんなことは分かり切ってる。

でも――

だからといって 何を選ぶかは別の話だ。


─…うん。

私、それを聞いたら、きっと。

あのひとのこと、恨んじゃう、から。

ずるいって、思っちゃうから。


あのひとは、優しかったのに。

私にも、セシ兄にも。


それを、憎んでしまいそうで、こわい。


ヴェス、は。
私に、言わせたいの?


セシ兄のこと、好きだって。
ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。


そんな我が儘を、セシ兄に。
言った方がいいって、思ってる…?


――ふ。くく。

背中を 押して欲しいのか?


別にそれ自体には興味がないんだ。
お前が、兄貴とどうしたって。

でも―― 兄貴は

願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない

そう言ってたぜ?


誰しも――怖がってる。

僕も お前も

――兄貴も。


背中…?

─…わかんないや。
押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。


だって、結局。
決めるのは、私だもん。


願うのも、動くのも…決めるのは、私。


…セシ兄、も?


誰だって一緒だ。

――分からないか?


─…ううん。

わかると、思う。



ごめんね、ヴェス。

愚痴っちゃって。


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 21時頃


【人】 薬屋 サイラス

― 広場 ―

[男は村の中をぶらぶら歩く。
その顔は何処か疲れているようだったか。
まあ、原因はただの寝不足なのだが。
ぶらぶら歩く足はいつしか、日課のように広場へと向いて。
その途中、火事の事やサイモンの事が耳に入れば苦い顔をしていた。
そうして辿り着いた広場には、先客>>240の姿。]

……うちのがまた何か?

[妹の名を耳にすると、伸びをする背に声を掛けた。
また何かやらかしたのかと思いつつも、昨日の流れから考えて、もしやコイツが?とちらりと思ったとか。]

(254) 2010/07/05(Mon) 23時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 23時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 23時頃


【人】 薬屋 サイラス

…、……ふぅん?

[言葉を濁されると、少しだけ探るような目を向けて。]

何っつー訳じゃねえけど、…。

[一度言葉を区切ってから。]

……ボーっとしてえだけだよ。

[どっかりと隣へと腰を下ろした。
ベンチに凭れかかって空を見上げながら、問いかける。]

お前こそ、何やってんだよ。

(264) 2010/07/05(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

……へえ。物好き。

[同じ答えが返ってくると、探る事はせずにクッと軽く咽を鳴らした。]

――――…なあ。

[暫く無言で空を眺めていたが、ぽつりと切り出す。]

…お前はさ、死ぬ前にやりてえ事とか、ねえの?

(272) 2010/07/05(Mon) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

んだよ、ガキのくせに枯れてんな。

[諦めが混じったような言葉に、呆れたように溜息をついた。]

…俺は、……何がやりてえのかわかんねえ。
絵でも描いてみっかと思ったけど、やっぱ手ぇ動かねえし。

[やれやれと肩を竦める。]

短くて一日、長くて一週間。
……このまま何もしないで死んじまうのかね、俺は。

[よっと背もたれから身を起こすと、ラルフとグロリアの姿を見つけた。
会釈に返すように、軽く片手を上げる。]

(283) 2010/07/06(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

そりゃこっちの台詞だっつの。

[街に行かなかったのか>>282と言われ、口を曲げる。]

俺はこの村を出る気なんざねえし。
縋ってまで生きた所でどうせくだらねえ人生しか残っちゃいねえよ。

…良家のお嬢様は何で此処に?

[ベンチに座りなおして、見上げて問いかける。]

(285) 2010/07/06(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

辛気くせえ事言ってっからだろ。
お前にそんな台詞は100年はえーんだよ。

[ばぁか、と笑うオスカーへ。
手に視線を向けられると、少しばかり苦い顔をした。]

ん。…まあな。
もう慣れたけどよ。
……文字は書けんのに、絵は描けねんだよなあ。

俺、文才はねえっつのに。

[昨日試しにメモに綴ってみたものを思い出したが、苦笑するばかり。]

身体が動かなくなって、いよいよ死ぬっつー時になったら、あれやっときゃ良かった、これやっときゃ良かったって思うんだろーよ、どうせ。

[不便な生き物だ、と溜息を漏らした。]

(292) 2010/07/06(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

……、…。

[グロリアの言葉には何を言う訳でもなく、少しだけ眉を寄せた。
ベンチに座りたいと聞けば、どうぞと無言で手を翳す。
そして、ぽつりと。]

にしても…その、様っつうの何度聞いても痒いな。

[そんな事を言って、ぽりと頬を掻いた。]

(294) 2010/07/06(Tue) 00時半頃

 祈りは

 どんなに祈っても
 
 届かず

 呟く声は

 微かな喧騒に

 消える


 開幕の合図が響き

 繰り返しを踊る

 この世界をつづる物語

  終末はあなただけのために

  ちいさくいのりつづける

    「ただ、ただ、しあわせに」


【人】 薬屋 サイラス

ま、癖ならしゃあねえか。
いーよ、そんままで。

[困らせるつもりは無かったのだが、グロリアの笑みに何処かばつが悪そうに言った。
オスカーが肩を竦めると、そちらに視線を移し。]

…確かにな。

[気が滅入るには同意したが。]

っは。俺と同等なんてそれこそ1万年はえーよ。
生まれる前から出直してきな。
手が動かなくても、お前よりは上手に描けるっつの。

[からかうような口調で言う。
続く言葉にも冗談を上乗せするが。]

七面鳥、か。…最後の晩餐ってやつか?

[あまり冗談にもなっていなかった。]

(303) 2010/07/06(Tue) 00時半頃

薬屋 サイラスは、掃除夫 ラルフに、お前も座れば?と小さく促した。

2010/07/06(Tue) 00時半頃


【人】 薬屋 サイラス

…謝られるような事じゃねえよ。

[グロリアの微笑には溜息を一つ。
話していたキーワードを彼女が呟けば視線を向けて。]

何か残したいのに、何も残せねえっつう話。
才能ねえって辛いよなっていう。

[ベンチに凭れかかり。
ラルフの様子に軽く肩眉を上げた。
そんな彼の様子を見たグロリアの台詞には、クと咽を鳴らし。]

…もっと優しくしてやってもいいんじゃねえの。

つか、お前も残ってたんだな。

[ラルフにそう言って。逃げ遅れかなんかかと続けそうになった言葉は口には出さなかった。]

(315) 2010/07/06(Tue) 01時頃

今は、もう少し。

このままで、居たいんだよ。
ヴェス。


…私、頑張る、から。
我が儘でも、なんでも。

─…だから、もう少しだけ。

妹で、いたいんだ。


[何処からか聞こえる囁き]

 ただ、幸せに――…。

 この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。
 あなたは、慈悲を齎すの?


 現世の苦しみから解放された世界へ
 そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。


【人】 薬屋 サイラス

…へえ?

[日記、と聞いて小さく感嘆の声を漏らした。]

日記、ね。
……悪くねえな。

[ん、宙に視線を投げた後、もう一度グロリアへ視線を戻す。]

っは。俺にはわかんねえ感覚だからなんとも言えねえけど。

でも、まあ。
お前らがお互いにその関係を最期まで必要としてんなら、そんでいんじゃねえの。

[貴族ってのも大変だな、と欠伸を一つ。]

(322) 2010/07/06(Tue) 01時半頃

 ―――分からない。

[死んだサイモンが幸福だったかどうかは知らない]

 慈悲なんて偽善かもしれない。

[生きることに価値があると、説いた]

 此の手は今は未だ、誰にも伸ばせない――

[されど彼女が、苦しみから解き放つ事をするのなら]

 ……委ねるわ。


 そう、偽善、かもしれないわね――…。
 生きる事は素晴らしい、もの。


 たとえ、時間が限られていたと、しても。

[生きる事に価値があると説く彼女に]
 
 でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。



 今は、誰にも伸ばせない、のね。

 私は、メアリーが死病に伏すなら――…。
 残された人に共に逝ってもらう心算。


【人】 薬屋 サイラス

大切…?

[不意にラルフが口を開いて、瞬きを。]

……ばぁか。
大切とか大切じゃねえとか、んな事どうでもいんだよ。

俺が何か残してえから、何かを残す。
そんだけの話だ。

[そんな難しい話じゃねえ、と付け加えた。]

(327) 2010/07/06(Tue) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

…さぁて。

[コキ、と首を鳴らすとベンチから立ち上がって。]

日記のネタでも探しに行くとすっかな。
動かねえと、毎日「広場でボーっとしてた」になりそうだ。

[微かに口角を上げて呟き。
じゃあな、と広場の面々に別れを告げて歩き始めた。**]

(329) 2010/07/06(Tue) 01時半頃

 彼女が苦しんでいるのか、否か――…。
 私は出会った事がないから分らない、けど……。


[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。
委ねるの言葉に――…]

 私で、いいの?
 あなたの手でなくて――…。


 あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。

 私はあなたが死病に冒されるまで――
 それをする心算は、微塵もなくて、よ?

 あなたの想いの強さを感じていた、から。


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時半頃


 メアリー

[ぽつ、とその名を復唱し、
 彼女に執心だった人物を、想う]

 彼女を想った彼は――…

[後を追うことを望むか否か。分からない。分からないけれど。]
 
 異議は無い。


 ――−"彼女"の終わりだけは

 委ねません。

[ただ、今はその時ではない、とだけ]


 委ねてもらえるようなら、私が――…

 メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。

[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。
別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]

 ラドルフさんも――…
 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、
 苦しみそう、ね。

 でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。
 それを見届けてから、とも想っているの。


 そう、わかったわ。

[ 其の囁きには、短く]


 ……はい。

 それで、構いません。

[手を汚さないことも卑怯かもしれない。
 だけど誰を選べば誰が笑ってくれるかなんて
 わからなくて。]


 ――…。

[ そう、誰に死を齎せば――…。
誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。

でも、今この人を選べないという人はいて――**]


 生まれて来る朝 死んで行く夜

 生まれて来る意味 死んで行く意味

 あなたが生きている現在《いま》。


 泣きながら生まれ

 笑いながら歩み

 どんな顔をして死ぬのでしょう。


 「こんにちは、はじめまして!《Ich freue mich, Sie kennen zu lernen!》」

 「わたしの 可愛いお姫様」

 「握り返す手が愛しかった」

 「あなたがどうか、幸せな道を歩みますように――」




 それが母の、願い。

 


 「ご機嫌はいかがかな?《Wie geht es Ihnen?》」

 「僕の 可愛いお姫様」

 「笑う顔を見るだけで嬉しかった」

 「お前がどうか、素晴らしい人生を送りますように」




 それが父の、願い。

 


 嗚呼 Mutter, Vater...
 
 私はあなたたちの願いに副うことは出来るのでしょうか。

 ただ、産んでくれた事実は、"今此処に居る私"。



 毎日、しあわせを、さがしています――**
 


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 20時半頃


 あなたは、呪うの?

 誰かを――…。



 村の人々が噂するように、本当に。


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 21時半頃


【人】 薬屋 サイラス

― 道 ―

[広場でのんびりとした会話を堪能し、足は何処へ行くでもなく歩き続ける。
村の風景も何処かぼんやりと眺めていたが。]

……っ、あ?

[後ろから思い切り肩を掴まれ、引かれる。
反動でよろけながらも振り返ると、肩を掴んでいたのは中年の男。
父と時折酒を飲み交わしていた男だった。
何故彼に引き止められたのかよくわからなくて眉を寄せると、父の事について尋ねられた。]

は…?親父?

[そういえば昨日は帰ってこなかったと思い返していると、取り乱した様子の妹に会ったと父の友人は言った。
ざわ、と胸騒ぎがして。

一呼吸置いて父の友人へ軽く頭を下げると、弾ける様に駆け出した。]

(405) 2010/07/06(Tue) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

― 墓地 ―

[父が居るとしたら、恐らくあそこしかない。
そう思って足が向いたのは墓地。義母が眠るその場所。
メインストリートを疾走してその場所へ着けば。]

――――ッ!!

[父を抱きかかえて座る妹の姿が目に飛び込んできた。
乱れた呼吸のまま墓地に入り、二人の元へと近づく。]

…、は…  はぁ…  ッ……

[言葉が、何も出てこない。
ただ、傍に呆然と立ち尽くす。
耳に届く音が何処か遠くなっていって、自分の呼吸さえも何か別のもののように思えた。]

(406) 2010/07/06(Tue) 22時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


【人】 薬屋 サイラス

……、…は

[妹の泣く声が聞こえて、漸く我に返った。
静かに屈み、父にそっと触れる。
冷たい肌。微かに強張った身体。
それはもう、魂の宿らない―――]

…は、…はは……。

[乾いた笑いが口から零れた。

さっきまで広場で笑っていたのが嘘のよう。
どうして穏やかに話をしていられたんだろう。

焼けた家、荒れた家、嘆く人々。
命を絶つもの絶たれたもの。
爪痕はそこかしこに在ったのに。
まさか、自分達だけは何かの奇跡が起こって助かるとでも思っていたのだろうか。]

(424) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[目の当たりにする近しい者の死。
ひたり、ひたりと、何かが忍び寄る冷たい足音が聞こえた気がした。]

―――――ッ!

[父を抱いて泣く妹を、父ごと抱きしめる。
強く、零れ落ちてしまわないように。]

義母さんは 俺達の事呼んだりしねえよ…

(428) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

死にてえ場所で 死ねたんだ
親父、は…幸せ  だろうよ

[唇を噛み、涙を堪える。
だが、後から後から込み上げて来るものは溢れて。
頬を雫が伝った。
妹の背を撫でながら、ぐいと濡れた頬を拭う。]

……ああ。

ちゃんと、…眠らせてやんなきゃな。

[そう言って立ち上がると、もう一度頬を拭って。
父を眠らせる準備へと移った。]

(439) 2010/07/07(Wed) 00時頃

 あなたは、死ぬのが、怖いの?


 一人で逝くのが、残されて逝くのが怖い、の?


 あなたの傍には――…。

 あなたを想う人がいたのに、……
 あなたも、その人を想っていたのでしょ?


 選んだ道は正しかったの?


[何処から聞こえた、
の哄笑に、漏れる呟き。

目の前には、永遠の眠りにつこうとするゴドウィンがいて――。
せめて、静かに、との思いが沸いて。]


[でも、人は弱いから――…。

狂気に堕ちても、その人を責められる事だろう、か。]


 ――…。

[誰も、皆、心に弱さを抱えているのだから――]


【人】 薬屋 サイラス

[埋葬を終えた人にスコップを借り、義母の隣へ父を眠らせる。
父が望んだ結末。最期に見た顔は何処か穏やかだった気がした。]

……。

[ちら、と妹へ視線を遣る。
頬に残る涙の跡。
男は一度、ぐ、と奥歯を噛んだ。]

思いっきり泣いたら、…もう泣くなよ。
お前が泣くと…、………親父や義母さんが困るだろ。

[途切れた言葉の後、濁すように言って。]

……怖いなら、ずっと傍に居てやるから。
俺が死ぬまで、お前の事守ってやるから。

んな顔、してんじゃねえよ。

[ぽんと頭を撫でた。]

(453) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―――…じゃあな、親父。
義母さんも、また。

…馬鹿親父の事、宜しくな。

[墓に声を掛けていると、妹に服の裾を掴まれた。
その仕草は、今では殆ど見る事の無くなった「おうちへかえろう」というサイン。
懐かしい仕草に、強張っていた心が少し解けた気がした。]

ん……そうだな、…帰るか。

[わしわしと妹の頭を撫でてから手を離し、歩き始める。
歩幅はゆっくり、妹に合わせて。]

(466) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時頃


【人】 薬屋 サイラス


…ヴェス。

[帰り際に墓地へ来た彼と顔を合わせれば、少しだけ苦い顔をした。
祈りをあげると言ってくれた事には素直に小さく頭を下げる。]

――――…。

[憔悴した様子のヴェスが気にはなったものの、そのまますれ違えば背に、またなとだけ声をかけ。
妹と共に帰路へとついた。]

  → 自宅

(473) 2010/07/07(Wed) 01時頃

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