人狼議事


270 食人村忌譚

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視点:


【人】 FSM団 ミナカタ

[特殊な仕事故の優越と、
施しをしてやれると言う優越と、
確実に血は繋がっていないと知る娘を
娘扱いするママゴトがない交ぜになった
扱いを受け入れる志乃ちゃんの手を引いて。

鍋が出来る間、採った野草を分類する。
何が楽しいのか、記録に残す源蔵が
書き残しでもしない限り、
どの棚にどの薬草が収められているか判るまい]

(3) 2017/11/23(Thu) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 そうだなぁ。
 また寒い季節が来るから、
 それまでに雨風もう少ししのげるようになると良いな。

[困りごとの解決に一役買ってくれているらしい
リツの存在に>>0:235
切り傷の貼り薬を少し多目にくれてやろうと考える。
本当に多めに渡されるかどうかは、その時の記憶次第。

今は味が染み込んだそぼろ大根を腹に入れるのが先]

(4) 2017/11/23(Thu) 01時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 あ゛?
 ああ。

 外れの掘立小屋に住んでた爺さん覚えてるか?

 耄碌してたからな。
 夜中に山に入り込んで凍え死んでた。

 草探しに入った俺が見つけたから
 少し多めに貰ったが、硬くて柔らかくするのに
 漬け込んだりと難儀だったぞ。

[弔い肉の名を尋ねられ、肉を削ぎ落すのに
苦労した話も付けて教えれば、侘しい暮らしをしていた
老人の姿を彼女も思い出せただろか]

(5) 2017/11/23(Thu) 01時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 これ位しか残ってなくて悪いな。
 腹いっぱいにならんだろうが、マシだと思ってくれ。

[もう傷は癒えぬから。
時々与える気まぐれの、自己満足の慈悲]

 これからどうするつもりだ?
 その身体じゃまともな仕事も出来ないだろう?

[だからこれも気まぐれ]

 仕事、手伝ってみるか?

[密かに夢で暖かな家族を望む娘の存在を知らず。
気まぐれで誘う娘に差し出したのは『ミナカタ』への道**]

(6) 2017/11/23(Thu) 01時半頃

[愛を失った夜、愛する者の肉を独占したくて堪らなくて。
女陰と乳房を望む女に掴みかかりたい気持ちが溢れてしまいそうだった。

男根を優しく包み込む女陰も、慈愛でもって掌を押し返してくれる乳房も。
己を見つめる目玉も、可愛らしい声を紡ぐ唇も、乱れる髪の一筋も。
感情が詰まっているだろう脳髄も、生きていた証の心臓も。
全部、全部全部全部全部全部全部余す事なく全てを己のモノにしてしまいたかった。
しかしそれは叶わぬ願いだった。
この村でそれを口に出せば罪人として裁かれるのは自分である。
それもいいだろうと考えはした。

考えはしたが、食われるのならば愛する者に食われたいと、そう願ってしまうから。
節の目立つ指や、弟を見つめる目、考える脳味噌、そして心臓を食べてくれたのなら弟の中で生きていける。

だけど、もっともっと、と求めるのだ。
汚物に塗れた腸や精を吐き出す陰茎に睾丸。
血液の一滴すらもその身に取り込んで欲しいと、そう願ってしまうから。]


[愛する者を独り占めしたかった。



     愛する者だけに私の死体を食べて欲しいから。]


[男は弔い肉を受け取ってもそっとその肉を処分する。
愛を失ったあの日から村人を食べる事が出来ないでいる。

きっと錠ならば美味しく食べられるだろう。
彼は男にとって何よりも大切な家族だから。

ゆりも食べてしまうだろう。
複雑な胸中はあれども、あれも娘だと分かっている。
嫉妬心に苦しんだりもするが、情がそこにないわけではないのだ。
あの肉を食らえば初めて娘の存在を認識して喜びを覚えるのかもしれない。
そこには確かに愛はあったのだと初めて知る事が出来るのかもしれない。

そうなればきっとまた独占欲が湧き出て誰にもその肉を与えたくないと思うのだろう。
只、そう思えども実行に移してしまう勇気はない。
臆病な男は思うだけで動かない。
仲間がいなければ動けない臆病者なのだ**]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 01時半頃


[山菜煮と、米と。
人の肉より、余程美味い。
糞尿の臭いに塗れた腸
膏ばかりでぐにぐにと噛み応えの悪い皮
男たちの硬い肉
骨と皮ばかりの老人の其れも
弔いという名目がなければ、口になどしたくない。

母は居らず、父もわからず
近しいものの居ない自分には
人を食べたいという慾がない。

誰ぞが食べたい
何処を食べたい
聞くたびに、ススムの胸は苦しくなる。

この村の風習に染まり切れない自分を
責めるような其れ。
居たとしても、自分は縁者を食わぬだろう]


 僕は、僕は、  僕だけが

 僕だけが。きっと違うんだ。
 僕だけが。
 どうしたら、何時にも、 何処にも

 いられない。

 僕は、どうして――


[苦悩の声を聴いたものが居ようなど
その時のススムは、知る由もなかった**]


    ー        −

[母親は『捨てた』つもりか『預けた』つもりか。
表向きは薬師の継承者になり得ると踏んで任せた子供。

しかし最初から、母親の罪を識っていた薬師は
罪人に己の種を撒き新たな罪を産ませていた]

 せんせい。何でミナカタって言うの? 
 名前はどうなるの?

[問うた記憶の中の返事はいつも同じ]


『ミナカタは“皆を騙る”からさ。
わしたちは村人の命を助けもするし、殺しもする。

膨れ上がって立ち行かぬようになれば村は滅びる。

必要なところを間引いてやるのもお役目だ』

[その意味を知るのはもう少し先。
夜中に訪れる患者はいつも女。
切々と涙で語る物語は似たり寄ったり、結末も。

鬼灯から作った堕胎の妙薬。
堕ちた子供は何処へ流されていったのか。

源蔵が成長せぬのはきっとああやって消えたからだろう]


『わしらは代々村人皆を騙って生きていく。
名前など必要ない。

村の闇の1つに生きるのに、自分など必要ない。

 不要だと思ったら間引くのも大事なお役目』

[酒を飲むと豹変する先代は嫌いだった。
そしてそれ以上に自分自身が嫌だった。

自分の為に生きることも出来ず、
村の為に名も棄てて、村の為に村の為だけに生きるなど。

不要になった者を間引いて良いと言われて。

最初に間引いたのは先代だった。

まるで抑え込まれていた蓋が一気に開いた解放感。
誰も知らぬ昂揚は誰かに教えずとも良いものか。
独り抱えたままで良いものか]



[──────そんな事すら判らぬほど。

 罪を犯す果実は計り知れぬほど甘いのだ**]


[親の記憶は無く
村人達との繋がりを、何処か壁一枚向こうのことと
他人事のように感じている
羨む心地は無くもない。

ススムなりに、毎日勉学に励むのは
自分にしか出来ぬ事を探し
雄として以外の役割以外を手にいれるため]


子を作って、役目を終えたら食肉になって
……人間と家畜は、何が違うんです?

[学び舎に通い始めた頃
精通を迎え、女を紹介された頃
其々に尋ねた事がある。
各々の返事はどうだったか
問うていい内容ではない事を、2人目で理解して
それ以降は誰にも口にしてはいない]


[彼の望む家族像には程遠い。
向上心は方向性を違えていて
日に日に、村へ対する疑問ばかりが増えていく。

自分は、此処にいるべきでは無いのかもしれない
永遠に誰とも分かり合える気がしない

自分だけが人を美味いと思えない
自分だけが人に喰われたいと思えない
自分だけ

いつか、気付かれてしまったら
そんな恐怖を抱えたまま
今日も何食わぬ顔で、村人の真似事をする。

解決の糸口を、探しながら**]


[人間と家畜はどう違うのか、と問われた事がある。
色々と考えが巡る。
違いは感情を持っている事だろうか、と考えて違うと否定した。
家畜とて屠殺されるとなれば泣く事もある。
ただただ無為に殺されているわけではない。
彼らとて感情はあるのだ。

子を作り、役目を終えたら食肉となって。
どこも違う処などあるまい。

敢えて言うのならば。]


[家畜は同族食いなどするまい。]


[ただ、そこだけの違いだ。
それを口に出す事はなかったけども。
この村でそれを口にするような人物の末路はどうなるのか考えるまでもない。
弟を一人残すわけにはいかないのだ。]

 ……死んだ人を食べるという事はとても神聖な行為ですから。
 それを疑問に思ってはいけませんし、疑問が胸に溢れても口に出してはいけませんよ。
 それが貴方の為です。
 私はまだ貴方を食べたくはありません。

[だからこの時はそう答えたのだった*]


[この村の男も女も古くからの命の巡りに
何の疑問も持たなかった。
その疑問に持たぬ者の中に、
俺も確かに含まれていて、間引きに仄暗い愉悦を
独り抱えていた頃の事。

疑問を持つ者がいた]

 へぇ……。

[どうしてそんな事を聞く?とは尋ね返さず、
返した俺の表情は普段とはまるきり違う狂気の一端を
唇に浮かべたまま、ニヤと笑う]


 何が違う? そんな事考えるか考えないかだ。


 家畜も村の人間も同じだ。
 いや、群れを作る動物とこの村の人間は同じ。

 群れを守る為の統一の行動に疑問なんて持ちはしない。

 だからお前は今、家畜から人間に成った。
 おめでとう。

 だが気を付けろよ。
 群れは群れを乱す特別な考えを嫌う。
 気付かれたら群れを守る為に排除される。

 群れの中で自分を殺して従い続けるか、
 群れを嫌って行動するかは好きなように。

 あ゛?
 何でそんな事話すのかって?


 気付いて俺に話したんじゃないのか?


[くく、と喉震わせて彼を見つめた瞳に宿るのは
殺意でも憎悪でも脅す様な圧迫感を
感じさせるものではない。
どろりと、どの常識とも違う異質さを蕩かした色。

それでも人差し指を立て、シーっと秘密と示すこと位は
忘れない理性よりも戯れ。

その後、彼から問われることは無かった。

そして村から糾弾されることも無かったから。

俺がこの群を乱す可能性のある
異質な特別を間引くことはしていない]


[それをしない理由の1つに
彼の疑問に思うところがあったから。

別段この村で暮らし、薬師として生き、死んで
誰かの腹に収まるのも良いだろうと思っていた。

だがこの村を、家畜、動物の群れと称して気が付いた。

死んで誰かに食われれば、またこの村に生まれてくる。

人間の皮を被った家畜の群れに]


[ぞぅとした。
嗚呼、本当にぞぅとした。

俺は特別だと理解して、間引く歓喜に震えても。
所詮この群れから逃れられない。

そんな気味の悪いものあってたまるものか。

俺は家畜を間引きたいのではない。

人間を殺したい。
人間を殺して食ってみたい。

その為に……死んでも連れ戻されるこの村なんて。
                  ……要らない]



[不要なものを間引くのが俺の役目。
俺にとって不要なものは……。

この想いは未だ誰も知らぬまま。
淀んだ血と臓物の中に埋まったままだ**]


[彼らの答えを聞いてから
村の人間はススムの中で家畜と同列になった。


先生の教えには、素直に頷き
ミナカタには、同じように人差し指をたてた]


[自分だけが人であるのだ。
其れを知られてはいけない
群れを嫌った所で
生活できるだけの力がないうちは
家畜の中に紛れて暮らすしかない
だから
教わった通りに、身を潜めている。

気取られては、群れに排除される。
実際注意勧告はされてしまった。

未だ、自分は 生かされている。
けれど、今年でもう18になった。
家畜を捌く方法も教わった
生活に必要な知恵も備わった
後は実践が伴えば、群れは



不要になる*]


【人】 FSM団 ミナカタ

    − 志乃との食事風景 −

[冷たい塊になった爺さんの身は、
暖かな汁と共に、暖かな女の口に、腹に入る>>31
遠慮せずに口にする様子の方が清々しい]

 そうだな。
 次はガタガタ震えずに済むといい。

 この村で食われたんだ。
 また生まれ変わって来たら、樵でもやるんじゃねえか。

[そうやって寒さから凌げる薪でも炭でも作るだろう。
と彼女の祈りに言葉を足した]

(66) 2017/11/23(Thu) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ん?
 なれるかどうかは俺は知らん。
 なろうと頑張るならなれるんじゃないか。

[少しずつ動けるようにはなったようだが>>32>>33
まだまだ村の一員として新しい場所を作るには
道程は遠そうだ。

だが女でも薬草の知識が加われば話は変わる。

俺には子も、弟子もまだいなかったから。
江津子さんが身籠ったことも。
その子が何処へ行ったかも知らない。

存外傍で、時々舌鼓を打たせてもらったり
しているとは知らないまま。
似た色の髪と目の父娘の夢が時々その娘の
心を苛んでいるとも全て知らぬまま。

娘のかわりに別の娘に慈悲を施す]

(68) 2017/11/23(Thu) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 そっちも色々やる事あるんだろうから。
 そうだな。
 簡単な試験だと思って。

[よいしょと立ち上がり、志乃に渡したのは
3種類の薬草が混ざった袋]

 この袋の中の草を、
 それぞれ同じ種類だと思う草同士で分けてみてくれ。

 期限はそうだな。
 三日位か。

 形、手触り、匂い、それぞれ特徴がある。
 ただし食うなよ?
 毒草ではないが、貴重だからな。

[比較的判りやすいものを混ぜたつもりだ。
書き残すのが好きな源蔵に助けを求めれば、
案外簡単に判るかもしれない]

(70) 2017/11/23(Thu) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 覚えることは山の様にあるからな。
 じゃ、次は三日後に。

[そう言って草の束を渡せば志乃は帰るだろうか。
覚える事、と言ってちらと目をやった薬棚。
少し薬を覚えた頃に、得意になって
石動や源蔵を招いて、あの棚にはあれが、
この棚にはあれがと説明したことがあった。

先代に雷を落とされた頭の痛みは
今でも忘れないが。

心を落ち着ける薬や風邪薬。
眠りを誘う薬程度は面倒で棚の位置は変えぬまま。

昔の事、誰も覚えていまい*]

(71) 2017/11/23(Thu) 21時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 21時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

   − 翌朝 −

[志乃に渡した草とは別に。
夜は干していた葉を薬研でで粉に。
空を見て明日が晴れなら薬を干す準備をして。

急な患者がいないのなら早々に床に就いて。

精を吐き出した腹には温かな汁で満たされ
心身共に満足したせいか眠りは深いものだった]

(74) 2017/11/23(Thu) 22時頃

 後は滴る温い血があれば……。

[飢餓を訴えるのは喉か心か]


【人】 FSM団 ミナカタ

 おお、さぶい。

[チチチ、と囀りに目を覚まし、吐く息の色を
確認しながら支度を始める。

草や葉を干し、今日回らなければならない薬を用意する]

 季節の変わり目は節々に悪い。

[脚を悪くして満足に歩けない錠を思い出す。
彼にも薬が必要だろうと詰め込んで]

 愛理ちゃんはまたいつも元気だな。

[村に響く出鱈目な歌声>>#0
何も欠けていないのに、何も持たない
不思議な少女だと時折思いながら>>#1
動き回る声の方へ顔を向けつつ村を歩く*]

(75) 2017/11/23(Thu) 22時頃

 本当に。
 
 この村は……いや、群れは終わりだな。

[随分と不要な者が目立つようになった。
それが素直な感想。

ぽつりと漏らした感想は。

疑う事も聞こうともしない群れには聞こえない*]


[風が攫ってきたのだろうか。
誰ぞの呟きが聞こえた気がして、見渡した]

 ……?

[群れの終わりを告げる不穏な声。
神通力が使えるわけでもない、ススムは
空耳だろうかと僅かに首を傾ぐ。

ミナカタに出会ったなら、声の元もわかるもの
学び舎に向かうまでに
彼に出会い、言の葉かわす事はあったかどうか*]


【人】 FSM団 ミナカタ

 源蔵も外に出たのか。
 やれやれ。
 
 薬は錠だけじゃ足りんかもな。

[出鱈目歌の音を眺めて首を動かすと、
2人の男が話しているのが目に付いた。

どちらも俺と同じ年代。
だが傍目には到底同じには見えぬだろう。

この距離では声も届かぬから。
咳の発作を抑える葉は足りるだろうかと勘定しながら。
こちらに視線が来れば手を上げる程度で離れよう*]

(94) 2017/11/23(Thu) 22時半頃

[視界の端に捉えたの薬師の男
先ほど聞こえた声は彼の声によく似ていた。]

 誰かに殺されるくらいなら、いっそ私の手で。

[殺してその肉を食らってしまいたい。
何度そう思った事か。
寝ている弟の首に手を掛けた事もある。
しかし男に弟を殺すなんて事が出来るはずもない。

甘え、縋り、頼られる事に安堵を覚えているのだ。
弟には自分しかいない、そんな幻想に囚われているのだ。

死んで置いて行った愛した女とは違う。
誰でも受け入れ誰をも愛したあの女とは違う。

只、一途にこちらを見ている弟に依存しているのは己の方。]


[離れようと向けた背に、風に乗って声が届く。
あの真面目一辺倒で弟の錠を大事にしている男の、
いや、大事にし過ぎているからだろう。
その声は心からのものだろう。

猫ではないが、思わず喉が楽し気に鳴った]

 群れの中でどれだけ庇っても。
 庇いきれない時だってある。

 大っぴらに手に掛けることが赦されるのは。

[儀式と罪人を裁く時。

もっとも、錠が裁かれるような罪を犯すとは思えないが。
漏らした呟きが風に乗るかどうかは知ったことではない。
彼が耳を塞ぐかどうするかも。

ただ人間になるか、家畜になるか。
何処を目指すか見定めるだけ*]


 嗚呼、それとも。

[お前が咎人にでもなって彼に喰われるか?
なんていつにもなく狂気が顔を出すのはどうしてか。

ミナカタを継ぎたいと草の束を持って帰った娘のせいか。
もうこの村に、ミナカタは不要だと告げたら。
どんな顔を見せるだろう、なんて。

愉快な事を考えたからだろうか*]


 私が咎人として死ぬのならば、この肉は錠にだけ食べてほしい。
 他の誰の口にも入れさせたくはないのだよ。

[だから素直に咎人として裁かれ殺されるわけにはいかない。]

 願わくばお互いを食いながら死ねたら、それが一番幸せだろう。
 そのような事が可能ならば、だけどね。

[お互いの目玉を食べて、唇を食い千切り、腹を裂いて。
どれくらい生きていられるのだろう。
ゆっくりと味わいながら弟を体内に取り込みながら、弟に食べられて彼と一つになっていく。
それは甘美で素晴らしい考え。

嗚呼、それが叶うのならばなんでもするのに。]


【人】 FSM団 ミナカタ

 はは。
 ああやってるとなんか昔に戻るな。

[近寄る気はなかったが、2人の返し>>111>>127
それぞれらしいもの。
魔女呼ばわりされているとはさすがに届かないが。

何も考えずに遊んでいた子供の時分を
思い出せたのだから届かなくて正解だろう。

源蔵が心に何を携えているかも知らぬまま]

(132) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 具合はどうだ。

[1つ歩み寄る。
具合はそれぞれが抱えたものへ。]

 咳止め、熱冷まし、痛み止め。
 持っていくつもりだったから、今渡しておくか?

[さてそれはどう取られたか*]

(133) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[近寄る前に、痩せた姿が目に留まる>>131
彼が育てる農作物も、研ぐ刃物にも大層世話になっている。

今年の夏は特に虫が酷かった。
生意気にも虫にも美味い不味いが判るらしい。

しかし虫の害は一所に収まらない。
香草は役に立っただろうが、丞さんや容ちゃんを
始めとした農作業に従事する者たちの手入れの賜物だろう]

 どうも丞さん。
 無事に夏は乗り切れたようで良かったですね。

[独り立ちした時分には、作物を育てる知識も
多少なりとも世話になった。
彼に関しては掛け値なしに恩師の1人。
損得抜きで笑顔を向けるのは当然だろう]

(135) 2017/11/24(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 今度は鼠の害に気を付けてください。
 猫いらずなら用意はしてますんで。

[ぺこりと頭を下げて離れはするが、
用があるなら後で寄っても良いかもと*]

(136) 2017/11/24(Fri) 00時頃

[切実な願いはこの村ではそれこそ歪な願い
椅子を押して、一緒に崖から身でも投げたら?
なんて提案したら、弟の事となると目の色を変える
この男はどんな表情をするだろう]

 そんな事、ぺらぺらと垂れ流してたら
 食う前に殺されるぞ?

[目の前の源蔵に聞こえている様子はなさそうだが、
ついぞポロリと零しそうで呆れた視線を向けてしまった]


 それなら、特効薬を見つけたとでも言って
 自分の目を抉って食わせてやれば?

 生きた肝臓も薬になるって言うしなぁ。

[食って食われて。
閉ざされた二人だけの世界を望む姿。
彼も人間でも家畜でもない、異質な者。

不要かどうか、分類は今は避け。
何処へ向かうか足踏みしたままの男を
見つめる視線は見世物小屋を覗くに近い*]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 00時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

[弟の様子を尋ねると、指導者の鑑の様に
手振りと短い用件で断りを入れられた>>139

年長らしい距離の取り方にハイハイ、と軽く返すのは
源蔵が弟への溺愛ぶりが披露されるからだ>>143]

 弟君より兄の方に薬が必要とはね。

 恋の病に付ける薬なんぞ先代からも聞いてないね。

[ああ、無理無理、といつもの源蔵からの難題に
大仰に息を吐き、手を振った]

(146) 2017/11/24(Fri) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[兄弟の情を恋に例える位は許して欲しい。
この村で特段誰かに強い執着を見せ続け、
駄々を捏ねた者の話を俺は聞いたことは無いのだから。

俺の知らぬところで密かに憎愛が絡んでも
おかしくないが、俺にはとんと興味がない。

求めた母性は一度きりで切れてしまったのだから]

(147) 2017/11/24(Fri) 00時半頃

 恋の病も患い過ぎると命を落とすと言うからな。

[その果てに肉も口にしてくれなかったら
どうするつもりかとも思うたが。

楽しそうだから放っておく*]


【人】 FSM団 ミナカタ

 源蔵も、殿とか付けるならもう少し敬え。

[相変わらず色んなものを頭の中で
捏ね繰り回して遊んでいるのだろう。

咎める様な強さは無く、呆れた言い方は
ミナカタでなかった自分を、
思い出を知る少ない人物だからか。
そして拭えぬ憐れみを抱えたままからか]

『背丈が50が伸びたら家が狭くてしょうがないだろうさ』

[名を継いだ頃には詰まっていた答えも、
今はまた言ってら、と返す位は。
どうにもならぬ事があるのだと学んでいた]

(150) 2017/11/24(Fri) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 咳や熱冷ましの薬が要るかと聞いたのは、
 源蔵も込みだったんだが?

[で、要るのか要らないのか、と
改めて尋ねてもやはりいつもの口調が
返ってくるのだろうか*]

(151) 2017/11/24(Fri) 00時半頃

 恋は手の付けられない病か。

[源蔵の呟き無くとも、我ながら
良い表現だと自己満足。

しかし恋と言うなら仔を成せぬとはなんと不毛な。
それこそ群れには不要なもの。

目を細め、相手が年上でも気にせずに威嚇する]

 男女の仲で互いしか、と望むなら兎も角。
 この村にいる限り、群れを乱す真似、
 叶うと思わない事だ。

[間引く者の存在を子は知らぬだろうが。
いや、躾のために名を変え形は変えて
表にも伝わってはいるだろう。

しかしその間引く者が目の前にいるとは気付くか否か。
気付いてどうするものか、全ては彼任せ*]


【人】 FSM団 ミナカタ

 俺を越えるにやまず酒を呑めって言われてたからな。
 酒は適度にほろ酔いが丁度いいと思えてる分、
 新しい薬が出来るのはまだ先だ。

[気概を見せろと言われても、あの先代の顔を
思い出した表情が嫌だ嫌だと語っていく>>168
だが新しい薬を探っていないわけではない。

事実、源蔵が飯時に飲む薬は
俺が幾つか調合した特製だ>>159]

(163) 2017/11/24(Fri) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 それにしても、この歳になって
 俺より年上の男の恋の話を聞かされるなんぞ
 思ってもみなかった。

[吐いた軽口はなんぞ源蔵に閃きでももたらしたか。
得心し、お墨付きを貰った言葉は後々記録に残るのだろう。

その姿は一時無くした名の時代を思わせて。

その頃から変わらぬ姿で変わらぬ毒を
楽し気に吐くお前こそ
魔女のようだと笑うには不意を突かれた]

(164) 2017/11/24(Fri) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 あ……もう無くなったか?

 …………悪い、後で持っていく。

[不意を突かれて、仮面を被り損ねて
返すのに一拍空いた。
してやられたと思うより先に、
具合がそんなに悪かったかと少し真顔の色が濃くなる。

わざと殿に力を込められた事も含めて
続く言葉を見つけられず、去るのも続けるのも
源蔵の言葉次第となっていた**]

(165) 2017/11/24(Fri) 01時頃

[ほんの少し。
ほんの少しだけ。

揺れる時がある。

この一時。

本当に不要なのだろうかと。

だが風が吹けばそれに乗って飛んでしまうほどの軽さ。

この村は不要な家畜が生まれる不要な村、だと]

 ああ、本当にこの村はもう無くなった方がいい。

[呟きも風に紛れて何処かへと**]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 01時半頃


 ――無くなった方が良い……?

[学び舎へと向かう道すがら、先程と同じ声を聴いた。
風が運んだ其れを辿り視線を向ければ大人たちの姿
その中にミナカタを見つけ、記憶に残っている仕草
人差し指を口元へ立てて見せる。

群れを乱すような話を、しても良いのかと
問いかけるような眼差し一つ置いて*]


[学校へ向かうまでの道のりに
彼からの返事は聞けたろうか。

学び舎へたどり着いたススムを待っていたのは
教え子のいない教室だった。
この分では、石動と二人で授業をこなす事になるんだろう]

 ……先生、質問があるのですが。

[今日の授業が終わる頃
独りしか居らぬ生徒が律儀に手を上げ、問いを発する]


 もし、この村が無くなったら
 先生は、どうしますか?

[唐突ともいえる問いかけだったかもしれない。

この村が無くなったら

朝聞いた狂ったような囁き声が、
どうしても頭から離れない。

自分だけが家畜に混じる人として生きていかねばならない
そうではなく
食べもしない家畜なら、いっそ全部処分してしまったら
群れに怯える必要も、なくなるのではないかと**]


【人】 FSM団 ミナカタ

[まだ備えがあると聞いて>>177
まだいる、と言われて>>178
詰まったのは躊躇いからではなく、
もっと胸の奥を刺された気がしたから]

 ……源蔵こそ本当に変わってないな。

[やっと絞り出せたのはほっと吐き出した安堵か
溜息かは俺の胸の内のみ]

 判った判った。

 今手持ちはこれ位だが、十分だろう。
 ミナカタ様からだ、大事に大事に使えよ?

[空いた間と同じだけ息を整え、望み>>179を渡し]

(182) 2017/11/24(Fri) 07時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 まだ渋が抜ける前の干し柿盗み食って
 腹壊すんじゃねえぞ?

[先ほど丞さんが見せてくれた干し柿を引き合いに、
懐かしい幻は駆け抜け終わる。
変わったのか変わらないのか。
度を越す源蔵に呆れた表情で、見ていたなら
石動さんにも恥ずかしいところを見せたと
笑ってから離れよう**]

(183) 2017/11/24(Fri) 07時頃

[これでも憐れむ心は持っている。

憐れむからこそ、この村自体不要なのだと得心する。

この村に戻ってくるからこんな事が起きるのだ]

 この村は、もう要らない。

 そうは思わないか?

[人差し指を立てた眼差し
唇だけを動かして。

問う目は細く、狂気を隠さず。
さて彼に届いたか**]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 07時半頃


[唇を読む事が上手く出来たかはわからない。
むらは、いらない――か?
彼への返事は瞬き一つ。
きょとん、と
かんがえたこともなかった、という風。

けれどその直後
その先を考え実行に移す事が出来るだけの術が過ぎる。
ミナカタの薬の知識があれば
己が教わった技術で少しずつ間引いて――
ススムは思わず足を止め、彼にもの言いたげな眼差しを向けた。

如何すれば良い?
そう問いたげに。

音は無く。
会釈一つでその場を去るが]


[植え付けられた新たな知識が頭の中を埋めていて
授業が終わったその後に
石動へと思わず問うてしまったのだった。

彼になら、話しても大丈夫
確信が何処かにあった
異端な思考を他者へ漏らさずにいてくれた相手であり
己に知識を授けた相手
弟という家畜を大事に飼って居る
ミナカタから教わった基準で言うなれば
彼もまた群れに紛れた人間に違いない

それに、うまくゆけば
彼にも協力が得られたら等と打算をひとつ。
昨日彼の兄弟の結びつきは見聞きして学んでいる
其処から交渉の余地があるかもしれない**]


[物問う視線はやはり彼が人間の証。
だが此処で長々と話すものでもないし、考える力も充分養われているはず]

お ん な。

[解を求めるような眼差しに、人差し指は唇から去って行った娘の音がする方へ。

女を間引けば仔は産まれぬ。
解まで辿り着けたら。

褒めてやろうか、それとも手を取ろうか。
距離を縮めず愉しげに目だけが細くなる**]


 特効薬になるのならば本当に食わせるが。

[肝臓を食わせて治るのならば食わせてもいい。
しかし本音を言うのならばこの身を食らう様を生きて眺めていたいのだ。
目玉ならばその望みも叶いそうだが。

このような事を考えているから薬師に見世物小屋の見世物のように思われているのだろう。
だが幸いな事にそう思われている事に気付いていない。
だから思考は好き勝手に散らかって脳内を巡る。

どうせ実行に移す事はないのだから好きに考えるくらい許されるだろうか。]


[恋の病などありはしない。
在るのは只執着に似た愛情だけだ。

薬師の言う通りこの願いが叶うなど考えてはいけない。
この思考を持つ事が既に咎人だと断罪されかねないのだから。]

 ……もし村を出て、

[兄弟二人で。]

 ……――――――――。

[誰にも邪魔されずに互いを食らい死ねるだろうか。
そう考える事が罪なのだと理解してはいても。
思考に刻まれてしまったその想いは脳にこびり付いて離れない*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[必死に否定しようとする様こそ>>184
言葉よりも如実に肯定の証だと
当の本人は気付いているのかいないのか。

既に村の教えを習うのではなく、
教えを施す側だと言うのに。

初心な生娘でもあるまいし]

 ああ、ハイハイ。
 揶揄って……まぁいいや。
 
 どうでもいいけど、今の顔。
 あんまり他の人前で晒していいもんじゃねぇな。
 村の女が泣くぞ。

[これは重症。
馬に蹴られるなら兎も角、子を成さぬ想い等
この村では異端だと判っているだろうから。
そっと距離を縮めて忠告ぶった*]

(205) 2017/11/24(Fri) 21時半頃

 行く末が心配?違うだろ?心配じゃない、怒りだろ。

 自分がいなくても生きていけるなんて、許せない。

 自分がいないのに
 生かしてやる相手がいればそれも許せない。

 そんな綺麗な言葉で着飾るなよ。

[このままを良しと出来ない癖に。
動けぬ姿を煽る言葉に年長への敬意の欠片もない]


[教え子の問いかけに笑いもせず叱りもせず。
暫し真面目に考える。]

 もし、この村が無くなったとすれば。
 私は私の好きなようにするでしょう。

 誰にも渡したくないモノを私の懐に抱えて。
 誰の目にも触れさせずに大事に、大事に、一人で食らい。
 そして私も大事なモノに食われて。

[死ぬのならば本望だ。
しかしこれは叶わぬ願いであり、また罪である。
誰かに聞かれでもしたら明日には元教師の肉が村に振る舞われる事になるだろう。]


[彼になら話してもいいと思った。
根拠があるわけではない、だが彼はこの村の人々とは違う。
無為に話を広めたりしないだろうし嫌悪を示したり笑い飛ばす事もないだろう。
賛同してくれるとも思ってはいないが。]

 進君、私も君も罪人だ。
 こんな会話聞かれでもしたらそう裁かれるでしょう。

 どうしてこのような事を聞くのです?
 君はどうしたいのですか。

[ただ、疑問を口に出しただけならばそれを諫めるべきだ。
教師として生徒の道を正さなければならない。
では正しい道とは何か。
咎人を殺し、食らい、子種を撒いてただ家畜のように生きる事。
本当にそれでいいのか、分からなくなってきた。

一度湧いた疑念は胸の内を巣食い蝕んでいく*]


 ま、この村にいる限り。
 丸ごと全て2人だけで。

 なんて夢のまた夢って感じだろうがな。

[肝臓だって差し出せる
兄として素晴らしい献身だ。
その裏にどんな感情があろうとも、
表に出なければ良いのだから。

だが秘めた想い全てを表に出したいのなら。
願いを叶えたいのなら]


 あの脚を抱いて村から出る事が出来るかどうかは
 自分で考えろ。

 ああ。
 でも、芽があるとすれば。

 この村に残るのが2人だけって言う方が。
 余程現実的かもな。

[見世物を覗きながら、適当にばら撒く言の葉は
とても傷を癒す薬の葉からは程遠い。
傷に付けばじくじくと染みて腐らす毒の葉が。
貼り付いたかどうかを確かめるつもりはなかった]

 もし。
 村の人間が目減りし始めたら。
 あんたはどうする気だ?

[問うた癖に。
言葉だけ残してさっさと離れ、振り返りはしなかった*]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

 あ、錠が俺のとこ訪ねてくるんだっけ。

[女が集まれば姦しいが傍目にはまぁ目に良いだろう。
しかしこの年代の男が集まっても
うっとおしいだけだ。

何よりちゃんと患者として訪れる者がいると言うなら
取敢えず戻っておいた方が良いだろうか。

行く先で出会えればそのまま連れて。
他の人に会えば、簡単な立ち話でもして
錠を見なかったか位は訊くだろう*]

(214) 2017/11/24(Fri) 22時頃

ミナカタは、源蔵の今日の記録には何が載るだろうと考えていた。

2017/11/24(Fri) 22時半頃


[薬師の言葉が頭から離れない。
心配ではなく、怒りであると言葉にされてしまえばそれを否定は出来ない。
醜い執着心の成れの果てだ、これは。
恋よりもなお質の悪い感情。]

 村の人間が目減りしたら。
 そうしたら。

[どうするのだろう、どうしたいのだろう。
その答えはその後、今日の授業を終えた後。
教え子へと吐露する事で出る事になる*]


[問いかけに対する反応は
この村の誰からも得られぬだろう応えだ
矢張り、彼は家畜ではない]

 ――渡したくない、というのは錠さんでしょう?
 昨日、僕が錠さんと一緒に居たのを見た時の、先生の顔
 覚えています。

 知っていましたか?
 錠さんも、口にするのは先生の事ばかり。

[錠もまた、石動に依存していた。
彼の言葉をそのまま目前の相手へと伝えよう。

お互いに、想い合っている。
故に、遠慮は必要ない。
誰にも渡さなくていい、世界がないのなら
作れば良いのだ

そうでしょう、と声が高くなる]


 この村があるから、僕らは皆で分かち合う必要がある
 習わしに沿って、またこの村へ正しい形で生まれる為に

 でも、僕はわかりません
 本当にこの村は、正しいものですか?

 ――――孕ませ、用が済めば肉となる
 そんな家畜のような一生は送りたくない

 何より僕は、人を美味いと思えない
 臭くて硬い不味い肉を
 赤の他人が無事に転生するために喰わねばならないのは
 苦痛です。

 そもそも、喰った相手が本当に正しくまた村に生まれてきたかどうかなんて、どうやって証明するんでしょう。


[今日は校舎の中に家畜はいない
故に、ススムの言葉が止まる事はない]

 村が無くなれば、
 先生は先生の思うように生きられます。
 
 僕は――――誰にも喰われたくない。
 家畜じゃなく、人間として生きたい

[口にしてしまう
ススムの小さな願望は]


 だから、この村を――滅ぼそうと思います。
 

[外の世界を知らぬ故に
叶える為に幾多もの犠牲が必要になるものだった]


 方法を、ひとつ考えました。

[助言を思い出す。
種馬として期待されていたススムにわかる答えは]

 ――仔を産む腹が無ければ
 これ以上増えません

 先ずは女を
 後は、一つずつ
 順番に潰してゆけば

 ね?

[模範解答になったか、さて。
判断相手は、今は此処に居らぬけれど*] 


【人】 FSM団 ミナカタ

[耳を澄ませば村の音があちこちから聞こえてくる。
煮炊きする音、薪を割る音、牛や鶏と言った家畜が鳴く音。

混じって唄>>#2>>#3も聴こえてくる]

 何唄ってんだ、あいつは。

[そう言えば櫻子ちゃんとは違う方面で
愛理にも手を出した記憶はなかった。

若い女の肌は絶品だが、どうも『女』の
品を感じられそうになくて]

(234) 2017/11/24(Fri) 23時頃

 牛や雌鶏の孔に突っ込みたいほど餓えてもねぇし。

[俺にとって、女と呼べる存在も。
母と呼びたかった者ももういない。

慈しむ様に抱いたゆりでさえ。

群れを成すのに必要な胎は傷付けぬのが道理。
それに傷付いて、世話をするのは結局俺になるのだから。

薬草の無駄遣いになる事はしない*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[出鱈目な唄の意味なんて考えても仕方ない。
女が何故お喋りが好きなのか。
その答えを求める位難しいものだろう]

 ……あれ。
 錠?

 過保護なお兄ちゃんが心配していたが
 具合はどうだ?

[唄に掻き消されることなく、
車輪の回る音はしっかりと聞こえて来た>>230
どうやら行違う事なく済んでよかったと
兄の様子を揶揄いながら]

(239) 2017/11/24(Fri) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 そういやお前の家こっちの方角じゃないだろ?

[どうした?
と聞けば、父親が亡くなってから縁遠くなった
リツの話も聞けただろうか。

俺にとっては縁遠いのは健康な証拠。
喜ばしいことこの上ない*]

(241) 2017/11/24(Fri) 23時頃

[弟が想うのは己の事ばかり。
それは随分と甘美な言葉であった。

互いに想い合っているのならば遠慮は必要はなく。
誰にも渡さずにすむ世界がないのならば作ればよい。

そうでしょう、と興奮したかのように高くなる声に僅か圧倒された。]

 あ……、ああ、

[人を美味いと思わぬという。
それが苦痛だという。
ならば、彼はずっと苦痛に塗れて生きてきたのだろうか。]


 そうか、そうだな君の言う事は正しい。
 人を喰って、その相手が転生した事を知る術はない。

[知る術があるのならば、私は愛した女を迎える事が出来るのに。
それが出来ない事を知っていて、理解しているからそれを望んだ事はなかった。]

 
 ……孕む腹がなければ増えない、が。

[真っ先に脳裏に浮かんだのは娘のゆりだった。
愛する女の腹から生まれた女は嫉妬の対象であり、親としての僅かばかりの情を攫う女。
彼女を殺すのならば、せめてこの手でなどと。]

 私は錠がいればそれでいい。
 だからその為に、


 君に手を貸そう、この村を滅ぼそうという君に。

[この話を聞いた時からもう後には引けぬ。
人が減れば私は何をするのか。
私は私のしたようにしよう。
そこに弟の意思が存在しない事に気付かぬまま心を決めた*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[最初にミナカタを訪れた時、
錠の脚はまだそれほど悪いように思えなかった。

先代の後ろで錠とその兄を交互に見やり、
錠を心配そうに見ている石動がいつもの石動には
見えなかったと、今にして思い返す。

脚は治るのかどうか、先代はどちらの可能性も
口にせずただ薬を調合し続ける背に。
何となく悟るものはあったけれど]

(256) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 薬だろ?
 心配性の兄君にさっき出会って頼まれたんだ。

 村を巡る予定だったから、行違ったら
 尻叩かれそうだから慌てて戻ってきた。

[きょとんとする姿に、怖い怖いと笑いながら。
訪れるつもりだった旨も、知っていると種明かし]

(257) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 俺もそろそろ診て薬の量を変えなきゃなと
 思ってたんだから丁度良い。

[どれ、と車椅子を押すために背の方へ回れば
なるほど、リツの手入れがされた車輪はよく回りそうだ>>248]

 医者先生って、そんな大層なもんじゃねえけど。
 確かにリツは元気の塊だ。

 それに仕事もこの車椅子を見れば安心だ。

 流行り病も諦めそうな頑丈さだから。
 俺の出番がないのは村にとっても良いことだ。

[直接会う事は無いが、関わる人から
彼がどんなに村の助けになっているか知っている。
縁がない癖に、まるで成長したのは
俺のお陰と言わんばかりに少し得意げに]

(258) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 道すがら最近の気になる所を聞かせてもらおうか。

[錠が拒まなければ、そのままよく回る車椅子を押しながら
出て来た自宅へと戻ろうか*]

(259) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

[同意を得てススムは勢いづいた。
手を貸してくれるという。
嗚呼矢張り、彼に話してよかったと
口元を綻ばせる]

 有難う御座います、先生
 先生やミナカタさんが知識をくれたから
 僕は良い方法を思いつく事が出来ました。

 お陰で、漸くこの苦痛から解放される

[殺して、潰して
全部処分してしまったらもう
家畜どもの群れに、人であることを気取られぬように
怯えて暮らす必要は無くなるのだ]


 ねぇ、先生
 最初に間引く女は櫻子が良いでしょうか。
 あれは子を宿していますし、早く潰さねば増えてしまいます。
 
 それとも、巫女を先に縊りましょうか
 あれは数々の男を宛がわれていますから

[先ずは誰から始末しようか。
家畜の順序を指折りながら淡々と並べていく]

 巫女様、櫻子さん、愛理さん……

[混じらぬ名は、仔を産み渋る女たち*]


 ミナカタさんが……?
 彼奴も何を考えているのか。

[彼には随分と焚き付けるような事を言われた。
何か目的があるのだろうか。
気を許していいのか分からない。
少し警戒をしていた方がいいのだろうか。
警戒も何も、彼が村の誰かに告げ口をすればそれで終わってしまうのだが。]

 ゆり…巫女は周りに人が多いから櫻子か愛理。
 そうだな愛理あたりがいいんじゃないか。

[愛理は一人でよく村をうろついているから。
人目に付かないように殺す事は容易いだろう。

教え子の上げる名に混じらぬ名前がある事に気付いてはいた。
何故、若い女を外すのか問い詰める気はないが*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[これは兄の心、弟知らずと言うべきか。
それとも判っていて言っているのか>>264
先程の石動さんを見た後では
惚気にしか見えず、はいはいはい、と間の抜けた返事]

 あの様子だと心配通り越して
 目の中、口の中、腹の中入れても痛くない勢いだったぞ。

[間違ったことは言ってないはずだ。
弟の錠がどんな感情を持つかは考えない。
拗れるならそれはそれで見世物が増えて楽しいだけと
源蔵よりも随分性根の悪さを車椅子の背後で見せる]

(272) 2017/11/25(Sat) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 やはり季節の変わり目は悪くなる奴は悪くなるな。

[しかし最近の具合については真面目に耳を傾ける>>270
最初の対応を間違えると長引くから。
悪ふざけは止めて暫し唸り声]

 うーん。
 冷えのせいで血の巡りが悪くなってるんだな。

 そこから腐りだされてはかなわんな。

 体の向きを良く変えて、乾燥させぬようにしないと。

[家に戻れば早々に床擦れの個所を見せてもらわないと。
考えながら、ガタゴト揺れる道が床擦れに
響かぬように少し速度を落としてゆるりと進む]

(277) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 強めのを使うと肌がかぶれるから。
 こまめに変えて貰えよ?

[念を入れなくても、あの兄ならしつこい位に
変えそうだから、思っているよりは控えめに変えろと
言った方がいいのだろうか]
 
 足の指の色は大丈夫か?
 よく摩ってやれよ。

(278) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 リツや進じゃなくても。
 あんたにはあんたが
 いなくちゃならない事もあるだろうから。

[五体満足な若者を見て歯痒いだろうが、
自棄は起こすなと忠告して。
家はすぐ。

背中と尻を見せてもらう前に火を起こし、
赤みを通り越して肉が見えそうな手前。

皮膚を盛り上げ、血行を良くする軟膏を
練り上げる間、なんぞ最近面白いことは無かったかと
尋ねる間もゴリゴリと、薬を潰す音を響かせる*]

(279) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

ミナカタは、エツコにも体調を聞くべきか考えていた。

2017/11/25(Sat) 00時半頃


 この村は、不要だと
 僕が考えるよりももっとずっと先の事を
 考えられる”人間”です。

[ススムは彼を随分と買っていた。
家畜と人の違いがわかる者だ。
信頼しても良いと、思っている]

 ――――愛理さん。
 何時もひとりだから……
 確かに、最初の相手としては手ごろですね。

 嗚呼、早速にも始めましょう
 僕、教わった捌き方を早く試してみたかったんです!*


[離れた場所で教師と教え子が共犯者へと
絆を変えていく。

それを知る事は今は出来ないが、
悪く転ぶことはないだろうと踏んでいた。

進は聡い。

きっと答えを見つけ……そこから動くかどうかは置いて。

仔を生む女を殺せば、これ以上は増えない
それは正解だが、もう1つ長い意味で意味がある]


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ミナカタ
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