人狼議事


194 花籠遊里

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視点:




―――私が厭きて仕舞わぬうちに。
 
 


【人】 座敷守 亀吉

[「さっきから酷い」>>282と口にした彼を、次は変わり者だと喩えれば返ってきたのは肯定>>288

何処か掴み所なく見える様はヒラリヒラリと花畑を揺蕩う夢見鳥のようで。

鈴の音と共に現れた金糸雀の囀りには、虚を突かれたように瞬き一つを。]

……少し、貴方のことを侮っていたようです。

[やがて薄っすらとではあるが、翳りのある笑みを浮かべて見せただろう。]

(3) 2014/09/14(Sun) 15時半頃

【人】 座敷守 亀吉

…貴方の指先が棘で赤く染まってしまうのは本意ではないのです。

…だって、茨に絡まれ羽根が剥がれてしまうかもしれないしれないじゃないですか。

……でも、貴方には筆より花を愛でる方がお似合いでいらっしゃるようにも思えてしまう。

[ああ言えばこういう。
言葉の応酬に伏せられていた瞳はゆっくりと色を滲ませ、唇から紡ぐは陳腐な台詞。

くすくすくす。蝋に灯る瞳は少しばかり欲深い煌きを。口元を袖口で隠しながらそっと眉尻を下げる。]

…失望するかどうかお決めするのは貴方ではありませんよ。
などと言っては過ぎた言葉でしょうか…?

……ええ、きっと。大切なことなのでしょう。だから貴方はお見えになられたのでしょうか。
──識る為に。

[いけしゃあしゃあと。下げた足は何処へやら。つま先差し出し、殊勝な面構えを向ければ指先に伝わる柔らかさ。

それが目の前に佇む御人のものだと気付けば、頬に少し血が上ってしまう…、なんてことはなく。ただただ口元に三日月を浮かべたまま享受して。]

(4) 2014/09/14(Sun) 15時半頃

【人】 座敷守 亀吉

──貴方が亀吉と。
喉を鳴らしお呼び下さるのなら。
貴方に口付けを落としましょう。

[曖昧に笑みを浮かべる唇を見つめながら、仄かに温かみの残る指先を己の口許にあてたのならば。

そっと唇を寄せて口付けを。
宴の始まりを示す針が重なったのなら、重厚な重みは閉ざされて。>>0:#8>>#1
白粉の香り残しつつ、陰へと身を翻そうとしただろう。

向かうは広間。己のような変わり種を欲しがる蝶など口吻で啜られなければ分からぬ故。

もし腕を引かれたのなら、立ち止まりはしただろうが。*]

(5) 2014/09/14(Sun) 15時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 15時半頃



 ―――…朧掛かる藤を愛でるのも一つの愉悦。
 朱華の丁助詰んのも悪くねぇな。

 ニコラス坊やに花遊び教えてやんのも吝かじぇねぇし…、
 おう、女衒も着てるのかい。そいつぁ、剛毅だ。

[廊下を渡る際に呟いたのは、シーシャの後姿を垣間見た所為。
うっそりと、悪辣なる男は今宵の華を計りに掛けて笑んだ。*]


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 16時半頃



[さあどうしたものかと男は一人首を傾げた。
脳裏に印象付くのは淡藤の君。しかしされとて朧な花の言うように、ひとつひとつ味を確かめに行っても悪くは無いと、疼く心中ただ胸中のみに抑え、ゆうるり靴先を花主の腰の据える方へ]

  ――いち、に、

[ひいふうみいと目にした花を指折り数え歩む中に、
軈て視界の端、廊下の先に一人の男を見付けたのなら、目を細めその様子を伺い見たことだろう]


[そうして、ふと覚える視線。
顔を起こせば、花にも見間違えるほど美しい蝶が一頭。
緩やか指先振って簡単な挨拶向けると、ニィと口角が捩じれた。]

 毛並み違いが好きそうな顔をしてやがるな。
 ニコラス坊やと喧嘩するなよ。

[肥えた眸の色など、見れば解かる。

密やかに飛ばす声は、喉を震わせつつも。
乱痴気騒ぎも好む男は、彼のような作法を知らない。]


[今日は様々な花を見知った…。
見かけただけでまだ会話を交わしていない花もいる。

さてどの花に留まろうか。
先ほどは亀吉に意味ありげな言葉をかけたものの、
まだ何一つ心に決めたことはない。

可憐な櫻の梢に止まるのは居心地が良さそうだ。
さっきの言葉通り亀吉に会いに行くのだっていい。
まだ言葉を交わしてない丁助の人となりを知るために
一晩を共にするのはどうだろうか。
とりあえずヘクターさんに相談してみるという手もあるか…。

そんなことを考え歩んでいれば、二人の蝶が会話を交わしている場面に出くわしただろうか。]


[花達と余暇を愉しんでいれば、新たに集う一羽の煌き。
悪事を企むように、性質の悪い顔を晒して彼も傍に呼んだ。]

 相変わらず、お前さんは天性の色男だねぇ。
 目移りしてるって、顔に書いてあるぜ?

[揶揄を坊やと呼んで憚らぬ彼に掛けると、視線は更にスライド。
シーシャの後頭部へと投じる眼差し。]

 お前さんは如何するね。
 なぁに、どうせ毎晩夜は暮れる。
 お前さんも道楽者を気取るなら、俺がさっさと買っちまうぜ?


 色男だなんてそんな。
 目移りしてるのは確かですが。

[面と向かって軽い調子で色男だなんて言われて顔が少し熱くなった。世辞にしてもこんな率直な言葉は早々聞かない。]

 そういえば丁助さんという花をご存知ですか?
 ちょっと中庭で見かけて、
 話してみたかったんですけど、会えずじまいで。
 興味はあるんですけどね…。

[この館に何度か来ている様子のヘクターなら、丁助がどのような花か知っているだろうかと尋ねてみた。]


【人】 座敷守 亀吉

[詫びを口にしつつ、もし相手の気分でも損ねてしまったのならば、それこそ朧の鉄槌を喰らわねばならぬと、僅か強張る肩。

自身の為を思って彼が突ついていてくれているのは分かってはいても、身体に叩き込まれた痕は残るもので。どうしたものか。

そんな心配は杞憂へと変わってしまったのだが>>12]

……茨の先が甘い蜜だとは限らないのですよ?
蜜を啜ろうとすれば蔦を掻き分けた先が枯れ葉であることもあるというのに。……貪欲な方。

[感傷的な言葉選びには浮いた台詞を掻い摘み。言葉尻は吐息だけでそっと相手の名を紡いでみただろう。]

(22) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[漂う芳香をゆるりと包んだのは彼の言葉>>13
数分前、彼に対して苦手意識を持っていたことがバレてしまったのか。
相手の言葉にそう感じてしまうのは些か度の過ぎた被害妄想やも知れぬけれど。]

……そう仰られてしまえば何も返せなくなります。

…ですが、自分でないものになんてなる必要があるのでしょうか。
私には分かりません。

[指に唇落とされながら、疑問をひとつ口に滑らせるのは無意識。
微か幼さ残す顔で首傾げつつ、瞳だけは色を滲ませ、指が解かれてしまうまでの間眺めていただろう。]

(23) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[「また後で」の言葉には曖昧な笑みを。
宴の夜の口約束など軽いものだと思っていた為に。

歩き出す足を止める気配は無い。
一礼しつつ彼に背を向ければ歩を進め。
相手が胸を高鳴らせていたことも露知らず。
薄明かりに照らされた灯りの元、淡藤は出会った黒揚羽と花見鳥を脳裏にチラつかせながら一息吐きつつ。

触れた黒い革手袋の感触と、筆胼胝が出来た指先。
どちらも今宵訪れたばかりだというのに、すっかり馴染んでいるようにも思えて。]

………。

[窓辺から射し込む月を眺めては、唇の下を指先で触れては少し早足で広間へと。]*

(24) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─広間─

[書斎からそう離れていない位置に存在する広間へと向かう。
些か早足になっていることに気付けば少し間隔を抑えつつ、つま先を広間の入り口に忍び込ませる。
その先に櫻の人はいらっしゃっただろうか。>>278

香ばしい茶っぱの匂いが漂う中そのお姿を確認することがで来たのなら、紙面を捲る音が止んでしまっていたことに気付いて]

──…櫻子さん?

[綴られた英文字は残念ながら読むことが出来なかったものの、月灯りの下で翳りを帯びる横顔を視界に入れれば、薄っすらと何かあったのだろうと予測する。

そっと隣に腰掛けつつ、首を傾げて名を口に。
さすれば彼は淡藤に気付いて下さったか。]

(25) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 20時半頃


[花よりも濃い色を醸し出す羽音の群れ
人の集う場所には美味い物が付き物だと足を揃えたはいいものの、どうやら味覚が異なる蝶ばかりのようで。

そもそも男はまだ廊下すら歩んでいない。掃除をしに来た訳でもあるまいに……朱色の花と言の葉を交わせた事は収穫であったが。]

……まだ決めあぐねてる所でなァ
何ならお前らが先に決めてくれ。
残った花を、両手に抱えて降りて行くのも悪くねェし。

[羽ばたきの中でも、最も線が細い音のする方に視線を流す。「丁助」という名までは聞いた事が無く黙りこくって端正な顔立ちを眺めるだけだが。]


 ああ、丁助は中々の悪辣よ。
 坊やも冒険家じゃねぇの、アレが欲しいかい。

[軽く口笛鳴らすように貰ったばかりの煙を燻らせた。
そうして、会話に加わるシーシャの奔放さも鑑みる事数秒]

 ―――…なら、大盤振る舞いでもすっかな。


愉しませておくれよ?

花も蝶も。
籠の中で、妖艶に。

くふはははは…


[花にも蝶にも届くまい。
男の高笑いは、闇に溶け *消ゆ*]


朧、朧はいますか?
……その……茶色の蝶が貴方を呼んでいるのです。

もしかしたら彼への指名なのだろうか――多分そうだと思うと年の離れた友人を探す


 へえ、あんなに優しそうなのに悪辣なんですか?
 それはますます興味が湧いてきました。
 正直アレもコレも欲しくて困ってしまいます。

[言って、恥ずかしげに頬を掻く。
しかし強欲は良くない。

少しの間目を閉じて考えると、
この日一番心に残った花を摘むことに決めた。
その姿を見せていない時にすら会話の端々に現れて、
僕の興味を掻き立てたあの無垢な花を。]

 でも今夜のところは僕、
 櫻子さんと一緒にいたいですかね。

[心情を蝶の群れに吐露するとくすくすと笑った。]



 そりゃそうよ、花だけ見て実が知れようかね。
 次々手を付けるは、良き蝶よ。

 ―――櫻子を摘むなら、たんと甘く可愛がってやんな。
 お前さんの蜜を鱈腹含んだ櫻なれば、俺の食指も伸びようや。

[ニコラスの声に離れゆく男が煙と共に悪趣味を吐き出して。
また、花を責める一手を一つ打つ。

大変美しく笑んだ良家の子息に、いけねぇ坊やだ。と、
彼の貪欲誉めそやすよう、甘く囁いたが最後。*]


 えへへ、分かりました。

[去っていくヘクターに目を細めて了解の意を。

それにしても食指が伸びる、とは他の花たちを揶揄っていたみたいに櫻子のことを虐めるつもりなのだろうか。

…それはそれで「興味」がある。

ヘクターが去り際に耳元に囁いた言葉ににやりと笑んで、少し間を置いて自分も花主の下へと。]



[――次々と歩みを宵闇へと向けて行く彼等の背中を見、ただ男は無機質な表情を仄灯りに照らして居た。]

  こんな夜から大盤振る舞いなんて、随分なことだね

[先に投げられた言葉に返すように、小さく吐息を漏らしながら派手な背を見送る。
そうして脳裏に返るは朧月夜。揺らめく月光空より降り。
ただその月を手に入れたとならば――この飢えも満たせようか]

  …。あの淡藤、今夜は俺が貰う。

[ただ廊下にその声を反響させたとならば、男もまた名も知らぬ花主の元へとその姿を見せに、声を届けに行ったことだろう]*


[男が言った矢先お客は二輪刺しを所望したように思えて、買われた者達には同情の二文字を送る。

次いで、考えがあってか天然なのか……天然だとしたら末恐ろしいが、頬にかかったブロンドの奥を恥ずかしげに染める蝶の提案に頷く。]

櫻子……慎ましい風の、アイツかな?
まだ俺も買った事がねェ花だ。
土産話、期待してるよ。

[言っては、続いて廊下に消え行く二人を見送るだろう。]


[聞く前に残った一羽が指名したのは、日頃男が懇意にしている花の色。]

おうおう、了解。
今夜の花とは丁度いっしょにいる事だ。
お手手繋いで行こうかねェ。

[穏やかな気を纏う男の姿が見えなくなったならば、自分も後を追って*]


【人】 座敷守 亀吉

[広間で過ごすひと時はいつも穏やかで。

外来語を学ぶのはそんなに得意でなくとも、こうして続けていられるのは気配りの行き届いた櫻子の手腕であろう。

少なくともこの男はそのように感じており。
腰を下ろしつつ>>175、僅か開けた窓から吹き込む夜風を頬をあてながら過ごしていた頃だったか。

今日も一輪、二輪と花が籠の中へと集められていく気配を感じたのは時計の針の所為。

今夜宴にて選ばれた花籠の中に櫻の梢も選ばれたことを知ったなら、名残惜しそうにしつつも本を閉じ。]

…夜風で肌を冷やさぬように。
風邪を引いてしまうかもしれませんから。

[などと、何れ近い内にち去ってしまうであろう櫻の梢に笑み浮かべては送り出そうとしたか。]

(45) 2014/09/14(Sun) 22時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 22時半頃


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 22時半頃


【人】 座敷守 亀吉

[指名された花の成すことといえば、白い無地の召し物を纏うのが此処での決まり事であった。

白無垢で夜半を共にするなんて、ある意味皮肉のようにも思えたけれど、決まり事に逆らうことは良しとはしなかった。

というのも、逆らった末を知っている為に。他の花に比べれば経験など浅いものの、楼主が時折チラつかせる狂気めいたものは淡藤も瞳に映したことがあり。

煩わしいその決め事を今の今まで結局破ることは無かった。]

…また、櫻子さんのお時間の空いてる時に教えて下さると嬉しいです。

[これから彼が向かう先が何処であると知りつつも、太陽昇る平穏な空の元、話す言葉と同じことを口にして。

白磁に映えるであろう白無垢姿にうっとりしたように夢想した後、ひとり自室へと帰ろうと廊下に足を踏み入れようとして。
花や蝶以外の御人から伝えられた内容>>52に顔を曇らせつつ、早々と部屋に引き上げては真新しい着物を身に付けること数分。]

…余り物を拾うなんて、お優しい人…なのか。好きものなのか。

[ぶつぶつと呟きつつ、鉢の中の金魚を愛でた後にゆったりと地下牢へと向かっただろう。爪の色は白いまま。]

(55) 2014/09/14(Sun) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─地下牢─

[素足の中降りれば足の裏から伝わる冷ややかさに少し身震いする。

地下独特の乾燥した空気の中、今宵夜を共にする御人のいらっしゃる牢を過ごす最中。

既に何人かの気配を感じれば、つい視線をやってしまう。

ツ──…と辿った先、高く結えられた焦げ茶>>54と並ぶ艶やかな黒髪>>49が垣間見えれば顔を背けて。

早足で辿るは鱗粉の後>>52
やがて一つの布団が敷かれた部屋で見つけたその姿を確認すれば、]

……よろしくお願い致します。

[媚を売ろうとして失敗したぎこちない笑みを向けただろう。]

(57) 2014/09/14(Sun) 23時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 23時半頃


[慣れた動作で腕へ収まる隣の友人
自分も楚々とそんな風に――普段ならできるはずだがかの男の腕へと留まる瞬間僅か、体が震えた
これではまるでおぼこではないかと自分を叱咤し次の瞬間にはいつもの、顔に]


[どこか何時もの様子………とは言っても闇夜に浮かぶ藤之助の姿を見た事は無いに等しかったか……に
心配そうに藤之助を一瞬みやる。視線は合っただろうか。
瞬きをしてしまえばその色も消え失せ意識は無理やり蝶へと。]


[視線が合えば少しだけ自分の瞳に浮かんだ不安を気取られてしまったろうか。心配そうな色を宿した眼差しに、大丈夫とばかりに笑みを浮かべる
瞬き一つで蝶へと心向ける彼を見れば、自分もまた蝶へと意識を戻す]


【人】 座敷守 亀吉

[丸く象られたそこは中庭にて眺めた月とは異なり、浮かび上がる光は無く。双眸を眇めれつつ歩みよれば振り向くは月の人>>64]

……気の所為でしょう。生娘でもあるまいし。

[緊張を悟られたのなら唇から漏れるは、憎まれ口。
突いた言葉には自身すらも戸惑いながら手のひらを握り込む。

ふと視線を向けたその先に
嚥下し下がる喉仏と、狭い牢の中での距離を捉えたのなら。

ゆっくりと後退るものの引いた踵は、腰へと伸ばされた腕により意味のないものへとなった。]

(69) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

……その方がお好みですか?

[この蝶が自分のような変わり種を選んだ理由は分からない。暇潰しなのか物珍しさなのか。

どちらにせよ良いイメージが抱けず思わず身動ぎすれば、体躯を支える腕の力が弱まったような気がして。

無意識に俯いていた顔を上げる。
そこで耳にした言葉により遡るは少し前。金魚と戯れていたところに突如現れた端麗な人。

誘われるまま、連れられるまま後を追った黒い革手袋越しの手を思い出せば、口元を強張らせて。]

──ッ、…ん、…

[触れる薄い男の唇。
掠めるだけであるというのに赤らむ頬は暗がりにも悟られてしまったか。

どちらにせよらしくない己の変貌に瞳を揺らしつつ、強請るように掠めた唇を追ったならば。
蝶はどのような貌をされるだろうか。]

(70) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 01時頃




 それが僕の『しあわせ』なのです。
 
 




[窓に映るは、薄明かり。
 蝋燭のくゆる姿に、今暫く時を遡ることを
 どうか、お許し頂ければと思います。]
 
 


── 広間での刻 ──

[亀吉さんが隣に腰掛けて下さった時のことにございます。
 振り返り、微笑み返した表情は
 何時ものように、微笑ましいそれではなかったのです。

 書物綴る呪いの言葉に、僕は大切な人を思い出しておりました。

 勉強にと開きましたのは別の頁でありました。
 けれど僕はふと、問わずに居られなかったのです。]

 亀吉さん。
 あなたには、『特別な御方』は居られますか?

[違う異国の言葉を射干玉に移しながら。
 僕は先程の言葉を心に返していたのでございます。]


 
 
‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.


[流暢に唇が、呪いの言葉を紡ぎます。
 その意味は亀吉さんには判らないでしょう。
 それを教えて差し上げるための、この時間に
 僕は、訊かずしていられなかったのです。]


 ───亀吉さんは『しあわせ』ですか?

[下がる眉が寂しげに。
 揺れそうな射干玉が、亀吉さんを見詰めていたのでありました。]


【人】 座敷守 亀吉

─先ほどのこと、広間─

[口約束ひとつ交わした足で辿り着いた広間にて、艶やな黒髪を櫻色の髪飾りにて結わえた姿を見つければ隣にお邪魔したのだったか。>>80

異国の書に伏せられた睫毛からは憂いのようなものを感じて。
そっと囁くように名を紡げば向けられたのは花が綻ぶような笑みだったか。]

──…。

[ほんの僅かな一握りだけ。胸を寂寥感が突いたけれども、それ以上踏み込んだ真似をすることはなく。
ただ同じようにけれども拙く微笑み返して。空気を断ち切るように意趣返しを図ろうと。]

お会いしたかったので、会いに来ました。

[鈴の音を転がしながら浮かべられた微笑>>77を思い出し。
廊下での台詞を繰り返して。蝶との戯れに触れられたのなら、唇を緩めるに留めたのだった。]

(93) 2014/09/15(Mon) 03時頃

【人】 座敷守 亀吉

[席に腰掛けながら、彼が持ち寄ってくれた書物を手にしつつズラリと並んだ文章を眺めて。]

True love never grows old……?

[唇窄めて読み上げた文章。暫し困惑したように首を傾げて]

本当の愛は…、 永遠に育つ?

[己の語彙力と知識で導き出した答えは何処か痴愚に思えてしまい。
識ることの大切さを淡藤なりに見直す必要性を胸に刻ませつつ、俯いては。
短針と長針が重なり合うその時まで、外国語を眺めて思案していただろう。]

(94) 2014/09/15(Mon) 03時頃

【人】 座敷守 亀吉

[時は無情にも過ぎ行くもので。
穏やかな時間は突如として終わりを告げる。

伝えられたその内容は、傍にいた為か。淡藤の耳にも届き。
どの御人がこの人をご所望になられたのかを知ることに。

月光のように明るい髪を持った蝶。
僅かばかり共に時を過ごした中での印象は移ろい、理由なき安堵に胸を下ろしたというのに。]

…櫻子、さん。

[去り際、二つの瞳に映るそのお姿は。何処か哀調を帯びたように見えまして。

歩を進めなさる姿に、少しだけ視線を床に落としたのだった。]

(95) 2014/09/15(Mon) 03時頃

─広間での刻─

[流れるような闇色を揺らし振り返った先。
浮かべられた口元の弧に少しの間戸惑いを窺えたのはきっと。
広間を照らす月灯りのそば、傍らに存在する梢のみだろう

戸惑いつつも笑みを浮かべてしまったのは、その中に滲む芯に触れた気がした悦び。
それでもこの花弁に群い喰らおうとする、その陰の存在を邪推すれば表情は曇ったのだった。]


[かける言葉が見当たらず、口先は先程のやり取りを演じ。
勉強会が始まったのなら、書に刻まれた文字を幼子のように読み上げていたでしょうが。

唐突に匂いを増す射干玉の香りに、飲み込まれるように唇を動かしたのだった。]


──…特別、ですか?

[惑うまま鸚鵡のように繰り返せば、口籠らせ。
けれども何か答えなければならない。見えない何かに促されるよう、悩んだ結果、唇が紡いだのは──…]


…私には、愛が何なのか、どのようなものなのかは……分かりません。

ただ、誰かを特別に思い、思われることは…。果たして本当に幸せ、なのでしょうか。

[薄桃の唇から紡がれる謳いが呪詛であるなんて、露ほどにも知らず。
首を傾げつつも、凪いだ瞳で一輪の花を見つめて。]

──…いいえ。

だって、貴方が哀しんでおられるから。

[言い切っては、今にも零れそうに湖畔にて揺れる射干玉に。
時計の針が重なるまでの暫しの間。

そっと、きめ細かな白い手に腕を伸ばしただろう。
もし許されたのなら、重ねようと。
少しでも戸惑う素振りを感じたのならすぐに膝に下ろしたけれども。

双眸はただただ、僅か睫毛伏せつつ憂いたように、灯る。]


【人】 座敷守 亀吉

……お褒めに預かり光栄です。

[音を立てて上下する喉元を視界に入れたのなら少しばかり満足げな色を双眸に乗せたものの。口許に描かれた月が鈍く映ればもうすぐそばまで歩み寄る気配>>91

軽く触れ合うような口付けは戯れというのにも満たず。
後を追うように赤く濡れてゆく三日月を求めれば、唇にあたるは硬い革手袋。

赤い線が口にした命>>92にはまるで犬のようでは無いか。などと逡巡させたものの、一応八部咲きと言えども花は花。

からかうように下肢を這っては暴そうとする手の動きに、小さく息を漏らしつつ。]

──貴方が、望むのなら。…そのように。

やがては唇引き結び、促されるままに胡座をかいた男の膝>>92に腰を据えただろう。

そしてそのまま身を寄り添えたのなら、和らぐことのない瞳を見下ろしつつ。]

……次のご命令をどうぞ。

[顔を傾け寄せながら、唇には敢えて触れずに*主人の命を待った*]

(96) 2014/09/15(Mon) 03時半頃

[僕の突然の問いはきっと亀吉さんを困らせていたことでしょう。
 『特別』を鸚鵡返しする声をききました
 籠らせてしまった挙げ句、それでも亀吉さんは言の葉に思いを乗せてくれたように思います。

 「誰かを特別に思い、思われることは…。果たして本当に幸せ、なのでしょうか。」

 僕はこのとき、とても寂しい顔をしてしまったように思います。]


 僕にも、判りません。
 愛がどんなものであるのか、などと。

[『花』には必要のないものなのです。
 僕たちは愛し、愛されるのではありません。
 『蝶』を惑わせ、誘惑し、休ませ、慈しみ、夢を魅せる。
 ですから僕には到底、判らぬのです。

 「真実の愛は朽ちることがない」などと。
 判るはずがないのです。]


[僕の手に、ゆっくりと重なる手がありました
 嫌がる素振りも、戸惑うこともありませんでした。
 僕はその手に手を重ね、ゆるりと此方側へ引いたのでございます。

 身長の差のせいでしょう。
 いえ、元からそうしようと思ってだったのかもしれません。
 僕は亀吉さんの手を引く反動にて、彼の胸元へとその身を預けたのでございます。

 射干玉は酷く哀しげな色をして、見上げておりました。
 揺れ揺らぎはすれども、雫が落つることはやはりなかったのでございます。]


 僕の『先生』は、愛など要らぬと僕に教え。
 懇意の蝶の毒牙にかかり。
 『特別』を知り、『愛』の中に、なく、なられたのです。

[この廓でその毒にかかるとどうなるか。
 『花』は聞かされずとも、みなが感じ取っているでしょう。
 僕は、僕を厳しく優しく育ててくれたその『花』の末路をしっております。
 だからこそ、僕は凛とした『櫻の花』であろうとしているというのに。]

 それを、少し思い出して…。
 辛かったのです。

[『しあわせ』ですか、という問いに『いいえ』と答えたその人に。
 僕は遠慮もなく、きゅうと抱きついていたのでございました。]


 特別など、あってはならぬのです。

 『花』は蝶を選んではなりません。
 『花』は翅がほしいと願ってはなりません。

 何方かを好いても
 何方をも嫌っても

 けっして、ならぬのですよ。

[まるで言い聞かせるように零れた言の葉。
 嗚呼、また気遣って喋らせてしまうでしょうか
 あのときの複雑に曇った笑顔の奥底を知らず。
 僕は暫く、亀吉さんの胸に身体を預けていたのでございます**]


[浮き上がるうら淋げなお顔
瞳の中に宿したのなら、暫し胸を締め付ける感覚に戸惑うように瞳を泳がせていたものの、続いて薄桃色が紡いだ言葉には、そっと瞼を下ろす。

花を愛づる彼が愛を知らない、だなんて。
淡藤にはひとつの虚言のように思えてしまったために。

全てが嘘だとは思っている訳では無く。
まるで己に言い聞かせているように聞こえた、というだけ。]

判らない。
…そういうことにしておきましょう。

[こんなにも寂しげに愛を判らないとと告げる言葉に、うまくかける言葉は思い付かず。
だからと言って判らないという結論には寂しく思うのもあり。
曖昧なお返事を返したのだったか。]


[伸ばした指先は花を愛づる手のひらと重なる。
そのことにホッと一息を吐けど、少しして緩慢ながらも引かれてしまえば、虚を突かれた身体は、素直に小さな頭を胸元にて受け止めただろう。

そして揺れる射干玉には、無意識の内に噤んでいた唇を許し。
揺れはするものの、雫を伝わせることのない頬に人差し指を伸ばしたのなら拭うような素振りをして。]

──…。

[そっと自身よりも幾分か華奢に思える肩に腕を回すことができたなら、宥めるように黒髪を梳きつつ、全ての言葉を飲み込んで。

そっと先人の教えに耳を傾ければ、愛の夢で花弁散らした花の存在を知ったのだった]


………。

[桜の唇から紡がれる“先生”とその周りをつ移ろう蝶の末路

きゅうと抱きつかれたのなら、拒むこと無く享受しただろう。

「辛い」「少し思い出して」と、彼の口振りから推測するに教えを伝えたという花の末路に足を踏み入れようとしてしてまったのだろうか。

…一体誰が? 呟きは声にはせず心の中で押しとどめれば、耳にする先生の言葉]


[きっと、きっとこの御人の胸の内には“特別な人”がいらっしゃるのだろう。

それがどのような味の実なのかは流石に判らずとも、己に言い聞かせるような言の葉に。ただ小さく頷いただろう。]

……ええ。分かっておりますとも。

[けれど、蝶に選ばれ摘み取られてしまったのならどうするのだろう。

唇を迷うように閉じては開きを繰り返していたけれど。

胸元にかかる重みと花の匂いに暫し、酔うように結局目蓋を閉じたのだった。]**


[僕の言葉に、亀吉さんの表情は細やかながらも変化を見せるようでありました。
 寂しげな表情には、目を泳がせておられましたし
 紡いだ言葉には、瞼が閉じられてしまったのです。

 「…そういうことにしておきましょう。」

 亀吉さんの選んだ言の葉に、半分は救われた気がしました。
 ですが残り半分は?
 詰まる思いを胸に押し込み、僕は身を寄せたのでございます。]


[とん、と。
 一度胸元に添えることを許された頭は、そっと微かな音を立てました。
 亀吉さんという御方は、とてもお優しい方です。
 何も謂わずに突然と身を預けた僕のことを責めることもなく
 享受し、果てはその指で頬を撫でてまで下さるのです。
 涙など枯れ果てた、可愛いげのない櫻の枝葉を
 淡藤の蔓が、柔らかく撫ぜてゆきました。
 落ちることも、流れることもない朝露。
 その色も、その味も、僕自身とて知ることなどないのです。

 亀吉さんの手が、僕の肩へと回るのならば
 僕はまるでそれが自然であるかのように、身体を彼へと擦り寄せました。
 眸同じく射干玉の髪を梳く手に、吐息を溢したのでございます。]


[暫くは、流れるだけの時をまるで止めるようにして
 『花』が『花』へと、寄り添いあっていたのでございます。
 髪を梳く指先、伸ばした艶やかなその毛先が着物に擦れ
 長い睫毛が、上と下とで合わさる音だけが
 ただ、止められぬ時の移ろいの中で
 微かに響いていたのでございます。]

 ……、…ありがとうございます。

[やがてはそんな穏やかで、どこか寂しげな時も終わりを迎えねばなりません。
 このままでいられたらと、我儘を口にしてしまうよりも前に
 僕は寄せていた身を、緩やかに離しました。]


 あなたは、とても聡明な『花』。
 朧さんからは振舞いや、花たるそのお心を。
 僕からは読み書きや、言の葉に乗せられる想いを。
 きっと藤之助さんからは、柔らかなお心遣いを。
 きっと丁助さんからは、その面に浮かべる笑みを。
 こんなにも『先生』が居てくれるのですから、とても美しく咲き誇れるでしょう。

 『花』として、あなたと巡り会えたこの『仕合せ』を
 僕は本当に『しあわせ』に思います。

[離れを惜しみ、僕は彼を象徴する淡藤に細い指先を伸ばしました。
 慈しむように撫で、僕は背を伸ばし。
 薄い櫻色の唇で触れることは、許されたでしょうか。
 許されたならばその髪に、そっとやわらかな感触が音もなく触れたことでしょう。]


 今日は、あまりしっかりとお勉強が出来ませんでしたね。

[身体を離してからは、そんなことを紡ぎました。
 ふふっと笑みを溢す表情と、異国の呪いへと落とした表情とは明らかに違う
 いつもの朗らかな微笑みを、彼に向けていたのでございます。]

 時間のある時だなんて、寂しいことを仰るのですか?
 僕はいつでも、此処におります。
 居なければ書斎、居なければ中庭。

 「お会いしたかったので、会いに来ました。」

 また、そう謂って下さい。

[繰り返すは、意趣返しに溢された言葉でありました。
 ありがとうございますともう一度告げたのならば
 僕は小さく頭を下げて、彼を上目に見つめた後に
 その場を離れたのでございます**]


[この御方のように、優しげな笑みなど浮かべない
 高慢で傲慢なひとひらが、僕の脳裏をよぎっても。

 ひとつ、落とす言の葉は音になどなるはずもないのです。]


【人】 座敷守 亀吉

[初めて此処を訪れた。
月下の元、唇を掠める真似をなさったその御人>>99は、やはりまた唇を奪うこと無く目元に戯れを落とされる。

反射的に肩を揺らし、刹那目尻に力を入れて瞬きすれど、主人の命を聞き入れるために瞳を覗かせ。

脚から臀部へと布地越しとは言え、意図を持った動きに方唾飲みつつ。]

…ああ、確か初めていらっしゃるんでしたか。
なら、着物に触れるのは初めてなのでしょうか…?

[下された命にはゆぅるりと笑み零し、挑発めいたその言葉。

首筋挟み、ねっとり這わされた舌につま先が震えども、すぐ様衿元に指先やれば、形を崩してみせる。]

(105) 2014/09/15(Mon) 13時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[その指で腰紐を辿ると人差し指を引っ掛けて。
しゅるりと音を立て落ちる布になど一瞥暮れぬまま、薄い長襦袢を肌蹴た肩から覗かせる。]

…触れては下さらないのですか。

[崩れた着物は腰元のまま、肌着のみ身に纏った姿で拗ねるような口振りを。けれどすぐに弧を描いた唇で耳元辺りに顔を寄せたなら]

……お教えしましょうか?

[などと揶揄るように喉奥で笑っては、首を傾げてみせただろう。

指先の震えなど力を入れることで誤魔化そうとしつつ。
けれど爪先が薄桃から白く淡いものへと変わっていることに気付くのは、薄暗い牢の中ならきっと容易だろうけれど。]

(106) 2014/09/15(Mon) 13時半頃

[淡藤は桜の梢と寄り添うように腕を回しただろう。
さすればごく自然な動作でふわりとした花の匂いが近付き
そっと小さくはにかんだでしょう。

漏れた吐息は二輪、同じ頃だったか。
溶け入るように吐き出しながら、そっと流れに沿うように艶やかな射千玉に指先を絡めていただろう。

けれども時間は無情にも過ぎ行くもの。
胸元に香る気配が離れてしまえば、視線で追ってしまいつつも、引き止めることはせず
いいえ、出来ないといった方が正しいでしょうか。

何故なら淡藤の指先も胸元に残る花の香りと同じく、枝葉に過ぎず。

『花』には『花』を引き寄せることも、その場で縫いとめることも、出来ないのだから。]


[淡藤は年の瀬こそ丁助という花と重なるにしても、此処へ訪れたのはきっと、花達の中でも遅咲きであったと記憶しており。

だからこそ多くの方に教えを請うては苦労をかけさせたものの、こうして座敷にて一部屋お借りすることが出来ている。

それもひとえに此処に御座す花籠のお陰。

先に咲いた可憐な一輪の言の葉を耳に頂戴したのなら
綻んだような笑みを向けてみせたでしょう。]


…ええ、貴方達に育てられた『花』ですから。

些か甘い露を啜り過ぎた気も致しますが、きっと。
……、きっと、咲いてみせます。

[するりと、淡藤に戯れなさる指先を拒む筈も無く。
欲張りな花は少しだけ甘えるように頭を下に傾けて。

やがて音も無く唇を落とされたのなら、そっと頬を赤く色付かせたでしょう。]


[顔を上げる頃には頬紅は成りを潜めていたけれど、言葉紡ぎ朗らかに微笑む御方には目元を和らげてみせ]

…いいえ。今日も甘露を頂きましたから。

[櫻色の唇を落とされた髪をゆるりと揺らしながら微笑み。
選ばれ遊ばれた言葉を頂けば]

…月が欠けてしまう前に、必ず。
貴方にお会いしたい。

[針が示す前と同じものを紡いでは、射干玉を凪いだ瞳で見つめ返し、後ろ髪を引かれる思いを断ち切り、見送ったのでした。]*


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 14時半頃


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 15時頃



[聴こえません。
 花の声も、蝶の声も。

 蜂蜜色へと変わる櫻は、彼の『蝶』だけを見つめているのです。]
 
 


[藤之助の声も、他の花の音も。
届かないフリ、聞こえないふり。

――――……そうでなければ朧を保てなくなってしまう。]


【人】 座敷守 亀吉

[言葉を売れば戻って来たのは買い言葉>>125
少なくとも座敷遊びを初めてだと口にした相手に心の音が乱されるなど、らしくない。]

…ええ。まさか貴方のような淡麗な方と閨を共にするとは思わなかったので。

[一度は指摘された項に唇引き結びつつも。
けれども次には凪いだ瞳を取り繕い、ゆぅるひと弧を描いてみせる。

それでも外気に身体が晒されていけば、笑みは強張り。
裾を寄せる仕草と寸前見咎めた眇められた眼差し。

負けじと刺激される征服欲は、ただただ耳元に捻くれた言葉を送り込む。それが教えに反することなのかどうかは覚えていない。

一拍。その内に蝶が微かに惑う。
情の籠った視線を向けらたのなら、くすくす。笑み零して。]

…何を識りたいのですか?

[唇は耳元に置いたまま囁き。
一拍置いた後、隠された犬歯を歪んだ紺瑠璃を認めたならば、コクリと喉を鳴らしただろう。]

(132) 2014/09/15(Mon) 21時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[月下の元で蝶の望んだ花如く。
命を受けたのならば、首を傾げて微笑み一つ浮かべるだけ。

それが正しい『花』としてのやり方なのだろうか。
ならばきっと此処は口端上げて首を垂れるべきなのだろう。

“仰せのままに”なんて大仰な言葉を紡ぎながら]

─…その手を使って慰めろと?

[小さな鉢から連れ出してくれた指先見下ろしつつ、溶けいるような声色で問いかける。>>127
導いてくれたその手を使い、教えろなどと。

僅かに瞳に宿るは寂寥感。
けれども相手は『蝶』であり、その人が望むのならばそうせねばならぬ。そう教わったのだから。]

…仰せのままに。

[小さく、微か揺れる聲で返事をすれば、黒に覆われた指先に口付ける。
そのまま控えめにその手を引いたのならば、首筋、鎖骨、胸元、臍へと時折息を零しながらも手を滑らせて。相手の様子をそっと朱を目元に乗せつつ窺った。]

(134) 2014/09/15(Mon) 21時半頃

[腕を引いてくれと、そう望んだのは他ならぬ自分。

その手にまた触れることが出来た時、確かに左胸は鼓動を大きく揺らしたというのに。

結局、『花』は『花』でしかあらぬのだ。
胸元に残る花の教えを深く、深く刻みつつ。

そっと銀で覆われた縁を歪ませた。]


[見ないで、と声に出さぬまま、口はそう紡いで
目尻には快楽からか――うっすら涙が浮かんでいたろう]


[とうのすけ。
音にはせずに藤色の花を呼ぶ。

頭を撫でてやることも、雫を拭ってやる事もできないこのもどかしさ。
己が『朧』である事を、友である事をこれ程に後悔した事は無い。
関わりが浅い『花』となら、こんな思いをせずに済んだのか。]


[今宵は二輪が共に買われているのかと
 心のどこかで、そう思っておりました。
 聞こえぬフリをしていても、耳には否にも届くのでございます。

 お優しい藤の花が、辱められているのでしょう。
 麗しい朧の花が、甚振られているのでしょう。

 揺れる焔の花は、遠くに身を委ねているのでしょうか。
 綻ぶ淡藤の花は、求められるまま咲いているのでしょうか。


 ───裡に渦巻くものから眸を逸らし。


 僕は金糸雀の唄に、耳を傾けるのです。]


【人】 座敷守 亀吉

新たに告げられた命>>162には双眸を眇めただろう。苦さの残る瞳を唯々揺らめかしながら。

それでも諦念がこの身を渦巻けば、そっと蝶の望むままに花を芽吹かせる。甘い蜜を与えようと。

首筋に落とすは蝶の翅。硬く体温を感じさせない皮の感触は何処か無機質に思えた。

それでも夜風にあたる際に腕に触れ、顎を取った指先だと思えば何とも言い難い色で、主の望むまま線を辿らせただろう。

上気し熟れた頬を薄暗い室内で揶揄られたならば、キュッと唇を引き結ぶ。鼓膜を叩くその声に憎まれ口が顔を出そうと覗かせたけれど。
追撃>>163には口許を和らげて、にっこりと。]

……貴方の、ペティンガー様の指がこの身に触れると心地良くて。
…悦んでいるのです。

[誘うように焦らすように、首を傾げつつ睫毛に蔭を落として。布擦れの音を立てて態とらしく下肢に手のひらを押し付ける。]

(169) 2014/09/16(Tue) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

…濡れてしまいました。

[熟れた頬を隠すことなく囁けば。微か燻る熱に触れさせた手は力が込められたか。

結局言い出した癖に肌蹴けさせようとする指先には、鼻で軽く嘲笑して。それも熱を孕んだ奥底を慰められたのなら、少しばかり胸元に体重をかけて耳許で声を落とすだろう。]

…花を散らすのと、花に愛づられるのと。
……貴方は何方がお望みですか?

[悪戯に相手の胸先を弄りながら、ゆっくりと。]

(170) 2014/09/16(Tue) 00時半頃

朧、お願い……もう……

[小さく、願う様に囁く声は涙と色に濡れ
彼にこんなことをさせてしまっているのだと自覚すればぱらぱらと汗に混じり雫が頬を伝った]



 ―――坊やの悪趣味に比べちゃ、俺なんぞ可愛いもんよな。

[喉を震わせた独り言を聞くものは居ない。
ただ、と思案巡らせ、瞳を微かに揺らした。]

 あれもつくづく、面白い坊やだ。

[溜息のような感嘆は、男にしては珍しい他者への興味。
花籠の外に向ける視線は、久しく。

過ぎった感覚を自覚すれば、
笑気一つ零して、夜に再び身を浸した。**]


[ごめんなさい、と
唇は涙浮かべた子供の様に震えながら言葉を紡いだ]


【人】 座敷守 亀吉

[牢の中。月明かりもあまり届かないこの場所で響くは淫靡な宴。
薄暗い室内でぼんやりと輪郭を映していただけであったのに。

徐々に瞳は明瞭に蝶の姿を花房に止め、蠱惑な笑み>>183を唯々見つめるだけ。

その中に隠された意図など知り得もしない花は、銀月の睫毛を微かに下げているのみ。

胸の中に小さく芽吹こうとしていた蕾を摘まんでしまうまでは。]

[心の奥底に根を張った種は、色を滲ませて笑みを浮かべただろう。
劣情など隠すこともせずに。]

…分かっている癖に。
ああ、それとも生娘のように恥じらう方が、…お好みですか?

[僅かに息を乱すのは、擦れる音と同じ頃か。一つ零れる笑みを耳にしたならば、明確な意思を持った指が潜り込み。
熱を孕み微かに膨れた下肢に触れられれば、嘆息を。]

(192) 2014/09/16(Tue) 02時頃

【人】 座敷守 亀吉

[狂笑に嘲笑返せば、一度沈黙が訪れたように思えて。

様子を窺えば顔を出したのは月のように淡麗な微笑。
それが作り笑いであり、紡がれたそれが虚言であると薄っすらと感じれば。]

…なら、今宵は貴方のために。

私の腕を、…抱いてくれますか?

[音もなく姓ではなく、相手の名を紡いで。
甘い蜜の香り漂わせながら、綻んでみせただろう。]

(193) 2014/09/16(Tue) 02時頃

【人】 座敷守 亀吉

[身体を少しばかり預ければ、拒絶される気配は無かったようで。
より密に近寄ろうと指先伸ばしつつ身動ぎを。

胸先を苛めれば、心音が惑ったように思えて笑みを零し。
先までは大人しかった男の手が体躯を弄れば、浅ましくも滲んだ露を垂らしただろう。

紺瑠璃の双眸が向けられたのならば、見下ろして。
やんわりとしか主張していなかった胸先が芯を持てば、途切れる言葉。歯を食いしばり嬌声を耐えれば花は蝶を見下ろし]

…なら、…抱いて差し上げますのに。

[暗喩>>184に対して口惜しそうな顔をすれば、先程まで決して触れようとしなかった蝶の口吻を指先で辿れば、その端にそっと掠めるような口付けを落とし。]

…辛くは無いのですか?

[視線はやがて、未だ乱れぬ相手の衣服へと。
先を促すように情欲に満ちた双眸を向けただろう。]

(194) 2014/09/16(Tue) 02時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/16(Tue) 02時半頃


[隣より聞こえるは、激しさを表す声でありました。
 肌の打ち合う音も、粘膜擦れる水音も。
 やがては明瞭でない嬌声が、弾ける瞬間を伝えたでしょう

 見えぬはずの涙の音が、此方へ届いた気さえします。

 他の牢でもきっと、花々は咲き乱れているはずです。
 此処はそういう場所なのですから。
 そしてそれが僕たち『花』の、『しあわせ』であるはずなのです。]


[僕の戯れのような接吻けに、頬を染めた銀花も
 誰ぞ彼の腕の中、咲き誇っているのでしょうか。

 丸窓からちらりとだけ、月の端が見えました。

 「月が欠ける前に」などという言葉を
 不意に僕は思い出し
 傾く月を眺めては、彼の『花』の行く末を想うのです。]




 あなたは、いま。

 『しあわせ』ですか?
 
 


[尋ねる事が出来たのは、亀吉さんだけでありました。
 丁助さんには、寸でのところで訊くのを躊躇ってしまいました。
 朧さんに訊けば、叱られてしまうでしょうか。
 藤之助さんに訊けば、困らせてしまうでしょうか。

 他の花たちにも、訊きたくとも訊けないでしょう。

 どうして、訊けないのでしょう?
 何故、訊けないのでしょう?

 わからないまま、僕はいつであろうとこう答えるのです。]





 僕は『しあわせ』です、───と。
 
 
 


【人】 座敷守 亀吉

[宵闇が空を覆う頃。格子の中、生けられた花の蜜が蔓延する。
桜の梢や藤など様々な天露が今も滴っているのだと思えば、なんと甘美なものだろうと。

だというのにこの方は相も変わらず可笑しなことを仰られるから>>198 嘲笑を浮かべようとして失敗した花は、僅か赤らんだ頬を隠すように水面を泳がせたのだったか。]


──…んっ、…

[胸元に添えられた指と薄布一枚隔てた熱に戯れを施されれば、吐息。
眼下の元、名を呼ばれれば僅かに瞳を瞠目させて。微かに眉を下げる仕草を。

やがて蝶の口吻から漏れた文句>>199には、劣情を煽る愛撫も忘れ僅かばかり呆気に取られてしまったように口元緩めつつ]

…私なりに優しく抱いて差し上げますよ?

[口端掠める前に一言落とし。決して触れようとはせぬ癖に強請るように食まれた唇を追いかければ、下肢に加わる圧力に。]

ん、…ぅ

[どくり、と。喉仏が音を立て下がったことを唇落とした蝶は気付いたか。]

(203) 2014/09/16(Tue) 11時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[対して茶々>>200には“どちらでも”と愛想の無いことを。
居心地悪いと零した蝶が上服を脱ぎ捨てれば露わになる半身を。

ぐらりと揺れる視界の中。見下ろす形で触れることになる>>200

飽くこと無く男の逸物を擦り付ける手の先に、切々と募り行く快楽が太腿を震わせ。

逸らした視線は先程より近くなった丸窓へ。
そこに僅か欠けた月を視界にいれたような、錯覚を覚えれば。

──いつかの問いが蘇り、小さくそれは小さく囁いただろう。
蝶にも届かないような声で。そっと。]

(204) 2014/09/16(Tue) 11時半頃

──幸せとは、こんなにも胸が苦しいことなのですか。

[“教えて下さい”

闇世の中、音にさえならなかった吐息が小さく反響しては、消える。]


【人】 座敷守 亀吉

[浮かび上がった言の葉を断ち切るように、僅か淡藤を揺らしたのならば、喉を嚥下させ]

……それが貴方の望みなら。

[新たな命>>200を頂戴したなら、視線を蝶へと戻す。

唇には切なげな視線を落としつつも決して触れず。
言葉を発する喉仏に軽く歯を立てた後、真似るように首筋に唇寄せては痕を残し。

やがて先程微かに揺らいだような胸先を中指で押し潰しながら、頬紅を乗せた花は綻んだ。]

──月が欠ける前に、はやく。

[暗に焦らすなと告げれば相手の片手を取り窄まりへと誘っただろう。]

(205) 2014/09/16(Tue) 11時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/16(Tue) 12時頃


 僕は『しあわせ』です。

[何時の時もそう答えましょう。
 何方さまにもそう応えましょう。

 胸が苦しいなど、僕にはわからぬ想いなのです。

 朽ちた花の行く末を知ればこそ。
 その毒に囚われてはならないと。]


 
 
[櫻は誠の『しあわせ』に、まだ散るを知りません。

 咲いてさえ、いないのですから。]
 
 


 
 
‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.
 
 


【人】 座敷守 亀吉

[向けられる紺瑠璃の双眸をじっと見下ろせば、銀糸に柔らかい感触>>210
見た目より緩やかに結われた髪は流れに沿うように形を変え、はらりと一房首にかかる。

劣情というよりはただ触れ合うような戯れに、瞬き一残して双眸を眇めただろう。命>>200を受ける以前までは。

言葉通りに唇で愛撫を施せば控えめに漏れ出る呻き声>>210]

…イヤですか?気持ち良さそうなのに。

[情を乗せた声色に苦い顔を浮かべる彼とは裏腹、気分良さそうに問いかけつつ、親指と人差し指で摘まんでは転がして。
意地の悪い笑みを浮かべただろう。]

(231) 2014/09/16(Tue) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

[けれども刻一刻と過ぎ行く時を案じて、急いたように誘い文句を投げかければ、くるりと弧を描く指先と唇。
背筋走る微かな痺れに口元を噛み締める力を加えながら、皮肉めいた笑みを。

されども柔らかな接吻けが落ちれば、花は震え。僅かな隙を埋めるような埋め込まれる指>>212にキツく眉を寄せる。]

──ッ、…はぁ…っ、

[真っ直ぐと結ばれた唇が形を崩し、つま先を丸めれば、圧迫感が抜けて行き。

依然として熱を帯びる下肢に手が触れ、過敏に反応する濡れた先端の蜜を掬われれば、傾く身体は相手の肩口へと顔を寄せ。

先程よりも抵抗無く受け入れながら、唇にギュッと力を入れて。]

(232) 2014/09/16(Tue) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

[間も無くして己の名を呼ばれれば哀願するように少し水気を含んだ眼差しで見つめ。
鼓膜を侵食する粘膜の音に唇を震わせる。

体内を埋め尽くす指は狭い奥底では微かな痛みと圧迫感。加えて違和感を訴えている。

けれども耳から、下肢から、絶え間無く響く淫靡な旋律に。]

……っ、はや、く…ッ

[耳まで血を伝わせたその顔で首筋に歯を立てれば、膝で下腹を躊躇なく押し当てて。

胸先を弄っていた手は唯々しがみつくように相手の胸元へと。
ただただ焦がれる。]

(233) 2014/09/16(Tue) 22時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/16(Tue) 22時頃


[この感情をどう表せばいいのか。
腹の辺りに渦巻くこれを。
怒りか、呆れか、それとも悲しみか、羞恥か。

『花』として誇りを持ち、美しく咲き誇れ。
俺を育てた花は口癖のように言っていた。
どんな辱めを受けようとも、どのような思いをしても蝶を惑わせる花であれ。

その言葉を道標に、今まで歩んできたはずなのに。]


――……

[ごめんなさい、朧 

と。蝶の言葉により友の貌を伝える際に小さく告げる
命によりその怜悧な顔を穢し、なおも言葉で責めねばならぬ事への謝罪と、それでも目を逸らせぬことへの懺悔であった]


【人】 座敷守 亀吉

[口元から吐き出す息は熱を孕み、情を孕んだ嗚咽と共に空気へと溶けていく。
耳を掠める熱っぽい吐息が焦りを含んでいるなんて露ほどにも知らず。

反転する世界と柔らかな布団の弾力。瞬きも忘れて相手の顔を見やれば──カチャリ。
箍の外れる音が聞こえた。>>268]

まっ…ッ!

[腕を伸ばし誘い請うたのは己が自身。されど腸内を圧迫していた栓が抜ければ透明の糸が後を引いて。

やっと真っ直ぐにその貌を瞳に映す。
唾液を嚥下すれば下がる喉仏。
霰も無い痴態を晒す羞恥心が今更のように襲えば、はしたなく露垂らす箇所への責め苦が始まり>>269]

(273) 2014/09/17(Wed) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

ん、っ…、……ッ!

[咄嗟に伸ばした手で翅を掴もうと伸ばせども、背筋を通る汗は快楽の度に脚を濡らし。
唾液を顎まで伝わせながら、窄まりに沈む熱塊に、ただただ花は狂い咲く。その口吻に甘い蜜を与えるために。

明星の気配は近い。
気紛れな蝶は枯れた花より新たな蜜をまた探しに飛び交うだろう。]

……トレ、…っ、

[一つ囁くよう名を呼べば。
彼の背に脚を絡めるように力を入れながら、自身を引いてくれた手を取り、はにかんだ。*]

(275) 2014/09/17(Wed) 01時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 01時半頃


[こんな、ゆめものがたりが誠であれば
 所謂『しあわせ』というものなのでしょう。

 ですが、なりません。

 『特別』になることも
 『特別』をもつことも

 『花』には許されざるべきことなのです。]


[僕たちに許されているのは、ただひとつ。


 『花』として咲く。


 ただ、それだけなのでございます。]


[――朧、朧

声ならぬ声で彼を呼ぶ
そんな顔をしないでと虚空を見つめる彼の頬から白を拭う
友にだけは、こんなに泣き濡れた姿を見せたくなかった
失望されたくないんだ、と]


 
 
             ――――退屈だよ。
 
 


愛しい愛しい吾が子達。
お勤め、ご苦労様。

夢を売り売り、躯を売って。
せっせと借金返しておくれ。

いやいや、返せなくとも構わないんだよ。

花咲く内は、私が愛でていてあげるからね?


[どうせいつかは枯れる花なれば。
月下の元 夢に揺蕩うことは許されよう。

押し潰した筈の芽は 結局は小さく蕾を芽吹かせた。
けれども孰れ摘み取られてしまうのだから。
蜜濃くなるその一瞬だけでも。

『花』として、『蝶』を望む]


[花しかしらぬ男の一面。
笑い、嗤っては、今宵の対価をばら撒いていく。
地下牢に舞うのは紙幣の花吹雪。
花弁の枚数が、今夜支払われた対価。

さあ拾えと、男は花々を見下した。

歪んだ唇に滲むのは、狂気の沙汰であっただろう。]


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