人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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[ドナルド・ジャンニ。
 クラリッサを「クレア姉ちゃん」と呼ぶ男。
 そして今は──血の兄弟。


 そのドナルドが、金髪の剣士と舞っているのが見える。


 かつて絶妙のコンピネーションでヒューの動きを妨げたふたり。]


 オレがおまえにくれてやったのは呪いじゃねぇ。

[修道士に語るドナルドへ、確たる響きを送る。]


    " 祝福 " だ。


[ 闇の。

 人間が、忌む。


         眷属にとっては喜ばしい、 それ。]



……嘘、吐いてんじゃねえよ。

[苦笑を届ける。

 この力も。思慕も。渇きも。
 ――全ては祝福であるのだと

 そう届ける彼の其れは、
 恐らく本心ではあるのだろう。

 だが自分だけは、
 それが欺瞞であることを知っている。]

 



――祝福なら、
アンタは、俺に与えない。

絶対に。
 


【人】 負傷兵 ヒュー

[南の城塔を望む北の物見塔の上。
 狭い盾壁の上に立ち、二人の戦いを見ていたヒューの膝が撓められる。


 だが、まだその場を動きはしない。]

(106) 2012/05/03(Thu) 20時半頃

[名を求めた相手。
 そして、クラリッサに血を捧げて魔に堕ちた男だ。
 「認めて」いる。]


  おまえの名誉のため──呼ばれぬ限りは、介入せぬ。


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 20時半頃


 
[チラと、ヘクターの反応を伺う。]
 


[酷く乱れた息と、忌々しげに歯を食い縛る音。]

……やれる限りはやるさ。
アイツの、御所望なんでな。

[だが彼は己を気遣ってくれているのだろう。
 それに思い当たり、付け加える。]

……サンキュ。


 ――――――。

[ドナルドの声に、
その、揺るぎない言葉に、
最初は沈黙が落ちる。]

 …………… く。

[続いてこみ上げるのは、笑いの波動。]

 くく、………く、ぁ、ハハッ……
 


【人】 負傷兵 ヒュー

[ヘクターが武器を手に金髪の剣士の前へ踏み出す。
 己はその後を任された。]


 ──御意。

[ほ…と、かすかな吐息が混ざったのは、ドナルドに手が差し伸べられた安堵ゆえ。]

(113) 2012/05/03(Thu) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 
[ 次の瞬間、ヒューはふたつの塔の間を、跳躍する。]
 

(114) 2012/05/03(Thu) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

── 南の塔 ──

[影のごとく無音で着地すると、そのまま修道士の元へと歩み寄る。

 剣で床に縫い止められた姿は、自分が吸血鬼と化したその時を思い出させた。
 苦鳴は、肌に突き刺さる。

 黙らせろと命じられたそれを忠実に実行するため、修道士の傍らに膝をついた。]

(120) 2012/05/03(Thu) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[彼自身の祝福魔法によって動きのきかなくなった左掌を、その歯列の間に含ませる。

 歯牙を立てたいならそうすればいいと視線で促した。]

(121) 2012/05/03(Thu) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ヘクターと金髪の剣士の間で交わされる言葉に、耳を澄ます。]


 よい戦士だな、あれは。 


[意識を保っているのがやっとだろう修道士の額に、屍めいた冷たい指を伸べて、その前髪を掻き揚げた。]


 おまえたちが、その血を姫に捧げてくれる気になってくれたなら、おれは感謝するのだが。
 

(123) 2012/05/03(Thu) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[修道士の示した否定の圧力に、奥に緋を宿した頑な琥珀が狭まる。]


 抗うつもりなら、支度を整えられよ。


[ヘクターの下知もあった。
 立ち上がる間は待つ、と騎士としての礼節から告げるつもりだったが、食いつかれた左手で動きを封じられたところに、影の束縛を離れた修道士の必死の一撃が迫っていた。]

(133) 2012/05/03(Thu) 22時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[漆黒のワイヤーと聖杖が触れ合って火花が散る。
 その隙に跳び退ったが、右の太腿に焼きごてを押しつけられたような傷が残った。

 片手を噛みつきで封じられたままであれば、逃げ切れなかったかもしれない。
 だが、ムパムピスも呪文の詠唱のために離さざるを得なかったのだろう。
 とはいえ、足をやられては動きが鈍る。]


  …不覚。

[呟いた右手には、背から抜いたフランベルジュが握られていた。]

(146) 2012/05/03(Thu) 22時半頃

 
 ドナルド、助かった。
 


いや…、間に合って良かった。

悪ィ、ワイヤー駄目になっちまった。
ちょい武器調達するわ。

[ヒューが無事だったことに安堵の息をついて、
 その間頼む、と軽い笑みをむける]


【人】 負傷兵 ヒュー

 
 ── !!

[聖光に打たれて倒れたドナルドを見るや、足を引きながらその前へと回り込んで護りの陣形をとる。]

(151) 2012/05/03(Thu) 23時頃


 動けるか、ドナルド。


   ああ── 護衛は任せろ。

[それこそ本領発揮だと奮起する。]


【人】 負傷兵 ヒュー

[修道士に回復呪文を使う時間は与えたくない。
 だが、クラリッサに血を与えて吸血鬼になったドナルドを護るのも己に望まれたこと。

 飛び道具をもたない身で両方は無理だった。
 ならば、迷わない。]

(153) 2012/05/03(Thu) 23時頃

……ん。
俺もアンタは、誰かを護ってる姿が似合うと思うよ。

[やわらかく喉を鳴らす気配。]

ま、俺は護らなくても大丈夫だけどな。
当座のものは出来た。


隙を見てラルフのレイピアを拾いにいくが、
……それまで、ジェフリーが持つかは…、…

[主らの戦いに目を向け――
 息を、呑む。]

っ、おい…!

[最後の声は、貫かれた主にむけてのもの。]


【人】 負傷兵 ヒュー

[足を負傷している自分は敏捷性が劣る。
 ならば、修道士の術をあえて受けて、その間にドナルドに決着をつけてもらうのがよい気がした。]

 ──行ってこい。

(160) 2012/05/03(Thu) 23時半頃

 
 後ろは、構うな。

[ヘクターであろうと自分であろうと、と含みを持たせて送り出す。]


【人】 負傷兵 ヒュー

[自分もジリ…と前に出る。

 右手に持ったフランベルジュは、左肩に乗せるような不思議な構え。]

(163) 2012/05/03(Thu) 23時半頃

[声を向けられて、言葉でこたえることはしなかった。

ただ、笑みの気配を届ける。


  血に飢えて、獰猛な、
  狩りに昂奮している、獣の笑みを。]


【人】 負傷兵 ヒュー

修道士よ、
吸血鬼になりたくないというなら──そこに膝をつけ。

首を刎ねてやる。


[呼びかけつつ、刃を滑らせたのは自分の首筋。
 薄く裂いた傷口からこぼれる血を赤い霧に変えて結界となし、聖なる光を封じ込めんとする。]

(167) 2012/05/03(Thu) 23時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 23時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[あくまでも道を違えぬ修道士の声。
 霧を裂く光は数多の銀の矢のごとく身体を刺し貫いた。]


   ── ク…   ぁっ!

[身を灼く白熱の中で、呼ばう 愛する者の名。]

(173) 2012/05/04(Fri) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 
 [いつか その腕の中に還ることを願って ]
 

(177) 2012/05/04(Fri) 00時頃

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