21 潮騒人狼伝説
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……味方は、多い方が良い。
……本当に。味方、なら。
[警戒はまだ解いていない]
……ねえ。ベネット。
これでもまだ、レティーシャは、お気に入り、
[素朴な疑問を囁きで問うた]
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>>107
そう、ですか。 私には、とても攻撃的に見えて、・・・まるで、私のことを「敵」とみなしているのかと。 かなり疑ってる、ですか。
・・・先輩、は、疑い深いです。 部長とサイモン先輩、両方偽者の可能性も考えている。 それなら、イアン先輩を「人間」と言い切るのは、なぜ? ・・・サイモン先輩の「絵」を、信じるからですか?
(109) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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・・・すみません、私こそ、冷静じゃないのかな。
[まくし立ててしまったことに後悔して、自嘲気味に笑った]
(112) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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>>111 はい、私が人狼じゃないというなら、疑うつもりでした。 貴方の私に対する対応と、レティ先輩への対応が違いすぎる。
でも、私は「風見先輩を殺しました」。 これは、仲間を売った、と考えてますか?
・・・私の考えは、ここまで。
[つ、と視線をずらして、立ち尽くすほかの面々を見る。 それから、静かに目を閉じた]
この話を聞いて、判断は皆さんにお預けします。 私も・・・ちょっと、考える時間が、欲しい。・・・。
(113) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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…イヤ。
ベツにレティがお気に入りナワケジャ、ナイサ。
……デモ、アイツはチガウナ。俺とハ、「違ウ」
マ、ドウセシヌヨ。コノチョウシだとサ。
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[本当は、もう、決めているのだけれど。 >>110不自然な間と、「ありがたい」というレティの言葉を、違和感と受け止めて。
「冷静になれ」「見極めろ」
そう自分に言ったコーチの言葉を、心の中で反芻していた]
(115) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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……違う、の、
[その感覚は、多分ひとには分からないもの。
そう思ったとき、無性に自分に腹が立った]
……うん。
死ぬね、
[複雑な感情を囁きにこぼす。
ひとにはどこまでも冷たくなれるけれど。
「人狼」に対しては、どうしても感情が先んじてしまう]
ミッシェルは、力は人狼だったけど、心はひとだった。
そして、レティーシャは。
…………。
[煮え切らない感情を持つ自分に嫌悪を覚え、ひそかに歯噛みした]
ベツにレティが人狼だろウガナニモ変わらナイ
[切り捨てるコトに躊躇もしないし、
今ここでかばっているのは演技以上の何者でもない]
何イラついてンの、オマエ?
[囁きに乗る微妙な感情の変化に僅かながら疑問を乗せて。
そろそろ進展のない不毛な言い争いに飽きが着ているようでもある]
……別に。
……嫌になっただけだよ。
ひとの自分に。
イツデモ食ってヤルヨ
エンリョなく言うとイイサ。
コレダケ俺の近くにいて。「ヒト」を保ってるお前はアルイミ人間離れシテルと思うケドナァ。
やだよ。
死んだら君を見られない。
[即答を返す]
……そう、
君が一番、楽にいられるけど。
[とても不思議そうに言った。
それはきっと、「ひと」がほとんどいないから。]
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[つと、わたぬきの服の裾が引かれるのを見る]
害をなす、貴方がそう決めてるなら、そう。・・・。 わたぬき先輩・・・。
[遠い目で、彼を見る。 それでも彼は行ってしまうだろうから。 自分より、相手を取るだろうから。 その姿を見たくなくて、きゅっと目を閉じた]
(124) 2010/07/24(Sat) 01時半頃
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それでも、先輩のことは信じてます。
[聞こえないほど、小さく呟いて]
(126) 2010/07/24(Sat) 01時半頃
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[>>127の言葉には、びくりと目を開けて。]
確かに、それは「手っ取り早い方法」。
・・・でも、だめ・・・。
先輩に、そんなこと、させたくない・・・。
(128) 2010/07/24(Sat) 02時頃
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・・・。
[わかっていたことだけど。でも。]
ふふっ、 ふられちゃった、な。
[ぽろぽろと、涙をこぼして、ぬぐう。 それでも、自分の想いは変わらないから、 進む道も、変えない**]
(130) 2010/07/24(Sat) 02時頃
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……。
ヒトは、ドウナッテモ「ヒト」ダロ。
[ミッシェルの死ぬ間際だって。
彼女はやはり「ヒト」であったから]
ツマラナイノハ、イラナイ。
俺はコノママダヨ。オマエもソノママでイレバイイ。
ソレダケ。カンタンなコったロ?
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 02時頃
[そも自分が人狼なのだし。
理論で攻めてボロを出すよりは感情だけに留めておいたほうが後々楽。
人間そこまで割り切れるものでもあるまい]
…お前ハ俺のカワリに
シネよ。
[じっと見つめるレティの瞳。乗せる感情はやはり「ケモノ」以外の何者でもなく**]
……どうなっても、ひと。
[ベネットの言葉を、口惜しそうに反芻するも]
……君がこのままなら、確かにそれでいいけど。
[事実、レティーシャへの複雑な感情よりも、ベネットの「このまま」な反応への安堵の方が強かった。]
……僕もこのままで、いいの。
……。
…オマエはドーシタイワケ?
俺にクワレタイノカイ?
[なんとなく煮え切らない幼馴染に、少し強い口調で問い詰める]
マダ、俺はコタエが見つからないンだヨナ。
「ドウシテヒトヲ殺してはイケナイノカ」サ。
…オマエ食ったらワカルかネェ?
[食う気は勿論、「まだ」ないけれど]
[少しイラっとした声色はすぐに消える]
…アトで、絵、ミセロよ。
今日ノ、分
[イアンの絵はまだ見ていない。
そしてバーナバスを描いたものは存在自体しらない。
随分長く彼の絵を見ていなかった気がした。
声はぷつりと途切れる。
不機嫌そうな赤色だけを名残にして**]
全然。
[自分が喰われることには、即座に否定を返す]
僕は、僕がひとであることが一番嫌だけど。
死ぬ気はないよ。
[きっぱりと言い放つ]
…………。
いっそ。レティーシャを殺してみれば、すっきりするかな。
色んなものが。
絵なら、いつでもどうぞ。今も持ってるし。
ちゃんとコーチのも、描いたよ。
[不機嫌そうな声には、いつも通りの冷めた声を返す。
彼の内心は窺い知れず。特別、知りたいとも思わない。
ただ、「人狼」で在ればそれでいい**]
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 20時頃
……あなたも、ひとで在りたいのですか、
[単なる確認の問い。
たとえ、どんな答えが返ってきても。
彼女は「違う」から、きっと自分の味方にはなれない。
それでも、その答えを聞くことに、恐れがあった]
――304号室――
[レティーシャの前か後か。
ベネットの部屋の扉を、静かにノックする。
部屋に通されれば、どうぞ、とだけ言ってスケッチブックを渡した]
……最後には。
この旅館、全部を「絵」にすればいい、
[部屋の中をぐるりと見回し、最後に窓から見える外を見て、眼を細めた]
[サイモンから渡されたスケッチブックをぱらり]
相変わラズ、面白いコトこの上ナイネ。
心配シナクトモ、絵の題材ニコマラセルコトハシナイサ。
[悪趣味な絵。特に、ゴヤのサトゥルヌスのような不気味なそれ]
…イイ絵。預かっテモ?
……いいよ。
[絵を本体から静かに切り離すと、彼に手渡す。
自らの血も使った絵を改めて見ると、昨日の傷が疼いた。無意識に手が伸びて、絆創膏の上から傷を掻く]
……僕も、題材作り、頑張らないとね、
[自分に言い聞かせるように言う。
少し堅い声音とは正反対に、緩い笑みを見せた]
死ネバイイ。皆、死ネバイイ。
困らせるカヨ。俺がツマラナイ。
[彼の絆創膏の下、少し目を細めてまた食いついた]
…イアンヲ殺しテヤルヨ。ソレデ、マダ絵はカケル?
コンドは、アイツの血だけノ絵ガ見タイ。
ココにイル連中ハツマラナサスギル。
…………あ、
っ、
[ふたたび食い付かれると、不意をつかれて声が漏れる。
途端、平静だった表情を一変させて、射殺すような視線で彼を見た]
……もちろん。描けるよ。
[恨めしげな視線は残っていたものの、イアンを、と言われるとすぐに頷く。
イアンを喰えば、自分の立場は今以上に悪くなるけれど。それでベネットが愉しいのならば、それでよかった。
無為に死ぬ気は、まったくないが]
……ふうん。
「賭け」も、面白くないの、
[つまらないと聞くと、興味深そうな表情で問うた]
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