人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 粉ひき ケヴィン


[ 倒れ込むように、足を投げ出して
  そのまま意識は闇の底。

  侵入者の足取りに、気づくこともなく。]
 

(69) 2018/05/19(Sat) 11時頃


[ 薔薇の荊蔦は沈む身体を捕らえ、
 純白には程遠い"小麦"の膚を 柔く疵付ける。

 馨る泥に全身を浸す様な 、
     ─── 甘美な快楽が、其処には 確かにあった。

 "天使"の訓戒も、 "悪魔"の歌声も、
 総てが甘やかに脳を掻き混ぜ、]
 




    ──── "善いものをくださるのですね"
    ──── "何時ものように 良い子にします。"

 



[ 夢見る呟きは、──もう低い"男"の声では違和感さえある
 舌ったらずな響きをもって、
 "誰もいない"部屋に ぷかり と 浮かぶ。

 ─── 揺り動かすのは過去の記憶。
          清算されない純潔の罪だ。]
 



[ 薔薇の精が離れても、
  夢の荊蔦は "誰か"の手を記憶のままに模倣し、
  指先を捉え、 腰を撫で、  
       軈て、"穢れた"中心へ達する。

           ───あまい あまぁい 悲鳴は、
              だれの耳にも 届かない*]
 


【人】 粉ひき ケヴィン


[ ──── 倦怠感で目が覚めた。
  不思議なことだ、確かに眠っていた筈なのに、
  身体のおもさが取れることもなく、
  只、どうやら薔薇の香には少し慣れたよう。

  ベッドを大きく軋ませて、漸く身体を起こすと、
  存在を認識していなかった聖書が、
  重たい音を立てて床に滑り落ちた。

  背表紙を打ち、 ぱた、 と 見開きに。
  ……寝る前の記憶が曖昧で、
  本の居場所に違和感を覚えることはなかった。]
 

(70) 2018/05/19(Sat) 11時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


 ──── 賜物を、 活かして 仕えよ、 と

[ ふと、"正しい道を"と求めたことを思いだし
  皮肉に嗤った。

        ──── 賜物、ね。

  無意識に指先は耳の後ろに触れている。]
 

(71) 2018/05/19(Sat) 11時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 漸く聖書を拾い上げようと、
  足を床に降ろした そのときだ。
 ───── 嫌な感覚があった。
     随分と久しぶりに、 濡れた音が体内に響く。]

  うっ……

[ 倦怠感の源に気がついてしまって、
  ……大きな掌が顔を覆う。
  "はじめて"のような反応をしてしまった。

  この六年間 環境もあって禁欲的に生きてきたが、
  "こういうこと"は一度もなかったというのに!
  全部 薔薇と、 小夜啼鳥のせいだ。]

(72) 2018/05/19(Sat) 11時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 急ぎ立ち、 ─── 聖書はそのまま置き去りに、
  向かうは シャワー室。
  この部屋が"ひとり"になったのは、
  シャワー室が近いからと、個室に無いから……

      そうにきまっている。*]
 

(73) 2018/05/19(Sat) 11時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

   ─── 雨音の中 ───

[ 静かに、 暖かな水粒を甘受している。
  ─── 頭を冷やそう、と冷たいのを被ってしまったら、
  流石に変な声が出た。 失敗。

  汗以外の 残滓以外の 見えないものも押し流すように
  ひとへやから雨音が響く**]
 

(74) 2018/05/19(Sat) 11時頃

ケヴィンは、イアンに渡したパンは口に合ったろうか**

2018/05/19(Sat) 11時頃


粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 15時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ ぱたりと、 雨音が止んだ。
  何時もよりもずぅっとラフな、
  ─── 急ぎその辺りにあったものを引っ掴んだからだ。
  草臥れたシャツとズボン、と言うような服装で
  濡れた茶の髪もそこそこに、 廊下を踏む。

  ……ベネットのことは言ってられない。
  冷たい床が足裏に沁みた。]
 

(108) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ ぺたり、ぺたり と 素足が廊下を踏む。
  ─── 随分と真っ直ぐに歩けるようになった。
  薔薇の芳香は未だに離れることはなく、
  寧ろ 強くなったような気もするのに

  其処で そう、 シャワー室の近く。
  ふたり の 存在を認めた。]

  ──── シャワー室待ちか?
  大分 待たせたろう。

[ ふたり、が後輩ふたりと見ると、
  すこぅしばかり襟元を直すものの、
  ……どう頑張っても襟は立ってくれなかった。]

(109) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 22時頃


――……、

[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
 けれど、呼びかける言葉は出てこない。
 渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。

 ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]


俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。

[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
 小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
 その、寄り添う隣を、手に入れる。
 奪ってでも。多少、強引にでも。
 ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。

 独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]


[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
 緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
 ただ、思い出していた。

 手に入れたいのは、紫陽花の隣。

 紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
 人はおかしなことを考える生き物だ。
 それもまた人の──彼の
 想う、心の、かたちなのだろう。

 悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
 彼らの中には美しいものが詰まっている。

 俺はどうやら、空っぽだ。 ]


[ 独白めいた響きであったから
 言葉を返すことなど、なかったけれど。
 見せずにいた顔は確かに

 笑っていた。

 モリスが望むものを手に入れたなら。
 いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
 それ以上の事が、あるはずもない。

 その形がどうであれ。

 風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*


[ 良い子にしていると呟いた(
 あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
 首筋に降った薔薇の花弁は
 洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
 罪も、水で洗い落とせるものじゃない。

 彼に詰まったものも、中身は知らねど
 ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]


 
 
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
 はらり、薔薇の花弁が舞う。

 ふたつ、ひとつ。 ]
 
 


[ そんなキラキラした記憶を思い返しながら。
 平気で他者に口付けようとする、俺こそ。 ]



 
 
 ──こんなに 穢い のにね? 
 
 
 


【人】 粉ひき ケヴィン


[ パン先輩やらパン捏ね大臣やら、
 ─── 記憶に残るのは、いいことだけれど
 当の本人は苦い顔。

 神でも、  ……何でもないのだ。

 ──── まだ、魔法使いの方が近いかもしれない。
 今の、 己は。]
 

(215) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 何時か、彼らとはじめて出会ったとき。
  花冠の事件のおかげで、"マーク"という彼のことは
  忘れてしまうことはなかった。
  女の格好でない今も、 花冠の姿がちらつきもする。
  (──唐突な生花の襲来に、足を縺れさせ、)
        ( あのときもパンが宙を舞った。)

  物静かな彼は、
  ……焼き上がりは良いものの、その前は、
  それなりに集中しているので、
  あまり"見学"はさせたことがない。
  ラルフと…生徒会長ぐらいのもの。
         数少ない、"そういうやつ"だ]
 

(216) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 後輩ふたりの顔を、其々に眺め、
  ……後退した、マークの姿を認める。

  其処で、そう、
  彼の気遣いに気が付いた。]
 

(217) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


  ─── 嗚呼、 流石に慣れた。
  洗い流しても、 落ちやしないものだから、

[ 自然に、 笑んでいた。
  悪巧みをする子どものように、
  …… ちぐはぐな表情だったろう。

 そうして─── 今度はずぅっと意識的に、
 耳の後ろに触れる。
 ……、その"濃い"芳香は己のものだ。
 鼻の動きに気がついたわけでは無かったのだけれど、
 きっと、 タイミングは同じ頃。
 ロビンもまた、気が付いているだろう。
 そういうやつだ、 と 思う。]

(218) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[       ──── だから、かもしれない。
 
 きっと気付く彼等だから、今、となったのか
 ……諸諸吹っ切れただけなのかは、
 青年でさえもわからない。

 薔薇の芳香が"何"に働きかけるかは知らないが、
 ──── 賜物は使え、と 申すのだろう?]  
 

(219) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 色付くほどの花の香りが、鼻腔を擽る。

 ……立っていられる。
 不思議とそう、 確信があった。

        下腹に募る重たい欲は、
        今のところ、無視を決め込んで、]
 

(220) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[去り行くロビンの背中には、]

 薔薇には刺があるのだから、
 あんまり暴れると自分に疵がつく。

     もし捕まってしまったなら、諦めることだ。

[ そうして、廊下の窓を、
 ……月の所在を、確かめたなら、]
 

(221) 2018/05/20(Sun) 08時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


 ──── 月でさえ、縛られてしまったらしいな。

[ これだって珍しい、言葉の多さだが
 ……静かな時間のみを共有していた彼には、さて
 どう映ったろう。

   月の光を横顔に、 口角を吊り上げて、笑う。**]
 

(222) 2018/05/20(Sun) 08時頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 08時頃


[ 薔薇と、紫陽花とは違う。
 雨に濡れながらも、寄り添い咲くのが紫陽花とすれば
 蔓を絡ませ棘で傷付けながら、一人咲くのが薔薇。

 中庭にあるただの花(おれ)に
 誰が愛を囁くというのか。
 棘で傷付くだけの薔薇(おれ)に
 誰が寄りそうというのか。

 咲こうとしていた蕾をもぎ取り
 迷いも無く握り潰した。

 溺れるような花の中――― ]


粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 20時頃


ケヴィンは、モリスの手元を思い出している。

2018/05/20(Sun) 20時頃


ケヴィンは、フェルゼは、パンを受け取ったろうか?**

2018/05/20(Sun) 20時頃


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