153 unblest blood
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[「オナカマ」の血気盛んな様子に、]
(あの様子じゃ俺も殺されかねぇなー。)
[と、顔がニヤけそうになるのを堪える。
それが眉間の皺を深める為に作用しているとは、
気付いてはいない。]
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─少し前の事、クラリッサと─
おおっと、クラちゃんあたしの事覚えてくれてたんだ。嬉しいよっ、……うん。
[嵐が来る前のクラリッサの言葉>>31には、人あたりのいい緩い笑顔で返した。 同じ人外の身でありながら、きちんとした居場所を持つ者に認知されているという事は、存外私の弱い部分を抉る。その抉る何かを見ないフリしながら、私は手製のスコーンをクラリッサに勧めたりした。
嵐が来た後、ダンピールの存在について投げた私の言葉に返すクラリッサ>>33の否定の強さには、もう一度彼女に向かっての謝罪を投げる]
うん、ゴメン。でも、最悪な事態は考えとかないと。じゃなきゃ、生き残れないワケだし。
[最後の言葉はポツリと、表情を消して*]
(55) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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[ちらりと視線を向ける。
時が来ればあまりこういう行動は褒められたものではない、と頭で分かってはいるのだが。
やはり数少ない同類。自然と視線が追ってしまう。
もしも目が合ったなら。
皺の寄った顔ににこりと笑いかけただろう。
無論、殺戮の邪魔をするのなら彼に刃を振るう事も厭わない。
彼もダンピールである以上、その可能性はほぼないだろうが]
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─→キッチン─
おお、システムキッチンだ、ぴっかぴかだー。オーブンも広いし、こりゃあお菓子作りも焼き物も張り切れるね!
[何となくの感覚でリビングから出て、そのまま廊下の突き当り、薄暗い灯りが洩れている箇所に歩みを進める。客人を迎える邸のキッチンだ、灯りが点いているのは当然だろう。 広いスペースに似合うその場所は、過去に勤めた事のある小さなトラットリアの厨房よりも広く、ガス台やシンク周りも最新の造りだった。こんな事にテンションが上がる辺り、何だか精神的な加齢を感じてしまうが、でも心が浮き足立つのは止められない]
ええと、ワイン、ワイン。グラスもいるよねー……。
[シーシャとサイラス以外に酒を欲した者はいただろうか。いたならばその分もグラスを確保し、私の腰くらいの高さのワインセラーから目的のものを取り出す]
グロリアちゃーん、勝手してごめんねー。楽しい夜を過ごすには、お酒は必要でしょー。
[謝罪する気のない謝罪を独りごちてみたりした]
(57) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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おお、アイスワインだ、デザートワインで有りながらワインらしい酸味も欠かさない優秀な子じゃないですか♪
[ちょっとお高い事を当然知りながら(それでも資産家からしたら微々たる価格だろう、そうに違いない)、見つけたそれを取り出す事をやめない。 ついでとばかりに冷蔵庫を開けてみれば、プロシュートの塊を発見して、また謎の声が上がってしまう]
これは切り分けて、カナッペとかにしてもいいよね、いいよね?
[テンション上がるわーと更に独り言を呟いて、人様の家のキッチンで生ハムを切り分ける。手放さず肩に下げたバッグから取り出した古びたバタフライナイフで薄く、薄く──……]
[そうして私は見つけたワゴンに、酒盛りセットを乗せてリビングに戻った]
(60) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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─→リビングに舞い戻り─
たっだいまー!
[>>63出迎えてくれたシーシャにはそう笑い、ワゴンを押しながらリビングの中央のテーブルへと向かう]
赤ワインじゃなくて白ワインだけどね。どうせ赤なら、アンタ達には血の方が素敵でしょ。なら、酒を楽しむなら白ワインにしようぜってコトで。 飲めない人には、オレンジジュースを発見してきましたー!
[ワゴンの上にはグラスにワインのボトル、そうして生ハムやクリームチーズ、ピクルスに干しブドウといった適当に見つけた食材を乗せたカナッペ。ついでに見つけたクッキーの追加と、オレンジジュースの瓶]
勝手しすぎたかなぁ。
[乗せたものを改めて見下ろし、理性的なものが戻った気がした]
(64) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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ま、いいや。気にしない。 ええと、シーシャさんは貿易商だったっけ? グロリアちゃんのお邸の品であり、貿易商さんが言うなら食材の味でどうにかなりそうだね。
[>>63、ワゴンの上に勝手に用意した酒のつまみにお墨付きを貰え、私はワインを希望した人にグラスを渡した。ワインのコルクは、少しだけ迷ってからバタフライナイフの先で抜く事にする]
あたしのお酌、受けたい人いる?
[開けたワインのボトルをしっかり抱え、周囲の人々に首を傾げてみせた。
なんだろう、このスナックのママみたいな自分。とは少し思いつつ]
(67) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[「こわや、こわや」と、
見てしまえば表情が崩れてしまいそうになるので、
「オナカマ」からクッキーへと視線を移して。
けれども、「オナカマ」に遭遇した事はこの時まで無かったもので、
意識は無意識にそちらに向いてしまうのも致し方ない。
チラ、と様子を覗うと目が合い、
にこりと笑いかけられてしまう。
こういった場合、どうするのが正解であるのか。
考えるだけ無駄な気がして、
口元が緩むままに笑みを返した。
「オナカマ」が吸血鬼を狩る邪魔などする気はさらさら無い。]
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いやいや、キミもどーぞくでしょ、どーぞく。
[私が用意した物のあれそれに呟くフィリップ>>69には、そのくつろぎっぷりからそんなツッコミが出てしまう。何となく、人として生活していた時の事を思い出す。弟と、こんな他愛のない事を話した、とか。よく思い出せるものだ、この身体になってからの方が圧倒的に長いのに]
はぁい、ラジャりましたー。 シーシャさんは口がお上手で、サイラスはなんとなーく一匹狼くさいねー。
[二人が掲げたグラスに、芳醇で甘い匂いが放たれるワインを注ぐ。シーシャの言葉>>74には妙に肩がくすぐったくなり、それと比べてのサイラスの仕種>>75にはわずかに微笑みが洩れた。
クラリッサが何かを望めば、グラスと所望した飲み物を持って近づくだろう]
(79) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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おおおねーさん、いい飲みっぷりだねー。そういうの好きよ、好きよー。
[>>78ジリヤがグラスを差し出せば、にこやかにおかわりを注ぐ]
ん、あたしのもキープしとかねば。せめて一杯でも!
[重要な事に気がついて、自分のグラスにもワインを注ぐ。共に乾杯してくれる人はいるだろうか]
(81) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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マドカは、サミュエルのワインも用意しておこうかなと、グラスに注いでおいた。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
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あるよー。といっても、ワインらしい甘味のワインなんだけどね。取り合えず、一口いってみる? 気に入ったらなら、もう少し注ぐよ。
[甘い酒を求めたクラリッサ>>82に、試飲程度にワインを注いだグラスを渡す]
そういえば、何であんなにクッキーさくさくしてたの?
[何も知らない私は、くりんとゆるい仕種で首を傾げた]
(83) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[クラリッサにグラスを渡す前の事。
>>84シーシャが自分にお返しをしてくれようとした事に、つい目を丸くしてしまった。誰かに何かをする事はあれど、それを返されるなんて事なんて基本なかったし、求めもしなかった]
自分の事は自分でしなきゃ、サ。周りにいる人なんて、一緒にいられなくなるのが当たり前だし。
[時を止めた身体の事を思い、愛着が湧く前に離れていった人々を少しだけ思い起こし、力なく笑う]
甲斐甲斐しくしてりゃ、それなりに拾ってくれる人がいるかなーって。人と紛れて生活するには、あたしみたいな何も出来ない子は大変なんデスヨ。
[近くにいた人。そう言われて浮かぶのは、よく面倒を見ていた弟と、吸血鬼となった私を数年の間導いてくれた人。 浮かべるだけ無駄なくらい年月が経った事実が、胸に苦く刺さる。だからシーシャの言葉をやんわりと否定した]
(93) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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仲良くしてるつもりですよー。同じ船に乗ったご縁ってヤツで。呼び捨てにしてるじゃん。 繊細、ね。うん、覚えておくコトにしよう。
[>>86サイラスにはそう返しつつ、最後の言葉には疑わしげな色がつい混じってしまう。繊細と自己申告するのは、些か神経が太ましい可能性があるのではと、生きた年月で培われた私論が言っているが口には出さない。 >>91には]
い ま せ ん 。
[さっくりと返した]
(97) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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吸血仲間、か。あたしあんまりアレ好きじゃないんだけど、どれくらいの期間摂取しないと弱るとか、そういうのフィリップは知ってる?
[>>89にはそう返しつつ、ふと浮かんだ疑問をぶつけてみる]
ありゃ、ジュースは嫌だったかな。クッキーのおかわりも持ってきたけど、いるかな。
[紅茶のおかわりを選択したその姿に、ちょっとしたプライドの問題が関わっているなんて知りもしないできょとんとしてしまう。
こうしてついつい口を出してしまうと、やはり弟の事を思い出してしまう。もうずっと思い出そうとはしなかった、その存在。
──吸血衝動を、私にはっきりと覚えさせた存在。]
(102) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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嘘かよ!
[>>85おかわりを注いだジリヤには、反射的にそんな言葉をぶつけてしまう。 まあ、別に好意なんていらないけど]
いってらー。
[ぶっしょなんたらは聞かなかった事にした。だってそもそもキッチン物色第一号は私なワケだし。なので探検というジリヤの言葉を間に受けた事にして、彼女を見送った]
(103) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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おおう、シーシャさん口上手いねー。なんだろうか、私がふつーの人間だったら喜んでうなじ差し出してるわ!
[>>98のシーシャの自分に対する言葉が、あまりにも不慣れなものの連続すぎて背中がもぞもぞしてきた。 もう死んでいるかもしれないが、女子高生卒業したての私を可愛く生んでくれた親に少し感謝しよう、そうしよう]
あたしが出来る事と言ったら、生きた年月の分だけ手先と口先が器用になっただですよー。 あと、割り切りも出来る様になったし。
[あったモノはとっくの昔に失っている。出来たかもしれない事も、とっくに諦めている。私はそれを割り切りとして認識して。出来る事といったらそれくらいだと、ゆるやかに目を伏せたその人に笑った*]
(106) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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お気に召した様で何より。きっとグロリアちゃんも喜んでくれるんじゃないかなぁ。一緒に飲みたかったね。
[>>92クラリッサがこのワインでいいと言えば、にこりと笑ってグラスに瑞々しく豊かな甘みを湛えたアルコールを注いでいく。 どうやらこの酒盛りの空間にアテられて、いつもだったら口が裂けても言えない様な事が出てきた]
男のトーク……。
[距離を詰められて言われた返答には、きょとんと目を瞬かせ。そうして一度フィリップを見て、噴き出しそうになるのを堪えた。 シーシャやサイラスなら納得出来るだろうが、それがフィリップからだという事がどうしても笑壷に入ってしまう。弟の下にまつわるあれこれを垣間見た昔の事を思い出してしまう勢いだ]
ま、老いのない長い時間だもの。多少快楽に溺れる必要はあるかもだねー。女の子がいる前でのお話は、それをした子がそれだけコドモって事よ。そう思っておけば、多少は許せるかもデスヨ。
[だからどこの飲み屋のママさんなんだろう。自分の言葉に内心溜め息を洩らしながら、宥める為にクラリッサの膨れる頬をつんつんした]
(109) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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マドカは、クラリッサの頬をつんつんしている**
2013/12/04(Wed) 01時頃
[これから「狩ろう」という存在と言葉を交わす。
無意味なことだ。
その衝動が暴れだせば、重ねた言葉も無関係―――。
けれど、男の中には確かに屍人の血が半分流れており、
屍人であった母の記憶も残っていて。
何故彼女が人と契ったのか。
子をもうけたのか。
納得のいかない事象に、
無意識に答えを求めているのかもしれない。]
[ジュースを手に取るために立ち上がり、すれ違った一瞬。
唯一の同族である彼だけに聞こえるように囁く]
……俺から始めてもいい?
[何を、とは言わない。ダンピールがいて、吸血鬼がいる。
ならばお互い目的はひとつの筈。
とはいえ、現状自分で手を下したい相手はいない。
彼が先陣を切ると言うなら、第一の獲物は彼に譲るだろう]
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うにゃは、怒ってないのは判るよー。 でも、『女の子』としての部分が納得いってないとあたしは見てるよ。 おうおう、愛い子め。
[分別のあるオトナと言ったクラリッサ>>118に、最後に落とした言葉通りの感情を抱いた。 見た目よりも遥かに歳を喰った心じゃ、どうにもクラリッサみたいな可愛い反応は出来ない。 そんな自分との対比が、今は何となく愛しく思えたのだ]
ふふっ、させません。
[指先でそのなだらかな白い頬をつんつんと遊ぶ私への逆襲を試みるクラリッサの片手を掴み、にぃっと口許に色のある笑みを浮かべた。そのまま、私の頬をつつこうとしたであろう指先を口に軽く含み、指先に舌をごく軽く絡める。
───…… …、 ここ暫く、忌まわしき身体を維持する為の捕食をしていないからか、不意に口に含んだその指先に歯を…牙を立て、皮膚を破り、真紅であろう血を舐めたい衝動が湧いてくる]
イタズラっ子にはイタズラで返す、よ?
[含んだ人差し指の腹を舌先でつつき、湧いた情動に蓋をする為に慌てて口を離す。 そうして浮かべたのは、いつも通りのゆるい笑み]
(148) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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[そうして片手を解放したクラリッサの反応次第では笑って誤魔化しもしただろうし、素直に謝罪したかもしれない。 >>121ワインを楽しんでいるかと問われれば、湧いた情動から思考を散らせる材料を貰えた気がして、小さく安堵した]
これから楽しむつもり。 手伝いに関しては気にしなくていいよ、あたしがしたくてしてるだけだし。手癖、みたいなモンかなぁ。
[つい人の集まる様な場所で職を得たがるのは、我ながらどうかとは思っていた。子供の頃からのおさんどんと、職としてやってきたいくつかの事もあり、手慣れている事には自負がある。それに、私自身も嫌いではなかった。 決して生きる上では糧にならないものを、人だった頃の味覚のままに求めるのは]
ん、でもお言葉に甘えようかな。
[待っててねと言うクラリッサには素直に頷き、そうして彼女が座っていた場所へと腰をお下ろした]
(149) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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[そうして腰を下ろしたのと同時、シーシャの乾杯の音頭が耳に届いた>>100]
かんぱい。
[持ったワイングラスをシャンデリアが輝く天井に僅かに掲げ、呟いた*]
(150) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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─少し前の事─
[フィリップへの問いの答えから、望んだものは得られなかった>>142]
ん、そっか。フィリップはあれだねー、第二の人生楽しんでるカンジなんだね。
[割と長く生きている方だと思いながらも、人でない自分を割り切る事だけは上手く出来ずにいる。 それは多分私が吸血鬼として目覚めた時、 人として死ぬ前に、 自分が生きる為に『あの場』にいた男達を殺した事、無意識の吸血衝動で最後の一人も失血死させた事が記憶として脳裏にこべりついているからだろう]
えっ、あたしだってジュース飲むよ、ワインも飲むけどオレンジジュースも飲むよ! だって(推定)高級品だろうから!
[なんて叫んでも、フィリップの耳には届いていなかった事を、私はシーシャの乾杯のコールの後の彼の行動で知る事になる]
(151) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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─少し前/シーシャと会話─
ごほーびにはならないと思いますよ。あたし、結構おばさんなんで。 うへへー、でも取り合えずは素直に受け取っておきますよ。 あたしが今まで見てきた商売人さんは皆、営業時間外でも営業トークしてたりはしたけど。
[どうにもシーシャという男の言葉は悪い意味でくすぐったい>>111 振る舞い通り素直に受け取れればいいのだが、重ねた歳のせいと、それなりに見てきた人々のせいかそれをさせてはくれない。
立てたジャージと垂れた髪の隙間からシーシャがこちらの項を見れば、もしかしたら古い二本の牙の痕が覗けたかもしれない。ずっと消えないでと、私自身が願っているとある吸血鬼が生きていた痕跡が] ま、そういうコトですかね。いっそもっと、化物みたいな見た目に生まれ変われたら良かったのにね。そうしたら、下手に人の中に紛れて生きる事もしないでいいのに…さ。
[『人の世にいきることに必要』という男の言葉には頷きつつ、ゆるく笑うのに失敗した苦笑が浮かんだ]
(153) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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─少し前/サイラスと─
[男の顔からニヤついた笑みが消えた>>112 そうして落とされた言葉は、自分でも予期せぬ言葉だった]
みせ……、店?
[思わずサイラスの言葉をオウム返しに呟いてみる。 彼がどんな気持ちでそんな事を告げたかは知らないが、ぽつぽつと繋がっていく言葉>>114を黙って耳にした]
うん、商売はカンタンじゃないよね。判ってるよ。でも、そうだな……悪くない……かも。 あはは、ちょっと昔のツレと店持ちたいねって話してたの思い出したじゃない、もー。
[見た目通りの少女になら似合う痛みが、胸を締め付ける。 それを振り払う様に力なく笑い、グラスを持っていない方のサイラスの腕に拳をぽふりと入れた*]
(156) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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マドカは、クラリッサに>>152を返されれば、再度膨れた頬つんつんした。
2013/12/04(Wed) 22時半頃
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─少し前/クラリッサと─
[膨れた頬にはもう一度、軽くつんと指先で触れ、返ってきた言葉>>152には]
おや、イタズラ成分が足りていないと。よーし、この夜に何かもっととびっきりなのを考えてみようじゃないか!
[なんて笑ってみせた。 >>154の次は手伝いたいという言葉にも、待っててと言うのにも素直に頷く。
未だにクラリッサの指先を舐めた時に湧いた情動がくすぶっている事に、誰にも気づかれない様に苦笑をこぼしながら、彼女の背中を見送った*]
(158) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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[すれ違いざま囁かれたのには、]
あぁ、……どーぞどーぞ。
[すっと身を翻して、
飲み物を取りに来た「オナカマ」に道を譲るようにしながら
言葉短かに返した。
血の気の多そうと印象は、
あながち間違っていなかったようだ。
今は口元が緩んでも不自然ではないだろうから、
ふっと笑みを向ける。
最初くらい秩序立てて事を運ぶのも悪くない。
――そのうち、
どうせ互いに理性など飛んでしまうだろうから。]
[手短に返された言葉には感謝を示して微笑んで。
もしも譲ってもらえるなら。もう。
誰にするかは決めている]
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─→現在─
[乾杯と一人で掲げたグラスを、口元に運ぶ。記憶にあるそれよりも、ずっと芳醇な甘みと上質な香りを伝えるアルコールに、喉に流し込んだ瞬間一人でに微笑が浮かんだ]
店、か。
[こくりこくりと喉を鳴らしワインを嚥下しながら、小さく呟く。ちょうどギターケースを持ち上げたサミュエルがサイラスに、その調べを聴くかと問いかけた>>147のを視界に捉えた]
(164) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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(古書店、だったかな……)
[昔の連れが残した咬み痕に触れながら、ふと語り合った事を思い出す。
もうずっとずっと昔、記憶に蓋をしたやり取り。 もしあの人をダンピールに奪われなければ、この夜会を開いたグロリアにも、そうして素直に表情を変えている様に見えるクラリッサにも、もう少し違った感情で向き合えただろうか。 ──なんて思うのは……]
らしくない、か。
[残りのワインと一緒に、呟きを喉の奥に流し込んだ**]
(165) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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