人狼議事


43 朱隠し

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視点:


【人】 丁稚 春松

― 供物台 ―

[ 一段と冷える雪の朝。
 降る雪の音まで聞こえてきそうで、その音を何となく聞いていたくて息をするのももどかしい。

 春松は、主人の許可を得て、供物台の前にやって来ていた。
 今日は、兄の「命日」。
 山の神に一番近い供物台の前に立ち、兄を思う。]

にいさん。
そちらは寒くはないですか。
風邪などひいていなければよいのですが。
そちらは飯は美味いのでしょうか。
そちらの神々は、親切なのでしょうか。

[ 小声で語りかける。
 供物台の前には、夕餉の麦飯で作った不格好な握り飯。]

(6) 2011/02/14(Mon) 10時頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 10時頃


【人】 丁稚 春松

?!

[ 鈴の音に、弾かれたように声の在り処を探って首が巡る。]

え?!
あ、あの……?

[ 伸ばされた指と、声の主の間を視線が忙しなく往復した。]

(9) 2011/02/14(Mon) 10時半頃

【人】 丁稚 春松

[ 止める、という考えは頭から抜けていた。
 握り飯が面の中に消えるのを見届けてから漸く。]

――あ。

[ 間抜けた声が出る。]

あ、の……。
あなたは、山の神なのですか?

[ 震えは寒さ故か、恐怖か。
 歯の根がカチカチと音を鳴らす。]

(11) 2011/02/14(Mon) 11時半頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 11時半頃


【人】 丁稚 春松

あのっ!
あなたが、本当に、山の神であるならば。

[ かじかんだ拳を握りしめ、表情の見えぬ面を見据える。]

兄の行方を、ご存じではないでしょうか?!
2年ほど前の今日、ぼ…私を置いて、消えてしまったのです。
祭の時分、もしやアヤカシの里にいるのではないかと思いまして。

[ 声は震えるが、真剣なまなざしを向ける。]

(17) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 丁稚 春松

[ ウトの反応で、昨夜篝火の前で見かけた男の乱入に気付く。
 漏れ聞いてしまった告白が脳裏に蘇って、痴情のもつれだろうか、とぼんやり思った。]

(19) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 丁稚 春松

[ 男の問いに首を傾げる。]

……何故、そのような事をお聞きなさるのです?
兄は、突然消えてしまったのです。
その時の心など、私、が、知る術もありません。

[ 望んでいなかった、と答えたかった。
 けれど、本意など分からない。
 アヤカシに魅入られ、弟を忘れ――いなくなった可能性も、否定できない。]

(22) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 丁稚 春松

そう、ですか……。

[ 知らぬとの答え>>21に、肩を落とす。続く言葉は、否定するように目を閉じて首を横に振る。]

兄は、
兄は、そのような人では、ありませぬ……!

(23) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 丁稚 春松

アヤカシと……?!

[ 目を見開いた。
 昨夜一緒にいたあの男性が、アヤカシだというのだろうか。]

まさか、兄を……?!

[ 疑惑が胸に広がっていく。]

(28) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 丁稚 春松

ちがい、ます。

[ ウトの言葉をはっきりと否定する。]

嫌になったのなら、せめて僕には告げる筈。
そんなことをしない、にいさんではない。
それは僕が一番良く知ってる!

[ 顔を上げ、睨み付ける。
 人の子、という言の葉に、眼前の相手がアヤカシであると確信して。]

僕の望みは、にいさんとまた暮らす事だけです。
アヤカシがこちらとあちらを行き来できて、
人がこちらからあちらに渡れるならば。
きっとあちらからこちらに帰ってくる事もできましょう。
僕は、諦めません。

(30) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

[華月斎が、ウトと藤之助を似ていると思うのは
藤之助がウトを見てアヤカシとして育ったからか


生来人間らしくない気質だったからか]


俺はなに一つ嘘は吐いていないのにな?

都合良く考え過ぎるのも人間故か。


[大きく伸びをしてごろり]


【人】 丁稚 春松

……山の神、いえ、アヤカシよ。
あなたは人を何だと思っているのです。
飽きたら捨てる、玩具のようなものだと?

……あなたなんかの為に、握り飯を作った僕がばかみたいだ。

[ 腹が鳴った。
 踵を返す。]

何か――何か、方法はある筈。
そう、あなたを、「祓う」のも、悪くはないかもしれませんね。

[ 今度は怒りに声を震わせながら、春松は石段を下りて行った。ウトの姿が消えるのは見ていない。

――鈴の音が、やけに耳に残る。**]

(35) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 丁稚 春松

[ 寒さに耳の奥が痛い。
 先程の男が告げた「アヤカシ」の名を口の中で繰り返す。
 去り際の朧の言葉>>33は耳に届いていない。

 彼のアヤカシは、兄を知っているだろうか?

 午前の仕事を黙々とこなしながらも、頭はその事で一杯であった。]

(50) 2011/02/14(Mon) 13時半頃

[  はらり  、 はらり と  ]

[二色の蝶が、互いを追いかけるように遊んで]


[  ぱちん  ]

[指を慣らせば、空に融ける]


[ 呼んだか、との言葉が昨夜聴こえた。]

 声だけが聴こえたけど…。

[アヤカシの里に続くこの境内。
 思う以上に声が伝わる久方ぶりの感覚に懐かしいような。

 声の主は僅かに聞き覚えがある。
 名を聞きそびれていたが。
 数日前に出逢ったアヤカシだ。

 春松の兄がアヤカシに攫われたとしたのなら
 それをしたのは声の主なのだろう、か。]


[今一度聞こえる声にもぞりと体を起こす]

ああ、俺が呼ばれたのかと思って返事をした。
何かあったのか?

その声は、ええと。勝丸?


 
 ……厄介だの。
 
 
[姿は消せども、呟きは残るだろう。]


じじ?

[屋根から下りようと思ったところで、呟きが聞こえて動きを止める]


 喰ろた心算が、喰らわれとった。
 
 ……そげんことが無いようにの。
 藤色よ。
 
 
[静かに、しかしどこか柔らかい調子で。
 告げる声も、やがて遠ざかるか。]


丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 23時頃


[飛び降りたところで聞こえた声に顔を上げ姿を探す。
目の前の一平太を置いてでも駆け出したいほどこのアヤカシが好きで慕い懐いていた、自分なりに]

じじ。

俺は退屈でなくなるのなら、俺自身がどうなっても構わないと思う。
喰らわれてでもいいから何かに夢中になりたい。
無論喰うほうが好きだが。

しかし、気をつける。

[どう気をつけるのかはさておき忠告は胸に抱きしめる]


【人】 丁稚 春松

― 祭会場 ―

何か、方法は、ある筈……何か。


                 ――あ。

[ 「心当たり」が浮かんで、思わず抱えた酒樽を落としそうになる。]

……定吉さん。

[ いるではないか。
 ――「あちら」から帰ってきた、ヒトが。]

(101) 2011/02/14(Mon) 23時半頃

【人】 丁稚 春松

[ 大急ぎでお使いを済ませ、屋台に走る。
 吸い込む息の冷たさで、喉がチリチリする。]

……い、ない……。

(107) 2011/02/15(Tue) 00時頃

春松は、定吉をしばらく待つことにした。

2011/02/15(Tue) 00時頃


丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 00時頃


丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 00時頃


【人】 丁稚 春松

おごっ……いいえ、結構です!

[ 慌てて顔の前で手を振る。
 手についた雪が鼻に入って、くしゃみを誘った。]

あのっ!
……聞きたい、ことが、あるんです。

[ 立ったまま、定吉を見つめた。]

(114) 2011/02/15(Tue) 00時半頃

春松は、断ったものの、飴湯に心惹かれている。

2011/02/15(Tue) 00時半頃


【人】 丁稚 春松

寒いの、は。
慣れてます、から。

[ とはいえ寒さで上手く言葉が紡げない。
 鍋の下に点く火に、目を奪われて。
 見つめられている事に気付いて恥ずかしそうに俯いた。]

……じゃあ、お言葉に、甘えます。
いつか、お返ししますね。ありがとうございます。

(117) 2011/02/15(Tue) 00時半頃

【人】 丁稚 春松

[ 礼を言うと、再び定吉を見た。
 どう言おうかしばらく逡巡した後。]

定吉さんは……

(118) 2011/02/15(Tue) 00時半頃

【人】 丁稚 春松

アヤカシに連れて行かれて、帰って来られたって、本当ですか?

(120) 2011/02/15(Tue) 00時半頃

【人】 丁稚 春松

はわ……。
ありがとう、ございます。

[ 湯気に目をしばたかせて、両手の指をしっかり湯呑につける。
 熱さに一瞬ぎゅっと目をつぶった。

 そうして。
 目を開けると、湯呑を見たままこくんと首を縦に振る。
 定吉の顔が見られない。]

噂、は。
お店にいるとよく耳に入りますから。

(126) 2011/02/15(Tue) 01時頃

[よほど心変わりがなければ、一平太を攫ってしまうのが面白いなと思っている]


[但し、何かあるようならば直ぐに気は変わる]



[りん――…]
 


[風に混じるアヤカシの鈴。
 此れを付けたのは何時だったか。
 付けたのか付けられたのか、それすら思い出せないけれど。

 猫の鈴の様に、りんと響く鈴の音は、
 風に溶けるアヤカシの来訪を告げる]


[眼下で謂い合う子飼のアヤカシと、人の子とを。
 狐の面の下、赤い眸はつまらなそうに見やる]

 ……あまり苛めてやるなよ、藤。
 そなたがそれが良いと言うなら、俺は止めはしないが。

[少々呆れたように声をかけて、
 新たに現れた男を一瞥する]


…………直ぐに飽きてしまいそうだな。

[聞こえる鈴の音にフゥとため息をひとつ]

俺が欲しいのは一生遊べる――


[ふるりと体が震える]


――嗚呼。

[いつまでたっても慣れない、これが有る限り自分はとうに人間では無いと思い知る]


【人】 丁稚 春松

[ 促されるまま腰掛ける。]

……どんなことでも構いません。
手掛かりが、欲しいんです。にいさんを、連れ戻す。

[ すがるように定吉を見つめた。**]

(130) 2011/02/15(Tue) 01時半頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 01時半頃


[まるで手妻のような]

[紙や道具を己の家から引き出した妖の術と
 男自身の手際の良さ]


 何ぞ、礼がしたい。
 欲しいもの等有るか?

 有るならば、取って来て見せようぞ。
 ものでも、人でも。

[くるくると回る風車越しに、覗き見るは狐の目。
 赤い眸に爛々と、灯が燈る]


欲しい、モノ、か。

[灯の灯る赤い眸を、じ、と見詰め返す。
 からからと廻る玩具が、その表情に込められたものを強くしている、気がした]

……無いな。

[しばらく考えて、呟くように答えた]


[返る答えに、拍子抜けした様に息を一つ吐く]

 ……そなたは欲がない。
 稀なアヤカシよの。まるでじぃのようじゃ。

[自らを枯れたと言う妖老――
 慶三郎を思い出し、つまらなそうにもう一度溜息を吐いた]


欲が無いわけではない。
欲しいものならば、無くは無いが……

それが何であるのか、俺にもわからないだけだ。

[つまらなそうな様子に、苦笑する]


 欲しいものが判らぬとは、
 ますます人の子のようじゃ。

[小声で呟き、やれやれと肩を竦める。
 もっと心の侭に生きればよいのに、と思いながら]





        [――…りん]


俺も、解っているんだ。まるで人のようだと。


では――…
ウトには、慶三郎殿にも、解るだろうか。

俺は、
俺が半端であると感じさせないものが欲しい。
半端である事を忘れさせてくれるものが欲しい。

それは、何であろうか――…

[それが、男の"孤独"。
 どちらにも完全には混じらない、
 半端者であるが故に抱える感情]


【人】 丁稚 春松

― 供物台 ―

鈴……

[ 先程の定吉の話>>149>>150を思い出す。
 鈴の音。
     アヤカシ。

 ――今朝、ここであった、狐の面。]

うそつき。
定吉さんは、戻ってきているじゃないか。

[ 供えるものは何もないけれど、ここで待っていたらまた出会える気がしてじっと耳を澄ました。]

(189) 2011/02/15(Tue) 14時半頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 14時半頃


[忘れさせて呉れるもの、か。]
 
 
 ――――さて、な……
 
[曖昧に。
 それだけを返す。
 
 思うところはあるのやら、ないのやら。
 茫とした調子からは、計れぬだろうか。]


あれも、これも、みんな欲しいのはアヤカシらしいのか?

[欲に素直なのはそれとも人間らしいのか]


 何を持って半端と言うのか、俺には判らぬ。

[ふるり、首を振って応える。

 このアヤカシ似の中に在るのは、孤独と退屈を癒すものへの欲求のみで。
 斯様な悩みにはトンと縁がなかった]


[それぞれの答えを聞けば、複雑な表情の中にも笑みを浮かべて]

俺は、アヤカシでありながら、人のようだ。

半端なんだ。

藤乃助のように、人の子でありながらもアヤカシとなれるのならば。
俺も、人の子であれば、そうして貰えたのだろうか。

[そして半端である男も、同じようにアヤカシのようになれるのか、可能なのだろうか。

 誰か、知っているか。男は、知らない]


 ……お前さんは、お前さんで。
 
 ええと思っとるんだが、の。
 
 
[先刻とは違って。
 柔らかく、笑み掛けるように。
 
 どこか少し、寂しげでもあったろうか。]


俺は――… 俺、で?

[思わず鸚鵡返しに問いかけて。
 柔らかな微笑みに混じる寂しげな表情に、
 浮かぶのは僅かな困惑]


【人】 丁稚 春松

?!定吉さん?!

[ぼうっと十二支の置物を見ていた所、慌てて出てきた定吉が眼前で躓いて。>>213]

だ、大丈夫ですか?

[ 声をかけたところで「アヤカシを4人」との言葉。
考えるより先に、春松は定吉を置いて境内の裏へと走っていた。]

(219) 2011/02/15(Tue) 17時頃

【人】 丁稚 春松

[ しばらく寒さの中を立っていたせいか、足が縺れそうになる。
 それでも、一目散にかけて。

 藤之助と華月斎が目視出来るところまで走ると、足を止めた。
 はあはあと息をつく。
 心臓の音が煩い。]

(221) 2011/02/15(Tue) 17時半頃

【人】 丁稚 春松

アヤ、カシ……!

[ 声に出ていた。
 朧が言っていた「藤之助」、それと、一平太の友達だと言っていた「華月斎」。
 どちらも、人と変わらぬように見えるのに。
 色で、あるいは友情で、人を騙し、かどわかす――春松からたった一人の兄を奪った、憎き存在。]

(225) 2011/02/15(Tue) 17時半頃

【人】 丁稚 春松

[ 華月斎の注意がこちらに向いたのを知ると、春松はキッと睨みつけた。]

あなたは、アヤカシですか?
一平太さんは、勝丸くんは、そのことを知っているんですか?!
何のために、そんな事をするんですか!

[ そこまで一息に叫んで、は、と初対面が蘇った。
 彼は、勝丸に、「触れていた」――]

勝丸くん、も、アヤカシ……?

(227) 2011/02/15(Tue) 17時半頃

【人】 丁稚 春松

[ キセルを持つ手>>230に視線を移す。
 軽蔑の色を滲ませて。]

それで。
一平太さんも、あなたと恋仲の方も、連れていくおつもりですか?
人の気持ちを、命を、何だと思ってるんですか。
あなたたちのどこが神だ。
ただのかどわかしじゃないか。

[ 怒りに肩を震わせる。
 定吉が必死に自分を止めようとしてくれていたのに気付き]

定吉さん、逃げて下さい。
巻きこんでしまってすみません。

(233) 2011/02/15(Tue) 18時頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 18時頃


丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 18時半頃


【人】 丁稚 春松

それは、本当ですか?

[ 睨みはキセルから外さないまま、華月斎に問い、すぐにかぶりを振った。]

いいえ。
もう信じません。
アヤカシの言う事など、信じてたらばかを見る。

[ そうして、キセルの持ち主を見上げた。]

(242) 2011/02/15(Tue) 18時半頃

【人】 丁稚 春松

あに、を、しってる……?!

[ 元々大きな目が、零れ落ちんばかりに見開かれる。]

まさか……

      まさかっっ!!


[
  ――すきなひとが、できたんだ。

 兄の、笑顔。]

(243) 2011/02/15(Tue) 18時半頃

【人】 丁稚 春松

っの、化け物おおおおおおおおお!!

[ 拳を振りかざし、藤之助目掛けて飛び出した。
触れられない、事など思考からは抜けていて。]

(244) 2011/02/15(Tue) 18時半頃

[アヤカシに近づけないなら、せめて人に]

[夢幻でも、近付いていたかったのに]



そんなに欲しいなら、攫ってしまえばいいのに。


――… はは、俺が欲しいのは。

"俺"自身の価値だというのに。

[それを呉れるものだと、いうのに]



人の子を攫っても、"俺"は変わらない。

そうだろう、なあ――…?

[ならばいっそ、全てを忘れられればいいのに]


【人】 丁稚 春松

[ べちゃ。

 無様に雪と砂が顔に当たる。
 勢いづいた顔は地面を滑り、小石が額や頬に幾つも擦り傷を作った。]

ふっ、う、うううう……っ!

[ 握りしめた拳で地を叩く。
 膝も痛い。
 脛も痛い。]

二度と会えぬ地で、元気と聞いて、心が休まるとでもお思いですか!
彼岸で達者だと慰めてきたこれまでと、何が違いましょう。
むしろ、もっと残酷だ……!

(253) 2011/02/15(Tue) 19時頃

【人】 丁稚 春松

連れ戻す?!
一平太さん、本当ですか?!

[ 春松は、ぐしゃぐしゃになった顔を上げ、一平太に向けて身を乗り出した。]

(261) 2011/02/15(Tue) 19時半頃

[物悲しげな鈴の音。

りん、りん。

頭の中で、何かを思い出せというように響く。

りん。

きっとそれは、大切なことなのに。

――まだ、思い出せない]


人になりたいなんてなあ。

[人間からアヤカシに転じた自分には到底わからない話]


正しくは――… 人になりたい、わけじゃあないがな。

どちらかに、成りたいんだ。

[独りきりは、嫌だ]

成れないなら。

[独りきりだと感じないように、成りたい]


   ――  ああ、寂しい  ――   


【人】 丁稚 春松

[ 一平太の話>>267を耳にした春松の瞳に、見る見るうちに新たな涙が浮き上がる。]

は、

    そ


     で、

              すか……

(271) 2011/02/15(Tue) 20時頃

[ ――寂しい、 と 。

 意識  をすれば  するほどに

                孤独は   深く    なっていく]


【人】 丁稚 春松

は……ははははっ! っは、ははは!

[ 乗り出して前に出た掌は地に落ちて、四つん這いのまま、項垂れた春松の口からわらいが出る。]


 知らなきゃ良かった。
 ……何もかも。

[ 解れた髪が目にかかる。
 ゆっくりと立ち上がり、汚れた着物を手で払った。ところどころ破れている、粗末な着物。
 繕う糸も、それを買う銭もない。]

(274) 2011/02/15(Tue) 20時頃

            その穴を埋めたいから

             人の子を攫うんだ。
 

           何故それがいけないのだ。


 ―― 穴 を 、 埋める ――

[藤乃助の言葉に、赤褐色の眸が、揺れる]


【人】 丁稚 春松

人を惑わす化物め。
たった一人の肉親の、心を、身体を、奪われた哀れな子どもが、どんな思いで日々を生きているか……

こんな事を聞いても、何とも思わぬのでしょうね。

神にとっては、人など虫ケラと同じなのでしょうから。

[ 汚れた顔を袖で拭いながら淡々と言う。
 振り返り、藤之助と、華月斎とを交互に見やり、

 憔悴しきった顔で、その場を離れようと石段に足を向けた。**]

(278) 2011/02/15(Tue) 20時半頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 20時半頃


[男は、人の子を攫う事を、肯定も否定もしていなかった。

 "神隠し"は、自分以外のアヤカシにとって必要な事のようだと薄ら感じていたし、
 そも、"神隠し"事態に、男には興味を惹かれなかったのだ]

[人の子を連れ去る事に興味を持てなかったのは、男のアヤカシらしくない部分で、
 興味が無い事には一切無頓着、それはアヤカシらしい男の一面だったのかもしれない]

[けれど]


【人】 丁稚 春松

――ああ。
にいさんも、人ではなくなりましたか。

[ 藤之助の言>>282に足を止める。]

アヤカシの思いなど知ってどうなると?
人がアヤカシに何をしました?
祭って、供え物をして、丁重に扱えど、何も害する事などしておりませぬ。
それでいて、勝手に人を浚い、遺された者の幸せも、生活も、滅茶苦茶にして。

[ 歯噛みする。
 握りしめた拳の間から流れる赤が、雪に色を添えた。]

――赦さない。

(289) 2011/02/15(Tue) 21時頃

春松は、華月斎に話の続きを促した。

2011/02/15(Tue) 21時頃


【人】 丁稚 春松

[ 石段から下を覗く。
 ここから一思いに飛び降りてしまおうか。]

にいさん……

[ 撫でてくれる手などどこにもない。
 遊びに興じる子どもらを羨もうと妬もうと、「一緒に遊ぼう」と手を引いてくれる「友達」など、もう存在しない。
 春松は「子ども」ではなく、「使用人」だから。親の庇護がある者・生家のある者とは「違う」存在だから、遊んでいては生きていけない。
 辛さに泣いても抱きしめてくれる腕もない。
 肌の温もりなど、とうに忘れてしまった。

 春松は、しばらく虚ろな目で下を見ていた。**]

(293) 2011/02/15(Tue) 21時半頃


[りん――…]
 


[風は言葉を運ぶ。
 人の子らの言葉も。藤之助や華月斎の言葉も]

 ……会って話をしたら、触れたくなる。
 俺たちが持ちえない温もりを持つそれらを、知りたくなる。


[鳥居の上。
 面を外したアヤカシはくるくるまわる風車を、冷たく見降ろしながら]

 触れたいと思えば、欲しくなる。
 人の子を己が手で、花の様に咲かせたくなるものだ。

[くるりくるり。
 回る風車へ、そっと口接けを落として。

 まるで憐れむように、
 その赫い眸を縁取る長い睫毛を震わせた]


触れたい…………相手に触れたい?

[今までそう思って人を攫っただろうか。

――否、ただ隙間が埋まればとそれだけで]


[寂しさは、いつしか消えていた]

[目の前の相手が友でいてくれると、
 人のように扱ってくれると、
 それだけを喜んでいた]


【人】 丁稚 春松

― 石段 ―

[ どれ位の時間、そうしていただろうか。
 鼻水がかじかんだ足に落ちて、その感覚で我に返る。]

戻ろう……。
僕がここで死んだら、店の評判が落ちてしまう……。

[ 主人には恩がある。
 死んでまで迷惑をかけたくはない、と、ずるむけた膝をゆっくり曲げながら、石段を降りる。]

(326) 2011/02/16(Wed) 00時半頃

[   溝は 残った 儘なのに   **]


【人】 丁稚 春松

[ 背中に声をかけられ、弱弱しく振り返る。
 狐の面が見えた。]

ああ、アヤカシ……。
やっぱり、あなたも、人攫い、なんでしょう?

[ 定吉の話を思い出して昏い笑みを浮かべた。]

(330) 2011/02/16(Wed) 00時半頃

【人】 丁稚 春松

手を、差し伸べる……。
定吉さん、は?
こちらに帰ったという事は、手など必要としていなかったのではないでしょうか。

[ 見ていると、何かが放られる。]

……っと!

[ 慌てて受け取った。]

もの、は、触れるんだ……。

(333) 2011/02/16(Wed) 01時頃

【人】 丁稚 春松

[ 合わせ目を離すと、軟膏だと分かる。
 掬って、膝に脛に塗りながら、春松は鼻を啜った。]

どうしてやさしくするんですか。
僕から、にいさんを、しあわせを、せかいを、奪っておいて。
足が治れば、恨みが消えるとでもお思いですか。
返しては、くれない癖に……。

[ 言っても詮無い事だとは、藤之助の言葉から、知ってはいたけれど、言わずにはいられなくて。]

(335) 2011/02/16(Wed) 01時頃

ウトは とても優しいな


【人】 丁稚 春松

[ 声色の変化に、微かに首を傾げるも、面に隠された表情は見えず。]

僕は、失う前からにいさんが大切で、
それはこれからも変わらない自信がありますけどね。

[ 負け惜しみのように、子どもは反発の声を漏らし。
 それでも貝の中の薬を塗り終えると、また合わせてウトの近くの地に置いた。]

……ありがとう、ございました。

(337) 2011/02/16(Wed) 01時頃

 俺はああいう捨てられた子犬のようなものに弱いのだ。

 ……それに藤のしりぬぐいは俺の役目だろう?
 俺は藤の親みたいなものだからな。


俺も、子犬のように拾われたのか?

[くすぐったそうに返事をする、あれから随分時は過ぎたかもしれないが今でもまだ子供のまま]

親、の……そうだな。俺もウトは親だと思っているよ。
そのウトへ、もう一つ頼みたい。


俺はどうしても朧を気に入ってしまったから

“一緒に里に行きたい”んだ。


【人】 丁稚 春松

……言われなくても。

[ む、と唇を引き結んだ後]

礼?
握り飯の?

     ……山の神も、案外律儀だ。

たかだか一握りの、塩も振ってない麦飯が美味いとは。

[ 大きな目を何度も瞬かせ、ぷっと噴き出した。]

(341) 2011/02/16(Wed) 01時半頃

[擽ったそうな声に、ふ…と笑う。
 傍に居れば、その頭を撫でていただろうか]

 ……頼み?

[告げられた言葉に、訝しげに次の言葉を待って]

 ――それが藤の望みなら。
 今宵の門は、お前と其の人の子のために開こう。


【人】 丁稚 春松

[ わらいの意味を問う相手に、ますます相好が崩れる。]

おかしいですとも。
人の都合構わず理不尽に連れ去るアヤカシが、握り飯の礼に人にやさしくする。
人に嫌われたいのか好かれたいのかわからない。

……想いの味もわかるのですか。神はすごいんですね。

[ もう同じ味は作れない。
知る前と同じ気持ちでは握れないのだから。]

(348) 2011/02/16(Wed) 01時半頃

[拾われた子犬は懐いて喉を鳴らし、擦り寄るだろう]

ありがとう、ウト。
俺が人間を攫うために祭りに降りるのはこれで最後になるだろう。

[不思議と確信する、胸に手を当て誓うようにそう告げる]


丁稚 春松は、メモを貼った。

2011/02/16(Wed) 02時頃


 ――見つけたのだな。
 永遠の小鳥。隙間を埋める存在を。

[面の下に浮かぶは、寂しげな笑み。
 だけど、それは声には出さず、然も祝福するように呟いて]

 大事にしてやれ。


/*
中発言失礼。
一応、▼藤▲朧で合わせているが構わぬか?
メモで伝えた方が良いだろうか。


/*

▼藤▲朧でお願いする。
一応、メモに転載も……自分で言うと恥ずか死しそうだ。

あ、でもじじから飴を受け取らないとな。


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