人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


【見】 落胤 明之進

―椿の間―
>>1:699濡れる瞳の中に、焔の揺れる。
眉尻の下がるを映せども、そこに何処の誰を見ていたか]

 そのような言葉、望んでなど……

 ――手折った花など、好きにすればよいのです。
 その覚悟もないのなら、何故。

 何故……

[己から舞を奪った主は、最後の最後、
命をも奪う寸前に、己を手放したのだ。
ああ、けれど主の幻と、目の前の“主”とに、
なんの違いがあろうかと――戻らぬ記憶は囁いて]

  ……慰み者にでも、なんでもすればよいのに。

[薄暗く呟けば、白い指先は“主”が袂煽る様に、すべり落ちて――その身は、ふわり袖を翻す。足元にはつぶれた白い椿]

(@1) 2010/08/05(Thu) 01時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 01時半頃


【見】 落胤 明之進

[落ちた小袖が、指先はいまだ震えて]

  ―――…なにも、わかって

[詰りかけた唇を引き結ぶ。
見上げた瞳は、いまだ昏い火を燈し]

  あなたは嘘つきだ。 

[鮮やかな色だけを残して、戸口へと向かう。
椿には香がない、その鮮やかな色形があればこぞ、香は必要ないのだという。

残り香ひとつもなく]

(@2) 2010/08/05(Thu) 01時半頃

良い機会だ。
お前が毒の花ならば、そのまま彼を誑かしてみては?


落胤 明之進は、戸口を開けば、そこに2人の姿はあったか

2010/08/05(Thu) 01時半頃


 …………………彼を?

[苦笑混じる]

 貴方の後では翳みかねる
 が
 ……戯れる程度なら。

 日は未だ高い


【見】 落胤 明之進

 ―本邸・椿の間―
[扉を開けば見知った姿、一瞬の険しい表情は驚愕に紛れる]

  夜光……

[眉をひそめたままでは、うまくは笑えなかっただろう。
それは学院に戻った時に見せた表情に、少し似ていたかもしれない]

(@4) 2010/08/05(Thu) 02時頃

【見】 落胤 明之進

[釣られて鈴の音の先を見やる、
また心配をかけてしまったのだろうか、と揃いのように鵠へと頭を下げた。]

 昨日の…あ、あれか。
 酷い目にあわなかったから、よかった。

[律儀なことを言う友人に、今度は小さく微笑んで。
それから少しだけ困惑を滲ませる]

 ――あの、部屋はちょっと中にまだ刷衛様がいらっしゃるから……

[2人を見比べて、ゆるり俯く]

(@6) 2010/08/05(Thu) 02時頃

 しかし……

 死して満たされるとは
 坊主の言葉だけなのか、それとも

[納得がいかぬ風に呟き洩らす]


【見】 落胤 明之進

[舞いに触れられれば常ならば饒舌になる、
けれど今は、ありがとう、と言葉を返すのみで]

 ――あ、うん。
 離れても大丈夫、忙しくも、ないよ。

[一々気遣うような友人の言葉は、
懐かしさもあいまって、少しばかり心を脆くする] 

 夜光……
  私は、また、主様に――

[言いかけて、続いた伝言にひとつふたつ瞬いて、
やはり小さく微笑って、同時に申し訳なさそうに身を縮めた。]

 華月殿と高嶺様が……
  ――お気に止めていただいて、ありがたいな。
   すごく、申し訳なくも思うんだけど………。

[傾げられた夜光の首には、当然どなたが高嶺様かわからない と首を振っていたのだけれど]

(@9) 2010/08/05(Thu) 03時頃

 刷衛殿、面白い人物にあった。
 天満月 邦夜と言う花主
 人狼病を持つものと口付けると発作を起こすそうだ

 先程発作を起こしてるところにあってな
 ……豚狼に悪戯されて口付けられたのだと。

 獣がその者の力に気付き
 誑かされる前に、何とか協力させたいものだ


【見】 落胤 明之進

あ――……

[視線の動くを見れば思わず、友の手を追いかけた。
おいていかないで、とそんな言葉はさすがにもう口には出ないけれど。それは幼い頃の所作のようで、気づけば少し恥ずかしい。
触れた指先は、けれどその頃とは、もう違う温度]

 いや、きっと、私が主様を探してた姿が、
  何かぼんやりしてたとか、頼りなかったとか、そういう……

[俯いてしまうから、隠されたものには気づくはずもなく。
そして続いた言葉に、ゆるりと首が傾いた]

 髪を結わえて……?

[彼の人の一番印象に残ってる姿は、
髪を下ろした時だったのだ――悩ましい沈黙の後、続いた言葉]

(@10) 2010/08/05(Thu) 03時頃

【見】 落胤 明之進

 似ている、二人……?

[その手が触れていれば、
びくりとした震えはひとつ伝わっただろう]

 ――……いや、うん。
 わかった、どなたかわかったよ、ありがとう……

 そう、あの方が……

[同じく声は落ちるのだけれど、
何ゆえかは己自身もわからないまま]

(@11) 2010/08/05(Thu) 03時半頃

【見】 落胤 明之進

[伝わる温かさに気を抜けば、
滲んでくるものはあるのだけれど、唇をかみ締めて。

「ぼんやり」と「頼りない」をさりげなく肯定されれば、
少しだけ横目で拗ねたように睨んでみせたりも、した]
 
 そう、うん。お話したんだ、その高嶺様と。
 似てる方を知ってる、とかそういうことを……

 ――って、もう、お礼くらいちゃんと言える よ

[言う間でもないこと、にやっぱり少しだけ拗ねた風を見せて勢いよく言いかけたけれど、――けれどわずか自信のなさは滲んでしまって]

 あ、ごめん――
 君まで、冷えるから……

[不吉なつめたさをこれ以上伝えることのないよう、触れる手はそっと引かれた**]

(@12) 2010/08/05(Thu) 04時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 04時頃


[知っている
知っていた
筈だった
行為の数々を、直接其の身に受けて
花は乱れ咲く]

 ……坊主、と謂うは
 皆、こうなのか……

[父親もと謂っていたな
そうぼやき
種を植え付ける事の出来なかった
彼の胸に顔を埋めた。
ぴちゃり、舐め遣る]

 これは、確かに
 喰いでがありそうだ**


[そして、ヨアヒムを確保し、大広間の控え室に放り込んだあと、イアンからの報告を聴く。]

 ほお……
 稀にそういう人物がいるとは聴いたが。

[そして、しばらく考え…。]

 邦夜さんには事情を話して協力してもらうのもいいかもしれんな。


 いや、でも、話すと、それはそれで危険か?
 
[邦夜とは少し、話をした。花祭ははじめてのはず…。もちろん、花と戯れるなども、そう経験はしていないだろう。]

 ともかく、彼はこちらの手中にしておきたい。
 そして、彼は花主だ。

[少し押し黙るが、その先意味はわかるだろう。自分とイアン、花主と花、傍にいやすいのはどちらかと。]

 仕事、として、彼を操れるか?


 何処まで話すかは…
 私も難しいところかと。

[刷衛の言葉には同意するように。
 ……続いた言葉、
 それは自身も現在考えていたこと]    

 媚を売った経験はないが
 なんとか、する。私も花だ。

[相手が花主としての経験が浅いのが救いか。
 先ほどの、振り返れば赤面ものの
 拙い媚を思い出すが……なんとかせねばならない]  


 ああ、じゃあ、頼むぞ?
 というか自信がないのか?




 じゃあ、練習台になってやってもいいぞ?
 ほら、媚売ってみろ。

[そしてすぐにそんな冗談を飛ばす。]


 ……しょうがないだろ!
 今まで私には必要なかった……
 けれど、今必要なのだ……頑張るさ……

[自信がないのかと突かれれば
 声が大きくなって……少しずつ声量が下がる。]


 …………

[声音が冗談を飛ばすものに変わっていることにも気づかず
 真剣にこう言う場合はどう媚を売るべきなのか
 眉を寄せて考えて]

 ……刷衛殿…お主に会いたいと、思うている……

[小さく呟いた]


[正確には息を吐いたというより、噴出した。]

 そ、そうそう、う、うまいじゃねぇか。
 背中につめたいのが走ったぜ。

[イアンの頑張った媚の言葉にそう感想を述べた。]

 不慣れな感じが実にそそる。
 さすが、花だな。

[世辞ではなく、本当だった。]

 よし、まだ何か言ってみろ。

[再度、けしかけてみる。]


 ……笑うなっ!滑稽なのは…己でもわかってはいるのだ…
 さすが花などと……

[聴こえた息遣い。どう考えても噴出された。
 やはり、拙いのだ。媚も一つの芸
 そして、青年はその芸を鍛えてこなかった。
 告げられた評価は、不慣れゆえのなんとやら]

 ――……本気で逢いたいのだ。刷衛殿以外に
 私に、頼る相手もない……だから……

[再度の声に、羞恥心を押さえ込む少しの間の後
 薄く、口を開いて。かすかな声が零した]


 おお


                   いい。

[ちょっとかなりよかったらしい。
 うっかり鼻を抑えた。]

 大丈夫だ。うん、今傍にいたら押し倒してた。
 問題ない。

[むしろ一人で部屋で拝んでいる。]

 よし、頑張れ。見守ってるぞ、というか、
 聴き守ってやるからな。

[よしよし、という声。]

 で、封鎖のための人員はもう呼んだか?
 


 ……本当か……っ

[今度は噴出すような息も、
 それによって不自然にどもる感もなく]

 床まで持ち込めるかはわからんが練習は生かす
 ……報告はするから、聴かんでいい

[聞き守ると言われて苦笑する。
 よしよしという声も相俟って
 どうにも子供扱いされている気配に戸惑いつつ
 仕事のことになれば深呼吸一つ]

 封鎖人員は昨晩の宴直後に
 次の宴目処によこすよう連絡してある
 そこは抜かりはないよ。

[先ほどのよどみは嘘のように
 凛とした声でこたえた]


 おう、頑張れ。
 まぁ、でも相手は新人だ。

 割り切る部分も大事にな?

[そして、手はずが整っていることを聴けば、うむ、と深く頷いた。]

 ――…いや、任せきりですまんな?
 頼りにしてるぞ。相棒。

 じゃ、俺もちらちら各自の様子を見る。





 そうそう、あえぎ声だけじゃ助けてほしいのか、房事に夢中なのかわからんので、助けて欲しいときはちゃんと名前を呼べよ。

[余計なことも言っておいた。**]


 ……そうだな。相手も力の為に利用されて
 溺れてしまうのでは…哀れか

[忠告に邦夜自身のことを考えるのが抜けていたのに気づく
 いかんな、と、ゆるく頭をかいて]

 ……私の仕事であり、私の復讐だ。
 気にするな……お互いうまくいくことを




 ……間違って情事の最中、
 刷衛殿の名を呼ばぬよう気をつけるよ
 駆けつけて、あれ?なんぞ?では、な

[仕事の話で落ち着いたのか、余計なことにも
 からりと笑って言い返した]


[私の復讐で仕事、には黙っておいた。
 この相棒はどうやら猪突猛進のようだ。


 復讐のための仕事……。


 イアンの目的がそうと決まっているのなら、
 自分はなんのためか。さてはて。**]


[そして、そんな恩を売ってまで、己の心を買おうとした男は…
 哀れこの手に引き裂かれ、産まれる子の肥やしにされたという。]


【見】 落胤 明之進

―椿の間・前―
>>109涼やかなる白鳥の人、
案じる言葉には、茫洋とけれど微笑みを作って向ける]

 ……鵠殿、
  昨日と続いて本当に――

 体調が優れぬわけではないのです。
 身を案じていただくのも申し訳なくて……

[そう、身は軽く。舞うには何も支障はない。
まるでそれだけの為に、あるように。
退いた指先を、そっと小袖の中に隠した。] 

(@13) 2010/08/05(Thu) 17時半頃

【見】 落胤 明之進

[窓辺へ寄る人の視線の先を見やる、
“主”は行ってしまったのだろう――ふ とかき消える瞳の彩。
椿についての詫びにはただゆるく首を振る]

 そのように落ちるが、
  あの花のさだめにありましょう。

 散花のことなど、どうぞお気に留めることなきよう。

[部屋につぶれた白花を思う、
八重の牡丹に咲いたあの椿の名は――名は、

―――りん、と鳴る。
沈んだ眼差しのあがる。

何を見たのか。
何に触れたか。]

(@14) 2010/08/05(Thu) 17時半頃

【見】 落胤 明之進


  ―――人の業を。

[去り行く人に頭を下げる。
―――りん、と。
涼やかなるその音は鳴っていた。

傍らの友人は、その言葉をどのように聞いただろう。
眼差しをそちらへ向ける]

 庭に出るなら、
 部屋を抜けて行けば早いと思う……

[誘えば、その室内に潰れた白椿はあったか。
あるいは、葉月の陽炎が如く消えていたかもしれず]

(@15) 2010/08/05(Thu) 17時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 17時半頃


【見】 落胤 明之進

 ―庭・椿の間前―
[陽光に影は濃く、涼を求めて木陰が下に。
虚ろな黒は友に向かえば、けれど笑みを浮かべてみせる。]

 久しぶりなのに、ごめん。
 もっと良い話が出来ればよかったのに、

[詫びながら俯けば、髪の零れる]

 ――その 私は、
    また主様に手放されて……

[“また”と零れた言葉、ゆるりこめかみに指を当てれば、
重なる記憶がぐらりとゆれて、ふたつに割れた。
――そう、手放されるのは2度目なのだと、
記憶と共にゆらいだ体は、幹にそっと手をついた]

(@16) 2010/08/05(Thu) 18時半頃

【見】 落胤 明之進

―庭・椿の間前―
[小さな混乱、最初に誰が己に言ったのだろう。

『明之進殿は、遠く外つ国の主の元に――』

そう、そのように言われたのに、と。
黄泉花は、その透けるような掌でそっと顔を覆う]

 ――そう、あの方は前の主とは違う、新しい遠く外つ国の主で。前のあの方とは違うから、舞うことも禁じられずに――
 触れも、せず。

[ひとりごちるようなそれは友にも気が触れたと、見えるだろうか、
乱れる前髪にくしゃり、とその指先の通れば、撫でられた手を思う。
――まづかきやりし人、唇を小さく掠める呟き。]

 けれど、手放されたのは、おなじ こと……

[友が知る学院に戻された事実と、刷衛の知らぬその事実。
噛みあわぬ事実が揃えば新たに浮かぶ何かもあろうけれど。それはいまだ繋がらず**]

(@17) 2010/08/05(Thu) 19時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 19時頃


 ――望みはひとつ
 願いはひとつ――

 種植え付けて
 腐らせる
 この世の理
 
 幾年もいくねんも
 血を継いで
 肉を喰らい
 種を植える

 二つ心は要らぬ
 惑うては
 いのちとり


…一体。

[小さく呟いた。
それは無意識に]


 ――何、

[呟きは呆然と]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 22時半頃


【見】 落胤 明之進

―裏庭・日陰の椿―
[花は虚ろに目蓋を開く。
芝に横たわる躯、土の匂い。指先を持ち上げれば触れる花びら]

 ……手放したくないなら、
 そのまま閉じ込めでもなんでもして、

 枯らしてしまえばよかったのに。

[くらり、と揺らぐ記憶の端、
思い返すは友の言葉とあたたかな手]

(@22) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

[庭の傍らの葉椿には、無論花のひとつもなかった。
眼差しは友の瞬く黒檀に遷ろう。
友へ告げた言葉は、主に禁じられたこと、舞うな笑うな出歩くな。
他にもあったか、それは記憶の定かではなく。

伸びてきた指先が己が指に触れる、
ずるり、と手を落とせば、優しく撫でるその指先。
脆くなる、眸を狭めて、震える口唇を一度かみ締める。

懐かしい名を呼んで続く言葉に、
けれど黒紅はきつと目元厳しく見据えた。
それほどの花だ、と――]

 
「それほど なんて、
   ねえ、その価値は誰が決めたの?」

(@23) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

[才能だとか扱いきれぬだとか、“主”に告げられた言葉を思い出す。
花の価値などそれを認める者の裡だろうに、
何故持て余すなどというのか、わからずに。

――わかっているのは八つ当たりじみているということ、
髪に触れた手に引き寄せられれば、つめたい指先は上衣を捉えて小さく縋る。
けれど泣きはすまい、とやはりきつく口唇を噛みしめて、かみしめて――意識は途切れる]


[傍らの葉椿、八重の牡丹咲き
――白い椿花の名を、白拍子という。
踏みにじられるも、またあわれ]

(@24) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

[途切れた先に、思い返すは、
一度手放されたときのこと]

 ――けれど、
   ああ、そうだ……

 署名を記されるまでは、まだ、私は――
 
[あの方の花、なのだ と。
――記すべき書などあろうはずもないののだけれど。

途切れた意識も、己の在る場所も不思議を思うことはなく、
黄泉花はふわり 彷徨いうつろう]

(@25) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【見】 落胤 明之進

[やがて、黄泉花は――
あてどなく彷徨うその先で、
再び“主”が傍らに白き桜花の在るを見る。

 されど、その姿は陽炎。

その場にひらり、と舞い落ちた、
踏みにじられた白花の一片も、やがては消える幻]

(@26) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

 すまん、ちょっと遅れるかもしれぬ。

[行かねばならぬが、動こうとしない花。
 仕方なく、小さくそれだけ囁いた。]


 ……?はい、わかりました……
 大丈夫です、やり遂げて見せます。
 舞い手の花なのですから。

[聞こえた声にきょとんと。その後淡く笑んで。
 ただ、通信が入ったついでに
 暫く口篭って…言うとおりにしてくれれば
 どうせばれること。意を決し話す]

 ……本郷殿に宴前に逃げるよう勧めました。
 彼は人を殺そうとしても殺せない人。
 多分獣ではないかと思いまして。

 けれど、職務違反です。
 この件のセンターからの罰は私が受けますので…
 御報告までに


 何?



 そうか。

[職務違反、そういわれればそのとおりで…。]

 その件はのちに。
 本郷さんがそうでないのであれば、問題はなかろうて。

[早まるな、との意味あいもこめて、そう答えておく。]


 はい……勝手な行動申し訳ありません


 邦夜殿の力は
 怪しい人に使ってもらうべきなのでしょうか…
 それとも、人であって欲しい……と
 思う人に使うべきなのでしょうか…ね

[刷衛と邦夜、それ以外は誰が獣か、人か
 確信が持てないなか、そんなことをポツリとこぼした]


[相談を受け、それは怪しい奴に決まっている、と思いつつも、即答はせずに考える。]

 人間であってほしい…と思うというのは、どういうことかな。

[そう、あれだけチャールズに執心していたイアン。
 もしクロならば、どんな相手だろうと殺しそうないきおいだった。
 だが、



                 そうでない人物ができたか?]


 …例えば霞殿…旧友ですから…昔から知っていますし
 獣ではないと思いますが…
 それと、彼の花となった鳥、迦陵
 …霞殿と仲睦まじい様子でしたので迦陵が獣だと……
 霞殿が哀れです……
 それと、本郷殿…理由は先程の通りにロビンですね…
 まだ、ほんの童花ですから……
 ……ロビンはそうは言っても疑いも濃いので
 …まぁ、殺すべきなのでしょうが

[聞かれた質問に、具体的な人物名を聞かれているのかと
 名前を挙げていって
 それは刷衛の思うことと、重なるだろうか?]


 イアン……
 お前は人から騙されたことはないのか?

 クロは人間らしくないわけではない。
 人間らしいクロもいる。

 人間であってほしかった者がクロの場合はどうするのだ?


 ……騙されたことは確かに少ないです…
 昔も、今も。
 今までは殲滅が多かったので考えてませんでしたし…

[今までの仕事を思い出して、小さく首をひねった後
 続いた言葉には朗らかに笑いながら返した]

 ああ……その場合は…殺しますよ。当然です。


 そうか。



 ならば、効率のいいほうを選べ。

[笑い声には眉を寄せたが、見えるわけはもちろんない。]


 効率、の、いいほうですか……んんんん…
 怪しいところ、ですかね。
 それか怪しいのは殺すってことにしてしまって
 まったく判断つかないところか…??
 

 あ、けれど先程の話だと
 騙されていることも考えると
 騙されそうなところのが良いのだろうか…

[眉を寄せているとも知らず
 夕飯を迷うような気楽さでそんな言葉を零して悩む]


【見】 落胤 明之進

 ―大広間・窓辺―
[それは影のように窓辺に佇んでいた。
水干の下の単は勿忘草色、袴も白く涼やかに、
袖括りと頸かみと、2つの緒紐は萌葱色を棚引かせ。

 身に纏う色は春の色。

されどその春は穏やかなるものではなく、
心千々に乱される春の嵐の前の、静けさ]


  ―――…、月の満ちる。
    

[戯れる友と花と花主と、
その姿を遠く見るも、再びうつろに月を見上げた。
それは画に描かれたと同じように――紅色であっただろうか]

(@31) 2010/08/06(Fri) 00時頃

落胤 明之進は、夜光の大声には、はたり、と瞬いて思わずそちらをみたのだけれど

2010/08/06(Fri) 00時頃


 ……息詰まりそうだ
 宴を切り上げるは、駄目か

[次々に増える人に、うんざりと呟く]


 なかなか、可愛らしい花?だな
 なるほど、遅くなるといった理由も理解した

[くすくすっと笑いを零して]


 おう待たせたな。

[シンプルにそれだけ]


【見】 落胤 明之進

[とくり、と湧き上がる畏れと昂揚を押さえ込む。
それは何処からかの視線であったか――。
けれど、それに気を取られるは、ひと時のこと。]

 ―――……、あ

[白を纏う桜花、それを連れる“主”を見れば、
小さく項垂れるも、唇を引き結ぶ。

――なんのことはない、あの花を傍らにあるということ。
扱いきれぬなどと、体よく払われただけなのだろう、と。

されど、花として勤めを果たすべく。
それは主が傍らに歩み寄る]

(@33) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

 大丈夫、まだ始まってもない

[狩の高揚からか、だいぶはしゃいだ様子で]


仕方ないだろう。
そういう場所だ。

今のうちに誰を喰うかぐらい考えて気を紛らわせたらいい。

[小さな嘆息。
面倒だと思っているのは自分もだった]


 今宵喰らうなら
 僧で良いと思うのに

[拗ねた声]


【見】 落胤 明之進

―大広間―
[花はいまだ“主”と呼ぶその人の傍らに付き]

 ……その物言い、
 少々失礼ではありませんか?

[会話の間に割ってはいるでなく、
「なにかした」という“主”への言葉に、
ただ一言を静かにロビンに向けて――

どこか怯えたようにも見えたその人の、
様子の変わったことには、気づいた。
とくり、と、また一つの胸騒ぎ]

(@35) 2010/08/06(Fri) 01時頃

乾か。
何だ、二人とも随分執心だな。

[霞も自分好みだと推していた気がする]


  そうか、ならばよかった。

[セシルと明とロビンに囲まれているので、なお、何もそれ以上はいえないらしかった。]


 ええ、はじめますね。

[短い返しに、此方も短く台上で]


【見】 落胤 明之進

>>377 落ち着いたか、
と尋ねるその言葉には、沈黙の降りる]

 ――……いらぬなら、
   いらぬと仰って下さればよいものを。

[小さな呟きを搾り出し]

 されど、書面を記すまでは、私はいまだあなたの花です、
 ご不快であろうと花としての務めは果させていただきますゆえ…

[感情を押し殺した声音、制止する手も相まって途切れる]

(@36) 2010/08/06(Fri) 01時頃

 いや、少し薄味なれど
 美味かった。
 
[思わず笑み零す]

 貴方は?
 喰らうなら誰を


【見】 落胤 明之進

[笑みを見れば、瞬く。
冬の張り詰めた空気のような、
そんな緊張感を抱いていたそれとは異なる]

 ご理解いただければ、私はそれで。
 主様も気になさっておられませんようですので。

[怯えも険も、篭らぬその言葉]

 ……その、随分と、柔らかに。

[けれど、胸騒ぎは止まず。
>>384 交わした言葉をロビンが捉え、
口を開きかけたところで声は響いた、舞台を見やる]

(@38) 2010/08/06(Fri) 01時頃

[その様子をじっと見ている。]


            ――…やりすぎだ。
            煽ってどうする。


薄味?

[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]

…今のところはまだ、決めかねている。


…肉饅頭め、しくじりおって……。
[袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。
 彼と…己の囲い主の傘の下。
 今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。

 イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]


【見】 落胤 明之進

[散った朱に、黒紅を見開く。
かたかたと震えの走る、躯]

 ――――……あ、

[座する膝元のくずれる]

(@39) 2010/08/06(Fri) 01時頃

 ……やりすぎなものか…手緩い。
 仲間をはくまで痛めつけて当然


 その仲間が、尚、暴れるかもだ。
 しかし、やってしまったものは仕方がない。

[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]


…だから、逃げろ、なのか。

[は、と。
短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。
己にすらわからない]


 ……

[無言。
あるのは憤り混じる念だけ] 


 暴れてくれれば痕跡が残る
 暴れてくれればより見つけやすい

 何が問題がある。


 それに巻き込まれて、死ぬ奴が出るかもしれぬ。




[お前の元主のようにとはいわなかった。]


 ……そうですね。
 けれど、そうでもして捕まえなければ
 羅患者は増え、よりいっそうの犠牲者が出ます。



 違いますか?


[しばし沈黙するが、目を一度伏せてから。]

 もう事態は転がりだした。


                見極めるのみだ。


【見】 落胤 明之進

[容疑と聞いて案じて見上げるその先]

   主様――

[震えた透ける様なその手は、
結局は“主”が元に伸びて、その袖に縋ってしまう。
――縋るようで、
けれどそれは此岸に繋ぎとめることを願うような。
乱れる感情は、四肢の裂かれるが如く]

 ―――……、

[一つの名にふと、一度大広間を見渡した。
虎鉄――知らぬはずのその名、その姿を見出そうと仰ぐ眼差し]

(@41) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

 ええ、そうですね……
 私も観察はしますが
 話すので観察しきれません。
 ですので、観察本当によろしくお願いいたします


 私とて、無実の人間は殺したいわけじゃない


[先程散った赤い血か、それとも赤い月のせいか。
 体の芯に沸き立つ獣を、抱く手に力込めて押しとどめる。]

…堪え切れねば……全て喰い尽くすしかなかろう。
[苦しげに小さく漏らす言葉は届いてしまうか。]


 全員抹殺など
 涼しい顔で謂うて

 非人道的でないと?

 ようやる。

[怯えは半分が演技、半分は底から生じるもの。
けれど
嗚呼、ひとのにおいが、血のにおいが強い]


……ああ。そうだな。

[堪えきれなければ。
総てを喰らって生き延びるまでの事。
従来と何一つ変わらないはずだ]

総て

[喰らうは狼憑きが故の定め]


【見】 落胤 明之進

[主が言葉に、髪の乱れも構わず首を振る]

 いえ、――いえ、違うのです。
 わたしは、 わたし は――……

[何か言いかけた言葉、
けれど言葉はそれ以上は繋がらず。
撫でられる、その感触に黒紅は滲んで――泣きそうに歪み、
袖から手を力なく落として――その後、交わる琥珀色]

(@44) 2010/08/06(Fri) 02時頃

【見】 落胤 明之進

[琥珀と黒紅の交われば、]

  ―――……、

[冷たい静寂の訪れる。
ひとつ、どこかで扉が開いた気がした――常世の扉。
夢もうつつも交われば、彼の人の真の姿が視える]

 ……そう、私と同じ。

[言葉の意味も把握しきれぬまま、
歪んだ微笑をひとつ送れば、俯いた]

(@45) 2010/08/06(Fri) 02時頃

 総て…………ならば
 順序も考え直す必要あるか

 如何しよう。


如何したものかな。

…イビセラ。
お前、乾についたのだったか。

[付き従っている様子は、視線で見てとれる。
数拍開けてから]

このまま転がせそうであれば、あれはしばらく見送ってもよいかも知れん。
代わりに、誰か。…食指が動きそうなところがあれば。

それか……推測だが、もう一人ぐらいセンターの人間はいそうだな。
そこをあえて食ってやるのも好いかも知れん。
あの花独りで根回ししたにしては、状況が綺麗にまとまり過ぎている。


【見】 落胤 明之進

[己が体を抱くのは、抑えていなければ。
四肢がばらばらになりそうな、そんな錯覚。
――そして ふ、と思い至る]

  ……夜光、も?

[この場にあることは知っているのに、
居なければいいと願う、適うはずもない願い。
その姿を認めるのが、怖くて まなざしを伏せる。

続けられぬ言葉、知っている。
この後、起こるであろうことを、知っていて、]

   私には、なにも、出来ない――…

[存在が希薄になりかけて、
その姿は陽炎のように一度揺らいだ]

(@47) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

 そう、いまは坊主の手に。



 ……センターの、イアンでは駄目なのか?

[小さく笑うは
幾らか平常が戻ってきた故に。
二人の仕草を視界隅捕らえ、からかい混じりにひとつ]

 根回しした相手
 検討もつかずして

 さて……如何したものか


あれほどつけ上がったことをしてくれるのならば、
最後まで残して苦しむ姿を見るほうが楽しいだろう?

[淡々と告げる。
からかうような言葉など歯牙にもかけない]

…刷衛。もしくは、天満月

[ぽつりと一つ、名をあげた]

ひょっとして、と言う可能性でしかないが…
あの研師、幾らか反応が薄いように思う。


イアンと通じていそうなものか…

もしくは…
[この感情は嫉妬なのだろうか。自らも花を手にしていても尚。]

…高嶺が摘んだ花の、いずれかを。


刷衛、天満月
どちらも、反応の薄い点では……そうか。

[淡々と謂うに追いかけはしない。
名を呟き乍]

高嶺の摘んだ花ならば、華月を

[どちらかと謂われ、迷わず片方を選ぶ。
意図の説明は出来ず]


【見】 落胤 明之進

[イアンが去る前、“主”が長く彼を見据えていたら、
そっとその袖を引いただろう。]

  主様――、容疑、となれば
   ……余り目立つ真似はなりません。

[傍にある白い桜花の様子はどのようであったか。
名も知らぬその桜、乱れる裡を押さえる。]

 ――…あなたも。

[何者であるかは知らねども、
主が案ずる身であれば、と言葉を添えた]

(@49) 2010/08/06(Fri) 03時頃

どちらも、何かを知っていると言うのは間違いないようにおもう。

[強く視線を向けていた刷衛。
多少の驚きはあれど、それにしては驚きがあとを引いていないよう見える天満月]


…高嶺の?

[その言葉は発想に無く]


 華月

[呟く]

 あれがいい。


【見】 落胤 明之進

[法泉の声、遠く聞く。
呑まれる、呑まれる――
閉ざした目蓋の裏、浮かぶは紅月]

 ―――……、

[そちらを向いて小さく頷いたけれど。
我が身は既に―――……
ひとつ、過ぎったところで虎鉄のくずおれるを知る。

また、ゆらぐ]

(@50) 2010/08/06(Fri) 03時頃

 念のため
 邦夜が来る前に迦陵が私の部屋を訪ねました。
 そして直ぐ立ち去ったのですが
 ちょうど、入れ替わりに邦夜がやってきたので
 邦夜が私の部屋に来たことを
 迦陵は知っていると思って良いでしょう

 些細なことですが、報告までに


【見】 落胤 明之進

[近づく影、我が身をゆる、と抱いたまま見上げる。
一瞬だけ、小さなゆらぎは黒紅の中に過ぎったか]

 ―――あ、高嶺様……?

[友の言葉を思い出し、
また今もかけられたは案ずる言葉、笑みを作って]

 いえ、わたしは大丈夫です。
 主様のお傍に――。

 ……あの、夜光より私を案じて下さったこと聞きました。
 ありがとうございます。
 あの時のことは、もう大丈夫ですので。

[言葉を濁しながら告げる。
捨て犬の心持、より共感が深くなったなど、“主”が前では口には出せず]

(@51) 2010/08/06(Fri) 03時頃

そういえば、もうひとつ…
[ふと思い出した、違和感。]

イアンが…天満月の御子息を、籠絡したい、と。

いや、おかしいか。通じておるなら取り入りたいとは。


【見】 落胤 明之進


 ――……、

[もう一つの月、その言葉に今度こそ、
小さな怯えを滲ませて、霞と朧と2つの月を見比べる]

 いえ…… わたしは
   主様のもとに――…

[縛り付ける妄執のまま、繰り返す同じ言葉]

(@52) 2010/08/06(Fri) 03時半頃

籠絡…?

[己の居室へと戻るその途中、言葉に微かに訝しんだような返事になる。
天満月を。先程の言動と内容から照らし合わせるに]

…何らかの手駒にするつもりかも知れん。
だが、理由がわからない。
センターにとって都合のいいものだと言うことなのか?

[軽く首を捻る]


 籠絡かどうか
 ……取り入る何かが、かの人にあると?


…そういうことだろうな。
少し、病関係の書籍を探ってみるほうがいいだろう。

理由が転がっているかもしれない。


書籍なら、
広間を出て間も無くの部屋が書庫だった。

[記憶を辿る。
子供が隠れた暗い部屋]


書庫の場所なら…知らねばそこらの使用人に聞いておいたほうがいい。
くれぐれも…ここで通じていることを知られてはいけないよ。


【見】 落胤 明之進

[長く沈黙があれば、一つ思い出す。
“主”と呼ばぬように、言われていたのだと――
慌てたように口を開けども、続く音もなく。

ただ、小さく頷く人の言葉に、
迷いを見せながらも頷いた]

 ―――はい、
 刷衛様のお邪魔にならぬ程度に、
 お傍においていただければ……。 

[呼び名を変えて、憂う表情は隠せぬまま、小さく紡げば。
2つの月、わずか視線は揺れる]

 高嶺様も、どうぞ お気をつけ下さい……。

[案じられた感謝も込めて、丁寧に頭を下げる]

(@53) 2010/08/06(Fri) 03時半頃

【見】 落胤 明之進

[つきり、と鈍く痛むこめかみを押さえた。
”こんなところに、いるべきではない。”
何処であれば相応しいのか――知っている はずで。

霞と朧、二つの月。
近く親しく交わされる2人の言葉に、高嶺の言葉を思い出す。
良き関係であろう、と思った、その様子。
似ていることにも、違いはないと感じられ。

けれど、異なる]

 ―――……、

[霞の月を見上げれば、とくり、と湧き上がる、
――それは畏れのみならず、己が身を焼き尽くす高揚に似ている。]

(@54) 2010/08/06(Fri) 03時半頃

わかっている。
…必要なら庭から回る。
あちらからなら書庫の位置もわかる。


 全く手間のかかる事
 ……センターの人間など、招くから。

[イアンは彼に招かれた
そう言っていた、昨夜の記憶。
溜息を洩らす]


【見】 落胤 明之進

[ふ―――と、彷徨う意識が引き戻されたは、
霞の月が去った後であったか、下駄の音の響くは既に遠く]

 高嶺さま……

[深い憂いの残るその貌、
案じられる理由――察することが出来れば、
それは複雑な痛みをもたらしたであろうか。

 気づかぬまでも。

“主”が傍らに馳せたまま、
その眼差しは、夜光の姿を探した**]

(@55) 2010/08/06(Fri) 04時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 04時半頃


 報告ごくろう。
 そして、大役、しかと見た。

 邦夜さんの動向は、任す。





 さて、怪しいのはどいつかねぇ。**


 舞うは花の務めですから……お言葉ありがとうございます。
 邦夜殿のお力は判断出来るのは一日一人、
 また、体調の関係等も考慮し判断の先は
 邦夜殿にお任せにするつもりです。


 ……傍目には動揺の少ない刷衛殿が
 怪しく映りましたよ?

[そう言って小さく笑って]
 ……疑われ過ぎる時は、
 名乗り出てくださいね。 ……投票は、絶対ですから、万が一な事態になったら
 私が貴方を殺める*ことに*


 このまま、ひとの気無ければ
 イアン……
 背後から襲って

 ……流石に無謀か

[ちらと視線流し、首を振る]


彼の人は、もののふの舞を得意とします。
目覚めたてのお前で…太刀打ちできるかどうかは。

[慎重に、と促す心の奥底には、やはり旧き友への想いも無いわけではない。]


 ――返り討ちが関の山か。

 坊主にも謂われた。
 喰らうなら報いを着せると

[溜息]


 居心地が、悪い
 視線で犯される気分だ。

[遠くを見遣り、眉を寄せる]


[今も必死でこらえているのは、このまま雛を喰らいたい想い。
 …今喰らえばきっと足が付く。それでは…]

いや、それを逆手に取れば…
花か主かを喰らってしまえば…


[彼を喰らうその日がくるなら
それは人食花散る日]

 ……?
 此処にあるは
 花か、主のみと


つがいの片方食らってしまえば、
もう片方が獣だと…


 ロビンと今話しておる
 ロビンもそなたを疑っており……月瀬が
 お前の傍にあるのを案じておるな。

 それと、どうも法泉殿はロビン曰く
 なにやら不思議な力がある、そうな。

 後、邦夜殿は夜光を確認すると言っておった

 いろいろ、錯綜してきたなぁ…


 いま、つがいと謂うなら
 私と、貴方と、……高嶺の


 片方と謂うても
 如何する


いや、研師と桜の猫も。

あのドラ猫が、彼奴には懐いて寝ておった。


 ああ、そうだった
 が
 研師の彼は、明之進と主がなにやらと

 ……桜の子、
 まだ違うだろう
 私になんの報告も無しに。


[内心は月瀬の傍に刷衛がおるなら
 ロビンと月瀬、ともに獣でなければ
 どちらも安全だろうとか
 こちら側の理由で思っていただけ、なのだが]


明之進など、おらぬよ。
[それはきっぱりと言い切る声音。]

何故ならあれは…去年喰われてしまったのだから。

あの研師を喰らってしまおうか。敵に回せば厄介であろうし。
[それは、夜屋根に潜む猫へと嫌疑をかけることにもなろうか。]


 今からロビンが月瀬を案じに
 月瀬のところへ向かう。
 お前が傍にいるようならば
 二人の様子、観察お願いしたい。

 私は本郷が私と話がしたいと
 大広間で声をかけられているので
 そちらへ向かう


 …………近頃の幽霊は、
 あれほど生者と区別つかぬもの?


 そう、彼でも良いが
 センターの彼が何やらきな臭い。
 私に目をつけて居るのかどうか


喰……?

[聞こえた声に軽く首を傾げる。
名簿に名前がない。
それは解っているのだから]


[喰らって腹へ納めてしまえば、分かれることもあるまいに。
 白いうなじが、紅さす頬が、あまりにやわらかそうにみえて。
 爪立てて裂いてしまえばと、思う心を押し込める。

 …腹の中では、その笑顔は見えぬ故。]


 そうか。まぁ、全身疑わしいからなぁ。

[そういうことには、よくあることだった。]



 ああ、投票か。
 しかし、投票制度を用いるなんて知らなかったぜ。
 
 するってぇと、お前に殺される…のはまだいいとして、俺の刃に殺されるのか。

 そりゃ自殺だな。

[考える。]


 …センターから聞いてません、でしたか?

[投票箱まで持たせて花を仕込んでいるのにと
 刷衛の言葉に首をかしげて]

 ……私が殺すことも厭うてください……
 でも、そうですね。自分で研いだ業が
 くびをおとすのは…ねぇ?

[なので、どうにかなさってくださいと、こぼして]


[ロビンとセシルの様子を…には承諾をする。]

 ああ、わかった。
 ロビンは、

 やっぱり、なのかね。


 ま、いい笑い話にはなりそうだが…。

[どこまでも能天気だった。]


 ……そういう様子なのですか……?

[本郷と話しているときに聞こえた言葉
 頬の痛みを抑えながら話す
 ……頬打つ音は聞こえたかもしれない]


 …血の絡まない笑い話のほうが
 私は良いです……


あいわかった。

[セシルとロビンの話を始終聞きながら、
 二人が去るのを一応見送るが。]

 しかし、お前のところも何か音したな?


 ………わかるぐらい露骨、だったのですかね…

 ああ、今、本郷になぜか殴られました……いたい…


 そうか。
 なんでか本郷の気持ちもわからないではないが…。



 そして、俺も表に出る。
 このスタイルなら、もう潜伏は無意味に思えた。

 お前からもそう皆に伝えてくれ。


[薄く聴こえる会話に、こりゃ大丈夫かいな、とか思いつつ…。]

 とりあえず、お前から殺されるのだけは避けておこう。


【見】 落胤 明之進

>>526 気丈にあれ、との主が言葉に、
揺らいだことを否定するように、一度主を軽く見据え、
膝を正して背筋を伸ばす。]

 ―――……、

[手にした器を見つめる、そのまま口をつけてみれば当然苦い 気がした。眉根を寄せる。一つ足りなかった杯、使用人には己の声が届かないかのよう、そうあの時も。
思いに耽る間もなく、主より白い桜花の名を聞く]

 月瀬殿……

[ぼう、とそちらを見る。
その目に黄泉花が身は果たして何色に見えたであろう。
桜はわずかに笑んだ、淡い 色合い]

(@56) 2010/08/06(Fri) 17時頃

【見】 落胤 明之進

>>623 月瀬が言葉と、離れ行く姿に、
慌てて言葉を募ろうとした。

「己が身は、もう傍らが主の花ではなくなる」と

引き止めようと手を伸ばしかければ、かたり

器に腕をぶつけて――
膝元の珈琲が、手に跳ねた。
火傷する程に熱いそれは、けれど。

熱いような気がしただけで、
冷たい手には腫れのひとつも残らない]

(@57) 2010/08/06(Fri) 17時頃

 ……はぁ…私はちっともわかりません


 それと、表に出ること、わかりました。
 そうですね、出れば食い殺されても
 自殺はなくなりますね


 自殺はいかんよなぁ。

[まるで人事である。]

 チャールズも云ってた。


【見】 落胤 明之進

[冬と桜が去れば、主が呟く言葉に返すは、]

――申し訳ありません、その。
月瀬殿に、あらぬ気遣いを……

あの方を、新たな花と迎えられるのでしょう?

なにか誤解などあるようでしたら、
私の口から解いてまいります から……

[気丈に、と、声音も面も揺らがせぬまま
見上げれば、手を袖の裡にそっと隠して――続いた主の言葉に瞬いた]

(@58) 2010/08/06(Fri) 17時頃

 そうですね、自殺は………



 ……私の今の状態は……自殺、
 のようなもの、でしょうか…

[ぽつり、小さく零して]


 懺悔しにくるか?
 許すぞ?

[何いってるんだか。**]


 ………考えて、おきます

[教会はないからどうするのだろうと
 ちらりとおもいつつ]


【見】 落胤 明之進


 ……では、主様は。

[胸の裡は乱れた、イアンが言葉を告げた時よりも。
――もう遅いと、過ぎるのは。
己が身の救われぬことのないせいか]

 あの、お2人を……
  はい、かしこまりました。
 
 ――……あと、あの……夜光が、さっき一人で

[先ほど、ちらと探した姿、髪の結いが常と異なれど
一人外に出た背は友の者ではなかったか。
友を案じるを否とは言われぬであろう。

黄泉花はふわり立ち上がれば、
一つ頭を下げて――花々の姿を探しに広間を後に]

(@59) 2010/08/06(Fri) 17時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 17時半頃


【見】 落胤 明之進

―本邸・廊下―
[去り際、黄泉花は一度振り返り]

 ―――あ、あと、あの……
 主様は、まず身の証を立てられた方が、とも思うのですが。

 えっと、その恐らく、
 疑われやすいご面相であられますので。

[神妙かつ真面目に告げて、さて、行き先をと考える。
冬と桜の人目も憚らぬあの様子。]

 つまり、
 ……睦言の最中にお邪魔しろ、と?

[それは、ふわりと宵闇の回廊を歩む]

(@60) 2010/08/06(Fri) 17時半頃

【見】 落胤 明之進

 ―庭―
[回廊より、望月を見やれば己ずと庭に、
夜に舞う蛍の、夜に惑う姿を見出した。
羽織は見覚えがある、友が言葉を交わしていた花主の物]

 夜光、

[長い髪の編み崩れ、
夜に凍えるようなその姿に、小さく眉根を寄せる。
指先を伸ばそうとするのだけれど。
この手はつめたく、無力なもの]

 夜光、ひとりで外になんて、あぶない……
 さっきの話、聞いてたでしょう?

[ふわり、一足庭に下りて歩み寄る。
腰に佩いたままの白巻鞘の太刀が、かちゃりと鳴った]

(@61) 2010/08/06(Fri) 18時頃

【見】 落胤 明之進

[友の身を護るになんとしよう。
胸騒ぎがただの勘ではないと知っている。
共にあっても、何も力及ぶことなどないことも]

 一緒にいられればよいのだけれど、
 少し、主様から用を言い付かっていて――

[その用には少々難儀な顔になったが、ふるり首を振って]

 あ、そうだ。
 刷衛様も、管理センターの方、なんだって。
 だから、何かあったら……力になっていただけると、思う。夜光も。

[そして白鞘巻に目を落とす]

(@62) 2010/08/06(Fri) 18時頃

【見】 落胤 明之進

[どの道これは装飾品、抜いて舞はしないもの。
それでも銀で飾られた鞘の内の刃が業物であるは、
かつての主が刷衛をその友人としていたからか。
――その刀もまた黄泉銀花の名を抱く]

 これ、貸すから。
 ……本当に、気をつけて ね。
 
[佩いた太刀を渡そうとすれども、
獣より身を護る術になるかは知れず。
友はそれを手にするか否か。

風が友の乱れた髪を遊べば、
黄泉花はその髪にだけ一度手を伸ばす。
黄泉の温度の伝わらぬよう、夜に舞う光が夜に凍えぬよう願って。

やがてふわりと身を返した]

(@63) 2010/08/06(Fri) 18時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 18時半頃


【見】 落胤 明之進

―A棟・個室前廊下―
[友が花の棟に行くのなら同行し、
そうでないなら案ずる言葉を添えて別れただろう。

黄泉花は、並ぶ花の個室を前に
どの部屋であろうかとしばし思案にくれる]

 ―――……、え と

[何せ声をかけども使用人は捕まらないのだ]

(@64) 2010/08/06(Fri) 18時半頃

 ――……あ、本郷殿に
 刷衛殿のこというの、忘れた…すまん*


…誰も、あの花を喰うことは許さない。
センターの首輪付きは、私の獲物だ。

[ぽつりと。
静かだが、はっきりとした声で呟く。

それは、馳走として見定めた狼の言葉]


 別に、構わぬが
 ……我が身が少し危うい
 
 獲物と謂うならあれの手綱、
 握っておいて欲しいもの。

 嗚呼、望みはひとつ
 願いはひとつ

 叶うなら


危うい?何を仕出かした。

[幾らか呆れ交じりに問いかける]

手綱を取るとは難しいな。
あれは別段、私の花というわけではないのでね。


 ……何も。
 ただ、食事を共に

 何やら視線でまさぐられているような
 妙な心持がした


[抱える不安は漠然と]


 ……若し、私が逝っても
 かの人は


 お前、
 実は俺を殺す気満々だろう。

[少々ドスの利いた声]


…まさぐられる?
お前、どんな会話をしたんだまったく。

[呆れたような声になったのは自分のせいではない。
最後に付け足すように聞こえた声に問いかける]

…かの人?


 普通だ

 った……と、思う。

[少し考える間があった]

 大事なものは、死したものだけ
 復讐に駆られた狗は
 誰で有ろうと、斬るらしい。

 戯れに、研師に疑いを向けてみたら
 本当なら恐ろしいと謂うくせに
 あまり疑って居ない風だった

 一人立ち向かおうと謂うのに
 放り出された。


 ……会話の最中、ずっと
 視線が痛かった


 ――いや、誰でも
 若し私が逝ったとして

 嘆くものは居るだろうかと


【見】 落胤 明之進

―A棟・個室前廊下―
[結局花の個室へ一部屋ずつ声を かけて。
けれど、どの部屋も人の気配はなく――残りは一部屋]

 ……野暮にならぬように、と言われても。

[最中であれ事後であれ。
野暮なことはこの上ない。
難しい表情になりつつ、手を止めた]

(@65) 2010/08/06(Fri) 19時半頃

【見】 落胤 明之進

 わ――

[扉が開けば、びくり、とあとずさる。
――彼の姿に酷く胸が騒ぐのと、もうひとつ。
なんだかやましいことをしていたかのようで。]

 いえ、少々……えっと、
 月瀬殿に、誤解を解きたいと……

[咄嗟、主がことは、黙ってしまった。
そして自覚がないそれは言葉はしにゆると首を傾ぐ]

 気配がない?
 ずいぶん、人に敏感なのですね。

(@66) 2010/08/06(Fri) 19時半頃

 すまん、すまん!!
 次に会う者からちゃんと伝える!!


 ――……お互いに生きような……
[そう言って朗らかにわらった]


【見】 落胤 明之進

 ―ロビンの個室・前―

 やはり、月瀬殿とご一緒だったのですか。

 主様は……
 いえ、主様は少々所要がありますれば、私が。

[主が望んだだろう花が花同士で睦みあう
その様相に少しばかり複雑な顔をしてみせるものの、
彼にかすかに残る艶めいた色事の気配には、さして動じることもない]
 
 ……置いてゆかれるの ですか。
 彼の方を置いて、あなたはどちらへ?

[主の言葉を思い出し、彼の向かう行方を尋ねる。]

(@67) 2010/08/06(Fri) 20時頃

【見】 落胤 明之進

[冬を真似、花がうたう。
そのうたに違和はあらねども、
業の火を知る黄泉花は――
その花に焔の熱を探せない]

 ――あなたの望みと、
  月瀬殿が望みは、異なると……?

[私の望、その言葉に小さく問えど、
それは返答を期待したものではなく。

ただ月瀬への生きよ、という
その言葉にそっと目蓋を伏せる]

(@68) 2010/08/06(Fri) 20時半頃

【見】 落胤 明之進

[生を願う言葉と、情を語る熱のなさ。
躯を重ねたそれは 焦がれた、
ゆえではないのだろうか、と――]

 法泉様の花――
 ああ、そうその様なご様子でした。

[さらり、答えるその様に、
黄泉花はひそやかに微笑う]

 ……まるで、
 法泉様に知られても構わぬよう。
 口止めなどなさらずに、よろしい?

[黒紅はゆると首を傾いで]

(@69) 2010/08/06(Fri) 20時半頃

【見】 落胤 明之進

[すり抜けてゆくその人に、
働きかけるべくもない]

 存在を残す――

[その在り様は、様々で。
月瀬に告げれば、どのような反応があろうか。
彼が疲れてる、と臆面なくいうそれに――小さく]

 ……随分堂々とされているというか。
 もう少し、隠そうとしたり、慌てたりとか……

[己の反応を棚に上げて呟いた]

(@70) 2010/08/06(Fri) 20時半頃

思う…ね。
確かに、死んだ主は余程大切だったらしい。
我々の事を獣と呼びそのために死ぬことは厭わないようだったな。

[刷衛のけんについては、幾らか相槌を返し]

…それならばあの研ぎ師、喰ってもいいかも知れん。
本当に独りになった時に後悔させてやればよい。

…ああ、ひょっとしてお前、注視されるのが苦手なのか?

[視線が痛い。その言葉に推論を一つ立てて尋ねた。
自分は逆に視線をそらすことはほとんどしないのだけど]


…あの猫は塞ぐほどに歎いてくれるのではないか。
お前を詰られたあの反応を見ればそれぐらいは推測に容易い。

[そういえば引っ掻かれた傷があったなどと今更思い出す。
随分と控えめな事を言う花の声に男が帰すはそっけない言葉]

人として死ねば、歎くものはあるだろうよ。
狼として死ねば、喜ばれるやも知れん。
死んで歎く者などいないと思っていたほうが気は楽だ。
歎かれて、初めて、幸せだったと思えばいい。

私は、そう思っている。
自分が死ねば、喜ぶ人間は多かろうと。


 ……嗚呼。
 よほど嫌われている様子
 病あれど、人と同じく
 情もあると謂うに

[花開き
色を付け
情を知る

刷衛の事となると、眉を寄せ]


 その研ぎ師の、足音がする。
 注視は好かん
 もとより、この身も

 見透かされるのが、おそろしいと。


 寂しい

 ……この身が咲く前に
 冬の名残が
 未だ、強く根づいているのか

 人を嫌う癖に
 人に歎いて欲しいと思うのは。

[遠く視線映せば
冬の望む遠い峰と
表の情を望んだ坊主の姿
幾人か思い浮かぶのに
随分、欲を張ったと自嘲混ぜた]


あれの亡き主は、喰われたらしい。
酷く慕っていたのであれば、それは酷く憎かろうよ。
…お前にとっては、病なのだな。これは。

[それはぼんやりとした感想だった。
狼憑きを病と呼ぶ。
それは世の中でも同じことだが]

…あまり目立たないようにすることだな。
"ロビン"が振舞っていたように行動することも大事だろう。
目を欺くと言う意味では、だが。

見透かされると思うから怖いのだよ。
己の目は相手を黙する武器の一つ。
目は口ほどに物を語ると言うだろう。

上手く使えば有効に事が運ぶ。
人は、嘘をつくほど視線が泳ぐからな。


懼れは獣を弱くする。
自分の行動に迷いが出れば、それは隙になる。

…命獲りになるぞ。

[小さく息を吐いた]


【見】 落胤 明之進

[執着を望む言葉を口にする
花の言葉は今は少しばかりわが身に染みた]

 悪戯の過ぎること ですね。

 けれど

 あなたが花主様から、
 縁を切られることになるのは、
 ……私も本意ではありません。

 お気持ちは少しばかり、わかりますので。

[隠す必要もない、との言葉には沈黙でその背を見送る。
悋気を誘うこともまた由とするなら確かでそうであろうけれど。
近づくにもどこか怯えを感じられたあの花の、言葉――ぼう、と見る]

(@71) 2010/08/06(Fri) 21時頃

 嗚呼、其れは憎かろう。

 何を今更
 私の存在そのものが、ロビンにとっては病魔

[小さく哂う]

 ロビンなら
 先ず、花主を持たぬ
 人に近づきもせず

 目は口ほどにものを言うが
 己の内を知られるのも、おそろしいと
 あれは口先で総てを拒絶していた

 ……難しい。


 解ってる
 否、解っていた

[溜息]


【見】 落胤 明之進

[足音と共に現れた主の言葉に、
す――と眼差しを滑らせ、その部屋を示した]

 月瀬殿は、こちらに。
 ――お話など、伺う状況では余りないか、と。

[状況はそれで伝わるであろう。
――心根の漣立つは沈められず、
けれどそれは表には出さずに答えた]

(@72) 2010/08/06(Fri) 21時頃

あれと話していると、我々をどれほど憎いと
思っているかが良く解る。
なかなか興味深い。

…病魔、ね。

[やはりそれは病であるらしい。
生まれてこのかた狼であることが
当然の生き方であった自分には、解らない感覚だった]

随分気難しい花だったのだな、お前は。
…それでは急に変れば怪しまれて当然というもの。


…。

理解しているなら、管理するんだな。
お前が斃れたとしても私は手は出さんぞ。
霞はどうかは知らんが…あれも己の欲に忠実。
お前を助ける気になるかどうか。

[自戒しろ、とばかりに告げて念をおした]


 ……本当に。


 ロビンをそうさせたのは、私の才
 技術だけの蕾が
 時折混じる病で色を為し

 噂が噂を呼んで
 押し潰されてしまったから。

 
 変わった理由は作ったが
 主が出来たと謂うだけでは、納得できぬ者も多いだろう


 己の始末は己でつける。
 ……構うことは無い

 私とて
 簡単に逝く心算も無い


…成程。

[押しつぶされる。
その間隔は己にはわからねど、言わんとする事は理解できた。
重圧、重責、過度の期待。
それらに押しつぶされて]

納得できぬ者がいるなら、納得させてみればいいだろう。
その、技術とやらで。自信は、ないわけではあるまい?


【見】 落胤 明之進

[一度振り返った花に、
黄泉花は薄暗い緋の浮かぶ、笑み]

 ―――ええ、
 一度手を取るのならば、

 いっそ、黄泉路まで離さねばよいのに、と。

[セシル――その名のやり取りを聞いている。
読んだそれは、特別なもの なのであろうか。

じわり、と燻る灯の揺れる。
されど、“主”が会話の邪魔をせぬよう、
その口はしばし紡がれた**]

(@73) 2010/08/06(Fri) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 21時半頃


 さてに、
 ロビンはお前が俺のこと、ちゃんと教えてくれれば、と云ってるぞ?

 そして、どうも、ロビンとセシルは、一線超えたようだな。

[少し、深刻になる。]

 ロビンがそうでなければよいがな。


 人狼病の者の出生が
 薄ら暗いものになること、
 彼らは知っているのかねぇ。

[そう、それは病気なのだ。
 それにかかり、生命を得たとして、それが無事に産み落とされる確率はそう高くない。
 もし、誕生したとしても、それがまともであるかどうかはわからない。

 そして、もし、まともであったとしても…。]


 ああ、ロビンは随分
 刷衛殿のことを疑っておりました、から

[そのことでしょうね、と刷衛の言葉に頷いて]

 ……そうですか……二人とも、只の人ならいいのですが
 どちらかが獣で…孕ませる性の場合、
 厄介ごとが増えますね


[聞こえた言葉に、こくり、と頷く]

 ……けれど、あの病は…いえ、それ故か
 繁殖を欲する病
 例え知っていても、種の本能に従い
 孕み、孕ませようとする…


[それが、満月の晩に発症し、人殺しと化すとする。
 そうしないためには、

 その人物を存在しないことにするか、
 それとも、存在しても害のない者にするか。]



 ――……


 ………どうか、されましたか……?

[普段はいらないことまで話す刷衛の沈黙に
 通信機越し、緩く首をかしげた]


 ああ、そうだな。


[男は頷いて、そして、考える。
 なぜ、男が管理センターにいるのか。

 答えはそう難しくない。

 なぜなら、男は、そういう出生を持って生まれ、
 そうならぬよう、虚勢(管理)されたものだからだ。]


 うんにゃ。なんでもないさ。

[それでも、全くそういう欲がないわけではないが、
 それは従来のものをかなり希釈して衝動だろう。

 ゆえに、悩むこともあったが、

 男は幸せなことに、己の天職を見つけ、今に至る。]


 ……なら、いいのですが……

[宴直前の連絡まで相棒の名さえ知らなかった青年は
 当然相棒の出生と管理処理までは知らされていない。
 ……復讐と獣への嫌悪から事前に相棒を知って、
 何らかの切欠でそれらを知ること内容にと言う
 センター側の配慮だったのかどうか……

 何も知らない青年はただ、言われた言葉に
 不思議そうにしながらもそう返した]


 いや、俺の顔はあらためて、酷いよなぁって話だ。

[今回の相棒が徹底して人狼病を憎み、それゆえの教鞭な姿勢をすること、やはり知ってはいなかった。
 チャールズのことは知ってはいたが、その花までは。

 なぜ、この組み合わせをセンターが選んだかは知らぬ。
 されど、男もわかっている。

 虚勢、不妊という処置をとれるのは、本当に幼少時のみ。覚醒し、その行いをしてしまった者は、病気といえども罪だ。

 その罰はたいていの場合、処刑となる。]


 …先日も思ったのですが
 随分顔、気にされますよね……

[突然顔の話しになって、ああ、誤魔化されたなと
 感じながらも、言いたくないのならしょうがないと
 顔を気にすることと、誤魔化されたこと
 二つに溜息一つ]

 ……そちらの様子はどうでしょうか?
 人手が必要なら向かいます


 ああ、顔か。

[とそのとき、すんごく深いため息をつかれた。
 つかれたんで、ふと、考える。]

 知ってるか?
 管理センターのスタッフで、
 たまにひでぇ顔の奴がいる。

 いや、顔だけじゃなく、体格が異様に太っていたり、痩せていたり。
 異常な鮫肌だったり、骨格が異様に太かったり。

 だからといってそれが病気なわけではない。

 ああ、あれだ。センター副長のギリアン
 あいつも片目がないしな。

[そんなヒント。
 そう、虚勢、不妊処理をさせたものはバランスが一時崩れる。
 結果、決して美形とはいえない容姿や身体つき、衰弱した部分が出るものもいる。]


 ……?ええ、存じておりますが…

[むしろ、センターに所属しているからこそ
 色んな顔があり、人がいるのを見ているからこそ
 同じようにセンター所属の刷衛がきにすることに
 首を傾げていたこともあり頷く]

 それぞれの、個性、ですよね?
 センターには……検査を含め足を運んでおりますので
 ギリアン殿も良く存じ上げております。
 ロミオ研究医殿も、あれで40代だとか伺っておりますし

[どうして突然そんなことを話しはじめたのか
 見当もつかず、ぽかん、と声を返した]


【見】 落胤 明之進

[ぴくり、と小さく動いたそれは、
花の憐れむ目線も知らず。

 ただ、やはり、と。

“主”は、あの白い桜花を迎えるが為に、
己を手放すと言ったのだろうと、
俯く黒紅に揺らぐ緋を灯し。

>>751 続いた言葉に面をあげて、怪訝に眉を潜める]

(@79) 2010/08/06(Fri) 23時頃

 個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?

 というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
 それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。

 本人は罪を犯しているが、
 もし、そこに繁殖の結果がでたとして、

 その子は罪を持っていると思うか?


 ……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
 頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?

[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
 ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
 確かにその可能性はなくはないと]

 …………

[理屈では、否だ。
 けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
 青年は言葉が返せない]


【見】 落胤 明之進

[ロビンの言葉は友なれば、当然であろう。
けれどどこか疎ましく――
感じる胸騒ぎも、黒い感情に覆われて。
去り行くその小さな背をぼうっと見続ける。

主にとって、唯一の花でありたい、と
そう願うことは、けれど]

 月瀬殿を花と迎えられるから、
 ……私をお捨てになるのではなかったのですか?

[黄泉花は――迷い子は、
“主”が袖を握り、見上げる。
泣けぬ花なれば、涙は決してみせねども]

(@80) 2010/08/06(Fri) 23時頃

[沈黙に言葉を続ける。]

 お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
 実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。

 だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?

 その後彼らがどうなってるかは?

[知っているか?ときいてから、]


[無言でいたならば……言葉が続けられる。
 ……青年は何か、凄くいやな予感がして
 動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]

 ……しり、ません………

[かろうじて、それだけ絞りだした。
 これ以上、聞いてはいけない
 そう思いながらも手が強張って
 通信機器を外すことさえままならない]


 そうか。知らないか。
 そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。

 今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。

 復讐として、どれほど殺した?
 それでも、まだ、終わらぬのだろう?



 だったら、知れ。
 そういう奴等は、管理センターで管理されている。

 人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
 結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。

 共通するのは酷い顔だ。


 ――……それは

[耳を塞ぎたい。けれどできない。
 出来ないままに言葉が流し込まれて。
 言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]

 ―――………っ
 
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
 青ざめた青年は床を凝視してた]


 ……腹が空いた

[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]


【見】 落胤 明之進


 他に、とは――。
  それは誰なのです……

>>774 主であることを否定され、他にいる、といわれれば、
やはり沈んだ表情をするのだけれど。
見えない、という言葉にはふと身を震わせた――
使用人たちの己に対する態度が過ぎる]

 ――あと、あの……ひとつ
  お詫びせねばならぬことがあるのです。
 先だっての折り、少し混乱して
 
 “前の主様”のなされたことを……
   主様のなされたように、言ってしまったか、と。

[――己の道塞ぐ天の火を望んだ、と、
そのように告げた言葉を思い出して、いまだその袖を掴んだまま見上げる]

(@82) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

 今宵喰らうは
 研ぎ師也や?

 ……嗚呼


 ――……。

[通信の声があきらかに動揺している。
 なので、あえて、黙っていたが。]

 ロビンが可能性が高いのだよな。
 ならば、俺はロビンに投票しよう。

 ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。

[仕事だと割り切る形で話をする。]


 …………

[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
 なぜなら今話している  は  。
 そう ならば殺さなければ。
 けれど、  は  。]


【見】 落胤 明之進

[強面の眉の寄る表情に、
ちいさく惑う笑みを浮かべて]

 ――記憶は、 記憶は……ないのです。
 ただ、あなたがそのように、呼び、撫でて下さる から。
 私は――、

[友人の言葉に、幾度が眸を瞬いて]

 それは、前の主様のことでしょうか。
 金の髪の、……私を手放し学院へ 戻した 方。
 だから、私は新たな主様の元に――

[呟くように続ければ、
見つめる顔にまた戸惑い、拗ねたように唇を引き結んだ]

 そんな――引き取るなどと、犬猫のように。
 私を望んで下さるのでなければ、嫌です。

[それでも袖は離さぬまま]

(@84) 2010/08/07(Sat) 00時頃

[返事が返ってこない。
 やはり早かったのかと悟った。]

 一つ、付け加えよう。
 お前の主だったチャールズ。

 彼は命を大事にした。
 もちろん、この管理についても、知っている。

[だから、どうだったとまでは云わない。]


 あの人のことを語るな!!

 ………が……っ け……が………
 …………………っ

[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
 通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]

 …………っ

[2〜3度頭を強く振って。
 振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]


 そうか。悪かった。

[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]


[そのまま、通信は切る。]






[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]


 …………っ

[言葉が耳に脳に届くのを拒否するように
 何度も何度も頭を振る。]
[肯定しても、否定しても何かが壊れる]
[そして、どちらをと言う取捨選択が出てること
 それ自体もまた何かを壊していく。]
[だから、只ひたすら外界から逃避した]
[通信先の願いも知らぬまま……]


【見】 落胤 明之進

[長い沈黙には不安の色の、揺らぎ。
続いた言葉には、少しだけ安堵と不満の過ぎった]

 ―――……、
  ろくに見ていて下さらなかったくせに。

[根に持っていた事実を、
ぽつり、呟き]

 ならば、私の芸事を
 きちんと見ていて下さらないと、
 ……わからないではないですか、主様――

[黄泉花は刷衛その人に儚く微笑み、
わずかの間、その袖にぽふりと顔を埋めた]

(@86) 2010/08/07(Sat) 00時半頃

 ……すまぬ

[短い謝罪。
若し己が喰らうとすれば
法泉以外に無い。
短な間、毒孕む花は随分変わった

他の者が喰らうなら、其れを止めはしないけれど]


【見】 落胤 明之進

[主が袖に小さく作った染みは、
きっとすぐに消えるもの。
悩ましげな言葉には、ひとつ頷き――
でもあの時は、と思い返していたけれど口を噤んだ]

 ――…月瀬殿、をですか。今でなければ?
 その、どちらへ?

[情事の名残ののこるであろう部屋に足を踏み入れるは、
さすがに躊躇われたが、その言葉には従って扉にそっと手をかける]

(@88) 2010/08/07(Sat) 01時頃

 今宵研ぎ師喰らうは、二人で。

 私はもう
 喰らう相手はひとつでいい**


[己が選んで喰らうのは、再び躰を重ねた夜に。
 幼き毒花が法師を喰らうとしても、力添えはすれども自ら喰おうとする気は無いか。]


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