人狼議事


122 BAR: a returnee

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視点:


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/03(Fri) 00時半頃


  僕もふわふわしてみないと解らないな。
  どきどきとは違う?

[肩へぐりぐりと頭部を押し付けられて、
 少し驚き目を丸めさせたが、後ろに押されないようにし。
 どきどき、なら解るけどとサミュエルの左胸に、
 静かに掌を置き、鼓動を確認しようとする。

 ……もしかしたら、脈を測る方が早い気も。]

  いつもと違う僕の感想は?
  怖いとか、気持ち悪いとか。
 
  サミーも、いつもと違うかも。
  もっとクールな感じだと思ってたよ。

[眠たげなテンションで、自分よりも年下なのに、
 何処かすごく落ち着いてるような人物像があった。
 ――…実際は、年下では無いのだけれど。]


[再度見てないと怒られるが、
 シェスタ・ベージュに映ってるのは目の前の猫だけ。
 偽りを告げているつもりも、毛頭ないのだけれど。
 今は、その視界も顔では無く首筋へと移っているが。]

  見てるよ、見てる上でかわいいと思う。
  
[薄く前歯を立てて、甘く噛む。
 噛み癖がある訳では無いので、本当に優しく。
 掌を置いている黒のカットソーは薄くて、
 サミュエルの身体をタイトに包んでいる。
 そっと確かめる様に、その手を背中に回した。]

  キスするのは初めてだけど、ハグは何回目だろう。

[狭いシートの中で、横抱きにする形で抱き寄せる。]


 どきどき、……している。

胸が手の上に来ると、余計に脈拍は早くなる。
 どうしてだろうか、一応初めてではないけれど
 随分久しぶりだからか。
 それとも相手がトレイルだからか。
 きっと、後者であろう。]

 トレイルはネガティブ過ぎると思う。
 怖かったり嫌だったら俺がこうしていると思うか?

[違うだろーと胸を軽くてしてし叩く。ねこぱんちだ。

 食べて軽く飲んでいるだけならば、
 いつも通り眠くてローテンションのままだった。
 今はそうではないので、年甲斐もなく舞い上がっている。
 さて、年齢も仕事のこともいつ言おうか。]


 ……こういう俺は、どう?


反撃を言う前に、甘い痛みが首に走る。
 ひくんと肩を揺らしてトレイルにしがみつくと
 薄い身体は腕の中にすっぽりと収まった。
 痛くされたら、どうなってしまうのかわからないが、
 多分嫌じゃないような気がする。]

 結構毎回ハグはしてたからな。
 ぅ、わ!?

[姿勢が変わり、驚きの顔で見上げる。
 やはりいつもの顔とは違って、余計にどきどきした。]


[どきどきの文字通り掌に感じるのはシャツ越しの早い鼓動。
 リラックスさせた方が良いのかもしれないけれど、
 悪いどきどきなら、もう顔を引っかかれてそうな気がする。]

  ネガティブ、かな。

  こうしてちゃんと向き合うのは、ハイスクールの頃以来だから、
  探る感じになってしまう。

[人との接触はその後も、別の場所や此処で何度かあったけど、
 きちんと向き合ってはいなかったと思う。
 多分、向いていた目や身体は、表面上の感覚だった。
 顔は引っかかれないで済んだけど、ねこぱんちが飛んでくる。]

  うん、その時は僕から逃げてると思う。

[だっこしてた猫が、腕からすり抜けてしまう感じで。]


  今のサミーは、そうだね。
  新鮮な気がするけど、一緒に居て落ち着くかな。

[家で足を伸ばし、マロンを可愛がっている時のように。
 心が癒される、と彼の耳元でのんびりした口調。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>7勿論悪意なくおっさんと言ったが、
客観的事実に基づいた発言の為訂正はせず、
がくりとうなだれるライジを横目に見やる]

 俺は姉さんが美容師やってるからそこで。

 なんだったら紹介しようか。
 多分、俺の知り合いって言えば安くしてくれるだろ。

[さすがに1000円で、というわけには行かないだろうが。
それに美容院であれば若さを取り戻そうとしているライジに、
プロからのアドバイスもくれるかもしれないし丁度良い]

(11) 2013/05/03(Fri) 01時半頃

[腕の中で上がった声は、驚いていたし上擦っていた。
 尻尾を踏んづけたら、こんな反応が返ってくるような気がする。]

  にゃー?

[猫に話しかける時は、ネコ語を使えばいいのだろうか。
 ネコ語なんて話せるわけも無いから、鳴き真似で代用しておく。]

  煙草臭くない?

[煙も臭いも控えめな種類の上、メンソールを選んでるけど、
 こうまで密着すると、流石にそれが気になる。
 腰のラインを、掌で優しく撫でながら首を傾ぐ。]


[どこまでも甘いキスに溺れそうになって、ぷはぁっと一度唇を離す。
 おたがいの唾液とカクテルで濡れた唇を手の甲で拭い、
 まっすぐに見据えて]

 ……やべ。
 とまんなくなりそ。

[このままキスしてたら、絶対最後までヤっちまう自信がある。
 さすがにここで致してしまうのはまずかろうと、
 下半身に集まりつつある熱を持て余しながら]

 なあ……今日、うちに来ねえ? 


[マドカが離れて距離が開いた時に、…もぐしぐしと
袖で顎を伝った液体を拭う。
体の火照りは一向に収まらず酷くなるばかり]

 ──………。

[とろんと溶けた目をマドカに向け、数秒]

 ……………ん……まどかが、いいなら。

[いく。
少し舌足らずに頷いた。
マドカとの口付けは刺激的でその先があるのならと求めてしまう]


  …そういえば、グラスが空か。

[テーブルの上のグラスを見て、ぽつり呟く。
 自分も飲み物持って来て無いから、何か取ってくるべきかも。]

  トニックウォーター、嫌いじゃないよね?

[すぐ戻る、と腕を解いて告げ。シートを一度離れる。]


[蕩けたような瞳にぞくりとする。
 元々あまり理性は強くないのだ。
 こんな目で、声で誘われて我慢できるほど人間が出来てない自信だけはある]

 そんな顔するなよ。
 このままここでヤリたくなっちまうだろ。
 マジでヴェスパ可愛すぎですからー。

[無理に茶化すようにして、
 ヴェスパタインを犯したくなる衝動から気をそらす]

 後でめいっぱい可愛がってやるから、な。

[なだらかな頬の稜線をするりと撫でて、
 予約というように、がぷりと白い首筋に甘く噛みついた]


[カウンターでのマスターとベネットたちの会話を聞いていたら
 きっと無言で逃げ出していただろう。]

 そっか、ちょっと嬉しいかも。

軽く遊んで、というのがまず出来ないから
 こういうのは久しぶりで、必死にどうするかを思い出しつつ
 ごにょごにょと言いかけるがてしてしする力はそう強くない。]

 落ち着く?俺で?
 初めて言われた。

[よくわからないと言われる事の方が多かったからか
 じわじわと頬に赤みがさしてくる。]


 にゃっ、そうじゃなくって……!

ねこ語で返せば良いのかと混乱しながら、
 後ろで動く手の動きに一々身体が震えそうになる。
 こういう時、どうしたらいいんだ。]

 気にならない、トレイルの匂いがする。

[照れた顔を隠すように胸に埋めるとくんくんしてみる。
 嫌な匂いではなかったし、香水のイメージも強い。
 反撃に、とそのまま項をぺろっと舐めてみた。
 こちらは整髪料の匂いの方が強いかも。]



 別に、普通の顔だ……。

[まるで自分ばかりが誘ってるように思われてそんな事はないと、
マドカの余裕を残す表情に少しの悔しさを持つ]

 …………ここ、は さすがに。

[そうだここはバーだ、自分のテリトリーじゃない。
ちらりとカウンターを見れば3人のおじさんたちが
顔を突き合わせて談笑をしている。
まさか内容がトレイルとサミュエルの休憩時間について
賭けをしてるなんて思わない]

 ぃ……あっ…

[首筋を噛まれれば上がるのは少し高めの、甘い声。
マドカの背に腕を回し、溺れたようにぎゅっと服を掴んだ]


 ……ん。嫌いじゃない。

[気分はさっぱりするし、飲みやすい。
 いつもチェイサーに出されるそれは、
 もしかしたらアルコールよりも良く飲むかもしれないほど。
 狭かったシートが急に広くなった気がして、
 自分の膝を胸に引き寄せた。]


 これで普通って言うんなら、色気ダダ漏れすぎだから。

[悔しげな様も可愛いと、ちゅっと唇をかすめ取る。
 予約代わりの甘噛みに背中にしがみつく腕と甘い声に、
 浮かぶのはいつものにやにや笑い]

 ひょっとしてカンジちゃった?

[上目遣いに見上げて、歯型の残るそこをぺろりと一舐め]


  ――お待たせ。

[窓枠の照明のお陰で、赤く染まったサミュエルの顔も、
 しっかり見ることができるけれど。
 先ほどまで猫ぱんちしていた威勢の良い猫は、
 狭目のシートの上で待ちくたびれてた。]

  せっかくだから、お酒っぽくして来た。
  ちゃんとしたフードも欲しかったかな。

[気分が悪いから休んでいるという事を言い訳にしたので
 ガッツリしたフードを持ってきたら、怪しいと思う。
 なので、小さめの器にカラフルなキスチョコと、
 氷を入れたグラスに、ポッキーを入れて持って来た。]


  僕に飼われると、太るかもしれないね。

[さっきアイスを与えたばかりだというのにも関わらず、
 手頃に取れる糖分として、甘いチョイスになってしまった。
 マロンも自分も、肥満体型では無いけれど。]

  ポッキーで遊ぶ?

[ポッキーの長さは、13.5cm。
 ポッキーゲームで詰めるのは、心の距離らしい。
 チョコレートのついて無い方を咥え、サミュエルに向ける。
 猫がチョココーティング側をくわえ込んだら、
 7センチくらい食べ進めてみようか。]


 ゴートゥーヘブンよりもフォールン・エンジェル…。
 天国を見せてあげるより落とす方が好きなんだけど。

[くすくす笑いながらライジの髪をくしゃ、と撫でた。]

 体調を考慮して遠慮してあげるよ。

[さすがに過労死しそうな相手をいじめる趣味はない。**]


 ……ちが、

[何か言い返したくても押し付けられた唇に続きを阻まれる。]

 かんじてなんか、ない

[図星、だが素直に認めるのが嫌でマドカから顔を逸らせば
首筋を晒す形になる。
ざらりと舐められる感覚に、はぁ、と熱い息を一つ]


戻ってきたトレイルを視線だけで見上げる。
 犬じゃないから大げさに喜んだりはしない。]

 さっきあれこれ食べたし、空腹でもないから平気。

[持って返ってきたのは、ジュースに見えるそれと
 あまそうな菓子たち。
 甘いものだって好きなのも知られているから、
 そのチョイスには納得はする。]


 その分動けばいいだけだろ。

何より案外脳が糖分を必要とする仕事だ、
 引きこもって甘いモノを食べてもこの体型。
 きっと溺愛されても大丈夫だろう。]

 食えばいい?

[あぐ、と咥えたら反対側にトレイルの顔。
 近いよと思いながら10センチくらいもぐもぐ。]


[このまま食べ進んだら、と思ったけれど
 遠慮するような性格では無かった。]

 …………。

[深く考えずもぐもぐしていたら、唇に触れる感触。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

─少し前>>17

 ん、でもよく姉さんから定期的に「そろそろ切りに来い」って
 催促くるからちょっと面倒くさい。

[無精者の…を心配しての事だろうとはわかっているし、
実際有難いので本心ではないが、つい身内となれば悪く
言ってしまう]

 ライジがいいなら、次の休み……土曜日?
 その日に空いてる時間に入れておく。

[こちらから姉に連絡することはあまりないので、
きっと驚くだろうと思いながら予定を組んだ*]

(28) 2013/05/03(Fri) 02時半頃

 えー、全然カンジてないの?
 ちょっと傷つくなあ、それ。

[素直じゃないのも可愛いなあと、
 言葉とは裏腹に顔がにやけるのを止められない]

 キスもそうだけど……ここも、ヴェスパは甘いのな。

[もう一度晒された首筋をぺろりと舐める。
 ほかのところはどんな味がするのだろうかと降りていく視線]

 ………ヴェスパはさ、どこに触られるのが好き?

[教えてよ、と。
 長い髪を指で梳いて、耳元に唇を押し当て訪ねる]


  僕も、甘いの欲しかったから。

  サミーがバニラの味するのに、
  僕は煙草と酒の味がするの、ちょっと変だと思わない?

[マロンみたいに飛びついてくる事は無い。
 猫と犬の生体は、やはり違うのだなと実感した。

 歯を磨いてくるというのも、用意しました感が酷いので
 口の中は甘く整えてしまえば良いと判断。]


  ん、

[ 髪をくしゃりと撫でていく手に目を細める。
 撫でられる事はそうそう無かったが、嫌いではない。
 驚愕の表情を浮かべていた顔に、笑みが浮かぶ。]

  うん?ありがとう…?

[体調の事も気にかけてくれてるらしい。
 彼が何を考えているかまでは、思考が回らなかった**]


[この時間に消化の為に動けば良い――、だなんて。
 これは、誘われているんだろうか。

 鈍感な部類である事の自覚は少なからずあるのだけれど、
 そういう想像が働くのは、一応自分も男子なので仕方ないか。

 今の話じゃなくて他の機会というのが前提かも、と後から思う。]

   ……ん。

[かりかりと食べ進めると、習ってサミュエルも反対側を食べる。
 あれ?まだ止まらないの?と思っていたら唇が触れた]



 ………聞くな…。

[察しろ、とマドカに言ってみるが、わかってるのに
わからない振りをするのだろう。]

 ぅー……。

[いつもはこんな風にならないのに、自分の体ではない様な錯覚。
少し怖くなってマドカの肩口に自分の額を押し当てる。]

 ……っ なんて、

[耳元で囁かれる問いは上手く脳内で処理できず、
涙に濡れる瞳をぐらぐらと彷徨わせた]


   [―――――――こころの距離が、ゼロ、だ。]


  これじゃ、ゲームにならないね。

[唇の隙間から、ぽつりと言を零す。
 サミュエルの頬に掌を置いて、優しく撫でながら。
 その隙間を埋めるように、またくっつける。

 柔らかい唇を舌で舐めて開かせると、舌が歯の羅列を撫ぜて。
 求める形で奥へ進み、チョコまみれの舌を搦め取ろうとする。]


 俺ばっかりお子様みたいだしな。

煙草もあまり吸わないから、余計に子供のようで
 余裕のある大人になりたいと思いつつ
 しかし背伸びしすぎもムリがある。]

 甘いトレイルもたべていい?

[返事は無くても勝手に食べるつもりである。]


[もちろん、という答えの代わりに舌で唇を舐める。
 そういえば、腔内を甘くする事を考えていたのに、
 チョコのついてない方を咥えて食べ勧めてしまった。

 半ば近くまで食べ進めたし、少しチョコの部分も食べれたけど。



 甘い方を猫に食べさせてあげたくなるのは、
 これもまたトレイルの性分なので、仕方ないこと。*]


運動不足にはやはりジムだよなーと思っていた。
 そうでない運動の方は、やはり久しぶりすぎるので
 誘っている自覚など皆無である。]

 ……ぁぐ。

[トレイルも止まらなければポッキーが無くなると
 ただもぐもぐしたキスになる。
 こんなに無防備なのも、此処が秘密基地で
 目の前にはトレイルしか居ないから。]

 もう一度、する?


[ゲームとしての成立はしなかったので、
 あまり意味は無くともやり直そうかと顔を離すが
 直ぐに捕まってしまった。

 押し込まれた舌、今度はポッキーの味になったそれで
 迎えると絡ませて零れそうなものは飲み込んだ。
 一日でこんなに何度もキスするなんて、
 すっかり甘えきっているなあと思う。]


 聞かなきゃわかんないだろ?
 教えろよー。

[うりうりとほっぺを両手で包んで、もう一度キス。
 何度くちづけてもしたりないと思うのはどうしてだろう。
 この甘い体には、麻薬的なナニかがあるのだろうかとか、真剣に考えてしまうほどに溺れてしまいそうになる]

 ここ……?
 それとも、こっち――……?

[片方の手で肩口に顔をうずめるヴェスパタインをあやしつつ、
 もう片方の手を上着の中へと滑り込ませてはまさぐるように撫でる]


ヴェスパタインは、ライジと約束したが連絡先知らない事に気づいてない*

2013/05/03(Fri) 03時頃


[もう一回と強請られればしてしまうけれども、
 今は詰まった距離を確かめる形で、
 サミュエルの腔内を、のんびり貪る事にする。]

  ――ふ、 ……ん。

[バニラの味はしない。
 トレイルの運んできた、チョコレートの味だ。


 自分の色に染めるってこういう事なのだろうか?
 一瞬考えたけど 全然違うような気もする。

 猫が可愛ければ、どちらでも構わないけれども。]


[頬を掴まれて、視線さえ逃げられず。]

 ──………ぃぃ。

[消え入るほどの小さな声で気持ちが良いと呟く。
上ずって掠れていたが、これが精一杯。
何度目かのキスには積極的に受けて、深く、角度を変えて
呼吸をするように何度も口づけた。]

 ──んっ……ゃ

[唐突にもぞりと体をまさぐる手に、意識は集中する。
腰や背中をさらりと撫でられれば、びくびくと体が跳ねる。
今ならどこに触れても、感じる事が出来そうだった。]


チャーミングガールエアリーヘア



もう一回はしなくて良いらしい、
 そのまま離れなかったのでほっとしてトレイルを味わう。]

 ァ、ふ。

[広い場所だったらこのままとろけてしまいそうだったので
 トレイルの服にしがみついて、落ちそうなのを堪える。
 今更だけどキスがすごく美味い。

 もっとじっくりしていたいが、これ以上していると
 余計に欲しくなりそうで、どうしたものか。]


[唇を離すと、チョコレートと唾液混じりの糸が引く。]

  トニックウォーターのカクテル、飲んでみて。

[カクテルっぽい味になるように作ってるので、
 もしかしたら、さっき出したブラッディ・メアリー……
 もとい、バージン・メアリーがノンアルコールだという事に
 気づかれるかも知れないけれど、まあいいか。]

  これも、一口のむ?

[ブランデーやココアリキュールで形成されたアレクサンダーは
 もしかしたら、トレイルの味なのかも知れない。

 でも、度数が強いのでサミュエルに飲ませるのは一口程度。

 甘く酔うなら、酒――…マタタビではなくて、
 トレイル自身の方を選んで、求めて欲しいと思う**]


 ん、いい子。

[素直な返事に啄むようなキスは、
 深く呼吸を奪い合うようなそれへと代わり、ぴちゃぴちゃと水音を響かせる]

 いやじゃないだろ…?
 
[キスの合間にそう尋ねるけれども、
 イタズラな手は動きを止めることはなく。
 するりとカットソーの下にまで潜り込んで、
 腰の当たりを擽るように手のひらで触れる]

 教えてくれるまで、やめねーから。


 はふ。

唇が離れると、やっと深く呼吸ができる。]

 カクテルなのか?
 ――ん。
 飲みやすい、これも好き。

[用意されたグラスは、今度は爽やかな柑橘の香り。
 アルコールが入っていなくても酔いそうなのは
 側にトレイルがいるからではあるが。
 喉を通るカクテルはすんなりしているから
 とても飲みやすくて、火照る頬を沈めてくれそうだ。]


 そっち、あまい?

[興味を惹かれてグラスを受け取り、ごくんと飲んだ。
 こちらはちゃんとアルコールの味がある、
 あまり飲み過ぎたらまたへんなことになりそうだ。]

 もうひとくち。

[飲ませたく無さそうだったのでそう迫りつつ、
 躱されるのなら胸の中に飛び込んで
 かわりに耳や項をかぷかぷしてみようか。]


[反撃があれば少し笑って、甘い鳴き声を上げる。
 それから触れるだけのキスをトレイルの唇へ。
 気まぐれな猫のように触れる場所は少しずつ変えてゆくと
 そのうちはしゃぐ余裕もなくなってくるだろうか**]



 いやでは、ない、けど…

[気持ちが良過ぎて、頭が変になりそうで。]

 ──ひ、ぁ !

[素肌に触れる熱い掌に、声は大きく。
まだここがバーである事を忘れてないため、
慌てて口を手で塞ぐ]

  ふ、 んぅ

[目をぎゅっと閉じれば、よりリアルにマドカの掌を
追ってしまい、声を抑えきるのが難しい。

快楽を引き出すような手つきに やめないで と もういやだ が
綯い交ぜになるが、口を塞いだままでは何もいえない]


ばっ、か。
 声が大きいって。マスターたちに聞かれちゃうだろ。

[思ったよりも大きな声にいたずらする手が止まる。
 チラリ振り返り、なんとか聞こえていないようだとほっと胸をなでおろして]

 大きな声を出したオシオキ。

[ぐっと胸の尖りを親指の腹で押しつぶすように捏ねる]

 そのまま声、抑えてろよ?

[ここがバーだなんて事はすっかり頭から消えて、
 今はこの可愛いうさぎを愛でることしか考えられなかった]



 うぅー……

[誰の所為だと思ってるんだ、とうめきに言葉を込めて、
涙の溜まる瞳でキッと睨む。]

 ぁ は、────!!

[一度は止まった手に、油断して体の力を抜くが、
しかし、直後に胸へと襲い来る刺激には体を硬直させる。

胸の先をこねくり回されるたびに、じわじわと快感が襲う]

 だっ……め、だ…… むり、

[声を抑えろといわれても、ふるふると首を振って、
無理だと伝える。
今は何とかなっても、間もなく声は零れだすだろう。
そうなる前に逃げ出そうと身を捩るが上手くいかない]


 仕方ないなあ……。
 じゃあ口ふさいでてやっから。

[いたずらする手はそのままに、唇をキスで塞ぐ]

 これなら……んちゅ、大丈夫だろ?

[逃げようとするのはもう片方の手で捩る体を抱きしめる。
 やっと捕まえたうさぎを逃がしてなるものかと、
 猟犬の目で見つめて]

 もう逃がさねえよ。
 オレのもんになるつったじゃん。

[胸へのいたずらを一旦やめて、ギュッと強く抱きしめた**]


[無理と告げれば、…の手を退けてマドカの口に塞がれる。
手で塞ぐよりも明らかに危うく、けれどもキスに集中することで
マドカの手の感覚から逃れる事は出来た。
夢中で求めたので水音と呼吸の音が余計に響いた気がする。

唇を合わせたまま薄く目を開けば、マドカの視線に射抜かれる。
まっすぐ刺さるそれは、…の捩る体を止める。
その瞳に射竦められれば、逃げることはできない]

 ……まどかのもの……… ぅん、そうだったな……。
 まどか……?

[突然止んだ手の動きを聊か不思議に思って名前を呼べば、
ぎゅっと、抱きしめられる。
痛い位の抱擁だったが、聞こえる心臓の音に安心感を覚える。
体をマドカへと預けて、その背中に腕を回して抱きしめ返した]**


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/03(Fri) 04時半頃




       あ。今凄くかわいい顔してる。


[ベストにしがみつくサミュエルの背中を撫でる。
 こちらを見上げる瞳が、何かを考え込んでる感じ。



 アリスから見えている自分は、一体なんなのだろう?]


  ノンアルコールのカクテル。

  甘いものばっかり食べてるから、
  すっきり系の方が良いと思って。

[アルコールが体内でアセトアルデヒドに分解され、
 それの代謝を促進するのがグレープフルーツの果糖。
 という気遣いは、口に出して説明する事は無い。

 トマトの事も、サミュエルに話す事はこの先無いだろう。
 何処かで知識を得てしまうかもしれないけれど。

 自分と居ればば二日酔いをせずに酔えるという感覚を
 与え続けられたら良いな、と思う。出来れば長い間。

 気遣いをしてるふりをして、繋ぎ留めるのが、
 大人――トレイルのずるいところなのだと思う。] 


  うん、甘いけど強いお酒だよ。

[サングリアも自分の為に漬けるなら、
 蜂蜜を入れずに、赤ワイン独特の渋みを楽しみたいし。

 きっとサミュエルは気づかないけれど、
 気づかないままで居て欲しいとすら思う。

 知らない内に、依存されていけば良いのではないか。
 用意している箱庭に、自然に迷い込めば良い。
 
 シュレーディンガーの猫は、50パーセントの確立で死ぬ。

 箱の中で生きてるのか死んでるのかなんて、
 その箱を開ける科学者にしか解らないことだ。

 彼を毒す為の愛になるのか、彼を救う為の愛になるのか。
 そんな事は、トレイル自身にも解らないこと。] 


[確かな事は、箱に閉じ込められる猫は装置に気づかない。]


  …だめだよ、本当に悪酔いしちゃうから。

[ただし、彼を壊したいわけではないし、
 酒に助力させて心と身体を許させたいわけではない。

 ましてや、無理やり奪うつもりなど毛頭無い。

 愛情を注いで、できるだけ長い間一緒に過ごしたい。

 箱にはきちんと出口がある。
 入れる為に開けた上蓋を、また開けて出せば良い。

 アリスが、ワンダーランドから無事に帰れたように。
 この箱には、ちゃんと出口が存在する。]  

  こーら、だめだって

[迫るサミュエルからグラスを遠ざける。
 酒は諦めたらしいが、抱きついて来たので、
 グラスをテーブルの上へ戻し、倒さぬ様に奥へ。]


  あはは、擽ったい。

[耳や首裏に噛み付かれ、破顔して笑いを零す。
 脇腹を擽ると、甘い声が聞こえた

 唇を押し付けるサミュエルに、柔らかい笑みを向ける。
 その唇は、場所を変えていくつかのキスを落とした。]

  サミーは、本当にあまえんぼだね。

[自らの襟ぐりに固定されている白いリボンタイに触れ、
 ぷつりと小さな音を立ててホックを外す。

 スタンドカラーの釦を外し、首周りを寛げた。
 刃物の痕。相当古い傷が柔らかくカールした襟足で隠れる。]


  そんなに甘えられたら、悪戯したくなるな。 

[狭いシートに押し倒す形でサミュエルを横たわらせる。

 天井でくるくる回っているシーリングファン。
 それを見上げる形に落ち着いた猫の上に覆いかぶさった。] 

  悪戯されたい?

[意を求めるように、シェスタ・ベージュが猫の顔を覗き込んだ**]


[こうやって強く抱きしめていれば、
 ヴェスパタインが自分のものだと実感できて、
 頭が少しずつ冷静に戻っていく。

 まどかのものだ、と。
 言葉を紡ぐ唇をぺろりと犬のように舐めて]

 わり。痛くねえ?

[少しだけ抱きしめる力を緩めてやる。
 でも完全には腕を離さないのは、
 もう少しヴェスパタインを独り占めしておきたいから]

 なんかキスに夢中になりすぎて、頭に血が上ってた。
 まあ、血が上ってたのは頭だけじゃねえけど。

[照れ笑いを浮かべて、すり…と寄せる腰。
 もう存在を主張する股間のそれは彼にも伝わるだろう]


 あーあ…、部屋までオレ持つかなあ。

[にくしょくじゅうな己のこらえ性のなさに苦笑い。
 ヴェスパタインはどんな顔をしていただろうか。
 どんなものだったとしても、それはそれで可愛いんだろうけれど]

 ……大丈夫だよ。ちゃんと我慢するから。
 その代わり、部屋に帰ったら覚悟しろよ。
 朝まで寝かせねえから。


[悪戯っぽく言って、ちゅっとキスを落とす。
 この一時で何回キスしたっけ、とか頭の中で数えながら、
 やっぱりこいつとのキスたまんーわ、と。
 角度を変えて舌を潜り込ませそうになるのをぐっと我慢。

 あまりくっついていると本当に耐えられなくなるから、
 抱きしめる腕を一度解く。
 身を離すと乱れた衣服とそこから覗く白い肌が見えてくらりとするけれど]

 我慢……我慢……。
 
[まるで念仏のように唱えて、深呼吸を繰り返すこと三回]


[そそくさと乱れた衣服――もっとも乱したのはオレだが――を整えてやる。
 最後までは無理だけど手でやるぐらいは…とか、
 素股なら…とか、ヨコシマな事を考えかけては、
 ぶるぶると犬が水かぶったみたいに頭を振っては、
 繰り返す反省]

 ………一度、カウンターもどろっか?
 我慢するにしても、ココじゃ無理だわ。
 頭ン中、ヴェスパ抱くコトしか考えられねえもん。

[へらりと笑ってテーブルの上のグラスを手に取る。
 すっかり結露で濡れたグラスをおデコにぺたりと当てると、
 熱を持ったおデコが冷えて気持ちが良い]


[おデコにグラスをくっつけたまま笑う。
 ちょっとカッコワルイと思わなくもないが、熱を冷ますためだ。
 仕方ない。

 もしヴェスパがもう少しここで休んでいたいと言うのなら、
 止める気はないけれど。
 その場合は多分……止まる気もしない]

 どうする?

[尋ねるのは、ヴェスパタインの方から求めて欲しいから。
 もし、彼が求めてくれるのなら。
 個室を借りてもいいやと思えるくらい、
 今はヴェスパタインに溺れてしまっていた**]


また可愛いっていう、この男はもうだめだ。
 そんなことを考えながら見つめると、
 背を撫でる手が優しくって、まあいいかとも思えた。
 可愛くないと言われても、側にいてやるつもりなのだ。
 猫は住処に決めたところを、決して忘れない。]

 柑橘系も好き。
 トレイルに任せると悪酔いしないよな。
 だから、いつもお願いするんだけど。

[マスターに任せたら酷い目に会ったのは言うまでもない、
 酔いつぶれて爆睡して、仕事に遅刻して、ああもう。
 隠れた気遣いには気が付かないままかもしれないが
 酒が得意でもないのにココに通う理由の一つでもあるし、
 こう言ったのもそれがあるのだけど
 どこまでトレイルには届いているのだろう。]


トレイルが自分のために画策していることは知らない。
 知らないまま、猫は庭を自由に歩き回る。
 興味があれば顔を突っ込むし、
 そうでなければ見向きもしないで他を追いかける。]

 強いの、やっぱ羨ましいな。

ぺろりと唇を湿らせてから、
 猫は今一番気になるものへとまっしぐら。
 擦り寄った腕の中、アルコールと香水と
 僅かに感じる煙草の匂いに包まれて
 肌へと軽く歯を立てて、トレイルを味わう。]


軽いじゃれ合いだけのつもりだったのに、
 くすぐったくて出た筈の声は妙に甘ったるくて
 またいつもの自分とは違う顔になっているかもしれない。]

 トレイルがくすぐるから。……っ、んア!
 するい、俺もしたい。

[いつもは外されることのないリボンタイがなくなり
 顕になる項へと唇を寄せて、ぺろりと舐める。
 傷は見えていなかったが、そのまま上書きするように
 はぐっと柔らかく歯を立てた。]


やり返せた!と思って油断していたら、
 視界が回って天井を見上げていた。
 驚いた顔のまま、覗きこむトレイルを見つめて
 むーっと唇を僅かに尖らせた。]

 嫌だっていったら、やめるのか?

[きっとトレイルは、言葉にしなくてもやめないだろう。
 やめられても、困るし嫌だから
 先手必勝とトレイルの背中に腕を回して
 酔いではなく別の意味で熱を持ち始めた身体を押し付けた。

 悪戯されてもいいだなんて、言葉に出来るはずないだろ
 結構恥ずかしいんだから。]


[上擦る声と表情。
 こんな可愛らしい姿も見せてくれるなら、
 抑えられなくなる時も近いのだろうな、なんて。]

  ……ん。

[古い傷痕に噛み付かれても、痛みを感じる事は無いが、
 歯が皮膚に引っかかる擽ったさが残る。
 眉を僅かに下げて、可愛い抵抗に顔を綻ばせた。]


  本気で抵抗するなら、しないかな。
  顔を爪で引っかかれたら、流石に目立つからね。

[二人の時なら一向に構わないのだけれど。
 マロンにやられた、と言い訳が出来るから。]

  僕らがどの位で戻るか、賭けてるみたいだよ?
  猫と遊んでたって言っても、言い逃れできないよなあ。

[サミュエルを見下ろした状態で、尖った唇を軽く吸う。
 背中に回された手に驚き、目を見張らせる。
 びっくりした、と言う前に距離がもっと近くなっていた。]

  いいの?

[シャツの裾をめくり、手を猫の皮膚へと這わせる。
 体毛など無いまっさらなお腹を撫でて、
 なめらかな脇腹に口付けた後、臍の窪みに舌を押し付けた。]



 んんー、大丈夫、へーきだ。

[緩められた腕からは逃げるどころかすり、と頭を寄せる。
愛されているようで、優しさに包まれているようで
抱きしめられるのは好きだった。]

 ……!

[腰に擦り付けられる硬度のあるそれに驚いて目を瞠る。
そういえばマドカも男だったのだと言う再認識。
若干自分のそこも、きつい気がしてたけどつまりそう言う事]


項から顔を離すと困ったような、でも
 嬉しそうな顔が見えて無性に困らせたくなる。
 でも結局困るのは自分の方のようだ。]

 本気で嫌なら、今こうしてない。

 なんだそれ、暇人め……ッ!

そんな下世話なことをしそうなのは、
 マスターと……自分だって消えるくせにベネットか。
 あのやろーおぼえてろ。いや忘れていい。忘れろ!]


 んっ ……は。ァ、やじゃない、 から。

[拗ねた素振りさえ、もう無駄のようで
 唇が重なると舌を伸ばしてしまう。
 服の下で焼けずにいた腹が露わになって、
 くすぐったさに身を捩りかけ、腰が引けたところで
 舌の感触にぞくぞくと感じてしまう。
 驚いて上がりそうになる声を殺そうと、唇を噛んだ。]

 ッ、う……く…… ン


[自称にくしょくじゅうは、どうやら我慢という言葉を
知っているようで
マドカの落ち着きように、…も少しずつ冷静さを取り戻す。

顔をあげれば、降って来るマドカのキス。
軽い挨拶のようなそれはすぐに終わり、物足りなさを感じる。
もう少し、と求めようとしたがマドカの手は服にかかり
乱れた場所を整え始めた。]

 ………。

[その間、…は動かずにマドカの手の動きを追う。
綺麗に切りそろえられた爪がやけに目に付いた。
あの手が先ほどまで肌を這い、熱を与えたのだと思うと、
冷静になったはずなのに熱を取り戻す。]



 ……カウンター、は。

[マドカの言葉にそちらを見る。
まだおじさん3人が顔を寄せ合って話していただろうか。
恐らく興奮が引いたとはいえ、まだ顔は赤く、人前に出せるような
顔をしていないだろう。

それに、下半身の熱はまだ冷めていない。
それはマドカも同じはず。]


[どうする? と聞いてくるマドカの顔を見つめながら
く、と喉を鳴らして口角を持ち上げる。]

 ……にくしょくじゅうの癖に

[選択肢なんてあってないようなもの。

ここまでしたなら骨まで綺麗にたべればいいと、
やけに利口なにくしょくじゅうに火を着ける様に笑いかけた。]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/03(Fri) 23時半頃


  うん、知ってる。

[裏返せば、本音は嫌の反対という事でいいのか。
 抵抗するどころか、ひっついて来たのだから、
 その位の自惚れ、許されると思う。]

  ………サミーの演技力が足りなかったのかな。

[具合が悪い、と言って離れたのだけれど、
 バレバレだったと見ればいいのだろうか。
 マスターに合わせる顔が無いとか、そんな事は思わない。
 知ってて不快に思われたのなら、とっくに首にされてる筈。]


  ……―――、

[臍の窪みを満たす様に埋めた舌を、ちろちろと動かす。
 身動ぎする身体。引こうとする腰を掴んで離さない。
 空いた手で、もう少しシャツを捲り上げると、
 白い胸板が、視線の先で上下している。]

  ね、だめだよ。
            …――えっちな鳴き声、聞かせて。

[どうせ大声をあげない限り、カウンターまで届く事は無い。
 顔を上げ、下唇を噛んでいるサミュエルの歯を指でなぞる。

 エナメル質に触れた後――、
 やや強引に口を開けさせる形で指を捩じ込む。

 このまま強く指を噛まれたら痛いけど、でも。声が聞きたい。
 露出した胸板に唇を落とし、淡い色の飾りを舌で舐める。]


嫌なら誘わない、ついて行かない、帰る。
 それくらいの自我はあるし、選んだのは自分だ。
 流されているつもりはないと箱庭の中で鳴いた。]

 俺のせいかよ……っあ、 ぅ。

[日常茶飯事、とは行かないが少なくないことも知っている。
 どんな口実でも自分がそうする側になるとは
 思ってはいなかったのだけど。]


 ふっ、く ……ゃ、あ。

くすぐったいから身体は逃げてしまう、
 しかしそれを許さないトレイルとシートの狭さで
 満足に逃げられずにびくびくと身体を震わせて
 悔しいけれど薄っすらと涙まで浮かんできた。]



              あ、 ぅ ばか。


[指を押しこまれて情けない声になった。
 思い切り噛んだらきっと痛いだろうから
 舌で押し返そうと指先をぐいぐい舐める。]

 んぁ……っ!!――ッ、ふ、 あぁ。

[甘ったるい鳴き声を必死で殺すけれど、
 開かれた唇からこぼれ落ちてしまってもう止められない。
 更に胸を舐められて、しがみつく指に力が入る。]


[上にのし上がって密着している状態からは、
 猫の震える身体がよく解る。

 それでも足で腹なり股間なりを蹴られない現状、
 今から怖気づいた、なんて事も無いだろうけれど。



 もしかしたら、 ――後悔させているのかもしれないな。]

  だって、悪戯してるのに。
  我慢されたら、切ないでしょ?

[猫はにゃあにゃあ鳴くから猫のはずだ。
 鳴く事を我慢したら、それこそ具合を悪くしそう。]


[舌で必死に押し返そうとしているのは伝わる。
 だから、舌から離れるように指を蠢かす。

 ぼこぼこと凹凸のある口裏を中指でしっかり固定して、
 口が容易に閉じられないよう、下の前歯に当たる形に
 親指をもねじ込めば、指を使った口枷の完成だ。

 当然口を開けっ放しにすれば、唾液も溢れてしまうだろうけど、
 唾液で汚れた猫の頬やシートは、お絞りで拭えば良い。]

  くすぐったいの? きもちいの?

[答えを期待する事なく――最もろくに喋れないだろうけれど。
 まだ柔らかい胸の飾りを吸い上げ、じゅ、と水音を響かせた。]


トレイルが自分に触れていると思うだけで
 恥ずかしさでどうにかなりそうなのに、
 更に鳴けと言われて頭が爆発しそうだ。

 けれども恥ずかしいとは言えないのが猫。]

 んな、声の出し方なんて
               しらねーんだよ  ばかぁ……

[自分の声なんて色気もないだろうし、
 自信もまるでない。]


[泣き言を聞けば、飾りを舌先でつついて居たけれど
 自然と口角は持ち上がって、少し意地悪な笑みを形作る。]

  無理に声を出せとは言わないけど、
  無理に声を殺されるのは、寂しいじゃない?

  自然なサミーの声が、えっちな声なんだよ。
  
[感じてるふりなんてさせたくないけれど、
 自然に漏れる声をせき止められたら勿体無い。
 なんらアドバイスになり得ないアドバイス。]


 ――ァ、ぐっ!?

なんだかよくわからない内に
 口が閉じられなくなってしまった。
 仰向けな今はまだ平気だが、
 飲み込みきれなかった唾液が溢れそうで、眉を顰めた。]


    ―――ん、っ、 !

[返事が出来ないまま胸を吸われて、
 肩がびくんと震えた。
 こんな所で感じるものなのだろうか?なんて思う間もなく
 内側からざわざわしてくるような何かに襲われて
 トレイルに、助けてほしい、のは、どうして。]


[篭った声が耳に届けば、硬くなった突起を舐め上げる。
 視線を猫へ向けると、少し苦しそうな表情に見えた。
 助けを求めるような、薄く涙に濡れた瞳をじっと見ながら。]

   ……は、    
        ――ちゅ。

[腔内に入れてない方の手をサミュエルの下肢へと伸ばす。
 内股を優しく撫でた後、布越しに中心へと触れる。
 上から優しく擦り上げて、形を探るように熱を探すように。

 その間、表情の変化を見逃したくないので、視線は外さない。
 固定している指に、力を込めておく。――閉じないように。]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/04(Sat) 00時半頃


それがどういうものかわからないというのに、
 いっそもう、トレイルが見せてくれればいい。
 そんな言葉も封じられて悔しそうに
 涙の浮かんだ目で軽く睨む。]

  ――う、 、……ん。

[腕は拘束されていないのに、
 そのままろくに抵抗もしないでいるのは何故か。
 指だって噛んでしまえば開放されるだろう、
 酷い顔を見られているのに、怒らないのは。]


真っ直ぐな視線に恥ずかしさは増して
 懇願する顔のまま、瞳を伏せた。
 これでトレイルの視線からは逃れられると思ったら
 見えない所で触れる場所が増えて、
 思わず両足を閉じようと足は動く。
 挟んでしまった手が熱を持って困っている処へと触れ
 見えない不安から結局目を開く。
 
 口端から唾液が一筋垂れて落ちた。]

 っ、ふぁ、 ぅ…… んっー!

[もっとされたいけれど、もう開放もされたい。
 腰が揺れそうになるのを堪えて、
 少しだけ指に歯をたてた。]


  いやなら、逃げてもいいんだよ。
  僕は、怒らないから。

[此方を睨みつける視線に臆する事なく微笑む。
 こわい、とは全く思わない。
 可愛い、とは思うけれども。]

  ん。

[身体の下で蠢く足の動きを目で追う事は無い。
 怯えたかのように一度閉じた瞳。
 それがまた開くのを、トレイルの視線は追っていた。
 唾液が下顎へ伝っていくのも、静かに見守る。]

  ……サミー。

[指を腔内から引き抜く事で、身体を後ろへ後退させる。]


[歯を立てられた状態で指を引き抜くのは、
 ほんの少しだけ痛かったけど、痛みで顔を歪める程じゃない。]

  ……ね、見ててね。

[狭いシートの端に膝が当たる。
 ロングサロンは取った方が良かったかな、と今更思う。
 触れていた中心のチャックを下ろし、下着をずらす。

 ゆるく勃ち上がったサミュエルの雄の先に唇を落とす。
 特に躊躇う事なく、唇を開き先端にしゃぶりついた。]


絶対に、逃げてなんかやらない。
 全てをトレイルに見られてしまったとしても、
 だからこそ余計に他の誰にだって
 こんな姿見せられない。]

 ――ァ、……っふ。

口がやっと開放されて、息を吐きだす。
 きっと指には歯の跡がついているだろう、
 それなのにトレイルは気にもとめないようだ。]

 なに、……っ ぅあ、まっ!
 トレイル、 ん、ぁあ!!


見ていてと言われて視線で追いかける先、
 下着を押し上げている所に顔が近づいて
 恥ずかしい予感しかなかったのに、
 やはり逃げなかった。
 それはされたらどうなるかという好奇心と、
 もう開放されたいという溢れる欲情から。]

 ぅあ、トレイル、――は、 ああ!

[シャワーを浴びていないとか、そんなことも構わず
 敏感な先端に熱い唇を感じて、鳴き声が止められない。
 髪に手を伸ばして引っ張るつもりが腰を揺らして押し付け
 もっとつよくして欲しいと身体が強請る。]


[指に感じた痛みよりも、今興味が向いているのは、
 サミュエルが、此処を愛したらどういう表情をするのか、
 そういう方面だったから、文句の一つもこぼさない。]

  なにって、えっちな声を聞かせてくれたお礼?

[あむ、と先端を甘噛みしながら答える。

 ――その刹那、嬌声と共に喉奥まで怒張が入り込む。
 ひく、と喉仏が震えるのと同時に、苦しさと痛みを感じた。
 漏れそうになる嗚咽を堪え、根元までくわえ込んだものを、
 口を窄め、強めに締め付ける。]


[髪を掴まれて固定されているから、退く事もできない。
 退こうとも思わないし、
 頼りなげなその手を、振り払いたいとも思わない。


 目の前で鳴いている猫を愛せるのだから、
 可愛い猫の大事なところも、――愛してあげよう。]

   ん、ぐ。

[揺れる腰の動きに合わせ、自らも頭部を揺らす。
 時折先端付近まで引き抜いては、括れに前歯を薄く引っ掛け。

 じゅぷじゅぷと淫猥な音を立てる口は、
 いつしか唾液以外の粘液の存在を、舌で感じながら、
                   ――少しずつ、けれど確実に。
 
 猫の性器を、震える体躯を、更なる快楽へ導こうと
 動きに速さを乗せ、荒々しく責め立ててゆく]


 トレ、ぃ るっ!

ものすごく恥ずかしいことを上書きされている。
 そんなトレイルの咥内へと飲み込まれる自分のものを
 思わずしっかりと見てしまって、
 余計に熱が集まって震えた。
 舐められているというよりは、食べられている。
 そういえば、アリスを食べようとしたのは誰だったか。]

 お、れ…… それ初めてだ、――ッあ。

[童貞には刺激が強すぎると涙を溢れさせながら
 ゆるゆる首を振った。]


[燻っている熱に火を灯すようなヴェスパタインの笑み。
 そんな顔で誘われて、はいお疲れ様でした、なんて出来るはずも無く]

 もう知らねーからな?

[押し倒すようにヴェスパタインの肩を押し、その上に覆いかぶさった。
 カウンターからはどうせ見えないんだし、
 このまま戻るにはお互い昂りすぎている。
 なら――…と赤いカットソーをぐいっとたくし上げ、
 そこから覗く白い肌へちゅちゅっと鬱血の花を幾つも咲かせていく]

 なあ、どこにキスされるのが一番好き?
 ここ? それとも……ここ?

[へその周りからゆっくりと胸元へ唇を押し当てる。
 淡いワインレッドのその周りをぐるりと舌でなぞりながら、
 意地悪な質問を投げかけた]


                   ――っぐ、

[初めて、フェラチオが?
 動揺しているサミュエルに、寧ろ此方が動揺を覚える。

 口でするのを嫌がる女性も世の中には居るだろうし、
 ありえない、という程ではないが。

 目元から溢れる涙が、宝石のようで綺麗だと思った。

 首を横に振る姿は、子供がいやいやしてるようにも見えるけど、
 髪を掴む手の力も弱まらないので、気分は悪くなさそうだ。]


 ぅあ、っ、あ。とれ、 っふ、アア!

名前を呼ぶのもままならないほどだから
 もう自分でもなんて言っているのかわからず、
 ただその刺激を受けて喜ぶ声は耐えること無く
 初めて感じる粘膜の熱さと舌の強さ、
 括れをかすめる歯にさえ悦んで先走りを溢れさせ
 徐々に早く強くなってゆく動きに翻弄される。]


 ――まっ、て。 も、もう俺…… い、

[出そう、と髪を引っ張って訴えるが
 果たして間に合うだろうか。]


[途端、マドカの瞳に光が宿ったように見えた。]

 ──…ゎ、

[牙をむいたケダモノに圧し掛かられて、小さく驚きの声。
服をまくられて冷気が肌を舐めようとするが
それよりも早くマドカの唇を感じる。]

 っ、ン………ん、 ァ────

[吸い付かれるたびに、呼吸は狂い、声を上げそうになる。
カウンタから見えなくても、声は届いてしまうだろう。
自信の手の甲に噛み付いて声を殺す]

 ……っ、は ぁ、 そこ、もっとちゃんと 

[指を押し付けられた時とは違い、尖る先には触れない舌に、
焦れる。]


[半勃ちの状態から根元を指で支えていたけれど
 最早その必要もない程に、反り返って居るサミュエルの雄を
 腔内一杯に感じつつ、布の下に隠れている睾丸をやわく揉む。]

   ん、む。――、ん、

[もう、と制止する声と髪を引く手。
 でも、今口から出すと自分の顔が汚れてしまう。
 洗面所はボックスシートの反対側――カウンターの先だ。

 お絞りで顔を拭いてもいいけれど、
 お絞りで顔をごしごし擦るのは、おじさんみたいで嫌だな。]


  ん、ん゛     ――ん。

[だから、飲んでしまった方が汚さずに済むだろう。
 

 腔内でびくびく震えるサミュエルの雄を強く吸い上げる。
 射精を促す形に、ぎゅう、ときつく。]


取り繕うことなんて出来ないから、
 とんでもないことを口走った自覚もあまりない。
 一応セックスの経験だって、ある。一応。]

 ぅあ、んっ! トレイル、トレイル……!

[あとは自分に出来そうなのは、
 必死に名前を呼ぶくらい。]


 だめ。ちゃんと声聞かせて。

[歯を立てるヴェスパタインの手を取り、歯型の後をぺろりと舐める。
 声なんて聞かせてやればいい。
 何よりも自分自身が聞きたいのだと、意地悪く囁いて]

 ちゃんとって、ここ?

[押しつぶすように舌先を固く尖る先端へと押し当てる。
 ぴちゃぴちゃとまるでミルクを舐めるように舌を動かしては、
 上目遣いに相手の反応を確かめるように見上げて]

 ……すげー固くなってる。
 ヴェスパのえっち。

[くくくっと低く笑って、あむっと唇で甘く食んだ]


腰を揺すると咥内に擦れてそれがまた
 絶妙な刺激となって腰が揺れる、
 そんなループに陥ってしまいそう。
 ここで出してしまったら、という後のことまで
 考える余裕もなにもないまま睾丸を震わせて。]


         ――ッ、ああァ!!


促されるままに強く吸われて絶頂に達し、
 甲高く鳴くと咥内へと白濁を吐き出した。]


[喉奥に吐き出された体液。
 絡みつく感覚は、けして良い気分では無いけれど。
 咳こみそうになるのを堪えながら、雄を腔内から抜く。]

  ン゛。

[苦みに流石に眉を寄せ、喉仏を上下させる。
 まだ腔内に残っている粘りと、独特の青臭さ。

 上体を起こし、アレクサンダーの満たされたグラスを取り、
 甘めのカクテルで、完全に流し込んでしまう。
 時間が経ってしまったせいで、氷が溶け薄まっていたけれど。]


             ――――…、は、ぁ。

[小さく息をつく。]



 …いやだ……

[マドカの言葉に首を振る。
口を塞いだ手はマドカに捕らえられてしまい、逃げ出せない。

ただでさえマドカに対して痴態を曝け出している上に、
マスターや他の人に声を聞かれるなんて恥ずかしい。
今後顔を合わせることが出来なくなるのは避けたい、のに]

 ゃあ、 あン──!!

[口を塞ぐものが何も無く、
胸に与えられる待ち焦がれた刺激に声を上げてしまった。
続く刺激に奥歯を噛んで耐えても、きっともう遅かっただろう]


飲まれてしまった。
 口へ出してしまったことよりもそちらに驚いて
 トレイルの顔をじっと見つめる。]

 ごめ、ん。

[もう少し我慢できていたら、対処もできたかもしれない。
 腰全体がしびれる様に気持ちよかっただけに
 申し訳なさが勝って、しゅんとした。]


[自分の唾液や先走りと精の混じったぬめりが、
 達したばかりのサミュエルの雄を濡らしている。]

  ……きもちよかった?

[いつもと変わらぬ笑顔を浮かべ、お絞りで猫の口元と顎を拭う。
 その後粘液で濡れた中心も拭いてやり、
 使用済みのそれは、丸めてシルバートレイの上へ。]

  ん。
   サミー、汗かいちゃったね。

[汗で額に前髪が張り付いたサミュエルを見下ろす。
 前を正してやり、チャックを引き上げる。
 身体をどかし、猫の腕を引いて上体を起こすのを手伝う。
 そうして、ふらついているようなら身体を抱きとめた。]


  どうしてサミーが謝るの?
  キミに悪戯をしたのは、僕なのに。

[しょぼんとしているサミュエルの後頭部を優しく撫でる。



 何故哀しいのだろう、何故謝罪を告げるのだろう。
 不思議に思いつつ、涙の残る目元に口付けた。]


何事もなかったような顔で後始末までされて
 慌てる間もなく元通りになる。
 その慣れていそうな動作にちり、と胸が焦げる。]

 …………悪くはなかった。
 でも。

[腰が抜けそうなまま引き上げられて、
 腕の中に収まった。
 今は顔が見えないほうが落ち着く。]


[耳に届く甘い声が心地好い。
 もっと聞きたくて、胸を弄ぶ舌は執拗にヴェスパタインの体を嬲る]

 ヴェスパかーわい。
 そうしてると女みたいだな。

[揺れる長い髪に、カクテルのように甘い声。
 どこもかしこも美味しくて、何時間でも食べていたいと思う]

 本当に男との経験ないの?

[もう片方の胸の尖端を指でパンを捏ねるように弄びながら、
 感度の良いカラダに嫉妬を隠せない]


  ――でも?

[何か言いたそうで、続きを言いたくなさそう。
 そんな響きをサミュエルの呟きから感じながら、
 無理に聞き出す形ではなく、穏やかな声音で尋ねる。]

  すごく、可愛かったよ。
  可愛いサミーを教えてくれて、ありがと。

[猫を優しく抱きしめながら、耳元で告げる。]


 不味いの、飲ませた。
 顔、離してよかったのに。

まさか飲むとは思わなかった。
 犬ならここで俺もする、という処だろうけれど。
 猫は耳が真っ赤なまま肩に額をくっつけて
 顔を隠している、つもり。]


  ん?
  だって、サミーの出したものだからね。

[小便を飲めと言われたら、躊躇はするだろうけれど。
 嫌ならそれこそ、お絞りで性器を包めば良かった話だ。]

  そんなこと、気にしなくていいのに。
  ……んー、いや、気にするか。

  口でされるの、初めてだったの?

[真赤に熟れた顔を拝む事が出来ないまま、
 頭頂部から短い襟足にかけ手櫛でときながら、静かに尋ねる。]


過去に嫉妬しても仕方がない、
 わかっているのに嫌な気持ちが出てしまって
 そんな自分も嫌になる。]

 慣れてた。

[ぼそりと言うと、腕の中に潜り込むように隠れた。]

 ……可愛くない。

[嬉しかったのに、素直にそう言えない。
 自分のどこが可愛いのかもわからない。
 もう、わけがわからなくて泣いてしまいたい。]

 なんで、こんなこと……した。


 俺の、ならなんで……?

いきなり飲め、と言われても多分ムリだ。
 そんな機会も、実際試したことも無いけれど。]

 気にするだろ、あんなん。
 
 初めて……、だったし。

[顔を埋めたままもそもそ話す。
 酷い顔をしてそうだから見せられない。]


[重みが一度肩から退き、直後に溢れた声。
 その言葉の意味を一度考えたけど、困った様に眉を下げ。
 その表情を見る前に、サミュエルは顔を隠してしまった。]

  かわいいよ。
  僕で感じてくれて、可愛かった。

  …………ごめんね、慣れてて。

[なんと言ってあげればいいのかが、解らない。
 慣れてなんかいないと嘘をついたら、もっと悲しませそうだ。


 重荷と枷と、――悪夢でしかない過去。
 一度、その存在を確かめるように首筋の古傷に触れたが、
 すぐにサミュエルの背中に手を回し、強く抱きしめる。]

  僕の知らないキミを、見せてくれるって言ったでしょ?
  だから、見たかったんだ。


  僕に飼われたいって、言ってくれたから。
  僕も飼いたいと、思ったから。



  ん。 ――仕事のつもりで、こういう事したわけじゃないよ。
  信じて貰えないかもしれないけど。

[なんと言えば、伝わるのだろう。
 もう長いこと、他人にこの距離を許していない。
 肌を密着させていても、ゼロの心の距離を許容した事は無い。

 愛がなければ、ただの接触でしかない。
 キスも、ペッティングも、セックスも。

 その違いの説明を、うまくする事ができない。

 ――アリスをワンダーランドから家へ帰してあげるべきだ。
 そういう考えも、少なからず頭に残っている事もある。]


 っふ、ぅ……ん く
 可愛くなんか、 ない

[マドカに翻弄されるばかりで悔しそうに言い返す]

 ある──、 わけ、ないだろっ…

[実に健全な道を歩いているため、女の人としか遊んだことがない。
それなのに、こうも感じてしまうのは触られ方が違うのか
良いの所為なのか──マドカが相手だからなのか。]

 まどか、そこ、もうやだ……

[執拗に嬲られ続ければ、体は一気に熱を持つ。
中でも一等、主張をする場所をマドカの体へと押し当てた]


 変なこと、言った。
 忘れていい、でも俺は可愛くないから。

抱きしめる腕が強くなって、身体は強張った。
 失敗した、慣れている風を装っておけば
 一晩の戯れで済んだのに。
 重くてうっとおしい、厄介な感情が抑えられない。
 これではただの客に戻れない。]


 ふぅん……。

[気にしてない体を装いながらも、
 自分が初めてだと改めて聞けば、にやにやとした笑みがこみ上げてくる。
 熱を持つ体にまたちゅっちゅっとキスの雨を降らせながら、
 押し当てられた主張にくすりと笑って]

 もう堪えられなくなった?

[ズボンの上から手の腹で円を描くように撫ぜて]

 手と口。どっちが好き?
 ヴェスパの好きな方でしてやるよ。


 飼われたい。
 トレイルがいい。

 俺の、―――になって。

それはとても小さくて自信のない声。
 感じるのは、トレイルなら大丈夫かもしれないという期待。
 それでも怖いものは、怖くて。]


  …僕がキミをかわいいと思うのは、僕の自由でしょう?
  それはいけないの?

[あくまで可愛いと告げた事を否定するサミュエルに、
 自分の思っている事を、拒絶されたような気持ちを覚える。

 ―――わすれていい。]

  わすれて、じゃなくて?

[きっと今なら、引き返せる。
 シュレーディンガーの猫を閉じ込めた箱には鍵をかけてない。

 鍵をかけることは、怖くてできない。

 強制的に閉じ込めた箱の中で、
 猫が生きてるのか、 それとも死んでいるのか。

 確かめるのは、とても哀しいから。]


  …………ワンダーランドで、ずっと僕と暮らす?

[ほんとうに小さな声。
 肝心の部分は、うまく聞き取れなかったのだけれど。
 包容を少し緩め、熱っぽい頬に触れてこちらを見上げさせる。]



         キミが僕で、いいのなら。

[隣に居るのが、動物が好きな只の普通の青年Aでも、
 サミュエルが求めてくれるのなら。


 箱に鍵をかけてしまっても、許されるのだろうか**]



 ……悪い顔してる。

[まだまだ全然余裕のマドカの顔に一言。]

 っな……!

[手か口か、選べと言われてもそんな事恥ずかしくて声に出せない。
ずっと続けられる布越しの酷く緩い刺激。
早く解放されたいのに、マドカはどこまでも焦らしてくる]

 ンぅー…まどかの………ばか………

[手でも口でもなんでもいいから早くどうにかして欲しい。
意地の悪い質問に答えられずに精一杯の悪態を吐いて、
涙を零すに留まった]


 悪い顔ってなんだよー。

[ニヤニヤ笑いのまま、ハグするように頬をすり寄せた。
 恥ずかしくて口ごもるヴェスパタインが可愛くて、
 いじわるするのを止められない]

 オレばかだから、言ってくれなきゃわかんねーもん。
 ねえねえ、どっち?
 ヴェスパはどっちが好きなん?

[手のひらで感じる熱をゆるゆると弄びながら、
 眦に浮かぶ涙をぺろりと舐めた]


 可愛いなんて言われても……嬉しくない。

柄にもなさすぎて照れる。
 言われ慣れていないから、どんな反応がいいのか
 そこからわからない。
 素直に喜ぶにはやはり可愛げは足りない気がする。]

 わすれて。

[もう少しマシな物で上書きもできる。
 こうして猫は箱庭の迷路で遊んでいる。]


 トレイルと、ふたりっきりで?

想像してしてみたら、悪くない。
 いいや、とても良い。]


   トレイルでないと、やだな。

[他の誰にも触らせない猫は、するりと身体をくねらせて入り込む。
 ついでに鍵も内側からかけてしまおうか。
 そうしたらもう、トレイルは捕まったまま出られない**]


[マドカの様子を見れば、…が言うまでずっとこのままだと一目瞭然だ。
顔をそらし、視線をうろつかせ、体の熱を持て余す。]

 …………………
 …………………

[ニヤニヤと笑うマドカの耳を遠慮無しに摘んで耳を寄せて]

                         ………くち。

[長考の末、現状を打開すべく望みを伝えた。]


 口、ね。
 よく言えました。

[ニヤニヤ笑いのまま、ヴェスパタインの頭を優しく撫でて。
 かちゃかちゃと金属の音を響かせてベルトを外すと、
 口でファスナーを下ろしてやる。
 窮屈な戒めを解かれたそこはすっかり勃ち上がっていて、
 下着を寛げ、まずはご対面]

 …………んむっ。

[お待ちかねのソレの先走りの汁をぺろりと一舐めしたあと、
 躊躇せずに口いっぱいに頬張るようにむしゃぶりついた]


 ゔーーー…。

[口にしてから酷い羞恥心が襲う。
ベルトを外すための金属音がいやに耳に響く。
逃げ出したいような気分になるが、
待ち焦がれた刺激に期待も大きい。

マドカの手によって露出した下半身。
すっかり立ち上がったソコは外気に触れて、小さく震える]

 っ…ふ あ ぁ─────っ

[湿った温かい口に包まれて、腰が跳ねた]**


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/04(Sat) 04時頃


[ぴちゃぴちゃと唾液の音をわざと立てるようにして、
 跳ねる腰に合わせて頭を前後に揺らす。
 根元まで銜えては、先端まで引き抜いてを繰り返して
 唾液でてらてらと濡れるそれを美味しそうに舐めしゃぶる]

 いいよ、その顔。すげえゾクゾクする。
 もっとオレを感じて―――…。

[ソフトクリームを舐めるように、裏筋をぺろり。
 舌先を尖らせて、さきっぽをちろちろと舐めてやれば、
 苦い味がじわりと広がるから。
 ちゅうっと唇を付けて吸い上げた。

 快楽に跳ねるからだと甘い声が愛しくてたまらない。
 もっと鳴く声が聞きたい。喘ぐ姿が見たいと、
 愛撫する動きはより激しさを増すばかり**]


[ヴェスパタインの欲を舐めしゃぶりながら、
 こっそりとポケットから取り出したワセリンを指先で拭う。
 ねとりとした粘液をたっぷり付けて後ろの蕾へと忍ばせ
 皺の一つ一つを伸ばすように、
 ぬるぬるのクリームを塗りたくる]

 こっちも……気持ちよくしてやるからな。
 
[おそらく初めてだろう後孔への刺激に、
 ヴェスパタインはどんな反応を見せるだろうか。
 つぷりと指を一本第一関節まで埋め込んで。、
 痛いほどに締め付ける締りの良さにぺろりと唇を舐めた]


 あは…っ。
 クリームのおかげでなんとか指は入ったけど、
 慣らさないとキツキツだな。

[ゆっくり抜き差しを繰り返して。
 ワセリンと内から滲む粘液が立てるぐちょぐちょという淫猥な水音をわざと響かせて、ヴェスパタインが恥じらうのを楽しむ]


 こっちどう……?
 結構たまんねーだろ。

[内壁のざらついたところをこすり上げ、浮かべる意地悪な笑み。
 我ながら悪趣味な質問だと思うけれど、
 羞恥心から白い肌がますます赤く染まるのを見ると、
 嗜虐心を刺激するのか、
 心がぞくぞくとしてもっと泣かせてやりたくなる。
 
 もう一本中を蠢く指を増やし、
 だいぶ解れてきた内をばらばらに動かして]

 全部飲んでやるから、イっていいよ。

[根元までずっぽりとヴェスパタインの雄をくわえると、
 激しく頭を揺らす。
 前と後ろ二つの刺激をヴェスパタインに与えながら、
 彼の白濁のマグマが噴火するのを今か今かと待ち構えた*]


  じゃあ、僕の心の中にしまっておく。
  言われるのが厭なら。

[言い直すサミュエルに、目を細める。]

  うん。

[慣れてると言われる事が哀しいとは思わない。
 一緒に居ても寂しそうな顔をされるのは
 やはり哀しいと思うけれども。]


  うん、僕と二人きりでね。
  僕とアリスの、ワンダーランドだから。

[窓枠を明々と照らしていたスイッチを切る。
 暫くそうして居たけれど、
 流石にそろそろ戻らないと――と、思い直す。

 自分に用意したアレクサンダーを飲み干し、
 甘い匂いのする唇を、サミュエルの唇に押し付ける。

 トレイに空になったグラスとチョコのつまみを置き、
 来た時のようにサミュエルの手を引いて。

 二人でシートから離れ、カウンターの方へと向かう。]


[猛り切った雄に与えられる刺激と、響く卑猥な音が欲を煽る。
勝手に揺らめく腰を抑えたくても、体は言う事を聞かずに
もっと、と無意識に望んでいる。]

 ア、ぁ こっち、見るな…、っばかまどか

[こうなることを望んだものの、いざそうなると、
死にたくなるほどの羞恥に襲われてつい悪態をついた。
顔をソファの背凭れへと向けてマドカの視線から逃げる。]

 ──はっ…、ん ぅン !

[ゆるりと与えられていた刺激は段々と激しさを増し、
抑えていたはずの声も酷くなっていく。]


[快楽でぐらぐらと揺れる感覚と、どこかへ落ちるような錯覚。
手は自然と縋りつくものを探して、マドカの髪の毛に触れる。
ふわふわの髪の毛を引っ張ったちょうどその時、]

 ひっ──!!

[愛撫は前だけに留まらず、
ぬるりと後孔に押し込まれる何か──マドカの指。]

 んな……! そ、なとこ、さわるな……!

[足を閉じようとしてもマドカの体を挟むだけ。
思わず上半身を起こしてマドカへと抗議の声を投げるが
聞き入れてくれるはずも無く、ゆっくりと中へ指を押し込んでくる。
勿論そんなところを触れるのはマドカが最初で、
奇妙な感覚に入り込んで来た指を強く咥えてしまう]



 ゃだ、 いやだ、こわい、

[慣れないハジメテの愛撫は痛いのに、そこに快感を
見出してしまえばふるふると頭を振ってマドカに訴える。
涙で歪む視界には、自身を咥えて揺れるマドカの黄色い頭。
髪の毛を掴む手に力を込めて引き離そうと引っ張るも、
引き離せるほどの力が出ない。]

 ンぐ……ぅあ、 や、ぁ……、

[マドカの口淫と、後ろに与えられる刺激に翻弄されて喘ぐだけ。]

   う、く  ア あっ、も、だめ ……っ!

                  ────あ、あぁっ!!

[強い快楽に襲われ、湧き上がる欲をマドカの口へと吐き出した]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/04(Sat) 14時半頃



 はっ……は、ぁ はぁ…

[白濁を吐き出しても、体の中には熱が燻り続けていた。
気持ちが良くて、既に死ぬような心地なのに
この先があるのかと思えばほんの少しの不安。

乱れた息を浅い呼吸を繰り返していれば呼吸は落ちついて行く。
涙で濡れた瞳でマドカを見れば、ごくりと飲み下す姿。]

 ほ……んとうに、飲むな、そんなもの吐き出せ……!



 っばか……!

[美味いものじゃないだろうに、まさか飲んでやるというのが
事実だとは思わずに、震える声で小さく罵倒。
マドカの視線に耐えられずに視線を落とせば、
ズボンの前を押し上げるマドカの怒張が見えた]

 ………俺も、した方がいいか…?

[慣れているであろうマドカとは違い上手には出来ないだろうが。
与えてもらった分は返さなければと、体を起こし、
迷いながらもするりと手を伸ばした]


[口の中に勢い良く吐き出される白濁を、ごくりと喉を鳴らして嚥下する。
 苦いような甘いような、不思議な味。
 最も甘く感じるのはヴェスパのものだから、なのだけれど。

 罵倒にはにやりと笑って]

 最高のカクテルだったぜ。

[口端に残る分を指で舐めとりながら。
 自身の下腹部へと伸びてくる手を奪い取り]

 ………舐めて。

[これからヴェスパタインの中に入るイチブツだ。
 なら彼の口で少しで滑りよくしてもらおうと、
 すっかり勃ち上がり鎌首を擡げる凶悪なそれを見せつけた]


[舐めて、と言われて小さく頷く。]

 (……………これを、口で…………?)

[だが、目の当たりにした生の雄に、いや無理だろう、と
僅かに残る冷静が訴えた。
やっぱりやめる、と怖気づいてちらりとマドカの顔を見やるも]

 ………。

[マドカの表情から無言の重圧。
いっそこのまま逃げたかったが無理なのだろう。
とりあえず、意を決してまずは先端をぺろりと舐めた。]


 そんな顔をしてもダメ。

[目線で訴えるヴェスパタインにふるり首を振る。
 口元へと雄を押し付ければ、ようやく観念したように彼の唇が開いて]

 ……………ふっ。

[ただ舐められただけだというのに、
 まるで電気が走ったみたいに甘いしびれが掛け登る]

 もっと、アイス舐めるみたいにさ。
 オレがさっきしてやったみたいに、してみて。

[良いこと、長い髪を撫ぜながら、優しい声を落とす。
 半端な刺激にますます熱を持つ雄を自分の手でこすりながら。
 もっと……と、甘えるように強請った]


[耳に入るマドカの優しい声に少しだけ安心するが、
やってもらってる最中はあまり自我が無く。
思い出すのはやり方よりも与えられた快楽だけ。

また熱が篭る気がしたがそれを無視して、
こぼれる唾液とマドカの先走りも一緒に舌で絡め取りながら
言われた通りにアイスを舐めるように全体を丹念に舐めあげる]

 ……こ、う?

[上目でちらり。]


 そ、う……。
 いいよ、ヴェスパ……。

[自分の雄をヴェスパタインが舐めているという事実だけで、
 ともすれば達しそうになるのをぐっと我慢する。
 緩い刺激もこれはこれで結構クるものがあるなあ、なんて思いながら。
 見上げる視線には好きだよと、声に出さず唇だけで紡ぐ]

 これぐらい濡れれば、いいかな。
 もういいよ。ありがと。

[唾液と先走りとで、
 十分に準備できたのを確認すれば口から話すように言って]

 それじゃメインイベントと行こうか。

[ヴェスパタインを組み敷き、割開いた膝の中に身を滑らせて。
 先ほど濡れ解したつぼみへと、凶悪な雄をぴたりと押し付けた**]


[下手くそな舌遣いでも、いいと言ってくれれば
嬉しいと思ってしまう単純な心に、内心で苦笑。
時折ぴくりと震えるマドカをもっと悦ばせたくて、
亀頭をちゅ、と唇で挟むが]

 ………もういいのか?

[制止を受けて、素直に口を離す。
自分の唇と、マドカとが細い唾液の糸で繋がったのは一瞬の事。
まだイってないのに途中でやめると言う事は、
やはりダメだったのかとしゅんと落ち込む。
すこし不貞腐れていれば、ソファへと押し倒される]


 え、あ なにを、         ……──!

[後孔にぴとりと当たる熱い、それ。
無知だった男同士のやり方を、うっすら理解する。]

 む、むり……いやだ、絶対、むりだろ……

[多少ほぐれたとはいえ、そんな場所にそんなモノを
押し込まれるのは初めての事。
すんなり入るなんてことはまず無いだろう。
未知の体験に小さく肩を震わせた]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/05/04(Sat) 17時半頃


 だって、俺トレイルより年上だもん。
 ――――、恥ずかしいだろ。

思わずぷい、と顔を背けた。
 出来れば心の中だけにしておいてほしい。
 ……恥ずかしがる姿を毎回見たいのなら
 言えばいいのだけど、きっと悶えてしまう。]


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