64 色取月の神隠し
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[志乃から沙耶への言葉に、 細めた瞳をすこし見開く。>>94]
“神々。ふうん。 それなら神様と出会う刻 とも、言えるのかな”
[再び心を巡る祖父の言。 恐らくは、過敏になっていたのだろうと思い直して。]
(106) 2011/09/15(Thu) 00時半頃
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[芙蓉と一平太に急な問いの理由を問われる。 沙耶にも不思議そうな視線を向けられれば、それを受け止めながら。>>79>>90>>99]
“遺言だったの”
[“以前聞いた単語”>>84、 その出所は祖父なのだと小さく書いた。 遺言を思い出す切欠となった微かな異変については、伏せている。 あの形容しずらい感覚を、説明出来る気がしない。]
(107) 2011/09/15(Thu) 00時半頃
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“弟子の意見も取り入れるべき、だよね。 多角的で、斬新な評論になると思う まとまらないかも、だけど”
[よほど悔しいのか、再び風船のようになる頬。 くすりと笑んで、付け加えた。] “今度屋台に来ることがあったら、 ちゃんと分けてあげるように伝えてみるよ”
(108) 2011/09/15(Thu) 00時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 00時半頃
うわ、あれが二人……
[二人に増えた眼鏡のセンセイを想像し、嫌そうな声を出す。]
さて、九十九それぞれによるんじゃないかなぁ。
俺は……主の姿を借りているけどな。
[眼鏡が化けることがあっても、そっくりにはならないことを祈る。]
朝顔か…
夕顔にとてもそっくりな子だな。ぴったりだ。
うん、ずっと一緒に遊べばいい。
朝顔を寂しくさせないよう、夕顔が傍についててやりゃいい。
そうすればきっと、喜んでくれるだろうさ。
うん、ありがとう。
わたし、朝をお里に連れてくね。
[狐の芙蓉のこたえに、こくんと頷く
連れて行けるのはひとりかふたり。今は他に興味などない]
───お里、賑やかになったら楽しいね。
[それでもそんな想像に、小さく無邪気な笑みを零した]
朝顔って、夕顔に似てるんだよね
[朝顔を見たことはないが、夕顔と似ているなら想像がつく。]
驚くかな、朝顔。
あやかしいっぱいいるし
[一人は朝顔にするとして、
もう一人連れていくのなら…?
候補はいるが、まだ機は熟していないような、
そんな奇妙な気分。
白粉と神隠しと。頭の中はそれに占められている。]
───うん。
[辰次の声に嬉しげに頷いて、ふと目を瞬く。
ならば、里に共に戻るのが良かろうか。
少しの時、思案するような沈黙が流れた]
───…お里、朝と一緒に帰ろうかな。
[ぽつ。と呟く。
道を通れるのは、ひとりかふたり。
他にひとの子が通るならば通れはせぬ。
なれど通らぬならば、通れぬ道理もまたないもの]
あらぁ。仁右衛門先生にもうお会いしたんやねぇ。
気が合いそう言うってことはもうお話もしたんやろか?
そうやなぁ。いろいろやけど、縁が深かった持ち主に似る思いますんよぅ?
うちもそうですから。
眼鏡に縁がある御方ならそうなるんやろうねぇ
うん?朝と一緒に、戻るのか?
[童女に尋ねる声は優しい。]
確かに朝顔一人だと心細いかもしれんよなぁ…
なら、朝と夕、しっかりと見送ろうか。
俺か芙蓉が見送れば迷わないだろう。
ほな、夕顔のお友達の朝ちゃんいうんは、
夕顔が連れて行ってあげるんが一番ええやろね。
夕顔は一緒に暫く向こうに居てもええし
またお友達探してもええんちゃう?
向こうにもこっちに来てへんあやかし
ようけいおるしなぁ。
退屈はせん思いますよぅ?
うん。だって、朝が迷ったら困るから。
[辰次の声に、こくりと頷く。
優しい声に、童女の顔に笑みが浮かんだ]
お団子もね、あるの。
一緒に食べようと思って、とってあるの。だからね。
[ごく嬉しげな声が返る]
ん……それならそれでええ思いますよぅ?
あやかしはこっちのお祭りはそう知らへんからねぇ
二人でこっちの楽しいお祭りを作ってみても楽しそう思うんよぅ。
こっちのお祭りより大きなお祭りにしたら
きっと楽しいやろうねぇ
お友だち……お里にも、いるかなあ。
[ほんの少し、自信なげに声が揺れる
それでも志乃の優しい響きと、何より朝顔の存在に頷いた]
お祭りだから。きっと、にぎやか。
[これからも。そう言って、笑う]
せやなぁ。うちはあんまり奧まで送るんに向いてへんし、奴延鳥さんも身体不自由なところもあるみたいやし。
龍っつぁんと芙蓉さんなら千里も駆けようなぁ。
お二人共よろしぅ。
夕顔もここから向こうにうちの音色届けるからなぁ。
楽しんでおいでよ。
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[沙耶の言葉に、考え考え頷く。>>113 一平太の言葉は、黙して聞いていた。>>127 ひとつの物事を紐解く時は、別視点から見た意見が参考になると綴ったばかりだが、文字通りの体験をしている、と思った。 一平太の持つ知識は、自分などよりも広いものだ。]
“無理は駄目だよ。 お祭りはまだ続くから、ゆっくり楽 ”
………、 ! [沙耶へと心配そうな視線を向けるとほぼ同時、彼女へと寄りかかり船を漕ぎ始める女性がひとり。 立ったまま眠るという器用さに目をまるくしながら、 どうしよう、と沙耶と一平太へと視線を向け]
(135) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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そうだねえ。
人間には慣れない道だろうけど、
朝顔って子も、夕顔が一緒なら、怖がりゃしないだろ。
辰次もあたしも、ここいらで迷うこたあないし。
いいよ、あたしらで送って行こう。
団子か、いいね。あとで俺も探してみっか。
里にも仲間はいるし、夕顔たちが寂しくないよう、ちゃんと土産を持って帰るよ。
[土産と呼ばれるのが、食べ物か玩具か、はたまた人間か。
内容については触れぬまま、くすりと笑う。]
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“一平ちゃん、ごめん。 少しの間力借りられる ” ?
[疲弊した沙耶と志乃を連れて行こうにも、自分では力不足だ。 手伝いをしてくれることを知ったなら、安堵の表情。]
“それと――― 急な話に付き合ってくれて ありがと”
[必要ならば手を貸しながら、沙耶と志乃を望む場所に連れてゆくまで少しの間同行する*心算*]
(137) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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団子……ああ、団子ね。
あれは旨いよ。
[ぺろり舌なめずりをして]
夕顔も、あっちでのんびり食べるといいさ。
朝顔と一緒にね。
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
大きなお祭り……?
[きょとんと大きな目を瞬いた。
志乃の言葉に、笑みが少し大きくなる]
うん、……楽しそう。
[音色届けるとの言葉にも、嬉しそうに頷いた]
さあて、じゃあ、支度ができたら行くとしようか。
ああ、急ぐこたあないよ。
他の人間たちともね、ちゃあんと挨拶しておいで。
またきっと、会えるだろうけどね。
ありがとう、芙蓉のお姉ちゃん。辰のお兄ちゃん。
お土産嬉しいな。
お祭りやっぱり、楽しいの。
[こうして同胞と新たに語らうのもまた、祭りならでは]
───楽しみに、してるね。
…この先、ね?だいじょうぶ、迷わないよ。
[見送ってくれた妖たちに囁きかける。
振り向いて頷いた、それが最後]
[身体が微睡めば、霊魂だけが彷徨い夕顔を見送ろうと馳せ参じる]
ごめんなぁ。
身体は箏からそう離れられへんから、こないな格好で。
嗚呼、やっと夕顔の姿を見られたわぁ。
ほんに可愛い姿やなぁ。
また逢えるやろうから、さようならは言わへんからな。
気ぃつけて行っておいでや。
嗚呼大事なお団子すぐ食べるわけに行かんやろ?
これ、沙耶にもあげたんやけど、夕顔にもあげような。
[小さく色とりどりの金平糖の入った袋を彼女に手渡した。やがて霊魂が奏でる誘いの音が夜の風に乗って征くだろう]
ああ、ちゃんと朝顔と会えたんだね。よかった。
ふふ、本当にそっくりだ。
気をつけていくんだよ。
あたしらがそっちに帰ったら、また遊ぼうじゃないか。
――またね。
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 02時頃
わあ……やっぱり、志乃は綺麗。
あの音色みたい。
[ひとつの目が、志乃の姿に輝いた。
手渡された金平糖を大事に仕舞って、嬉しそうにおかっぱの髪を揺らす]
ありがとう。朝と一緒に大事に食べるね。
うん。行ってくるの。
…また、楽しみにしてる。
[再会の約束に頷いて、たおやかな音色に目を細めた]
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