人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 23時頃




 ――ああ、眷属の死には、
   墓を用意せねばならないのですね。


[思い出したようにぽつり、呟き]


 あれは、短い間とはいえ
 我が同族として……逝ったのだからな。
 墓くらいは用意してやろうと思っているが。


[呟きに応える
城主の意思は既に影へと伝わっている筈]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 00時頃


【人】 花売り メアリー

─廊下:回想─

…そう、ですわね。


ベネットさま。

  ───おねえさまが、貴方をお守り下さいますように。


[華奢な銀のナイフから手を放し、心からの微笑みと切なる祈りを送るのです。>>4:272

儚い祈り。

   決して叶えられることのない、その祈りを。]

(32) 2010/06/24(Thu) 00時半頃

【人】 花売り メアリー

─???:いつかの時─


『……マリーねえさま。あっ…、…』

 [遠い時。もう戻らない時。]

『ふふ、内緒。内緒…』

 [慕わしい優しいひとと、年の離れた兄の姿。
  微笑みをかわす様子に、幼い少女は物陰にそうっと隠れました。]



『───…に、なってくれればいいのに。』

(33) 2010/06/24(Thu) 00時半頃

【人】 花売り メアリー

 [無邪気な願い。

  ───けれども、それが決して叶えられぬことなど。
  美しい乙女に、命の期限が切られていることなど。





    幼い身には、知りようもなかったのです。]

(34) 2010/06/24(Thu) 00時半頃

 
 
[ 甘やかな吐息が 零れた ]
 
 


[苦笑にも似た吐息を洩らす。
情事の名残は其のままに]


[思わず襟でも正そうとしたものの、
両手の塞がるに気づいて、主と同じく吐息を零した]


【人】 花売り メアリー

─廊下─

…ね。
どこか、資料の置いてあるところは…あって?


[そんな問いを影に向けてみたのは、ベネットたちと別れてから程なくのこと。
存外あっさりと案内をする様子に気抜けしながら、その後をついて歩いたのです。]


 ─→書庫─

(54) 2010/06/24(Thu) 01時頃

【人】 花売り メアリー

─書庫─

わ…、すごい本。


[扉を空けた途端、どこか黴臭いような、書庫特有の匂いが鼻をつきます。
それへと僅かに眉を顰めて、恐る恐る静かな室内へと足を踏み入れました。所々、ぽつりと灯るランプは、あたかも来訪者を知っていたかのよう。]


……どれから見たらいいの?

[途方に暮れた声が、思わず漏れます。
いくつかの棚、古びた手記、いつのものかも分からぬ日記──]

(58) 2010/06/24(Thu) 01時頃

[甘く繰り返された城主の言葉
それは心の奥深くまで沁み込んで――。
いつのまにか其れは真実として心に根付く。

傍に居て良いと言いながら
城主の心は何処か遠く感じられて

女は幾度となく傍にある為の許しを請うた。

無くした記憶の中で一度は抗った女は
仮令記憶を取り戻したとしてももう抗うことはない。
十二年の歳月のうち別の感情が芽生えていたから――]


【人】 花売り メアリー

─書庫─

[途方に暮れたように棚を眺め渡し、書を手に取ります。

めくっては、戻し。
それを幾度か繰り返した後のこと。]


これは──…?


[それは、比較的新しい日記のようでした。
棚の奥の奥、まるで何かから隠すように密かに仕舞いこまれたそれ。]

(65) 2010/06/24(Thu) 01時頃

【人】 花売り メアリー

『…、もう帰ることはないでしょう。』



 『……、…嗚呼。魔の血が、濃くなってゆく。』


『記憶を──…紙に、封じ…・・・』




    『さい、ご。どうか…、…』

 

(66) 2010/06/24(Thu) 01時頃

【人】 花売り メアリー

この字、まさか…。


[書き手の署名のない、ひとつの日記。
流麗で優美な筆記体は、女性の手になるものでしょう。]





   ……ねえさま、なの…?

[ぽつり。
零れた憶測は、闇の中に静かに消えるのでした。**]

(67) 2010/06/24(Thu) 01時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 01時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 01時半頃


[幾度も幾度も囁く言葉。
其の意味を真に理解していなくとも
似た色が惑わせて行くのだろう]


 ――…


[傍にあれと言う癖に
城主の傍には見えぬ壁が立ち塞がっている。
其処を越えようとするものは
数百年の歳月のなか、現れた事が無く

何時しか己自身ですら、忘れ果てていた]


[悦楽に身を委ね
人を恐怖と憎悪で歪め壊し
満ち足りた其の後に襲う虚無

孤独に苛まれ
消滅の恐怖に怯え
取り憑かれたかのようにまた人を襲う

負の連鎖は
たとえ周囲に薔薇を散りばめようと
埋まる事は無いのか]


[宴の最中であると言うのに

何時に無く胸の内が酷くざわめいている]


[――愛しいお兄様。

そう口にする事はあれど

私のお兄様。
私だけのお兄様。

そんな台詞を聲に出す事を憚られた。

所有を示して良いのは兄だけだと思っていた。
それを口にして嫌われてしまうのが怖かった。

だから女はただ想うだけ――]


[婦人に向けられた言葉]
[ざわめきのようなものを感じて呟く]


 旦那様――…

[立ち並ぶ墓標、その慰めは誰のためのものか]


 嗚呼、聞こえている。


[白薔薇の囁きに、溜息混じる聲を零す]


 己の――人間の尺度ではかろうとするのは愚かな事だな。
 此処を何処だかも知らぬらしい。

 たかが食事と、同族の死を同じとするはずが無いだろう。
 ひとと我等は違うのだから。
 其れとも人は食事のたびに墓を立てるのか?
 
 慰めかどうかなど、愚かなことを問う。
 眷族なれば墓に入れる
 食事を終えた後のゴミは捨てる
 それだけの事だと言うのに。


 伝えておけ。
 ……此処は私の城。

 お前たちの世界とは、違うのだと。


[魔の城で人の常識など通用するものかと。
嘲りを含む聲を投げた]


[目覚めたときの昂揚は遠く。白薔薇は憂う]

 ――…はい、それは。
 然りと、お伝えいたします。

[言いよどむような間の後]

 ……ただ、わたしはふと……
 あれほどの同胞の死を、旦那様が見つめておられたこと。

 今までそれに気づかずにいたことを、知りました。


 ――…嗚呼


[何の事かと、ふと思い出す]

 
 もう、数えることも止めてしまった。

 あれは……宴に招き眷族としたもの
 街で浚い、血をわけたもの……

 眷族を幾人か傍においた事はあったが
 皆先に逝ってしまうのでな。


[眷属とした者の死に心は痛んだけれど
死は人であった頃の記憶と近くて
触れることを出来るだけ避けていた]


――…私も死んだら其処に眠るの?


[城主と白薔薇の聲にことりと首を傾げる]


出来ることなら……
私は海の泡になりたいわ。


[見たことない青を思いながらそんなことを呟いた**]



 ――……ただそれが、
   とても寂しいことだと思ったのです。

[並ぶ墓標をみやれば、
主が声に応えるように呟いた]


 ……お前は……どうだろうな
 此処に眠るは、眷族ばかり

 幾度も私と交わったお前は、若しかしたら
 純血の我等と同じく
 灰となり消えるのかもしれぬ。


[幾度か見た、同じ純血の一族の死
最後に立ち会ったのはもう思い出せぬほど昔]


 嗚呼、だが私のローズ
 死ぬなどと……お前まで私を置いて何処へ行くのだ**


 寂しい、か……


[最早感じるこころなど
凍てついて久しいと、思うのに]


 私には、解らぬ。


[己の胸の内が、解らない。
ただ、墓が一つ増えるたび
帳面に名前が一つ増えるたび
胸の何処かを風が吹き抜けていくだけ**]




 ……海の泡になどなるくらいなら、

        刺してしまえばよろしいのに――


  [かすめた囁きに、ぽつり呟いた]


――…灰に、なる?


[城主の聲に首を傾げてしまうのは
死して灰になった者を知らぬから]


お兄様と同じなら、
   それも良いかも知れない。


[想いが知らず聲となり――
けれど紡がれた聲の、その響きに女は微笑む。
嗚呼、まだ居て良いのだと、そんな事を感じながら]


お兄様が行くなと言って呉れるのなら
私は何処にも行かない。
若し、身体が灰になってしまっても、魂はお兄様の傍に。


[白薔薇の呟きにゆるく瞬く]


セシル、貴方は……
私が刺される事を望んでいるの?

それとも……
貴方が私を、刺したいと、そう言っているの?


[――海の泡。


この名の語源を語ってみせたのは誰だっただろう。


ツキ、と女のこめかみには小さな痛み**]


 可愛らしいことを言う。


[ローズマリーの囁きに篭る想い
純粋な魔たる城主には存在しない思慕というもの
向けられるのはこそばゆくもあり、柔かに笑みを返す]


 其の美しい髪が
 愛らしい貌が
 見れぬようになるのは……厭だな。

 お前は此処に居れば良い
 行く先など、他には無いだろう?


[行くな、と言う言い方をしない。
惑わし、逃げ道を塞いでおく
そんな方法しか、知らぬ故に**]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 13時半頃


[ 呟きは無意識のもの
聞かれていたことに、それは目を眇める]

 まさか、そのようなこと。

    ……ただ、童話を一つ思い出しただけです。

[儚い人魚の――人ならざる者の御伽噺]

 お嬢様を刺して、

   私が「戻る」ようなこと、あっても困りますでしょう?

[童話の道理は現実にはない、
からかうように囁いた]


【人】 花売り メアリー

─書庫─

…わからない。

[手にした古い日記を、ぱたりと閉じて胸に抱きます。
薄暗い部屋の中、目を閉じれば浮かぶのは兄の最後の姿。]

─────…。

[闇に、栗色の睫が震えました。]


 …わからないわ、マリーねえさま。



   わたくしは、間違っているの…?

[ふと過ぎるのは、幸せそうに城主へと腕を絡ませる彼女の姿。]

(107) 2010/06/24(Thu) 14時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 14時頃


【人】 花売り メアリー


抗えぬこと──…。


[いつかの、白薔薇の青年の言葉。>>2:205

或いはこれも、そのうちのなかのひとつであったのでしょうか。
闇に、ゆるく首を振ります。

ほう、と息を落として日記を棚へと戻しました。

書の奥の奥───
これから先も、隠されてそこにあるように。
それはあたかも、失われた時の形見のように。]

(108) 2010/06/24(Thu) 14時頃

【人】 花売り メアリー

きゃ……っ!?


[がたり。

背後からの声に、震えた手が棚を揺らして幾つかの書が床に散ります。
紙の折り重なる音を背景に振向けば、そこにあるのは白薔薇の花。]


…っ、いいえ。
特には、なにも──…。

[口をついて出たのは、下手な言い訳。
兄の死に祈りの言葉をくれた青年は、それでも「城の人間」。

日記を隠そうと首を振り、仄かな薔薇の香りに瞬きました。
──どこか、色香を漂わせたその香りに。]

(110) 2010/06/24(Thu) 14時半頃

花売り メアリーは、迷うように一度口を閉ざし──

2010/06/24(Thu) 14時半頃


【人】 花売り メアリー

───…。

セシルさま、でいらっしゃいましたわね。
あの…。


…マリーねえさまは、どうしてらっしゃるかしら?


[ぽつり。と聞いたのは、どこか2人が親しく見えていたから。]

(112) 2010/06/24(Thu) 14時半頃

【人】 花売り メアリー

え……っ

[影が音もなく動いて、書を戻していく。
闇の中の怪異、けれどもそれより一層───、]



    …どうして?



[はしばみ色の瞳を見開いて、唇から漏れたのは掠れた声の問い。]

(113) 2010/06/24(Thu) 14時半頃

【人】 花売り メアリー

……、同属?

[僅かに瞳が揺れて、白薔薇の青年を見遣ります。
薬屋の死は未だ知らず、浮かんだのは僅かな希望と恐れ。]


ねえさまは…、こんな人殺しの宴なんて、
……よろこぶはず、ないもの。

[きゅっと両手を胸の前で握り締めて青年を見つめます。
書棚の前に立ち、少しでも日記の在り処を隠したつもり。

小さな呟きには、少し眉を寄せて首を傾けました。]


……?

[うみ、と唇の形だけが繰り返します。]

(116) 2010/06/24(Thu) 15時頃

[城主の言葉に女の貌が綻ぶ]


愛しいお兄様――…

私は此処に居ります。
お兄様のいらっしゃるこの城が私の在るべき処。

――…若し、他に行く先が在ろうとも
私はお兄様の傍に……


[逃げ道を塞がずとももう逃げる気などないのに。
傍に居たい、それは本心であるのに。
伝わらぬもどかしさを感じながらも
女はそれを伝えようと言葉を重ねた]


【人】 花売り メアリー


 ……、あなたは。

[薄暗がりの書庫の中。
見えぬ恐怖に、何故か足が竦みます。
天の青は変わらぬ青さであるというのに、薔薇の香りは人を惑わすかのように、香り、香り───]


 …… …っ


[───ことり。

気がつけば一歩後ずさり、背が書棚に触れるのでした。]

(117) 2010/06/24(Thu) 15時頃

[白薔薇の言う童話の一つを女は知っている。
此処で童話を読んだ記憶もないのに
話の内容はおぼろに残っていた]


――…戻れるか如何か試してみる?


けれどそれなら……
お姫様が貴方で、私が王子様かしら。


[困るとも困らないとも言わず小さく笑う。
胸を深く刺されれば簡単に死ねるだろうか。
それでも今は――置いて逝く心算はないのだけれど]


【人】 花売り メアリー

そんな……!

[短く小さく、悲鳴のような声が零れます。
脳裏を過ぎったのはかの青年、苦しげな紅い瞳。]

 …サイラスさまは精一杯、ご自分の「選択」をなされたんだわ。

[震える声。
それでも瞳は逸らさずに、白薔薇の青年を見上げます。

変わらぬ容姿、

 ──なのに、どこかが決定的なまでに、


      ちがう。]

(119) 2010/06/24(Thu) 15時頃

【人】 花売り メアリー

我々?

あなたは、人間──…でしょう!?
どうして……っ…


[認めたくはない現実。
言い募りながらも、身体の奥から震えが走るのです。]



………っ、離し、て…っ!!

[ふわりと香る、白薔薇の馨。
青年の華奢な腕に絡め取られて、逃れようともがきます。

ひどく軽やかに見える拘束───
けれども人ならざるもののその力は、決して解けない檻のよう。]

(120) 2010/06/24(Thu) 15時半頃

[白薔薇が声、それに感情は伺えない]

  試しても、よろしいのですか?

[人たる身であれば、
冗談でも言わぬだろうことを紡ぐ。
ぬくもりを失った心に残る感情は、負たるものばかり]


 ――ああ、でもそうでした、
 それでは役割が逆でございますね。

 正しき役割であらば――私は既に刺された身、でしょうか? 

[やわりと微笑う音は途切れる]


――…………。


[良いとも悪いとも言わなかった。
ただ長い沈黙だけが落ちる]


 嗚呼……


[柔かな女の甘い囁き
其れが偽りだと、己が人としての生を奪った結果だと
知っているのに、空虚な胸がひととき塞がる心地]


 愛しいローズ
 お前はお前の望むとおりに、あれば良い
 

[けれど其の口で泡と消えると言う
彼女にかける言葉は
傍に居て欲しいと願うものではなくなっていた]


[書庫に置かれた幾つかの手記
城主が知らぬものなど、無い

あれを燃やし、灰としなかったのは
何故か

何時か記憶が戻り
この手をすり抜けて逝く事を
諦めていたのか
其れとも、其の上でまだ此処へ残ると
可憐な口元から紡ぎだされるのを、望んだのか

今になっては動機も遠く霞む**]


【人】 花売り メアリー

───…っ…

[細い首筋に触れる、白薔薇の吐息。
ふと感じた芳香に、恐怖とは別の震えが背筋を走り抜けます。]



  …は、な…し、て。


[それでも口にしたのは、精一杯の抵抗の証。
首を振る──それ自体が、無防備に首筋を晒すことになるのだけれど。]


   ───── ……!

[しなやかな薔薇に抱きすくめられて、僅かな時息が止まります。]

(123) 2010/06/24(Thu) 15時半頃

花売り メアリーは、奏者 セシルの視線に、ぞく。と身を震わせて──

2010/06/24(Thu) 15時半頃


【人】 花売り メアリー

だめ……っ、…!


[制止の声が、一体なんの役に立ちましょう。
彼が手にしたのはかの日記、遠い昔の記憶の欠片。]



 ────…、そんなものが、なくても。


   マリーねえさまは、マリーねえさまだわ。



貴方たちの、仲間なんかじゃ、ない。

[薄闇に、どこか昏い光を放つ天の青。
優しげなその瞳を、はしばみ色の双眸が睨み上げました。]

(124) 2010/06/24(Thu) 15時半頃

【人】 花売り メアリー

[驚愕に、緩やかにはしばみ色が見開かれます。>>125
唇が一度震え、ふるりと小さく首を振りました。]

うそ───。


     ……、嘘。


だって、ねえさまは──…

[瞬時、過ぎるのは兄の面影。]


   …ねえさまは、夢をくれるのだと言ったわ。


     望まない夢など、夢じゃないもの!

(127) 2010/06/24(Thu) 16時頃

【人】 花売り メアリー

あ……、…

[息を呑む。こくりと喉が鳴る。
とくり、とくり──鼓動が伝えるのは、生命の調べ。

白い指が、冷たい薔薇がそっと触れて、]



 …っ、やめて。化け物……!!


 

(128) 2010/06/24(Thu) 16時頃

【人】 花売り メアリー

[高く細い悲鳴。

いくらもがいても、白き薔薇の蔓に囚われたまま。
必死に声をあげ、つめたい口付けを受け──…]


  ────…っ…!

[とろりと視界が溶けるのは、痛みにか──愉悦にか。
未知の衝撃は身体を突き抜け、思わず抱きつくような形に縋るのです。]

(129) 2010/06/24(Thu) 16時頃

正しき道筋ならば――…
王子様は刺されはしないわ。

別の娘と幸せに暮らしました、でしょう?


[やがて白薔薇の眷属
御伽噺の結末を語る聲には少しだけ懐かしむ音]


【人】 花売り メアリー


ちっ、違うわ…。
マリーねえさまは……、…。

[白い燕尾服の胸に顔を埋めるように縋って、首を振ります。
涙を溜めた目を上げれば、そこに見えるのは美しき魔性。]


あなたたちが、閉じ込めてるんじゃない…っ



  あんなに、あんなに帰りたがってた、のに…!


[訴えるように拳を握り、とん。と、青年を叩きます。
一度、二度。さして痛みも与えない、そんな抵抗。]

(132) 2010/06/24(Thu) 16時半頃

花売り メアリーは、噎せ返るような白薔薇の芳香に、首を仰のけ──

2010/06/24(Thu) 16時半頃


【人】 花売り メアリー


…きゃぁ……っ…


[するりと滑る指に、甘やかな吐息が零れます。
それへ抵抗するように首を振りますと、頬に一筋の雫が伝いました。

耳に紅玉、首には赤い筋。
真紅のドレスは、鮮やかな血のように赤く。]


  あ……ぁ…

[白き牙の齎す、めくるめく程の愉悦。
穢れ無き乙女の知らぬ、未知なる快楽の園。

白薔薇の馨に包まれて、意識が遠く薄れかけ──]

(133) 2010/06/24(Thu) 16時半頃

【人】 花売り メアリー



──────ッ!!!


[胸元から抜き放つのは、古びたペン。
遠く古き、思い出の形見が狙いも定めず振り下ろされたのです。]

(134) 2010/06/24(Thu) 16時半頃

私の望みはお兄様と共にある事――…


[城主の言葉に返す聲には揺らがぬ音色**]


 そう、では其の望みを叶えよう。
 ……永久に私の傍らに……

 愛しい、私のローズ


[意思の篭った風に響く聲
城主は満足気に囁き返す**]


【人】 花売り メアリー


 ………、……

[は──…と、吸い込む息は薔薇の馨。
甘い香りに包まれたなら、絡む茨も慈悲の腕。
ぴちゃりと響く小さな音も、或いは天の調べのよう。]



  [──けれど、それはまやかし。]

(137) 2010/06/24(Thu) 17時頃

【人】 花売り メアリー

[出鱈目に振り下ろしたペンの先は、白薔薇の花弁を掠めたようでした。

はらりと露が飛び、飴色の髪が薄闇に舞う。
柔らかな天の青が───冷える。]


 …っ…、

[腕を解かれ、よろめくように座り込みます。
白薔薇の背後の出口は、狭い部屋の出口が、

   ───あんなにも遠い。]


慈悲…?

[首筋に手を当て、白薔薇の青年を見上げます。
ああ、とろりと色を帯びた姿のなんと魅惑的なこと…!
とくりと鼓動が跳ねたのは、恐怖だけではなかったのです。]

(138) 2010/06/24(Thu) 17時頃

【人】 花売り メアリー

[優しげな眼差しに濁りはなくて、告げられる言葉に惑います。
首筋から流れ出る血は、白い手を赤く染めて同じ色のドレスに染渡り

───砂時計の零れ落ちるように、終焉の刻を刻むのです。]


 ………、……。


[けれど。今、気にかかるのは──、]

(141) 2010/06/24(Thu) 17時半頃

【人】 花売り メアリー


……、それで…





 それで、あなたたちは……、しあわせ、なの…?




[いつかの時と、同じ問い。]

(142) 2010/06/24(Thu) 17時半頃

【人】 花売り メアリー

[白き、死神の手が優美に優しく差し出されます。
滲む視界でそれを認めて、──くらり。と、眩む身体を書棚に預けました。

徐々に、大きく荒くなる息。
どくり、どくり、どくり───

鼓動の音だけが、やけに大きく響いています。]


終焉なんて──…、


    ……マリーねえさま。

[天上の青を見つめるはしばみの瞳に、最早睨みつける色はなく、ただ涙が静かに零れます。こたえのない魔性の白薔薇を見上げて───ふと、細い腕を差し伸べました。]

(143) 2010/06/24(Thu) 17時半頃

【人】 花売り メアリー


…、…いつかの言葉を覚えてらっしゃる?
わたくしは、言いましたわ。


──選ぶことは自由である、と。


……。
…あなたが、マリーねえさまの傍に居て下さるなら…、

この血…、差し上げますの。
もう、残り少ないです、けれども──…。


[そうして、ほのりと微笑んだのです。]


    …わたくしの血では、お嫌…?

(145) 2010/06/24(Thu) 17時半頃

【人】 花売り メアリー


───…っ…

[差し伸べた手に手が重なります。
赤い花の中に白き薔薇の使いを受け入れ、目を瞑ると再びつ──と、透明な雫が頬を濡らすのでした。]


 …分かりませんわ。


[悲しいの。切ないのか。悔しいのか。

───憐れなのか、それとも。
快楽の涙であるのか。]


[残酷な、死の手に甘く導かれて。]

(148) 2010/06/24(Thu) 18時頃

【人】 花売り メアリー

────…。

[はしばみ色の瞳に浮かぶのは、夢見るひかり。
遠く遠く──薔薇の香りは、遠き日の思い出をも運ぶのです。]



   [───幸せな日々の、遠い幻想───]


 

(149) 2010/06/24(Thu) 18時頃

【人】 花売り メアリー

[白い肌が、死を前にして仄かに色付く。
白薔薇から施される、それは───残酷な慈悲。]


  ……、…


[だって、と言いかけた言葉は声にはならずに宙に溶けて。
淡く、その意識もまた遠のくのです。]

(150) 2010/06/24(Thu) 18時頃

【人】 花売り メアリー










            ───…

(151) 2010/06/24(Thu) 18時頃

【人】 花売り メアリー




[最後に遺したのは、懐かしき面影へと向けた、儚き*祈り*]


 

(152) 2010/06/24(Thu) 18時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 18時頃


花売り メアリーは、奏者 セシルの傍らに転がったのは、今や記憶を失った古きペンだけ**

2010/06/24(Thu) 18時頃


花売り メアリーは、靴磨き トニーに話の続きを促した。

2010/06/24(Thu) 18時頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 18時頃


お兄様――…

あのこが、呼ぶの。
あのこの呼び声が、聞こえたの……


[今はもう其れも届かなくなり
感じるのは血の気配と死の匂い。

気が焦るばかりで上手く情報を集められない。
こめかみが酷く痛みを訴えていた]


 ――…私のローズ


[揺らぐ気配
僅かに眉根を寄せる]


 其の娘は
 取るに足らぬただの人の子だ。

 お前とは別の存在だろう?


[言い聞かせるように囁きを送る]


 白薔薇が食事を終えただけのこと。
 片付けは影が間も無く。
 ……何が呼ぶと言うのだ。 


別の、存在……
私とは違う世界の、こ……

分かってる
分かってるのに……


[行かなくてはいけないのだと
無くしたはずの記憶の欠片が告げている]


――……っ!
食事を、終えた……?
白薔薇が…、あのこを……?


[兄の囁く事実に目の前が白むような感覚]


 わかっているのに――…
 なお、行こうと言うのか


[重い呟き]

 ………………――――好きにするが良い。


[やがて間を置いて
突き放すような一言が返った]


 
 
[ 兄の突き放すような聲に 心が 痛む ]
 
 


 ひとつ
 先に言っておこう
 ……其れの墓を作ることは、まかりならん。


 わかっていような?


[書庫の様子に、城主は何時に無く厳しい聲を向ける。
彼女の揺らぎのもとを
特別に扱う事は絶対に、避けねばならなかった]


――…ぅ、……くっ


[酷い頭痛が女を苛む。
城主の聲が、何処か遠く聞こえた]


 私のローズ
 お前が誰のものか……言えるだろう?


[僅かな嗚咽。
城主はうって変わって、穏やかな聲を響かせる]


――…お兄様、の……


[穏やかな城主の聲に返す聲は何処か虚ろで]


 愛しい私のローズ……
 そう、お前は私のもの。


[閨で情人にかけるような囁き。
彼女のひととしての嘆きを拭い
魔へと――己へと繋ぎとめる為の]


 其処にあるのは、遠い夢。
 ……早く此方へ、戻ってくるのだ。

 今其れを影に片付けさせよう。


[白薔薇の嫣然とした吐息、
満たされた今、揺らぎはなく、それは目覚めの時のように]


御伽噺の正しき道筋……


嗚呼、そんな終焉は訪れはしないのですから、

ではどちらにしても

我々は間違ってしまったのでしょうね?お嬢様――…


[彼女が「為した」者の手で、
彼女の「大事なもの」が奪われる、その因果]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時頃


[甘い囁きが耳朶を擽る。
其れを心地好いと女は思う。

全てを思い出しても
其れは変わらず――]


貴方が好きよ、
ヴェスパタイン……。

でも、如何して私に優しくして呉れたの?
私は、貴方を傷付けたはずなのに……
如何して妹として慈しんで呉れたの?


[抗ったあの瞬間を思い出し
問う声は何処か不思議そうに――]


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