人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


ヴェスパタイン! 今日がお前の命日だ!


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 00時頃


『こロす、のろウ』
『だめ』

『みんなころシてやる』
『だめ、だめ、ころしては、だめ』

『あかつキさマ』
『違う、あの子はゆうきという名前の別の人』

『なかヨし』
『違う』

『にくイ、しあわせな恋人、ニくい』
『だめ、だめ、憎んではだめ』


…良い

俺が、言いたかっただけ
こうして聞いてくれただけで充分…

[目の端を拭い、重ねたままの手をぎゅうと握った]



もし

もしも


    僕が、…したの

         甲斐先輩か珀先輩だったとしたら…




どうか、します?


『にくクないのカ』
『憎くないのよ』

[ 女は話す。まるで、二つの人格が一つの身にあるように ]

『でモ、もうとまらナイ。このマま死ぬ、皆シぬ』
『我慢して。あなたが耐えれば、……その間に皆逃げられるから』

『ダメ、くるシい、いたイ、またどこかデ恋がしんダ、痛い』
『…………』

『恋ヲ失っタ、わタしの仲間』
『…………でも、殺してはだめ、だめなの……』

[ 女は言う。自分の中の化物を一生懸命、宥め諭すように ]

『……やさしい人達。わたしを見ても、逃げなかった』
『わたしの為に何かできないかと頑張ってくれた』
『こんな雨の中、必死になって探してくれた』
『そんな人を、そんな人の大切な人を』


『殺したくない。わかって、日向(ひゅうが)』


――……な、……

[告げられた名前に、体が強張ったのが握られた手から伝わっただろう。
目に見えるほど狼狽し、そして自分でそれを理解できずにさらに混乱して]

した、って……
……けーしくん、とか……ふーまくんとか、と……
きす……した、と、したら……?

[もしもの話だと彼は言った。
それにもし、じゃなくても。別にキスくらい。
ちょっと、唇が触れ合うだけの、親愛を示すだけの……]


【人】 本屋 ベネット

―― 2階廊下 ――

[雷に出くわしたのは、おそらく石神井や蓮端を擁する集団とすれ違い終わって少したった頃]

[大きな音。閃光。停電]

[ごろんと廊下にガラス玉が落ちる音がする。
 前回の感触が蘇る。
 いたのはすぐ目の前。触れていた手を離してたった数秒。
 消えた影]

[今、背後でざわめきが聞こえる。
 振り向きたくなかった。誰かが消えたとか。
 震える手でガラス玉を拾い上げる。けれど、まっすぐもてなかったので、パーカーのポケットにしまいこむはめになった]

……最上。
            ……道さん

[小さな声で呼ぶ。
 背後の気配から離れようとしていたから、きっとそれはちょうど彼らのいる部屋の前あたり。小さな小さな声だから、気がつかれないかもしれないが]

(8) 2011/05/20(Fri) 00時頃

   赦さない……――

[酷く、冷たい声が。無意識に零れた]


[ その声は彼ら二人の耳にも届いただろう ]

[ だけどそれを最後に ]

[ *日向(ひなた)の声は再び聞こえなくなる* ]


[呟いた言葉は自覚できず。
それでも胸中に渦巻くどす黒い感情に狼狽して。
逃げるように、階下に向かったのだろう――*]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 00時半頃


[冷たい声に、ひゅうと喉が鳴った。
変貌に声を失い、その背中をただ見送るしか出来なかった]

……あふ、あ、赦さないって…



はは、俺のこと、赦さないって…


【人】 本屋 ベネット

―― 百瀬と最上の部屋 ――

[濃い薔薇の香りが背後から追いかけてくる。
 とりあえず、いてもたってもいられなくなって片っ端から扉を開けてくことにした]

…………最上、いる?

[とりあえず、いきなり本命と知らずに目の前の扉ノックする]

(21) 2011/05/20(Fri) 00時半頃

 ひな、た……?

[確かに聞こえた。
日向の、声だ。

ほっとするのも束の間、交わされる会話に、心臓が握り潰されるような痛み。
咄嗟に差し伸べられた手を掴んで、蹲るのを耐え]

 ……ばかやろ……っ!!

[助けられたくて、彼女を探したんじゃない。
彼女を、助けたかった、のに。

会話の全容はわからない。
けれど、ヒナタが自分たちのために、彼女の戦いをしてくれているのだとは分かって。

遣る瀬無い想いと痛みに、胸元を握り締めるしか、出来ず]


 ……ひゅうが?

[ヒナタと同じ気配。
けれど、違う姿。

確証はなく、問い掛けた声も、霧散して]


[同調しない筈の自分が同調したのは、
生きている人を相手にするのと同じで、言葉に同調したのだ。

相反する2つの気持ち。
それは、良く知っているものだったから。]

 『 願わくば、日向(ひなた)の気持ちが勝っていればいいが。
 嗚呼……―――。』

[それをずっと強いるのは、惨いとも、判る。

判っていながら、大事な人は助かればいいと、思わずにいられないのは、罪だろうか。]


【人】 本屋 ベネット

―― 百瀬と最上の部屋 ――

……最上。いる?

[扉が開く。最上が出迎えてくれた。少し、ほっとした。
 ――全力で「一般人」を擬態しているつもりの身。
 本来ならとりあえず視覚でひとまず満足するのだけれど。
 消えた大須。背後の気配。先ほど思い出してしまった寂寥感。
 雷。雨]

[とりあえず、理性のリミッターが外れて本能の赴くままに腕が動く]

[最上の姿が見えた瞬間、両手を伸ばしてぐっとその身体を引き寄せ、体温を感じようとしていた]

[今まで部屋の中で行われていた話を知らないままに]

(26) 2011/05/20(Fri) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[最上の体温と、鼓動を全身で感じる。
 背中に彼の手を感じた。自分より背の高い彼の肩。
 額をつけて深呼吸]

………………。

………いる。いた。約束、だった。

[声をかけられて、しばらく考えた後頷いた。
 完全に飛んでいた理性と知性が働きだすのはその後]

[顔を上げる。奥に、道さんがベッドの上にいるのが見えた。
 ゆっくり笑みを浮かべた。最上にひっついたまま手を振った]

……いる。

あ。
――ごめん。

[ふと、明らかに友人の範疇を脱していることに気がついてそっと身を離した]

(29) 2011/05/20(Fri) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 最上と百瀬の部屋 ――

…………あ。

[道さんが後ずさる。目を逸らされた。
 引かれた、と思った。ちょっと後悔の表情が乗る]

[とりあえず、擬態の欠片を頭の中で組みなおした]

………。
大丈夫。いなくならないなら、いい。
ああ。道さん、雷、だから。大丈夫。俺も、苦手。

(41) 2011/05/20(Fri) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

[最上が背中を叩いて落ち着かせてくれたから、言葉の復帰も早かった。ここでようやく、最上の目がはれていることに気がついた。雷のせいだと誤解する。
 ずっとひっついてもいたかったけど、まあ、男の子なので。
 良くない気分になる前に、離れないといけないから。深くは考えられないのだった]

[部屋の中へと促されれば、首を左右に振った]

ここ、百瀬の部屋。悪い。
……下で待ってる。

[存在を確認できたなら、まずはいい。
 現実に目を向ける勇気だって出てきてた。
 消えた、消えた、消えた。多分、消えた、かもしれない。
 ――確かめて、探さないと]

[断られるなんてつゆ知らず、そう告げて踵をかえそうとした**]

(42) 2011/05/20(Fri) 01時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 01時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― 最上と百瀬の部屋 ――

……最上、最上。忘れるは、ちょっとダメ。
百瀬と喧嘩、した?

[とりあえず、最初の質問にだけ答えた。
 いや、こっちの部屋に誘ったのは自分なのだけど、うるさそう、とか、そういう台詞が出るたびちょっと気になっていた。あんなに仲が良さそうだったのに]

――― 他の人。

[そう。そこが問題なのだった。
 背後のざわつく気配、薔薇の匂い。でも、自分の目で見たわけでもないし、確かでもない。だから、伝えなくてはと思うのだけれど上手く口の端上らない。ポケットの中に手を突っ込んで、水晶球を探った]

見てく、……?

[見てこよう、と結論つけたら捕まった。最上を見上げる。
 マッサージの話も出されたし、話があるみたい]

……分かった。でも、道さん治ったら、移動。
ここ、百瀬の部屋。俺たち占領してたら、百瀬行くとこない。

(57) 2011/05/20(Fri) 06時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 百瀬と最上の部屋 ――

[誘われるまま、部屋に足を踏み入れた。
 道さんに近づけば、さすがに分かる]

…………………。

おそろい。雷? 最上も?

[彼の目の下にも泣いた跡]

[自分の目の下。両手でなぞるように示して2人を交互に見た]

…………喧嘩? 道さん、平気?

[今、抱きしめたとき、最上の様子は普通に余裕があったから。
 道さんの顔、覗き込むように聞いた**]

(58) 2011/05/20(Fri) 06時頃

[マドレーヌを、もすもす食べながら思う。
現場にいけないので、思うことしかできない。]

 ……俺の方も変な目で見られるとか、心配をくれたのは、
 まったく初対面の霊だと日向が初めてだったさ。

[逃げなかったのは、自分たちが初めてだと言った彼女。
そんな彼女の優しさを信じたいという気持ちと……。]

 日向(ひゅうが)……か。

[一般的には悪霊と呼んで良い名を紡ぐ。
確かに、人に害なすのは好ましくはないのだけれど。]

 お前の気持ちは、少し判るよ。

[存在を否定はできない。
知った想いは形は違えども己の中にもあるものだから。
なくそうとしてなくせる感情ではないとも、知っているから。
それが、珀という存在があるから、この力を使うこともあるけれど、積極的に使おうとしない理由の欠片。]


 …… ひなた?


『ふうま』

[ 呼びかけに、応える声 ]


『ごめんなさい、わたし』
『楓馬も蛍紫もわたしに優しくしてくれたのに』

『わたし、このままだと』
『化物になってあなたたちを皆、殺してしまう』

[ 女は訴える。足りない言葉を補うように、矢継ぎ早に ]


『わたしは日向(ひなた)』
『そして、日向(ひゅうが)という化物でもある』

『ひゅうがは、恋獄の主』
『恋を失った人の魂を奪って恋獄に留める存在』

『この地に囚われた魂は』
『いずれ浄化され、来世で幸せになる、けれど』


『わたし、やさしいあなたたちを殺したくない』


 日向……。

[一刻も惜しむ様子の日向に、問いを挟むことはしなかった。
ただ、告げられる言葉に、触れられない手を握り締めて、くちびるを噛む]

 …………分かっ、た。
 ありがと、……でも、お前は!

[なら、おまえはどうなるんだ、と。
この地の魂が、いずれ幸せになるのだとしても、日向自身はどうなるのかと。

口にする前に、日向の姿は消えてしまって。
入れ替わりに現れる、さきほどの亡霊]


[れんごく。
その響きは、煉獄とも違う。
一番ちかいのは、バスの中で克希の小父が話してくれた、『薔薇恋獄』の、響き。

怪談は怪談、と。
日向の一側面でしか無かったことに、安堵してもいられない]

 ……恋を、失ったひと……。

[日向のことばかり、考えているわけにもいかないようだ。

じわじわと、彼女の言葉の意味が思考に滲みてくれば。
奇妙で、哀しくて、けれど退っ引きならない状況に、頭を抱えたくなった]


 つまり、失恋したらダメってことだろ……?
 ……だからって、そんなん、ダメって言えるもんじゃねえし……。

[そもそも自分が手本になれそうも無い立場である。
かといって、]

 恋、すんな、とか。……言われたら、ふざけんなって感じだよな。

[自分も言われたくない。
そも、言われればしないで済むのなら、日向の悲恋話だって起きなかっただろう]

 ……どう、するか。

[日向の口ぶりから、彼女が片割れの衝動を抑えていられるのにも、限りがあるようで。
いずれ、恋を失ったかどうかは関係なく、皆が危険に晒されそうで]


 …… でも、うん。夕輝せんぱいと、哲人せんぱいは、やっぱり無事なんだ。

[あの時の会話は、ヒナタが主導を握っていた。
まだ、時間切れじゃない。はず。

それに、ふたりは。
恋を失ったの対義は何だろう。得た、とでも言えば良いのか。
寄り添うさまを思い出せば、会えないのは心配だけれど、すこし幸せな気分になって、ちいさく笑う。
哲人はもちろん、夕輝もやわらかで幸せそうな表情だったのを、覚えているから]

 日向が、頑張ってくれてんだから。無駄にしちゃダメ、だ。

[ありがとう、とカラの手にもう一度呟いて、決意。

けれどそもそも、このことを同じく日向を案じているだろう蛍紫に伝えるのか。
それが最初にして最大の難関であることに気づけば、やっぱり頭を抱えたくなった]


[当たり前に見えている姿だったから。

思い当たれば、すこし。
当たり前のことなのに、寂しく思って、俯いた]


[日向が珀に話かけた言葉は聴こえていない。
どうにか推測で、少なくとも先程消えたらしい2人は大丈夫なのではないか?
と、思えども憶測でしかないので信じ切れている訳でもない。
だから、幼馴染の2人が訪れれば、心底安堵した表情を浮かべた。
けれど……]

 嗚呼、良かった。

[噛みしめるように、もう一度呟く時には、笑みに影が入った*]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 18時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― 回想 最上と百瀬の部屋 ――

そう? そうか。

[最上と百瀬のことには、それだけ言って頷いた。
 どうやら自分が部屋決めを気にしすぎていただけらしい]

[自分が悪い、という道さんと、悪い夢を見た、という最上]

……………………。

[目を細めて2人を交互に見た。
 しばらく無言で考える。考えたこと。全て言葉にせず胸に秘め、うっすらと口元に笑みを作った]

……そか。
道さん、肩、貸す?

[申し出はしたものの、最上に何かを囁く道さんになんとなく手は出しかねた。パーカーのポケットに手を突っ込んで、指先でガラス玉に触れていた]

[囁きの内容はほとんど聞き取れないし、漏れ聞こえた単語から内容を類推することなんて一番苦手。けれど、そこに自分の名前が含まれてることだけは何となく感じ取った]

(138) 2011/05/20(Fri) 19時頃

【人】 本屋 ベネット

……………。

[何も言わない]

[下に行こう、と促されれば、頷いて。
 それでも手ぶらで部屋を出て行こうとする最上に首をかしげた]

……最上、荷物。

[今晩の宿泊を拒否されるなんて思ってもないので、運搬を手伝うつもり。とりあえず、寝乱れた跡のある方のベッドから、枕を拾い上げた]

…………?

[最上の反応はどうだったんだろう。積極的に動こうとしないのか、それともはっきり宿泊を断られるのか]

[どちらにしろ、さっきから納得というか理解できないことばかり。ちょっとだけ、駄々こねるみたいに視線で押し問答]

―― さっき。泊まるって聞いたから。

[やがて、ぽつりとそう呟いた。責める口調ではない。低く淡々と、諦めが混じる口調。通るとははなから思ってないような]

(141) 2011/05/20(Fri) 19時頃

【人】 本屋 ベネット

………ごめん。

[それに自分で気がついて、謝った。
 普段なら友人にそんなに食い下がることはしないから。
 ここに来てからなんだか調子が狂いっぱなし]

[そんなことをやっていたから、時間は結構経っていて。
 やがて部屋の扉がノックされた。
 纏う雰囲気少し変える。ほんの少し、背筋を伸ばしてみたりして]

………百瀬。ごめん。勝手に邪魔してる。すぐどく。

[にっこり笑って手を振った。
 けれど、それも道さんの名前を聞くまで。
 最上の方をちらとみて]

道さんが?
……ありがと。行く。

[階下へと降りていくんだろう]

(143) 2011/05/20(Fri) 19時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 19時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― 階段付近 ――

…………。

[最終的に最上は荷物を持って移動を開始した。
 彼の後ろ、少し遅れてついていく。
 ポケットに手を突っ込んで、クリスタルボール触って]

[そんな風に考え事をしていたから。
 最上の見た人影は、すぐには気がつかなかった]

(145) 2011/05/20(Fri) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット

―― 階段 ――

[最上の歩調がゆっくりになって、やがて止まった。
 こちらに振り向く彼に並ぶように足を止める]

………おんな。

[薄暗いエントランス。光の差し込む足元ばかりが明るい。
 和装の洋服。女物。上半身はあまり見えないが、髪形のシルエットも女]

[とん、と最上の前に出るよう一段下りた。
 ポケットから水晶球を取り出し、ぎゅっと握る]

………だれ?

[尋ねる。女の足がゆっくりこちらに近づいて、足元から徐々にはっきりと見えてくる。肩に力が入った]

(148) 2011/05/20(Fri) 20時半頃

 うそつき。

[笑みに影が差した理由は分からない。
けれど、良かった、だけじゃないんだって事は十分分かったから。

ちいさな声。けれどきっぱり、そう呟いた]


【人】 本屋 ベネット

―― 階段 ⇒ ――

…………だれ。

[霊感は皆無だった。もう一度聞く。
 おどろおどろしい雰囲気。鳥肌がぞわっと立った。
 廊下に残る強い薔薇の香り]

[全身の警告無視して、足が勝手にもう一段下りようとしたとき]

うぇ―――っ?

[最上に手を引かれて、後ろにのけぞるように。
 そのままたたらを踏んで、彼の行く先、手を引かれて駆けてった]

[後ろに目なんかないけど。男二人よりその女が早いのはなぜだかよく分かる。見ることすら出来なかった女のかんばせが、俯いているのから徐々に上がってこちらを見ているのも]

(160) 2011/05/20(Fri) 21時頃

[ひょいっと片方の眉を器用に上げて見せた。

何が嘘つきなのか?と問いたい表情をするけれど、人が多いこの状況では言葉にはしない。]


 気づいてねえんなら、いい。

[聞かれて困る言葉でも無かったから、ただの小声で。

自分と蘭香の無事を、素直には喜べない何かがあるのかと。
そう思えば、悲しさは滲んだ]


ベネットは、フィリップに話の続きを促した。

2011/05/20(Fri) 21時半頃


ベネットは、ユリシーズに話の続きを促した。

2011/05/20(Fri) 21時半頃


[耳敏いのか、珀の言葉だから拾えたのか……聴こえた言葉に、困った顔をする。

薄々、表情に隠せなくなってきているような……という自覚はあった。自分が望んだ状況であるのに。

相手が、少し勘違いをしているとは、言葉重ねなければ判らないまま。]


【人】 本屋 ベネット

―― 1階廊下 ――

―――っ!

[手を引かれて最上の後ろを走る。
 ちらりと背後を振り返った。おんながこっちを見ている。
 殴られ腫れ上がった顔。歪んだ口元が大きく動いた]

[逃げられない。逃げ切れない。
 おんなの吐息がうなじに感じられるよう。
 最上に引きずられて広間に着く直前]

う、ぁあっ

[おんなの手がこちらに伸びて、自分の腕に触れようとした。
 引かれている手とは逆の手。
 水晶球を持ったままの手。振り回す。
 それが当たろうとした瞬間、おんなの姿は掻き消えた]

[荒く息をつく]

(168) 2011/05/20(Fri) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[おんながこちらに手を伸ばしてくる瞬間。
 ぐいとその身を最上に引き寄せられた]

…………っく

[おんなを最上に触らせたくなくて。ちょっと必死だった。
 ばけものが薔薇の香りを残して消えた。
 ふたり、絡むように広間の扉にぶつかる]

[かたかた震える振動は、どちらの体が発しているものか。
 握られているところは痛いほど力が篭ってて、指が自分のものじゃないみたいに強張っていて、喋れるようになるまでちょっとそうしてた]

……何だ、あれ。大須、平気か。

[とりあえず、無理矢理舌を動かした]

(178) 2011/05/20(Fri) 22時頃

 ……王子。日向にびっくりして、気絶しただけ、なんだ。

[幼馴染の困った顔を、いつまでも見ていたいわけはない。
その話題も、楽しいものではないが、経緯を呟く]

 だから、たいしたこと無いって、思ったんだ。
 ……見えるから、普段見えないひとがどれくらい怖いかとか、オレ、分かってないせい?


 嗚呼、なるほど、そういうことか。

[呟かれる経緯に、なるほどと息を吐いた。
慰めるように、伸ばす手は、しかし途中で止まる。
見えない人の感覚は、見える己には判らないことであるから、一度だけゆるっと首を横に振った。]

 ……しかし、他のものに見えるようになった、ということは
 状況はあまり良くない気がするな。

[それだけ、霊としての力が強いということ。
彼女に葛藤があるなら尚更と、疑うことが役目と思っているが故に小さく零す。]


[蛍紫は、納得しただけで自分の思考を否定はしなかった。
それに、すこしだけ口元を緩ませる。

伸ばされようとした手が、中途で止まったのを視界の端に映せば、ぱちりと瞬いて首を傾げたけれど]

 ……うん。

[状況は、良くない。気がする、のでなく、そうだと知っている。
あの声が聞こえたのは、あの場に居た自分だけだと、彼の反応に改めて確信してしまって。

紫の瞳を直視できず、俯きがちに頷いた]


[珀だけが聴いた言葉は、聴いていない。
だから、憶測だけで、今は動いている。]

 ん?

[いつもと違う俯きがちの頷きに、どうしたのか?と問う視線を送る。耀の存在があるから、表だって問えはしないから。]


【人】 本屋 ベネット

[ぐ、っと自分も手に力を入れて最上の手を握り締めていた。
 どくどくと、お互い鼓動がとてもはやい。
 掌にかいた汗はこんなにも冷たいのに、体温はぶわっとあがってた]

[最上がずるずる床に座り込む。足が棒みたいに動かなくって。
 彼の身体に触れているのが手だけになっても、なんとか叱咤して彼の目の前立っていた]

……触ってない。いない。
あれは、いない。大丈夫。

――大丈夫?

[触れなかった。触らなかった。だからまだ立っていられる。
 最上を覗き込んで、握った手の指、親指の腹でそっと撫でた。
 どう考えても非日常。大須が消えた。
 誰かが消えた。おんながいた。薔薇の匂いが濃い]

(191) 2011/05/20(Fri) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―――薔薇煉獄

[ふと、そんな言葉が口をついて出た。
 大須の伯父さんはなんていってただろうか。
 ほとんど覚えていないけど、自分が繰り返し呟いていたその言葉ははっきり覚えてる]

何か、あった。なにかいる。ええと、どんな話だった?

(192) 2011/05/20(Fri) 22時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 22時半頃


【人】 本屋 ベネット

[喋っているうちに、顎の力抜けてきた。
 逃げてるときに、思い切り食いしばっていたらしい]

……うん。
大丈夫。俺も最上もここにいて、あれはもういない。
――――多分

[廊下の奥を見る。
 おんなは消えたけど、またどこかで薔薇の香りがしてきそうな気がしたから。まだ動悸はおさまりきっていない。けれど、目の前で知っている人が消えるよりマシな状態だった]

[励ますつもりで撫でた指。最上の顔が歪むの見れば、もう動かない。手の中から力が抜ける]

………そう。多分。ええと、使用人の子。
けど何か変。

[生じた違和感。原因はよくわからない。
 聞いた話を思い出そうと、考える]

奥さんと、子どもと、家族と。
――もとかれ、祟り殺した。とか。

(208) 2011/05/20(Fri) 23時頃

[元々、望みなんて無い想いだ。
伝えるつもりも、なかった。

なかった、筈なのに。

日向が教えてくれたことを蛍紫に言えば、2度と伝える機会は訪れない。
生殺与奪を任せると、言うようなものなんだから。

言わないでいれば。
いずれ日向が蛍紫にも教えるかもしれないが、それまでは]

  …… 、 っ ごめん、オレ……っ

[浪費するのが目に見えている可能性のために、皆の、蘭香の、蛍紫の運命に関わる大事なことを、伝えられない。

眼があつい。溶けて崩れて、何もかも零してしまいそうなそれを、必死で堪える。
蘭香にも、蛍紫にも、今の顔は見せられない。
きっと、ばけものの姿になった日向よりずっと、醜いに違いないから。

問う視線に、顔を上げられるはずも無かった]


[そんな葛藤も、俯いていれば伝わるわけもない。

いつもの自然さで、彼からすればただのお返しで、何の他意も無く。
自分の髪を乱していった、ぬくもりに。

そして、戻ってきた士朗の、彼を呼ぶ声に。

――もう、限界だった]


[見開いた紫の瞳に映ったもの。
碧の眼から零れる雫。]

 ………なん、で

[はたかれた(拒絶された)意味が判らない。

追わなければという想いと
拒絶されたのに追ってもいいのかという想いと

混じり合って結局フリーズした。]


【人】 本屋 ベネット

[手を引かれた。引き寄せられるように、彼の前に膝をつく。
 さっきから、どうにも気持ち悪がられてるんだろうと分かってる。けれど、近づいてしまうと、触れたくなる]

[恐怖と不安と。それらが忍び寄ってくるから余計に]

………殺す。大須、消えた。誰か、消えた。
おんなは、殺しに来た?

[ぶつぶつ呟いて視線を落とした。
 脳のどこかで違和感の警鐘がなる。けれど、唇動けばその言葉の持つ恐怖がじわりと肌を侵食してきて]

[つないだままの手。引き寄せられたからだ。
 体が勝手に動いた。
 空想することはあっても、するつもりなんか全くなかった行動]

[持っていたガラス玉はいつの間にかしまわれていて。
 両手でつないでいる最上の手を自分の前に引き寄せる。
 彼の汗ばんだ掌の中央に、そっと自分の唇落とした。
 拒否されなければ、軽く唇ではんで、そのまま彼の手首へも]

(231) 2011/05/20(Fri) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

[昔、えらいひとは言いました。
 掌へのキスは、懇願のキス]

………最上。消えるな。

[低く掠れた声だった。そっと目を上げて、すぐに逸らした]

(233) 2011/05/20(Fri) 23時半頃

 …―― ひゅうが。


『苦しイ?』
『苦シい?』

『此処は恋獄、救いノ場所』

『救われたければいつでもオいでなサいな』

『くすくす、あはは』

[ *薔薇の香りを残して化物は去っていく* ]


【人】 本屋 ベネット

…………!?

[絶対に酷く拒否されるだろうと思ってたので、乱暴に引き寄せられて驚いた]

[驚いて、少しじたばたして、でもすぐに抵抗を止める]

………うん。

信じた。

[額を彼の肩に寄せて、体温感じて]

……よし。

[今度は晴れやかに顔を上げる]

そう。大須は消えた。でも、まだ消えただけ。
……探そう。

………道さんの様子も見に行かないと。

(256) 2011/05/21(Sat) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[スキンシップは好きだが、満足までの閾値は低い。
 とりあえず、かなり落ち着いて動けるようになったらしい。
 とん、と自分を引き寄せてくれた腕を叩いて、立ち上がろうとした]

(257) 2011/05/21(Sat) 00時頃

 ……救われたいわけじゃねえよ。

[救われたくない。
救いなんて要らない。

救われて欲しいひとは、恋獄のあるじ自身]


 ……文句? あるわけないだろ。

[むしろ、彼こそ自分に、ありそうなものだと。
くすくす、おかしげに笑い]

 うん、言いたいことは、ある。
 蘭香頼むとか、日向たち頼むとか、いくらでも……


[なら言えよと促すような、紫の眼の眦に涙が溜まっていることなど、この雨の中では珀は気がつかないだろうか。]

 莫迦野郎……―――っ
 


 ……蛍紫。

[なに泣いてんだ、とわらう。
もしかしたら、自分が都合の良いように、見てしまっているだけかも、しれないけれど。

拭ってやることの出来ない涙に、眉を下げ。
けれど、やがて。


いつかと同じ、泣き笑い]






       ごめん。











             ごめんな。


【人】 本屋 ベネット

…………いや、ちょっとそれはどうだろう。

[もたらされる自分への評価に突っ込んで。
 少し動いても離されない感触に、求めたら返される感触に笑んだ]

――もちろん。俺は、消えない。俺は死なない。
いいこだから、ね。

[彼の視線をまっすぐ受けて、大きく頷いて、そうして動こうと身を離す]

……まずは、道さん。次に、消えた人の、確認。
それから、幽霊のこと、他にみてないか、聞く

[多分、雷鳴ったのそんなとき]

(277) 2011/05/21(Sat) 00時頃

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