人狼議事


199 Halloween † rose

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視点:


【人】 許婚 ニコラス

― 翌朝 ―

[トマトジュースもビールも買い置きはない。
それにリビングと繋がる寝室は、干からびた遺体がある。

だから、昨晩ドナルドを誘いパーティーに顔を出した

ほんの僅かな時間の滞在だったけれども
再び作ってもらったレッド・アイ。
朝になってしまえばまた――味を忘れてる

それを無念に思うと同時、表から響く
ハロウィンの挨拶を鼓膜が拾い上げて。

起床の支度をしながら、呆れの混じる声音で独り言]

(0) 2014/10/24(Fri) 08時半頃

【人】 許婚 ニコラス

……また、か

[飴が詰まった南瓜の椀はそこになく。
カウンターの端に置いてあった
片足だけの硝子の靴もまた、そこにない

宿屋の婆さんが今日もまた傘立てを買いに来た
後でお届けします、と告げて、はた、と]

―――……トマトジュースと瓶ビール、
代金は、それでいいですよ。

[一日バーテンダーのせわしなさを思い出し。
使わずとも使っても明日が繰り返されれば
消えてしまうのだから、無駄になるまいと


そして気付く。
――喉が渇いている、という事に。]

(1) 2014/10/24(Fri) 08時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[血色の悪い顔をカウンターの置き鏡で見詰めながら、
喉元を摩り、目を伏せる]


……食事を取らなくては…

[次に訪れた客の血を吸おう。
確か、次のタイミングで入店するのは
ハンプティダンプティのように肥えた男だ。
……ダイエットに協力できるかも知れない。

スーツのポケットに手を差し込む。
年代物の懐中時計は、やはりそこには無く**]

(2) 2014/10/24(Fri) 08時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/24(Fri) 08時半頃





[この繰り返しが、
  この街の魔女の仕業かもしれない。

 さすがにそう、気づいてみても、
  それを誰かに言って、解決するだろうか。

 だが、もし、この事態、一人でどうにもできそうにないのならば、
  今、この街を訪れている魔物の中で一番、能力があるのは、あの悪魔だろう。]


 ――……シーシャ
 ちょっとデートしないか?


[そうは声を響かせてみるものの、あの悪魔を動かすだけの菓子力は現在、ない。]


[でも、実際菓子力があったとしても、
 この事態をともに探索するような依頼など、

 正直、鼻で笑われてすっとぼけられておしまいかもしれない。
 だって、シーシャは菓子などいくらでも買えるのだし。]

 まぁ、無理にとはいわない、と言いたいが、
 オレができることはなんでもしよう。

[下手に出た。
 その依頼が、街で裸踊りをしろとか、そういうものでないのなら]


[喚び声はいつ響いたものだったか。
いずれにしても、獣物とデート、という単語に悪魔はすぐに返事は返さなかった。

声を返したのは狼男が簡易なマーケットを開店した時分]

 獣とデートなんざお断りしてぇところだが、ハロウィンが何回も来るような”奇跡”に免じて特別にしてやってもいいぜ。
 随分ふざけた奇跡だがな。

 更にサービスでオレからそっちへ会いに行ってやる。今どこだ?

[丁度訊きたい事も幾つかあった。
中々グッドタイミングではないか、と悪魔は一人密かに口角を上げて]


【人】 許婚 ニコラス

― オブジェのこと ―

[霊体は捕食者たる男には見えない。

見えたなら、きっと千年以上の悠久を
もう少しは楽しく過ごせたに違いなかった。]

「あなたつめたいのね」

[女が表現したのは、体の事か。それとも態度か

吸血鬼は穏やかに笑った。
これから暖かくなるので、いいのだと告げて。
膨らんだ乳房に手を伸ばし、心の中で戴きます、と。]

(25) 2014/10/24(Fri) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[目覚めたら城が静かになっていたあの日から。
眷属を増やす、という事を止めてしまった。
二度も死を味合わせる事の、残酷さを理解したから


――さて、そんな彼女も身軽に為り
ハロウィンの日に天へ昇る。>>@4

何故か恨めしさのカケラもない表情で、
見つけてくれた薬屋に手を振り。

彼女は、事故で死んだ恋人の元に毎日向かうようだ。
狂った時間の歯車に囚われていると、
待ち人との再会に心浮かすオブジェは知らない*]

(26) 2014/10/24(Fri) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス

― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―

いらっしゃいませ、どう……

[待ち望んでいたハンプティダンプティが
漸く現れたかとドアの方を一瞥したが――違った。
縦には長いが、横には長くない人物。
それに、彼の外見には見覚えがあった。

渇きに喉を鳴らしたが、流石に相手が悪い。
一番初めに来た客を――という願望を殺す。]

いらっしゃいませ。
それと、先日は失礼しました。

(27) 2014/10/24(Fri) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス

グレッグさん、……ですよね?
紅茶缶を、一緒に追い掛けてくれた……。

[先日のようにフードは被っていないし、
サングラスもマスクもしてないが、
声の調子で思い出して貰えたら、と淡い期待を。
蒼白じみた顔色のまま、欝すらと笑顔をつくる

強すぎない店内の明かりは客人を歓迎し、
棚の上に展示された商品たちも彼を見守り。
真っ赤なカーテンが表の光源をシャットし、
少しだけ、異質さを与えていた。**]

(28) 2014/10/24(Fri) 19時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/24(Fri) 19時頃




 へえ

[返事がなかったので、やはり無視されたか、と思えば、
 してやってもいい、とかえってきた。]

 デートでもいいのか?
 エスコートするよ。

[そういいながらも、きてくれるというのであれば、街のハロウィンモノ売り場にいると。]


【人】 許婚 ニコラス

[客を迎え、テーブルの上のパート・ド・ヴェール製法で作り上げた
 羽根を生やした白い猫の形の万華鏡を取り上げる。
 オブジェクトセルを布で磨いてから、中を覗き込んだ。

 透明度の薄い外面とは一変して、
 覗き口の先には、乳白色の背景に柔らかな華が咲く。
 ハロウィンには似合わない、淡色の幾何学模様。
 硝子を通した光が、セルを回す度多角な色合いへ変わる。

 この街には、いくつもの光がある。
 この万華鏡の中にも、光が存在している。

 その中に混じり込む己は、絶対的に異質な存在だ。]

(39) 2014/10/24(Fri) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

[知らない光の世界を眺める傍観者になりながら、
 この場所で、ドナルドに言われたことを思い出す。>>34

 どういう意味かと問うたが、かえるものは無く。
 記憶は薄れど、積もる感情はいくつもの形に変わってゆく。

 譬えば、この硝子と鏡で築かれた世界の裡に、
 捕食者たる赤が塗り固められていると訓えたら。

 彼は―――本当に忘れないでくれるに違いない。
 そして、酷く落胆するのだろう。
 美しく形成された細工の下に、残酷な世界があるのだと。
 
 それを知らせて、どうするつもり?
 彼を知って、どうするつもり?
                いつかは畢る夢なのに。


 ―――だから、無言で僅かに唇を震わせた*]

(41) 2014/10/24(Fri) 21時頃



[その、友人の言葉は夢の中できいていた。
 うれしいことをいわれたような気がしたので、少し笑んで]

 もし、ニコラの前で死ぬようなことがあれば、
 よろしくな。

 でもまぁ、とりあえず、死ぬ気はいまのところないし、

 きっと、ニコラはこれからもいい出会いがあるよ。





 だって、君は素敵だからね。


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/24(Fri) 21時頃



[そう、ニコラがまさにまた新たに出会いに、繰り返しのハロウィンの中、
 思いつめることがあること、まだ気づかない。

 けれど、気づけば、友人として、彼を気遣いねぎらい、そして、
 そっと後押しするだろう。]


 おはよう、ジェレミー。
 ああ、昨日の――、お腹の具合は、

[寝物語のように告げた、昨日の話、
 胃は大丈夫かと問おうとして、
 死ぬ気はないという宣言に、安堵の息をついたが]

 やめてくれ
 
 これからも、なんて。

[いい出会いが千年以上の間にいくつあったとして、
 いい別れであった保証は、――その中のごく僅かなもの。

 それは、仕方ないこと。
 仕方ないのだと、百年二百年と時を重ね、目を背けてきた。

 物静かな雰囲気が僅かに歪み、刃物のような鋭角さに変わる]


[失言だったと気づいたのは、そう間も置かずして。
 取り繕うような笑気を纏い、]

 ――ごめん。 渇いてるせいだ
 
[続けてから。
 それだけでは無いと、口に出さないまでも理解はしていた。
 これだけ長い付き合いをしている己の躯だ。
 不協和音を立てているのは、誰よりも自分が一番理解していた]

 腹が減ると八つ当たるなんて、まるで子供だな…。 


 オイ。
 腹ン中がゾワゾワすっからそのセールストークなんとかしろ。
 オレはまだニワトリになりたくねぇ。

[鳥肌の立ちそうな売り文句。
苦情は声を潜めて投げた]




[苛立った声に驚いて、
 やや、息を潜めるけれど、
 
 乾いているせいだと聞けば納得したように息を吐き、
 また穏やかに話しかけるだろう。]

 パイをお礼をするよ。

[それをどんな意味にとるかはわからないけれど。]




 ん?ぞわぞわした?

[胡散臭い売り方には素直に文句がとんだ。
 でも、わりと好評なのにな。]


[道行く途中、はっと思い出したようにバケツを覗き、聲を送る。]

 ボスー、ボスー!
 昨日貰ったポーチ、中のゼリー残ってた!

 ボスありがとう大好きだー♪



 お礼……あぁ、ふふ。
 それは愉しみだよ。
 
[苛立つことの無意味さもまた、理解している。
 何事も無かったかのように、
 草木が揺れるように穏やかに笑って。]

 ハロウィンが続くなら、君を困らせる悪戯のチャンスが
 増える一方だからね。

[続く限りは離れられないのだと、昨晩確かめたばかり。
 プラスの方向に脳を回転させ、ゆるく笑った]





 そうだな。
 ハロウィンの間はこの街にニコラがいる。
 それは、とてもうれしいよ。

[きっとこれまでも悪戯されっぱなしだった。
 けれど、狼男は、旧友のすることを怒ったりはしない。
 その存在だけで、心が安らぐのだから。

 だが、いつしか、そういう絆も、なにかしらで消えていくのだろう。
 想像は容易い。
 でも、それを想像する意味はない。]


[またひとつ鳥肌の立ちそうな賞賛が届いた。
獣に懐かれても困る。
いいから感謝するくらいならその分働け。

様々にこみ上げる言葉たちは、けれど

視界に当人が入ったことで紡ぐに至らず]


 私も、君の街に来れて良かった。
 ……勇気を出して、城から出たかいがあったというもの。

[しかし、此処にずっと住まう訳にもいかない。
 吸血鬼たる躯は苦手なものが多いし、
 長く滞在すればするほど、異質に悟られやすくなる。

 それに――

 いい街だと自慢気に彼が告げたものを、
 食事の為に減らしてしまうのは忍びない。]

 夢はいつか、醒めないとならないけれど、ね
 覚めてしまう前に、君の「慝い言葉」をいくつ聞けるか…
 愉しみだよ、ジェレミー。

[この時間も限られているから貴重に思えるのだと。
 知っている*]



 夢か。

[ハロウィンの繰り返し。
 その夢が覚めるとき。

 自らには悪い予感しかない。
 だが、そんなことは口に出さず、
 楽しげな声に、ほっと息をつく。*]


【人】 許婚 ニコラス

 失礼、名前はクロミさん……、
 長靴を履いた青年からお聞きしました。

 それに――君も覚えていらっしゃるんだとか

[>>61あの時は、互いに名乗っていない。
 こちらだけ彼のことを知っているのは、
 心地も慝いかと、先ず名前を知った経緯を告げて。
 狂った時間のことを端的に話題にあげてから]

 あぁ、そうだったのですか。
 クロミさんと一緒に来られると思っていましたが…。

[自分の言い方が悪かったせいで、
 此処を伝える手立てをなくしてしまっていた。
 せめて店名だけでも伝えておけば良かったものを

 それでも見つけ出してくれた青年に、目を細めて喜ぶ。
 聞こえていた“声”から耳を遠ざける。
 当たってしまったことを、後で謝罪せねばなるまい。]

(65) 2014/10/24(Fri) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ええ、自分の店を良い店、だなんて……
 笑えてしまうけど……。
 ハロウィンだけ、店を開けているので
 土産を求めるには悪くないと思いました。

[>>62グレッグの目線が背広を着た右肩へ
 向いていることに気付き、大丈夫ですと告げて。
 大丈夫じゃないのは、別の問題だ。

 トマトジュースでも飲めば、少しは気でも紛れるだろうか。
 代用は効かないと理解はしているものの。]

 またお会いすることがあるなら、
 お詫びにこれを貴方に差し上げようと…そう思っていました。

 お気に召すようなら、如何でしょうか。
 
[最終チェックを通ったばかりの、
 座った猫の体躯を模した万華鏡>>39
 透明感が弱く、白さが強いその商品を彼へ差し出し。]

(68) 2014/10/24(Fri) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ミー、
 ええと、多分そんな感じの響きだった気がします。

[>>67名前があまりにも長かったので、一部を拾い上げたが、
 どうやら人によって呼び方が違うらしい。]

 彼に伝言を頼んだのですが、
 もしかして、訊いていない…?

[ならば彼は一体誰に伝えたのだろうかと不思議そうに。
 夜に向かうつもりだったが立ち寄れなかった
 茶店の主に届けたと、知らぬまま。

 とはいえ、良かったと安堵の息を吐いて。]

 お菓子ばかり食べていると虫歯になりそうだな…。

[主食が菓子なのだろうかとすら思いつつ。
 探す手間を苦としていない様子に、
 それなら良かったと頷いて。]

(73) 2014/10/24(Fri) 23時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/24(Fri) 23時頃


【人】 許婚 ニコラス

 これは万華鏡です。
 羽根の上に覗き口があるでしょう。

[>>74天使のような豊かな羽根が生えた猫のカタチは、
 一見して置物のように見えそうだが、
 暇殺しの玩具であると教えて。

 指が手甲にも触れれば、食指が沸いてしまう。
 衝動を抑えようと唇を結ぶが、
 殆ど無意識にじわじわと触れた部分から血液を吸い上げる。

 指から離れてしまった万華鏡。
 礼と被り、かつん、と音を立て白い猫がカウンターへ倒れる。
 罅が入るほどの衝撃では無かったが、
 衝動を留まらせるには充分過ぎる物音だった。]

(78) 2014/10/24(Fri) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[吸血鬼の中でも、牙を通さず血を吸える珍しい種。
 思わず血を啜ってしまったことを、
 誤魔化そうとするのを、動揺で忘れてしまい]

 あの、すみません……

[採血を直ぐに制したものの、
 献血で取られる血の量より、多少は多かろう。]

(79) 2014/10/24(Fri) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[万華鏡を再び面へ座らせ、グレッグの様子を見守る。
 少しばかりの採血で、渇きは薄れたものの。
 今表に出たら、十分ともたずに倒れそうな気がする。
 陽はきっと、高くなっているのだろう。]

 大丈夫、案外丈夫なので。

[羽根の方も確認するが、割れてはいない。
 倖いなことに異変を己が招いたとまでは
 青年は気付いてない様子>>82>>83

 吸血鬼は血を吸わなければ死んでしまう。
 ニンゲンはまあ、貧血に近い状態にはなるだろう。
 本格的な食事の体制にならずに済んで良かったものの

 椅子から腰を浮かせ、カウンターの外側へ回る。
 どうぞ、と椅子に座るのを促して。]

(84) 2014/10/24(Fri) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 焼きたてではないですが、パン菓子があります。
 良かったら、食べていってください。

[朝方焼いたクルトゥーシュ・カラクスを思い出し、
 貧血が多少でも収まればと勧めてみるが。

 奥に引っ込み、からりとした表面のパンを皿に添え 戻ってきてから、そういえばと口を開き。]   

 ……グレッグさんは、観光で来ているんでしたっけ。
 
[仕事も理由のひとつだと、知らぬまま問い。]

(88) 2014/10/24(Fri) 23時半頃

 死にたがりの魔女に毒されたか?
 ジェレミーさんよぉ

[去り際、狼男の同居人らしい魔女の話を思い出して。
直接会ったことはない、がどうにも死にたがりであるらしい――それが今回の騒動の原因だとは知らずのまま*]


ニコラスは、グレッグの指摘に、一瞬緊張を走らせて

2014/10/25(Sat) 00時頃


【人】 許婚 ニコラス

 なおす…?
 
[>>92確かに硝子工芸は、多少心得が無ければ難しい。
 他のものなら直せると言わんばかりにも聞こえ、
 オウム返しに問いかけながら。

 具合が慝いかと問われ、返答に迷う。
 ヒトから見れば青白い顔色。
 まして、空腹を覚えている身なら尚の事顔色も悪化している]

 ええ、少しだけ。
 外が暑いので……。

[告げてから、これは良くない返しだと心中で溜息を吐いた。
 まるでジャックフロストか雪男の言い分だ。

 今日もまた秋晴れだが、薄いコートを羽織っても良い気温。]

(95) 2014/10/25(Sat) 00時頃


 そうだな。毒されたみたいだ。
 あいつのせいだな。

[シーシャの言葉にそう返して。
 肩をすくめ、]

 まぁ、ハロウィン、楽しみな。

[魔女のことはそれ以上は言わぬまま]


【人】 許婚 ニコラス

 ええ、そうハロウィンなので。
 …私は菓子は食べないんですが…お客さん用に。

[>>93毎日繰り返されるのなら、作っておいて損はないかと。
 これもまた、一種の日課となりつつある。
 
 時計修理と聞き、へぇ、と感嘆の息をつく。
 そういえば細工物を随分注意深く見ていると思ったが]

 懐中、時計……。
 そうですか、そんなお仕事を――…

[思い出したように、動くのをやめてしまった時計を思い出す。
 あんな古いものでも修理できるのだろうかと。
 そもそも手元には無いが。]

 あまり、困ってはいなさそう…ですね。

[気楽な口振りに、薄く笑い。]

(100) 2014/10/25(Sat) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

 あの、
 このあと、もしホテルに戻られるようなら…お願いが。

[婆さんに頼まれたアンブレラスタンドを思い出す。
 此処に滞在している間、あといくつ売ればいいのか。]

 届け物をしなければならないんですが、
 生憎体調が悪くて、運べず……。

[店を出る時、ついでに届けて貰えないかと思いつつ。]

(101) 2014/10/25(Sat) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

[額へ伸ばされる手。>>102
 日中は躯がだるく、空腹も嵩んでいるせいか、
 顔を引くのを忘れていた。

 グレッグの触れた指は、体温の低い男の肌に触れるだろう。
 吸血行動を抑えている為、そこから熱は感じまい。]

 へぇ、百歳……。
 キリシマさんと、

[同い年くらい、そう告げかけて口を閉ざす。
 正確に言うなら、二度目の生から百年だろうか。
 どちらにせよ、無用な失言であった。]

 それならリッチな旅行を楽しめそうだ。
 あぁ…そういえば、「約束の鐘」というものをご存知で?
 
[既に色々巡ったのなら、知っているのではないかと。]

(108) 2014/10/25(Sat) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 私は君よりも軽いでしょうし、
 本当に俵担ぎされそうだな

[>>106冗句に口元を抑えて笑い。
 店で過ごすのかと問われ、悩ましげに。]

 ナタリアお婆さんの菓子というのも気になっているんですが…。
 夜、は……そうだな。
 
 体調が戻らないと、踊るどころでは無さそうですね

[夜を迎えれば少しはマシになりそうな気もする。
 冷蔵庫の中で眠っているトマトジュースとビールを思い出し。
 
 今夜はどう過ごすか、と決め倦ねていた。]

(109) 2014/10/25(Sat) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 私もどんなものか…までは解らないのだけど。
 シーシャから、そういうものが街にあると聞きました。
 きっと建造物ではないかと思ったんですが
 広場のような場所には、無いんですか?

[日中出歩くことも無ければ、
 此処から酒場までなら広場も通らない。
 観光らしいことを録にしていないな、と我ながら自嘲し。
 それも昼出歩くことが危険な身では仕方無きことではあるが]

 もし見つけたら、教えますね。
 君も見つけたら、是非情報を。

[猫をなでる指の動きを追い、気に入ってもらえたようで
 良かった、と微笑み。]

(120) 2014/10/25(Sat) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ありがとう。
 お菓子屋さんなら、夜はやっていないでしょうし。

 そうですね。繰り返しの原因が解らない限り、
 明日もまた同じ日が続くと思います。

[>>114注意力が散漫しているせいなのか。
 夜なら歩けると言っているようなものではあるが。
 体調の心配をされ、少しだけ申し訳なくなる。
 休んでどうなるものではないのは自分が一番知っていた。]

 ええ、すみませんが宜しくお願いします。
 お気をつけて。

[頼まれ事を快く引き受けてくれた青年に、ゆるく微笑み。>>122
 抱え上げるジェスチャーに、くつりと微笑んで。

 椅子から立ち上がれないまま、グレッグを見送る。*]

(125) 2014/10/25(Sat) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス

[――グレッグを見送った後、街を離れる事への
 寂寥の一言が、頭に残っていた。]

 ―――私も……。
 私も、離れるのが、………

[誰も居ない店内だからこそ、なのか。
 響く声は小さいけれど、物哀しさは殺せない。

 カウンターの上に突っ伏し、眼瞼を伏せる。
 空腹だから空虚なのか
 他の何かが要因なのか、判断がつかぬまま。]

(129) 2014/10/25(Sat) 01時頃

…この街を離れたらこのループってなくなるのかな。

[ふと。何とはなしに思ったことを誰に聞かせるでなく、魔物にしか聞こえぬ声で]


 帰れるなら帰りてぇが、オレは帰れなかったぜ。

[ほかの街に、という意味ならば試していないので分からないが
悪魔が自分の住処に帰れないのなら恐らくはでられないのでは、という含みも持たせて。]


【人】 許婚 ニコラス

 ― →街へ ―

 ……そうだ。

[少し血を吸えたし、茶屋へ行ってみようかと。
 彼もまたパーティに出席していたし、
 昨日は朝向かうと言ったが、結局は足を運べなかった。
 行ってみたいという気持ち半分、
 外を歩けば、彼にまた会えるのではという思い半分。
 

 ふらふらとした足取りではあるが、 何とか立ち上がると、
 コートを取り、フードを被って店を出る。

 サングラスはしたが、マスクを忘れてしまっていた。]

(138) 2014/10/25(Sat) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[人混みを避けて石畳の上を歩いていたが、
 歩を進めるほどに、足取りは重くなってゆく。

 息が切れる。鼓動が早くなる。
 本当に老体そのものだと苦笑いしたくなる気持ちで。]

  あ。

[視界がぐらりと歪んだ時に、膝から力が抜けた。
 転がるのは、造作もなく。
 陽光も穏やかになって来た頃合だというのに、日差しが辛い

 砂が口に入ったので、咄嗟に吐き出すが、
 起き上がろうとする気力が無かった。]

(139) 2014/10/25(Sat) 01時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 01時半頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 03時頃


えぇぇ。
帰れないの?なんでそんな手の込んだことしてるのかなぁ…

[@20悪魔の声を聞いたなら溜息と共に眉をしかめる。
楽しめって事なのか。延々続くハロウィンを]

ねーぇ、原因は何なんだろうねぇ…こんな、大がかりな事やらかせるだけの力がある、って言うと限られてくるけれど。

[少なくとも、声の届く他の4人を疑おうという気は毛頭ない]


 オレの場合、「10/31が終わったら帰る」っつって申請出してるからかも知れねぇが、

 つまり、この10/31は一応ホンモノってこった。
 それなりに出来るヤツが仕組んでる筈だぜ。

[よく解らないなりに情報提供。]

 帰りてぇのか?
 それとも、何か名案でもあんのか?


そんな申請、僕は出してないよ。
悪魔って色々大変なんだね?

[余り近づくことがなかったから彼の事情などはほとんど知らない。
ふらりと気が向けば人の住む辺りをうろうろする自分には、面倒そうに思えた]

うん、まあ夢じゃなきゃ本物だと思ってる。夢にしては色々、リアルすぎるしね。
帰りたいと言うよりも飽きてきたかな、ハロウィン。
名案があったらとっくに何かしてるよぉ…僕は全然、お手上げだよ。
たいした力もないし、ね。

シーシャは何か案あるの?


 大変も大変だ。バカみてぇだろ。

[まるで人間のようだと思えばこそ、吐き捨てた。
今や獣の方がよほど自由で悪魔らしいといえばらしいのではないか]

 あれば試してみてる

 ……互いに何か解ったら連絡、ってのが良さそうだな。

[結局のところ、そこにいきついて
ため息だけがまたひとつ*]


 ニコラ、大丈夫かい?

[そうふと、話しかけたのは、ただの虫の予感という奴か。]

 ハロウィンは、そのうち終わるさ。
 でも、終わらせたくないとかある?

[友人といってくれるニコラには労わりを。
 人間をやめて狼になって、それから、また人間のような生活に戻った要因は、あの時の小さな金色の栗鼠。
 その栗鼠が、自分より長生きの魔物であっても、その時のあの気持ちは自分の中では貴重だった。

 だから、獣の生活から、魔女の飼い犬まで成り下がったとしても、
 チャラチャラと情けない男で呆れた眼を向けられていても、
 自分の中で芽生えたそれは大事だったから。]



 オレはさ。
 ハロウィンが終わったら、狼に戻るよ。
 この街は出ていく。

 いつか君の城も訪ねたいな。

[まるで叶わない願いのように。*]


【人】 許婚 ニコラス

[ぐぐ、と膝に力を入れる。
 しかし此れでは行くも戻るも難があると思い。

 大丈夫かと手を伸ばそうとする子供に、見覚えがあった。
 正確には、声に聞き覚えがあったという方が正しい。
 シーツを被っているから。

 昨日…ハロウィンの前日に
 サラム・デ・ビスクイツィをあげた子供だ。

 今触れられると、流石に吸血衝動は収まりそうになかった。
 たかが子供の一人や二人、と食料にカテゴライズする性の中に、
 この子はドナルドの生徒なのだと制する自我が生まれる。]

(173) 2014/10/25(Sat) 12時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[欲望を制する箍に、下唇を噛んだ。]

 ありがとう……でも、私に触れては、いけない

[拳を握り、強く石畳を叩く。
 血の霧に姿を変え、
 衣服をそのまま残して路地の裡へ流れてゆく

 日差しの届かない建物裏で、淡い金色の栗鼠の姿を借りる。]

 「ふぅ…。」

[豊かな尾を丸めさせ、身に沿わせる。

 通りの方では、衣服と石畳の上に残った緋色の滲みに、
 子供が驚嘆の声をあげていたが、
 遠いものとして脳は処理し、薬店のドアの前でへたりこんだ*] 

(174) 2014/10/25(Sat) 13時頃

 「……実は、あまり大丈夫じゃない。」

[通りに置いてきた服は、路地の裏から視えない。
 ただ、騒ぎの声が聞こえるだけだ

 騒ぎとは異なる異質な声
 ぴんと立った短い耳で聞き分けながら。

 くぐもった声を届け、ちいさく息をついた。
 ハロウィンが終わった後と仮定された彼の所存を耳奥で拾う。]

 「……どうして?」

[野良の獣であったジェレミーを思い出し、
 今の、ニンゲンの世に溶け込んでいる彼と比較するが
 どう考えても今の方が愉しそうに見えるので、疑問符を。]


 「街を出たい、という口振りではないな、
   ――ジェレミー、一体……なにが、あった?」

[薄暗い路地の中に身を置きながら。
 憧憬に憧れるような語り口に、少なからずの不安を覚える*]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 13時頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 13時頃


【人】 許婚 ニコラス

[緋霧が通った裏路地には、転々とビー玉のような
 緋い結晶を落ちていた。
 パンくずのような道筋は、風に吹かれて転がりはするものの
 鳥に食われてしまう事はない。
 眼球を啄くように、嘴で悪戯される事はあったとして。

 ヒトには聞き取れぬ聲。
 扉の友人の様子がおかしい事を訝しんでいたが、
 その音が途切れた辺りで、体が浮く。>>@40
 
 栗鼠に話しかける変人と輝名を受けるキリシマを想像し、
 それはそれで面白そうだとは思いつつ。

 プリムローズ・イエローの毛並みを鼓動と共に震わせ、
 閉じていた緋色の丸い目を店主に向ける。

 背皮を摘まれて店の中に招かれ、カウンターの上に鎮座し。]

(184) 2014/10/25(Sat) 15時頃

【人】 許婚 ニコラス

[鼻をヒクヒクと動かした。
 何やら得体の知れない匂いが嗅覚を擽る。
 とても、美味しそうなものには思えない。

 一瞬、この身が煮られるのではあるまいかと
 金色の大きな獣を前にした時のような、畏怖を覚えたが、
 …どうやら自身が単なる栗鼠とは思っていない様子。]

 「散歩をしていたら、具合が悪くなってしまいました。
 ……貧血の薬や、輸血パックは、ある?」

[偶々逃げ込んだのがこの路地であったというだけだったが、
 陽光の届かない空間に避難出来たのは、悪くない。

 くぐもった声音で喋る小動物は、店主の顔を見上げる。]

(185) 2014/10/25(Sat) 15時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[溶けてしまう前に服を棄てて来た判断は
 我ながら悪くない機転であったと結果だけ見て感想を抱き。

 残した衣服が野ざらしに放置されていると想像は出来ても、
 彼の腕がそれらを預かったとは、夢にも思わず>>180



 こんな状態で陽の高いうちに外へ出れば
 ロクな事にならないと、分かっていた筈なのに。

 どうして生きる為の知恵よりも、
 ドナルドを悲しませたくない感情の方に
 天秤の皿が傾いてしまったのか。

 くりくりとした緋色の丸い眼球を伏せ、鼻を鳴らした]

(186) 2014/10/25(Sat) 15時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 「道理だ。
  いや、戻らなければ難しいでしょう。
  しかし、今元の姿を取ると…」

[見せて困るものなど何もないが、全裸である。>>@42
 弱点の中に向かっていく様は、
 火中に飛びいる虫と大差ない。
 評価が下がっていくのも当然だろう。
 千年以上を生きていて、学習能力の無さを晒しているのだから]

 「えっと、……毛布かなにか、も……」

[倉庫に向かう足取りが方向を転換させる。>>@43
 何事かと疑問を抱くが、
 促されるまま、じっと佇んでいた。]

(187) 2014/10/25(Sat) 16時頃

【人】 許婚 ニコラス

 「……?」

[>>@45ドアを開けて誰かの名前?らしき単語を口吟む薬師に、
 違和感を覚えながら、丸い緋色の目を向けて。

 入れ、と何もない空間に呼びかけるという事は
 其処になにかが存在するのだろうか。
 微動だにせぬまま置物のように動かずにいたが。

 もう楽にして良さそうか。>>@46
 ちいさな躯から力を抜き、へちゃりと台にへばりついた。

 倉庫に消えてゆく男が戻るまでの間、
 なにかが居るような気配の方向へ、視線を預けていた。]

(188) 2014/10/25(Sat) 16時頃

【人】 許婚 ニコラス

[ふっさりした毛並みの尾をぴんと立て、
 短い四肢で毛布目指しかけてゆく。

 その中に入り込むよう身を押し入らせ、
 毛布を纏う形で人の姿へ戻る。
 色素の薄い肌を隠しながら、埃臭さにくしゃみを。]

 へくち、
 ありが、と… ――……あまり新鮮そうじゃない色だな……。

[賞味期限が切れているとまで明確に悟れた訳ではないが、
 パックの中身の色合いを見て、そう感想を述べ。

 パックにストローを差し込む形で飲みやすくし、
 血液を吸い上げ、食事に肖る。

 あまり美味しいとは言えないが、
 空腹で死にそうになっていた躯も、少しはマシになった。]

(189) 2014/10/25(Sat) 16時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……どなたかいらっしゃるんですか?

[>>@47埃臭いものの、毛布は大きい。
 身を包み隠す程度の役には立ってくれている。
 
 独り言を延々とボヤくほどボケた人物だとは思っていないので
 本当に何者かが居るのだと判断をする。
 した所で、見えるものでは無いのだけれど

 キリシマと何者か?の邪魔にならないように、
 大人しく保管されていた血液を啜り。]

(190) 2014/10/25(Sat) 16時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 もっと慝い…というと、貴方の血ですか?

[>>@48寧ろ血は通っているのかという
 根本的な疑問を口に出し、思い出したように]

 すみません、代金を支払うにも
 服のポケットに財布が入っているので…。

[此処からそう遠くもない道ではあるものの、
 下着すら纏わず毛布一枚で拾いにいくのは難がある。

 空になったパックをカウンターの上へ預け、
 持ってこられたスーツ>>@49に目を丸くし。

 無言の圧力に、肩を竦ませて。
 大人しく受け取り、部屋の隅でスーツに着替えてゆく。

 下着が無いのでこそばゆい上、
 着丈は悪くないのだが、幅や胴回りが大分余って、
 格好もつかない事この上無いが、裸毛布よりはマシか。]

(191) 2014/10/25(Sat) 16時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― 街中 ―

 ありがとう。
 シーツもお借りしますね

[誰かの喧騒の聲は耳に届いていないが、
 シーツを頭から被る形で陽避けにし
 キリシマに礼を告げ、店を出て行く。

 緋色の結晶が通る道を進む足取りは、
 食事をきちんと取った事もあり、存外軽く。]

 ………ぁ、

[帰路につくその途中で、赤髪を見つけ。>>183
 夕日に包まれた街の片隅で、歩を止めた。
 その腕に抱かれた衣服は、見覚えのあるもの。**]

(192) 2014/10/25(Sat) 16時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 16時半頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 16時半頃



 大丈夫じゃない?
 どこにいる?

[ニコラの言葉に反応するが、
 どこにいるか聞いたときには彼はきっと小さな姿。

 眉を寄せて、行方を問うが…。]



 ニコラ?

[その声は聞こえず、
 やや心配になるが、どうしようもない。

 その姿も探しながら、歩き始める。]


【人】 許婚 ニコラス

[薬品の薫りが強いスーツ。くさい。あと、タバコ臭い
 ただでさえ日中は目が弱い。
 斜陽を避けるように、屋根下伝いに歩く。

 前が視えないと間違いなく転倒するので
 どこかの店の壁に背を預け、
 シーツをヴェールのように頭から背にかけて流し

 ドナルドもまた、自身に気づいたようだ。>>198]

 ……はい、ニコラエです。
 えっと、その荷物…は、

[間違いなく自身の其れだろうと察しを届かせ、
 明らかに菓子配り>>197には向いていない格好だと
 理解を及ばせ、驚きに緋色の目を見開いていたが

 打ち捨てられていると思っていたものを、
 彼が拾ってくれたのだと分かれば、
 嬉しそうに目を細めさせ、緩慢に近づき。]

(203) 2014/10/25(Sat) 18時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 あの……君に会いたくて、

[謝罪を言うつもりだったが、表を出歩いた目的が先に零れ、
 それから、すみません、と荷物の事を謝った。]

 何度も足を運んでくれたから、
 私も、君を探したくて………、ええと。

 あの…

[どんな所に住んでいるのか。どんな風景を見て過ごしているのか

 家主に一度招かれた場所にしか
 足を踏み出すことのできない戒律はあれど
 表から覗くくらいなら叶うから。

 告げたいことをそのまま伝えるには、
 余りに気色が慝いと解し、シーツを握り締め、黙り込んでしまう]

(204) 2014/10/25(Sat) 19時頃

[輸血パックで食事を取ったことを
 心配してくれた友人に伝えなければ。

 斜陽に包まれた街角に佇みながら、
 ヒトには届かぬ聲をのせて]

 ジェレミー、ごめん。
 ……心配をかけてしまって

 先程キリシマさんに血のパックを貰ったんだ
 
[追い出す為に処分品を押し付けられたという方が
 幾分も正しい気はするが、それはそれとして。]


 だけど…私は、君の方が心配だよ。
 なにを、思いつめている?


[手紙に記せないようななにかが、
 彼の身に起こっていたのだろうかと。
 それを見抜けなかったのかと想像すれば、哀しくなる

 それとも、訪れてからなにかあったのだろうか。
 どちらにせよ、狡い。

 …もしくは己が莫迦だ
 再会を喜んでくれる聲に、悪戯を許してくれる甘さに、
 何も察し付くことが叶わなかった、なんて]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 19時頃


 そうか。キリシマさんに礼を言わなきゃな。

[聞こえてこなかったニコラの声に安堵して、
 キリシマから救けてもらったことを聞けば、そうか、と頷き。]

 オレか?
 オレの心配をする必要ないよ。

 パイのお礼はちょっと時間がとれないかもだけど。
 ニコラが救けが必要なら、いつでも呼んでくれ。

[友人の店にも行ってみたかったけれど。
 それどころではないと思い始めたから。
 この友人ももちろん、ループには気がついているだろう。]

 君が紅茶を無事に買って戻れますように。

[声は嬉色を含ませて。]


【人】 許婚 ニコラス

 ええ、私の……。
 すみません、靴まで預からせてしまって……。

[>>208近くなった距離で、動揺を右目から感じ取り。
 往来を憚ることは特に無く。
 道往く子供や住人も、動くオブジェのように見えた。

 屋根から身を離したせいか、斜陽が差し、
 頬にじわりと赤みが滲む。
 火傷と変わる前に店へ戻らねばと思う反面で、
 初めてこの時間、屋外で会えたのだからと
 惜しむ気持ちもある。

 そう、ニンゲンのように。
 ニンゲンのように当たり前な環境で、陽の光の下で――
 こうして話している。
 些細な出来事で或るが、とても貴重で尊いものに思えた。

 物思いに耽る思考を押し流し、
 慌てて、荷物を受け取ろうと手を浮かせかけて。]

(212) 2014/10/25(Sat) 20時頃

【人】 許婚 ニコラス

[告げられた言葉に>>209、安堵と充足が満ちる。
 もう少しだけ、爛れずに話が叶うまいかと更に一歩詰め。
 頭部を隠すシーツを持ち上げ、ドナルドの頭部も覆うように、]

 ……いえ、そんなことは。
 薬店で休ませて貰ったので、

[シーツを抑えている手甲が、じじ、と鈍い音と共に
 陽に爛れ、つめたい皮膚に熱を通す。
 でも、赦されるなら、もう少しだけこのまま。
 火傷の痛みは、麻痺して遠い処にあった]

 、……トマトジュースとビールを貰ったので、
 もし、良かったら………。

 貴方の時間を、今晩頂けないでしょうか。
 それに……私の選んだものが調和している部屋を、見たい。

(213) 2014/10/25(Sat) 20時頃

【人】 許婚 ニコラス

[一緒に座ってゆっくり飲むなら、酒場では叶わない。
 シーツの即席カーテンが覆う中で、
 火傷よりも熱い切なさに、心を焦がし、顔を歪ませた。]


 ……私、も
 貴方のことが、もっと、知りたいのです。

 私の知らない貴方を、………教えて欲しいのです。

[左目を覆う眼帯と、明るみにある右目を見詰め。
 ぽつり、ぽつりと繋ぐように言葉を間近で告げる。

 薄手のシーツでは夕焼けを預かってしまう。
 それのみが原因ではないが、白い肌は緋く染まっていた。]

(214) 2014/10/25(Sat) 20時頃

 彼はいい屍人だ。
 もし訪れることがあるなら、礼を伝えて欲しい。

[お願いをひとつ彼に伝え。
 しかし、心配無用だと聞かば、本当にそうなのかと
 不安の滲む吐息を乗せ。]

 あぁ、そんなことは良い。
 私は君に頼ってばかりだね……、

 ねえ、じゃあ、……これだけは聞かせて。
 何故街を出る必要が、あるんだい

 魔女殿とうまくやっているのでは?

[魔女とだけではない。
 この区域でうまくやっているのだと思っていたから。
 何故自ら安息を得た環境を打破しようとしているのか。
 覚えた痼を発露し、友人に返答を求める。]


 わかった。礼をいっておくよ。
 友人によくしてくれた存在は、己にとっても尊うべき精神だ。

[キリシマは想像以上にいい屍人であるとあらためて認識し、
 とはいっても自分は嫌われ者ではあるが。]

 オレは何もしていないさ。
 ニコラは、そういう存在なんだよ。

[ニコラの言葉には否定を。ただ、続く言葉には、やや間があくけれど、
 あきらかに疲れ深い友人の声の響きを聞けば、彼に自身の重みを伝えることはないと思うのだ。


 それは、ひどく、伝えたいと同時に、
 もし、伝えれば、彼は、友人だから、
 きっとなんとかしようとするだろう。
 己も顧みずに。

 そんな金色の栗鼠を大切にする気持ち。
 どんなにかろうが、それがなにより。]


 ――……魔女とはうまくやっているよ。
 さっきのは冗談さ。

 オレはこの街で自堕落に過ごすよ。心配ない。


 それより、あまり大丈夫じゃないなら、
 自分のことをなによりに。
 大事にしてくれ。


【人】 許婚 ニコラス

 ……だめ、でしょうか

[>>219シーツの下で告げた言葉は、吐息も近く。
 彼の告げかけた言は理解も易かったが、
 陽の下での願いごとを、密やかな約を求める為に
 
 忘れられてしまわないように。
 忘れてしまわないように。

 彼にとっての自分が、不思議な人物で畢ってしまわないように
 自身にとっての彼が、……。

 確認を促す声音は、震えてしまっていた。]

[>>220返って来たのは、笑顔だった。
 万が一今日がハロウィンの終幕であったとしても、
 彼は己の為に時間をくれると。

 かえして己に問えば、それは―――是非もなく。] 

(225) 2014/10/25(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

 良かった…。  嬉しい、

[覆われた仮面ではない、飾り気のない笑顔が
 緋色の瞳の中に篭もり、他のなにも見えていなかった。
 日光の輝くうちは昼目の効かない此の目にも
 確かに彼の表情は、鏡面のように映りこんで。
 互いに緋色に染まった顔を向け合わせ、微笑む。]

 は、い…。
 
[シーツの繋がりをゆっくりと剥ぎ、
 己の頭部と背に被さるように正す。

 遅れて来た手の痛みに、
 若干余裕あるスラックスのポケットへ手を差し込み、
 火傷跡を隠す形で寄り添ってくれる躯に、ちいさく笑う。

 道中、長い影が陽を遮断し、過ごしやすさを与えてくれた。
 行きよりも存外楽な帰路を迎え、
 雑貨店内まで荷物も運ばせてしまったが。]

(226) 2014/10/25(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―

[夕刻の店内。
 筆記具をドナルドに所望されたので
 半紙とペンを託し、その道順が記されてゆく紙を見下ろす。]

 ……はい、愉しみです。
 また夜に……。

[ドナルドを見送ったその後。
 半紙の上を、地図の上を愛おしそうになぞる。

 癒えぬ火傷の跡、手背に唇を寄せて。
 先程の眼帯を撫ぜる仕草と、照れた眼差しを思い出し。

 緊張と、嬉しさに、唇は震え、口端は弧を描いた**]

(227) 2014/10/25(Sat) 21時頃

 ありがとう。
 ……そんなことは無いよ。

 家族をなくした私にとって、
 君と過ごす時間は大事なものだから

 こうして話せるのも、
 手紙を交わすのも、私の助けになってくれている。

[それだけでも街を訪れて良かったと思う。
 ハロウィンだからと異郷の習慣を言い訳にしたが
 私はきっと、ただ友人の住まう世界が
 間近で見たかった、ただそれだけなのだと思う。

 そしてその思い切りは、良いことだったのだと
 引きこもりじいさんは考えていた。
 繰り返しの奇妙な輪が絶たれぬ今であってもそう思う]


 ねえ、ジェレミー、

[そんな友人がなにかに悩み、
 心を痛めているのなら。


 栗鼠はちいさな身であっても力に為らねばと思う。
 大きな狼の助けにならねば、親愛なるジェレミーの為に、]


 …本当に?

[本当に冗句なのだろうか。
 街を棄てなければならない程の暗雲が、
 金色の獣の周囲に立ち込めているのでは

 意を問うよう、再度の確認を試すも、
 本人が大丈夫というのなら、それ以上の追求も為せず]

 ……わかった。
 君の辯を信じるよ、……私は。
 でも、なにかあったら言って欲しい。
 君が私を按じてくれるように、私だって君の力になれる筈だ。

[告げて、ゆるやかに笑い。
 随分真面目な話になったものだと空気を緩ませ。]


 あぁ、気をつける。
 祭りも楽しませてもらうよ。今という時間は一度しか来ないから

[例えそれが、この先何千年と生きようとも**]


[再度大丈夫だと告げれば、
 ニコラは信じるといった。

 嘘つきは狼の専売特許。

 そんな言葉はもちろん、口には出さず。]

 ニコラにとって、楽しい時間がきたのならよかった。

[それ以上は、余計なことを言ってしまいそうになるから、もうおしまい。
 友人とはきっとこれきり。*]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 21時半頃


【人】 許婚 ニコラス

― →街へ ―

[鮮やかな緋色のブローチを小袋に詰めて、
月と狼、それに魔女が砂を溜める部分に描かれた
アンティーク調の砂時計を紙袋に。

思い付きでいつもの便箋に文を綴り
二つの個装を鞄へと。
ビールとトマトジュースのボトルも押し込むと
持ってみた感覚は大分重くなる。]

あとは……。

[パーティーには行けないから。
硝子製の器に飴を詰め込めるだけ詰めて、
両手を塞がらせた状態で、店を後にする。

本当はスーツもキリシマに返したかったが
洗濯せずに返却するのは些か失礼かと。]

(300) 2014/10/26(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― →魔女の家 ―

[さて、飴を預ける相手はどこにいるのか。
 そして荷物を抱え街を巡るのなら、
 徒歩よりも馬車が楽だ。 じいさんなので

 硝子で拵えた南瓜の馬車は月の魔力で移動手段を持つ
 荷馬車へと変貌を遂げ、後方に乗り込み。
 まるでメリーゴーランドのような上下する動きで、
 大きな南瓜を引く透明な馬は、大通りを闊歩してゆく

 動くチャリオットのイルミネーションは
 夕日が消え、疎らな灯り闇に包まれた街を通りぬけ、、
 住人たちの「一度きりのハロウィン」に異彩を与える。

 先日街ゆく女性から聞いた場所を頼りに、
 ジェレミーの住処を目指す。
 忙しいと訊いていたので留守だろうと思っていたが、
 玄関にリー>>303が座っていた。]

(305) 2014/10/26(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[飴の詰まった椀とふたつの品が入った紙袋を腕通し
 馬車を降りて、中に入っていった青年に届くよう、
 こんこん、とノックを数回。
 ドアの内側に居るのなら、顔を出して貰えただろうか。]

 リー、丁度良かった。
 これをジェレミーに渡して貰えますか?

 それと、こちらは貴方に。
 ちゃんと歯は磨いた方がいいですよ

[ジェレミーは飴なんか食べるのか。
 解らないが、分けてくれたらいいなと思いつつ。]

(306) 2014/10/26(Sun) 02時頃

 クロミさん、渡し忘れたものをジェレミーに預けます。
 時間がある時に、取りに来て貰えますか?

[聞こえてなかったとしても、まあいいか。
 きっとジェレミーが暇を縫って渡してくれるだろうし。]


【人】 許婚 ニコラス

[自分には言えないことも他の魔の者には明かすかも知れない。
 あの金狼は、きっとそういう男なのだと
 何処かで理解を及ばせていた

 ブローチを取りに来ることをきっかけに、
 彼の力になってくれればそれでいい。

 街を出るというのが嘘。
 死んだら、なんて話が嘘。

 そんな冗句、手紙には一度も載せられたことがない。
 なにかを隠しているのは、阿呆でも分かること。
 まして、長生きの隠者を舐めてはいけない。] 

(310) 2014/10/26(Sun) 02時頃

 「親愛なる友人へ。
  いい日を。今日も、これからも。

  私を裏切ったら、ミイラになるまで血を吸い尽くすからね。
  覚えておいてくれ。

              roşu-aprins.」

[封に押し込んだ手紙は、紙袋の中。
 自分だけが楽しめればそれでいい訳じゃない
 彼にとっての今後も、楽しいものであって欲しい*]


【人】 許婚 ニコラス

 ― →ドナルドの家へ ―

[用事を済ませると、再び馬車に乗り込み、
 渡された地図の通りの住所を目指す。

 部屋の灯りが灯っているのを確かめ、
 家の前に馬車を留める。
 朝日と共に溶けてしまう馬車は、そのまま置き去りに。

 シルクハットを取り、一度大きく息を吐いてから
 家の戸を控えめにノックする。]

 ……私です。

[眼帯をつけた彼が顔を出すと、信じて疑わぬまま。
 既にものもらいが治まりかけている>>309とは知らないで。]

(312) 2014/10/26(Sun) 02時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 02時頃


【人】 許婚 ニコラス

[ドアの内側で軽い物音がしたけれど、大丈夫だろうか。
 施錠の解かれる音に、穏やかな表情で耳を傾けていたが、
 やがて戸が開かれると、]

 ………あれ?

[瞼の上に出来ている痼が、随分薄くなっている。>>314
 というか、眼帯が無い。
 左目を飾る緋色と、彼の顔をちゃんと見て。

 隠されていたものをひとつ明かされたことに
 じわりと胸に広がってゆく倖せを噛み締めた。
 彼はちゃんと、示してくれた。
 ――約束を守ってくれた。

 目元に指を伸ばしたい気持ちを耐え、案内されるがまま
 彼と共にリビングへと赴き。] 

(315) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……?
 これは、こないだ頂いたチョコレート?

[指の差す方向は、椅子ではなくテーブル。
 どういう意味かと無言で考えた。

 テーブルの上に置かれているのは、赤い包装のチョコレート。
 あの時は、紙幣の下に隠されていた。>>0:222
 では、今回もまたなにかが隠れているのかと
 視線をチョコレートへ移し、それをそっと取り上げる。]

(316) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[持ち上げたチョコレートの下に隠れていたもの。>>311
 懐かしさしかない懐中時計は、
 一見してただのアンティークでしかない。]

 

   ――………


[空気を噛む。
 見覚えが有りすぎる時計だが、念のために。
 恐る恐る蓋を開けると、グロリア女王と自身のモノクロ写真。

 考えるまでもなかった。
 彼が今まで預かっていてくれたのだと、直ぐに解し。]

(320) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ドナルド、さん……
 あの、これは……   ……。

[間違いなく己のものだと。
 蓋を閉じ、彼を見詰める。]


  ………私、は……――

[伝えなければならない。
 何故こんな写真が存在しているのか、

 でも、語って、そして、嫌われてしまうのではないか。
 化物だと確信され、拒絶されてしまうのでは。
 正体を知られて、「いい別れ」を得たことなど、ほぼ無い

 知りたいことは明かすと言った口が震え、
 不安の滲む緋色の眼差しを、彼へ向けて。]

(321) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……そう、でしたか。
 あの時に…、

[>>322離さずに持っていた懐中時計。
 こうして中身を改めたのは、百年は前かも知れない
 酒場で拾われたのだと知り。

 心地良い酒気と彼と交わす話の楽しさに
 金の感触が消えていたのを気取れなかったのだと
 一度目のハロウィンを振り返り、納得を覚えた。

 それでも彼は、店を訪ねてくれたのか。
 こうして家に立ち入ることすら、赦してくれたのか。

 その事実に震えたのは、唇ばかりではない。
 けして腐らない心臓が、震えていた。]

 ――… ええ、確かに私の  ……時計。

(324) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ………そうでしたか、
 いや、そうですよね……。

[>>323なにも買う素振りなく訪ねた彼を。 
 二度目のハロウィンを思い出す。
 もしかしてあの時、時計を返しに来たのではないかと。
 脈拍の速さを抑えるように、金のちいさな円盤を握り締め

 泣きそうに歪んだ緋色の中に、
 飾り気のない笑顔を浮かべるドナルドを映し。

 異質さを分かった上で、知りたいと望まれてしまえば、
 哀しみよりも、彼に応えたいという気持ちが勝る。



 たとえ、良い別れにならなかったとしても、だ。]

(325) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……ええ、貴方の言う通りだ。
 私は、君や、君の街に住まう人々とは、違う。

 ニンゲンの血がなければ生きられない、
 陽の光の下では生きられない、ヴァンパイアなのです。

[噛み締めるように、一枚、また一枚と秘密のヴェールを取り去る。
 目尻からこぼれ落ちた涙が結晶と代わり、
 床へ落ち、ころころと転がって。]

 私は、……あな、貴方たちの、生活を脅かす化物なのです
 ごめんなさい、……いまのいままで、お伝え、できず

[拒絶が恐ろしくて泣いているのか、
 彼との別れが寂しくて泣いているのか。
 
 解らないまま、聲が上擦ってゆく。
 ただ、その奥にひとつあるものは、―――]

(326) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 私は、……君に惹かれてしまっている

[そこまで告げて、泣き声に変わりそうな辯を堰止める為、
 口元を手のひらで覆う。 濡れた目は、彼から逸らせぬまま。

 黎い右目と、同じ色の左目を見つめたまま。]

(327) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 …… 永久の、永遠に続く若さを得る代わりに
 私の種族はヒトの血を啜らなくては、ならない

 焼かれても灰にならない
 溺れても死なない
 ニンゲンの息吹を刈り取ることで生きる

 ……私、は…千年以上を生きる純潔なる吸血鬼。


     ――生まれながらに、罪なのです。

 

(336) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[>>324彼の求める真実を与え、写真の意味を訓え。
 御伽噺に隠された真実は、
 吸血鬼が生きる為に実在を知られてはならないこと。

 開かれた両目を、ただじっと。
 結晶体を生み出す緋色で、ただ、靜かに。

 床に硝子の道をつくり、彼の暮らす空間に
 異質なものを刻みつけて。
 彼の日常を、狂わそうとしている。

 動いている時間の中に、静止した針をねじ込もうと]

(337) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[私は、それでも。
 私は、 いまも、貴方を知りたい




 眼瞼を伏せ、かつん、かつんと落下の音を響かせ。
 この憶いだけは、どうか。
 ドナルドに忘れてほしくない>>331]


 ――……ん、

[>>332絶句していたドナルドの手が浮くのを、
 閉じた両目は捉えていない。

 ただ、ケロイドが薄く殘る手甲に指が添わされ。
 頬に感じる体温の高さに、震える唇を晒した] 

(338) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 そう、ですね……、
 教科書には、あるはずがない

[吸血鬼を泣きやます方法なんて。
 ある訳が無かった。

 そっと瞼を持ち上げると、
 顔面を緋色に染めているドナルドが目の前にいた。
 湯気でも立ちそうなその顔色に、
 思わず笑ってしまい、かつん、とまた結晶が目許から落ちる]


 ……… 、

[>>333告げられた辯は、飾らないもの。
 初めて会った時からかけ離れた、
 今のドナルドの豊かな表情と同じ。飾らないもの。

 その癖、溶かした砂糖よりも甘く、
 切なく、身を内側から焦がしてゆく]

(339) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 私が化物であっても――…


[早鐘を打つ心臓の音が聞かれてしまうのが気恥ずかしいが
 告げられた辯が真実だと、確かめるように
 身を寄せ、シーツで作られたカーテンの中で
 そうしたように、額と、顔を寄せ、]


 あ…

[ドナルドの心音が早いと、身を寄せてから悟り。
 雫を拭うのは忘れたまま、吐息の重なる位置で
 口端を緩ませ、安堵の息を吐いて。]

 そうだな……、好きになってしまったら、――…。
 ねえ、私は君を、………ドナルドを、もっと知りたい。

              だから、

(340) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[―――教えてくれますか?



 口の動きだけで伝え、冷えた唇を重ねよう。

 溢れそうな憶いが、涙の如く溢れないようにと。
 だから、ねぇ。 封をして、塞き止めておきたくて。**]

(341) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 05時頃


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