人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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 ……似たようなモン……なんか?

[棍棒を斬り払った後、動き鈍らせた腕の様子に零れたのはそんな呟き。
今の一閃が本体に衝撃を通したのだとしたら、たじろぐような動きも腑に落ちる]

 だとしたら……。

[楽を奏でつつ、思考巡らせ始めた所で感じたのは衝撃。
それは、浅紫の野鼠が裂かれた事によるもの。
僅かな刹那息が詰まり、痛みが駆けるがそれは抑えて]

 ……紅碧……っ!

[兎の名を呼んだ直後に殴られたような衝撃が伝わり、数歩、後ろによろめいた。
何事、と視界巡らせれば、影に向けて振り下ろされた土の腕が目に入る]


 ……ったく。
 奥の手まで、使え、つうんかい……。

[低く呟きつつ、視線で追うのは風をまとって跳んだ小鬼。
影の獣たちの動きは楽が途切れた事で鈍ったものの、小鬼の動きには変化がない。

防壁が築かれた事に気づいた小鬼はくるり、空中で回転した後、できた防壁を蹴りつける事で更に高く跳び。
上空からくるくると回転しつつ、両手の太刀を振り下ろした。*]


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/13(Fri) 22時頃


[目眩ましの幻影が戒めを解いた闇星に祓われ、樹怪の姿を遮るものはなくなった。
 再び風使いと相対すれば、強く巡る風が、樹と一体となった妖の髪を揺らす。
 人の形を取れば、その肌も見た目同様に柔くなる。
 そうと知りながら、変じてもなお女の姿を残し、その両目で退魔師の姿を追っていた]

 ふ……さすがに防ぎ切れぬかい。

[投じた葉が相手を切り裂くのを見、妖は目を細め口の端を釣り上げる。
 根ではなく枝葉を操るのは、妖にとっても消耗の激しき大技。
 多用は出来ぬものであるが、効果は十分に発揮されたらしい]


[しかし、それだけの傷を負ってなお、退魔師は笑う。
 そして彼が発したのは、思いもよらぬ問い掛け]

 名?
 妙なことを訊くねえ。

[相手は仲間の妖ではなく、命のやり取り交わす敵。
 そして人喰いの妖は、獲物や敵に自ら名乗ることはなかった。
 それでも――]

 芙蓉。

[名乗りと共に、薄紅の花が一房、簪のように耳上で開く。
 相手の名を聞けば、ふと綻ぶような笑みを浮かべ]

 ――忘れないよ。女を怒らせた罰さ。

[名も知らぬ退魔師の顔を鬼丞に重ね、二人分の記憶を刻む]


[強き風が鬼丞の元へ集い、煌星の光を放ち始める
 彼もまた大技を放つのだろうと、妖は察する]

 やらせるものかい。

[枝が意思を持ったかのようにざわりと蠢き、一斉にその先端を鬼丞へ向ける。
 そして鋭く尖った先を、鬼丞の身に突き立てんと殺到した]

[髪に咲いた一房が、濃い紅色へ変じて、落ちる*]


[この妖と土の両腕とは、送った力を介して繋がっている。
力によって体の一部が増えた状態であるとも言っていい。
物理的な衝撃が加わればそれは妖自身にも跳ね返り酷ければ蓄積する。
今はその衝撃が来る心配をしていないのだけれど。

正確には――今はそれどころではない]

こやつ……なぜに動ける!

[ちらと見た限り影を殴った一撃は使い手には効いていたというのに。]


[そういえば。
宙を舞う小鬼の周囲にひゅるりと舞う風を見た。
まるで力を与えているかのような―――]

ったく、つくづく厄介な。
だが――っ!

[盛り上がる壁を使ってさらに高く飛ぶ子鬼に対応しようにも土団子は使いきった。
太刀を受けると引き換えにするように鋭く伸ばした両の爪を子鬼へと向ける。
届く間合いへ入れば容赦もなく引き裂こうと]


く、ぅ ――…もう少しじゃ。
もう少し殴れい。

[痛みに呻きながらも両腕に力ある声を飛ばす。
折角効いたのだ、こうなったら駄目になるまで打撃を与えてやる。そうすればまた動けるようにもなるだろう。
両腕は断続的に振り下ろされることになる*]


[返った余四朗の声に再び返答する余裕は、鬼丞には、すでに無い。
更に速く、更に強く、風は、煌星の輝きを抱いて、鬼丞の手の中で練り上げられる。
それは、たたらの内で生まれる玉鋼と、どこか似ていた]

芙蓉、か、似合いの名だな。

[正直返らぬだろうと思っていた問いに名乗り返され、忘れぬと言われれば、鬼丞の笑みは深くなる。
けれど、余裕があったのはそこまでで]

は...!まったく、女は、こええ、な!

[樹怪の使う手は、縦横無尽、葉を散らしたばかりの枝が、確かな意志を持って伸び、無数の木槍と化して、鬼丞へと殺到する]


[生み出された炎の幻は、妖と対峙するヒトの邪魔をすべくゆらゆらと動く。
そうして意識が己から逸れた隙に、妖は少し離れた物陰にてそれぞれの戦いを眺めて居た。
力持たぬ幻はいつしか掻き消され、じわじわと数を減らしてゆく。
主に妖と退魔師の間で駆けずる一人の男の手によって]

さぁて、何のことやら。

[やがて掛かる声に黒い髪を掻き上げながら、妖は嘯いた**]


[練り上げられた風は、まだ使えぬ。そして使えぬ間は反撃も出来ない。
みすみす枝に貫かれるわけにもいかなかったから、鬼丞は今、可能な唯一の逃げ道を選んだ]

ひゅう...!

[風が鳴り、鬼丞は、すんでのところで枝先を交わしながら、宙を駆けた。向かうは、対峙する相手、芙蓉と名乗った樹怪の方へ、敢えて近付き目前まで迫ろうとする*]


[小鬼が動けるのは、風の助力の影響も確かにあるが、それだけではない。
力の源たる影より生じたもの、という点は変わりはないが、他の式とはそもの生まれ方も青年との縁の在り方も違う。

なぜに、という疑問に小鬼が浮かべるのは、青年のそれと良く似た三日月の笑み。
太刀は躊躇いなく振り下ろされ、伸ばされた妖の腕を斬り裂く。
間合いに飛び込んだ事で振るわれた爪もまた、小鬼を捉えるものの。
直後、離れて様子を見守っていた兎が突っ込み、小鬼を跳ね飛ばしていた。
爪は兎を捉え、その衝撃が青年に伝わる]

 ……すまん、紅碧っ……!

[指示を出すより先、本能で動いた式に短く詫びた後、は、と息を吐く]


 ……っとに……二藍、滅紫、引け!

[残った狐に牽制をさせつつ、一先ず紫影は引き戻す。
小鬼も跳ばされた先からぴょい、と跳んでこちらへと駆け出した]

 ……っとに、やってくれる……。

[土の腕によって立て続けに与えられた衝撃が大きい。
消耗を補おうという無意識が、遠くない所で煌く銀光に惹かれてざわめいた]

 ……だから、俺は人は喰わん言うとろうが。

[ぼやくように言いながら、撥を胸元に当てて]

 ま、それでも。
 ……つかわにゃどつけんようやし……奥の手、使うとするかねぇ。

[く、と笑んで、四弦に撥を当てる。
紡がれるのは、場には不釣り合いな妙なる調べ。*]


[妖は嘘偽り無く言葉を紡いでいた>>+6。
それを拾いきれていなかったことが更に謝罪を押し込める。
もはや”間違いだった”では済まされぬ状況なのだ。
それならばその理不尽を蒙り誹られるを享受するしかないと余四朗は考えた。
鬼丞との会話の先、妖への言葉に返る声>>+7には少しぶすくれた声を返す]

喰わんわ。
ただん動物と一緒んせんね。

[動物は喰らっても妖を喰らう気はしない。
煌星は祓うが役目。
闇星の者達がどうかは、知る由も無いが]

おんしの体は、清めて還すき。

[輪廻があるならばそこへ。
そうでなくとも、肉体を自然へ。
それが余四朗のやり方]


[妖と言葉を重ねる最中。
鬼丞の風から声や音が届く。
その中に一つ、気になるものを見つけた]

…ふよぉ?

[何故鬼丞がその名を、と一度首が傾ぎ、一拍の後にそれが鬼丞が対峙する相手だと気付く]

なんが因果じゃろうな。

[余四朗に繋がる者と、”さや”と言う妖と繋がる者。
それらが対峙していることに因縁めいたものを感じる。
零した名について、弱る妖は反応を示すや否や*]


[こちらの名乗りに、鬼丞が笑みを深くしたのが見えた
 似合いだとの評が聞こえて、妖の眼差しは、凪いだような穏やかなものへと変わる。
 それは風を練る男の隙を突くまでの、ほんの一瞬のことだったけれど]

 妖にとっちゃあ、褒め言葉さ!

[再び獰猛な笑みを浮かべ、枝の向かう先を見詰める。
 殺到する枝先をかわすべく、鬼丞の選んだ逃げ場は前方]

 正解だよ。

[しなやかな枝といえど、鋭角には曲げられぬ。
 寸前でかわされた枝先は、勢いのまま彼の後方へ流れていく。
 目前へ迫り来る鬼丞――しかし、妖の表情は、変わらない]


[両手の指が、鋭き枝に似た爪が、伸びる。
 その先端に、滴るほどの毒を含んで]

 さあ、来なよ……!

[懐へ飛び込まれれば、枝も根も届かず、対峙するは己の身一つ。
 それでも、彼が奥の手を使うより早く、一撃で仕留めんと。
 妖は両手を振りかざす*]


[己に向けて殺到した枝が後方へと流れていく、伸びた枝に日が透けて、まるで、小さな林の内を飛ぶような錯覚に陥りつつ、鬼丞は妖の顔を見る。
枝を躱されても慌てる様子なく、退魔師を迎え入れるかの如くに両腕を広げた]

ちっ...!毒、か。

[長く伸びた爪から滴るのが毒とは、風の匂いが教える。あれが刺さればそれこそ命取り、鬼丞は、芙蓉の爪が届く前にと、宙に身を翻し、枝の無い上空へと身を運ぼうとする、叶えばそのまま、女怪の上を飛び越えて背後へと回り込むのが狙いだったが、無傷で逃れられるかは微妙だった*]


…んなっ、

[兎が小鬼を庇うように突っ込んできたのには、
さすがに驚いた声をあげるが振りかざす爪は止まらない。
元より止めるつもりはない]


………ふん。
命拾い? ……したな。

[退いていく小鬼に向けて不機嫌そうな口調の言葉が向く。
紫影も退いたものの、一番厄介そうに見えた小鬼を、
腕差し出しても倒せなかったことには若干の苛立ちが募る。
流れ出る血を押しとどめようとでもするかのように獣じみた毛が右の腕を覆う]


だが、……だいぶ効いた、かの。


[どこぞへとぼやく相手に向けるのは苦笑交じりのにんまり顔。
やがて相手が琵琶によって妙なる調べを奏で始めれば、
何か思い立ったという風に目を丸くし、懐から何かを取り出した。

棒状の持ち手がついた小さな太鼓である。
太鼓の両側には先に玉のついた紐があり、この玉が太鼓に当たることによって音が鳴る仕組みとなっている。

獣の片手と人の片手で持ち手を回しつつゆっくりと近付いていく。
妙なる調べと絶妙に噛み合わない風に小さな太鼓が鳴る。

半分くらい距離を詰めたところでふと足を止めた]


さっきなんぞ言っておったが、
誰か、喰らいそうになったのか?


………そいつはさぞ、悪くない気分じゃったろうな。


[直後、太鼓を地面に向けて振り下ろした。
鈍い音とともに地割れが一直線に相手へ向けて奔る。
同時、妖自身も地割れを避けて斜め前方から相手へ向けて突っ走る。

それは、そう、人をからかうばかりの妖が見せなかった、喰らうための動き。
爪を立て身を引き裂き血をこの身に浴びねば喰らったことにはならない、と*]


[喰わぬのに殺すのは人の業とも言えよう。
己が欲望のため、身を護るため、理由は様々。
この村の者達は、その中でもある意味清廉で、幼い妖と付き合う術を見出していたのだろう]

…なんぞためぇ生きて来たかは、おんしが考えぇことじゃ。
わしが与えるもんじゃあねぇで。
少のぅとも、誰かん血肉になるんだけが生きぃ意味じゃあなか。

[村の者達とは教えられたものだけでやって行けただろうが。
けれど、退魔師は妖を祓うことを生業とする者。
妖たるこの娘>>+8>>+9とはそもそもが相容れぬ]

わしがこげなことするんは仕事じゃからやが…。
そぃが他ん奴護りぃに繋がるけぇ。

被害ば未然に防げぇも、わしらん仕事じゃ。

[言葉にはするものの、相容れぬ相手では納得はされぬやもしれない]


おんし、怒りからなんがしらんが、わしば”喰らう”言うたじゃろ。
切欠がわしじゃったとしても、人ば喰らう妖は放っとけんき。

じゃけぇ、わしぁ他ん奴護りぃためぇおんしば祓う。

[その信念は覆せぬものだったから、余四朗はしっかりと妖を見据えて言い放った*]


[滴る毒は誘うように甘く香るが、退魔師がそれに惑わされるはずもなく。
 真正面から突っ込むかに見えたその身は、上空向けて翻される]

 逃がすものか……!

[人型へ直接攻撃されなかったは上首尾であるが、枝の届かぬ上空や背後へ行かれては、動けぬこちらは対処が難しい]

 ちい……っ

[爪を最大まで伸ばし、更に髪へも毒を含ませ上空向けて逆立てる。
 髪は一瞬紅へと変わるも、その後急速に色褪せ始める。
 これほどの毒を一度に生み出すことなど今までになく、妖力は限界に近付いていた。
 それでも、一撃でも、針穴一つ分でも鬼丞の身を傷付けんと、全てを全力で己を越え行く男へ向ける。
 それはまるで、天へ向け両手掲げるようでもあった*]


[不機嫌そうな言葉に、小鬼は振り返ってべぇ、と舌を出す仕種。
そのまま青年の肩へと飛び乗ると、何故か太刀を収めた。
青年は青年で、にんまり顔に、薄い笑みを返し。

どこかずれたような楽琵琶の音と太鼓の音に僅かに目を細めつつ、近づく妖との距離を測り──]

 ……は?

[向けられた問いかけに、ひとつ、瞬いた]


 ……ああ、まだガキの時分にな。
 どーしよーもなく腹減ったー、って星が泣きよるもんで、それに負けて、人、喰おうとした。

[さらり、告げる言葉は何でもないような口調で紡がれる]

 ……は……生憎、自分がやられて死ぬほど痛かったこと、人にやっても楽しゅうなかったわ。

[それでも、そう返す時は口調は珍しくも吐き捨てるようなものへと転じ。
同時に走った地割れに、舌打ちしつつ、四弦を掻き鳴らした後]

 ……滅紫!

[呼びかけるのは、紫影そのもの。
青年の基本的な身体能力では、これをすぐさま避けてどうにか、というのはできぬ相談。
故に、影を足場に安定を図りつつ]


 ……二藍、内に戻れ……影鬼、憑依!

[上げた声は鋭いもの。
応じて鳴いた小鬼の姿は、二藍色の霞となって青年の内へと消える。
直後、青年が取ったのは、手にした楽琵琶を天へと放り投げる事と]

 ……紅桔梗、でませい!

[翳したその手に力集わせ──細身の外見に似合わぬ大薙刀を作り出す事。

大薙刀に括りつけられた二つの鈴が、りりん、と甲高い音を立てた。*]


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/14(Sat) 00時半頃


[樹怪の上を飛び越えようとしたその後を伸ばされた爪が追う]

つっ!

[爪の一本が、鬼丞の左足、踝あたりに届いて、そこに浅い引っ掻き傷をつけた]

ぐ、う...

[背後へ飛ぼうとしていた身体がゆらりと揺れる。
小さな傷からでも毒は確実に身体に回る。回り切る前に勝負をつけねばやられる、と、鬼丞は覚悟を決めた]


[揺らぎながらも樹怪の背後へ回ろうとする軌道は変えず、その手に凝った風をぎゅう、と握りしめ完全に手のうちに押し込める]

おおっ!

[気合いに似た声と共に、風がびょう、と鬼丞の拳の中で啼いた]


[鬼丞の操る風は、術者の身を離れれば離れる程力を失う。それは逆を言えば、近ければ近い程、強い、ということ。
最強なのは、身に纏う風。だからこそ、纏う風はつねに護りの鎧ともなる。だが、その護りの力を攻めの力に転ずる術が一つだけある。
鎧を脱ぎ捨て、刃に変えるその技は、刀鍛冶たる鬼丞が、風を打ち上げ刀と為すにも似て]

びゅう…!

[輝く風が、鬼丞の腕から細く長い軌跡を描いて、すう、と伸びる。煌星の色に、その腕から流れる紅を滲ませ波紋のように揺れる様は、朱の乱れ紋浮かぶ白刃の如し]


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