人狼議事


97 せかいがおわるひに。

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― 校舎へ向かう道 ―

ぽーけっとーのー
なー かー にー はー

びすけっとー がー

ひっとっ つう ?

[外れた音で歌いながら、]

もない…

[余計な言葉も付け加えながら。

撮影を続ける。]


たーたーいーてー
みーるーたーびー



ビスケットー はー ふーえーるー…


【人】 良家の息子 ルーカス

―― 高校構内・校庭 ――

[男が目指す先は正門では無い。適当に外に出て、また天文台へ戻ろうと考えて居た。
食欲は、いつの間にか消えてしまっている。

カチ、と音が鳴る。香るオイル、炎が散る。]

 ………………。

[先ほど強引にセレストの唇を奪ったそれに、白い煙草を添える。無用な傷、しかも深いものを遺してしまった。罪悪感と、それでいてしてやったりと思う快感と。

アルバイトに来る高校生、明るい笑顔を振りまき接客するその様子。見るつもりはなくても、向こうから視界に飛び込んでくる――セレストはそういう空気を纏っているように感じていた。彼女の姉は確かに美人で、目を引く容姿ではあった。けれどその空気はセレストのそれとは別物であり、劣ることは何も無いように思う。

けれど愛想の悪い男のこと、セレストはどこかいつも一歩引いて接してくる。だから必要以上に近づかず、だがその空気の端っこに触れる程度にしていたはずなのに。]

 ……中てられたな。

[終焉の煙薫るこの街に。]

(77) 2012/07/20(Fri) 21時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2012/07/20(Fri) 21時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

―― → 街外れ・天文台前 ――

[上着を羽織らぬ姿は些か珍しく、時折割れた窓ガラスに映る己が姿に驚くこともあった。首元のネクタイを緩ませながら、結局戻ってくる場所は鉄塔の建つ街外れ。
煙を一つ吐き出し、入り口を見上げて。
その鉄色は大きく開かれる。]

 ……スー。
 珍しい、こんなとこで。

[天文台の前に佇む従兄>>79の姿に、ゆるりと片手を挙げて声をかけた。]

(81) 2012/07/20(Fri) 21時半頃

ルーカスは、セレストの笑みが刹那脳裏を掠めた。

2012/07/20(Fri) 21時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

 
 ま、ここあんま人気ないわけ。最近は特に。

[従兄>>82は相変わらず真面目に生きている。血の繋がりはあるにも関わらず、まるで正反対。けれどそんな彼が嫌いではなかった。]

 アレ見に来たって?……物好きだな。
 特に面白くもなんともねえけどよ。

[スティーブンの横を通り過ぎ、重たい扉に手をかける。何時もと同じようにそれを引くが、従兄を向かいいれるためにそれは余分に大きく開かれる。]

 どうぞ、お客さん。
 楽しくない天体ショー、楽しんでくれよ。

[人気の無い展示ホール、シャッタの閉められた売店。
そして立ち入り禁止のスタンションが立つ螺旋階段が見える。]

 ドーム入って直接見るか?
 スーだからな、特別に入れてやる。

(85) 2012/07/20(Fri) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
 ああ、見ず知らずの奴に殺される……ご尤も。

[こつり、こつりと硬質の床に靴音を響かせ、真っ直ぐに螺旋階段へと向かう。立ち入り禁止のスタンションを退かし、道を作った。]

 こっちな。
 もう一般には公開してねえの、はっきり隕石見えてるからさ。

[先を行き、螺旋階段の行き止まりの扉の鍵を開ける。
とはいえ既に鍵の機能の8割も役に立っていないそれは、かけたところで強引に開けてしまう事もできる。
研究者が男一人になってから、何度も誰かが立ち入った跡があったものの、望遠鏡が動かされたり傷つけられることもなかったこともあり、特に気にはしていなかった。]

(92) 2012/07/20(Fri) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―― 天文台・ドーム ――

 これ、覗けば見れる。
 真ん中にでかいのがある、それが隕石。

[指先で指し示し、男は望遠鏡から少し離れた灰皿のある定位置に陣取る。
従兄はあの隕石を、どう見るだろうか。
鉄色は少し、楽しそうに。] 

(93) 2012/07/20(Fri) 22時頃

[向かったのは部室。
壊れたPCの部品が散乱している。]

あー…

あった


[机の中にあるメモリーカード。
それとデジカメのバッテリー。

充電が切れたらおわりだもの。

私はまだまだ、


まだまだ、


撮りたりない。]


― 部室にて ―

[窓から外を撮る。

煙がたくさんあがっている。

たくさんの最後が。
たくさんの最期が。

カメラに収まる。]

――― … …





[――― ぞくっ…]


[この感情は、なんだろう]


[遠く、天文台が見える。
その周辺の様子まで見えはしないけれど。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 
 楽しく無いだろう?

[ドームの小さな宇宙に煙を吐きながら、微かに口の端を上げる。]

 綺麗だから、逆に困る。
 憎くてしょうがないが、……早く堕ちてほしいとも、思う。

[スティーブンに同意するように頷いて、一歩そちらへと踏み出した。こうして穏やかに話している間にも、あの藍色は確実にこちらへと距離を詰めている。]

 スー、なんか薬持ってねえ?
 よく眠れるようなヤツ。

[あくまでフランクに言葉にするが、その内容は酷く重く]

(106) 2012/07/20(Fri) 22時半頃

[美しい感情を閉じ込めたまま。
美しい光景を胸に残したまま。
そんな瞬間に死ねるならばどんなにいいだろう。けれど藍色ははきりよく落ちてくるほど出来たモノではない。]

 早く、は、や、く

[会いたいと思った人が居る。
まだ話したいと思う人も居る。
なのに、残り火のような世界に残っていたいとも――思えずに。]




そしてぇ

わたしの さいごも  …とってほしい


― 現在:部室 ―



[天文台を見つめながら、携帯を取り出した。
電源をつけるとメールの着信がずらりとある。

送信者に眉を寄せながら。

天文台の電話番号を引っ張り出した。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 
 だよなぁ、ああ……可笑しい。

[面白くないと真面目に語らうのもまた可笑しいと、低く笑い声を漏らす。あんなにも美しくても、何一つとして希望は生まれ出ない。]

 粛清されるってか?
 性質悪りいよな、最後まで夢も見させちゃくれねえ。

[鍔に触れながら白く煙る溜息をひとつ。
地球が悪、思ったこともなかったその発想>>108に、軽く肩を竦めながらも同意していた。]

 ……なんだ、湿気てんな。
 薬ででも飲んで楽に死のうと思ったんだがよ。

[けらけらと声を立てて笑うのも随分と久しぶりだった。従兄を鉄色の瞳で真っ直ぐに見つめる。]

 な、スー。
 やっぱ死ぬのってさ、怖いか?

(113) 2012/07/20(Fri) 23時頃

かかるかなー
どうかなぁ



[別に電話がなったとしても。
出なくても構わないと思っている。]


[耳を微かに掠めるのは、
罅割れた、電子音。]


【人】 良家の息子 ルーカス

 
 あんなデカイ隕石寄越す宇宙人だったら、見てみたいね。
 さぞおっかねえんだろうな。

[鉄色を細め、口の端を上げる。
これだけ研究をしていても宇宙人は見つからなかった。結局彼らが存在するかどうかは、男も知らぬところで]

 ……相変わらず厳しいねぇ。

[共に笑うスティーブン>>121。それが渇いた笑いでないのが、少し不思議だと思う。ふと街中で再開し、立ち話をして、談笑し――その延長線上に立っている。そんな気すらする。]

 怖いけど、……何時か来るんだよな。
 アンタにも、俺にも。その時がさ。

 ありがとな、スー。

[藍色の隕石を見たときから、鉄色は色を変えることをやめた。まるで初めから死の色に浸かっていたかのように染め抜かれ、怯え。
だからこそ従兄もが、同じ気持ちで居ることが、純粋に嬉しかった。この感情を曝け出すことを抑えていたから、尚更に。

――本当に、嬉しかった。]

(129) 2012/07/20(Fri) 23時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ふと、耳に届いたのは罅割れた電子音>>116。研究室に置いた携帯電話が音を立てているようだ。]

 ……悪い、電話だ。

[短くなった煙草を灰皿に投げ捨て、ドームを出ようと扉に手をかける。
けたたましく鳴る音を聞きながら、もう一度従兄に鉄色を向けた。]

 ――元気で。

[そう一言だけ残し、螺旋階段を下っていった。]

(130) 2012/07/20(Fri) 23時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―― 天文台・研究室 ――

[螺旋階段を下り、奥の別の扉へと入る。
そここそが男の職場であり、研究に勤しんでいた部屋。
たくさんのディスプレイと、惑星の図、模型、たくさんのものがごちゃごちゃと詰め込まれたその空間が、たまらなく愛おしかった場所。]

 …………ん?

[携帯電話のディスプレイに表示された電話番号は知らないナンバー。手にとって、通話ボタンを押した。]

 ……誰だお前。

[素っ気無い言葉を、向こう側に伝え。]

(131) 2012/07/20(Fri) 23時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
 あ?わかんねえよそれじゃ。
 ああでも待て、聞いた声だな……

[突如として聴こえた声>>136は女性のもの。携帯を耳に当てたまま、窓を開ける。
もう既に昼に差し掛かる陽射しは眩しく、それに誘われるように窓枠を乗り越えて外に出た。]

 あ、そ。
 暇つぶしか?ご苦労なこった。

[やはりどこかで聞いた声だ。ブローリンのときのように、ゆっくりと糸を手繰り寄せる。]

 美少女?……美少女ねえ。
 俺が知ってる美少女は、演劇かなんかやってたアレしかいねえわ。

[くつくつと笑い声を上げる。]

(144) 2012/07/21(Sat) 00時頃

 
 あの子もどうしてんだろうなぁ。
 ちょっと歩いただけで、未だに瀕死だったりすんのかね。

[電話越しには笑みを含んだ声が届くだろう。]


【人】 良家の息子 ルーカス

[天文台の裏手、街外れの山並みに沿って流れる川があった。下っていけば十分に涼を取る場所となりうるが、丘になっている天文台からその川までは随分と高定差がある。
その崖ギリギリに立てば、ふと煙が恋しくなり]

 ……悪い、火つけられねえ、ちょっと待て。

[電話の相手へそう告げて、足元に携帯電話を置き、また谷底からの風で飛ばされそうになるシルクハットを置いた。]

(145) 2012/07/21(Sat) 00時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2012/07/21(Sat) 00時頃


[ カチ



            カチ。 ]



そういう設定だもの
きっとこういう状況なら、恋人さんにずっと抱きしめてもらってるんじゃないかなぁ

[含みのある言葉に、投げやりな答えを返して。

カチ、カチ

わずかに聞こえる音に耳を済ませる。]


【人】 良家の息子 ルーカス

[立ち上る紫煙と、オイルの香り。
何時もと変わらぬそれらが己を満たしていく。

もうすぐ世界は滅ぶというのに、何故か男は酷く穏やかな中に居た。
鉄色は相変わらず、怯えの色に染まりきってしまっているけれど。]

 ……なんでかね。

[会いたい人に、会えたから?
欲しかった言葉を、貰えたから?]

(148) 2012/07/21(Sat) 00時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[ふと、谷底から風が強く吹く。
金髪が乱れ、視界を遮る。]

 っあ、――

[掛けから一歩引こうとして、その足元には何も無い。
呆気なく、踏み外す――大地を。]



[また会いたい。
思考はすぐに、消えた。]

(152) 2012/07/21(Sat) 00時頃

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