68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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っし!
[今度は思惑通りに呼び出せた烏が化け物を追撃するのを見て、ぐっとガッツポーズを作った。烏はぐるりと大きく円を描くように飛んでから、男の帽子の上に止まり]
……お化け、だよなあ……?
[眼前に飛び出してきた老人をじっと見る。木のお化けと比べて、弱そうに見えた。男には老人の顔は瞼と唇がなく、眼球と歯列が剥き出しになっているように見えた。それがなければ、また引き連れた小さな骸骨やらがいなければ、お化けとは思えない程]
……なんか知らないけど、やる気……みたいだな。 そっちがその気なら、やってやろうじゃねえか。 来るなら来い!
[地鳴りのような音に返すように言う。相手が紡いだのも同じ言葉であったとは、知る由もなく。犬を己の手前に構えさせる。ネズミはいつしか地面に還っていっていた。 動く木の方は時折様子を窺いつつも、一旦注意を逸らし気味に。熱心に見つめられている事にも、気が付かずにいたが]
……お?
[ふと烏が飛び上がった。そして、眼前まで降りてくる。その口にはキャッチした名刺が銜えられていた。すぐには名刺だとはわからず、何の紙だ、と受け取って]
(2) 2011/10/21(Fri) 01時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/21(Fri) 01時頃
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[それをまじまじと見て、瞬いた]
……これは…… 先生の。……どうして、これを……?
[その紙片は、スティーブンの名刺だった。投げる瞬間を見てはいなかったが、その時視線を向けていた老人にはそういう事をする素振りはなかったから、動く木が出したものだろうと察しがついた。眉を寄せる。怪訝に動く木の方を見やり]
……どうしたんだよ、これ。 拾った、のか? ……まさか、先生を……
[低めた声で尋ねかける。真っ先に男の脳裏に浮かんだ想像は、この化け物がスティーブンを襲ったのではあるまいか、というものだった。そして、スティーブンはもしかしたら、と]
(4) 2011/10/21(Fri) 01時半頃
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―孤児院へ行く前―
[路地裏で一匹、何をしていたのだろうか、レッドキャップを見つけた。
最初の狼よりも人に近いそれに、男は逡巡を見せなかった。
一度跳躍した男はベランダの手すりに降りたった。高綱などまともに練習した記憶もないが、なんとかなる。おそらく向上しているのは身体能力もなのであろう。
手摺伝いにレッドキャップの真上へ向かい、溜めるのはほんの一瞬。]
[地面に向かって飛び降りる。
半端にあけた牙は下降の際、目測を誤って、首ではなく赤い子鬼の肘から先を貰った。
一瞬遅れて噴きこぼれる血。レッドキャップの悲鳴と罵声がその間に滲む。
咥えていたものを地面に吐き捨てて、男は眉を寄せる。
狼の喉を食い破った際に出来たペイントは、レッドキャップの血でさらに赤みを濃くした。]
悪い、間違えた。
もっと楽に殺そうと思った。
[何も気負う様子無く近づいて右手を伸ばす。警戒したレッドキャップが距離を取った。
わずか細める目に男は何を映すのか。伸ばした手は急に引っ込んで、代わりにしゃがみ込みから蹴り上げる。顎を狙った蹴りだったが、パフォーマーとして体は鍛えても格闘技はずぶの素人、狙いをわずかにそれた。
それでも怯ますのには十分だったよう。
顎を上げたレッドキャップの無防備な喉に、体勢を直した男が噛み付き食い破る。
ぶち、と何かが切れる音がして―それはきっと血管の一つだったのかもしれない―血が噴き出す。]
[噛み千切った肉を暫く咀嚼して、飲み込んだ
唇に付いた血をぬぐうよう舌を蠢かす]
なにか、足りない、よなあ
お菓子は出ないし
なにが……足りない?
[赤く染まる口元は横に横に伸びて頬が裂けたよう。
クラウンメイクじみた血化粧で、男は静かに聞いてみた。
もちろんレッドキャップは答えない。
死体は答えない決まりになっている、グロテスクな世界でも]
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なんだ? 筆談でもしようっていうのか?
[動く木が紙片と万年筆とを取り出す様を見て、本当に人間臭いお化けだな、と思った。尤も、今は物騒な疑惑があったから、親しみのようなものを感じる事はなかったが。先程と同じように烏が紙片をキャッチする、それとほぼ同時に]
! ちょ、ま! 待て、タンマ……!
[飛び掛ってくる老人に、はっとする。宣戦布告されていた事を、更にはし返していた事を、瞬間的に忘れてしまっていた。使い手が無意識過ぎたからだろう、犬と鳥の反応は遅れて]
――っ、てえ!
[振られた棒の先が左頬から耳を掠っていった。直後、棒は木のお化けの蔦に止められて。視界に何か大きな影が入り込むのを認識しながら、男は素早く後ろへと下がった。 左頬と耳の端、その掠れるように微かに切れた箇所から、じわりと血が滲む。ミイラ姿はただ包帯がほつれたように、血は一滴も出ていないように、見えるだろう]
……な、何だ? またお化けかよ……
[新たに現れたフランケンシュタインの姿を、彼らが戦い出す様子を、眺める。その横に烏はふわりと舞い降りて]
(13) 2011/10/21(Fri) 02時頃
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……はあ?
[手を伸ばして烏から紙片を受け取り、其処に書かれた文章を見て、思わず頓狂な声を上げた]
お前が先生だって? 冗談は状況だけにしろっての。 何にもなにも、どう見たって木の化け物だろうが。
[率直に信じる気にはとてもなれず、睨むように動く木を見据えて言った。その言葉は丁度、疑問に答える形にもなったか]
(15) 2011/10/21(Fri) 02時頃
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[三度目に投げられた紙片は、やはり三度目のキャッチをされて。左肩に止まった烏の頭を撫でてやってから、動く木からの言伝を読んだ。その内容に、ぱちりと瞬き]
……まさか、食べた奴の記憶を継承するとか、そんな……
[スティーブンでなければ知り得ない、昨日彼と交わした会話。ふっとそんなホラーな想像が浮かんだが]
……ひょっとして、本当に先生なのか……? それなら林檎も…… いや、でも、それならなんで今になって? というか、なんでそんな姿になってるんだ?
[続け様、疑問を口にする。老人とフランケンシュタインの戦闘を尻目に、犬を前に出しつつ、慎重に少しく動く木に近付き]
(20) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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[動く木――もといスティーブンらしい――から、今度は直接に紙片を受け取って、その内容を読み]
特別なお菓子。怖いお化けと怖くないお化け……なあ。 つまり、怖くないお化けっていうのは、お化けに見えて人間……
……って、あ? もしかして、先生にも俺がお化けに見えてるって事か? や、見えてた……って事かね。
で、その怖くないお化け…… お化けに見えて人間ってやつが、他にもいるのか。 厄介だな。
[フランケンシュタインの視線には男の方は気が付かず。記された情報について考える。傍らで戦う老人とフランケンシュタインも共に人間であるなどとは、知らぬままに]
(28) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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……あぁ?
[フランケンシュタインが何やら此方に向けてらしい言葉を発した。はっきりとは聞き取れなかったが、何か、早く、だとか、聞こえたような気がした。まるで逃げろとでも言っているかのように]
何だ?
[お化け仲間だと思われてるのか? 老人の方は何か特に悪い奴だったりするのか? 色々と疑問符を浮かべながらも、足を踏み出し、戦う横を通ってその場から離れようとして]
(31) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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― 海のしずく前→公園 ―
ミイラ。……そういや、そんな事言ってた気もするな…… 包帯ぐるぐる巻きのミイラ、か。 また随分だなあ、おい。
[メモに書かれた言葉に、相手から見た己の姿を想像して――現実より、かなり可愛げのあるものだったが――ぼやくように呟いた。左頬と耳に滲んでいた血を拭い]
裸眼限定? 眼鏡は心の眼鏡だったって事か。はは。 ……まあ、とにかく捜してみるしかない……か。色々とな。 ああ。ひとまずどっかに行こう。
[短い言伝には頷いて、男はスティーブンと共に、お化け達が戦う海のしずく前を後にした。駆け足に。強そうなものばかりではなくもお化けが満ちている街中、犬と烏は従えたままで]
……はあ。 ……此処ら辺は、静かみたいだな……
[そのうちに辿り着いたのは、住宅地の脇に存在する、とある公園。いつもなら子供達が遊んでいて賑やかな其処は、今は静かで、お化けの姿も見当たらなかった]
(34) 2011/10/21(Fri) 03時半頃
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ちょっと休憩しようぜ。 なんか、疲れたからなあ……色々。
[そう言ってはベンチの端に腰掛け、スティーブンに隣――少なくとも見た目には随分かさばって見えたので、なるべく広くスペースを空けておいた――を勧めた。 犬は男の足元に座り、烏は男の組んだ足の上に止まって]
……はー。
[背もたれに寄りかかり、空を仰ぐ。一時でも気分爽快にはなれそうにない、どんよりとした曇り空だった]
どうなるのかねえ、これから。
[折り重なった雲を見つめながら、呟き、*ぼんやりと*]
(35) 2011/10/21(Fri) 03時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/21(Fri) 03時半頃
…ん。
何かの比喩かね、「お菓子」。
なあ、お前何を持ってんの?
[そのまま少女の顔に唇を寄せて、囁く。
白い頬に飛んだ血を、ぬらりとひと舐めして、その体を床に投げた。]
探して、みちゃおかね。
[白いワンピースを、襟ぐりから裾まで縦に切り裂く。
露になったその腹――鳩尾の辺りに、ナイフを当てた。]
あれ…
変わらないじゃねえか、普通の人間とよ。
[ひとしきり「探した」後、彼はぼそりと呟いた。]
なんだ、バラし損か。
…夢中になって散らかしちまったなあ。
[そう言って、辺りを見回して溜息をついてからゆっくりと立ち上がり、ベッドに腰掛けて、もはや頭部以外は殆ど原型を留めていない少女を暫くの間、愛でる。]
さっきのあれ、なんだったんだろうなあ。
[彼は新しく手に入れたナイフを眺めた。
何の変哲もない、普通のナイフだ。
…ふと、思い立って。
右手をすっと、ナイフを投げる形で動かした。
――とすん。
小さな音がして、立ててあった少女の首が転がる。
その柔らかな場所に、小刀が突き刺さっていた。]
――ああ、良く解んないけどそういう事ね。
[男はニイと唇を引いて、笑った。]
― 独白・どうでもいい幕間 ―
初めて殺しをやったのは、21の時だった。
俺が初めて殺した女。
あいつは娼婦だった。それなりに気に入って、何度か買った後。仕事を済ませたあいつは、俺に言った。
『――お得意様が、さあ。あんたよりよっぽど金払いのいい奴。
あたしの客にあんたが居るの知って嫌がってんだ。悪いケド、今日限りにしてくれるかい?
ていうか、さあ…。聞いたよ、あんた貴族サマなんだって?人間堕ちりゃ堕ちるもんなんだねえ。なんで良家の坊ちゃんがそんなんなっちまうのさ。
気持ち悪いんだよ、あんた。自分より弱い奴しか相手にできないんだろ。蛇みたいな目ェしやがってさ。いや、どっちかというと小っちゃい蜥蜴ちゃん、か。
ま、悪く思わないでおくれよ。――弟子が同じ女と寝てんのは気に入らないんだってさ。
あんたがクリストファーの弟子だったとはねえ…。道理で似てると思ったさ。
くく、あんたも色々仕込まれてんだろ?あの変態に、さあ。』
その日の記憶は、そこで途切れている。
翌朝の新聞で、その娼婦―名はノーマ、といった―と、鍵師、もとい、便利屋の師匠が死んだことを知った。
否、理解した。
洗面台に投げ捨てられた血染めのシャツの理由を。
それから、俺は便利屋の仕事をしながら、ちょくちょく趣味で殺しをやるようになった。
元々素質はあったのだ。それが、ふとしたきっかけで解放されただけ。
「――渇く…な」
さっきのビスケットのせいだろうか、やけに喉が渇く。そういえば昨夜出会った奴の中に、俺の好みの標的が、いた。ひと目見た瞬間に、解った。こいつは俺の獲物だ。
そういう奴に出会うと背筋がぞわりとして、気分が高揚する。あいつが苦しみ泣き叫ぶさまを、見たい。許しを請う姿を、殺してくれと乞う姿を。
このわけのわからない世界で、夜に紛れる必要はないだろう。曇り空の下、獲物を求めて歩き出した。
この方は、なんだかとぉっても固そうですねぇ。
ええ、ええ
爪はすこぉし、刺さりましたが。
刺さっただけですね。
[継ぎ接ぎだらけを見下ろしながら思考する]
[お菓子……お菓子の、香りがする……。
彼女を突き動かすのはその衝動。
道中のお化けは、気にも止めない。
お化け同士戦いたいなら戦っていればいいのだ。
彼女の衝動は、それ以外のものを麻痺させていた。
恐怖、疑問、躊躇。
人として欠けてはならぬ感情を。
ひときわ大きなお化けを公園に見止め、お菓子に臭いを嗅ぎつける。
あいつらを倒せば、きっとお菓子が手に入る。
でも、どうやって?
彼女は、様子を窺った]
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んー? そりゃ、木だからなあ…… 枝とかすごいばっさばっさして見えるぞ。 樹齢も相当そうだな。
[正体を知ってもやはり不気味な枯れ木のお化けにしか見えない姿。横に座ったその姿を観察するように眺めつつ言い]
そうだな。逃げてばっかいるわけにもいかないか。 ああ、こいつ強そうだなあというか、そんな感じな。
[メモの言葉に返しながら、先程遭遇した二体のお化けを思い出す。あれらは多分に「雑魚ではない奴」なのだろうと]
……そうしてると、先生に見えてくるというか…… いや、なんだ、シュールだな。
[林檎チップスを食べる様子には、率直な感想を零した]
まあ、アレだけじゃないだろうな。多分。 何処にいるんだろうなあ……
(75) 2011/10/21(Fri) 19時半頃
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[そう零した次の瞬間。不意に、声が聞こえた。何ともなく不愉快なその音に、眉を寄せて]
っ、早速お出ましかよ……!
[はっと立ち上がりながら声がした方に視線を向ける。烏がばさりと飛び立ち、犬が唸り始める。其処にはおどろおどろしい女の姿があった。とてもではないが、まともな人間のようには見えなかった]
……幾ら女っても、こんなコワい姉ちゃんは御免だぜ……?
[緊張混じりの小さな笑みと共に呟く。 投げられたメモを見て]
どうするって……とりあえず、様子を見るしかない……だろ。 ……まあ、会話は出来そうにないけどな。あの声じゃ。
[肩を竦めてから、お化け女に向き直り]
お前は、お菓子を持ってる奴……っぽいよな…… 俺達を食おうっていうのか? なあ? どうなんだ?
(76) 2011/10/21(Fri) 19時半頃
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[そう声を張って尋ねかける。己の言葉は、スティーブンのそれと比べて、ある程度はそのまま伝えられるらしい、と、これまでの経験から認識していた。その声が酷く不気味なものである事や、笑い声が自動に伴うという事は、そのために届いたとしても如何様に認識されるか知れないという事は、自覚出来る由もなかったが。 っふ。うふ、ひひひひひ。うふはぁ。 ミイラの声は高く低く公園に*反響し*]
(77) 2011/10/21(Fri) 19時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/21(Fri) 20時頃
[見渡す。
建物の隙間から見えた、人の姿。
道化は息を飲んだ。
演じることを忘れた男は呟く]
人、か……?
それとも、吸血鬼、みたいな……?
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/21(Fri) 23時頃
――あれ、普通に人、だよな…
[そこにいたのは若い女。自分の他にも同じ境遇の者がいたのだろうか、と、ぼんやりと考え。]
どうせ殺すなら…
化け物より女の方が、色気があっていい、ねえ。
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……ん? ……アレ……
[お化け女にじっと視線と注意とを傾けていたが。ふと、視界の隅に何かが移り込んだ気がして、警戒は解かないままに少しだけ辺りを見回した。すると、遠くに影が――骸骨らしき姿が見え]
……アレも新手……だったり、しないよな……?
[なんとなく、新手なのだろう、という予感はしながらも。そうではない事を、通りすがりの雑魚である事を、願った。お化け女が襲い掛かってきたとしても、二対一な以上利は此方にあるだろうと考えていた。だが、二対二や、乱闘になったのならば――解らない]
(118) 2011/10/21(Fri) 23時半頃
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[スティーブンから渡されるメモにさっと目を通して頷く]
だな。 三十六計逃げるに如かず、ってやつだ。 退治出来るなら、それに越した事はないけどな。
[唸り続ける犬を手前に、烏を脇に構えさせつつ言う。続いて読んだ問い掛けには、んー、と間を置いて]
やっぱ、骸骨の方かね。 あのよくわからんのは、女みたいだからな。 デートは遠慮したいけど。
それに、死体同士だし?
[予想通りだろう答えを返した。最後は冗談らしく笑い]
(134) 2011/10/22(Sat) 01時頃
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[不自然な色のお菓子を見れば、胸が締めつけられるよう]
ああ、あれ が
[小さく喉が鳴る]
ほしい
奪えばいいか、
それとも殺せばいいか
[麻薬の禁断症状のように思考を圧迫する。
「お菓子を集めればいい」だとか何か、言われたことは思考の隙間に埋もれてしまった]
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なんだよ、笑ってるのか? まあ、俺だからな。
[ざわざわと揺れるスティーブンの様子に、首を傾げつつも言い]
遠隔攻撃……さっきの声っぽいのな。 なんかすげえ嫌な音だったよな。 大音量で聴いたら頭痛くなりそう…… いや、攻撃ならそんなレベルじゃないか。
[話しつつ、女お化けと骸骨の様子を窺っていて]
(143) 2011/10/22(Sat) 01時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 01時半頃
[大げさな身振りで話す中、考える。
負傷した左手、背中、アバラ
2体と戦って無事にお菓子を奪えるか否か。
一つ瞬きをする間に出した答えに従って、道化はまだ動かないことにする]
[近くから香る甘さに、酔ったように曖昧な笑みが引き出されるが――
見える姿は三日月の笑い、気付かれることはない]
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― 公園→ ―
そうだな、そうしてくれたら逃げ易いだろ。
[スティーブンの提案には頷き]
ん、おお。 じゃ、行くか。
[続く、やはり逃げようという指示に、また頷いた。無数の葉を横目に公園の出入り口へと走り出す。投げられたメモは同時に走り出した犬が銜えた。この瞬間に見る暇はなかったが、内容は推測出来た。とにかく、全力で走ろう、と]
ったく、めんどくせえ……!
[怪音女や骸骨は後を追ってきたか否か。スティーブンに先んずる形で男は街路を走っていった。時折、たわいないお化けを犬や烏で蹴散らし、追い払いつつ]
(166) 2011/10/22(Sat) 03時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 03時半頃
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……あいつら…… 追って……来てるか……?
[走りながら、背後のスティーブンに尋ねかける。二体のお化けが追ってきているかどうか、ひたすら走る中では、判別出来なかった。しかし、追われているとしても、少なくとも今のところはそう近い距離にはいないらしい。それだけは察せられて]
……とりあえず、もう少しだけ、……
[走っていってから一旦止まろうと。続きは口にしなかったが、大体の意図は伝わっただろう。路地裏から路地裏へと、走り]
(179) 2011/10/22(Sat) 04時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 04時半頃
あの死体、舐めとけばよかったかな。
[甘いにおいが鼻に残って、物欲しそうに死体を見やる。
けれど本当に欲しいのは違う。きっとそうだと、道化は確信している。
ほしいのは、お菓子や、それから―――……ね?]
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― 惨劇の現場 ―
[もう足を止めてもいい頃だろう。そう思い走る速度を緩め出した頃だった。とある路地裏に足を踏み入れて――ふと、背筋に寒いものを感じた。何か、不吉な予感がした]
……っは、……はあ、…… ……おい、……ちょっと、構えてろ、……
[ぱたりと、走りを歩みに変える。いつ何に襲いかかられてもいいようにと、荒い呼吸混じりに途切れ途切れに、スティーブンに指示をしておいた。男の内に生じた予感の正体は、そのようなものではなかったのだが――其処まで察知出来る事はなく]
……、……
[息を潜めて奥へと進んでいく。並ぶ民家の横を通っていきながら、しかし潜む者の気配に気が付く事はなかっただろう]
……なんだ、これ。
[ふと、何かを踏んだような気がして、足元を見た。其処には緑色の液体がどろりと零れていた。スライムか何かの残骸か残滓だろうか、と考える。気味が悪いな、などと思いながらも、出所に行き着く事はやはりなく、男はそのまま、奥へと進んでいき]
(181) 2011/10/22(Sat) 05時頃
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[進んでいくにつれ、地面に点々と落ちる緑に、少し違う、黄緑色が混じっているのを発見した。それ以上に、赤が、鮮明なその色が、混じっているのを。これは、もしかしなくとも。そう考えては、いよいよ緊張を高めて]
……、……!
[程無くして、立ち止まった。ブーツの先が、何かを蹴った。 足元を見ると、何かがあった。踏まれたかのように潰れた、赤黒い何かが。これは、何か。似たものを見た事があるな、と考えた。小学校の頃、美術の時間に不真面目に作った絵の具で塗った石の置き物? いや、それよりも遥かに似ている、身近なものがある気がする。そうだ、厨房とか、肉屋とか、あと食卓、そんなところで見かけるものに、よく似ている。これは、そう、モツに似ている――というか、モツだ]
……、
[迂遠な認識をしてから、首を横に振った。そうも忌避する必要はない、と思い直す。何もこれが人間のものだとは限らない。むしろそうでない可能性の方が高い。悪夢めいた状況だからといって、思考までわざわざ悪夢めかせてどうするのか。 これは恐らく、倒されたお化けの零したものなのだろう、と考える。グロテスクなやられ方しやがって。内心で毒づき]
(182) 2011/10/22(Sat) 05時頃
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[そして、数歩進んだところで。男は再び、立ち止まった]
……っ、……
[息を呑む。目を見開く。視線の先には、赤があった。紛れもない血溜まりが広がっていた。その中央には、何かがあった。何かが――人間の体が。一目で死んでいるとわかる、姿が]
……嘘、……だろ。
[掠れた声でぽつりと呟く。鼻腔に届く鉄錆のような、けれどそれよりも生臭い臭いが、これが現実だという事を突き付けてきていた。 先程の臓物は、本当に人間のものだったのだと、この死体のものだったのだと、知れた。死体は胸から腹までを滅茶苦茶にされていた。開かれた肌から、内臓が、体内が覗いていた。悪趣味極まった人造模型か何かのようだ、と思った。 瞼を閉じられたその顔に、男は見覚えがあった]
……あいつ、……
[この状況に陥れられてから二番目に見た顔。呼びかけに応じず逃げていってしまった、名も知らぬ、彼だった]
(183) 2011/10/22(Sat) 05時半頃
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……お化けに、やられちまった……のか? ……
[愕然としたまま、呟く。彼が実際にどのような存在にどのようにやられたのかは、わからない。だが、殺されたのだという事実だけは、確かだった。夢で聞いた言葉が脳裏を過ぎる。 ――お化けに、食べられてしまうかも、しれないから。 死体を目前にした今、その言葉は急速に現実味を帯び、酷い重みを持って感じられた。非現実的な諸々は、とうに呑み込んだ筈だった。実際に非現実的な能力を使ったり、非現実的な交流をしたりもしている。お化けが危ない存在であるという事も、理解していた筈だった。実際に戦闘にもなったのだ。身の安全のために戦ったり、逃げたりとしてきたのだ。 それでも。何処かで、死ぬ事などはないだろうと、考えていた。多少危険なサバイバルゲームくらいに、感じていた。しかしこうして現実に死人は出た。それを知った事で、目撃した事で、死という現実が、不意に間近に、感じられてきて]
……く、そ、……
[ぎり、と歯を噛み鳴らし、呻くように零す]
(185) 2011/10/22(Sat) 06時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 06時頃
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……くそっ! ……冗談じゃ、ねえ……!
[だん、と足を踏み鳴らし、半ば呻きのよう、半ば叫びのように言葉を発した。男の心情に呼応するかのように、犬と烏がけたたましく鳴き声をあげた。本当に、冗談じゃない、と思う。こんなようにされて堪るか、と。死んで、堪るか、と。 嫌だ。俺は、死にたくない。お化けに食われたくなんかない。お化けが襲ってくるというなら、幾らでも倒してやる]
……そうだ、倒してやる…… 倒さないと。お化けを…… そんで、お菓子だかなんだか集めて、あの姉ちゃんに渡して。 元に戻して貰わないと。
[先までよりも強い戦闘意欲を内に秘め、拳を握り締めた]
(186) 2011/10/22(Sat) 06時半頃
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……こいつを、殺したのは…… なんか、スライムみたいな奴なのか……ぬるぬるした奴? ……いや、こいつの反撃で出た体液ってのも、あるか。
何か上に被さってるけど…… あんま、これがやったみたいには見えないよなあ……
[死体の中に、周囲に残された液体を見て、上に覆い被さったお化けの死骸らしきを見て、思案し、呟く]
……とにかく、まだ近くにいるかもしれない。 気を付けないと、な。 さっきのも、追ってきてるかもしれないし。……
[死体を前に少しだけ瞑目してから、体ごと振り向き、自分達が来た方向を見据えた。足音や気配はないかと、神経を*尖らせて*]
(187) 2011/10/22(Sat) 06時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 06時半頃
[彼女は目の前の人間を見た。
お菓子を食べた人間、その魔力に憑かれた人間]
ホウ……。
(ほう……。)
[これは、私と、一緒?
これが、私……?
無意識に彼女を突き動かしていた衝動は、急に小さくなった。
自分はこんなにも、何かに侵され、うかされ、動かされていたのだろうか。
こんなにも、醜い――]
私は、気付けば、あなたに、なって、いたのね。
[心に直接語りかけることができるはずだ]
――で、お姉サン。
なんでアンタ、お化けの姿してねえの?変身でもするんかい?
それともあれか、何か特別なお菓子でも、落としてくれんの?
――どっちにしろ殺すんだけど、さあ。
やっぱガキより野郎より、キレイなお姉サンの方が殺し甲斐がある、ってね。
いい声で、啼いてくれよ?
[男は狂った笑みを浮かべて、ナイフを構えた。]
へえ。言葉通じるのね。
さっき殺したフラスコ野郎はさっぱりだった、ぜ。
んじゃやっぱお姉サン普通のヒトなわけ?
――で、どうすんの、殺るの、殺らないの。
――逃げ出す少し前
いいえ。
私は、お菓子を、食べてしまったもの。
きっと、元には、戻れないわ。
あなたは……。
ほう……。
[そして]
私は、あなたは、殺したくない。
あなたからは、美味しそうな、血の匂いがするけれど……。
人殺しは、できないわ。
人殺し?
ああ、俺もなんか化け物に見えてんのかと思ってたんだが、違うんか。だったらもう、遅いんじゃねえの?
俺がさっき殺した化け物は『人間になりやがった』ぜ?
美味いお菓子をくれたけどな。
ああ でもとてもうれしい!!
お化け同士で戦ってくれれば、ね、素敵!
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/23(Sun) 00時頃
ね、ね、甘いお菓子。
持ってるんでしょうか。
[僅か細まる瞳は、けれど、花々に埋もれて外に覗くことはない]
ああ もってると、いい です ね!
|
[下手人は、というスティーブンの問いには首を横に振った]
わかるなら、とっくに捜すか対策取るかしてる。
[ふと、新たに増えた気配に、其方を注視しにかかろうとしたが。不意に、慌しい足音が聞こえてきたような気がした。次の瞬間、きぃん、と頭に響くような痛みを感じた。――さっきの、音だ。咄嗟にそう判断して、反射的に耳を塞ぐ。その右手の甲が僅かに切れ]
っ、……くそ、追ってきやがったか…… って、ちゃっかり隠れてんじゃねえ! そりゃ、此処じゃどうしようもってのはわかるけどよ……
[スティーブンに眉を寄せて文句を言いつつ、怪音女の方に視線と注意を注ぐ。そして、もう一つの気配――先程も会ったフランケンシュタインには]
さっきの、…… ……やっぱ、何言ってるのかわかんねえ…… でも、なんか、さっきは助けてくれた…… みたいに思ったけどな。どうなんだか……
[その姿を、仕草をちらちらと見つつ、思案した]
(283) 2011/10/23(Sun) 00時半頃
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あ? ……んー……そう言われてもな…… 何が何だかさっぱりわかってないぞ、俺。 自慢じゃないけど。
[スティーブンの相談には肩を竦めて]
でも、どっちかっていうなら、あっちのでかいの…… フランケンシュタイン? が、良さそう……かね。 怖くないのを捜すっていう事なら。
[と、考えながら言っていたが]
……いや、やっぱ、微妙……か……? どうなんだ、こいつ……
[血まみれの包装紙を取り出すのを見ると、表情を険しくして唸った。犬と烏はいつでも飛びかけられるようにしながら]
……おい。……俺の声、言葉、少しでも、聞こえるか? 聞こえる、というか……わかるか? わかるなら、頷け。
[そう、問い掛けてみて]
(284) 2011/10/23(Sun) 00時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/23(Sun) 01時頃
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