人狼議事


270 食人村忌譚

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視点:


[愛を失った夜、愛する者の肉を独占したくて堪らなくて。
女陰と乳房を望む女に掴みかかりたい気持ちが溢れてしまいそうだった。

男根を優しく包み込む女陰も、慈愛でもって掌を押し返してくれる乳房も。
己を見つめる目玉も、可愛らしい声を紡ぐ唇も、乱れる髪の一筋も。
感情が詰まっているだろう脳髄も、生きていた証の心臓も。
全部、全部全部全部全部全部全部余す事なく全てを己のモノにしてしまいたかった。
しかしそれは叶わぬ願いだった。
この村でそれを口に出せば罪人として裁かれるのは自分である。
それもいいだろうと考えはした。

考えはしたが、食われるのならば愛する者に食われたいと、そう願ってしまうから。
節の目立つ指や、弟を見つめる目、考える脳味噌、そして心臓を食べてくれたのなら弟の中で生きていける。

だけど、もっともっと、と求めるのだ。
汚物に塗れた腸や精を吐き出す陰茎に睾丸。
血液の一滴すらもその身に取り込んで欲しいと、そう願ってしまうから。]


[愛する者を独り占めしたかった。



     愛する者だけに私の死体を食べて欲しいから。]


[男は弔い肉を受け取ってもそっとその肉を処分する。
愛を失ったあの日から村人を食べる事が出来ないでいる。

きっと錠ならば美味しく食べられるだろう。
彼は男にとって何よりも大切な家族だから。

ゆりも食べてしまうだろう。
複雑な胸中はあれども、あれも娘だと分かっている。
嫉妬心に苦しんだりもするが、情がそこにないわけではないのだ。
あの肉を食らえば初めて娘の存在を認識して喜びを覚えるのかもしれない。
そこには確かに愛はあったのだと初めて知る事が出来るのかもしれない。

そうなればきっとまた独占欲が湧き出て誰にもその肉を与えたくないと思うのだろう。
只、そう思えども実行に移してしまう勇気はない。
臆病な男は思うだけで動かない。
仲間がいなければ動けない臆病者なのだ**]


[山菜煮と、米と。
人の肉より、余程美味い。
糞尿の臭いに塗れた腸
膏ばかりでぐにぐにと噛み応えの悪い皮
男たちの硬い肉
骨と皮ばかりの老人の其れも
弔いという名目がなければ、口になどしたくない。

母は居らず、父もわからず
近しいものの居ない自分には
人を食べたいという慾がない。

誰ぞが食べたい
何処を食べたい
聞くたびに、ススムの胸は苦しくなる。

この村の風習に染まり切れない自分を
責めるような其れ。
居たとしても、自分は縁者を食わぬだろう]


 僕は、僕は、  僕だけが

 僕だけが。きっと違うんだ。
 僕だけが。
 どうしたら、何時にも、 何処にも

 いられない。

 僕は、どうして――


[苦悩の声を聴いたものが居ようなど
その時のススムは、知る由もなかった**]


【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅―

[文をしたためようとしたところで、視界に手を振る姿>>0:237が映った
 手を止め、あの時>>0:55と同じように
 胸元で小さく手を振り返す
 『いんですか!?』>>0:238の問いかけに、
 もちろんですよ と微笑み返し、
 伝え聞かすは、忘れず添えた 件の言霊>>0:118
 ご飯はつやりと艶やかで 煮物もあぁまく仕上がって……]

いただいてばかりで、ごめんなさいね
舌の肥えているわけではありませんが、
私なんかの感想であれば、喜んで

[常と変わらず微笑みを送り、
 続く『よかったなぁ』の言葉には、ゆっくりと頷いた]

(19) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

料理にかける時間も気持ちも、
作る方>>0:233>>2の命の一部
注いでいただいた容さんの命は、とても尊いと思います

容さんの美味しいご飯は、私を笑顔にしてくれるんですよ

[そう口にする江津子の微笑みは、
 普段より深く 刻まれていた

 深々と頭を下げて、その場を辞する
 立ち去りながらも、ふと胸に去来する思い

 もし、ゆりではなくて、こんな容が
 あの広い社>>15を継いでいたなら、
 彼女はどんな巫女となり、
 村人たちを導いていたことだろう――――――――]

(20) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

 


     [だめ いけない――――――――]


 

(21) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[そんな仮定を、思い描いてしまったためだ
 油断した隙間に差し込まれる、二十余年も昔の記憶
 江津子の胸に抱かれた、赤子の女子(おなご)

 眠る彼女は、ミナカタとの交じりの夜に、
 眠っていた男子(をのこ)>>0:61ではない
 1人息子の大美(ダイミ)のことは、
 立派に育てて、独り立ちさせた
 村での一員として働き汗を流す、彼ではない

 江津子の育てた子供は『1人』――――
 産み落とした命は 『もう1人』――――]

(22) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―回想/二十余年前の神社―

女子(おなご)を、育てる自信がないんです

[眠る娘を抱きしめながら、『先代の巫女』に吐き出した
 彼女の腹部を見つめながら、ついっとその子を差し出した]

神様の、ご慈悲を賜りたく
この村で生きる女として、幸せになる術をお授けください

[赤子が火のついたように泣き出した
 江津子は目を伏せたままだった

 尊き巫女は頷いて、『引き受ける』旨を、
 約束してくれたのだった]

(23) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[誤解のないように、加えておきたい
 赤子を手放すその訳は、口にした理由、ただそれだけだ

 この地に生まれ、やがて土となり還る
 輪廻にとらわれたこの子の行く末に、幸あれと

 たった一度の交わりで、生を授かった私の子……
 『ミナカタの子』>>0:70に、幸あれと――――]

―回想/二十余年前の神社―

(24) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅から離れながら―

[その時分を生きた者なら、察する者もあろうけど、
 源蔵の帳簿>>0:167に描かれるには、
 時をさかのぼりすぎていたかもしれない

 赤子はすぐに亡くなって、ひっそり弔われていたかもしれない
 巫女が他の女から子を引き継ぐこともあり得れば、
 『約束』が遂行されていたかも、分からない

 これだけ近づいても、容がそうだとは、
 血を引いた子、『捨てた』子なのかは分からないし
 仮にそうだとして、なんだというのかも分からないけれど

 時折あの赤子と重ねてしまい、江津子なりの生きる術>>0:97
 伝えてしまうことも、まれにある]

ごぉろん ごぉろん ダルマさん――――

[懐かしい唄を口ずさみながら、歩みを進めっていった]

(25) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―丞の自宅―

[ここにたどり着いた時>>0:125には、
 戸を叩けど求め人は不在だった>>0:213
 鬼の一字に礼をして、鍵のない戸をあけて中を確認するも、
 がらんどうの研ぎ場が見えただけ]

よく、すれ違いますね

[機が悪いのか、相性なのか、こうしたことはままにある
 だから、幾度か行ったように、鉈と肉をその場に置くと、
 よろしくお願いします と呟いて、両手を合わせた

 そのまま自宅へととって返し、その夜は床についただろうか**]

(26) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 03時半頃


    ー        −

[母親は『捨てた』つもりか『預けた』つもりか。
表向きは薬師の継承者になり得ると踏んで任せた子供。

しかし最初から、母親の罪を識っていた薬師は
罪人に己の種を撒き新たな罪を産ませていた]

 せんせい。何でミナカタって言うの? 
 名前はどうなるの?

[問うた記憶の中の返事はいつも同じ]


『ミナカタは“皆を騙る”からさ。
わしたちは村人の命を助けもするし、殺しもする。

膨れ上がって立ち行かぬようになれば村は滅びる。

必要なところを間引いてやるのもお役目だ』

[その意味を知るのはもう少し先。
夜中に訪れる患者はいつも女。
切々と涙で語る物語は似たり寄ったり、結末も。

鬼灯から作った堕胎の妙薬。
堕ちた子供は何処へ流されていったのか。

源蔵が成長せぬのはきっとああやって消えたからだろう]


『わしらは代々村人皆を騙って生きていく。
名前など必要ない。

村の闇の1つに生きるのに、自分など必要ない。

 不要だと思ったら間引くのも大事なお役目』

[酒を飲むと豹変する先代は嫌いだった。
そしてそれ以上に自分自身が嫌だった。

自分の為に生きることも出来ず、
村の為に名も棄てて、村の為に村の為だけに生きるなど。

不要になった者を間引いて良いと言われて。

最初に間引いたのは先代だった。

まるで抑え込まれていた蓋が一気に開いた解放感。
誰も知らぬ昂揚は誰かに教えずとも良いものか。
独り抱えたままで良いものか]



[──────そんな事すら判らぬほど。

 罪を犯す果実は計り知れぬほど甘いのだ**]


[親の記憶は無く
村人達との繋がりを、何処か壁一枚向こうのことと
他人事のように感じている
羨む心地は無くもない。

ススムなりに、毎日勉学に励むのは
自分にしか出来ぬ事を探し
雄として以外の役割以外を手にいれるため]


子を作って、役目を終えたら食肉になって
……人間と家畜は、何が違うんです?

[学び舎に通い始めた頃
精通を迎え、女を紹介された頃
其々に尋ねた事がある。
各々の返事はどうだったか
問うていい内容ではない事を、2人目で理解して
それ以降は誰にも口にしてはいない]


[彼の望む家族像には程遠い。
向上心は方向性を違えていて
日に日に、村へ対する疑問ばかりが増えていく。

自分は、此処にいるべきでは無いのかもしれない
永遠に誰とも分かり合える気がしない

自分だけが人を美味いと思えない
自分だけが人に喰われたいと思えない
自分だけ

いつか、気付かれてしまったら
そんな恐怖を抱えたまま
今日も何食わぬ顔で、村人の真似事をする。

解決の糸口を、探しながら**]


[人間と家畜はどう違うのか、と問われた事がある。
色々と考えが巡る。
違いは感情を持っている事だろうか、と考えて違うと否定した。
家畜とて屠殺されるとなれば泣く事もある。
ただただ無為に殺されているわけではない。
彼らとて感情はあるのだ。

子を作り、役目を終えたら食肉となって。
どこも違う処などあるまい。

敢えて言うのならば。]


[家畜は同族食いなどするまい。]


[ただ、そこだけの違いだ。
それを口に出す事はなかったけども。
この村でそれを口にするような人物の末路はどうなるのか考えるまでもない。
弟を一人残すわけにはいかないのだ。]

 ……死んだ人を食べるという事はとても神聖な行為ですから。
 それを疑問に思ってはいけませんし、疑問が胸に溢れても口に出してはいけませんよ。
 それが貴方の為です。
 私はまだ貴方を食べたくはありません。

[だからこの時はそう答えたのだった*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―翌日/養鶏に勤しむ、とある農家の庭で―

帰りゃんせ――――>>0:7

[抱いた鶏を撫でながら、その首に指を絡めたところで
 「なんで」>>#1との呟きを耳にし、面をあげた
 足元を覆う、たくさんの鶏の囀りをも越えて
 耳に届くは出鱈目な歌>>#2>>#3

愛理さん ごきげんよう

[そう声をかけたけれど、彼女は一瞥もせずに
 奇妙な歌を携え、ただただ、この場を通り過ぎていく
 江津子は、その姿を追いながら

 ゴッ――――

 手にした首をへし折って、頭を垂れて 見送った
 歌は止むことなく延々と、まるで、取り囲むように
 『平穏な村』を、巡っていった*]

(41) 2017/11/23(Thu) 15時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 15時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―続・養鶏に勤しむ、とある農家の庭で―

『鶏の育ちは早くてかなわん
 潰せど捌けど 追いつかん』

[これは、低い柵に囲われた、この養鶏場の主の言葉
 先約として優遇された愛用の獲物は、丞の元>>8
 さらばと主より借りた包丁は、切れ味が悪く、難儀する
 ようやく首を落とした幾羽を、庇に逆さに吊るしたところで
 覚えた気付きに江津子の眉根は くっと小さな皺を寄す]

……足りませんね

[足元にたむろする鶏の数が合わない
 愛理の歌に気を取られた>>41隙に、逃げ出した一羽がいるのだろうか]

(42) 2017/11/23(Thu) 16時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[急ぎ、主に報告する
 よくあることだ と主は笑う
 村の誰かが届けてくれよう、そう主の『鈍(ドン)』は笑うけど
 それでは江津子の気が収まらぬ
 謝礼の卵も、受け取れぬ]

急いで、探して参ります
……本当に、申し訳ありませんでした

[無刀で表に飛び出せば、きょぉろりきょろりと眼を走らす
 普段の微笑みも弱々しく、すれ違う村人ごとに訊ねるも
 実のある応えは返ることなし

 鶏さぁんと呼びかけながら、江津子は村を、巡りだす*]

(43) 2017/11/23(Thu) 16時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―鶏さんを求めて―

[右へ、左へ、逃げた鶏を求めて彷徨う
 久方ぶりに、胸に焦燥が宿っている
 遂行しなければならない 託された『仕事』は恙なく
 そうしなければ――――

 気もそぞろに眼を走らせば、目に付いたのは丞の姿>>45

今日は>>26お会いできましたね 丞さん
昨日は、不精なお願いで、失礼いたしました

[鶏はその手にあっただろうか
 ともあれ、手にした荷物、愛用の一物だろう包に気づいたならば、
 まず述べるべきはその言葉
 彼のもとへと歩みより、微笑みとともに頭を下げた]

(46) 2017/11/23(Thu) 17時頃

[この村の男も女も古くからの命の巡りに
何の疑問も持たなかった。
その疑問に持たぬ者の中に、
俺も確かに含まれていて、間引きに仄暗い愉悦を
独り抱えていた頃の事。

疑問を持つ者がいた]

 へぇ……。

[どうしてそんな事を聞く?とは尋ね返さず、
返した俺の表情は普段とはまるきり違う狂気の一端を
唇に浮かべたまま、ニヤと笑う]


 何が違う? そんな事考えるか考えないかだ。


 家畜も村の人間も同じだ。
 いや、群れを作る動物とこの村の人間は同じ。

 群れを守る為の統一の行動に疑問なんて持ちはしない。

 だからお前は今、家畜から人間に成った。
 おめでとう。

 だが気を付けろよ。
 群れは群れを乱す特別な考えを嫌う。
 気付かれたら群れを守る為に排除される。

 群れの中で自分を殺して従い続けるか、
 群れを嫌って行動するかは好きなように。

 あ゛?
 何でそんな事話すのかって?


 気付いて俺に話したんじゃないのか?


[くく、と喉震わせて彼を見つめた瞳に宿るのは
殺意でも憎悪でも脅す様な圧迫感を
感じさせるものではない。
どろりと、どの常識とも違う異質さを蕩かした色。

それでも人差し指を立て、シーっと秘密と示すこと位は
忘れない理性よりも戯れ。

その後、彼から問われることは無かった。

そして村から糾弾されることも無かったから。

俺がこの群を乱す可能性のある
異質な特別を間引くことはしていない]


[それをしない理由の1つに
彼の疑問に思うところがあったから。

別段この村で暮らし、薬師として生き、死んで
誰かの腹に収まるのも良いだろうと思っていた。

だがこの村を、家畜、動物の群れと称して気が付いた。

死んで誰かに食われれば、またこの村に生まれてくる。

人間の皮を被った家畜の群れに]


[ぞぅとした。
嗚呼、本当にぞぅとした。

俺は特別だと理解して、間引く歓喜に震えても。
所詮この群れから逃れられない。

そんな気味の悪いものあってたまるものか。

俺は家畜を間引きたいのではない。

人間を殺したい。
人間を殺して食ってみたい。

その為に……死んでも連れ戻されるこの村なんて。
                  ……要らない]



[不要なものを間引くのが俺の役目。
俺にとって不要なものは……。

この想いは未だ誰も知らぬまま。
淀んだ血と臓物の中に埋まったままだ**]


【人】 亡命同盟 エツコ

畑は落ち着いた時期>>44だとしても お世話は欠かせないものですね
そう言っていただいて、嬉しいです
相互に託しあえる仲も、とても尊いものですから

[丞から差し出さ両の手を見>>47、くたりとした鶏に安堵する
 潰せど捌けど追いつかん>>42のなら、一羽余分でも構わないだろう
 丞の言葉から、焦りの声が聞かれていたことを恥じらいつつも
 鈍(ドン)の養鶏場での出来事をさらりと話し]

では、まずこちらから

[と、愛用の鉈を受け取った。
 それを、常のように腰に差して、続いて鶏に手を伸ばす]

(51) 2017/11/23(Thu) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

残念ですが、そちらも託されたものなので……
お礼に卵をいただく予定ですので、そちらでよければ、後ほど必ず

[命を失った鶏を、赤子のように胸に抱き
 残る片手で、鉈をすらりと抜き放った
 武骨な獲物を陽に透かし、刃先を見つめて、ほう、とつく
 抱いた鶏の首筋に刃をあて、ひと思いに薙ぎ払えば
 ことり、と落ちる、小さな首]

御見事なお手前ですね……
どうしたら、これほどの業を得られるのか
素晴らしいお仕事を、ありがとうございました

[胸を鮮血に湿らせながら、再び頭を下げたのだった*]

(52) 2017/11/23(Thu) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[ビユッ と、刃の血を振り払い、袂で拭って清めたならば、
 鉈は定位置の腰へと戻す
 小さな首を拾い上げ、その手で首なき鶏を逆さに吊るし
 残る片手を胸元に添え、微笑みながら小首を傾げた]

お互い、齢(よわい)を重ねた分だけ、
積み重ねた業が、宿っているのかもしれませんね

[丞の心中>>55はいざ知らずとも、
 口にした自身の言葉に、はっ、とする
 いえ、丞さんは、まだお若いですが、と非礼を正すも
 続く言葉>>56に、重い眼もとに光が宿った]

(57) 2017/11/23(Thu) 18時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

そうですか……身にあまる過分な評価ではありますが、
そう言っていただけて、とても、とても嬉しいです
ぜひまた、お願いいたします

[背を向けた>>56丞の表情は、うかがえぬ
 だから、ふと去来した思いを、彼の背にそっとかぶせた]

『一味違う』というのなら、
昨日、容さんからお弁当をいただきました>>0:13
お野菜の煮ものもとても美味しくて……
丞さんの手ほどき>>53の賜物ですね

[礼の言葉も出そうになるが、それはなんとも畑違いなもの
 言葉は飲み込み、かわりに礼の仕草を送る
 見えぬだろうお辞儀で見送り、
 やがて、首なき鶏を逆さづりにしたまま、来た道を戻りだした**]

(58) 2017/11/23(Thu) 18時頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 18時半頃


エツコは、鬼丞に話の続きを促した。

2017/11/23(Thu) 18時半頃


[彼らの答えを聞いてから
村の人間はススムの中で家畜と同列になった。


先生の教えには、素直に頷き
ミナカタには、同じように人差し指をたてた]


[自分だけが人であるのだ。
其れを知られてはいけない
群れを嫌った所で
生活できるだけの力がないうちは
家畜の中に紛れて暮らすしかない
だから
教わった通りに、身を潜めている。

気取られては、群れに排除される。
実際注意勧告はされてしまった。

未だ、自分は 生かされている。
けれど、今年でもう18になった。
家畜を捌く方法も教わった
生活に必要な知恵も備わった
後は実践が伴えば、群れは



不要になる*]


 後は滴る温い血があれば……。

[飢餓を訴えるのは喉か心か]


 本当に。
 
 この村は……いや、群れは終わりだな。

[随分と不要な者が目立つようになった。
それが素直な感想。

ぽつりと漏らした感想は。

疑う事も聞こうともしない群れには聞こえない*]


[風が攫ってきたのだろうか。
誰ぞの呟きが聞こえた気がして、見渡した]

 ……?

[群れの終わりを告げる不穏な声。
神通力が使えるわけでもない、ススムは
空耳だろうかと僅かに首を傾ぐ。

ミナカタに出会ったなら、声の元もわかるもの
学び舎に向かうまでに
彼に出会い、言の葉かわす事はあったかどうか*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―鈍(ドン)の庭>>42

お騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした
なにかありましたら、また――――

[丞のおかげで見つかった鶏の亡骸を家主に返し、
 報酬である卵をいくつか、紙に包んで受け取った
 割れぬように、片手で抱きとめ独り言つ]

慣れませんね……儚いものを手にすることは

[背筋はしゃんと伸ばしながらも、
 どこかぎこちなく、この養鶏場を後にした*]

(91) 2017/11/23(Thu) 22時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 22時半頃


エツコは、ススムに話の続きを促した。

2017/11/23(Thu) 22時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―道端で―

……そんなことをされると、困ります

[卵を手にしたまま、立ち往生の憂き目に合う
 足元にはじゃれつく、猫さん>>491人
 江津子の手にしたもののことを、餌か何かと思っているのか]

これは、猫さんの召し上がるものではありませんよ
そんなに切なく鳴かないでください

[よいしょ、と残る片手で猫を持ち上げ]

両手がふさがってしまいました>>47

[ふっと、小さく息をついた*]

(104) 2017/11/23(Thu) 23時頃

[視界の端に捉えたの薬師の男
先ほど聞こえた声は彼の声によく似ていた。]

 誰かに殺されるくらいなら、いっそ私の手で。

[殺してその肉を食らってしまいたい。
何度そう思った事か。
寝ている弟の首に手を掛けた事もある。
しかし男に弟を殺すなんて事が出来るはずもない。

甘え、縋り、頼られる事に安堵を覚えているのだ。
弟には自分しかいない、そんな幻想に囚われているのだ。

死んで置いて行った愛した女とは違う。
誰でも受け入れ誰をも愛したあの女とは違う。

只、一途にこちらを見ている弟に依存しているのは己の方。]


[離れようと向けた背に、風に乗って声が届く。
あの真面目一辺倒で弟の錠を大事にしている男の、
いや、大事にし過ぎているからだろう。
その声は心からのものだろう。

猫ではないが、思わず喉が楽し気に鳴った]

 群れの中でどれだけ庇っても。
 庇いきれない時だってある。

 大っぴらに手に掛けることが赦されるのは。

[儀式と罪人を裁く時。

もっとも、錠が裁かれるような罪を犯すとは思えないが。
漏らした呟きが風に乗るかどうかは知ったことではない。
彼が耳を塞ぐかどうするかも。

ただ人間になるか、家畜になるか。
何処を目指すか見定めるだけ*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―木材置き場の付近で―

割れ物なんですよ
後生ですから、その爪を放してくれませんか

[とてて、とててと不格好な歩みでいくばくか
 やがて、困惑しながらちらりと見やれば、
 櫻子>>95とススム>>106若い2人の姿が映る
 少し様子をみながら、やがては]

櫻子さん、ススムさん ごきげんよう
気持ちのいい、朝ですね

[ぎこちなく近づいて、軽いお辞儀で挨拶をした*]

(112) 2017/11/23(Thu) 23時頃

 嗚呼、それとも。

[お前が咎人にでもなって彼に喰われるか?
なんていつにもなく狂気が顔を出すのはどうしてか。

ミナカタを継ぎたいと草の束を持って帰った娘のせいか。
もうこの村に、ミナカタは不要だと告げたら。
どんな顔を見せるだろう、なんて。

愉快な事を考えたからだろうか*]


 私が咎人として死ぬのならば、この肉は錠にだけ食べてほしい。
 他の誰の口にも入れさせたくはないのだよ。

[だから素直に咎人として裁かれ殺されるわけにはいかない。]

 願わくばお互いを食いながら死ねたら、それが一番幸せだろう。
 そのような事が可能ならば、だけどね。

[お互いの目玉を食べて、唇を食い千切り、腹を裂いて。
どれくらい生きていられるのだろう。
ゆっくりと味わいながら弟を体内に取り込みながら、弟に食べられて彼と一つになっていく。
それは甘美で素晴らしい考え。

嗚呼、それが叶うのならばなんでもするのに。]


[切実な願いはこの村ではそれこそ歪な願い
椅子を押して、一緒に崖から身でも投げたら?
なんて提案したら、弟の事となると目の色を変える
この男はどんな表情をするだろう]

 そんな事、ぺらぺらと垂れ流してたら
 食う前に殺されるぞ?

[目の前の源蔵に聞こえている様子はなさそうだが、
ついぞポロリと零しそうで呆れた視線を向けてしまった]


 それなら、特効薬を見つけたとでも言って
 自分の目を抉って食わせてやれば?

 生きた肝臓も薬になるって言うしなぁ。

[食って食われて。
閉ざされた二人だけの世界を望む姿。
彼も人間でも家畜でもない、異質な者。

不要かどうか、分類は今は避け。
何処へ向かうか足踏みしたままの男を
見つめる視線は見世物小屋を覗くに近い*]


【人】 亡命同盟 エツコ

いきさつで、こんなになってしまいました
みっともないですね

[まずは、ススムの言葉>>138にそう答えて、苦笑する
 続く言葉に、眉尻を下げて、困りましたね と呟いた]

今はここにある卵くらいしかないんです
容さんでしたら、美味しいご飯をいただけたかもしれませんが……

[ススムが止めた思考を口にし、どうしようかと悩みながらも、
 駆け寄ってきた櫻子>>128に、ほっと小さな息をついた]

はい 困りものの猫さんなんです

[くすっと笑いながら、身を乗り出し、
 肘を突き出し、なんとか彼女に渡そうとするけれど、
 彼女はしっかり、受け取ってくれただろうか]

(141) 2017/11/24(Fri) 00時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[江津子も、ついぞ気づかなかったこと、
 困り果てた末に忘れていた、今日の『いきさつ』

 服にしみ込んだ、首を落とした鶏の鮮血>>52のせいで、
 触れた毛が赤く染まったしまった、この猫さんを*]

(142) 2017/11/24(Fri) 00時頃

 恋の病も患い過ぎると命を落とすと言うからな。

[その果てに肉も口にしてくれなかったら
どうするつもりかとも思うたが。

楽しそうだから放っておく*]


 恋は手の付けられない病か。

[源蔵の呟き無くとも、我ながら
良い表現だと自己満足。

しかし恋と言うなら仔を成せぬとはなんと不毛な。
それこそ群れには不要なもの。

目を細め、相手が年上でも気にせずに威嚇する]

 男女の仲で互いしか、と望むなら兎も角。
 この村にいる限り、群れを乱す真似、
 叶うと思わない事だ。

[間引く者の存在を子は知らぬだろうが。
いや、躾のために名を変え形は変えて
表にも伝わってはいるだろう。

しかしその間引く者が目の前にいるとは気付くか否か。
気付いてどうするものか、全ては彼任せ*]


【人】 亡命同盟 エツコ

[そうなんですか よかったですね
 櫻子の言葉>>148に逐一頷き、相槌を打つ
 身ごもった子も含めれば、4人もの命を宿した彼女だけれど、
 その挙動のせいだろう、どうしても幼子と接するように>>0:57応対してしまう。
 けれど、『おけが?』と訊ねられ、ようやく落ち度>>142に気がついた]

あ……いえ……それは、その
鶏さんを今朝方に――――

[ススムは察してくれているけれど>>155、彼女にこの言で通じるだろうか
 暫時悩んだ果ての末、『おそろい』の言葉に、うんと頷き口にした]

触れ合うと、時に同じ色へと染まってしまうことも、あるんですよ
素敵ですよね
仲良しこよしの、あかしです

[誤魔化しの罪悪感がついと過るも、唄うように口にした]

(160) 2017/11/24(Fri) 01時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[続いて、『捌いた事がない』というススムに向き合うと]

いつかは通る道かもしれませんし、
やらぬまま終わることもあるかもしれませんが
あまり、気持ちのいいものではありませんよ
力もいりますし、赤く染まってしまいますし――――

[あっ、力はススムさんの方がお強いですよね
 そうつなぎの言葉も入れながら]

私も、容さんはお見掛けしていませんが、
また、おいしいものをいただけると>>154、仰っておりました
いただいてばかりで、頭が下がります
ですが、慈悲深いゆり様にお願いする>>157のも、よいかもしれませんね。

[視線を落とす心情は、江津子にはくみ取れなかったけれど
 続く言葉に、微笑んだ]

それは、大切なお仕事ですね
しっかりと、勉学に励んで、殿方として磨かれてください*

(161) 2017/11/24(Fri) 01時頃

[ほんの少し。
ほんの少しだけ。

揺れる時がある。

この一時。

本当に不要なのだろうかと。

だが風が吹けばそれに乗って飛んでしまうほどの軽さ。

この村は不要な家畜が生まれる不要な村、だと]

 ああ、本当にこの村はもう無くなった方がいい。

[呟きも風に紛れて何処かへと**]


【人】 亡命同盟 エツコ

[返ってきたススムの申し出>>162に、一瞬眉がふわりと上がる
 ススムは今、学んだものを、与える立場になろうとしている
 少年の成長を感じ、ゆっくりと頷いた]

ごめんなさい 殿方としては、もう磨かれていたようですね
とても、立派な志(こころざし)だと思います
断る理由はございません
ぜひ、よろしくお願いいたします

[私ももう、歳ですし、なんて余計な事を付け加えたのは、
 彼から感じたような気がする、眩しさのせいだったのかもしれない
 櫻子はどうしたか
 江津子の方は、学び舎へと向かうのならばこちらも頭を下げ返し、
 彼を見送ったことだろう*]

(169) 2017/11/24(Fri) 01時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

そうですね 大好きな方と、なれるといいですね
長く連れ添うお方とは、色も交わると申しますし

[櫻子>>170にそう相槌を打ちながら、
 赤く色移りしていく姿に、こほんと小さくせきをつく]

お腹、空いていらっしゃいますよね
容さんのお家へ向かうか、神社で馳走になりましょうか

大事な大事な お体ですから、
もしよければ、お付き添いいたしますよ

[そう付け加えることも忘れずに]

(172) 2017/11/24(Fri) 02時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[櫻子が望んでくれるなら、身重な彼女を気遣い、
 せめてその場までついていくつもりだ
 1人で大丈夫というならば、無理にはついていかないが
 この申し出だけは、添えておいたことだろう]

……そのお召し物については、お洗濯をさせてください
後日でも結構ですので、その間は、私の古着をお持ちしますから

[自分に端を発し、次々と伝播していく赤い色を、
 せめて、落としてあげたいと**]

(173) 2017/11/24(Fri) 02時頃

 ――無くなった方が良い……?

[学び舎へと向かう道すがら、先程と同じ声を聴いた。
風が運んだ其れを辿り視線を向ければ大人たちの姿
その中にミナカタを見つけ、記憶に残っている仕草
人差し指を口元へ立てて見せる。

群れを乱すような話を、しても良いのかと
問いかけるような眼差し一つ置いて*]


[学校へ向かうまでの道のりに
彼からの返事は聞けたろうか。

学び舎へたどり着いたススムを待っていたのは
教え子のいない教室だった。
この分では、石動と二人で授業をこなす事になるんだろう]

 ……先生、質問があるのですが。

[今日の授業が終わる頃
独りしか居らぬ生徒が律儀に手を上げ、問いを発する]


亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 02時頃


 もし、この村が無くなったら
 先生は、どうしますか?

[唐突ともいえる問いかけだったかもしれない。

この村が無くなったら

朝聞いた狂ったような囁き声が、
どうしても頭から離れない。

自分だけが家畜に混じる人として生きていかねばならない
そうではなく
食べもしない家畜なら、いっそ全部処分してしまったら
群れに怯える必要も、なくなるのではないかと**]


[これでも憐れむ心は持っている。

憐れむからこそ、この村自体不要なのだと得心する。

この村に戻ってくるからこんな事が起きるのだ]

 この村は、もう要らない。

 そうは思わないか?

[人差し指を立てた眼差し
唇だけを動かして。

問う目は細く、狂気を隠さず。
さて彼に届いたか**]


[唇を読む事が上手く出来たかはわからない。
むらは、いらない――か?
彼への返事は瞬き一つ。
きょとん、と
かんがえたこともなかった、という風。

けれどその直後
その先を考え実行に移す事が出来るだけの術が過ぎる。
ミナカタの薬の知識があれば
己が教わった技術で少しずつ間引いて――
ススムは思わず足を止め、彼にもの言いたげな眼差しを向けた。

如何すれば良い?
そう問いたげに。

音は無く。
会釈一つでその場を去るが]


[植え付けられた新たな知識が頭の中を埋めていて
授業が終わったその後に
石動へと思わず問うてしまったのだった。

彼になら、話しても大丈夫
確信が何処かにあった
異端な思考を他者へ漏らさずにいてくれた相手であり
己に知識を授けた相手
弟という家畜を大事に飼って居る
ミナカタから教わった基準で言うなれば
彼もまた群れに紛れた人間に違いない

それに、うまくゆけば
彼にも協力が得られたら等と打算をひとつ。
昨日彼の兄弟の結びつきは見聞きして学んでいる
其処から交渉の余地があるかもしれない**]


[物問う視線はやはり彼が人間の証。
だが此処で長々と話すものでもないし、考える力も充分養われているはず]

お ん な。

[解を求めるような眼差しに、人差し指は唇から去って行った娘の音がする方へ。

女を間引けば仔は産まれぬ。
解まで辿り着けたら。

褒めてやろうか、それとも手を取ろうか。
距離を縮めず愉しげに目だけが細くなる**]


【人】 亡命同盟 エツコ

―出立の時―

お仕事は、もう済んでいますから

[櫻子の問いかけに>>174そう微笑んで、
 だから、と同行を持ちかけた>>172
 自分の仕事について少し話すべきかと思うも、それは思いとどまった
 屠殺の話を伝えたところで、櫻子の足しになるとは思えない
 お洗濯の契りを交わし、『一緒に行く』>>175と託されたなら、
 行先は、江津子の選択では、1つしかない]

では、『ゆり様のもと』へ参りましょうか――――

[奔放に村を駆けることのある姉の元
 社を鎮守する妹の元
 異なる在り様の姉妹を思えば、
 すれ違いなく櫻子の腹を満たせるのは、きっと後者だ

 猫と卵を抱いた2人で、神の麓をゆっくりと目指した*]

(187) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―道中・壱―

[櫻子が退屈しないよう、所々で言葉を交わした

 途中でふと卵を手にとり、こつんとおでこでひびを入れ、
 片手で割ると舌の上へと中身を乗せて、
 ごくんと呑み込んで見せる]

櫻子さんも、召し上がりますか?
あまり、お行儀はよくありませんが……

[腹の足しにもなろうかと、1つ取り出し問いかけた
 産みたての卵は、濃厚ですよ
 そんな言葉も、言い添えて。

 櫻子が望むなら、彼女のおでこでこつんとやって、
 その舌先へと落としてあげたことだろう]

(188) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

卵の白ぃろいところからは、
メレンゲという菓子ができるんですよ

[どちらにしろ、抱いた卵を撫でながら、
 どこか遠くに微笑みを送る]

甘くて、雲のようにふんわりしていて
焼けば、香ばしい風味も帯びて――――

[そこまで言って、口をつぐむ
 この村で、あの菓子を作れたものなど、いたことか
 村の多くの者が、まだ生まれおちる前のもの、
 遠く彼方の地の記憶をもとに、話してしまうことも、ままにある]

ときに、櫻子さん――――

[だから、強引に話をすりかえ、
 はぐらかすように、問いかけたのだった*]

(189) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―道中・弐―

お腹の赤子はどなたの子種か、
目星はついていらっしゃるんですか

[急いで用意してしまったせいで、はぐらかしの問いかけは、
 我ながら節操のないものとなってしまった
 櫻子からは、どんな答えが返ってきたのか
 江津子は そうですか と受け止めて、
 やがては、こう伝えたことだろう]

お産にあたり、不安になったり、怖くなったりしたときは、
遠慮なく、誰かの傍に、寄り添ってくださいね

[もしかしたら、これはゆりの言葉>>0:22の言い換えで、
 すでに、さしたる心配はなかったことかもしれないが]

(190) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

ご近所の方でも、ゆり様でも、私でもいいですが
できれば、殿方の傍らに…………

[出産とは切り離せない、つきまとう『死』の影に、2度、怯えていた自身を思う
 薬師の力でも打ち消せないあの不安も、
 寄り添ってくれる誰かがいれば、少しは和らいだだろうか
 『力になる人』>>162や『愛』>>184を交わせる人が、
 もし、傍らにいてくれたなら

 それに――――と、付け加えたのは、
 少し、言い訳めいた言葉だったのかもしれない]

育まれていく過程に立ち会えぬことは、
殿方にとっても、寂しいことのように、思うんです

[子に愛着を抱かない櫻子>>0:108には難しかったかもしれないし、
 実際この村の男たちがどう思っているのかまでは、
 江津子にはうかがい知れぬことだけど

 遠くに見えた社の姿は、徐々に大きくなっていく*]

(191) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―たどり着いた神社―

ゆり様 櫻子さんに朝餉を馳走いただけないでしょうか

[神社にたどり着き、声を送る
 奉納として、丞に渡す1つ以外の卵を添えて、願い出る
 ゆりや、志乃は、まだここにいただろうか
 1人となった志乃がこの場にいたならば、
 誰かとともにいる姿に、微笑みと目礼は送ろうが
 それ以上、声をかけることはない]

櫻子さん 猫さんは先に洗って差し上げますね

[猫を受け取り、櫻子を託す

 たとえ、江津子も一緒にとのご慈悲をもらえたとしても、
 それは、こう辞していたはずだ]

(192) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

『容さんが、本日も料理をされています>>0:238から
 感想をお伝えする、お約束をしていますから』

[ゆりの姉であることを思えば、
 こんなことも、口にしていたかもしれない]

『容さんのお料理からは、
 いつも幸せを授かっておりますよ』

[もっとも、この約束に固執しているわけではない
 出会えなくとも、石女>>93の自分が食事を抜いて、
 それがなんだというのだろう
 ただ、交わした言葉を覚えていたから
 きっと、多分、それだけだ

 血濡れた猫は預かって、手水で流して整える
 濡れた猫をその場に残せば、神社を立ち去ったことだろう**]

(193) 2017/11/24(Fri) 20時頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 20時半頃


 特効薬になるのならば本当に食わせるが。

[肝臓を食わせて治るのならば食わせてもいい。
しかし本音を言うのならばこの身を食らう様を生きて眺めていたいのだ。
目玉ならばその望みも叶いそうだが。

このような事を考えているから薬師に見世物小屋の見世物のように思われているのだろう。
だが幸いな事にそう思われている事に気付いていない。
だから思考は好き勝手に散らかって脳内を巡る。

どうせ実行に移す事はないのだから好きに考えるくらい許されるだろうか。]


[恋の病などありはしない。
在るのは只執着に似た愛情だけだ。

薬師の言う通りこの願いが叶うなど考えてはいけない。
この思考を持つ事が既に咎人だと断罪されかねないのだから。]

 ……もし村を出て、

[兄弟二人で。]

 ……――――――――。

[誰にも邪魔されずに互いを食らい死ねるだろうか。
そう考える事が罪なのだと理解してはいても。
思考に刻まれてしまったその想いは脳にこびり付いて離れない*]


 行く末が心配?違うだろ?心配じゃない、怒りだろ。

 自分がいなくても生きていけるなんて、許せない。

 自分がいないのに
 生かしてやる相手がいればそれも許せない。

 そんな綺麗な言葉で着飾るなよ。

[このままを良しと出来ない癖に。
動けぬ姿を煽る言葉に年長への敬意の欠片もない]


[教え子の問いかけに笑いもせず叱りもせず。
暫し真面目に考える。]

 もし、この村が無くなったとすれば。
 私は私の好きなようにするでしょう。

 誰にも渡したくないモノを私の懐に抱えて。
 誰の目にも触れさせずに大事に、大事に、一人で食らい。
 そして私も大事なモノに食われて。

[死ぬのならば本望だ。
しかしこれは叶わぬ願いであり、また罪である。
誰かに聞かれでもしたら明日には元教師の肉が村に振る舞われる事になるだろう。]


[彼になら話してもいいと思った。
根拠があるわけではない、だが彼はこの村の人々とは違う。
無為に話を広めたりしないだろうし嫌悪を示したり笑い飛ばす事もないだろう。
賛同してくれるとも思ってはいないが。]

 進君、私も君も罪人だ。
 こんな会話聞かれでもしたらそう裁かれるでしょう。

 どうしてこのような事を聞くのです?
 君はどうしたいのですか。

[ただ、疑問を口に出しただけならばそれを諫めるべきだ。
教師として生徒の道を正さなければならない。
では正しい道とは何か。
咎人を殺し、食らい、子種を撒いてただ家畜のように生きる事。
本当にそれでいいのか、分からなくなってきた。

一度湧いた疑念は胸の内を巣食い蝕んでいく*]


 ま、この村にいる限り。
 丸ごと全て2人だけで。

 なんて夢のまた夢って感じだろうがな。

[肝臓だって差し出せる
兄として素晴らしい献身だ。
その裏にどんな感情があろうとも、
表に出なければ良いのだから。

だが秘めた想い全てを表に出したいのなら。
願いを叶えたいのなら]


 あの脚を抱いて村から出る事が出来るかどうかは
 自分で考えろ。

 ああ。
 でも、芽があるとすれば。

 この村に残るのが2人だけって言う方が。
 余程現実的かもな。

[見世物を覗きながら、適当にばら撒く言の葉は
とても傷を癒す薬の葉からは程遠い。
傷に付けばじくじくと染みて腐らす毒の葉が。
貼り付いたかどうかを確かめるつもりはなかった]

 もし。
 村の人間が目減りし始めたら。
 あんたはどうする気だ?

[問うた癖に。
言葉だけ残してさっさと離れ、振り返りはしなかった*]


[薬師の言葉が頭から離れない。
心配ではなく、怒りであると言葉にされてしまえばそれを否定は出来ない。
醜い執着心の成れの果てだ、これは。
恋よりもなお質の悪い感情。]

 村の人間が目減りしたら。
 そうしたら。

[どうするのだろう、どうしたいのだろう。
その答えはその後、今日の授業を終えた後。
教え子へと吐露する事で出る事になる*]


[問いかけに対する反応は
この村の誰からも得られぬだろう応えだ
矢張り、彼は家畜ではない]

 ――渡したくない、というのは錠さんでしょう?
 昨日、僕が錠さんと一緒に居たのを見た時の、先生の顔
 覚えています。

 知っていましたか?
 錠さんも、口にするのは先生の事ばかり。

[錠もまた、石動に依存していた。
彼の言葉をそのまま目前の相手へと伝えよう。

お互いに、想い合っている。
故に、遠慮は必要ない。
誰にも渡さなくていい、世界がないのなら
作れば良いのだ

そうでしょう、と声が高くなる]


 この村があるから、僕らは皆で分かち合う必要がある
 習わしに沿って、またこの村へ正しい形で生まれる為に

 でも、僕はわかりません
 本当にこの村は、正しいものですか?

 ――――孕ませ、用が済めば肉となる
 そんな家畜のような一生は送りたくない

 何より僕は、人を美味いと思えない
 臭くて硬い不味い肉を
 赤の他人が無事に転生するために喰わねばならないのは
 苦痛です。

 そもそも、喰った相手が本当に正しくまた村に生まれてきたかどうかなんて、どうやって証明するんでしょう。


[今日は校舎の中に家畜はいない
故に、ススムの言葉が止まる事はない]

 村が無くなれば、
 先生は先生の思うように生きられます。
 
 僕は――――誰にも喰われたくない。
 家畜じゃなく、人間として生きたい

[口にしてしまう
ススムの小さな願望は]


 だから、この村を――滅ぼそうと思います。
 

[外の世界を知らぬ故に
叶える為に幾多もの犠牲が必要になるものだった]


 方法を、ひとつ考えました。

[助言を思い出す。
種馬として期待されていたススムにわかる答えは]

 ――仔を産む腹が無ければ
 これ以上増えません

 先ずは女を
 後は、一つずつ
 順番に潰してゆけば

 ね?

[模範解答になったか、さて。
判断相手は、今は此処に居らぬけれど*] 


 牛や雌鶏の孔に突っ込みたいほど餓えてもねぇし。

[俺にとって、女と呼べる存在も。
母と呼びたかった者ももういない。

慈しむ様に抱いたゆりでさえ。

群れを成すのに必要な胎は傷付けぬのが道理。
それに傷付いて、世話をするのは結局俺になるのだから。

薬草の無駄遣いになる事はしない*]


[弟が想うのは己の事ばかり。
それは随分と甘美な言葉であった。

互いに想い合っているのならば遠慮は必要はなく。
誰にも渡さずにすむ世界がないのならば作ればよい。

そうでしょう、と興奮したかのように高くなる声に僅か圧倒された。]

 あ……、ああ、

[人を美味いと思わぬという。
それが苦痛だという。
ならば、彼はずっと苦痛に塗れて生きてきたのだろうか。]


 そうか、そうだな君の言う事は正しい。
 人を喰って、その相手が転生した事を知る術はない。

[知る術があるのならば、私は愛した女を迎える事が出来るのに。
それが出来ない事を知っていて、理解しているからそれを望んだ事はなかった。]

 
 ……孕む腹がなければ増えない、が。

[真っ先に脳裏に浮かんだのは娘のゆりだった。
愛する女の腹から生まれた女は嫉妬の対象であり、親としての僅かばかりの情を攫う女。
彼女を殺すのならば、せめてこの手でなどと。]

 私は錠がいればそれでいい。
 だからその為に、


 君に手を貸そう、この村を滅ぼそうという君に。

[この話を聞いた時からもう後には引けぬ。
人が減れば私は何をするのか。
私は私のしたようにしよう。
そこに弟の意思が存在しない事に気付かぬまま心を決めた*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―社から離れるまで―

[櫻子との道中は賑やか>>236>>237で、江津子の頬を緩ませる
 種の知れない、お腹の子>>242
 首を振り、江津子の言葉を飲み込めなさげ>>243に共にゆく彼女は、
 幸せなのだろうかと、ふと思う

 ……考えるなんて、おこがましい
 子の幸せすら他者にゆだねた己には、
 考える資格すらない気もする

 神社を離れる志乃>>235に、すれ違いに頭を下げて、
 巫女へと馳走の施しを請うた>>192
 暫時、神社も困窮しているのだろうか>>223と、不安を抱くも
 一緒に作るというのなら、それも杞憂なのだろう
 卵を差し出し、慈悲を辞して――――>>193

(254) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

はい、村のものたちみな、笑顔を頂戴しております

[恐れ多くて、目を伏せているから、
 江津子はゆりの変化>>224>>225>>226を感じてはいなかったかもしれない]

 櫻子さん、ゆり様のお手伝い、頑張ってくださいね

[櫻子から猫を受け取る>>247と、
 飛び跳ね去り行く姿>>249を、見送ったのだった*]

(255) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 23時半頃


[同意を得てススムは勢いづいた。
手を貸してくれるという。
嗚呼矢張り、彼に話してよかったと
口元を綻ばせる]

 有難う御座います、先生
 先生やミナカタさんが知識をくれたから
 僕は良い方法を思いつく事が出来ました。

 お陰で、漸くこの苦痛から解放される

[殺して、潰して
全部処分してしまったらもう
家畜どもの群れに、人であることを気取られぬように
怯えて暮らす必要は無くなるのだ]


 ねぇ、先生
 最初に間引く女は櫻子が良いでしょうか。
 あれは子を宿していますし、早く潰さねば増えてしまいます。
 
 それとも、巫女を先に縊りましょうか
 あれは数々の男を宛がわれていますから

[先ずは誰から始末しようか。
家畜の順序を指折りながら淡々と並べていく]

 巫女様、櫻子さん、愛理さん……

[混じらぬ名は、仔を産み渋る女たち*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―閑話/神社の手水で―

[猫が、激しく暴れている
 水はやめろと、のたうち回る]

……………………

[小さな首筋に指を当て、くっ、と力を込めてやれば
 瞬間、ぴっと、動きが止まり、
 後はふるふる震えて、大人しくなった]

少し、やりすぎてしまいましたね
ごめんなさい

[洗い終わりの湿った猫は、
 少しだけ、怯えた様子だったかもしれない

 猫を境内にそっと話すと、神社を後にしたのだった*]

(263) 2017/11/25(Sat) 00時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―丞の自宅―

[残った卵は、たった1つ。
 脆いそれを片手に納めて、目的の場所へと進んでいく
 鶏を捕まえてくれた丞>>47へのお礼
 こんこんと戸を叩けば、中から返事はあるだろうか]

丞さん 江津子です
卵をお届けにあがりましたよ
1つだけではありますが……

[また開けてみようかと、
 戸に手を触れながら、呼びかけた]

(271) 2017/11/25(Sat) 00時頃

 ミナカタさんが……?
 彼奴も何を考えているのか。

[彼には随分と焚き付けるような事を言われた。
何か目的があるのだろうか。
気を許していいのか分からない。
少し警戒をしていた方がいいのだろうか。
警戒も何も、彼が村の誰かに告げ口をすればそれで終わってしまうのだが。]

 ゆり…巫女は周りに人が多いから櫻子か愛理。
 そうだな愛理あたりがいいんじゃないか。

[愛理は一人でよく村をうろついているから。
人目に付かないように殺す事は容易いだろう。

教え子の上げる名に混じらぬ名前がある事に気付いてはいた。
何故、若い女を外すのか問い詰める気はないが*]


エツコは、丞が留守であれば、この場に置いていくつもりだ

2017/11/25(Sat) 00時頃


【人】 亡命同盟 エツコ

[丞とは、戸を開けようとしたところで、
 鉢合わせた形>>274となっただろうか
 出した手を引っ込めて、はい お会いしましたねと言葉を返す]

経緯があって、1つだけになってしまいましたが、
せめて、お渡ししておきたいと

[差し出された手に>>276卵を、ころり
 鮮度は確かめ済みである]

(280) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

丞さんには、またお仕事をお願いすることもあるかと思いますから
心ばかしですが、召し上がってください

[ただ、手ぬぐいが巻き付けられた包丁を見れば、
 なんとはなしに察しがつく]

外出される途中だったんでしょうか
お邪魔してしまったら、申し訳ありませんでした

[きっと、研ぎあがった獲物を届けに行こうとしていのだろうと
 そのまま向かうならば体を端に寄せ、見送りの体制に入っただろう*]

(281) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

 この村は、不要だと
 僕が考えるよりももっとずっと先の事を
 考えられる”人間”です。

[ススムは彼を随分と買っていた。
家畜と人の違いがわかる者だ。
信頼しても良いと、思っている]

 ――――愛理さん。
 何時もひとりだから……
 確かに、最初の相手としては手ごろですね。

 嗚呼、早速にも始めましょう
 僕、教わった捌き方を早く試してみたかったんです!*


[離れた場所で教師と教え子が共犯者へと
絆を変えていく。

それを知る事は今は出来ないが、
悪く転ぶことはないだろうと踏んでいた。

進は聡い。

きっと答えを見つけ……そこから動くかどうかは置いて。

仔を生む女を殺せば、これ以上は増えない
それは正解だが、もう1つ長い意味で意味がある]


[雌のいなくなった群れは滅びるしかなくなるのだ。
例え他の雄が屈強で間引くことが出来なくても。
志半ばで倒れても。
群れは滅びる。

この村に返りたくはないから、早々に潰してしまえれば
それが一番だが。
出来なくても、いつか必ず滅びる計算を立て。

密かに仔が成せぬ身体になる薬も探していた。
機を窺っていたが、運が向いてきた気がして。
焚き付けた教師と、道を示した教え子がどうなるか
楽しみにしていたのは事実*]


【人】 亡命同盟 エツコ

前払いいただいたのは、私の方ですよ
前払いというのなら、田畑を荒らす猪でも、
駆除しなければなりませんね
何かございましたら、いつでも、なんなりと

[捕まえてくれた鶏の件を思い、くすりと笑う
 事情を聞けば>>287、リツとの経緯もだいたいは読み取れて]

リツさんの仕上がりで力が出れば、
なお、素晴らしい業も生まれるかもしれませんね
それは、とても楽しみです

[背中を向けるなら朝方と同じく、
 礼で見送ったことだろう**]

(295) 2017/11/25(Sat) 01時頃

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