180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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"永劫波動混沌嵐(エターナルフォース・ブリザード)!!"
[ボウガンが放った一撃。
口元を歪めながら笑う。]
"当然それは現世の生命、そしてエネルギーを須らく相殺し、駆逐する。そしてその力はあらゆる力をその対となって消滅させ、その力の行使された後は凍りついたように如何なる生命の痕跡も残さぬだろう。
俺が行使するのはその虚無の力…
故に我が永劫波動混沌嵐(エターナルフォース・ブリザード)はその領域内に如何なる生命、如何なる力が存在することをも許可しない!!"
らしいぜ。
[男がボウガンを己の肩へと乗せれば景色は元の庭園へと戻る。]
― 赤闇城/漆黒の間 ―
"今ここに、"物語"<セカイ>は"反転する"<ウラガエル>!!
妥当されるべき"運命"は、お前たちだ!
光の勇者たち、光の道標<<リュミエール・ギュスト>>!!
時間だ……、目覚めろ、世界よ!!"
[聞こえた音に男は笑いを零す。]
へぇー……興味深い世界かもなぁ。
"成長"しないから、ね。
まー、"成長"しないなら仕方ねぇよなぁ。
[男が指を差せばまた音が降る。]
"貴様らなんぞを相手に、僕は、
"諦めたりしない"!!
"時計回し"の"役割"<ロール>を、破棄する……!"
[諦めはしないという声に男はボウガンを構える。]
世界に安寧と静寂を。
世界に、La Jodaso Stiana<サヨナラ>を――!!
[この矢は運命を破断する――――!]
"dreadnought of JKDS school《超弩級ジャキディス学園》
――此処に降臨"
―學園長室《マスタールーム》―
なぁ、ここの学校の校歌知ってるか?
せっかくこの世界の記憶を辿るんだ。
どうぞ、お聞き下さい。
[男がボウガンを振ればスピーカーから流れ出した。]
― 聖†ジャキディス学園 校歌斉唱《コワイア》 ―
1.陽光降り注ぐ大地に
我等の学び舎 鎮座する
今 決意を受けて 立ち上がるは
正義の誓いを持つ 我等
心挫けそうな窮地の時には
我等(アイツ)の笑顔を思い出せ
我等は共にある仲間だから
ジャキディス
ジャキディス
聖†ジャキディス学園
2.夕闇舞い降りる天空(そら)に
我等の学び舎 眠りゆく
今 友情(きずな)を繋ぎ 立ち上がるは
正義の誓いを持つ 我等
戦う運命の我が好敵手(とも)へには
我等(アノヒ)の誓いを刻み込め
我等は共にある仲間だから
ジャキディス
ジャキディス
聖†ジャキディス学園
3.月光きらめかす海に
我等の学び舎 浮かび上がる
今 勝利を約束し 立ち上がるは
正義の誓いを持つ 我等
今も色あせぬ思い出(メモリア)は
明日の英雄(おまえ)を強くする
我等は共にある仲間だから
ジャキディス
ジャキディス
聖†ジャキディス学園
[スピーカーからの音が止めば、ボウガンを構えた。]
"世界樹超越愛箱舟死超弩級天使システム……制御解放"
[そんな聲が聞こえた後、
炎熱の魔杖《レーヴァテイン》の幻影が踊る。
満足そうに笑った後、トリガーを引いた。]
神炎夢幻《ゴッドブレイズ・オブ・インフィニティ》
[炎熱の魔杖《レーヴァテイン》の連撃が戦士たちを襲う。]
―――― Tu rururu lala
ralalan dada …
―――― Tu rururu lala
ralalan dada …
[皇子たりえる者の歌声《コラール・オブ・プリンス》
創造主《カミ》の小鳥の歌声が共に鳴り響く。]
―――― Tu rururu lala
ralalan dada …
[あらゆる遠くも遠き異界からもハミングは響く。
麗しき王子達の囀り《コラール・オブ・プリンス》に乗せて。
どこまでも。どこまでも…強き想いは重ねられていく!]
―――― Tu rururu lala
ralalan dada …
[小鳥は静かに歌うのみ。**]
……我が創造主《カミ》すらも。
もう私の苗木《セカイ》を見限っている。
それでも。
私は破滅《死》する苗木《セカイ》に最後の祝福を唄おう。
だが――。
一年か十年か、あるいは百年持つか。
全てが破滅《死》するまで。
ゆるやかにゆるやかに、枯れた世界は滅びる。
苗木《セカイ》からすれば短い時だが。
人は滅びに直面してもしぶとく足掻くが故に、私の想定以上に『延命』されるかもしれない。
[ふわりと翻るマントを真紅の翼へと変え、大きく広げる。]
破滅《死》までの短い猶予期間。
もはや、どうしようもない世界に悪意《種》を撒くよりは。
悪意を容れ。
悪意を信頼し。
悪意の標へとなると言い切った。
王の道《√》がどこへ行くのか見るのも、悪くはない。
[いつか忠誠を誓うが如くそうしたように。
赤い翼を胸元へと折り畳む。]
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―黄金の螺旋階段―
―――ふ。
[虚空に浮かぶ黄金の螺旋階段の主ひとり。 脚を優雅に組んで顎先に指を添えた格好。
>>9藍方石の視線。 その先に銀色の輝き。 >>@0不死鳥の姫、 その成すを促すようにゆらりと 黄金のきらめきが踊っている。]
(@23) azuma 2014/06/24(Tue) 21時頃
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[そう、この主のいる場所こそ 黄金の螺旋階段。
見つめていた虚空の先、 どこでもない場所 あらゆる場所で 普遍存在として俯瞰する。
ひとり またひとりと >>89 >>125 楔《きずな》を抱く者たちが 世界を支える柱を成す。 ―――その色は白銀。 大理石のような、雪花石膏のような、 或いは水晶のような、その肌の上
白い手袋の指先で、黄金の主は幻想数式を描いた]
(@24) azuma 2014/06/24(Tue) 21時半頃
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―― 見事だ。滅びを拒む Fortūna ēligō socius《運命の女神に選ばれた者》たちよ。
[そう、それもまた――“FES”の形の一つ。 うつくしいアラベスクは黄金の光を零しながら 絡み合い、枝葉を作り、 大きな幹を、 やがて世界を見下ろす大樹めいたオブジェを成した。 花咲く香り、金木犀にも似ている。 光が降りる、光が―――
それはきっと、やがて苗木《セカイ》が 望まれるままに、望むままに歓びを歌う姿]
[幹を取り巻く螺旋階段の上に立って、正装の男は笑む]
(@25) azuma 2014/06/24(Tue) 21時半頃
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……私は“御前たち” を 祝福する。
[――さあ、螺旋階段を駆け上がれ。
セカイが 開かれる**]
(@26) azuma 2014/06/24(Tue) 21時半頃
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―――― …… rururu lala ……
[それは"誰"に向けたのか。
鳴り響く歌声は虚空へ、永遠に消えた。
――*悪意の小鳥 END*――]
……お前が望むなら、
[やがて。一番最後に掛ける言葉は胸赤鳥へ。
もっとも近くにあった小鳥へと、目を向けて]
お前の望みならば、叶えてやろう。
それが僕が最初に決めた意義《ルール》だ。
王は王を望む者のためにある故に。………だが、
僕が、お前を失うことを望みたくない。
…。悪意は進化の種となる。
お前はそう言ったな?
ならば見るがいい。その行きつく先を。
僕がお前に見せてやる。
───お前が”見たかった”景色を、だ。
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