人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


[森に近い、村外れの粗末な小屋の中。月光を浴びながら、一人の女が糸を紡ぐ。

時に、銀色の光が注ぎ込む窓辺から――。


森から村へと続く小途を、慈しむように眺めながら]


 あの人の生まれた村を静かに見守ってきたわ。
 あの人の愛した村を、私も愛してきたわ。


 でも――。

 もし、村が悲しみのうちに滅びるようなら――。
 どうすれば、いいと思う?

[誰ともなく問いかけて]





[そんな事は起きないで――


   そう、願いながらも。]


.


愛する人の死を告げられるのは、辛い、わ。

自分の命が天に召す神様の御手により、刈られるよりも辛いこと、よ。
魂が千切られるような、痛みと悲しみに晒される、の。



埋めきれない空白を、疵を、魂に深く残すの。
それを埋めることなんてできるものでは無いわ。


【人】 受付 アイリス

― ぶどう醸造所のワイナリーへ至る道 ―
[いつしか覇気や怒気の抜けたとぼとぼ歩きで、フラフラと仕事場近くへ至る道を歩んでいた]

…あ。

[オスカーが道端でリラックスしている姿が目に入り、少しだけそれを見つめると、先程よりはわずかにしっかりした足取りで近寄って、目の前に無言で仁王立ちして見下ろした]

(6) 2010/07/03(Sat) 01時半頃

 あの人が愛したこの村が悲しみにくれるのなら――。
 あの人の愛したこの村の人々が、身近な人を、村の人を失い。

 魂に喪失という残酷な疵を受けるのなら。

 私の手でできる事を――。

 し て、あげる――。

[例え、自らの手を赤く染めたとしても――

丸い銀の円盤を、静かに眺めながら心の奥で思って。]


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 02時頃


【人】 受付 アイリス

おい、クソガキ。
ワイン作る分のぶどうは残せよ。

[それだけ言って、そこから去る。
普段なら不用意な言動と見るや、即罵詈雑言か暴力が飛んでくる粗野な女だが、今日はしおらしくそれだけで終わってしまった]

……帰ろ。
酒は飲んだけど、チーズも干し肉も食べずだし…お腹減った…

(13) 2010/07/03(Sat) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[帰宅して、料理当番を放り出して家を出て行ったことに対して、父からしこたま怒られた。
普段より一層殊勝な態度で謝罪をして、途中まで作ってくれていた料理を手伝い、不在の兄を待っているところで自警団が家に訪れる]

…………

[応対した父の後ろで話を聞いて、普段なら使いの人間を小馬鹿にしたような言葉もかけようが、今日は話の内容の重大さ故か、別に何かあるのか、おとなしく座ったままだった]

(36) 2010/07/03(Sat) 03時頃

【人】 受付 アイリス

どうしよ?

[冷めていく料理を前に、重い空気に割り込むように父に尋ねる]

死にたくはないけどさ、街に移動したいとも思えないんだよね。
口ぶり聞いてたら、街に到着する前に死んじゃう可能性もあるっぽいじゃん?
ほら、あたしこんなだから、生き延びて街で生活することになっても、うまくやってけないかもって

[いつになく卑屈な言葉に父が必死のフォローをしてくれるが、力のない微笑を返すだけ。
とりあえず農園作業で疲れているだろう父には食事を摂るよう勧める。
自分は料理が冷めても兄を待つつもりで]

(56) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 03時半頃


【人】 受付 アイリス

[料理に手をつけないまま、兄の部屋に一人こっそりと入って、棚にある紙や本を手に取る]

……へへ。わっかんねー。
兄さん本当頭いいのに、もったいないよね。
店継がないと村も困るのは、わかるけど。

[昔兄が描く絵が好きだった。たまに何かを描けと高飛車に命じては、村の子供にそれを見せて自慢したものだ]

……あれからどれくらい経ったんだっけ?
読む方に趣旨替えしたのって、その後だった…っけ?

(68) 2010/07/03(Sat) 04時頃

【人】 受付 アイリス

……まだ絵の本、とってんだ。

[読むための本より少し大きく分厚い書籍を一冊手にとり、開いてみる]

手が無事なら、こういうの描きながら店やってたのかなあ。
店なんて継がねー!って街に行っちゃったかな?
あたしが店継ぐのは危な…

[フッフと笑いながら項を繰るうち、裸婦のデッサンページに行き当たり、反射的にばふんと閉じた]

……

[心臓がいつもより強く動悸するのを感じる]

(72) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 受付 アイリス

きゃわっ!?

[自分でもびっくりするような女の子の叫び声を上げて身を竦ませ、振り返る]

ちょ、ぉ驚かすなよ、馬鹿兄貴!
何もしてないわよっ!

[後ろ手に閉じた絵画の本を乱雑に他の本で覆って隠す]

(76) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 受付 アイリス

…は?支度って、街へ?

[想像していたのと違う言葉が出てきて、呆気にとられた瞬間、腕をつかまれた。少しだけぴくりと体を固くしたのに兄は気づくかどうか]

父さんと兄さんどうすんのさ。支度なんてしてねーじゃん。
……まさかあたしだけ行けとか言うんじゃねーよな?

(82) 2010/07/03(Sat) 05時頃

【人】 受付 アイリス

やだ!行かない!
兄さん行かないのになんであたしだけ行くんだよ!

[振りほどこうとして解けないなら、逆に兄の懐に飛び込む。
しがみつくように抱きしめて、胸元でイヤイヤと首を振った]

やだ!どうせ死ぬなら兄さん達と一緒に死ぬ…!

(86) 2010/07/03(Sat) 05時頃

【人】 受付 アイリス

あたし一人で街に着いて生き延びて、ああ、きっと二人は死んじゃったな、って思いながら暮らせっての?
そんなのまっぴらゴメンだって!

一人ひとり神様に呼ばれて死んじゃうなら諦めもつくけど、一人だけ生きろって、それどんだけ勝手なのよぉ

血はつながってないけど…家族じゃん…
何で、最後まで一緒だって…言ってくんないのさ……

馬鹿ぁ

[声は潤み、肩は嗚咽で上下する*]

(90) 2010/07/03(Sat) 05時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 05時半頃


 初めて目を覚ましたときにあったのは、
 幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。


 子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。


 もうこれ以上は無い、と思える平凡。
 当たり前のことが当たり前にある奇跡。

 理解したらもう失っているもの。


 病気になった、と聞きました。
 詳しいことは分かりません。
 誰が病気になったのでしょうか。
 パパとママじゃありませんように。
 せめて私でありますように。


 パパもママも隠れて出てきません。
 必死に探し回るかくれんぼ。
 外は雨が降っていました。
 雨はいつも通りに音を奏でていました。


 パパとママは死んだらしい。
 嘘だ。


 何度も呼びました。
 パパ。
 ママ。
 隠れてないで出てきてよ。
 私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。


 その日初めて、私は本当に、
 パパとママの為に泣きました。
 自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。


 パパとママはびょういんで
 なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。
 そんなの聞きたくなかった。


 墓前に立つと涙が溢れます。
 どうして苦しんで逝ってしまったんだろう。
 どうして楽に逝けなかったんだろう。
 何を責めたらいいかわからない。


 パパとママがいない毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
 私はいつしかパパとママがいないことが当たり前になりました。
 私は私だ。


 いつしか、私は、この記憶を封じて生きてきました。
 だけど今、鮮明に思い出せます。
 ソフィア、と呼んで呉れた優しい声。
 パパとママを蝕んだ病気。
 最後に頭を撫でて貰った刻。


 すべてはしあわせで
 すべてはふしあわせな
 おもいでです。


 わたしに できることは
 くるしまずに いかせてあげること。


 こんなときなのに、不謹慎だけど
 どうか、わらってください。**


【人】 受付 アイリス

[家族会議の席で父に何を言われても、俯き固い顔で]

家族全員で一緒じゃなきゃ、あたし動かねーから。

[とそれだけを繰り返す。
しかし全員一緒なら街に行きたいのか残りたいのかの質問には動揺を隠せず、チラリと兄を見て言葉を濁した]

…二人はどうなのさ。

(135) 2010/07/03(Sat) 11時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 13時頃


【人】 受付 アイリス

― 自宅 ―
……街に行く途中で死んだら、人の迷惑になりそーだしあたしは行きたくねーかな。
乗合馬車でケンカして、怒られんのもヤだし。

[乾いた笑いを見せて、父の膝の上に座る。
父の腕を自分の腰に回して、ぽんぽんと上から軽く叩いた]

最期まで一緒だよ、…父さん。
大好きだからな!

[肩越しに振り返って歯を見せた。
兄を見てほんの僅か表情が曇ったが、すい、と視線を外して父に寄りかかる]

(177) 2010/07/03(Sat) 14時頃

 ねえ、あなたは何を望む?

 あなたの大切な人が――。
 死から逃れる事のできない、その日に遭遇したら。
 共に行く事を望む、かしら?

 それとも、その人を看取って――。
 短くとも、その死を悼んであげたい?

[共に生きる選択は、病の蔓延を告げられたこの村では、ほぼ難しいけれど。

自らに出来る、ことを。死の馨を纏わせた女は、そっとソフィアに告げて――**]




 これは私の進化の過程の一頁です。

 


 生まれてから、23年。
 私は初めて自分の足で立っている感覚に気づきました。


 ねぇパパ、ねぇママ。
 私は恋をしたんだよ。


 一人で息をするのがつらいから、
 あの人と一緒に呼吸をしたいと思う。


 手が生えました。
 人に触れたいと思う手です。

 すっと伸ばすと、あの人に触れられそうだった。
 なのに何故だろう。

 この手はあの人を包みたいのに、
 傷つけるナイフに変わってしまうんです。


 触れれば触れるほどに傷を付けて、
 あの人を殺してしまいそうだ。

 じゃあナイフを放つその前に
 あの人を殺してしまおうか。
 それがあの人の心を傷つけずに済む方法じゃない?


 そんなの厭だ。


 一層、二人息絶えて。
 何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。

 だけど、私は進化する。
 私はまだ、進んでいく。

 あの人を失っても、私は未だ終わらない。


 
 だから 私は生きたい。



 そう、あなたは生きたい、のね。

[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]


 だけれど、

 もしも、


 "その時" が 在るならば

 私など切り捨てて下さい。


 それも、私の、願いです――――


 ”その時”

 あなたがどの道を選択するにしても。
 あなたが何を望むにしても――…。

 私が、その時に生きていられたら――…。


 あなたの希望に添うように、するわ。


【人】 受付 アイリス

― 街へ続く道 ―
[また一家族、顔馴染みが村を去っていった。
その背に手を振る。]

元気でな。
道途中で倒れても誰も埋葬してくれねーんだから気ィつけろ。

[普段と変わらぬがさつさであっけらかんと言い放つ]

(233) 2010/07/03(Sat) 20時半頃

【人】 受付 アイリス

今年の収穫祭は、うめぇワインが呑めるはずだったのに。
病気のスカタン。

[人気が消えた道端でぽつりと呟き、村の中心へ足を向けて歩き出す]

まだ残ってる馬鹿どもの顔を拝みに行くかね。

[途中でまた別の誰かとすれ違い、別れを告げることになるのだろう]

(236) 2010/07/03(Sat) 21時頃

受付 アイリスは、薬屋 サイラスへの土産にと、セラーからワインを数本拝借した

2010/07/03(Sat) 21時頃


受付 アイリスは、奏者 セシルとミッシェルの声を近くで聞きとめ、迷ったが結局立ち去った

2010/07/03(Sat) 21時半頃


受付 アイリスは、酒屋 ゴドウィンの店が開いてるのを知ると、ワインを一本軒先に置いて離れた

2010/07/03(Sat) 23時半頃


ヴェス。
愚図ってても、死んじゃうんだろうけど。



私には、何もできないよ。
セシ兄は、私のこと、見てないもん。


私は、ヴェスみたいに。

まっすぐに気持ちを伝えることなんて、出来ない。


どうすればいいか、わかんないもん。


だから 諦めるのか?

だったら 厚意に あぐらでもかいてればいいさ。
言葉じゃなくても 出来ることくらいあるんじゃないのか?

モラトリアムは 長くないぜ


─…っ

[心で呟いたことに、返事が返ってくるとは思わなかったから驚いたものの。
何故、と思わなかった自分もいて。]


…諦めたく、ない。

私のこと、見てなくても、子供扱いでも。
セシ兄に、笑ってて欲しい。

…ありがとね、ヴェス。

ヴェスも。諦めないんだね。


さて――

[聞こえるということ、伝わるということ。一呼吸の間にどうでも良くなって]

どうだかな。
願っても動いても叶わないことは あるからな。
要は 自己満足出来るかどうか それだけだ。

だから――礼を言われる筋合いはない。

[いつものようにざくりと切り捨てて]

まぁ――脈はなくもないんじゃないか?

[皮肉るように言って話を打ち切った]


うん、それでも。
ありがとう、ヴェス。

脈?
─…ないよ、絶対。

セシ兄があのひとのこと、忘れるわけないじゃない。

[もう話す気はないだろうヴェスに、それでも礼を言って。
儚い笑みをたたえたまま、彼の言葉を否定した。]


【人】 受付 アイリス

― ヴェンリッヒ邸 ―
[スカートにつけたエプロンにがちゃがちゃと騒がしいワインを抱えて、ふらりとやってきたのは村で一番の豪邸]

…相変わらずでけぇ屋敷。

[執事が彼女のようなはすっぱな言葉を使う娘を、主に近づけるのを極端に嫌がるし、その態度が非常にムカつくので、ここにはめったに立ち寄らないが。
気がつくと屋敷にある薔薇園にたどり着いていた]

薔薇も相変わらずだな。
アイツ、トロいけど仕事はしっかりしてんじゃねぇか。

[整えられた園に思わず微笑む]

(277) 2010/07/04(Sun) 00時半頃

【人】 受付 アイリス

……ん、いい匂い。

[薔薇の高貴な香りが仄かに漂うのが鼻に心地良い]

…でも、いるのがあたしじゃーな。薔薇が泣くってか。
お前ら、誰かお嬢さんに連れてってもらえた仲間はいんのか?
街でもキレイに咲かせてもらえよ。

(286) 2010/07/04(Sun) 01時頃

受付 アイリスは、ふと思案する顔になり、赤い薔薇の蕾をもぎ取った

2010/07/04(Sun) 01時頃


【人】 受付 アイリス

…あ?まだ誰かいたのかよ。
お貴族様が逃げてねぇってありえねー…

[薔薇をワインと一緒に放り込み、瓶が音をたてないよう細心の注意を払いながら、近寄って様子を見る。
ラルフと言葉を交わす屋敷の主の姿を見て、思わずワインががちゃりと鳴った]

ゲッ。

(298) 2010/07/04(Sun) 01時頃

【人】 受付 アイリス

あー、あはは。
よっ、お二人さん。

[さすがにバツが悪く、苦笑いしながら姿を表した]

やー、その。
お貴族様はもうとっくに、村出てったモンだと思ってさ?
ちょっと、火事場泥棒に。

あ、そうだ、ほれ!お前あんまいい酒飲んでねーだろ!
農園のオヤジがセラーほっぽり出して出てったから、持ってきてやったぞ!

[下品なジョークで場を汚すのが精一杯で、ワインをラルフに差し出し誤魔化そうと]

(305) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 受付 アイリス

いやいや、遠慮すんなって!

てか、お前随分使用人が板についてきたんじゃね?
不審者からお嬢様を守る盾になるぜ!って体が動くようにまでなるとは、普段のうすのろ具合からは全然想像もしてなかったわ。

[うんうん、と一人勝手に頷いてみせる。
が、グロリアの言葉>>310が続けば]

ッうぇ!?
あ、うん、…そう。ほんとに、そう。
……や、えーと…ほんとは、ちょっと違う、けど。

[どんどんしょぼしょぼとしてくる]

(313) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 受付 アイリス

や、なんてっか、そのだな、…引っ込みつかなくてウソついちまったけど、さぁ?
本当、火事場泥棒しにきたワケじゃねーよ!?

他のことは信じなくていいから、それだけは信じてくれよぉ…

[普段散々馬鹿にしているラルフの前でこんな醜態を晒す自分が情けなくて、しかしヘタな嘘をついた自分が悪いことはわかっているのでどうしようもなく、懇願する]

あ、でもこのワインパクってきたのは本当、だけど…

……村に残ってるヤツらの顔確認に来た、だけで…
うん、だから、もう帰るよ…

(322) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 受付 アイリス

え、何だお前ら。
何でこんなとこにいんだよ。

[ぱち、と目を瞬くと即満面の笑顔になる]

いや、別に?
いちゃ悪いかよ?
どうせすぐ帰るって!

[言いながらワインをガチャガチャ鳴らしてすり抜けようとした背後からグロリアの声がかかれば]

…………いや?別に。
ねーよ、そんなの。一度も。

[少しの逡巡して努めて明るくそう言って逃げ去った]

(328) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 受付 アイリス

― 自宅 ―
ただいま。

[普段より元気のない帰宅。
静まり返った家が出迎えた]

…っと、父さんは墓だっけ。兄さんは…出かけたか。

ただいま、母さん。
これ、お土産だよ…盗んできたんだけどね

[形見になった水晶のオーナメントの前にワインを置く。
人差し指を立てて、ナイショ、と]

(345) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[慣れた手つきで開栓したワインを、母用のグラスと自分用のグラスの二つに注いで、自分の分は香りも味わわずにぐびりとあおる]

…うめぇな。やっぱうちのワインは最高だよ?

父さんにとっては、母さんは墓にいるんだね。
あたしにとっては、いつも、今でもここなんだけど。

……今頃父さんと何話してるの。あたしの声も聞こえてるよね?

[オーナメントにあれこれと語りかけながら、ちびりちびりと、気づけば一瓶のあらかたは飲み干してしまっていた]

(348) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[ぼんやりと窓から差し込む陽光の煌きを見ていて。
瞳にじわりと涙が溢れ、みるみるうちに膨らんで、ぽろりと落ちた]

……ごめん、母さん、やっぱダメだ。

あたし怖い。そっち行くの、怖い。
……死にたくない…!そっちに、行きたく、ないよ………ぅっ

母さんも、死ぬ前はこんなに怖かった…?
自分勝手すぎるけど、母さん亡くした時より、ずっとずっと怖いぃ…怖くて、こわくてたまんないよおぉ!

父さん、兄さん、助けて………
母さん、お願い、あたしたちを呼ばないでェッ…―――

[ソファに突っ伏して、激しく声を上げて慟哭した。
イヤだ、死にたくない、こわい、を連呼しながら、首を振って。
握りこぶしを叩きつけて、体と声を震わせて]

(353) 2010/07/04(Sun) 03時頃

受付 アイリスは、泣いているうちいつしか寝息をたてはじめた*

2010/07/04(Sun) 03時半頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 03時半頃



 私は何を誤っているのだろう。
 


 好きなのに、こんなにも大切なのに
 私の言葉はナイフになってしまうんです。

 器用な恋愛なんて出来なくて。
 いつもいつも、付き合った人を捨ててきた罰なのでしょうか。


 甘い誘惑でもなく、
 快楽でもなく、

 もっともっと純粋なものが私には分からない。


 腫れ物に触るように接するなんて誠意が無い。

 私は正直です。何処までも正直です。

 そう、私が正直になればなるほど、嫌われてしまう。



 もう、一層―――死んでしまいたい。
 


 そんな、絶望感に、苛まれています。

 だけど、私にとってピッパという人はとても大切で。

 大嫌いな私が死んでも泣いてなんて呉れないかもしれないけれど

 それでも…――


 もしも、万が一
 
 ピッパさんが私を亡くしたことで悲しむこと

 その可能性がある、限りは

 私は、未だ、死ねない。



 私は……

 私は、

 何を、誤っているんだろう。
 


 パパ、ママ。
 はじめての恋で、めげそうです。

 だけれどパパとママが病に苦しみながらも
 最期まで必死に生き抜いたことを忘れない。

 私も苦しみながら、もがきながら、
 大切な人の幸せを――**


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 12時頃


[何処からか響く声が、砕け壊れた魂に響く。]

 あなたは、立派よ?
 逃げなかったんですもの――。

 真っ直ぐに向かったんでしょ。

 思うところを、気持ちを伝えるため、に。


 私は逃げた、卑怯にも、自分の気持ちを隠して逃げたの。
 好きだったの、愛していたのに。



 怖かった、から。


 逃げた結果――。





 生まれたのは、別れ。

 あの頃に戻って、自分を変えたいと。

 何度後悔の涙を流したかしれない、わ。



 そして、私の死は直ぐ其処まで迫っている。
 私の心は壊れたまま――




 10年以上も
 深い深い疵を負った心の底で。

 ――時を止めたまま眠っている。


 でも、あなたは――。
 勇気をもって、想いを告げたの。

 
 最期まで生き抜くために――。

 最期の時を後悔しない、ために。


 それは――…。
 とても、大切なこと。



 あなたが、生きた証、よ。


 あなたの想いが届いて、――…。
 少しでも、あなたのために。

 大切な人が心を動かしてくれる事を。

 私も祈る、わ。






 あなたは私の鏡のような存在だから――…。


.



 あは、
 あははは、
 あははははは!!
 
 ―――、っ

 あははははははははははははははは!!!
 


[サイモンがあげた狂気の哂い声――。

でも、女の耳には、
それとは別の、狂ったような女の哂い声も届いた気がして――]

 ――…。

[周囲を見渡しても、女の姿は見えない。

何処か痛々しく感じる女の哂い声が、ただ耳に残った――**]


【人】 受付 アイリス

[いつも目覚めはふわふわと。
声もなく、身じろぎもなく、ゆっくり瞼を開き体を重そうに起こす]

……?

…帰ってたのか。

[隣に兄がいるのを見て、眠りから覚めたての鼻にかかった声で]

(449) 2010/07/04(Sun) 23時頃

【人】 受付 アイリス

[鈍い所作で辺りをいっぺん見回した後、立ち上がった。
乱れてばさばさの髪も、泣きはらして浮腫んだ目蓋をもどうするでもなく力なく立ち尽くす姿は、まるで幽霊のようで]

もう一本、あるから
のめよ

[それだけ言い残して、重い足をひきずるように兄から離れようと]

(453) 2010/07/04(Sun) 23時頃

【人】 受付 アイリス

[腕をつかまれた反動でふらりと兄の元に倒れ込むが、弱々しい力で態勢を立て直そうと…兄から距離をとろうともがく]

うっせーバカ
手ェ離せ

[表情がもし見えても、半分寝ているような顔しか見えない]

(456) 2010/07/04(Sun) 23時半頃

受付 アイリスは、薬屋 サイラスの胸を押し返した

2010/07/04(Sun) 23時半頃


【人】 受付 アイリス

別にどこにもいかねーよ
お前の話なんざ聞きたくもないね

[抵抗は諦めたらしく、無理に離れようとする力は失せた。
ゆっくり兄に体を預けてくぐもった声で呟く]

……あたしの告解ごっこにつきあえよ
そしたら話聞いてやってもいいぞ

(462) 2010/07/05(Mon) 00時頃

 鏡…―――

[ぽつ、と呟く。
 彼女の言葉に対しての、感想が、喉元で引っ掛かる]

 貴女は、

 つらかった、でしょう。

 ぶつけようの無い、想いを抱えるのは

 とても残酷だわ――


 ある妊婦が、隣の魔女の家のラプンツェルという果実を
 食べたくて仕方なくて、
 夫は「ラプンツェルを食べさせなければ死んでしまう」と
 魔女に乞いました。


 魔女は生まれてくる子と引き換えに、
 ラプンツェルを好きなだけ食べて良い、と言いました。
 そして生まれてきた子は、魔女に浚われてしまいました。


 子はラプンツェルと名付けられ、
 外に出られないように、塔の上で育てられました。
 魔女はラプンツェルの長い髪を伝って、塔に登り
 それが魔女とラプンツェルの会う唯一の方法でした。


 ある青年が、ラプンツェルの髪を伝い、塔に登りました。
 二人は一目見て、互いに惹かれ合い、何度も逢瀬を重ねました。
 口付け、身体に触れ、深みを知る。
 背徳的な逢瀬。


 ラプンツェルが子どもを孕んだと、知り、
 魔女は怒り狂って、ラプンツェルを塔から追い出し
 遠く遠くへとやりました。


 青年はラプンツェルの行方が分からず、
 絶望して塔から身を投げ
 失明してしまいました。


 それから暫しの時が経ち、
 ラプンツェルは、双子の男女と一緒に暮らしていました。


 青年は、ラプンツェルと再会し、
 ラプンツェルの流した涙によって、
 青年の目は奇跡的に再び光を取り戻しました。


 そうして二人は、しあわせに、なりました。
 めでたし、めでたし。



 ……とってつけたようなハッピーエンドね。
 世界はそんな風に幸せに巡る筈が無いのに。

 ラプンツェルが子を孕んで
 青年が失明して
 かなしいかなしいおしまいにすればいいのに。


【人】 受付 アイリス

……あたしは呪われてんだよきっと

[訥々と、普段からするとありえない平坦な声]

本当の父さんは、棺桶に入れられない体の部分があったって、近所のババァが言ってた。

母さんはあたしを産んでからずっと病気がちで、死ぬまでずっと死ぬってことを、…怖さを抱えて生きてた。

道で拾った猫も野犬に食い荒らされたり、お気に入りの場所は大人に潰されたり…

あたしに、何か。
何でもいいけど、愛とかそういうのとか。
それを持った人やものはみんな、不幸になってくんだ。

(470) 2010/07/05(Mon) 00時半頃

【人】 受付 アイリス

それに、街に行きたくなかったのは…
別にもう間に合わないとか、ケンカして怒られそうとか、そんなんじゃなくて

…街には村と比べ物にならないくらいたくさん、人がいるんだって。

兄さんも、あたしも、そんな中に混ざったら、変わっちゃうんじゃねーかって、思って
怖くなったんだ。

見知らぬ女と…兄さんがあたしの前から消えてっちゃうとか。
あたしが…見たこともない男と一緒に兄さんから離れちゃうとか

兄さんとあたしの、関係とか絆とか、そういうのが、変わっちゃうのが…怖かった

……でも……
今は、死ぬ方が、ずっと怖い…よ…

[声が潤み始めた]

(472) 2010/07/05(Mon) 00時半頃

 貴女も、そう。

 姿を消して、
 互いの居場所も分からずに、
 絶望して、
 後悔して、

 ……世界の全てがハッピーエンドになるわけがないのだわ。


【人】 受付 アイリス

ほんとはみんなで街に行きたい
でも行けばあたしたち変わっちゃうかもしれない
……兄さんもあたしも、ココロが離れちゃうかもしれない

……そんなのやだ
……でも死ぬのもやだ

怖い……死にたく、な…………ひっ

[兄にしがみつく力を強めてひとつ、しばらく小さくしゃくりあげた]

告解、おわり

……で、何が言いたいのさ

(473) 2010/07/05(Mon) 00時半頃




 そうと分かっていても
 無慈悲な世界に生きても、
 それでも、

 幸せを願うのが、人なのでしょうね。
 此の物語を幸せに終わらせた、著者のように――。


受付 アイリスは、力を緩めずしがみついたまま、兄の言葉を待つ

2010/07/05(Mon) 00時半頃


[残響が掠める哄笑には、唯]

 ―――…。

[瞳に陰りを落とし、その眸を細めるだけ]


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 00時半頃


 幸せな、終りは――
 望んでも手に入れられないわ。
 
 それを望んでも、得られるのはほんの一握りの人だけ。
 多くの人にとっては、それは儚い願い。

 いいえ、一握りの人にとっても、他の人からみれば幸せなだけで――。

 本当は幸せではないのかもしれない、わね。


 でも、縋ってしまう。


 最期だから、特に――。

 幸せな終りを……。


 幸せなんてものは
 憧れる為に在るのかしら。

[ぱちり、と、瞬きをした]

 縋ってしまう、か。
 そうね。

 ……そう。

 なんだかんだ、言っても、
 それを望んでしまうのね――


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