207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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ミナカ。怪我をした。手当をしてくれないか。
[一息ついて発した聲には少しほっと安心したような響きが含まれていた。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 02時半頃
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――6号室――
この濁った目でか?
[あの道化は、絶望の中で凛と立つから、麗しかったように思う。 怒りに任せて権力と剣を振るう男を、己は知らない。 知らないからこそ、疑える。あの凛とした闇だけを、己は信じている。]
……嫌な女神だな、Fanatic. その言い分を信じるなら、犬が何匹いることにすればいい?
[己の騙り名を紡ぐフランク>>11と対象に、皮肉んだような愛称で呼んだ。 ミナカが下手人ならば、道化はあからさまにミナカをかばったという事になるし、ミナカが下手人でないならば、まだ他にも狼がいることになる。]
(18) 2014/12/14(Sun) 03時頃
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代わりなどない。残りは責任持ってお前が飲め。
[元から然程酒を嗜むでもない己は、カップなど幾つも持ちやしない。 瓶に残った赤い水は、そのまま持っていけと押し付ける。 それでも多少の飲み水とニコラスの作るスープさえあれば――思考を断ち切った。 扉の外から、音が聞こえる。肩を震わせたのは見ないふりをしてやった。]
ああ、その予定だな。 言われなくとも、そのつもりだ。
[弱いからなあ、と続いて>>15、僅かに伏し目を作った。 無事に、来るといい。夜が訪れる保証は、誰にもなかった。]
(20) 2014/12/14(Sun) 03時半頃
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[鍵を開けるのを咎めやしない。 欲しいだけの情報は得、そして伝えた。問題は、そのパズルが嫌な形にはまっていくことだ。 扉は捨て台詞>>16を受け止め、そして閉まった。
叫ぶ呼び声>>19が、扉越しに聞こえた。 船医としてのミナカを呼ぶ声。まさかたった今話に出たセシルの話じゃあなかろうなと、閉まりたての扉を開けることにした。 そうでなくとも、ミナカの居所は知っておきたかったからだ**]
(22) 2014/12/14(Sun) 03時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 03時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 03時半頃
それにしても……腹が減った。
[朝から船員の死体を一口二口つまんだだけだ。
こう血の匂いの充満する牢前にいたら腹が減って敵わない。
私は祈るように数秒目を閉じてから牢前に転がる死体の一つを食し始めた。
それが終わると唇に着いた血を手袋で拭う。
口紅ごと赤い色が手袋の甲に付着した。]
ギリー、おい返事をしろ!
生きているのか!?
[聲をあげた後、こんなにも新鮮な血の匂いを漂わせているのだからそちらを辿った方が早いかと考える。]
まったく、お前は私がついていないと
自分の腕を守ることもできないのか?
[出来れば今すぐリーを切り捨てに行きたかったが、ギリーは私のいない間に毒にかかり、腕を切り落とされた。
今離れたら次見かける時には死んでしまっているかもしれない。
そう思うと離れ難かった。]
カシラ、怪我
ミナカ、治す
死んだ手 棄てた 生きル、腐らせナイ
生きル ため
[守るために棄てたのだ、と。
その方法が些か早合点した愚かなものであっても、リーの真意が何であっても、目的は真にそうであったと聲は云う。彼の頬に血を擦りつけながら。]
この、バカが。
[本当に馬鹿な方法だけれど。
ギリーなりの考えがあったのだと分かると頭に上った血が少しだけ冷める。]
これからは手足は切り落とす前にミナカに相談しなさい。
[ギリーの耳が削げようと手足が無くなろうと彼の事を捨てるつもりは更々無かった。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 13時半頃
……獅子?
[不意に船長の呟きを思い出す。
この船で獅子を思わせる容貌と言えば。]
[ギリ―を呼ぶ船長の聲も届いていたから、
多少の覚悟はあったが、想像を超える様に一瞬聲を失った。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 15時頃
ギリ―……お前が船長や俺を大事にしてくれるように。
お前も同じように大事だ。
何かする前に、聞け。
[解毒剤を見つけて来るからと、ちゃんと説明していれば
こんな事にならなかっただろうか。
仲間を傷付けられた事に、子供であった筈の狼は低く唸った。]
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――第三甲板――
どんな腐った頭をすれば食うと思えるんだ。 脳味噌から修理を始めろ。
[差し出された腕>>50が誰のものかはすぐに判った。 太く、傷だらけで、不器用な腕。ギリアンの腕がリーの手の中にある理由をその一言だけで察するのは流石に無理だったが、その何処か楽しげな様子に目を細めて睨めつける。]
命知らずめが。
[普段ならば、かの人を弄ぶつもりか、恥を知れ、と問答無用で研ぎたてのサーベルが顎先を掠めたろう。 避けられない死ならば今死ね、と鬼気迫る勢いだったはずだ。]
(81) 2014/12/14(Sun) 16時半頃
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[捨てられる腕と、その場所を見>>51。 この船の絶望より深く息をつく。]
知るか。 お前の巫山戯た遊びに付き合う義理はない。
[抜刀どころか、悪態一つ残しただけだった。 道化への敬愛がほとほと尽き果てたわけではない。 許可でも拒否でも、その話に関わりたくなかった。]
鍵は開けておけ。 後で戻る。
[ここは単に偶然開いていただけの部屋だ。 汚したらその時殺す、と声を低め耳打ちして、ハンフリーの声の方へと離れていく。]
(82) 2014/12/14(Sun) 16時半頃
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[ミナカが駆け出てくるのが、翻る白衣>>64で判った。 見失うまいと足を向けるも、その視界は頬を赤に汚した道化の姿>>49に塞がれる。]
……は、お話ですか。 貴方のお知恵と慧眼に勝るものなど持ち得ませんが、そのような不肖で宜しければ。
ですが、申し訳ございません、場所を変えませんか。 フランクの奴が女神の機嫌伺いだとこの部屋で発砲いたしましたので、少々荒れておりまして。 貴方をお迎えするには偲びなく。
[腰に下がる重みを確かめる。己はこの道化に刃を向けられるだろうか。 僅かに下の方にある道化の目を、見据えた。]
(83) 2014/12/14(Sun) 16時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 16時半頃
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はい。 貴方にお任せします。
[ここから振り向けば見える部屋。 手狭などというが、一船員に与えられたそれよりも充分な大きさのあるその部屋に、皮肉めいた探りのようなものも感じつつ。 思考の整理をつけた己の様子から、常の様子以上のものは例えこの道化といえど探らせなかったろう。]
貴方がお話以上のことを望むのでしたら、そのように。
[従順な犬と変わらない様子で、首肯する。]
(94) 2014/12/14(Sun) 17時頃
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――船長室――
[戸を閉め、顔を上げたその横を、刃が走る>>97。]
何を仰るかと思えば。 貴方の仰せのままに、航海士の身の安全を図り、"捕虜と見張りを殺した下手人"を探しております。 それが狼か、人かで差もなく、この手にかけ殺す為に。 ヴェラーヴァルは大変残念でした。あれは下手人とは思えませんでしたから。
[肩口を超え刺さるカトラスは、柄がひたりと頬に沿った。 その冷たさを覆い隠すように、人の温もりが触れた。言葉を紡いでいた己の唇を求めて、親指が辿る。 近づく顔、薄れ崩れた化粧の下が微かに見えた。]
(103) 2014/12/14(Sun) 18時半頃
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元より惜しい命ではございません。
[それは、この船に乗り込んだ瞬間より変わらぬ信念。 思いはフランクに既に引き渡してある。献身の意志は、より顕著に。]
(104) 2014/12/14(Sun) 18時半頃
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[そう弱音を漏らしかけた。
勿論そんな聲は仔たちには聞かせられない。
だから胸の裡で呟くだけ。]
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――はい。
[引き抜かれたサーベルが、命を脅かす>>105。 ともすればその切っ先に怯んだかのように、道化の命令応える言葉は、間を置いて告げられた。 真実は、答える前に問を重ねようとした。それは己にのみ命ずるのか、何故探してはならないのか。 考えて、そして止めた。その問がなければ、己がただ従順な犬であるだけで済む。他の動きを無意味に制限する必要はない。]
では、私の手は航海士を守る為だけに。
[ノックがあった。 お出にならないのですか、と静かに喉を震わす。]
(118) 2014/12/14(Sun) 20時頃
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セシル。 探しに行こうとしていたところだ。
[入り来た航海士を見て、こちらも胸を撫でる。 いつ誰が死んでもおかしくない状況で、比較的力弱い彼が無事でいるのは僥倖といえた。 が、続いた報告に目を瞬く。]
副船長が? ――……、よく、無事で。
[下手人探しはしないと誓った手前、訝しむような目線は向けない。 然し、彼なら殺そうと思えば簡単に殺せるだろう航海士が、乱されながらも特別致命傷を受けていないのが現状だ。 何故、と疑問が脳裏にこびりついた。]
(123) 2014/12/14(Sun) 21時頃
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はい、失態を悔いるばかりです。 今時分よりは、期待は裏切らぬと誓いましょう。
[結論航海士は無事であったが、襲わせたことに違いはない。 セシルを守るのは、船長命令でなくとも、己の使命だ。 伏し目に悔いを浮かべ、軽く一礼した。]
ホレーショーが、死んだといったな。
[セシルに確認すると、その殺し手から肯定があがる>>121。 また名簿から消さなければならない名前が増えた。]
(125) 2014/12/14(Sun) 21時頃
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ミナカ、解毒剤を手に入れたから後で来い。
お前も大方毒を受けているのだろう?
[医務室で治療をしているミナカの様子を見ていた私は、彼の動きが何処か可笑しいのに気づいていた。
グレッグに襲われたのだからミナカも少しは傷を負ったのだろう。]
解毒剤? 良かった。
リーの馬鹿も一応何か知らないけど、薬くれたみたいで。
[船長の聲に少しだけ安堵の息を吐く。
だがすぐにはそこには向かえない。]
船長……副船長が、自分は人狼が判る能力を持ってるとか
言い出したけど……フェイク?
それとも……。
[既にフランクの手によって暴かれているとは知らず、
真実ならば。彼を懐柔する事が出来ないなら。
生かしておくわけにはいかなくなる。
あの捕虜の様に。]
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[風が吹いた時に、と己の体は道具として受け渡される>>124。 ホレーショーが死んだとあらば舵を取るのは己しか居ない。 拙さは拭えなかろうが、セシル自身が己を選ぶのに拒否する理由もなかった。]
上は、すぐ戻らんと拙いか? 仕事が残っていてな。
[名前は後いくつ残るのか。厨房横で名簿が待っている。]
(151) 2014/12/14(Sun) 22時頃
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人狼が分かる能力だと?
……。
[少し考えてみて、セシルの証言を思い出す。]
可能性は低いだろう。
もしそうならセシルのことは攻撃しなかったはずだ。
は? 副船長セシル襲ったのか?
皆敵に見えるチキンってことか?
[すぐに返って来た聲に、船長の頭の回転の早さよりも
セシルが襲われた事に驚いた。
ホレーショーを探しに別れたあの後だろう。
益々警戒の色が濃くなった。]
チキン…。
彼は生き汚い類の人間だ。その可能性もあるだろう。
[そして私その汚さに生命の強さを感じて、密かに彼の姿勢を好いていた。]
言い方を変えれば生き残る為にはなんだってするだろう。
気をつけなさい。
……生き汚い……か。
[表裏一体。]
ああ。気を付ける。なるべくな。
[目の前の男を見据えながら返すのは曖昧なものだった。]
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心配はこちらもだ。 軽率に部屋で待つなどと、悪かったな。
[笑う顔に向けたのは、苦味の滲む色。 けれど安堵も間違いなくあって、それはすぐに和らいだ。]
――仔が出来る、か。
[己はヘクターやホレーショーのように、誰かを拾うようなことはしなかった。 役に立つかどうかを判断するのは己でなく上に立つものの仕事で、拾う権利があるとは思ってもみない。 知り得ぬ感情だな、と低い天井を仰ぎ見た。]
(160) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 22時半頃
……生き汚いって言うなら、あんたもだな。
[唐突に喋り出す。]
あんた1人しかいねえんだから。
2つ同時に護ろうなんて欲張り過ぎだ。
騒ぎが収まったら、素顔のあんたとギリ―とで酒飲んだら。
楽しいだろうな。
なぁんてな。下らねえ家族ごっこなんて1日で飽きたわ。
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――駆け寄る姿を、見た。 あれほどの寵愛を受けたいとも思わないが、気に入られているんだな。
[確かに、どうにも目についてしまう存在ではある。 己も時々食事の場でも動かぬのに、パンだの魚だの干し肉だの投げたことがあった。]
……だからお前をどうしようなどと思いはしないが。 狼は仔が出来たから動きはじめたと言っていたところに、船長に仔が出来たようだと言うんだな。
[まるであの道化こそがその子煩悩だと言うように>>163。 さて、風は吹かない、というのはいい報せではなかったが、仕事をこなせるのは有り難い。 上へ、とセシルを促して、厨房横の名簿を求めた。]
(176) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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やっぱりヴェラの言う通り。仲間なんて邪魔だし。面倒臭い。
だから、俺は好き勝手にやるわ。
あんたらも勝手に仲良しこ良しやってろよ。
(もう、謝罪も、感謝も、想いも、伝えられないけれど。)
欲張り?そうだな、私は生き汚いよ。
両親の死んだ日からそうであった。
…私の仔だろう。ヘクターの首を獲ってこい。
[彼を信じて、私はそう聲をのせた。]
そうしたら、酒でもなんでも。素顔でも。
五月蝿い、勝手に生き残って私にそんな口聞いたこと後悔してろ馬鹿。
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――第二甲板――
フランク。
[セシルを共に連れ階段を上れば、目的のものを手にする先客がいた。 合わせて顔を見たのは、リーとキイチだ。生きていたか、とキイチを見て思う。]
(178) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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話が早くて助かる。
[押し付けられた名簿>>183、Hを探す。 探しながら、手は描かれた絵を辿り、余白を探す。 否――ここに残すのは、危険すぎるか。]
おい。この下らない絵は何だ。
[キイチやリーとやり合うフランクの腕を引き、無理矢理にも絵の解説をさせようと顔を近づける。]
(190) 2014/12/14(Sun) 23時半頃
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[充分に顔を寄せたところで、フランクの言葉に重ねながら、ひそめた声を落とす。 曰く、"船長が私に下手人も狼も探すなと命じてきた" "命を反ずれば殺す"と。]
(193) 2014/12/14(Sun) 23時半頃
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[話しながら、ホレーショーの名前に線を引いた。 それから振り向いたリーに、短く息を吐き。]
まだ生きていたか、と思ってな。
[フランクの視線に向けての言葉とわかっていて尚、薄く笑った。]
(195) 2014/12/15(Mon) 00時頃
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[冗談だろ、と聞いてくるのに、頷けたらどんなによかったか。 あれに激昂した道化はもういないと、フランクにだけわかる程度微かに横に首を振った。 おまけに、ホレーショーに線を引きながら、"これを殺ったのも"と足し、顔を上げる。]
さて、セシル。 私の仕事はもうこれと言ってないが、何か行き先に希望は?
[これが仕事というのも、嫌な役回りだ。 だが、お陰でフランクに言葉を残せる。タイミングがよかっただけだが、それも女神の采配なら、好かれたものだと思う。]
(203) 2014/12/15(Mon) 00時頃
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[天井のあたりが騒がしい。鼠の駆音ではない、人の声だった。 背後のセシルにも聞こえたろうか、再び上を見上げ。]
たった今どこへ行くと聞いたばかりだが、行ってみないか。 舵も上なのだし、何もなくとも舵を教えてくれればいい。 銃の試し撃ちをするでも、船内で撃ち合って穴を開けるより海を撃ち抜くほうがずっといいだろう。
[明確に拒否の声がなければ、上へ、とセシルを連れゆく。 そこで双頭の獣と副船長の一騎打ちが行われているとも、知らず。]
(209) 2014/12/15(Mon) 00時半頃
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[時折彼が私を見る目に一種の熱情が篭っている気がしたのは
こういうことだったのだろうか?
最初から絶望の道化師なんて存在しない。
そんなものは船を纏め上げる為の偶像だった。
だが彼が望むのであれば、彼と対峙してる間は
その絶望の道化師に身をやつそう。
もう彼の世界が見えなくなってしまう前に。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 00時半頃
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――第一甲板へ――
おい、何をしている!
[上で見たのはすでに甲板縁まで押し切られた副船長と、左腕だけ人間型した、異形の獣の姿だった。 反射的にサーベルを抜き放ち、構えながら叫ぶ。 惜しい命ではない。セシルを護る為の正当防衛等と言い訳をせずとも、異形に斬りかかるつもりで甲板の床板を踏む。]
(218) 2014/12/15(Mon) 00時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
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[間に合え、と祈りながら、甲板の縁へ駆ける。 はらわたを喰らわれた男と頭を潰された獣。残った獣の頭に向かって、サーベルを薙いだ。 己の体重ごと力に転化するつもりで、ヘクターに食らいつく獣にぶち当たる。 最後に足掻いた男の力が噛み合えば、うまく獣だけ。 そうでなければ――*]
(225) 2014/12/15(Mon) 01時頃
|
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
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