65 In Vitro Veritas
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[カツンと響く、変な靴の音]
[時折響く、甲高い不快な声]
[その居場所は容易に知れた]
[落し物を探しているあの女]
――……ヨルを、返せ。
[その時コーダはまだ近くにいただろうか。
いたとして、聞こえただろうか。
今までに一度も聞いた事がないような。
酷く、冷えた、恐ろしい声色を]
[「何よ」と文句に開きかけた口に。
先ほど持ち出した……鋏を突き刺した。
ヨルと似てるけど似てない女の身体がビクンと跳ねて。
くぐもった汚らしい声で悲鳴をあげた]
うるさい……うるさい……うるさい!
お前のせいでヨルは帰ってこなかったんだ!
どうして!
ヨルは壊れてなかったのに!
お前のせいで壊されて!
捨てられたのか!
[悲痛な声で叫びながら。
言葉のたび、振り上げて、突き刺す。
女の柔らかな肉に、何度も何度も何度も何度も]
[真っ先に潰された喉は罵声も命乞いすらもさせなかった。
聞きたくない、もう聞きたくない。
ヨルとよく似た顔で、ヨルとよく似た声で。
ヨルを馬鹿にしたこいつの言葉なんか聞きたくない]
…………ヨル。
[もうピクリとも動かなくなった女の身体。
見開かれたままの瞳。
その周囲に、赤黒く染まった鋏を振り下ろす。
ぐりぐりと、ぐちゅぐちゅと肉を裂いて]
……おかえり。
[抉り出した眼球に微笑みかける。
いつもと同じ、優しい笑みを浮かべながら]
[ヤニクといっしょに地下にきたか。それとも一人だったか。
ともかく、そのときはヤニクと離れ、きっと彼は近くにいた。
呼んだ声は、彼の耳には届いただろうか。]
――………ニッ………ク。
[彼の目には見える場所、だけど、ほかの者には視覚となる場所で。
その穴だらけになった遺体を見ることとなるだろう。]
[ニックが取り出したその眼球。
それは、あの頃のヨルの瞳の色を湛えている。]
あいつのせいで、ヨルは壊されたんだ。
だったら今度は。
ヨルのために、あいつが壊されないと。
ニック……。
[その言葉は、それまでのニックからは考えられないもの。
だけれども、否定することはできない。
あのモニタの中で、殺された自分と同じ存在は、
壊れたかけたオリジナル、の犠牲になった。
もし、オリジナルが死んでしまっていたら、
壊されなかったかもしれないのに。
(そうなると、不要で処分されることなど知らない)]
ニック、お前が危ない……気がするんだ。
[そんなに優しい彼を、知っているから。]
[倉庫を出るとき、気が付かなかった。
ニックがヨルの瞳を大事に持っていることを。
気が付けば、それも、なんとか置いておくように説得したのに。]
|
― B2階:クローン待機室A ― [きちんとした造りのように見せて、不気味な気配を漂わせる部屋。 それが、クローンの移植治療に関わっている施設だと知ったが故だろうか。
頭を下げる牧野医師>>69には、ただ首を振った。視線は壁のあたりをうろうろと。 壁の凹んだような痕やら引っかき痕は、何とは知れなかったけれど、あまり良い感じは受けなかった。]
や、こんなことがあったんだ、気にすんな。 誰だって動揺はするってモンだ。
[名前を呼ばれれば、ン、と返事だけはしたが、顔はそのままに。]
(113) 2011/09/29(Thu) 00時頃
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[移植という言葉>>69に、漸く彼女の顔に隻眼を向けた。 思い出されるのは、先刻見た、雨宮の青灰の瞳>>6。あのときは、咄嗟に言葉に詰まったけれど。 彼女の問いと、彼の問い。言外に予想している答えは違っていそうで。]
……迷って、んだ。 あんなコト、間違ってるって……そう思う。
[普通の人間にしか見えないクローンの人体を裂く、吐き気を催すような映像。 出会ったクローンたちも、普通に歩いて。喋って。 サインボールに興味深げに手を伸ばした、自分のクローンの姿が再び目に浮かぶ。]
(114) 2011/09/29(Thu) 00時頃
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[けど、と言葉を継いだ。牧野医師の目を見て。]
俺は、今までずっと野球だけしてきて。 コレで、手術すんのやめたら、何も残んねェんじゃねェかって。
もう、あのスタジアムに立てねェのかって思うと……、さ。
[まだ俺も迷ってんだけどよ、と深く息をついた。]
……アンタは、どうなン?
[まだ、手術医として続けていくつもりがあるのかと、はっきりは口にせずも。軽く、首を傾げた。]
(126) 2011/09/29(Thu) 00時半頃
|
ドナルドは、牧野に手を伸べられて、避けることもせず。
2011/09/29(Thu) 00時半頃
[掃除をするって、
掃除をされる?
掃除って?
掃除は、綺麗にすること?
綺麗にすることって、
いったい……。]
[心の中に、何か悲しい気持ちが積み重なっていく。
ニックとは、違う、きっとさみしさの……。
ニックがみんなを愛してくれる優しい人物とすれば、
コーダは、それとは違う、利己的な人間だ。
そう、最後に深く、たぶん「愛して」しまった27番を、
今、思い出してしまって、
その部分だけが狂ってきている。]
|
[牧野医師の返答>>136には、十全な方の青墨色を瞬かせて。
てっきり、彼女は望んで移植医になったものだと思っていた。 医療現場の事情には詳しくないが、若くして移植手術を任されるほどであるならば、期待されているエリートなのだろうと。]
ふゥん……、そんじゃァ、ココを出たら。 仕事替えるつもりってェコトか?
[眼帯の下に指を滑らされ、思わず軽く首を竦めたが、あとはじっと動かずに。]
そっか…、ァ……。
(165) 2011/09/29(Thu) 01時半頃
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[毅然とした意志の宿る言葉を聴けば>>142、掠れた声で、ありがとな、と応えた。]
けど、俺の目が治るってコトは。 ……あの、俺に似たヤツが。
[あの動画のように、麻酔もなしに目を抉られて――? ぞくりと背筋に悪寒が走る。]
俺が野球続けてェってワガママ言や、アイツは命を失うワケだろ。 俺の野球と、アイツの命と。
[天秤にかけて、許されるのだろうか。 痛み止めのせいか撫でる指の感覚はなかったが、触れられることが快いと、もう片方の目を閉じた。]
(167) 2011/09/29(Thu) 01時半頃
|
[赤毛に寄っていく、自分、のように思えた。
それは、たぶん、自分
だ。
それならば、その人は、その人ではなくて、
その人は、自分……のオリジナル、なの だ。]
――……
[でも、そう、思っているのに、
まだ、諦めきれない、想い。]
[ふと、芽生えたそれは、
一つの指針を…………。
そう、それは、ニックと同じような想い。
あの映像のように、ニックや赤毛や壊される。
そう、殺されるなんて…。]
守るよ……。
[小さく、呟いた言葉は、赤毛には聞こえなかっただろうけど]
|
[牧野医師の言葉>>173をじっと聞いていたが、青墨色を眇め、溜息を吐いた。]
移植じゃねェ手術……ってコトか。
[今ではあまり一般的でなくなった外科手術。 彼女の口ぶりの歯切れの悪さからも、それがいかにリスクの大きい方法であるかが伺えようというものだ。]
成程、その分リハビリが必要だったり、完治には至らなかったり……つゥコトな。 移植手術ってェのが当たり前みてェになってンのも、頷けるわな。
[クッと喉を鳴らして笑う。]
アンタと会ったあの公園で、俺、中坊が放った球も取れやしなかったんだぜ。
(199) 2011/09/29(Thu) 03時頃
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[片目でリハビリを続けても、その間に練習量でどれほど周りと差がつくだろう。後発の選手に、3番の背番号は奪われるやもしれない。 完治しなかったなら、最早ソリテス・ウルブズには居られないかもしれない。野球を止めて、別の職に就くか。]
俺が手術拒否ったら、さ。 ……ファンは、どんな反応すンだろな。
[ふと、蛯江の顔が思い浮かぶ。無邪気にサインを喜んでくれた彼。 そんなファンたちは、ソリテス・ウルブズよりクローンの命を取ったなら、どんな目で己を見るのだろうか。]
(200) 2011/09/29(Thu) 03時頃
|
|
[彼女が撫でる>>178に任せ、苦く笑う。]
あァ、痛かねェ。
[少なくとも、傷口は。]
ま、今ァ安静になんかしてられる状況じゃねェかンなァ。 とりあえず、早くココ出ようぜェ。 そォして、俺の担当のセンセイが言ってくれた通り、目ェ治さにゃァな?
[――どんな方法を採るにせよ、だ。 耳の上を滑る指先の感触に目を細め。よォし! と、彼女の傍らの床から勢いよく立ち上がった。]
(203) 2011/09/29(Thu) 03時頃
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[そこへ丁度扉を開けてやってきた散花>>185の、ただならぬ様子に眉を顰める。]
おゥ、緊急用の装置、あったか……って、雪織、ヨーランダ?
[誰のことかは分からなかったが、それでも続いた剣呑な単語には、固唾を呑んだ。 散花から説明を受ければようやく思い至って。]
……誰が、なんで。
[恨みを買っても可笑しくないくらいの罵声を放ってはいたけれど。]
(208) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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|
まさか、罵倒されたクローンが復讐に……? ……なァんて、どっかの映画じゃあるまいし、
[去年話題を呼んだ全編ホログラフィヴィジョン・体感型大作映画に、そんな筋のものがあった。 金ばかりかけて筋は陳腐な三流映画だと、散々な評判だったように思う。何故覚えているかというと、観に行って見事寝こけたからである。]
や、ガキ臭ェ妄想だ、ねェな。
[がしがし頭を掻く。]
それよか、検死なんて牧野センセイに任して大丈夫なのか?
[気遣わしげに、牧野医師の顔色を覗き込んだ。]
(209) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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[――だが。クローンが殺したのでないとしたら、ここにいるクローンでない人間《オリジナル》が? その疑問を考えかけて、続くもたらされた情報に遮られる。]
緊急用転移装置の定員、だァ……?
ちィとずつ運ぶってェのは、出来ねェのか。 だとしたら、人数減らす方法なんざ……、
[ねェだろ、と言いかけて、はたと口をつぐんだ。雪織の死の報告を思い出し、あまりにも物騒な唯一の方法に思い当たってしまったのだ。]
(210) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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|
[首を振ってその想像を振り払うと、努めて明るく言い繕う。]
いや、なんかしら方法はあンだろ。 まだ気づいてねェ抜け道があるかもしんねェし……、
[その苦しい発想は、散花が否定しただろうか。]
コレが転移装置の不具合なら、誰か気づいて助けに来てくれっかもしんねエ。 ソレだ、助けを待つだけの食料でもあれば何とかなんじゃねエのか。
倉庫だとか、棚だとか。 少しくれェ古くなってても腐ってなきゃァ構うモンか、どっかになんかあんだろ。
[俄かに調子を取り戻す。部屋のドアを勢いよく開けると、食料を探すべく廊下に踏み出した。]
(211) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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|
― 地下二階廊下・クローン待機室前→倉庫前 ― [はたと思い至って、一旦踵を返すと、部屋の中にひょいと顔だけ覗かせる。]
古本屋サンは? 牧野センセイ一人にしとくのも心配だし、ついててやった方がイイかもしんねェが。
[そうして、再び廊下をずんずん西へ。誰かがついてくるようなら、特に止めないつもりで。 途中、手術室を軽く覗いて食料の類がなさそうなことを確認しながら、*倉庫の方へと*]
(212) 2011/09/29(Thu) 04時頃
|
[いわゆる、レンラクがとれない、
そして、鉄壁は壊せない。
だけど、人は、
簡単に壊せる。]
コーダ。
僕は、皆を守るよ。
僕らは、クローンじゃない。
僕らは、僕らだ。
だから、壊されたりなんか、しない。
壊そうとするなら……こっちが先に、壊してやるんだ。
[囁かれる声はしかし凛として、決意の強さを示していた]
― 回想 ―
[その遺体の検死がはじまるとき、
リーネの声が届いたような気がした。
そして、ヨルの目の在処、
ニックを見やっただろう。]
|
― 地下二階・南側廊下 ― [部屋――ドナー待機室を出るときに、散花の陰に隠れていた人影>>194を見つけ、瞬く。 散花より少し長い髪の、そっくりな顔立ち。クローンなのだろう、けれど。]
……オンナ?
[一瞬、間の抜けた呟きが洩れて、慌てて軽く首を竦めるような礼で誤魔化した。]
(258) 2011/09/29(Thu) 19時半頃
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[そして、ニックが密に囁いてくる言葉に、瞬いた。]
ニック……
[笑顔がよく似合うと思っていたその顔を見返しただろう。]
お前は、強い……。
[クローンではないと、そういえる、そして、生きるためのみんなが生きるための方法を提示する彼が眩しかった。]
|
[廊下を歩きながら、先ほど牧野医師から渡された畳んだ紙切れ>>216を開いた。端がぎざぎざと破れた紙に、手書きの文字が並んでいる。]
うン……? ロミオ……?
[内容に目を走らせると、どうやらそれは紹介状らしかった。己の目の病状などが説明されている。 移植でない治療方法を選ぶときのためのもの、というわけだろう。]
なんで……別にこんなトコで慌てて渡さねェでも……、
[言いかけて、何となく嫌な予感がした。]
……ッたく、後で突っ返したる。 ここ出たら、もっとちゃんとした紹介状書いてくれ、ってなァ。
[ごそごそと上着のポケットに紙切れを突っ込んだ。]
(260) 2011/09/29(Thu) 19時半頃
|
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[隣の無人の部屋を片端から、中を空けていちいち覗きながら確認する。]
ココは、違う。 こっちも、なさそうだな。
[手術台が見えたから期待はしていなかったが、案の定棚や引き出しの類にも、メスやら用途すら不明の医療器具しか見つからない。]
……お、アレなんてどうだ。
[廊下の突き当たりに見えたのは、自動管理らしい少し重たげな扉。中の見えない扉は、病室でも手術室でもなさそうで、何かの保管庫といった風体である。]
(262) 2011/09/29(Thu) 20時頃
|
|
[倉庫の扉に手をかけようとしたとき、大きな声>>249がした。 上着の裾を掴まれて漸く、自分を呼んだのだと気づく。]
へ、……あー、俺?
[眼帯、なんて訳の分からない呼び名で呼ぶのは。 何より思いっきり聞き覚えのある、その声は。 右眼だけをちらりと動かして見やれば、果たして自分にそっくりな姿。
先ほどは随分怯えて逃げ出したが、今度は向こうから会いに来た。 どうしたのだろう、と眉を上げる。]
どうした、何かあったン? ……けどその眼帯って呼び名、何とかならねェかな。
[半ば諦め気味に溜息をついて、扉から手を離すと相手に近寄った。]
(265) 2011/09/29(Thu) 20時頃
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ドナルドは、丁度そこへ黒田が通りかかって>>263。振り返って、呪文を唱えながら扉を開く彼女を見やった。
2011/09/29(Thu) 20時頃
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[漸く、"赤毛"の手に乾いた血糊がついている>>271ことに気づいて、眉を顰める。]
オイ、それどォしたんだ?
[まさか、雪織ヨーランダの、と息を呑んだ。 自分のクローンが人殺しをしたとは、想像するのも厭だったが。 剣呑な想像は、余りにも邪気のなさそうな相手の様子に遮られる。]
いや、呼び名は別に……眼帯、が呼びやすいんならソレでもイイが。
[自分のクローンから"眼帯"と呼ばれると、どうにも、移植の現実をつきつけられるようなシュールな気分になるのだ。]
ま、岩瀬って呼ばれるコトが多いな。 そんで、聞きてェコトってのは?
(277) 2011/09/29(Thu) 21時頃
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寝てる人ォ……?
[雪織のことだろうか。瞬いた。 どうも、死体に触ったら血がついた、そういう話のようだが。 ああ、彼らは"死"の概念を知らないのかもしれない、と漸く思い至って。]
そっか、ホラ、ちィとこっち来い。
[コレで拭け、とバッグから取り出したスポーツタオルを赤毛に差し出した。]
もう乾いちまってンなら、洗ってソレで拭いとけ。 俺とおんなし顔したヤツが、血ィついたままってェのも、イイ気しねェし。
(287) 2011/09/29(Thu) 21時半頃
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[血に汚れたサインボールには、右目を眇める。 そういえば、彼に渡したあと、映像に動転してそのままになってしまっていた。]
あー、……ま、しゃァねェな。
[今は引退した選手のサインボール。お守り代わりにしていたから、残念だ、とは思う。 思うが、人死にが出ている状況で、ボールが汚れたことを怒っても仕方がない。
それよりも。]
……アンタ、野球、マジで知らねェの?
[岩瀬にとってそれは、相手が死を知らないことよりも、ずっとずっと重大な問題なのだった。]
(289) 2011/09/29(Thu) 21時半頃
|
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あーうん、運動。そりゃァ合ってる。 野球ってのは、だな。
[ルールを一から説明しようとして、ボールすら知らぬ様子の赤毛にそれを分からせるのは、大変骨が折れることだと気づく。 首の後ろに手をやって。]
ま、ざっくり言やァ、球ァ投げて、棒で打って、走る! そういうスポーツだ。
ソリテスに来たら、特等席に招待すんぜェ? すんげェ楽しいってコトだけは、俺が保証する! 俺もガキン頃、スタジアムが家だったらイイなってどんだけ思ったか。
[説明はあまりにもざっくり過ぎたが、観れば分かる!と胸を張って。 スタジアムの観客席に自分そっくりなクローンが座っていたらひと騒動は間違いないが、そこはまあ、誤魔化しようはいくらでもあるというもの。]
(298) 2011/09/29(Thu) 22時頃
|
|
[どうして野球をするのかと赤毛に問われれば>>296、天井を仰いで。]
……なんで、だろうなァ。 俺にゃァ野球が楽しくて堪らなくて、ソレ無しの生活なんて、考えすら出来ねェから、かな。
[改めて、野球と関わることを止める自分を想像して、……それは自分じゃない、と思った。 翼を失った鳥だなんて陳腐な表現をしたら、口さがないチームメイトなんかは笑うだろうけれど。]
俺は、スタジアムにいるときだけは、何にも怖くねェような気がするんだ。 伸び伸びと、好きなコトが出来る。そんで、ソレをファンが見守っててくれる。 それ以上嬉しいこたァねェ、ってな。
[危ないと繰り返す相手には、肩を竦め。]
ま、目が駄目になったりするような怪我は、そんなに多いモンじゃねェ。 別に野球が危ねェ運動ってワケじゃねェよ。
[俺がヘマやらかしただけだ、と苦く笑った。]
(303) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
|
[これはいつの言葉だったか]
ねえ。
コーダは……誰かを、守る?
《その為に、誰かを、壊す?》
|
[袋を持った黒田>>297が傍を通りかかれば、その葛藤などは知らず、声を掛ける。]
どうだ、食いモンか何か、見つかったか?
ま、助けが来るまで食いつなげれば、何とかなるだろうしよ。
[言葉を切ると、漸く焦ったような様子に気づき、首を捻った。]
(308) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
|
|
[自分のクローンに縋られて、困ったように赤銅色を見やった。]
あァ、野球するために絶対ェアンタの目ェ取らなきゃいけねェワケじゃねェ。 他の方法もあるらしいんだが、ただソレだと、今までのように上手く野球は出来ねェらしい。
[リンダの紹介状を、ポケットの上から触る。]
参ったな、眠りたくねェ……か。 ……そォだよなァ。
[はたと言葉を切って、瞬いた。泣きそうな彼の顔を覗き込む。]
球投げるの下手……って、アンタもキャッチボール、すんのか?
[キャッチボール、と言いながら、振りかぶって球を放るフォームをしてみせた。]
(316) 2011/09/29(Thu) 23時頃
|
守るよ。
今一番、壊されそうなやつを。
あいつの目を……。
[赤毛の目のこと、思い出す。]
いまはな。
[それはまだ、牧野の話を聞く前の話]
[自分は、大きいヨルを壊した。
そしてヨルを取り戻した。
他の皆も、等しく大事で。
だから守る為に。
壊される前に。
壊すことは、厭わない]
[ただ、あの時壊すのに使った刃物は。
コーダが、どこかに仕舞ったから。
今度は、コーダがあれを使いたいのだろうかと。
そんなことを、考えて]
|
[黒田から人数を問われて>>309、暫し首を捻ったが、指を折ってオリジナルの人数を数えて。]
ああ、14人で合ってんじゃねェかな。
[野球チーム二つには足りねェな、と小さくぼやく。 それから、乾パンの袋に視線を移して、眉を寄せた。]
……こんだけ、か。
[ともあれ、手伝おうと手を伸ばして、傍らの赤毛にも声を掛けた。]
ホラ、アンタにも手伝ってもらわねェとなんねェ、急いで手ェ洗ってこい。
(321) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
|
[この先、クローンと呼ばれる自分たちの中で、
一番最初に、あの映像のようになる者。
やっぱりそれは赤毛だろうと思う。
そして、移植できる人物もここにはいるらしい。
しかもそういう場所、であるらしい、ここは。]
赤毛のこと、守らなくちゃ…。
[赤毛は大きい、だから、オリジナルのその人も近寄ってはいないけれど、大きいのだろう。
その人を壊すためにはどうすればいいだろう。
ああ…。
そういえば、聴いたことがある。
クローンの中にもイタンシャがいたと。
自分の身体を壊すペナルティ、犯すものがいたと。
首にひもをつけて、ぶらさがったらしい。
そしたら、動かなくなって…
そんな年長者の話。]
|
[赤毛が差し出した手作りの球>>330をじっと見る。そうか、とそれだけ零した。]
キャッチボール上手くならねェままで眠りたくねェ……か。 そォか、俺のクローンもキャッチボール、好きなんだなァ。
[しみじみと、深い溜息を吐きながら。 相手がどれだけの技量かは知らないが、やっぱりそれなりの上手さなのだろうか。
どこか会話が噛み合わないクローンたち。 それでも、キャッチボールをしたいと言う彼は、自分と何も変わらないではないかと、唇を噛んだ。
手を洗う場所を問われれば、暫らく考えて]
そォいや、来る途中、便所があっちにあった気ィすんぜェ。
[と、トイレの方を指差した。]
(339) 2011/09/30(Fri) 00時頃
|
|
[黒田の言葉を聞けば>>328、乾パンの袋から、ざらざらと小分けのビニール袋に移す手をはたと止めて。]
七つってェのは、アレか。 クローンの分はナシで……っつゥ、コト? ん……、確かにそうすりゃァ、だいぶ楽にはなんだろな。
[眉を顰めた。決して多いとは言えない乾パンを眺める。 クローンたちは、電子戸籍にも登録されていない存在で、社会的に"人間"ではないのだろう。
けれども、眠りたくない、と言った赤毛の顔が浮かぶ。 そして、それ以上に気がかりなのは。]
もしそンで不満が募ったら、さっきみてェに……、
[雪織ヨーランダの訃報が思い出された。 あれが誰の手によるものかは分からないし、単にオリジナルとのいざこざかもしれない。けれども、物を知らぬクローンにだって、殺人をする能力はあるはずで。]
(344) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
|
|
[しばし、乾パンを分ける手を止める。
そこへ廊下の向こうから蝦江の声>>335が聞こえると、そちらに手を振った。 その傍にいるのは、彼のクローンだろうか。]
おゥ、こっちは食料見つけて、今、人数分に分けてるトコ。 これじゃァちィと足りねェんで、もうちょいどっかに残ってりゃイイんだがなァ。
[溜息をついた。]
(348) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
|
― 一人になったとき ―
[映像を思い出す。
そして、ニックの言葉も思い出す。
そう、壊す前に、壊す、そんな気持ちがないといけない。
オリジナルは、きっと、
それでも、何かあれば、クローンが死ぬのはしょうがない、と思うような気もするから。]
|
[蛯江の感想>>357には頷いた。]
ン、まァ味の方は期待出来ねェだろうな、こういう非常食料ってのは。 時々、学校の非常訓練で食うようなヤツだろ。 ボソボソしてマズいアレ。
[緊急移転装置の動作訓練やら何やら、ふざけ半分にやった記憶が薄ぼんやりと。不真面目な生徒だったので、大半は記憶の彼方だが。]
こんだけだと、せいぜい五、六人が少し食いつなげる程度……ってトコか。 十何人だと、二日と持たずになくなっちまわァ。
[非常食料の大袋をがさがさと振ってみせ。沢山あるようでも、14人という人数はあまりに多い。]
(365) 2011/09/30(Fri) 01時頃
|
[なんてきれいなんだろうか。]
[ああ、なぜ]
[自分は、彼じゃないのか。そんな、そんなことを]
[思ったことがある。
それは、圧倒的な、差。
ニックはああいってくれたけど、
自分は、この音は壊せない、と思った。
壊したい。とても壊したい。
なぜ、自分はセシルではないのか、
そう、
壊せない。
それは、セシルのほうが優れているから。]
[自分は、もし、その音が失われるのであれば、
壊されてもいい存在なのかもしれない。
それは、本当に、
悲しすぎる劣等感。]
|
[しばし、階上から聞こえてくるらしき旋律にぽかんとした後。]
なんだコレ、すげェ。
[音楽など知らないから、感想を述べる言葉は持たず、それでも何やら圧倒される気が、した。 誰が演奏しているかも知らないが、口を開けたままで、終わるまでそれを聴いていた。
それから、とりあえずは、非常食料を十四の小袋に分け終えて。]
そんで、コレをどうやって分けっか、だよなァ……。 つっても、我慢しろったって、腹ァ減るのはそういうワケにもいかねェだろ。
[蛯江のクローンの方を見やる。 持ちきれないため、黒田や蛯江にも持ってくれるように頼むと]
……ま、他のヤツらとも話し合おうぜ。
[誰かオリジナルの姿はないかと、きょろきょろ辺りを*見回した*]
(380) 2011/09/30(Fri) 02時頃
|
[それは、歪んでいく。]
[そう、こんな目に合うのは、
こんなオリジナルに激しい劣等感を持つクローンは自分だけで十分だ。]
[そう、規則正しい生活。
何も知らずに仕事をして、
そして、話して、食べて、眠って…。]
(ニック
自分も彼らを壊すよ
そう、オリジナルを知ることは、
クローンには絶望だ。)
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