3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[少し前の、どこに、と訊かれて。]
…… ここに いるよ。
[少し、虚ろな声色。]
ぇ?
どうかしやしたか?
[微かな気配にも……驚いた。]
『大丈夫 だよ?』
[返った声は闇色の。]
『それより、あのいじめっこ。送る……?』
|
−PCルーム−
色がついてから…? [オスカーは同時に腕の痣が浮かんだ、ということは 知らないから、きょとんとして、]
私は、色がついてすぐに、 彼女のお友達がいなくなったの。
(直後に響いた柏手の音。)
たまたま…だったかもしれないけれど。
うん、握りしめると、安心するよ。
(1038) 2010/03/03(Wed) 00時頃
|
な に
[そして、そこにいる も見た。]
中庭……
[どうする?といった感じで]
――、…
……、
[空ろな声に。眼を向けるような気配]
――…あの子。 ケイト?
ええ、ケイト、いるわ。
……心配しなくても平気よ。今のところ。
送ってあげるの
そうね、どうしましょうか?
いじめっこ? いじめられっこ?
『ああ、そうか。』
『いじめられっこを送れば、もういじめられないですむね?』
『でも』
[応えたのは、闇色。
沈黙 。]
――大丈夫なら
いいが。
…ヘクターは あいつの名前、 呼べたろうか。
[――鬼は。鬼は。鬼は、送るのは]
…――、…どちらも。どちらでも。
[――己に従う闇は薄すぎて、
決定的なそれを呼び込むことは、出来ないから。]
|
−PCルーム−
[オスカー>>1042の説明をききながら、 その古傷が左腕にあるのだろうか、とか、 いないはずの人というのはもしかして…とか思ったり。]
タイミングが違う? そうなんだ。…最初にビー玉が転がってきたのも、 みんなばらばらだったみたいだものね。
[なんでもないはずだった放課後が 今は遠い昔に思えるけれどー。]
うん、嬉しい。オスカー君と一緒で、私…。。 [薄暗い部屋でも顔が真っ赤なのは、気付かれてしまうだろうか。 それでも構わなかった。側にいたい、そう思った。]
(1063) 2010/03/03(Wed) 00時半頃
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…… ケイト まだ、見つけてない。
[こちらの声は、まだぼんやりとしている。]
ありがとう、なにかあったら呼ぶわ。
ああ、あなたはどちらがいいかしら?
いじめっこ と いじめられっこ ?
ヘクター 見えてないの。
見えて ないの。
[みつけて みて ここに いるのに。]
みえ、
……ない。
――……、
…そう、か。
[――何処か、かなしげに。]
『大丈夫。』
『それより、ねぇ、いじめっこを 送ってあげようか?』
『そしたらいじめっこは、どうするのかな。』
|
−PCルーム−
うん、一緒に戻ろう。
…とりあえず、もうここにいても仕方がないから、 …南棟に戻らない?鞄を探したいの。 多分、職員室前の廊下に放りっぱなしだから。
ねっ、行こ。 [そう言って、左手をオスカーに差し出す。 右手でビー玉を握りしめて。]
(1094) 2010/03/03(Wed) 01時頃
|
『ウン? 違うな、いじめられっこ!』
『いじめられっこが いなくなったら 少しは悲しいと思うのかな?』
長老の孫 マーゴは、演劇部 オスカーの無遠慮な質問には、「なんでもない。」と誤魔化してしまうだろう。
2010/03/03(Wed) 01時頃
そうね。
かなしいかしら。
いじめられっこが になったら。
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