171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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止まりなさい馬鹿。
[刹那。その周囲に、無数の黒き手が現出する。 掌の大きさも指の本数もばらばらの、けれどその腕だけは細木程度の太さを持つ。 ただ拘束するだけの力を持つ黒き檻は、オスカーの紅い紋章を狙って一斉に伸びた]
(318) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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結果的にそうなったみたいね。
可哀想に、オスカーは……失敗作よ…。
[一瞬流れ込んだ負を思い出して、
光流へ返す口調は少し悲しげだった]
失敗作……ね。
[まあ、確かにその通りなのだろうけれど。
聞こえてくる会話には少しだけ微妙な感情を見せた。]
失敗作……Ark因子のあれこれか。
俺は神宮院程詳しくないがな。
だけど、今は失敗作かどうかは問題じゃないだろ。
マスターなら命令解除できないのか?
[止めに入る者は多いが、あの状態でオスカーは果たして無事でいられるのか。
そう案ずる響きが乗る。]
/+
てすてす
ベッキーがラブ様占って死ぬなら。
何かあっても対応出来る様に、こっちの襲撃パスにしとく?
/*
ただ今襲撃はパスです。
占い能力者3人いるとか怖いです。
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あまり呼びたくない名を呼ばせないで欲しいわね……!
[認証番号は、繋がれていた彼を思い出すから。 権限が認められないことは想定出来ていた。何かがオスカーを浸食―クラック―している。 だが、冥者の手―強制終了―まで退けられるのは予想外だった]
深淵―カオスエイビス―の魔牙……! どれだけ強大なマスターが定義されてるって言うの……!
[世界が震える破壊の解放の予兆に、封印解除の冥約―コード―を口に仕掛ける。 が、唐突に消滅した気配にあっけにとられて眼を瞬かせた]
マスター権の、放棄……?
(363) 2014/04/07(Mon) 23時頃
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緋色君は落ち着いたみたい?
[オスカーの冥の気配は消えたが、変わらず力の集束は
感じていて]
それより…無事なの…?
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[元の彼に戻ったことを確認すると、大きく息を吐いた。 倒れゆく身体に駆け寄るが、オスカーと檀の間には入らない。ただ眼を細めて、見守る。 身体が、傾いだ]
少し……、休むわよ。
[迎撃形態―ディア・ダマスクス―は解かぬまま、フェンスに背を預け。 ただ、神―シア―の邪魔がオスカーに入らぬよう監視する]
(367) 2014/04/07(Mon) 23時頃
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ああ、オスカーは落ち着いたみたいだ。
ありがとな。
流石にきつくて完全回避とはいかなくて。
ちょっと、カッコはつかなってたからな。
[実際の程度は誤魔化しながらも、多少の怪我はしたのだと答える。]
……そう…。さすがに皆纏めてラブ&ピースとはいかないか。
[一番ラブ&ピースとは程遠い存在である事は承知の上。
深淵の瞳を前髪に隠したまま、あははと笑う]
大丈夫。ちゃんとカッコイイ。
[素直にカッコ付かなかったと言える姿にクスリ]
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[血を吐くオスカーを見る。 自分の力を分け与えれば、多少は癒すことができるかもしれない。 だが、たとえ乞われてもしない。 彼自身の手で立ち上がるべき場面だからと]
[空を見上げる。 光の楔の代わりに、遠目にも分かるほど巨大な、強大な獣が天空の罅に食らいついているのが分かる。 あれをどうこうできるほどの力は、まだ回復していない]
穿たれし深淵……名すら封じられた禁忌の獣……。 厄介なものを復活させてくれたわね。
そんなにも――……、"力"はきらわれてるのかしら。 世知辛いわ。
[無表情のまま。誰ともなく呟いて。 やがてオスカーと檀の会話が終わったならば、檀に獣を撃つ術の有無を聞くだろう**]
(403) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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先輩。
オスカー君は結局、どうなったのかしらね。
[感知能力を今は解放していない。
それが故に、そんな事を問いかけていた。]
オスカーね…。冥の力は退けた感じかな。
[マスターの権限を放棄したのだから詳細は判らないが
負の力を載せた相手の気配は辛うじて感じられて]
斃れてないのは確かね。
へぇ……じゃあ、きっと。
またあたし達の前に立ち塞がって来るかしらね。
[その声は、どこか楽しげだった。]
そうねぇ…その時は…きっと…彼の意志でね。
[楽しそうな七枷の言葉に、同じ様に楽しそうに返す。
操られていない己の意志を携えた彼を敵としてでも
見れるなら、それも悪くないと]
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あなた達、馬鹿でしょう。
[顛末を見てぽつり、呟く声は冷たくない。光の余波は日傘で受け止めた。 普段ならば、無駄な犠牲を、と止めるところだが。 これは、通過儀礼なのだろうと――オスカーと檀を見て、黙って見過ごした]
[新しい名を頂くオスカーを、少し羨ましそうに眺めながら**]
(447) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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その時は、ラブ先輩も魅せてくれるのでしょう?
[そう言って微笑む。]
聞きましたよ、機関で。
先輩の本当の実力は、半端じゃないって。
あ、は♪ 大したことないわよ、七枷の前では霞むもの♪
[笑いかけて来た七枷に返すのはいつもの呑気なままの笑み。
屋上で1つの決着が着いた事はまだ知らぬまま]
いやいや、何言ってるんですかもうー。
[屋上の事は知らぬままに。
一見すれば穏やかな先輩と後輩の会話を繰り広げていた。]
話してるとこ悪いけど、終わった。
色々あって皇統が脱落した。
俺は……少し休む。
[学園の何処かから和やかな会話に声を投げた。]
皇が……。
[空々しいほどの和やかな会話の途中で聞こえた光流の声に
一瞬黙りこむ]
光流がやったの?
[彼は答えてくれただろうか。そしてどんな答えが返って来たか]
………………後悔している? 神を《新生》ウむ側に来た事を。
[答えも予想出来ている筈なのに。
酷い問いだと自分でも判っていた。
ただ、彼の言葉で聞きたかっただけかもしれない**]
そう、皇がね。
……お疲れ様。
[それ以上は言わず。
休むと言う彼を見送って。]
[先輩にだけ聞こえる程度の声で囁いた。]
無理しなくても、いずれあたしが皇は倒してあげる心算だったのに……ね。
やったっていうか"引き分け"だったけどな。
[返す声は意外にも晴れ晴れしく。]
流れで《新生派》だって宣言したんだよ。
それで全力の"喧嘩"だな。
[あの混沌とした状況の説明は難しいが、聞かれれば覚えている限りの事は話し。]
――いいや。後悔なんてないな。
思いっきり"喧嘩"したんだ
清々しいくらいさ。
[後悔を問うラブへと返すのは紛れもない本音だった。]
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