人狼議事


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視点:


【人】 奏者 セシル

 危ないんだからさっさとする。
 みすみす下敷きになりたくは無いだろ。

[ほら、と言い出しておいて躊躇うミッシェルに、手を差し出し]

(2) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

 どういたしまして。
 それで……何なんだ。

[一人でも自信は無い。
となれば、二人を咄嗟に庇えるかといえば、自信を持って否定出来る。
待っているというグロリアへ、少し行って来ます、とひょこり会釈し]

 ……―

[暗さと、焼け焦げではっきりはしないものの。
破壊されたらしき痕を見れば、眉を顰め。
何かの欠片か、胸に抱くミッシェルを、静かに撫でた]

(10) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[そう付き合いのある家でも無く。
ミッシェルの目には浮かんでいるんだろう、在りし日の家具たちの姿も見えない。

だから、掛ける言葉は無く。
短く、鎮魂歌の自然と匠に感謝する一節を口ずさんで、あとは心のうちで黙祷を捧げた]

(16) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

 伝えたいことは 何ですか?



 あなたが本当に伝えたいことは何ですか?
 


 後悔をしない内に、

 どうか、伝えてください。


 「こんにちは。さようなら」

 そんな些細なことでも構いません。


 明日会えない「さようなら」を
 伝えられるのはつらいから

 だから何も、

 伝えないことが最期の言葉ならば



 ――――それでも、構いません。
 


【人】 奏者 セシル

 ……分からん。

[俯くミッシェルの耳を塞ぐように、頭を抱えこんで抱きしめ]

 分からんし、お前がそういう人間じゃないんなら、分かる必要も無い。
 気にするのは仕方無いが、……気に病むな。

(21) 2010/07/05(Mon) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 何だ、急に。

[優しいなんて、らしくもないと笑おうとするも。
悲しげな響きに、中途な表情で首を傾げ]

 分かった。
 ……いつもの事だろ?

[礼を言って微笑んでみせれば、くしゃりと撫で。
申し訳無さそうな顔なんてすれば、そう笑って、手を引かれるまま外へ向かい]

 ……、 ……?

[何故かその手に、ちがう、と感じて。
訳が分からないまま、一瞬足を止めるけれど。

おぼろげな違和感はすぐに消え。
何事も無かったかのような歩調を取り戻した*]

(29) 2010/07/05(Mon) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 02時頃


 『生命とは 喪われるもの――』

 生まれた時から人は死に向かって歩いていく。
 
 『冥闇は世界を侵し、人々を連れて行く』

 それでも闇の中で人は必死に足掻くもの。

 『死以外の約束など交わせはしない』

 識っていても、認めない、そんな生き方をしてはいけないのですか?



 風化風葬。
 


 失ったものは一体何だったのでしょうか。
 手に入れたものは一体何だったのでしょうか。


 沢山の悲しみを生むこの病。
 それでもほんの少しの喜びが在ればどんなに良いかと思う。


 この手は悲しみだけを生んでしまうのでしょうか。
 この手は喜びを生むには余りにも未熟でしょうか。


 
 ――…。
 


 サイモンさんは、いつも可笑しな人です。
 橋で彼と出会いました。


 嗤っていました。
 狂気に呑まれてわらっていました。


 彼の未来に、
 希望が見出せなかった。


 待ち受けるのは死、のみ。
 全身が麻痺しても、微かに唇が動くことは知っていますが
 彼には、その唇で伝えるものがないと、
 私はそう判断しました。


 身体が動かず、孤独に死すことは、
 とても悲しいことです。


 苦しんで、逝くくらいならば いっそ。


 だから私は彼を橋から川に突き落としました。
 それだけです。


 彼が幸せであったかどうかは分からない。
 けれど死を予告されて不幸せな狂気に生きるよりは
 まだ、良いのではないかと、そう思いました。
 
 ―――だから、私は。


 ―――…。

 大好きな空 大好きな村
 このまま、同じように明日へ続いてゆくと信じていた。

 乾いた口笛 空を渡る調べ。
 その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った。


 緋い空を見上げていた。
 沈まぬ夕陽を見上げてた。
 幾千の影が森を駈けてゆく。


 私とか、あなたとか、恋とか、愛とか、
 好きとか、嫌いとか
 
 「また話すね」

 叶えられない口約束。


 拒絶も、肯定も、仲良しも、喧嘩も、何もかも

 生きているから、出来ること。

 ――あなたが死んだら意味がない。

 ――私が死んだら意味がない。


 気付いてください。

 生きているから出来ること。

 生きているから尊いこと。

 どうか、気付いてください――**


 あなたが――。
 彼に、死という安らぎを与えてあげた、のね。


 
 私は、彼の狂気を感じて――。


 死病が齎す恐怖に耐え切れないのなら――。
 死病が齎す恐怖に染まり、村をこれ以上破壊するのなら――。



 其の前に――、永遠の眠りをと思ったわ。





 彼に安らぎを与えてくれて、ありがと――…う、


.


――彼女に、嘘は付けない。


――敵わないな。

――かなわない。


【人】 奏者 セシル

 ……何、言ってんだ?

[ミッシェルの言葉>>32は、分からない事ばかりだった。
ごめんって何が、とか。
大丈夫って何が、とか。

どうして、これきりみたいな言い方をするのか、とか。

それでも、こちらから表情は見えぬまま、グロリア達に掛ける声は、いたっていつも通りで。
余計に訳がわからなくなり、釈然としない表情のまま、固まっていたが]

 ……っ、待てお前――…、

[先に帰ると走り出せば、その背に声を掛けるけれど。
鈍い動きで追いつける筈も無く、遣り場無い手で、くしゃりと髪を混ぜた]

(125) 2010/07/05(Mon) 13時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……申し訳ありません。どうしたんだか……

[視線を戻してから、グロリア達へ緩く頭を下げ。
それでは、と挨拶をして別れた。

ピアノを弾き損ねてしまったな、と思ったけれど。
今の状態で良い音が出るとも思えず、真っ直ぐに帰路へついた]

(126) 2010/07/05(Mon) 13時半頃

―…だから。

好きになったんでしょう?


[ヴェスの中の恐怖も見抜いた上で。
ヴェスに好かれていることを、結局は受け入れていた彼女を。

それは、単純にしかモノをみれない自分だからこそそう思ったのかもしれないけれど。]


ああ―― ああ。

[頷く]

――はじめは、確かに一目惚れだった。

あの子がくれた花。
あの子がくれた笑顔。
あの子の細い身体。
あの子の儚い笑み。

あの子の――


【人】 奏者 セシル

― 翌朝 ―

 ……雑貨屋の、ティモシーさんが……?

[こんな時なのに、楽しい夢を見たような気がする。
お陰で、特に何をするつもりでも無かったのに、すっきり目覚めてしまって、結局は昨日と同じ出で立ちで、外に出ていた。

道すがら、見回りに出ていた自警団員と話し込む。
いよいよ死者が出始めたそうで、残ると決めた仲間にも、何処かへ行ってしまった者が居るらしい。
教えて貰った死者の名前は、馴染みがあるなしはともかく、全てが見知った名で。
ああ、終わっていくんだなあ、と他人事のように思った]

 貴方は、良いのですか?

[そう尋ねれば、お喋りだった彼は、口を閉ざし。
約束したのだと一言、痛むような鈍さで搾り出したところで、その名を呼ばれ。

仲間と共に去っていく彼へ会釈し、見送れば。
彼の家から、細い布の塊が、運び出されていくのが見えた]

(129) 2010/07/05(Mon) 14時頃




…うん。

[ヴェスの言葉に、頷きを返すだけで。
こちらからは、続きを促すことはせず。]


一緒に――!


【人】 奏者 セシル

 ……ヴェス。

[墓地へ、向かおうか。
そう思って足を向けた先から、弟と、その思い人の声。
一方的な語りではない。

口端に笑みがのぼるものの、それを良かったと思ったのか、悲しいと思ったのか、良く分からない。
ただ、声を掛けるつもりは無く、踵を返そうとして]

 ……コリーンさん?

[おそらく、同じ2人に注視していたんだろう女性の姿に、首を傾げた]

(134) 2010/07/05(Mon) 14時頃

─…ヴェス…。


[頭に響くヴェスの声に、目を伏せた。

言いたくて言えない言葉は、自分の胸にもあるから。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 14時頃


[ヴェスパタインに向けて。
謳うように儚い会話を続けるメアリー――]

 メアリー、あなたは旅立つの?
 この死病に冒された村から、ヴェスパタインを置いて。

[彼女から死の気配を僅かに感じ、始めていた。
この村には死が蔓延し始めていたけど、それよりも僅かに濃い死の気配。

女が幼い時に流行り病で逝った、母。そして、幼いまま同じように流行り病で逝ってしまった弟。
身近な人から感じた――死病による死の気配。

そして、街に住んでいれば、村と違う意味で、死は常に隣りあわせだった。
街特有の鼠などを媒介にした疫病、裏路地での金目当ての強盗による死、ただ享楽のためだけの殺害。死は至るところに溢れていて。

女は、そういう死を見つめ続けていた、だけに。]


[踵を返し、ヴェスパタインの元から去る少女の姿――。

そこに感じた悲しい気配に、眉を顰めた。]


【人】 奏者 セシル

 ええ。ただ、何か思うところがお有りな様子が、少し。

[ひとのあれこれを、詮索したり、仕入れたりしようとする人ではないと思うから。
見つめていたさまが、気になっただけと、何処か含みをもった答えに、柔く笑んだ]

(143) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……笑う筈もないよ。お前は、おれよりよっぽど、立派だ。

[想いを交わしあい、けれどその先へ続かない、ふたりのこえ。
がんばったな、と本人を前にしては、けして言わない呟きを落としてから]

 此処へいらっしゃる前、でしょうか。

[静かなコリーンの声に、ひそりと問い掛けを返す。
打ち切ろうと思えば、軽く打ち切れる程度の声で]

(153) 2010/07/05(Mon) 15時頃



 別れは、……
 辛い?


 あなたは、慈悲を望む――?

[ヴェスパタインにも、傍のセシルにも届かぬ声で囁いた――**]


【人】 奏者 セシル

[村外れに住まう女性のことを、多くは知らない。
だから、影のある美人と評されるその笑みの理由も、知らないのだけど。
彼女も何かしら、理由が有って村に残ったのなら。
影の薄らいだ笑みを浮かべてくれることも、あれば良いなと思いながら、自分はいつものように笑って]

 いえ、お引止めしてしまって申し訳ありませんでした。
 お気をつけて。

[見上げる空に、自分も凡その刻を知り。
ひょこりと会釈すると、彼女と別れたのだった]

(161) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 15時半頃


【人】 奏者 セシル

 お早うございます。

[ラドルフへ会釈を返してから、お早う、と弟へも挨拶を。
肩を竦めるのを見れば、そ知らぬ顔で、にこり笑み]

 明日どころか、今日の事も分かりませんし、どうなのでしょう。
 ……ああ、そうでした。

[物置から持ち出したよ、と鞄の中から引っ張り出したぬいぐるみを見せても、ヴェスに咄嗟に通じるのかどうか。
ともあれ、よろしけれはどうぞ、とラドルフへ差し出しながら]

 ……。火事も、あったし。……、あと、サイモン君の死体が、少しおかしかったのは、聞いた?

[弟の言葉>>160に、自警団員から聞いたばかりの話を思い返し。
軽く眉を顰めた]

(164) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>162死のうとしても、のくだりに、青年を見遣ったけれど。
足音と、いつもの、声が聞こえれば、そちらを向き]

 ……おはよう。お前こそ、昨夜はあんな時間に、どうしたんだ。

[いつも通りに、思えるけれど。
様子を伺うように、じ、と見つめ]

(167) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

[弟への問い掛け>>166に、ふむ、と首を傾げてから]

 ええ。もう、誰のものだったか忘れるくらい、仕舞われて久しいですから。
 また抱きしめてくれるひとが居れば、ぬいぐるみもその方がしあわせなんじゃないかと。

[尋ねる口ぶりながら、しっかりその腕に力をこめているラドルフに、安心したように笑い。
どうぞ、とぬいぐるみと彼の頭を、交互にぽんぽん撫でた]

(172) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

 ほら。お前も覚えてないか。
 おれのだったか、お前のだったか。随分昔に、遊んでただろ。

 どうせ仕舞われたままなら、必要としてくれるひとに渡そうと思って。

[弟の視線がこちらへ来れば、そう説明し]

 …… 、そうか。
 だけど、あんまり夜に出歩くな。……物騒になってきたみたいだから。

[こういう、決まりきった笑顔を浮かべるやつだっただろうか。
ミッシェルの答え>>171に、何かすっきりしない気分は残るものの、かたちにならなければ追求することも出来ず。

何も無くて良かったが、ときんいろの髪を撫でた]

(174) 2010/07/05(Mon) 15時半頃

ねぇ、ヴェス。

私さ、やっぱり。
バカだから、こうするしか、出来ないや。

セシ兄に、甘えてきた分。
ちゃんと、一人で大丈夫だよって。

だから、セシ兄はセシ兄のしたいこと、してって。

そう言うことしか、出来ないんだ。


─…ヴェス、やっぱり私、バカなのかな。

でも。
セシ兄のこと、困らせたく、ないんだ。


――兄貴のしたいこと、ね。

兄貴は、何がしたいんだろうな。

村を出ていって
オルガンで地位を掴むのを諦めて
この村に篭って
時折お前の顔を見て

――それから?


─…わかんない。


わかんない、わかんない、わかんない。

でも、私が、セシ兄のしたいことの、邪魔になるのは、ヤなの。

私が心配かけてばっかりじゃ、きっとセシ兄は、我慢、しちゃうから。


最後だから、最期だから。
セシ兄が、傍にいたい人のところに、行かせてあげたい。


奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの表情を、じ、と見ていたが

2010/07/05(Mon) 16時頃


【人】 奏者 セシル

 ……だからそう、どうして極端なのか。

[出るなとは言ってない、といつものような溜息を吐き。
作品か、とだけ尋ね]

(180) 2010/07/05(Mon) 16時頃

【人】 奏者 セシル

 ああ。……ミッシェルのが覚えてるとか、どうなんだ。いいけど。
 そういや、お前のが抱えて回ってた気もするし。……実際誰のだったんだ。

[あの頃は、ぬいぐるみを抱きしめれば、顔なんてすっぽり隠れてしまって、成り代わられているような状態だったけれど。
今はもう、そんなことも無い。

見上げるほどに背の伸びた弟と、並べば鼻先に、きんいろの尻尾がくる妹分と。
大きくなったなあ、なんて目を細めて、些か年寄りじみた声音で呟いてから、真顔になり]

 ああ。どうも、な。病気で死んだようには、見えなかった んだと。

[ミッシェルも居るので、あまり具体的なことを言いたくなく。
濁した言葉で弟>>169へ答え]

 ……。

[死んで当然かもしれないと言うラドルフに、サイモンと何があったか分からなければ、諌める言葉も筋違いだけれど。
聞き流すことも出来なくて、柔く眉を顰めて少し、強くその頭を撫でた]

(181) 2010/07/05(Mon) 16時頃

兄貴の行きたいところ。
兄貴の傍にいたい人。

――どこに?
誰と。

――聞くことも出来ない?

だから―― 送り出すフリをするのか?


───……っ


だ、って。

私は、ずっと。甘えてきたんだよ?
セシ兄が優しいから、それに胡坐かいて、ずっと、ずっと。


そんな私が、どうして、どうやって。

聞けるっていうの。


困らせるって解ってて、どうして、聞けるの。


【人】 奏者 セシル

[わかる、と。そして懐かしむような口調の弟>>182に、ふわり、嬉しげなのを隠すこともなく笑んでから。
何をどうしろと、に肩を竦め]

 ……色々?

[ラルフの言う必要>>179の意味を図りかねて、きょとんと首を傾ぎ]

 色々あるなら、ひとつしか選べない必要に拘ることも、ないように思いますけれども……。

(184) 2010/07/05(Mon) 16時頃

ごめん。

─…ちがう。



私、きっと、まだ。

あのひとのこと、忘れてないって。

セシ兄から、聞くのが。


こわい。

それだけ、なんだ。


――。

二年。

長いようで、短い。

兄貴があのひとのことを忘れるってことは

ないだろうな。


忘れるなんて ありえない。

――そんなことは分かり切ってる。

でも――

だからといって 何を選ぶかは別の話だ。


─…うん。

私、それを聞いたら、きっと。

あのひとのこと、恨んじゃう、から。

ずるいって、思っちゃうから。


あのひとは、優しかったのに。

私にも、セシ兄にも。


それを、憎んでしまいそうで、こわい。


ヴェス、は。
私に、言わせたいの?


セシ兄のこと、好きだって。
ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。


そんな我が儘を、セシ兄に。
言った方がいいって、思ってる…?


【人】 奏者 セシル

 そうか。……あまり、根を詰めすぎるなよ。

[頷くミッシェル>>185を、いつものように撫でようとして。
上げた手を、一瞬止めて、ふいと下し]

 おれのか? だったら、まあ、良かった。譲っても何の問題も無い。
 ……って、何でおれのだと取り合うんだかな、そこ。

[兄の立場は何処行ったんだ。今更か。と溜息混じりに呟いていれば]

(189) 2010/07/05(Mon) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

 …、迷惑かどうかなんて、話し合ってみなければ分からないことも多いですよ。
 ……何も成そうとしないまま、何もかもを諦めないで。

[立ち去ろうとするラドルフに、暫し逡巡ののち、その腕へ手を伸ばし。
逃げられなければ、ぎゅっとして、よしよし頭を撫でた。

むかしむかし、弟がミッシェルとぬいぐるみを取り合っていた頃は、そう出来た時のように]

 ……申し訳ありません。でも、……。

[逃げられても、逃げられなくても。
そう謝罪して、続く言葉は無く。
去るのなら、そのまま見送っただろう]

(190) 2010/07/05(Mon) 16時半頃

――ふ。くく。

背中を 押して欲しいのか?


別にそれ自体には興味がないんだ。
お前が、兄貴とどうしたって。

でも―― 兄貴は

願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない

そう言ってたぜ?


誰しも――怖がってる。

僕も お前も

――兄貴も。


背中…?

─…わかんないや。
押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。


だって、結局。
決めるのは、私だもん。


願うのも、動くのも…決めるのは、私。


…セシ兄、も?


【人】 奏者 セシル

 ん。……作品のことは、お前が大丈夫って言うなら、そこは、何も口出ししないさ。

[決まったと真っ直ぐに告げるミッシェルに、そうかと頷き]

 ……お前ね。

[衒い無く向けられた笑顔が眩しかったから、目を細めて笑い返すのだった]

(193) 2010/07/05(Mon) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

[選んだという呟き>>188が聞こえれば、柔い笑みを目元に浮かばせ]

 ……さて。こういう時に、酒って飲むのかな。
 二人はこれから何処へ行くんだ?

[鞄を掛け直しながら、尋ねてみる。
鍵盤と向き合うには、心が騒がしいし、墓場を訪ねるにも、死者のねむりや、生きて作業をする者の邪魔になりそうで。

一緒に来る?と首を傾げ。ともあれ自分は、酒場へ足を向けただろう*]

(194) 2010/07/05(Mon) 17時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 17時頃


誰だって一緒だ。

――分からないか?


─…ううん。

わかると、思う。



ごめんね、ヴェス。

愚痴っちゃって。


【人】 奏者 セシル

 ……優しいわけでは、無いと思いますけれど。

[腕の中で震える青年>>197を、どうにかしてやりたいというのは、自分がしたいことでしかなく。
彼に、手を伸ばす気が無いのなら、ただの押し付けで終わる自己満足だ。
それでも、]

 必要の種類とか、大事なものの順序とか。
 おれはラドルフ君が何に拘って、何を大切に思っていらっしゃるのか、分からないですが。
 放って置けない貴方を構うことは、おれにとっては大事なことです。

[振り解かれない限りは、あるいは、そう出来なくなるまでは。
手を伸ばしていようと、震えの止まらない身体を抱きしめて、撫でていた。

やがて、腕を解けば。突然の失礼を詫びて、見送った]

(216) 2010/07/05(Mon) 21時頃

【人】 奏者 セシル

 ああ。……そうだな。

[3人で酒場へ行くことになり。
先を行くミッシェルの後ろ、ヴェスと並んで、乾杯する理由、に頷いたりして]

 良いお酒を頂く約束を、少し早いですが果たしに参りました。
 少々、予算的には控えめになってしまうのが、申し訳ありませんけれど。

[お揃いで、と言われれば、先日の口約束を理由に。
注いで貰ったグラスを傾け、いきなり味が分かるようになるわけでもないのだけど、味わうように転がしながら]

 クリストファーさんの所も、人が憩っているようですから。
 酒屋と茶屋が一緒になってしまったら、溢れてしまいそうです。

[歩くうち、通りすがった店先から漂ってきた、いつもの茶葉が蒸れる香りと、細々した話し声。
それが、店主を含めたものかは分からなかったけれど、そう笑い]

(217) 2010/07/05(Mon) 21時頃

【人】 奏者 セシル

 ……大丈夫なのか?

[ミッシェルのグラスにも注がれるアルコールに、そういう年齢とは分かっているのだが、目の前となれば心配げな声で窺ってしまうのは反射の域。
ちゃんとご飯は食べてる、と自分の名が出れば、大丈夫、というようにゴドウィンへ頷いていたので、その表情は分からず]

 ん。お仕事中は、飲まれないのですか?

[彼のグラスをミッシェルが指摘すれば。
此処に滅多に足を運ばなかったから、飲むのも初めてで。
いつもの流儀を知らなければ、ただ疑問を口にするのだった]

(218) 2010/07/05(Mon) 21時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 まあ、ゴドウィンさんからしたら、おれも子供のうちに入ってしまいそうですけど。
 仕方ないだろ、お前、仕事以外は成長してくれないんだから。

[ゴドウィンの笑み>>222に、こくこく頷いて、やや眉を下げて笑み]

 それが冗談に聞こえませんので、謹んで功績を称えられます。
 あとは、お茶や簡単な食事で済ませていそうなのを鑑みれば、お茶を分けて下さっていたゴドウィンさんも、ですね。

[ありがとうございました、とグラスを手にひょこり頭を下げ。
ツケ、という言葉に、逡巡する様子を見せるも]

 では、お言葉に甘えて。
 人相なんて、ふふ。クリストファーさんが茶葉を見ている顔と、ゴドウィンさんが酒瓶を見ている時の顔って、結構似ていると思いますよ。

[火照ってきた頬を軽く叩き、少し苦味の混ざりそうになった笑みを流すように、グラスを傾けて]

(225) 2010/07/05(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 ……そうでしたか。葉巻は…… 誰か、持っている方は、いらっしゃらないのかな……。
 代用品ではやっぱり、駄目なのでしょうね。

[音楽学校時代、金も校則も喫煙を許してくれないからと、木の枝を齧っていた同級生を思い出すも。
心残り、の代わりには到底ならないだろうと、残念そうに首を摩った]

(226) 2010/07/05(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

 ……飲んでたのか。

[ゴドウィンとの会話から、そうとは分かったけれど。
ミッシェル本人の口から聞けば、酒精で蕩けかけた目を、ぱちりとまるく、瞬いて。

彼が髭をさするのを倣うように、顎を撫でてみるけれど。
つるっとした皮膚の感触があるだけだった]

 10年…… サバ読みなのやら、謙遜なのやら、ですね。
 食べ物、むしろせびるくらいなら良いのですけど。放って置くと食べているか怪しいくらいだから、困るんですよ。

[苦笑いに、すみません、と溜め息吐きつつ]

 酷いなあ。笑うと愛嬌のある顔をなさっていると思うのに。
 天から葉巻、ですか。甘さとは程遠いですけれど、嗜む方にとっては正に甘露なのでしょうね。

(237) 2010/07/05(Mon) 22時頃

奏者 セシルは、酒屋 ゴドウィンの解説を、聞くともなしに聞いていたが

2010/07/05(Mon) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

 ? 足りなきゃ、おれも持ってるけ、 ど

[立ち上がるミッシェルに、振り向き。
けれどその視界に映ったのは、ふわりと落ちるきんいろの尻尾]

 ……っ 、

[がた、と落ちるように椅子から降り。
立ち上がらせようと、腕を掴んだけれど。
大丈夫か、と尋ねるだけの一言を口にするのに、随分と、時間を要した]

(242) 2010/07/05(Mon) 22時半頃

奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルに話の続きを促した。

2010/07/05(Mon) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

 ……そんな所ばっか、大人みたいなことしてたとは。

[子供舌のままな癖に、と気を取り直すように、呟き。
確かに、ゴドウィンさんは十分好い男ですけれど、と柔く笑みの形に表情を作り、見上げれば]

 …、 ……

[棚の押される音に、作った表情が軋んで、眉が寄ったが]

 ……馬鹿。大丈夫だったら、お前、意地でも立ってるだろ。

[しゃがんだまま彼を心配するミッシェルを、呼吸を整えてから、ぺし、とひとつ小突き。
腕を引いて抱え込むと、行儀が悪いが足で椅子を引き寄せ、座らせた]

(249) 2010/07/05(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 お手伝い、致しましょうか?
 それでツケを甘めにしていただけると、なんて下心はありますが。

[目を細めるゴドウィンに、視線を合わせられず、伏し目がちに尋ね。
知ってるよ、とミッシェルの染まった頬を撫ぜる。
まだ、あたたかい。血の通ったいろをした、頬。
そんなことを考えながら、礼に頷くも、やはり彼女とも、視線は合わせられず]

(255) 2010/07/05(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ひたり。
ミッシェルの言葉>>253に、一瞬動きが止まり]

 ……っの、 馬鹿!

[店の中、ということも忘れ。
いつものように怒鳴れば、酔いに強くない頭は、くらりと酩酊を訴え。
軽く、カウンターに突っ伏した]

(256) 2010/07/05(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 痴話…… いえ、申し訳ありません。

[突っ伏したまま、ゴドウィンの大きな手の感触に、目を細め。
顔を上げようとしたら]

 いや、え。何。何でおれ死ぬの。

[ミッシェルの動揺っぷりに、むしろ動揺。
未だくらくらする頭を抱えながら、とりあえず、大丈夫だから、とさする手を掴んだ]

(265) 2010/07/05(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 いや、単におれ、酒あんまり強くないだけだから。
 ……まあ、怒っては、いるけど。
 ………んな、泣くな。紛らわしくて悪かったから。

[涙目を前に、強くも言えず。
大丈夫だから、とおずおず撫でてから、席を立ち]

 ほら、何とも無いから。手伝って来るよ。

[ぱち、と薪の爆ぜる音に、カウンターを回って厨房へ礼をしてから踏み入って]

 ……すみませんでした。

[もう一度、ゴドウィンに謝ってから、手伝えることを尋ねた]

(270) 2010/07/05(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……そうですね。
 ヴェスと、あまり素直な会話が出来ないようになって……それでもミッシェルは、手の掛かる妹分のままだったから。
 それに救われた所は、有るんでしょうね。

[本人を前にしては絶対に言わないだろう呟きを返し、少しだけ困ったように笑い]

 何か、召し上がられたいものとか、ありますか。
 好きなものとか。

(276) 2010/07/05(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 わ、 いえ、そんなつもりは。

[小突かれて、きょとんと瞬きながら、何処の家庭とも違うだろう、年代と種類が幾重にも重なった、酒精の匂いが染み込んだ厨房の空気を吸い込んで、棚を開ければ、また別の匂いが混じった]

 喜んで。何なら、ゴドウィンさんは座っていて下さって構いませんよ。
 ああでも、お酒とお茶は、本家にお任せ致します。

[葉巻もね、と肩を竦めて笑い返し。
必要な分だけ取り出すと、包丁を手に頷き]

 ゴドウィンさんなら、お世話をして下さる佳人のひとりやふたり、いらっしゃるものかと思ってました。

[たんとん、と野菜を刻む音は、整いすぎて気後れする程だったヴェンリッヒ邸のそれよりは馴染みのある場で、いつものように軽やかだった]

(286) 2010/07/06(Tue) 00時頃

 祈りは

 どんなに祈っても
 
 届かず

 呟く声は

 微かな喧騒に

 消える


 開幕の合図が響き

 繰り返しを踊る

 この世界をつづる物語

  終末はあなただけのために

  ちいさくいのりつづける

    「ただ、ただ、しあわせに」


【人】 奏者 セシル

 あれ、いつの間にかハードルが上がりました?
 弾き語り出来る楽器なら、一曲奏でて、お口直しに、とでも出来るのですが、さすがに此処までオルガンは響きませんし。

[善処します、と木べらを手に、柔く笑い]

 え、そのままの意味ですよ。
 ゴドウィンさんは、お世話する側だったのですか?
 勝手にされる人は……、そうですね、そういう人も、居るものです。

[塩漬けに触れた指をぺろりと舐め。
しょっぱい、と当然の呟きを漏らした]

(302) 2010/07/06(Tue) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

 褒めてますとも。
 ……、それは、何より。そう誇れる貴方と、一時を共に出来たことを、嬉しく思います。

[間はあったけれど、出来ました、と机のほうへ振り向けば、ふわり笑み。
簡単な炒め物に、サラダにスープ。幾つかの具を挟んだパンを、用意されていた皿に並べ、トレーに載せ。
2人の待っているであろうカウンターへ]

 潰れてないだろうな? 出来たぞ。

(309) 2010/07/06(Tue) 01時頃

【人】 奏者 セシル

 調理中には飲まないんだし、もう大丈夫だ。
 お前のが回ってるように見えるぞ。

[また崩れるなよ、ととろんとした表情のミッシェルの頭に、ぽふりと手を置き]

 急かさない。手にトレー持った大の大人が、2人揃って出てきたら、邪魔だろ?

(314) 2010/07/06(Tue) 01時頃

今は、もう少し。

このままで、居たいんだよ。
ヴェス。


…私、頑張る、から。
我が儘でも、なんでも。

─…だから、もう少しだけ。

妹で、いたいんだ。


[何処からか聞こえる囁き]

 ただ、幸せに――…。

 この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。
 あなたは、慈悲を齎すの?


 現世の苦しみから解放された世界へ
 そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。


 ―――分からない。

[死んだサイモンが幸福だったかどうかは知らない]

 慈悲なんて偽善かもしれない。

[生きることに価値があると、説いた]

 此の手は今は未だ、誰にも伸ばせない――

[されど彼女が、苦しみから解き放つ事をするのなら]

 ……委ねるわ。


【人】 奏者 セシル

 確かに。

[ゴドウィンから残りの皿>>321を受け取り、カウンターに並べがてら。
深く頷いてから、自分も席に戻り]

 ?
 燻製や塩漬けが多くて、ちょっと塩気が多いかもしれないけど。おつまみには丁度良いかな。

[弟の呟き>>316に、ぱちり瞬くも。
こういう形だけれど、一緒に食卓を囲めるのが嬉しく、箸を休める合間に杯を合わせ。
いかがですか、とゴドウィンの評を窺ってみたり。
ミッシェルの酒量に、それとなく目を遣っていたり。

片づけまでを料理の一環として、酒場での一時を過ごしたことと思う*]

(325) 2010/07/06(Tue) 01時半頃

 そう、偽善、かもしれないわね――…。
 生きる事は素晴らしい、もの。


 たとえ、時間が限られていたと、しても。

[生きる事に価値があると説く彼女に]
 
 でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。



 今は、誰にも伸ばせない、のね。

 私は、メアリーが死病に伏すなら――…。
 残された人に共に逝ってもらう心算。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時半頃


 彼女が苦しんでいるのか、否か――…。
 私は出会った事がないから分らない、けど……。


[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。
委ねるの言葉に――…]

 私で、いいの?
 あなたの手でなくて――…。


 あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。

 私はあなたが死病に冒されるまで――
 それをする心算は、微塵もなくて、よ?

 あなたの想いの強さを感じていた、から。


 メアリー

[ぽつ、とその名を復唱し、
 彼女に執心だった人物を、想う]

 彼女を想った彼は――…

[後を追うことを望むか否か。分からない。分からないけれど。]
 
 異議は無い。


 ――−"彼女"の終わりだけは

 委ねません。

[ただ、今はその時ではない、とだけ]


 委ねてもらえるようなら、私が――…

 メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。

[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。
別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]

 ラドルフさんも――…
 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、
 苦しみそう、ね。

 でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。
 それを見届けてから、とも想っているの。


 そう、わかったわ。

[ 其の囁きには、短く]


 ……はい。

 それで、構いません。

[手を汚さないことも卑怯かもしれない。
 だけど誰を選べば誰が笑ってくれるかなんて
 わからなくて。]


 ――…。

[ そう、誰に死を齎せば――…。
誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。

でも、今この人を選べないという人はいて――**]


 生まれて来る朝 死んで行く夜

 生まれて来る意味 死んで行く意味

 あなたが生きている現在《いま》。


 泣きながら生まれ

 笑いながら歩み

 どんな顔をして死ぬのでしょう。


 「こんにちは、はじめまして!《Ich freue mich, Sie kennen zu lernen!》」

 「わたしの 可愛いお姫様」

 「握り返す手が愛しかった」

 「あなたがどうか、幸せな道を歩みますように――」




 それが母の、願い。

 


 「ご機嫌はいかがかな?《Wie geht es Ihnen?》」

 「僕の 可愛いお姫様」

 「笑う顔を見るだけで嬉しかった」

 「お前がどうか、素晴らしい人生を送りますように」




 それが父の、願い。

 


 嗚呼 Mutter, Vater...
 
 私はあなたたちの願いに副うことは出来るのでしょうか。

 ただ、産んでくれた事実は、"今此処に居る私"。



 毎日、しあわせを、さがしています――**
 


 あなたは、呪うの?

 誰かを――…。



 村の人々が噂するように、本当に。


【人】 奏者 セシル

 何だか、かえってご厄介になってしまって、申し訳ありませんでした。
 ご馳走様です。お酒を嗜むのも…… 良いものなのですね。

[ゴドウィンに、そう礼をしてから。
どういたしまして、といつもより伝わる温度の高い、ミッシェルの頭に手を置き]

 馬鹿。飲み過ぎた自覚があるのに、一人で帰るやつがあるか。

[赤い顔で、大丈夫なんて言う彼女をそのまま、ずるずると家まで送り。
自分はといえば]

 ……お嬢様の所なら、ひと箱くらい無いでしょうか……。

[煙草をどうにか手に入れられないものかと、考えながら。
屋敷へ向かって、歩いているのだった]

(404) 2010/07/06(Tue) 22時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時頃


【人】 奏者 セシル

→ 教会 ―

 ……おれが葉巻を探して歩くなんて。君が見たら、大笑いしただろうな。

[くすねて来た葉巻を無理やり人に突っ込んで、咽る様を眺め、悪びれもせず笑い転げた悪友を思い出し。
無意識に、懐にいつも仕舞いこまれている一枚の絵を摩りながら、あれやこれやと考えているうちに、気づけば目的地ではなく、教会の前に立っていた]

 ……――、 く

[掠れた笑いを漏らし。
慣れた感触の扉を開けば、其処にひとの気配は無く。
差し込む西日が、昨日の火事のように赤く、オルガンも、像も、椅子も、硝子も、染み込んでいるだけだった]

(407) 2010/07/06(Tue) 22時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

― かえりみち ―

 弱い自覚があるから、滅多に飲まないし、限界も分かってるよ。
 ……まあ、さっきは悪かったが。

[それ>>412を持ち出されると、弱く。
あらぬ方を向いて、歩いていたが]

 …… 、

[不意に聞こえた、呟きに。
気のせいかと思うような小ささだったけれど、確かに聞こえたそれに、決めてある応えはあったのだけど。
正直に、言おうか言うまいか。
そう考えて、開きかけた口を明確なかたちに出来ないまま]

 …… そう、だろうな。

[応えられた呟きが、ただ、すとんと胸に落ちて、納得する。
最期に、誰に傍に居て欲しいか、なんて。
そういう願いを、彼女だって持っていたって、自然で]

(422) 2010/07/06(Tue) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 どういたしまして。……だから、大丈夫だって言ってるだろ。

 ……それと。
 ……… 、いや、何でも、ない。

[別れ際。
何処へ行くも、遠慮なんてするな、と言おうとして。
かえって気遣わせてしまうかと思えば、そのまま、表情の見えぬ背を見送るだけで]

 ……ったく、何やってんだ。

[そうして。誰へ押し付けてやれば良いのかも分からない自分の頭を、がし、と掻いて。
何も出来ないまま、彼女の家から離れたのだった]

(423) 2010/07/06(Tue) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ふわふわした足取りは、物音ひとつしない中でも、さして響かず。
備え付けの椅子を引き、楽譜立てを寄せた音が、唐突に、悲鳴のように幾度か耳障りに木霊す。

椅子にいつものように腰掛け、けれど楽譜立てには、楽譜でなく、懐に仕舞われている写真を置き。
ぽ、ぽろ、と、空にはとうに輝いているだろう星のうたを、奏で始めれば]

 ……あ。すみません、お邪魔しています。
 お仕事に使われますか?

[ギリアンの声>>416に、手を止め。
その更に向こうの姿>>419にも気づけば、2度の会釈をした]

(425) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 や、おれのはもう、ただの趣味ですよ?
 落ち着かれるのは、貴方が敬虔な信徒だからなのでしょう。

[仕事と言ってくれるギリアン>>427に、柔く笑んで、申し訳なさそうに首を振る。
それでも、止めなくて良いと示されれば、そうですか?と首を傾げて窺ってから、また指を鍵盤へ戻し]

 ……、そんな訳ありませんから。

[恐る恐る、といったラドルフの声>>431に、くすりと笑い。
怖いところではないですよ、と手を止めぬまま、招いた]

(435) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 …――Wie Todes-ahnung …

[音を添える予定はもう無い。
それでも、ただ個人的な想いだけで、どの練習曲よりも弾き熟した曲を奏でれば、自然と歌が零れる。

死の予感。
恐るべき夜闇。
其処に差す、ゆうづつのひかり。
どうか、……最愛のひとを、その死出の旅路を。
照らして欲しいと、祈る詩。

幾度も同じ旋律が流れれば、飽きてしまいますか、と尋ねるように、ふたりきりの観客を見遣り]

(441) 2010/07/07(Wed) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 他の、何かでなくて。
 ただ祈るという行為にいきつくのは、十分敬虔であるように、おれには思えます。

[彼>>437が何を祈っているのかは知らないけれど。
ミサでの真摯な姿は知っている。
それと、彼の、神への深い信心も。
だから、それくらいしか出来ないと、卑下に似た言葉に。不思議そうに笑んだ]

(442) 2010/07/07(Wed) 00時頃

 あなたは、死ぬのが、怖いの?


 一人で逝くのが、残されて逝くのが怖い、の?


 あなたの傍には――…。

 あなたを想う人がいたのに、……
 あなたも、その人を想っていたのでしょ?


 選んだ道は正しかったの?


[何処から聞こえた、
の哄笑に、漏れる呟き。

目の前には、永遠の眠りにつこうとするゴドウィンがいて――。
せめて、静かに、との思いが沸いて。]


[でも、人は弱いから――…。

狂気に堕ちても、その人を責められる事だろう、か。]


 ――…。

[誰も、皆、心に弱さを抱えているのだから――]


【人】 奏者 セシル

 でも神様は、99匹の羊を置いて、1匹の迷える羊を探しに行かれるような方ですよ。

[無理に、その腕を引くつもりは無く。
ただ俯く青年>>444に、柔い視線を向け]

 ありがとうございます。

[良いという応え>>445に、ひょこり小さく頭を下げ。

恐らく、彼の謙虚に見えるそれが、より尊く思えるのは。
破壊された家具と、燃え崩れた家。
そういう、心のままに従えば、誰かを傷つけることも厭わない振舞いを、目にしたからもあり。

綺麗と評されれば、鍵盤は鳴らすままに、すこしだけ、逡巡してから。
礼を述べて下げた頭に、髪が揺れ。
その表情は見えなかったことと思う]

(448) 2010/07/07(Wed) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 ――…、

[ぽん、と幾度目かの繰り返しの終わり。
ちらりと、楽譜立てを見。
やがて奏でられるのは、ミサでは定番の賛美歌と、ハミングに近い歌声]

 ……? 親の罪は、子の罪では無いでしょう。
 天国に行けると、自信をお持ちな方がいらしたらむしろ、どうかと思いますし。

[彼の生まれを、その家を、風の噂として聞かぬわけでもない。
けれど、あえて深く知ろうとしたわけではない。
だから明確なことは返せないけれど。
生まれを厭って教会にすら遠慮するなんて悲しいと、想う響きで問いかけ。

ギリアンが首を傾げるのを、視界に映しながら。
細いこえで神の名を謳う]

(465) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時頃


【人】 奏者 セシル

 死ぬのは…… 皆、いつか。
 やりたい事が抱えられないほどに有ったひとや、死ぬこと自体が受け入れ難いひとにとっては、きっと、正に罰のような苦しみなのでしょうけれど。

 でも、ラドルフ君を含めて。この村の人々が、そんなに特別、罪深い存在だとは。
 思えませんし、思われるなら、悲しい……ですね。

[サイモンへ、昏い言葉を投げかけた彼。
他にも、住民へ良い思いを持てぬまま、過ごしてきたのだろうかと。

た、たたん、かた、と音に合わせて軋む鍵盤。
かなしい、と。愛おしむ優しさで指を滑らせ、繰り返した]

(474) 2010/07/07(Wed) 01時頃

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