人狼議事


180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-

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【見】 流浪者 ペラジー

[少女の声に合わせて、聖魔杖がリィン――!と啼いた。
それに共鳴するように、銀のリコリスがその身を揺らす。
淡い白金色の光が歌うようにキラキラと輝きを増した。

その光は、目印となり。
現世と、あるいは、何処かの物語と。
はたまた、大事な誰かとの再会を望む者の手助けを。
例えその身が朽ち果てていようとも。
再会の名を持つ花は、その意志を祝福する事だろう。]

(@13) sunao 2014/06/23(Mon) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

――――…!

[やがて少女はハッと宙を見上げた。
それは一人の男が一つの世界を救った時の事。>>89]

…お見事。上出来ね。

[宙を見上げたまま、少女の口元が笑みを作った。


が。
程なくして。]

(@14) sunao 2014/06/23(Mon) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

……きゃっ!?

[何か>>91がものすごいスピードで傍を駆け抜け、
天使像の元へと落ちて行った。
直後、それは何かにぶつかって止まったようだが。]


あら。
……探す手間が省けてなんとやらね。

[その何かが落ちた先に探し人>>93を見つけると、
少女はフードを軽く押さえ。
館の頂を軽やかに、トン。と蹴った。]

(@15) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

[たとん。

微かなブーツの音だけを響かせ、
男と少年の元にふわりと少女は舞い降りる。]

ごきげんよう、教頭先生。
お加減はいかが?

今の貴方なら、久しぶり。と言った方が
適切なのかもしれないけれど。

………あら?

[ふと、隣の少年を見て、少女は小首を傾げる。]

……………カリュクス先生…にしては幼いわね。

[少年の登場する物語はどうやら読めていないようである。]

(@16) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

…来たくて来た訳じゃないわよ。
私はあくまで保険として呼ばれたみたいだわ。

万が一、貴方が”正しく目覚めなかった”場合のね。

まあ、色々あったみたいだけれど、
貴方が昔行った悪逆非道に比べたら可愛いものよ。

[フン、と鼻を鳴らして言葉を返す様は
現世の女子高生のそれとはまるで異なる生意気な態度。]

あら、男の子だったのね。
ごめんなさい、知人によく似ていたものだから。

[惚気はさらりと流して、少年へ詫びた。]

(@17) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

猫を被るだなんて、失礼ね。
周りに合わせているだけよ。

[それでも多少浮いてしまう事があるのはさておき。]

………。

[告げられた謝罪に、少女は瞳を丸くした。
それから、ふう。と溜息をついて。]

…私も悪かったわ。
確かに今の貴方には関係の無い事ね。

それに私、別に貴方に嫌味を言いに来た訳じゃないのよ。

[こほん、とひとつ咳払い。]

(@18) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

お疲れ様、そして、ありがとう。
貴方のおかげで助かったわ。

時計回しとなった恭介は今や世界の一部。
ある条件を満たさず、彼が居なくなれば。
あの世界は世界として成り立たなくなる。
今回、貴方に白羽の矢が立ったのはきっとそのせいね。

[元の世界の仕組みをさらりと告げ。]

(@19) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

――――で。

そろそろ私は帰るけど、貴方。
帰り方はわかるかしら?

もう少しお酒を楽しみたいならゆっくりして行くといいけれど。

[暗に、今共に行かぬなら置いていく、と告げた。]

(@20) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

そうね、それは私も同感だわ。

…でも。
そうやって誰にも悟られずに世界を支えてきたからこそ。
今の平穏があるのよ。

………別に擁護する訳じゃないけど。

[フイ、とそこでその話を切り上げ。]

(@21) sunao 2014/06/24(Tue) 01時頃

【見】 流浪者 ペラジー

貴方ね、自分が一般人でない事棚に上げてよく言うわね。
一般人は世界を救ったりなんてしないわよ。

まあ、今回は頑張って貰った事と。
貴方のおかげで私達の世界の大体の座標はわかったから
特別大サービスよ。

じゃ、準備はいいかしら?
別れの挨拶がまだなら、それ位は待ってあげるわ。

[男がこの地で遣り残した事があれば。
少女はそれが終わるまで、待つつもり。**]

(@22) sunao 2014/06/24(Tue) 01時頃


 

 ―――― Tu rururu lala


               ralalan dada …


[小鳥は静かに歌うのみ。**]



お前は、…逝くのか?
 



……、…遅かれ早かれ。
 


……我が創造主《カミ》すらも。
もう私の苗木《セカイ》を見限っている。

それでも。
私は破滅《死》する苗木《セカイ》に最後の祝福を唄おう。

だが――。


一年か十年か、あるいは百年持つか。
全てが破滅《死》するまで。
ゆるやかにゆるやかに、枯れた世界は滅びる。

苗木《セカイ》からすれば短い時だが。
人は滅びに直面してもしぶとく足掻くが故に、私の想定以上に『延命』されるかもしれない。

[ふわりと翻るマントを真紅の翼へと変え、大きく広げる。]


破滅《死》までの短い猶予期間。
もはや、どうしようもない世界に悪意《種》を撒くよりは。

悪意を容れ。
悪意を信頼し。
悪意の標へとなると言い切った。

王の道《√》がどこへ行くのか見るのも、悪くはない。

[いつか忠誠を誓うが如くそうしたように。
赤い翼を胸元へと折り畳む。]


【見】 流浪者 ペラジー

― 別れの刻 〜 白金陽が満ちる光の庭にて〜 ―

まあ、ね。
それを支えるのが私の役目でもあるのだけど。
でも、私じゃ力になってあげられない事も沢山あるわ。

もし、貴方に優しさの欠片があるのなら
………たまには愚痴でも聞いてあげて頂戴。

世界を救える一般人にはお安い御用でしょう?

[珍しく冗談めいた口ぶりで、男>>101に向けて緩やかに笑って。
挨拶を済ませた様子を見れば、小首を傾げた。]

(@27) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

あら、もういいの?
割とあっさりね。

…まあ、今生の別れと言う訳でもないかしら。

[何処かの世界の何処かの人たち。
本来交わる事のない物語の登場人物たち。
これから先、彼らが何処でどう生きていくのか。
それは本人達にしか、いや、本人達にもわからないかもしれない。

でも、不思議と。
この出会いは、ここで終わりではなく。
また何処かで会えるような、そんな気がした。]

(@28) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

………じゃあ、行くわよ。
じっとしてないと落っこちても責任は取らないから。

[それだけ告げると少女は聖魔杖を構え、詠唱を始める。]

―――…呼応せよ《エイン・オーシェ》

[少女の声に白金の光がリィィインと啼き、
緩やかな風が少女と男の頬を撫でた。]

(@29) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

 
 ――我の楽は 疾る碧!

   光射す遠き標(しるべ)を 我らは目指す! 
   一の大地を踏み 百の海を越え 我らは行く!


   想いの翼を背に今! 己の足で千の空を翔けろ!
 

(@30) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

跳べ!! ―― 疾る碧の奇跡《エィ・メラーナ・ラーラット》!!!


[謳いあげ、石畳に杖を突き立てると、
カァン!と澄んだ音を立てて、辺りの白金が碧へと変わった。
緩やかだった風は碧の光を纏って少女と男を包み込んで行く。]

(@31) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

セレンディアの王!

[碧の風に包まれゆく中、少女は一人の英雄に声をかける。]

………見事だったわよ。
貴方の歩む道に、幸多からん事を。

そして、銀の祝福を受けたる者達に光あれ!

[最後の言葉は、この館に集った全ての者へ向けて。
少女が高らかに祈りを捧げると同時。
碧の風が弾けると、そこに少女と男の姿はなく。
光の庭に爽やかな風が吹いた。]

(@32) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

出航だ、テメェら――――――!!!


【見】 流浪者 ペラジー

― 元の世界へ ―

[碧の奇跡は無事に少女と男を元の世界へと届ける。
館のあった時空はどうやらこの世界とは時の流れが異なるようで。
こちらの世界では、少女と男が姿を消してから
あまり時間が経っていない様子だった。

雨が降ったのだろうか>>0:41
道には夕陽を映す水溜りが出来ていた。]

(@33) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

…ただいま。

[男を送り届けた少女は白銀の狼と共に真っ直ぐ帰路につく。
玄関を開けて帰宅を告げると、
だらりとソファに凭れてテレビを見ている家人が此方に気付き。
おかえり、と身を起こした。]

………確かに、この人が世界を支えてるなんて
誰も考えたりしないでしょうね。

[ふう。と溜息をつくと、
家人の頭の上に3つほどハテナが見えた気がした。
そして腹が減ったと言われれば、あ。と思い出す。]

(@34) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

あー…、…折角拾って貰ったのに置いてきちゃったわ。

[今夜の夕飯の食材は、館の冷蔵庫の中に今も眠る。]

……まあ、いいわ。
今夜はピザでも取りましょうか。

[滅多に店屋物を頼まない少女の一言に、家人は瞬いて。
それとは対照的に、少女は何処か楽しげに
宅配ピザのチラシを探していた。**]

(@35) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

 


 ―――― …… rururu lala ……




[それは"誰"に向けたのか。
鳴り響く歌声は虚空へ、永遠に消えた。


          ――*悪意の小鳥 END*――]


……お前が望むなら、

[やがて。一番最後に掛ける言葉は胸赤鳥へ。
もっとも近くにあった小鳥へと、目を向けて]

お前の望みならば、叶えてやろう。
それが僕が最初に決めた意義《ルール》だ。
王は王を望む者のためにある故に。………だが、


僕が、お前を失うことを望みたくない。


…。悪意は進化の種となる。
お前はそう言ったな?

ならば見るがいい。その行きつく先を。
僕がお前に見せてやる。


  ───お前が”見たかった”景色を、だ。
 


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