42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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>>157 サイモンが……
[僅かに驚きの表情を浮かべて呟く。 サイラスやラルフの知り合いとして何回か面識はあった]
……それは、やはり人形破壊事件に関係している? サイモンは、人工生命の作成者だったし…… ……何か、他に聞いたことはない?
[色々な考えをめぐらせながら、神妙な表情でたずねる]
(159) 2011/01/15(Sat) 20時頃
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ケイトは、ソフィアに話の続きを促した。
2011/01/15(Sat) 20時頃
ケイトは、サイラス達は今頃どうしているだろう、と思いを馳せた。
2011/01/15(Sat) 20時頃
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>>162 そう……そうね。 まだ、何も分からない。何も……
[内心、少しほっとしたような やはり不安なような複雑な感情を感じながら]
………
[ふと、何かを考え込むような表情をしばらく見せた後、 ソフィアの目をじっと見て呟く]
……ソフィア。アルバイトが終わった後、 時間、少しだけ取ってもらえる?
(164) 2011/01/15(Sat) 20時半頃
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[――小さい。小さくて、赤い影。何かを思い出す]
…まさか、ね。
[それは独り言としてはいささか大きな声になってしまった。
他の者にはいざしらず、夕顔には聞こえてしまっただろう]
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>>166 そう?ありがとう…… ……店長さんもお久しぶりです。 ……これ、新作ですよね。
[流石に店に入って何も買わないのも気が引けるため そう言いながら季節のフルーツを焼きこんだパンを買って ソフィアが着替え終わって出てくるのを店の外で待つ]
(167) 2011/01/15(Sat) 20時半頃
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・・・・・・!
[耳に届いたサイラスの言葉に思わず息を飲む。何かとても悪い予感がして、サイラスに向ける瞳には恐怖の色が見えた]
[怯えた瞳を真っ直ぐ見つめて、彼女の反応をうかがう]
サイモンさん、意識不明の重体だって。
[静かな口調でそう告げて、それからふっと表情を緩める]
俺、昨日の晩現場の側に居たんだ。
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>>170 大丈夫。そんなに待っていないから、気にしないで。 ……フランスパン?ん、別に嫌いじゃないから食べられるけれど…… タダでもらっていいの?お金、そんなに困ってるわけじゃないから 普通に出せるけれど……
[昔からの「仕事」で懐には大分余裕がある。 財布を取り出しながら、そう提案して]
……うん。出来れば、人に聞かれないで話せるような場所がいい。 歩きながらでも構わないけれど。 人って自分に無関係な会話は雑音として聞き流すものだし。
(172) 2011/01/15(Sat) 21時頃
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現場。俺が滅茶苦茶にしといたから。
君が犯人だなんて、そうそうばれたりしないよ。
[不気味なほど落ち着いた声で、青年は囁く]
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>>174 そう? ……それなら、遠慮なく。
[財布をしまい、紙袋を受け取って先ほど買ったパンと同様に抱える]
……ん、そうだね。 ええと……
[小さく頷いて歩きながら話し始める。 ……と言っても本題は中々切り出すことが出来ず、 昨日見たショーの話や、何気ない世間話になる。 ゆっくり歩いていたつもりだが、 話しこんでいれば、ほどなく広場に着いてしまった]
(177) 2011/01/15(Sat) 21時頃
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・・・・・・・・・えっ?
[サイラスから聞かされたのは驚きの言葉]
死んで、無かった・・・の?
[思わず呟いて慌てて口を閉ざすが、耳元で囁かれた言葉にさらに驚き]
・・・・・・何故・・・?
[サイラスを見上げる。瞳に宿った恐怖の色は完全に消えていた]
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>>179 ……うん。私も、ソフィアと同じ物にする。
[広場の自販機の飲み物も大抵制覇したので、特にこだわりはない。 飲み物を買ってひんやりと冷たいベンチに腰掛けて、 ソフィアが隣に座るのを待って話し始める]
……ソフィア。その……話。なんだけれど。
[俯きながら、小さく消え入りそうな声で呟く]
……ソフィア、私が人工生命…… 人形だってことは、知っているでしょう? ……それで、ソフィアにお願いがあるの。
(183) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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[夕顔の様子が少し落ち着いたのを確認すると、
僅かに笑みさえこぼれた]
あの現場を見て、ざまーみろって思ったんだ。俺も死んでると思ったから。
君の動機は知らないけど、俺は人形が恋だのなんだの言うの、嫌いだから。
あのヒトそっち系では有名っぽかったしね。
[まるで世間話のような口調で、そんなことを吐く]
…で、気づいたら…ね。いつのまにか。
我ながら無茶したもんだ。
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>>187 ……知っての通り例の破壊事件が、この街でも起こり始めた。 私は、あくまで人形として振舞う事が多いから、 自分のことを隠したりはしていない。 見ず知らずの人でも調べればすぐに私のことは分かる。
[相手に気遣わせてしまっていることを心苦しく思いながら、 自分も合わせて声を潜めつつ、話を続ける]
……そうなったら、私は多分長くない。 だから……私に何かあったら、サイラスのことをお願い。 もちろん、私がこんなことを気にかけるほど 私とサイラスと深い仲なわけじゃないけれど……
[恋人面できる立場じゃないのは知っている。 でも多分、直接サイモンに手を下しているかは分からないけど、 サイラスは……恐らく……]
それでも、お願いしたいの。
(190) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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……彼の力になってあげて。 ……ソフィアしか、頼める「人」がいないの。
[多分、それが彼に必要なこと。 そして、ソフィアにとっては残酷なことになるかもしれない。 理解しつつ、身勝手な願いをする自身に反吐が出る]
(192) 2011/01/15(Sat) 21時半頃
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・・・・・・そうですか。
私は・・・・・・ただお父様と、ただ、そう呼びたかっただけなのに・・・
[そう言って、俯く。しかし、すぐに顔を上げると、隠していた本を見せて]
・・・・・・実は、あの時にこの本を持ち帰ってしまって・・・それで、図書館に隠しに行こうとしていたんです。
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 21時半頃
彼女の事情の全てを察することは出来ないが、「お父様」という単語に幾許かの親近感を覚えた]
これ…あの部屋の?
…まいったなあ、あそこの資料って結構珍しいの多いから…。
それにそうでなくても、図書館って全部の本に番号振ってあるだろ。
下手したらそっから足がつく。
[そう言って困ったように視線を宙に投げる。]
できるなら、燃やしちまうのが手っ取り早いかな…。
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……ありがとう、優しいソフィア。 心配をかけて、それと、変なことを言ってごめんなさい。 我ながら、凄く唐突だった。
[そう言った後に、少しおかしそうに笑った。 言うわけにはいかない。彼が人形破壊事件に深く関わることになり、 窮地に立たされることになるかもしれない、などとは 口が裂けても言うわけには行かなかった]
……サイラスは襲われたサイモンさんの研究室にも よく出入りしていたようだし、 人形でなくても、人形の次に狙われる可能性は十分にある。
[用意していた答えをつらつらと告げた後]
……分からないわ。 「愛される」ことが使命の私達が 本当の意味で人を「愛する」ことができるか…… でも、そう……
(200) 2011/01/15(Sat) 22時頃
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[……ふと、空を見上げる。 小鳥が広場の上を飛び去り、微かな鳴き声を零した]
……この「気持ち」が、ソフィアのいう感情であれば、と。 ……私が、そう願っているのは確かな事実。
[そう言って、ソフィアへと視線を戻して笑顔を浮かべた]
(202) 2011/01/15(Sat) 22時頃
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・・・そうだったんですか。
・・・・・・危ない所でした。
燃やす・・・ですか。でも私は火を扱えませんし・・・
[サイラスの言葉に困ったように少しだけ眉を下げ]
・・・・・・さっそくですが、お手伝いしてもらってもいいですか?
[サイラスに聞いた]
分かった。多分、俺なら上手いこと処理もできる。
[仮に足がついたところで、それで身が危険になるのは少女ではなく己。
先ほどまで青い顔で怯えていたのに、今はあまり怖いとは思わなかった]
じゃ、こっちに貸してくれ。
[差し出した手の意味は、周りの人間には分からないだろう]
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>>200 ……そう。 なら、私がそんなことを言っていた、と覚えておくだけでもいい。 それにソフィアは、十分に私の助けになっている。 無力なんかじゃない。
[隣に腰掛けるソフィアの手をそっと握ろうとしながら]
……ありがとう。ソフィアが本物だと言ってくれた気持ちも、 今、私がソフィアに感じているこの感謝も、 きっと私が集めた"知識"の中で、とても価値あるもの。 改めて、そう信じられる。
[そう言って、静かに笑顔を浮かべた]
(211) 2011/01/15(Sat) 22時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 22時半頃
はい、よろしくお願いします。
[差し出された手に本を手渡す]
ケイトは、ソフィアへの感謝の気持ちでいっぱいだ。
2011/01/15(Sat) 22時半頃
[人通りの少ない角のたばこ屋で、普段は吸わないたばこと、ライターを買った。
その次は雑貨屋でカッターナイフ。
全ての買い物を済ませたら、それらを持って公衆トイレへと駆け込んだ。
ここで本を切り刻み、枯葉と共に火をつけるつもりだった。
このまま水に流してもよかったが、全てをそれで処理するには時間がかかりすぎる。
すぐに流れる分だけを処理して、ページを減らした]
ふーっ……。
[なにせ人を殴り倒せるほどの本だ。
かなりの量があって骨が折れたが、ゆっくりもしてられない]
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時頃
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>>220 [相手がぎこちないながらも笑顔を浮かべるのを見れば 小さく頷いてみせて]
……やっぱり、ソフィアには笑顔が似合う。 特別な力じゃない。それがきっと本当のあなたの力。
[握った手は暖かい人の温もり。 冷たい自身の手とは違う。大切なものだ]
……ん。じゃあ、ソフィアの言うとおり、 感謝するのは、ソフィアが約束を果たしてから……
[そう言った後に、くすりと笑顔を浮かべて]
……私の話は、これで終わり。 長々と付き合わせて、ごめんなさい。 ……そろそろ、パンを食べましょう。飲み物も、冷えてしまう。
(226) 2011/01/15(Sat) 23時頃
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>>232 うん。新作のパンも買ったし、楽しみにしていた。 ……いただきます。
[そう言ってパンに口を付け始める。 折れたフランスパンは丁度いい大きさになっていたけれど、 それでも全体の量は変わらないので、手こずってしまった。 新作の季節のフルーツパンはフルーツの歯ざわりが活きて 美味しいけれど、少し甘酸っぱさが目立った。 そうして味の感想を言い合ったり、 さっきのように他愛ない世間話をしている内にパンを食べ終わる]
(238) 2011/01/15(Sat) 23時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時半頃
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>>241 ……ご馳走様。
[食べ終わり、小さく目の前で手を合わせる]
……それじゃ、私はそろそろ行く。今回は、ありがとう。 また、新作が出たらパンを買いに行くから。
(245) 2011/01/15(Sat) 23時半頃
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>>248 大丈夫、心配しないで。 ありがとう、ソフィアも気をつけて。
[そう、これから事件のことについて調べに行こうと 思っている以上、ソフィアを巻き込むわけにはいかない。 見送りは丁重に辞退してソフィアと別れた]
(253) 2011/01/15(Sat) 23時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/15(Sat) 23時半頃
[思いついた軽口があるにはあったのだが、
今は言う気分になれなかった]
若者が悩む内容なんて、色恋沙汰に決まってんだろ。なんて。
[言える訳がなかった]
…なんで。俺がこんな想いをしなくちゃならないんだよ。
[ひとつ、ふたつ。脳裏にちらつく映像。
その全てにケイトが居て―――時折、それに重なるように。
己が憎んでやまない、あの女人形の影がちらつく]
…いっそ、全部壊してしまえたら。
[母親気取りの勘違い女も。彼女も。
恋だの愛だのと煩い人形どもを、全て壊してしまえたら――]
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(まず最初に行くべき所はどこだろう。 何をするにしても、まず事件の事を知らないと……)
[事件が起きたのは昨日の夜から今日の朝にかけてだろう。 既に警察の手は回っているだろうが……]
……人形資料室。 まずは、そこから……
(265) 2011/01/16(Sun) 00時頃
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