42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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[そのチラシを撒いたのが隣町の襲撃犯と同一なのか、便乗なのかまではわからない。
自分にとってそんな細かいことはどうでも良かった]
あの時の人形は……
[事件現場の凄惨な光景が、ずっと頭から離れない。
そして、あれを見た時の不思議な高揚感も、なかなか忘れられなかった]
あの女に似てた、な。
[狂気に満ちたチラシが舞い散る中で、己は静かに笑っていたのだ]
[頭ではわかっているのだ。
自分は父親が入れ込んでいる人形の女が気にくわないだけで、人形そのものに辛く当たるのは間違っていると。
それでも、心の中にはずっと…
人工生命など最初から存在しなければ良かったのにと、そう思う自分が居た。]
[好きになろうという努力はした。
元々の人形史という専攻を生かして、理解しようとした。
しかし、心の中に芽生えた暗い感情は完全には消えなかった。
研究に没頭して、昔よりずっと深い人形の知識を得ても]
…やっぱ、無理なもんは無理なんだよな…。
[あの光景が、自分が苦心してしまいこんだその感情を一瞬で呼び起こしてしまったのだ]
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[慶三郎にお礼を言って分かれた後に考え始める。 彼が特に目をかけていたあの女形……佐村鏡花といったか。 見事な演技だったが……]
……あの人も、人形なんだろうか……
[化粧もしていたし、衣装も着ていたため 見た目からでは全く分からなかった]
……少し、お腹空いた。
[朝昼兼用の食事をしてから何も食べていない。 そんな時、ふとクレープの臭いを感じてそちらへ目を向ける]
(211) 2011/01/14(Fri) 19時頃
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>>204 ……あれは……
[目を向けたクレープ屋の前で足を止める青年を見つけて、 近づいて声をかける]
……サイラス。 ……サイラスも買い食い?
[甘い臭いを漂わせる店に目を向ける。 空腹を感じていなくてもついつい寄ってしまいそうだ]
(212) 2011/01/14(Fri) 19時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 19時頃
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>>213 甘いものは別腹、とも言うし気にしなくても大丈夫だと思う。 ……でも結局どんな図解を見ても 「別腹」がどこなのか分からなかったけれど…… ……あ、私はストロベリークレープでお願いします。
[人間とはやはり不思議なものなのかもしれない。 注文を店員に告げて焼き上がりを待つ]
……もう、知っているかもしれないけれど、 昨日ラルフがサイラスを探していた。 ……いくら親戚の店とはいえ、 代金を払わないのは誉められたことじゃないと思う。
[そう言いつつも、あまり真剣に咎める気はない。 少し苦笑気味に笑顔を浮かべた]
(214) 2011/01/14(Fri) 19時半頃
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>>216 ……? 分かった。見つかったらサイラスにも見せる。
[何か自分はおかしなことを言っただろうか。 分からずに首を傾げる]
ふふ。サイラスも相変わらず調子がいい。 その様子だと、もうラルフには会って しぼられたみたいだから、私から改めて言うこともなさそう。
[おかしそうに笑顔を浮かべた後に、 同じように出来上がったクレープを受け取って食べつつ]
……そういえば、最近卒業論文で 忙しそうにしているようだったけれど、そっちは順調?
(217) 2011/01/14(Fri) 19時半頃
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>>218 またまた見栄を張って…… 最近アルバイトにも出れていない金欠のサイラスに 奢ってもらうほど落ちぶれていない。
[そう言いつつも悪い気はしない。 どことなく表情に喜色が浮かぶ]
……そう。 ……何か、私に手伝えることがあれば、言って。 私の家にも人工生命に関する文献はかなりあるし……
[そこで小さく一呼吸ついて]
……それに、私も人形だから。 最も、有機型の私だと少し研究内容から外れるかもしれないけど……
(220) 2011/01/14(Fri) 20時頃
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…嫌なタイミングで嫌な奴に会っちまったなあ…
[クレープをほおばりながらぼやいた言葉は、
周囲からはもごもご行儀の悪い音にしか聞こえなかっただろう]
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>>221 ふふ……じゃあ、奢ってもらうのも サイラスが家に来るのも気長に待ってる。
[そう言ってわずかに微笑みながら]
……ごめんなさい。 ……でも、ちょっと気になって。 人間のことも、人形のことも…… サイラスの研究を手伝えば、少しは何か分かるかな、って……
(222) 2011/01/14(Fri) 20時半頃
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良くお似合いですよ。
[心にもない言葉。着物姿の人形を見ているとまるで鏡でも見ているようで、けれど自分とは全然違う人形の態度に酷く不快感を覚えた。]
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>>224 ……うん、分かった。ごめんなさい。 心配してくれて、ありがとう。 ……外では、出来るだけ言わないようにする。
[申し訳無さそうに目を伏せた後、 相手の顔を見て、クスリと笑う]
……クリーム、ついてる。
[そう呟いてクレープを持たない手を そっと相手の顔に伸ばしてクリームを拭おうとする。 口元に触れればその手は冷たく感じられるだろう]
(225) 2011/01/14(Fri) 20時半頃
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[頼れる兄貴分を気取る、いつものテンション。
演じようとせずともすらすら出てくる台詞。
どこまで本気なのか、自分でもよくわからなかった]
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>>227 全くもう、相変わらず調子がいい…… 私なんかより先にそういうことを言ってあげるべき人はいないの?
[くすくす笑いながらクリームを拭った後、 じっとそのクリームを見て、どうしたものかと首を捻る。 ハンカチは両手がふさがっているから出せないし……]
――……あむ。
[結論。少し下品だが指先のクリームを舌で舐め取ることにした]
……ほんのりチョコ混じりで美味しい。
(228) 2011/01/14(Fri) 21時頃
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[喜び。人形が居なくなって初めに感じたもの。哀しみ。必死に人形を探す主人の姿に自分では変わりになれないのかと、当たり前の事で落胆する。そして]
・・・・・・探してきます。
[人形が居なくなったのは嬉しいことだったが、悲しむ主人の顔を見たくないという一心で人形の姿を探す]
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>>233 そこまで言い切られると、いっそ清清しい……
[手渡されたナプキンを受け取り、小器用に手を拭きながら]
……ごめんなさい、ありがとう。 ほら、私、ええと、その…… ……お腹、壊したりしないから、つい。
[小さく呟く。人形らしい振る舞いは控えるようにと さっき言われたばかりなのにやってしまったことを反省しつつ。 ……そういう問題ではないような気もするが。 さっきからチマチマ食べていたクレープも食べ終わり、 もらったナプキンでさっと手元と口元を拭いた]
……そういえば、サイラスはクレープを食べにここまで? それともどこかに行く途中?
(235) 2011/01/14(Fri) 21時頃
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>>236 レディって……ううん、そう、なのかも。 まだまだ私も未熟。
[人形である自分はレディとして扱われるべき存在なのか? そんな考えが頭をよぎり、また余計なことを言いそうになる]
……そう。それだったら、もう少し一緒に歩いていてもいい? なんだか、今日は朝からちょっと良くないことばかり考えて……
(239) 2011/01/14(Fri) 21時半頃
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ケイトは、サイモンに話の続きを促した。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
ケイトは、サイラスに話の続きを促した。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
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>>241 うん……ありがとう。サイラス。
[そう小さく頷いて歩き始める]
……最近、人形が破壊される事件が多いでしょう? ……少し、怖くなったのと……後、分からなくなってきて。 私達って、いつまでもこうしていていいのかな、とか…… 私達はもしかして、壊されるだけの理由があるんじゃないか、とか…… なんだか、朝からそんなことばかり考えてしまって……
[歩きながらも周りの人には聞こえないようにそう小声で話す。 自然、相手との距離は縮まらざるをえなくて]
……もし、私達に壊される理由があるなら…… 私はそれを知りたい。"知識"の担い手として……
(242) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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…っち……
[ケイトには届かない、小さな舌打ち。
話せば話すだけ、心がざわついた]
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>>247 [少しきょとん、とした表情を浮かべて]
……そう、なのかな。 ……そうなのかも。ふふふ。知らなくていい、か…… そんなこと、考えもしなかった。 「知る」ことが一番大切な私の仕事。 今まで、ずっとそうだったから……
[そう言って可笑しそうに笑いながら]
そう、知らなくてもいい。 そんなことも、あるかもしれない……
(249) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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…それで良い。
それ以上、俺にそんな話を、するな。
[笑顔にも、言葉にも、嘘はない。
ただ、語らない言葉が多すぎるだけだ。]
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>>254 ふふふ。ありがとう、サイラス。 大分気持ちが楽になった気がする。 ……それに、もう一つ学習した。 知らなくてもいいことっていうのは、都合の悪いことでもある…… ラルフが知ったら、また小言が飛んでくるでしょうに。
[そう言って笑顔を浮かべた]
(257) 2011/01/14(Fri) 22時半頃
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>>261 どうしよう、ラルフにも知る権利はあるかな…… ……ふふ、冗談。秘密にしておく。
[可笑しそうに笑いながら]
……気が付けば、大分立ち話している。 どうする?喫茶店の方に帰ってもいいし…… そこの公園で休んで行ってもいいけれど。
[少し離れた所に公園(>>264)と屋敷が見える。 それなりにいい時間にはなっているが まだまだ子供達は元気に遊んでいるようだ]
(267) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>265 ……まだ食べたことの無いメニュー。 ……今度、頼んでみよう。
[耳に入った長い名前のクレープを記憶にとどめる]
(268) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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この方がお嬢様を・・・
[この男が居なければあの人形は・・・。人形を見る。]
人形がいなければ・・・私は・・・
[誰にも聞こえないほどの小さい呟き。]
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>>270 残念だけれど、さっき別のクレープを食べたばかりだから……
[そう言って差し出されたクレープを辞退する]
……おかしな人。なら何故あなたはそれを頼んだの? よほどの覚悟があるなら私に勧めたりはしないでしょうし、 ならばあなたは酔狂な人?
[そう言って首を傾げる]
(275) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>273 私、色々なものを食べるようにしているから…… メニューを制覇した店にはもう行かないのが普通だけれど、 サイラスやラルフのいる喫茶店は別。 サイラス、たまにメニューにない裏メニューを出してくれるから。
>>281 そう。確かに甘いものは適度に取るなら体にいいし、 集中力も高まる。でもそれは適度というのは少し……
[それとも何か自分の知らない健康法の類があるのだろうか。 興味は尽きない]
……個人差もあるのかもしれない。今度調べてみよう。
(289) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>294 楽しみにしてる。 ……食べ切れるかは分からないけれど、 でも後学のために食べておく価値はあると思う。
[自身にとって重要なのは味を楽しむことより それが一体どのような食物なのか知ることなのだろう]
>>298 分かった……あなたも、あまり無理はしないほうがいい。 仕事の最中であるなら、それに差し支えてはいけない。 話を聞く限り、随分重要な仕事であるようだし。
(304) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>301 私は……一緒に行ってもあれば行きたいけれど。 私と一緒に行ってもあまり面白くないかもしれない? あまり、賑やかなタイプではないし……
[小さく呟いて目を伏せた]
(307) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>311 [小さく頷きながら]
分かった。その時はそうする。 ……別に食べきることが私の目的というわけじゃないし。
……そう。それなら、早速移動する? 役者さんの食べっぷりからすると、 あまり時間に余裕があるというわけでは無さそうだし。
[急いで食べる様子を思い出しながら。 ただのヤケかもしれなかったが、 開幕まであまり時間がないのかもしれないと判断した]
(316) 2011/01/15(Sat) 00時頃
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ケイトは、サイラスの促しに小さく頷いた。
2011/01/15(Sat) 00時頃
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