人狼議事


180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-

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視点:


ラルフはか細く鳴き、こときれた。





   『流れ星に願いをかけると、それは叶うんだ』



 


―狂天使舞う血に濡れし浮遊城サンタジェロ・冒涜の大聖堂―

[人が神に祈りを捧げるその場所。
美しくも薄暗く――――闇に沈むその場所]

ほら、呼んでるぜ。
テメェらも知った顔なんじゃね?

[くつり笑えば響くのは喚ぶ聲。]


" 鬼さん、こちら

  手の鳴る方へ・・・♪  ”


[遊びに誘うかのような無邪気ででも残酷な聲。]



――――――・・・。

"死の焔に焼かレ果て、絶望ノ中へ消エるがいい!!!!!



   『   program 『死魔殺炎烈光』    』!!!!!!!!!!!!
       《ディアボリック デス バースト》



"

[記録に重ねるように男は叫ぶとボウガンのトリガーを引く。
矢が突き進むと同時、それは目の前の敵を穿つため進んでいく。]


       [    ガ  ギィイ   ン!!  ]


― 天高く悲痛を嘆く凶塔
        罪深き世界見下す上空《玉座》 ―

ああ、懐かしいな――――。
"ココ"はオレの記憶でもある。

[男が対峙するのは――――記憶と変わらぬ姿。]

 "”変えられる”。
 では、何故僕の運命は変わらない。
 世界は何故、創世と崩壊を繰り返す。

 壊した後に待っているのは”無”だ。
 僕は”Адам《最初の人間》”として玩具を新しく作るんだよ。


―――顕現せよ  ”Грозный《雷帝》”"

[金獅子の咆哮が大地を揺るがす。]


[描かれる、逆正三角形。
銀猫の心臓に描かれた、円、正三角形と合わさり、喪失言語《ロスト・ワード》で出来た魔方陣となった。
完成した崩壊の呪。
世界の留め金が、外れ逝く。]

 "世界に破滅《夜》は訪れた。

  我らは進む確かな道を。

  未来《朝》はすぐ其処に。

  今こそ覚醒めの時。"

[ボウガンを構えれば――――放たれる。]




      《 雷 帝 の 怒 り 》
 ―――ウゥウガァアアアアアアッ!!



[そんな彼の願いのためにも――――負けるワケにはいかない。]


ああ、こっちなんだ。
そうか悪意くんの記憶じゃないんだな。

[呼び起こされるのは邪神-ein-の記憶。]


"

―――――死ね!!

         ―――――死ね!!

   ―――――死ね!!

                 ―――――死ね!!


   ―――――みんな死んじゃえば良いのよォォォォ!!



       もう なにも  いらない"


[海賊はケラケラと笑いながらその記録を眺める。]




    ”ナイア・ラソテップ・アジタート”
―――情熱的に這い寄る混沌。"


[ヒステリックに叫ぶ聲とともに力が堕ちる。]


何もいらない、って思えるのすげぇよな。
望むのは終焉――――、皆殺し。

[ボウガンを己の肩に乗せれば世界は転ずる。]


/*  おいマジかwwwwwwwwwwww


/* おい、誰か、オスカー病院に連れてってあげてよ(真顔


―― ならば僕は 世界の裏真実を 暴く役目に徹しよう
                [時空の扉がまたひとつ開かれた]


                ―― ヴ  ゥ ゥ ... ン ......


                ―― ……  ス  タッ ……


……嘗ての神域戦争振りだな。この場所も変わらない。


……ヒーナさんが魔改造した場所は戻ってるか。結構格好良かったのに。


…… …… …… [ピルルルルル....] …… ……あ 通信だ。


…… ……はい。スバル先輩。こちら『アズール』です。


え、誰? ひどいなぁ、後輩の声で察してよ。

"あちら側の僕"の所為で正体隠してるんだから。
どうせなら、偽名を騙るなんて、ちょっとそれらしくて格好いいでしょう?


……それよりも、おつかれさまです先輩。
"神域侵食計画"の阻止は、ギリギリ辛うじて、成功の方向です。


観世神域《LED ZONE》は相変わらずの静けさです。
深淵魔域《BLUE ZONE》の様子はどうなってるの?


……ふむふむ。……ほうほう。それじゃあ今しばらくは大丈夫と


……じゃあ僕も早めに、彼女と話を交戦-つけ-てきます。

ヘマ踏んだ時のフォローは……
先輩、おねがい?

はーい。それじゃあ、切ります。
あ、今日の晩御飯、煮込み焼き英雄定職がいいn[プツッ......] …… ……


― ?????-Unknown Field- ―


[――――… 冥界の深遠からお越しの
       この漆黒を覗き見し、邪神諸君。 実にひさしぶりだ。


さて、漆黒の年代記、この戦争の始終を見届けた諸君達に

僕は問わねばならない事がひとつだけある。


全時空を震撼させたFatal End of Saga(絶対たる終焉) は…… ]






[ そもそも 何者の意志が 切欠であるかという 答えあわせだ ]





 


[よくよく考えてみたまえ。


本来、三千時空の各々の世界では
己が世界という大樹を自ら滅ぼさんとした者たちも多く集められた
然し、世界の悪戯は、彼らにこうして結果的にも三千世界を守らせた。

冥王ヘクター・クリュメヌスは勿論
彼の悪意、天帝胸赤鳥・極《カイザーロビン・イノセンス》など 
本来の世界では、明らかに、討ち果たされるべき世界の敵なのだ。


しかし 結果世界を護った彼らは、"FES"の切欠ではない]


[では、"彼ら"、紅蓮の闇に潜みし者達を改めてみよう


まず、僕は除外できるのはご理解いただけるだろう。
そもそも"ゼロ"、いや、多くの世界を結果混沌へ貶めた者達の動機は
世界を間引き、"アレ"を手にし、己が世界を護ろうとした結果の産物だ。


つまり、引き起こされた"FES"に対応した結果というわけだね。


これは、大異帝ヨーランダも、世界守護者《ヴェルト・ガードナー》ラルフも。
そして、嘗ての聖火の勇者、セイクリッド・レティーシャも大体同じだ

僕達は皆、結局は巻き込まれた"被害者兼加害者"というわけなんだ]


[ ……さあ 邪神諸君よ 君達はもう 真実を理解したね?? ]


……ひとり。唯ひとりだけ 明らかな例外が存在したんだ。


["僕"は、黒魔術に覆われた仮面を被りながら"その場所"を歩む。
カツ、カツ、カツ、赤き世界に足音は響き。
僕の足跡をなぞるように、リコリスの緋き花びらは"その世界"に舞い上がる。

ふわり。ふわぁり。幻想的に、神話的に、美しいリコリスよ]


"彼女"は 三千世界を 己が"神域"に侵食せんと試みた


                         [ぶわぁっ…]
[麗しき蒼炎を纏いて輝くは、彼の統皇剣。然し緋色ではない、蒼色。
緋色のリコリスが咲き荒れし、静かにして神聖なる女神の聖域に
蒼という侵入者が現れているのだ]


つまり"FES"は元々、"彼女"の意志が発端となったとしか考えられない。


[流石恐ろしきは法の神の代理人。神座を奪いし観世の神。
彼女を打倒出来る者は未だなく、神域の奥深くに彼女は存在する。
今回、希械の上に存在した、ホログラフ染みた存在ではない。
真実、赤き女神を冠せし真なる女神だ]


心せよ 神域には 絶対の女神が君臨せん

彼の女神 神聖にして流麗。
彼の女神 悲聖にして観世。

神たる赤き歌を奏でし究極存在にして。
神域に緋き彼岸の燦華を開けし歌姫-大いなるディーヴァ-

女神に抗うなかれ 女神に立ち向かうなかれ


"彼女"の名は 女神である


だけど"彼女"の隣に必ずいる"あの人"の姿があそこにはなかった。


[リコリスの花弁に包まれたその世界で、僕は像を撫でた。
嘗て、黄泉津平坂を開き、冥界を開き、神域を開いた
あらゆる時空をつなぐ、モアイ像の鼻を撫でていた]


心せよ 神の隣には 魔女が君臨せん

彼の魔女 人にして絶対。
彼の魔女 人にして究極。

人にして 神と立ち並ぶ至高存在にして。
神域を赦されし 神の資格者。

魔女に抗うなかれ 魔女に立ち向かうなかれ


"彼女"の名は 魔女である


― 第8世界(?) 観世神域性 聖†JKDS学園 ―



つまり今回の騒動を裏で操っていたのは"貴女達"だね?

正直。僕ひとりじゃとても敵わない。
魔女と女神に抗うなかれ。しかして我は彼女と戦うものなり。
ここで"神域派"に世界すべてを掌握されるわけにはいかない。



[そして僕、『アズール』……いや、仮初の名は既に不要……
『蒼舟・藍=オスカー』は。虚空。
RED=ZONEと化した学園世界の何もない空間に仮面を向ける]


レイテイシアも、夏穂理さんも、どちらも出てくるのかな……?


―――出てきて! そこで監視てるのはわかってるよ!!!*


/* スイカ割りしようか、粉々にしてよHERO。


/* スイカブレイk…… なんでもない


/* 仕方ねぇーなー、オレのノート貸してやんよ


/*いらねえよ


/*  遠慮すんなよ、王子!


―最後の大地―
[鐘が鳴る――――――。
鼓膜を震わせる――――大きな大きな。]

"ガルガンチュアの鐘がこう高らかに鳴っておるぞ。
どうやら、世界の終焉とは今この瞬間よりであるらしいな。

…別れは済んだか?"

[記憶が語る――――。
それは閻羅王とよく似た声。
最も、この記録の王と目の前の人物が同じかなど。

海賊には一切――――関係などない。]

終焉はこの瞬間より、か。
なるほどねぇー。

[興味がなさそうに呟いた後。
この世界の記録に合わせてボウガンを構える。]


"永劫波動混沌嵐(エターナルフォース・ブリザード)!!"


[ボウガンが放った一撃。
口元を歪めながら笑う。]

"当然それは現世の生命、そしてエネルギーを須らく相殺し、駆逐する。そしてその力はあらゆる力をその対となって消滅させ、その力の行使された後は凍りついたように如何なる生命の痕跡も残さぬだろう。

俺が行使するのはその虚無の力…

故に我が永劫波動混沌嵐(エターナルフォース・ブリザード)はその領域内に如何なる生命、如何なる力が存在することをも許可しない!!"

らしいぜ。

[男がボウガンを己の肩へと乗せれば景色は元の庭園へと戻る。]


― 赤闇城/漆黒の間 ―

"今ここに、"物語"<セカイ>は"反転する"<ウラガエル>!!

妥当されるべき"運命"は、お前たちだ!

光の勇者たち、光の道標<<リュミエール・ギュスト>>!!

時間だ……、目覚めろ、世界よ!!"

[聞こえた音に男は笑いを零す。]

へぇー……興味深い世界かもなぁ。
"成長"しないから、ね。
まー、"成長"しないなら仕方ねぇよなぁ。

[男が指を差せばまた音が降る。]


"貴様らなんぞを相手に、僕は、

"諦めたりしない"!!

"時計回し"の"役割"<ロール>を、破棄する……!"

[諦めはしないという声に男はボウガンを構える。]




世界に安寧と静寂を。



世界に、La Jodaso Stiana<サヨナラ>を――!!




[この矢は運命を破断する――――!]




"dreadnought of JKDS school《超弩級ジャキディス学園》

――此処に降臨"


―學園長室《マスタールーム》―

なぁ、ここの学校の校歌知ってるか?
せっかくこの世界の記憶を辿るんだ。

どうぞ、お聞き下さい。

[男がボウガンを振ればスピーカーから流れ出した。]


 ― 聖†ジャキディス学園  校歌斉唱《コワイア》 ―


1.陽光降り注ぐ大地に
 我等の学び舎 鎮座する
 今 決意を受けて 立ち上がるは
 正義の誓いを持つ 我等

 心挫けそうな窮地の時には
 我等(アイツ)の笑顔を思い出せ

 我等は共にある仲間だから

 ジャキディス
 ジャキディス
 聖†ジャキディス学園


2.夕闇舞い降りる天空(そら)に
 我等の学び舎 眠りゆく
 今 友情(きずな)を繋ぎ 立ち上がるは
 正義の誓いを持つ 我等

 戦う運命の我が好敵手(とも)へには
 我等(アノヒ)の誓いを刻み込め

 我等は共にある仲間だから

 ジャキディス
 ジャキディス
 聖†ジャキディス学園


3.月光きらめかす海に
 我等の学び舎 浮かび上がる
 今 勝利を約束し 立ち上がるは
 正義の誓いを持つ 我等
 
 今も色あせぬ思い出(メモリア)は
 明日の英雄(おまえ)を強くする
 
 我等は共にある仲間だから

 ジャキディス
 ジャキディス
 聖†ジャキディス学園


[スピーカーからの音が止めば、ボウガンを構えた。]

"世界樹超越愛箱舟死超弩級天使システム……制御解放"

[そんな聲が聞こえた後、
炎熱の魔杖《レーヴァテイン》の幻影が踊る。
満足そうに笑った後、トリガーを引いた。]


神炎夢幻《ゴッドブレイズ・オブ・インフィニティ》


[炎熱の魔杖《レーヴァテイン》の連撃が戦士たちを襲う。]


 


 ―――― Tu rururu lala


               ralalan dada …



 


 


 ―――― Tu rururu lala


               ralalan dada …



[皇子たりえる者の歌声《コラール・オブ・プリンス》
創造主《カミ》の小鳥の歌声が共に鳴り響く。]





 ―――― Tu rururu lala


               ralalan dada …



[あらゆる遠くも遠き異界からもハミングは響く。
麗しき王子達の囀り《コラール・オブ・プリンス》に乗せて。
どこまでも。どこまでも…強き想いは重ねられていく!]


【見】 流浪者 ペラジー

― 館の頂 ―

ですって。
呼ばれてるわよ。

[少女は館の頂に座し、虚空へと声をかける。
放たれた声>>9の宛先である、黄金へと向けて。]

……あら。

[しかし、続けられた言葉>>10にひとつ瞬いて。
ふう、と溜息を零した。]

やっぱり私も手伝わなくちゃいけないのね。

(@0) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

まあ、このままだと私も困るし。
あの人を見かけたからには連れて帰らない訳にも行かないか。

[よいしょ、と腰を上げて立ち上がる。]

本当は二度とこの力を使う事はないと思っていたのだけれど。
………まだまだ普通の女の子には戻してもらえないみたいね。

[もう一度溜息をついて、傍らの白銀の狼に視線を遣る。
そして片手を眼前へと出し、目を瞑ってすぅと息を吸った。]

(@1) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

―――…呼応せよ《エイン・オーシェ》

(@2) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

   

   我、輪廻の巫女にして白の賢者が命ず!

   古代遺物《アーティファクト》
        聖魔杖《ラングリース》よ、在るべき姿を示せ!!

 

(@3) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

[少女が高らかに告げると、
白銀の狼はぴくりと身体を揺らし、光を纏った。
狼はみるみる姿を変え、美しい白銀の杖を象る。
その杖を少女が手にすると、
女生徒の象徴である制服は光の粒となり。
光の粒子は白き法衣を編み上げていく。]

(@4) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

 


             [    カァン !    ]


 

(@5) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

[白き法衣を纏った輪廻の巫女にして白の賢者たる少女は、
白銀狼の杖―――聖魔杖を館の頂へと突き立てた。]

(@6) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

―――無限連結《エタニティリンケージ》!!

聖魔杖《ラングリース》よ、共振し、共鳴せよ!!

高らかに謳え祝福を!
リコリスよ、その身に宿したる《銀》に祝福を!

[フィィイイン―――…!
少女の声に呼応するように、銀のリコリスが身を揺らす。
それは世界を祝福するような輝きを伴って。

銀の子―――セシルを支える暖かな光を織り成した。]

(@7) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

…今、私に出来るのはこれぐらいかしらね。

[少女は、疲れた。と言う様にふう。と息をついた。]

(@8) sunao 2014/06/23(Mon) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

次は貴方の番ね。

[少女はちら、と虚空を見て。
黄金の姿は其処にあったかどうか。
そこに無かったとしても、声は届くのだろうが。

それから少女は視線を天使像の。
―――銀の英雄《セシル》へと向けられる。]

…セシル=トリュッズ=トラウ=エレイント=ド=セレンディア。
本で読んだ通りの高飛車だけれど、王としては悪くないわね。

[本、それはこの館の書庫にあった物語。
軽く微笑み、白き賢者は事の行く末を見守る―――**]

(@9) sunao 2014/06/23(Mon) 01時頃

おめでとうございます。


【見】 流浪者 ペラジー

 
謳え、祝福を。

歌え、喜びを。

終わりは始まり。

新たなる物語は、此処から始まる。
 

うたえ、終わりを知らぬ銀の花よ。

其が持つ二つ名は―――再会。


廻りを司る我に、呼応せよ!
 

(@12) sunao 2014/06/23(Mon) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

[少女の声に合わせて、聖魔杖がリィン――!と啼いた。
それに共鳴するように、銀のリコリスがその身を揺らす。
淡い白金色の光が歌うようにキラキラと輝きを増した。

その光は、目印となり。
現世と、あるいは、何処かの物語と。
はたまた、大事な誰かとの再会を望む者の手助けを。
例えその身が朽ち果てていようとも。
再会の名を持つ花は、その意志を祝福する事だろう。]

(@13) sunao 2014/06/23(Mon) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

――――…!

[やがて少女はハッと宙を見上げた。
それは一人の男が一つの世界を救った時の事。>>89]

…お見事。上出来ね。

[宙を見上げたまま、少女の口元が笑みを作った。


が。
程なくして。]

(@14) sunao 2014/06/23(Mon) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

……きゃっ!?

[何か>>91がものすごいスピードで傍を駆け抜け、
天使像の元へと落ちて行った。
直後、それは何かにぶつかって止まったようだが。]


あら。
……探す手間が省けてなんとやらね。

[その何かが落ちた先に探し人>>93を見つけると、
少女はフードを軽く押さえ。
館の頂を軽やかに、トン。と蹴った。]

(@15) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

[たとん。

微かなブーツの音だけを響かせ、
男と少年の元にふわりと少女は舞い降りる。]

ごきげんよう、教頭先生。
お加減はいかが?

今の貴方なら、久しぶり。と言った方が
適切なのかもしれないけれど。

………あら?

[ふと、隣の少年を見て、少女は小首を傾げる。]

……………カリュクス先生…にしては幼いわね。

[少年の登場する物語はどうやら読めていないようである。]

(@16) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

…来たくて来た訳じゃないわよ。
私はあくまで保険として呼ばれたみたいだわ。

万が一、貴方が”正しく目覚めなかった”場合のね。

まあ、色々あったみたいだけれど、
貴方が昔行った悪逆非道に比べたら可愛いものよ。

[フン、と鼻を鳴らして言葉を返す様は
現世の女子高生のそれとはまるで異なる生意気な態度。]

あら、男の子だったのね。
ごめんなさい、知人によく似ていたものだから。

[惚気はさらりと流して、少年へ詫びた。]

(@17) sunao 2014/06/24(Tue) 00時頃

【見】 流浪者 ペラジー

猫を被るだなんて、失礼ね。
周りに合わせているだけよ。

[それでも多少浮いてしまう事があるのはさておき。]

………。

[告げられた謝罪に、少女は瞳を丸くした。
それから、ふう。と溜息をついて。]

…私も悪かったわ。
確かに今の貴方には関係の無い事ね。

それに私、別に貴方に嫌味を言いに来た訳じゃないのよ。

[こほん、とひとつ咳払い。]

(@18) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

お疲れ様、そして、ありがとう。
貴方のおかげで助かったわ。

時計回しとなった恭介は今や世界の一部。
ある条件を満たさず、彼が居なくなれば。
あの世界は世界として成り立たなくなる。
今回、貴方に白羽の矢が立ったのはきっとそのせいね。

[元の世界の仕組みをさらりと告げ。]

(@19) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

――――で。

そろそろ私は帰るけど、貴方。
帰り方はわかるかしら?

もう少しお酒を楽しみたいならゆっくりして行くといいけれど。

[暗に、今共に行かぬなら置いていく、と告げた。]

(@20) sunao 2014/06/24(Tue) 00時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

そうね、それは私も同感だわ。

…でも。
そうやって誰にも悟られずに世界を支えてきたからこそ。
今の平穏があるのよ。

………別に擁護する訳じゃないけど。

[フイ、とそこでその話を切り上げ。]

(@21) sunao 2014/06/24(Tue) 01時頃

【見】 流浪者 ペラジー

貴方ね、自分が一般人でない事棚に上げてよく言うわね。
一般人は世界を救ったりなんてしないわよ。

まあ、今回は頑張って貰った事と。
貴方のおかげで私達の世界の大体の座標はわかったから
特別大サービスよ。

じゃ、準備はいいかしら?
別れの挨拶がまだなら、それ位は待ってあげるわ。

[男がこの地で遣り残した事があれば。
少女はそれが終わるまで、待つつもり。**]

(@22) sunao 2014/06/24(Tue) 01時頃


 

 ―――― Tu rururu lala


               ralalan dada …


[小鳥は静かに歌うのみ。**]



お前は、…逝くのか?
 



……、…遅かれ早かれ。
 


……我が創造主《カミ》すらも。
もう私の苗木《セカイ》を見限っている。

それでも。
私は破滅《死》する苗木《セカイ》に最後の祝福を唄おう。

だが――。


一年か十年か、あるいは百年持つか。
全てが破滅《死》するまで。
ゆるやかにゆるやかに、枯れた世界は滅びる。

苗木《セカイ》からすれば短い時だが。
人は滅びに直面してもしぶとく足掻くが故に、私の想定以上に『延命』されるかもしれない。

[ふわりと翻るマントを真紅の翼へと変え、大きく広げる。]


破滅《死》までの短い猶予期間。
もはや、どうしようもない世界に悪意《種》を撒くよりは。

悪意を容れ。
悪意を信頼し。
悪意の標へとなると言い切った。

王の道《√》がどこへ行くのか見るのも、悪くはない。

[いつか忠誠を誓うが如くそうしたように。
赤い翼を胸元へと折り畳む。]


【見】 流浪者 ペラジー

― 別れの刻 〜 白金陽が満ちる光の庭にて〜 ―

まあ、ね。
それを支えるのが私の役目でもあるのだけど。
でも、私じゃ力になってあげられない事も沢山あるわ。

もし、貴方に優しさの欠片があるのなら
………たまには愚痴でも聞いてあげて頂戴。

世界を救える一般人にはお安い御用でしょう?

[珍しく冗談めいた口ぶりで、男>>101に向けて緩やかに笑って。
挨拶を済ませた様子を見れば、小首を傾げた。]

(@27) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

あら、もういいの?
割とあっさりね。

…まあ、今生の別れと言う訳でもないかしら。

[何処かの世界の何処かの人たち。
本来交わる事のない物語の登場人物たち。
これから先、彼らが何処でどう生きていくのか。
それは本人達にしか、いや、本人達にもわからないかもしれない。

でも、不思議と。
この出会いは、ここで終わりではなく。
また何処かで会えるような、そんな気がした。]

(@28) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

………じゃあ、行くわよ。
じっとしてないと落っこちても責任は取らないから。

[それだけ告げると少女は聖魔杖を構え、詠唱を始める。]

―――…呼応せよ《エイン・オーシェ》

[少女の声に白金の光がリィィインと啼き、
緩やかな風が少女と男の頬を撫でた。]

(@29) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

 
 ――我の楽は 疾る碧!

   光射す遠き標(しるべ)を 我らは目指す! 
   一の大地を踏み 百の海を越え 我らは行く!


   想いの翼を背に今! 己の足で千の空を翔けろ!
 

(@30) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

跳べ!! ―― 疾る碧の奇跡《エィ・メラーナ・ラーラット》!!!


[謳いあげ、石畳に杖を突き立てると、
カァン!と澄んだ音を立てて、辺りの白金が碧へと変わった。
緩やかだった風は碧の光を纏って少女と男を包み込んで行く。]

(@31) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

セレンディアの王!

[碧の風に包まれゆく中、少女は一人の英雄に声をかける。]

………見事だったわよ。
貴方の歩む道に、幸多からん事を。

そして、銀の祝福を受けたる者達に光あれ!

[最後の言葉は、この館に集った全ての者へ向けて。
少女が高らかに祈りを捧げると同時。
碧の風が弾けると、そこに少女と男の姿はなく。
光の庭に爽やかな風が吹いた。]

(@32) sunao 2014/06/24(Tue) 22時半頃

出航だ、テメェら――――――!!!


【見】 流浪者 ペラジー

― 元の世界へ ―

[碧の奇跡は無事に少女と男を元の世界へと届ける。
館のあった時空はどうやらこの世界とは時の流れが異なるようで。
こちらの世界では、少女と男が姿を消してから
あまり時間が経っていない様子だった。

雨が降ったのだろうか>>0:41
道には夕陽を映す水溜りが出来ていた。]

(@33) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

…ただいま。

[男を送り届けた少女は白銀の狼と共に真っ直ぐ帰路につく。
玄関を開けて帰宅を告げると、
だらりとソファに凭れてテレビを見ている家人が此方に気付き。
おかえり、と身を起こした。]

………確かに、この人が世界を支えてるなんて
誰も考えたりしないでしょうね。

[ふう。と溜息をつくと、
家人の頭の上に3つほどハテナが見えた気がした。
そして腹が減ったと言われれば、あ。と思い出す。]

(@34) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

【見】 流浪者 ペラジー

あー…、…折角拾って貰ったのに置いてきちゃったわ。

[今夜の夕飯の食材は、館の冷蔵庫の中に今も眠る。]

……まあ、いいわ。
今夜はピザでも取りましょうか。

[滅多に店屋物を頼まない少女の一言に、家人は瞬いて。
それとは対照的に、少女は何処か楽しげに
宅配ピザのチラシを探していた。**]

(@35) sunao 2014/06/24(Tue) 23時半頃

 


 ―――― …… rururu lala ……




[それは"誰"に向けたのか。
鳴り響く歌声は虚空へ、永遠に消えた。


          ――*悪意の小鳥 END*――]


……お前が望むなら、

[やがて。一番最後に掛ける言葉は胸赤鳥へ。
もっとも近くにあった小鳥へと、目を向けて]

お前の望みならば、叶えてやろう。
それが僕が最初に決めた意義《ルール》だ。
王は王を望む者のためにある故に。………だが、


僕が、お前を失うことを望みたくない。


…。悪意は進化の種となる。
お前はそう言ったな?

ならば見るがいい。その行きつく先を。
僕がお前に見せてやる。


  ───お前が”見たかった”景色を、だ。
 


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