291 Fate/Goddamned Omen
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ねえちょっと!!!!
さっきの一体何よ!!!!!
危うく巻き込まれるとこだったじゃない!!
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 19時頃
リジーくん。ヨグくんから 離れておいてね。
こどもに むかえにいかせるから。
あれですか。私達の保有する戦術兵器、「インドラの矢」です。
最終核戦争の頃は、もっと大型だったのですが、今はこれしか。
それでも、並みの悪魔なら問題なく滅せるのですが。
[リジーからの詰問めいた問いに答える頃には、先ほどまでの狼狽ぶりは嘘のように平静に戻っていた]
すみません、何分緊急事態だったもので。
ラクシュマナ様の同類ということで、多分巻き込まれたりはしないだろうと思って撃たせていただきました。
……あちら側の者の許へと
こどもを 向かわせています。
片付ければ すぐに。
[外郭へ向かいます、と。
短く、端末を 通して。]
── 厄莎さん。
"捧げモノ"でしたら。
こちらの、あらん限りを。
私は人の子ですが、
あなたへの"供物"は絶やさず、
また、貴女の在り方へと必ずや報います。
[戦闘続くならば、しずやかに進言を残して。
幾分不穏な言動を知らぬなら()、
魔力以外のなにを求められるかはわからないけれど──……。]
...そのさいにフツ、..と聞こえたものですから
開きかけたくちも閉じマシて
朕の人の子の声に耳傾けたのです。
稀有にも見ない、神代のほのおだろう
くすぶりを見、開いた都へ視線を移し。
「 …人の子が望むのであれば
何でもいつてごらんなさい。
そなたの願い叶うかしりませぬが
朕を信ずるかぎりは、応えましょう 」
( 得得、先ほど告げたものト
似たことをかえしたのですよ )
……行ったわよ、ヨグ。
あいつがしっかりあたしを守ったことは、
あたしが保証するわ。
[アルシュの言葉にはそう告げて。
それから、あんな事をしでかしたのに
さも当然とばかりの声のフェルゼには]
はあ!?
あんなん食らったらあたしでも霊基吹っ飛ぶわよ!
次やるんなら5分前には知らせなさいよ!!
良いわね!!!*
神のありようが傲慢でアルのは
とつくにご存知の様子ですから
いまさら何を供物に示したところで
驚クこともないでしょう。…でしょう?
デスから、積もるすべての供物は
まとめて、終わつた頃に貰いましょうか。
そなたの身を削ることになつても
命削らるるよりはよろしいでしょう。*
『……ヨグから離れる、とは
其方で、なにがあったのじゃ?
妾は巻き込まれはせなんだし、
死者の川が都に入り込まぬようにはしておったが
…… 都を襲ったあの光は。』
[そして、聞こえた言葉に
きゅ、と唇を噛みしめた]
「 朕の人の子よ。
らいだぁなるは此方に居りマスが
如何されましょうかねい。
そなたが止めぬのなら、朕はひとりでも
みやこの方へゆくつもりですが 」*
|
(>>8去ってく猫の足跡に隠れて、 アテなど知ったこっちゃねえよーな印象を与える たった一言の言葉を聞いた時、一度だけ返しかけた踵を止めて。 そのまま、『...それならいい』 とばかりに背を返したものだった。)
(43) 2019/02/14(Thu) 21時半頃
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>>2:447 やや遠方に爆ぜた光と、ほぼ同時。 光と衝した炎は全部眩さに呑まれてしまったから。
人の目でも蛇の目でも、 千里を見渡すわけでもなけりゃ >>0>>1確かにこの世界唯一の都を”滅ぼす為”の 一筋の活路となり兼ねない傷跡を視認できることも、 なかった、──────が。
(46) 2019/02/14(Thu) 21時半頃
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( ...それにしても、すげえ音してたけど。 )
後で遠目からでも確かめてみるか、 なんて思ったところで。 多少の何かがあっちゃいたって、 うかつに一人で物見遊山をしにいきゃ それこそ門前払いだろう。
(ネズミ一匹見過ごすくらいの大騒ぎなら兎も角として。)
出来りゃ人手が欲しい、なんて 不毛の中に気配を探しちゃ、さく、────と 目的方向はとくに変えないまま、砂を蹴った。*
(47) 2019/02/14(Thu) 21時半頃
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……こちらは、敵方と会ってしまったようなのですが、
戦闘に入っても、勝ち目は薄いでしょうから。
遅滞戦闘につとめます──。
簡単には死にませんよ。
あなたの人の子なら ── っ。
[装脚に魔力込めながら、
はぁっと魔力供給を増加させる。
して急に、願い事なんて問われるものだから── ]
…… たすけて ほしい 、
[思わずとぽつり、漏らした弱音を。
── ハッとして無視されるべくと否定する。
冴えない栄光。未だ掴めない、仮初の永遠。]
ん"ん"っ ── !
じゃなくて ──
助けて欲しいのは本音ですが、
いま優先すべきは、そちらの状況です。
[対価は後払い制でしょうか。などと聞けるはずもなく。
…いつ取り立てられても大丈夫な心の準備をしておこう、
とノッカは固く胸に誓った ─── 。]
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 21時半頃
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 21時半頃
……
唯でさえ少ない"こちら側"の英霊ですから、
ここで左様なら、とは言えません。
もしも可能ならば、ライダーと共に離脱を願いたく。
難しければ── そんな道理を 蹴り飛ばしてでも っ。
……
[語気強く、決断早く、かみから逃れる無理難題でも。こっちのかみさまも、全力で信じられる頼もしい神なのだから。強気を見せる。かぐちゃんの残した晴天のように烈しく、ただ──どちらかといえば、今が素ではあるのだけれど。*]
[どうやら、リジーは随分と怒り心頭の様子だ。巻き込まれれば神霊ですら消えるほどの神秘を含んだ熱量攻撃だったのだから、無理もないと言えばそうなのだが]
わかりました。
次回は心得て、決議の前に告知しておきます。
もっとも、神都に侵入されては撃つものも撃てません。次回、もう一度あれを撃てるだけの余力があれば…の話ですがね。
うん、ザーゴ君。ご苦労だね。
引き続き頼む。細かな挙動は君に任せよう。
とどのつまり、最後に神都の敵が全て消えればそれで構わないのだから。
[ザーゴからの通信には、こちらも短く答えるのみ。 それだけで、彼への信用はある程度知れようというものだ。]
『時に。都の一部、孔があいているように見えるが
……
妾が相手どる英霊の一。ルーラーは
天津風や雲を操る
妾は空翔べぬ故に、あれに侵入されたら厄介じゃの』
[アルシュのこども、が何とかしてくれるのを祈るしかない、と
英霊は少しばかり憂いの吐息だ]
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 01時頃
「 はは...よい。よい。
取り繕つたところで視エますが
うそを吐かぬのは大変よろしい 」
弱音を耳に拾いマシて
くつくつ、..と、咽喉で哂いました。
優先すべき状況ナド、千里眼が有つても
些か、淀み、引つ繰り返つて見えますし
( サラに聞こえるのデあれば
その胸中の宣誓に応えルために
供物の重みも増やしたかつたのですが.. )
・・・・・
「 もちろん──かまいません。
そなたの方へ向かいましょう。
朕の優先すべきことがらは
人の子を助くことでしょうから 」
その様に、ぽつねん
ひとことを添えましょうか。
( 早クモ命に叛く様な身勝手デスが
憂憂……モチロン
軍牌上がれば、勝気な叱咤も受けるまい? )*
穴が開いてる?
なら、ヒノカグツチがなんかやってたのかしら。
後ろの方で何やってたかとか、
あたし見てないからわかんないけど…
[どうやら大事な壁に穴が開いてたらしい。
きっと大変な事なのね。わかんないけど。]
……ああ、あたし今やあっと、
マスターちゃんに会えたのよ。会ったの。
ふふ。うふふ。
これからしっかりご挨拶するわね。
|
さっさか、砂漠の砂を蹴っていたところで。 ふと遠目だって言っても、神都の外郭が見える場所に出る。 久しぶりにお目に掛かった半球状。 戻る日があれば、きっともう一度牙を剥く時だと思っちゃいた。
─────なんせ、荒野をいくら彷徨おうたって 諦めた日は一日だってなかったんだから。
(99) 2019/02/15(Fri) 19時半頃
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「 なんだありゃ...。 」
大きく目を瞠ったのはその堅牢” であったはずの ”場所に >>1神都のバイオコンクリートに疵を入れて 尚修復を許さない爪痕を漸く この時ありありと目にしたからだ。
悪魔の侵入さえも許してこなかった神都に対して これだけのものを齎すなんて、まさか英霊の力がこれ程 力があるものだとか思っちゃなかったし まだそれが誰によるものだったか、
...なんて。 今はまだ知る由も無かった。
(100) 2019/02/15(Fri) 19時半頃
|
『ふむ……東洋の英霊というのは、
なんとも”はかいりょくまんてん”じゃの。
妾も、英霊2柱相手取っていたので
ゆめ、わからぬな。』
[なんかすごい光がきたことだけはわかったのだが]
『そうか。挨拶は大事じゃ。
リジーは念入りに確り、挨拶しそうじゃの。
よきこと、よきこと。』
|
「 ...それにしても、 」
防衛線を着々と積んで行く入り口よりももっと遠方、 身を隠す場所の無い荒野でも いくつかだけは残されている岩場に咄嗟に身を潜めて。 ドローンの位置、遠目に見えるシュメールの人員を見ながら湧くのは 人を待たずとも、多少うまくやれば。 侵入だけなら一人でも出来るんじゃねえか、
...なんて、欲だ。
(101) 2019/02/15(Fri) 19時半頃
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「 ...つっても、小細工は苦手なんだけどね 」
出来なくはないけど。 頸を引っ掻きながら、 もう一騒ぎ起きねえか、あるいは引き起こすか。 忍びこんだところですぐとっ捕まっても意味がない。
どうやら慌ただしく人が動き回っている神都正面。 今ならネズミ一匹なら通してくれそうだが、 他に人が居れば一番いいとはいえ、 これ以上警備が厳しくなったら それこそうまく掻い潜るのはムリだ。
さて、どうしたもんか────なんて、 暫く考えちゃいた。*
(102) 2019/02/15(Fri) 19時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 19時半頃
……申し訳ございません。
其方の英霊 食わせる前に
……こどもが 戻ってしまいまし、た。
手が 必要であれば。
また 向かわせます、が。
[そんな 小さな報告に
ごぎゅり ばきり と
なにかの 崩れていくような
咀嚼じみた音が……けだものの呻きと、重なって。]
『良い。
――― その子に、けがはないか?
子供についていて、おやり。
戻る前。聞こえた声は
主を呼んでいたようじゃからの。』
[小さな報告、小さくはない物音
聞きながらも女神は、ヨグと戯れていた
――天の神の脚引こうとした
長き袖振った幼子を、思い返しながら、紡ぐのである]
……この 子は
わたしが けが を、しなければ。
いたいいたい も ない、子 なので。
────、
[ついていておやり、と。
女神の心はどこか、むず痒い。
ありがとうございます、と。
小さく小さく 端末に、零して、から。]
……あな あいてる、ね。
今 きたばかり だけども。
マスター への 挨拶は
私は 済ませてしまったから。
[がんばってね なんて。]
『そう、か。そうであるなら尚。
主もゆめ、怪我することなきようにの。
妾にとって、そなたの子も、そなたも
子供の様なものじゃから。』
[主も心配なのだよ。と
人に心を砕いてしまう女神は
聞こえた小さな礼に、
微笑ましそうに一度、喉を鳴らすのだ]
|
喧騒を騒ぎ立てている神都正面。 岩陰から伺っていればそぞろにシュメールの 構成員が出払って行くのが見えた。
視線を流せば鬼めいた風貌の悪魔が 神都外郭に入った損傷でも目敏く見つけたのか 随分と暴れてくれているようで。
( ...これは、チャンス───── か? )
今の頼りは神よりも悪魔だなんて、 バチ当たりを思っても千載一遇なら見逃す手もない。 赤く血に触れて染まった部分が過剰に劣化が進んだような 襤褸外套の裾をはためかせて、 いざ、砂を蹴ろうとした時だった。
(127) 2019/02/15(Fri) 21時頃
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>>113 砂原に落ちた影から伸びる『悪魔』の気配に、 迫る危機を知らせるように首に絡むのを止めて解ける 二匹の蛇の、よっつの赤い目が下に落ちた。
「 ..........、 ッ、 と............. 」
(128) 2019/02/15(Fri) 21時頃
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数多の細長い黒い手が伸びる。 まるで悪魔ってよりは悪霊じみたそれに、 捕まる前に影ごと砂を蹴っていた。 それにさえ追いついて来ようとする影の下目に、 同時に、空に肢体を伸ばす蛇首が膨らむ。
「 腹減ってんなら ─────これでも、食っとけ ッ 」
よく見りゃ、掌に裂けた大穴がこちらを向いていた。 ぎらついた牙の燦きに向けて、 左右の蛇が─────黒い炎塊を吐き出した。
(129) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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それでも一呼吸分早く、 足首に追い縋った掌の一つに肉を削がれるような痛みが 鈍く伝わって、...多少は顔を顰めもしたもんだが。
空中じゃうまく蹴飛ばしてやれねえ代わりに、 布地ごと齧られた足から溢れた血が蛇の形を取って ” 逆に ” 食らい返そうとする。
─────人の肉体なら触れた部分が 腐るような毒血を以って、だ。
(130) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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この人の身に融かした、 その『アヒ(蛇)のばけもの』である悪魔は 毒を吐き、剣を刺してもそこから毒虫や爬虫類、 あらゆる邪悪な生き物が這い出してきたと言う。
(──────ところで、 捨てた半分の名の響を、 拾い続けてる理由なんてごく短絡的で単純で、 ” 音が同じだけでオレの名前じゃないから。 ”
...それだけだ。 )
(131) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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(砂地に足を滑らせようとしながら、 左肩の蛇に手を這わせて
「 ...アズダハーグ、 」
あの不毛の地に放り出された日に聞いた 『蛇』の名前を口の中だけで薄く転がして。
────息を吸い込むのに混ぜて、 願を掛けるように呼びもした。)
(132) 2019/02/15(Fri) 22時頃
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( ───それは、” わるい子 ”と呼ぶには あまりにも御誂え向きな名前だっただろーさ。 あらゆる『悪』を押し付けられた ......悪魔の名前だったなら。 )
(133) 2019/02/15(Fri) 22時頃
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─────>>119多少の岩場や水辺はあっても、 他に遮蔽物や潜り戸なんてあるはずも無い砂漠に 不自然過ぎる滲んだ扉。
喰らい返そうとした血の蛇に任せて、 衝つけあった衝撃を利用して手から逃れれば 足から血を零したまま、そこから更に距離を取る。
ふ、 ッ、と。 砂地に小気味良く足音を立てて顔を上げれば ” さっきぶり ”の長躯を 目にすることもあっただろーか。>>120*
(134) 2019/02/15(Fri) 22時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 22時頃
―― ぁーー。
♪――
[声と歌の様なものが、小さく聴こえたかも知れない]
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悪魔に群がる彫像然が 鬼神めいた悪魔に薙ぎ払われながらも、 引かれた輝かしい矢がそれを狙う─────
なんて、誰が見るわけでもない見世物の裏で ネズミなんて吹けば消えるよーな生き物だろう。 光の許にあるほど足元の影は濃くなるように。 ...とは言っても、だからこそ濃くなる気配もありはする。
( ” 悪いこ ”に聡い悪魔なら、 そりゃ影にも大層鼻が効くんだろう。>>135 )
(152) 2019/02/16(Sat) 00時頃
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「 はん、... 不味いのがイヤなら、 さっさとお家にでも帰りな 」
>>136 子どもとも大人ともつかない、 酷く曖昧ではっきりとしない年齢不詳の声を 小馬鹿にしてやるよう鼻頭に引っ掛けながら、 逃れた足で砂を蹴り分ける。
影から生えた手を食らおうとした血蛇が、 逆に頭を突っ込ませれば瞠ったものだけれど。 飛んで蛇に突っ込んでくる獲物を噛み砕くよりも早く いや、液状のようなそれを噛み切ることが出来ず それはその胴の内から突き破ってくるか────。
(153) 2019/02/16(Sat) 00時頃
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血蛇の残骸が飛び散って、 元の赤黒い血だけが渇いた砂を濡らす。 噛み切られた足首からは今だに血は溢れていちゃいた。
(─────それでも、 背の傷と同じく” 気にしねえ ”のは 元はその悪竜が人だった時は 心臓から血が滴り続けたらしいように 今はこの身だって不尽血だったからだ。
とは言ったって、怪我は負う。 忍耐力が強いだけで治りが滅茶苦茶 早いわけでもない。...不死身じゃないのは変わらない。)
(154) 2019/02/16(Sat) 00時頃
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(それにしたって、 秩序や善なんて『オレ達』にとっちゃ さらさら手も届かないところにあるものだ。 より鋭く、より多く。 伸びて次から次へと” 影から湧く ” 夥しいほどの手のそれの『正体』や 『理由』なんて知りっこもねえし、 次の瞬間一息吐こうにも吐けねえようなそいつを 蹴飛ばしてやりたくもなったけどね─────)
(160) 2019/02/16(Sat) 00時半頃
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「それにしたって、 こうわらわらわらわらと....、 ...面倒くせえ」
一匹見れば何匹見ればいいのか。 そもそもその手の本数でカウントすりゃいいのか、 それ自体が一匹なんかも分かりもしなかったけど。
付き纏う影から、ひょいッと 岩場に飛び乗ったところで さっきよりも深く蛇が空気を吸い込む。
(161) 2019/02/16(Sat) 00時半頃
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( あまり目立つことはしたかなかったが、 ...仕方ねえな。 )
───────轟ッ、 と
あちらの矢飛び交うハデな戦場よりは地味だった 何も無い不毛に吐き敷かれるのは黒い焔の絨毯。
背後からビッシリ湧きやがって、 ────影から無限湧きするらしいなら、 その影ごと炎の海に隠してやろうとした。
(162) 2019/02/16(Sat) 00時半頃
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( 茹だる熱気を感じたところで、 自分の蒔いた炎じゃ灼けもしねえ。 )
>>139急速成長して行く黒手ごと、 焼き払ってやろうとしながら再び上げた顔の先。 砂に滲んだ扉が霧になるのを丁度目にした。 蒔いた炎海だってさっきと変わらないくらいの 距離もあれば、そっちには届きようもない。
「 ...思ったよりも早過ぎるくらいにな。 ま、...今は丁度いーや。こいつ、アンタんとこの? 」
(164) 2019/02/16(Sat) 00時半頃
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>>119 燻んだ金髪を鬱陶しそうに掻きながら、 目線は下を向いてさっきの悪魔を刺す。
” 現れたタイミング ”からの唯の推測じゃあったけど、 持ち上げられかけた白衣裾を制するさまに 自然と人の頭は移り這う。 蛇頭はまだ悪魔の気配を追いかけたまま。
その牙の見える蛇の口元には──炎ではなく、 吐息にも似た黒い霧のきれはしが見え隠れしていた。*
(170) 2019/02/16(Sat) 00時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/16(Sat) 01時頃
[────リジーくん?]
[呼吸ばかりで 少女を呼ぶ。
唄のような それ に。**]
[いつのまにかはずみでスイッチが入っていたらしい。
ノイズ混じりに歌声が聞こえる。
それと、]
……あはは。
ごめんなさいねぇ、しくったわ、
……神さまのことは、
あとは、……神さまに、お願いしましょう、か。
|
「 ...けっ。 そりゃ大層な” いい子 ”だね。 」
>>181 挨拶もなしに襲ってきて、 とんだことだってまぁ、────なんて。
神都に不法侵入してたことは棚に上げて、 >>182飛び散った残骸ごと跡形もなく 赤く色づいたすべてを呑み込んでいくから 眉間を寄せる。
(214) 2019/02/16(Sat) 04時半頃
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( 影のよーにどす黒い体をしてんのに、 厭に白い牙はまるで妄信的な 『正しさ』の刃の色にも似ているようにも見えた。 白と黒だけで分けられる程単純じゃなくたって、 結局のところ─────定めたもんがちだ、と思う。 )
(215) 2019/02/16(Sat) 04時半頃
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( ───それなら、 形のボやけた曖昧な正しさなんて要らない、なんて アンタの言葉で思わせてくれたんだけどな。”センセイ。”)
(216) 2019/02/16(Sat) 04時半頃
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「 ....はぁ、 」
石場に飛び移りながらよくよくそいつの 気配を勘ぐれば、まるで、なんか、───── そう、『バラバラ』だった。
ピースを切り分けたみたいに。 ピースを切り離したように。
きっと集めれば一つの悪魔の形にでもなるんだろう。 それにしたって、よく何でも食うらしい。
(217) 2019/02/16(Sat) 04時半頃
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( ...どうやったら切り抜けられんだよ、コイツ? )
>>184炎海から未だ響く咀嚼音。 いっそあの流動体を思えば凍らせでも出来りゃ いいのかもしれないが、───なんて考えながら ふ、ッと吹いた風がザーゴの方に揺れる。>>184
それ自体はあんまり些細なことだったから、 どうせ届かないもんを届かせようとは無理にしない。 それよりも、と企てながらとって返した黒手の翻りは 反目したようにそれを食う、って動きよりは─────。
(218) 2019/02/16(Sat) 04時半頃
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( ...庇った? )
>>185距離があったって、声は届く。 その小さな呼吸音のような響きまでは届かなくたって 氷が溶けそうな、暖かで穏やかな言葉は風ごと寄せる。
「 ...アンタがママなのかよ? ま、いーけど。 随分『ママ思い』な、─────子どもってとこだな 」
子どもの姿を見ちゃいなくたって、 まるで声を掛ける姿は子どもに対する親みてえで 多少ツまらなさそうに鼻を鳴らして。
(219) 2019/02/16(Sat) 05時頃
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「 ...ここだって、 隠れるとこなんてそんなに無いはずなのに、 それにしたって随分隠れ上手なこったね。
オレもアンタと会うなら こんな躾の『行き届きすぎた』子どもに会う前に ───────会いたかったかもな。 」
(220) 2019/02/16(Sat) 05時頃
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( >>187>>188 まるでいい子になりたい子どもと、 いい子に育てようとする『ママ』みてえな 言葉に、 は、........っと息を呑み込む。
それにしたって目の前で 『家族ごっこ』のよーなもんを見せられて 無性にむかむか腹底に来るものがあったのが、 なんでかは分からなかったが。
ああ、 きっと。 そうやってレッテルを貼られるのが 嫌いだった。そうやって、うまく『賢くいい子に』に なれた試しのないオレは、いくら這い上がろうとしたって、 ───────ド底辺のまま。 )
(221) 2019/02/16(Sat) 05時頃
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「 ...『 そう言うなら 』
なんか、アンタをもっと困らせて。 その顔の一つでも歪ませてやりたくなってきたね。 」
ま、本当に歪ませられるかは分かんねえけど。 どうせ死んだってアンタもまたアバターがあるんだろう。
>>189目の前でまだごうごうと燃えていた 食い残しの炎海ごとさらさらと流れてく砂に誘われ 足元がガタリ、と動いた。
(222) 2019/02/16(Sat) 05時頃
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|
その中央を見れば、 細長く趣味の悪い植物みたいに伸びる舌と ずらりと並べられたギロチンなんかより ずっと鋭そうな牙の処刑場。 食われたら一溜まりも無さそうな有様に、 背の傷跡に手を伸ばしながら 岩場を一思いに蹴っ飛ばす。
「アズダハーグ、ッ、──────、 ちゃんと、...いや、もっと力、寄越せよ───ッ! 」
悪魔の血に、融けた悪魔に、呼びかけたって、 届いてるかも分からねえけど。 堰き止められてただけの疵血に触れて引き抜いたのは 一本の血槍───────。
(223) 2019/02/16(Sat) 05時半頃
|
|
(ところで、蛇は地を這いずり回るしか出来ないが あの日見た蛇は這いずる回る以外の 手段を持っていた。
そいつは───こうも言われてる。 「 有翼の蛇竜 」って。 )
(224) 2019/02/16(Sat) 05時半頃
|
|
石を蹴った瞬間、風が吹く。 同時に機を見つけたように蛇が噴いたのは黒霧。 あの男まで風に載せて届かせようとする 腐食性の─────毒だった。
それを更に向こうへと押しやるように マントを持ち上げながら背の疵から伸びる竜翼。 いきなりの事に目を瞠ってバランスを崩しかけたが、 この蟻地獄に巻き込まれるよりゃいい。
また捕まる前に、と、 黒霧を突っ切りながら、────迫ろうとする。
(225) 2019/02/16(Sat) 05時半頃
|
|
「 なぁ、” ザーゴセンセイ ”。
さっきアンタ言ったよな。 オレの生き続ける理由、だったっけ、────.... 逆に死のうなんて思う理由が分かんねえが そんなご大層な理由じゃないし、 オレはただ、死にたくないだけだ。
『いい子』になれやしねえ心も殺したくない。 大したことねえ嘘一つ吐けねえ場所が 正しいとも思わない。
そんな心を殺さなくてもいい、ってね。 気づかせてくれたやつの為にも、 息苦しくない、自由に、...全うに生きれるような ド底辺にならなくていい世界を見てみてえんだよ。
だから、 」
(226) 2019/02/16(Sat) 05時半頃
|
|
「 今は取り敢えず、 やり残したことを果たす為に、さ。
────神都をブッ壊す為に生きてんのかも、ね! 」
( ”そう、この世界の一部であっても、 オレの世界はもう神都にはない。”
所詮、『悪いこ』とやらだ。 オレなりの正義心なんて、 そんなもんはさらさら抱く気も無えけど。)
(227) 2019/02/16(Sat) 06時頃
|
|
─────炎まで飲めるなら毒霧まで吸い込めるのか、 あの蟻地獄からだって手を伸ばせるのかも分からない。 そう、賭けみたいなもんだ。
今のやりとりを見れば『子ども』は随分心配性らしい。 なら、防戦一方になるならこっちを狙うべきだ。 あの斧娘になったように身綺麗でありたいような そんな気も、躊躇なんてカケラも無かった。
届くところまで翔んで、”また”墜ちるならそれまでだ。 今はただ届かせようと、───捕まったとしても、 その手の槍だけは胸元めがけて投げ打とうとした。*
(228) 2019/02/16(Sat) 06時頃
|
独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/16(Sat) 06時頃
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(もっとも、万が一バクチに破れて 死んだってカローンに手向けた>>0:392 ” タダじゃ済まない ”は別に虚勢でも見栄でも、 フェイントでも何でもない。
─死んでは世界の終末に蘇る伝承のある悪竜は、 オレ自体が死んだところで人魔の器を食い破って出てくる。 もっとも水辺なんかに沈められり閉じ込められちゃ どうしようもねえだろうけど、
そうでないなら、きっと簡単には食えそうもない... >>172整い掛けた防衛戦をもう一度 混乱させるくらいの役目を果たしてくれる デカブツの黒い竜が現れる─────はず。)*
(229) 2019/02/16(Sat) 06時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/16(Sat) 06時半頃
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