人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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【人】 若者 テッド

 心配だな……。

[ヨーランディスに関する話が進んでいく。
テッドもまた心配そうに、雨降る中庭を窓より見詰めた*]

(2) 2011/08/03(Wed) 00時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/03(Wed) 00時半頃


[短い夢。不思議な声に誘われたか、不思議な夢をみた。

庭園の薔薇の蕾が、嵐に吹き飛ばされそうになっている。
その周りを、奇妙な生き物…羽の生えた小人?みたいなのが舞っていて。

薔薇の甘い甘い蜜。毒を含んだ甘い蜜。

嵐に飛ばされる前に、咲かせてあげなきゃ…]

んにゃんにゃ。


…薔薇の呪いで、結ばれるだなんて……。

[信じない。だってあの時も…そんな事は起こらなかったのだし。]


[甘い毒を孕んだ薔薇の木は、毒を満たす器を探している。

 あの子はどうだろう、

                 あの子なんていいかもしれない。

 その蔦の、絡まる先は。]


[夢で、薔薇の伸ばす蔦に絡めとられた少年が一人。


薔薇の棘の呪いを*受けた*]


[体の下で喘ぐ姿はあまりに艶かしく、
 見上げる瞳は、吸い込まれそうなほどに妖しくきらめいていた。]

 …ランディ……?

[濡れたその唇が、微かに囁く。
 これでもう、逃げられないね…と。]


[それは、その下級生の言葉だったのか、それとも彼に取り付いた薔薇の精の言葉だったのか、今となってはわからない。

ただ、彼と自分の精気が薔薇の精に力を与え、哀れな小動物を絡めとってしまったのはその直後の事かもしれない。]


【人】 若者 テッド

― 回想・廊下にて ―

 ――……フィリパ先輩?

[暗闇、小さく先輩の声が聴こえた。
誰の声だと言うのだろうか……判らず、首を傾げる。

何か問いかけようと、口を開きかけるも、
次に聴こえたヘクターの話に、盛大に顔をしかめた。

――……薔薇の木の下で。

その意味合いは、話として知っていた。
それは、自分の倫理観からは外れるもので。
ヴェスパタインの険のある言葉に重ねるよう、顔を顰めた。]

(144) 2011/08/03(Wed) 17時頃

【人】 若者 テッド

 あ、ジョージ。

[そして、駆けていく下級生の姿。
じとっとした眼をヘクターに向けた。
けれど、それは直ぐに解かれるのだけれど。]

 フィリパ先輩、かっこいいなぁ。

[優しい言の葉がジョージにかかり、そして言葉通りヨーランディスを探しに行く人。
遠ざかるシャボンの香りに、息と共に憧れの言の葉が小さく漏れた。
自分の倫理観に外れぬその姿に、向ける視線は熱い。

ジョージの方も、ヴェスパタインが向かうのなら、後輩の自分が出る幕はないだろう。
実際、行かなくて良かったのだろう。
異端の神を信仰する彼を、テッドもまた苦手に思っていたのだから。]

(145) 2011/08/03(Wed) 17時頃

【人】 若者 テッド

 じゃあ、俺は飲み物もらってきます。

[ガスは生きているだろう。
光が戻る前か、後か、
同室の先輩とその場にあった人に断りを入れて、
食堂でココアを貰う。

部屋で飲もうと、自室の前に戻るのだけれど、
直ぐには扉を開けない。
それはとあることに気がついた時からの癖。
そっと扉に耳をあてる
――聴こえる、押し殺したようなソプラノの喘ぎ声。

マグを持っていない方の手で、後ろ頭を掻いた。
幸い、その頃には廊下に人影は見えず。
扉に背を預ける形で座り込み、ココアを啜る。]

(146) 2011/08/03(Wed) 17時頃

【人】 若者 テッド

 あー……、嵐、大分過ぎたかな。

[窓の外を見やれば、随分、風雨は収まっていた。
コクリと甘い液体を嚥下すること暫し、
もう一度、扉に耳をあてる。

――……今度は、きっとあえやかな声は聴こえない。

ほぅっと息を吐くと、部屋に入る。
微かに青い香りが香るけれど、気がつかない振りをして。
作りかけのボトルシップがある机へと向かった。
されど、続きをするわけでなし、ぼうっとそこから窓の外、
中庭の方面を見下ろしていた。

ヨーランディスは見つかっただろうか……。

少しばかり探す視線になるけれど、
部屋の位置の関係か、夜間に行われたあれそれは見えず。
テッドが床に入ったのは、夜も随分耽ったころのことだった*]

(149) 2011/08/03(Wed) 17時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/03(Wed) 17時半頃


【人】 若者 テッド

― 朝・自室 ―

[夜寝るのが遅かったのもあるのだろう。
いつもは起きている時間ではあるのだが、
テッドはシーツにくるまって惰眠を貪っていた。

同室者が、既に起きているのか、まだ寝ているのかは判らない。]

 んっ〜〜〜。

[くるんっと寝返りを打てば、
ほどけた髪が寝汗で湿った頬に張り付いた。
母さんに見つかったら問答無用で切られそうだな……と、
夢現に思いながら払う。

――……それが理由で、
家に帰らなかった訳ではないのだけれど。]

(170) 2011/08/03(Wed) 19時半頃

【人】 若者 テッド

[カーテンは開いていただろうか。
開いていたなら直に、そうでなければ隙間から
台風一過の陽射しが瞼を焼くけれど、
この時間はシャワールームも混むだろうと、
少年は、まだ起きないまま*]

(171) 2011/08/03(Wed) 19時半頃

…わけがわからないよ〜。

何なんだよ〜。

[左手の、棘に刺された小指の傷は、もう痛まなかったが。
ツタ模様が広がっていることに、本人はまだ気づかない。それを通じて、薔薇の声が聞こえるようになっている事も**]


[くすくすと笑う声。"彼"の声。]

    『僕を咲かせて』
                       『恋をちょうだい』
       『想いをちょうだい』


           『君の命の欠片をちょうだい』


…恋、なんか。

[夢うつつに聞いた囁き声に、ポツリと零す言の葉一つ。

 恋なんか信じない。
 思いなど信じない。

 どうせ全て、搾取するための口実に違いない。

 肌を傷つけた棘は、ゆっくりと蔦模様で侵食していくけれど、
 心にはきっと、とっくの間に、抜けない棘が刺されていたんだ。]


………は〜い?

[きょとんとした表情までは、伝わらないだろう。
何せ声の主は自分には見えていなかったのだから]

誰?命のかけら?
それはまずいよ〜、俺分けられるほど強靭な命は持ってないよ〜。


【人】 若者 テッド

― 自室 ―

[ふと、瞼を焼いていた陽射しが蔭る。
そして、上から降る音。
夢現の脳裏には、音は言語としては認識されない。
言語とは認識されはしないのだけれど……。]

 んー………。

[むにゃっと唇が動く。瞼の下で微かに動く眼球。
そして、もぞっと下肢がシーツを抱いた。

さて、もう一言かかるのが先か、
時間の経過による目覚めるのが先か。]

(193) 2011/08/03(Wed) 21時頃

         『大丈夫、ほんの少しだけ』

『想いのままに触れればいいだけ』

                    『そうすればぼくは咲けるから』

[宿主の少年が選んだしもべに、薔薇の精はくすくすと笑いかける。]

   『君の望みのままに。欲望のままに。ぼくを咲かせて。』


……うん。
咲かせる手伝いは、するよ〜。

[ごく素直な返事。“彼”を咲かせるのは、とても大切なことのような気がしたから。既に体に蜜の回った少年は、抗うことを知らない]

…具体的にどうすればいいかは、よくわからないけど。
適当にやったら、いいんだね〜?

[潜めた呟き。少年は、男を相手にした経験はない。
知識はあるし誘われたこともあるが、「体力ない」「女の子好きだし」「今闘病中で……」と、のらくらかわしてきた。大体は本当、時々は嘘。

かといって、女の子との経験も悲しいかな、ないわけで……]


【人】 若者 テッド

― 自室 ―
[また音が降る。
今度は言葉の意味を伴って、耳から脳へ伝わった。]

 あっ……―――

[重い瞼を持ち上げようとした刹那、触れる感触が微か。
ぴくんっと弾かれるように、眼が醒める。
けれど、もうその時には触れた人は離れていて、
その感触は現実にあったかどうか判らないほど朧に。]

 おはよう、ございます。
 あ、俺も一緒に行きますっ!!

[ばっと起き、ばたばたと準備を始める。
食事の後にシャワーを浴びようと、
着替えを抱えてセシルの後を追う。
慌てた所為で、髪はそのままに。
セットしない前髪で太い眉が隠れ、ボブくらいの髪が揺れれば、
常よりおそらく幼い印象を他者には与えるのだろう。]

(197) 2011/08/03(Wed) 21時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/03(Wed) 22時頃


[咲かせて欲しいという声が、甘い毒のように魂に沁み込む。]

踏み躙り、無残に散らしても…お前の糧にはなるか?

[自分の身体が覚えたのは、行為という名の搾取だけ。
 優しく愛でる触れ合いすら、獲物を絡めとる罠としか見れない。

 そんな心無い陵辱さえ、快楽に摩り替えることでやり過ごしてきたから。
 昨夜後輩が腕の中で見せたあの表情は、自分には理解の出来無いものだった。]


   『なるよ』

[薔薇はくすくすと笑う。]

              『落ちた花も養分になる』

    『踏みにじられた涙も糧になる』


……エヴァンス君〜?

[聞こえてきたもう一つの声には覚えがあった。
失礼ながら、名前が長くて忘れてしまったので、姓で呼んでいる医務室の常連。

声はすれども姿は見えず。]

………………

[何か不穏なことを言っている気がするのだけれど。
花を咲かせる為には、仕方ないんじゃないかな〜。]


[ざわりと胸の奥、黒い蔦が蠢いた。]


…ノックス……?

[混線するように聞こえてきた声に、半覚醒状態の意識は困惑した。

 それは偶然なのか、必然なのか。
 互いに共通しているかもしれないのは、病弱な身体か、何処か歪んだものを抱えていた精神か。
どちらが薔薇の精に都合が良かったのだろう。]


………何か、不可思議現象が起きてるみたいだね〜。

[さらっとそれで済ませてしまったのは、細かいことを気にしない性格が故か。]

俺たち、花咲かせ仲間なのかな?
これ、みんなで出来たら便利だね〜。

[のんきなことをヴェスパタインに向けて言っている。]


【人】 若者 テッド

― 食堂 ―

[寝間代わりのTシャツにハーフパンツといういで立ちで、
食堂に来てから、昨夜つかったマグの存在を思い出した。

ちょっとしまったな……と、
思った当たりで級友の姿が見える。]

 ディーン、おはよう。
 1人か?

[1人なら一緒に食べようぜ、
という意味合いを込めて言葉をかける。
同室の先輩はどうするつもりか。
自然に流れるなら、共に食事をするつもりであったのだけれど。]

(205) 2011/08/03(Wed) 22時半頃

…訳が分からないが……

[残念ながら、気にせずあっさり受け入れるようなおめでたい脳味噌では無かったため、やはり困惑の色が濃い。

 けれどそんな違和感も、芳しく濃厚な薔薇の香りが溶かしていく。
 心の芯に灯る衝動。
 欲しいのは、刹那の快楽。


 …本当に、それだけ?]


【人】 若者 テッド

― 食堂 ―

[ディーンの応えを待っていれば、何やら焦げた匂いが。]

 ――……セシル先輩って、結構不器用ですよね。

[真っ黒になったパンを見て、ポソリと呟く。

しょうがないので、自分の分とセシルの分を焼いて、
はいっと茫然とする人に差し出す。]

 焦げちゃったのは、捨ててもいいんじゃないですか。

[焦げた匂いの中に、薔薇の芳香が微かに。
あれっと首を傾げれば、括っていない髪が揺れた。]

(213) 2011/08/03(Wed) 23時頃

…あ。

ランディ…は?

[心配そうに問う言葉がこちらに向けられたのは、
 何故だか彼も…同じ匂いがしたからかもしれない。]


【人】 若者 テッド

 ディーンのも焼いた方がいいか?

[ふと、同級生の破壊神並の所業を思い出し、
彼も必要ならトースト位焼こうかと思うのは、
トーストの機械を壊されてはならないからで。]

(217) 2011/08/03(Wed) 23時頃

ランディ?……ヨーランディス?

俺は、今朝は見てないな〜。

[昨夜の騒ぎを、眠りこけていた少年は知らない。
どちらに向けられた問いかはわからなかったが、答えておいた。]


【人】 若者 テッド

 そう、っすね……――。

[セシルの言葉には、意味合いは同意をしめしながらも
声音が否定した言葉が漏れた。

大体2回に1回は、焦がしているのを見ている気がする。
それに、器用なら……。
頭によぎるのは、昨夜聴いたあえやかな音。
ふるっと頭を振る――何を考えているのだろう。]

 2枚位でいいか?

[牛乳零しているディーンに、あ〜あ、と内心思いながら、
煩悩を振りきるようにチャキチャキと朝食を用意。]

(222) 2011/08/03(Wed) 23時半頃

 なんで先輩にあんなこと言ったの?

[おどおどした声が囁きに混じる。]

 『甘い蜜をあげたいんだ』

                『とてもとても甘美なんだよ』

              『みんなにもわけようよ』

[それから薔薇の声も。]

  『ああ、ランディは眠っちゃったかな』

                  『だいじょうぶ、幸せな夢を見るよ』


【人】 若者 テッド

[サラダとウィンナー位は
寮母さんが用意してくれたりしてないだろうか。

用意があれば盛るだけで。
ないなら作業が増えるだけで、3人分用意。]

 セシル先輩、パンだけじゃもたないっすよ?

[既に席についている同室者の前に皿を並べて、向かいに座った。
ディーンは、ミルクを持ってきてくれただろうか。

一息ついたところで、食堂に増えた人を確認する。]

(228) 2011/08/03(Wed) 23時半頃

テッドは、セシルのスクランブルエッグは有難く頂戴した。

2011/08/03(Wed) 23時半頃


…眠っ、て…?

[胸の奥が、なんだかチリリとした。]

大丈夫だ、って…

[自分で部屋まで帰れると言っていたかいないか…都合よく勝手に解釈しただけなのだろうか。

 置き去りにしてしまったのは何故なのか、何故そんなことを後悔しているのか。

 わからない、けれど…
 脳裏をよぎる光景は、だるくて痛む身体を引きずって、とぼとぼと部屋へ帰る自分の姿。
 そのあと…たぶん4日くらいは、晴れていたのに授業を休み、
 校庭を走りまわるクラスメイトを窓から虚ろに眺めていたのだっけ。。]


め     が


        ま    わ



                     る〜〜〜〜


 !!

 ノックス先輩?

[どこからか声が聞こえた気がして、少年はきょろきょろと辺りを見回した。]


【人】 若者 テッド

― 食堂 ―

 あ〜、すまん。あけとくべきだったか。

[ヤニクが窓をあける様子に声をかける。

開け放たれた窓から、ふわりと風が入る。
括っていない髪を揺らすその風は、
ほのかというには強い薔薇の香りがするだろうか。]

(238) 2011/08/04(Thu) 00時頃

…おい、どうした?

[自分以上に病弱な彼のことだ。
 異変が聞こえれば流石に少し狼狽えたか。]


【人】 若者 テッド

 あー……いや、これはディーンじゃない。

[ヤニクの誤認に、本人の名誉の為に呟く。
しかし、セシルの名を出すことはできない。

とはいっても、ヤニクがテッドが犯人と思うかは謎であるが。

苦笑いを浮かべて思い出すのは、件の化学実験。
あれは大変だったと、しみじみした。]

(255) 2011/08/04(Thu) 00時頃

【人】 若者 テッド

[ヤニクの言及には首を横に振るだけに。
相手が追及しないなら、改めて食事を開始する。
セシルの焼き上げたスクランブルエッグは普通に美味しかった。
だから、トースターとの相性が悪いのかもしれないな
……などと思う。
ディーンに合わせて、美味しいですと言ったあたり]

 ジョージとセシル先輩は面識なかったんだ?

[現れた後輩が、同室の先輩に名乗りを上げるのに
少し驚いた顔をした。

そう言えば、前、作品を見せた時は、
ジョージの部屋だったろうか。]

(267) 2011/08/04(Thu) 00時半頃

【人】 若者 テッド

 あ、そういえばさ、ボトルシップ。
 新作がもうちょいで出来そうなんだけど
 ジョージ出来たら見に来るか?

[セシルからジョージに差し出される皿を見やりつつ、
誘いを1つかけた。

――……薔薇の香りがきつくなったな、と微か思いながら*]

(268) 2011/08/04(Thu) 00時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/04(Thu) 00時半頃


 ……セシル先輩にも、蜜をあげたいの?

[少年は不安げに訊ねる。薔薇は笑う。]

     『そうだよ』
                     『蜜をわけて、手伝って貰うんだ』

[くすくす、くすくす]

 ……ねえ、僕はザック先輩のものなんだよ。

[一つの身体を共用するのでなければ、少年は薔薇の服の裾を引いていただろう。]

          『だいじょうぶ、悪いようにはしないから』

[そんな、薔薇の声。]


ご めん


無事、いきてるよ〜………

[思いっきり心配をかけさせる台詞を吐いたことをかろうじて思い出し。ぼそりとこちらにも思念を飛ばすと、また沈黙する。**]


【人】 若者 テッド

― 回想・食堂 ―

[ジョージへの誘いに、彼は明るい顔をしていた。
子供の様な食べっぷりも、微笑ましいと思う。
頭の隅にある、ザックの知識がその時は飛んでいたのだ。
だから、同室者へのキスも、
その瞬間は驚きはしたものの性を感じることはなかった。

――……感じたのは、次に聴こえた音に。]

 ………っ

[思わず顔を顰めた。
音に、薔薇の香りに、何かを持って行かれそうで。]

(368) 2011/08/04(Thu) 15時頃

【人】 若者 テッド

[同室者が《私》と使う時の意味を知っている。
何を求めているかも知っている。

だから、追いかけなかった。
おそらく部屋に戻っているのだろうと。

出来るだけゆっくり食事をとり、片づける。
その間に、結構不思議な組み合わせと思う、
金糸の2人が揃って出ていくのは認識はしていた。]

 ――……ロビン?

[当初の予定通り、シャワールームへ向かえば、
丁度ロビンがランドリーへ向かうところだったか。
その背がやけに慌てて見えて首を傾げる。

――……まさか、同室者がシャワールームでいたしているとは思わず。]

(369) 2011/08/04(Thu) 15時半頃

【人】 若者 テッド

― シャワールーム ―

[けれど、その場に足を踏み入れれば
ロビンが急いていた理由は知れた。

自分もまた踵を返そうとしてやめた理由など、
後から考えても判らない。

ただ、薔薇の香りに狂わされたとでも云い様がなかった。]

 セシル先輩、頼みますから……―――

[あえて隣のブースに入り、ポツリと言葉を向ける。
水音に混じった声音が、相手に届くかは分からないけれど。]

(370) 2011/08/04(Thu) 15時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/04(Thu) 15時半頃


【人】 若者 テッド

 ど、わっ……―――っ!?

[目を白黒させるというのは、こういうことを言うのだろう。
産まれたままの姿で、同ブースに滑り込まれ、
奇妙な悲鳴をあげた。

――……同性だから、恥ずかしがることは何もないのだが。
少なくとも、自分の倫理観の中では。]

 や、や、や、ちょ、先輩落ち着きましょう、ね。

[しかし、自分の倫理観だけでは計れない世界も
少年は残念ながら知っていた。

男同士の交わりも、恋愛もあって。
目の前の人は……――過去の男《人》が好きだってことも。]

(373) 2011/08/04(Thu) 15時半頃

【人】 若者 テッド

 いや、セシル先輩のことは好きですけど。
 そうじゃなくて……――。

[頬を、瞳を囚われて、身動きが取れない。
寂しいと言葉が紡がれれば、吐息がかかり、
ひくりと身が震えた。

あまやかな音、何度も聴いた声。
経験はないけれど、それはきっと女の子のような。]

 だって、貴方が欲しいのは先輩なんでしょう?

[少しの間、彷徨わせた視線。
ふっと、脳裏をかすめるのは、こんな時、
あの人ならどう対処するのだろうと。

そう思ったからか、言葉では否定するようなこと云いながら、指先はそっと伸びて。
セシルの濡れた髪を撫でた。]

(375) 2011/08/04(Thu) 16時頃

【人】 若者 テッド

[セシルの流す涙に、酷くうろたえた。

男同士の行為も恋愛も自分の中には、ない筈で。
でも、困っている人は助けないとという思いは、普通にあって。

――……否、助けないとという思い《倫理》を盾にした。

多分、本当は……―――。]

 んっ

[接吻けは拒まなかった。初めてだったなんて言える訳はなく。
けれど、応える拙さでバレてしまったかもしれず。]

 セシル、せんぱっ

[捉えられた身体は、既に反応を示していて
――……嗚呼、どんなに取り繕っても、反応していて。]

(377) 2011/08/04(Thu) 16時半頃

【人】 若者 テッド

[お願いだから、するならばれないように……と、
願いに来た筈の唇は
ミイラ取りがミイラになった言の葉を産む。]

 それで、本当に、先輩が寂しくないなら

[男同士の交わりには恐怖がある。
だから、今は応えられるのは触れあうことだけ。

セシルが拒否しないなら、昔の先輩がしたこととは違い
互いの雄の象徴2つをまとめるように握り込もうと*]

(378) 2011/08/04(Thu) 16時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/04(Thu) 17時頃


【人】 若者 テッド

― ランドリールーム ―
[シャワールームの一件を、
誰かに見聴きされることはあったのだろうか。

あれから、セシルが拒まなければ、性器を擦り合って。
拒んだなら、彼が望むように
――……唯、身体を重ねることだけは、
今回は……と逃げたが。

温めることはできたのだろうか。
寂しさを埋めることはできたのだろうか。

おそらく、幾許か言葉は交わしたけれど、
テッドは今は1人、ランドリールームに在った。]

 ――……。

[ロビンの姿は、まだあっただろうか。
在ったなら挨拶だけはして、心此処にあらずといった様子。
回る洗濯機の前、椅子に座りこみ見詰めるのはロザリオ。]

(388) 2011/08/04(Thu) 19時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/04(Thu) 19時頃


【人】 若者 テッド

[ロザリオを見詰める為に俯いた首筋に、ぺたりと髪がひっつく。
ああ、括り忘れてたな……と、取り出す紐は真紅。

例えば、ヨーランディスがヴェスパタインにあこがれて髪を伸ばしているとは、近しい人は気付き納得するかもしれない。
2人の雰囲気……外見は似ているから。

でも、多分、
自分のそれは誰も気がついていないのではないかと思う。
あまりにかけ離れているから。
同じ真紅なのは偶然としか思われまい。

ぺしょっとその真紅を見て、情けない顔をすると
しかしそれでも後ろ髪を括り、
シャボンの香りの中凛と背を正してみた。
――……直ぐにしおれたけれど。]

 ――……何やってるんだかなぁ、俺。

[自嘲の言葉は、洗濯機にぐるりぐるりと回されて、
何に対して呟いたのか判らなくなる。]

(389) 2011/08/04(Thu) 19時頃

テッドは、溜息を吐きながら、視線はロザリオと働く洗濯機の間をいったりきたり。

2011/08/04(Thu) 22時頃


【人】 若者 テッド

[終わらない洗濯機の動きと、
ロザリオを交互に見ながら思いだす。
胸に占めるのは、
男同士の行為に対する後悔というよりは……――。

弱々しい笑み。頬に触れた感触。
足りないと言葉なくとも伝わったけれど。]

 俺の方こそごめん。
 でもさ、やっぱ、抱いたり抱かれたりするのは
 お互いが好きじゃないとって思う。

[行為中、聴こえた高い声。何度も聴いた音。
確かにそれは、男《自分》の欲を煽るけれど、
でも、セシル自身ではない気もして……彼の一部ではあるだろうけれど。

――……それを、寂しいと思った。
その想いが、どういう意味かは判らないけれど。
謝る人に向けた、たどたどしい言葉は、
だからきっと真意は伝わり難い。]

(423) 2011/08/04(Thu) 23時頃

【人】 若者 テッド

[もし、女の声でなくて、彼の素の声だったら。
萎えただろうか、それとも……―――。
考えは、そこで止まる。
セシルと別れたあの瞬間も、同じ。

彼に向けた表情は、まるで鏡映しに弱々しい笑み。
倫理観にも段階がきっと段階があって、
こえられなかったのは、行為は互いが愛し合ってという段階。]

 ――……はぁっ

[ロザリオに視線を落として、何度目か判らない溜息を吐いた。
神の教えに時折矛盾を感じて、最近良く迷う。

洗濯機が回るランドリールーム。
ロビンの姿があるのなら、ヘクターの姿が見えるなら、
テッドは物云いたそうな視線を向けるだろう。

他者は、どうやって折り合いをつけているのだろうと……。
素朴でいて、聴き難い問いを胸に抱いて。]

(425) 2011/08/04(Thu) 23時半頃

 わわっ!

[薔薇の行動に少年は慌てる。]

 だめだよ、口のキスは!


キスなんて別に…なんてことないだろうに。

心地良いのは認めるが。

[いくども穢れ、自ら穢しもした唇に、特別な思い入れなんてこれっぽっちもない。
 粘膜に張り巡らされた敏感な神経が、そこにはあるだけだ。]


口のキス?

[聞こえた声に、問い返すような。]

…そういえば、小さい頃に女の子にされたことはあったな〜。

[思い出してほわほわと胸があったかくなっている。
残念ながら、そこまで遡らなければならないほどに、経験がないらしい。]


テッドは、洗濯が終わるまではランドリールームに*

2011/08/05(Fri) 00時頃


若者 テッドは、メモを貼った。

2011/08/05(Fri) 00時頃


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