人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


【人】 若者 テッド

―バスの中―

[ごく平凡な家庭に生まれたごく平凡な学生としては、持ち別荘とかマイクロバスとか、どこか遠い話に思っていたが、乗り込むともっと遠い話に思えた。
 バスは山道を行きながら、どんどん奥へ向かう。]

[席は一番後ろ、一番端。隣に織部と、その向こうには二年生の耀。
 あまり勝ち負けのつくゲームをやりたがらない耀とは、如何に勝つかを重視する俺はそうそう同卓に立った経験がない。
 こういう機会くらいは、などと思いつつも、大須の叔父の幽霊話が始まれば、興味の惹かれないジャンルだったせいで、どうにもうとうとし始める。]

(13) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

[隣の席に、こっそり耳打ち]

なーおい。


…はい?

[ビクッ、と反応したあと、耳打ちしてきた人に素直に耳を傾ける。]


― 少し先の話になるだろうか ―

[百瀬に猫耳をつけれたかどうかは置いて置き、怪談話が始まると瞬く紫の眼。
話は割と聴くような、ありふれたもののように思えた。]

 ………。

[けれど、人知れず難しい顔をするのは、全てが正しいかは別として、おそらく『本当に居る』ということが判ってしまったから。]

 『最近は、あまりなかったんだけどな』

[内心で呟く。

人付き合いが苦手な一部の理由。
眼が悪いのに、あまり眼鏡をかけたがらない訳。

どうにも眼の色を引き継いだ所為で、父親から受け継いでしまったらしい『霊感』とやらが発動中らしいと溜息を吐いた*]


んや、特によーじはないけどさ。
土橋とメアドこーかんしてなかったかなって思って。

いいー?
[携帯を取り出して、ちらり]


 ……だから、クトゥルフとか、やめよーって……

[出るとこで、そういうのは。
ほんとにやめて欲しい。

うつらうつら、寝言に近い声は、しかし真剣な呟きだった*]


若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 00時半頃


あー、そうでしたね。

[連絡網はあってないようなものな気がしている。]

じゃぁ、これが俺のです。
[ごそごそと携帯を取り出すと、最上センパイとピロン☆とメアド交換したか。]


 お前も、当たりっぽく感じてるのか?

[寝言云う幼馴染に、ぼそっと返す。
2人して霊感があるらしいのは、昔から知っていることかはてさて*]


[赤外線で通信すると、部活メンツのフォルダに新規登録。
これで、交換してないのはあと誰だろう?まあいいか]

さんきゅー、じゃ土橋にもチロルあげよう。
イチゴ味スキっしょ?

[ごそごそと取り出して、ピンクの包み紙をころり]


【人】 若者 テッド

[ぼんやりうたた寝の向こう、チロル箱買い、とか聞こえてきた。
 誰の、とか気にせずに聞こえる方に手を伸ばす。]

俺も。

[言いつつ、だいぶ夢のなかだったのだけど。]

(30) 2011/05/16(Mon) 01時頃

…えぇ、ありがとうございます。

[否定出来ないので素直に受け取る。
飴は相変わらずどらえもんのように鞄に入っています。**]


【人】 若者 テッド

んー。

[貰ったチロルを口に放って、寝ると起きるの狭間を行き来している。
 コーヒーヌガーだろうと、気にしない。箱買いしたのが何であったか聞いてはいなかったし、自分も好きな味。
 何より、甘いものを拒むなんてこと、殆どしない性質だ。]

(39) 2011/05/16(Mon) 01時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 01時半頃


[ 彼らの予想は、当たっている ]
[ 否、予想ではなく天性の力か ]

[ じきに、一行が辿り着く別荘 ]
[ その屋根の上に、座り黙す女 ]

[ 今は唯、口を閉ざし無表情で ]
[ *新たな客人を、見下ろすのみ* ]


 …… すっごく、痛てぇし。

[普通の一軒家に住む、普通の家族。
だから、自分たちには見えない『何か』を連れて来て、家を文字通りお化け屋敷にしてしまった息子を、海外転勤をさいわいに置いていったのも、仕方のないことだと分かっている。

でも、見えて、聞こえるのだから、普通の人間と同じに、思い入れてしまっても仕方ないじゃないか。
気味悪がらせた両親には悪いと思っているが、そんな開き直りをしているから。
霊媒体質は、改善の兆しなど無く、ひどくなる一方。

居ると分かる話を聞いただけで、『彼女』の想いに反応してしまって、ずくずくと心臓が痛む。
眠気か痛みか、どちらのせいで意識がかすむのか、良く分からない。

重い瞼をこじ開けて、肩を貸してくれている幼馴染を見上げ。
いつもの笑みを浮かべようとして、――あまり上手くいきそうになかったから。
取り繕わず、あからさまにほっとした、弱いものを浮かべた]

 となり、蛍紫で良かった。


『なあ、ケイ。もしかして、みえてる?』

[幼馴染の視線が。
時折、自分以外目を向ける者の無いほうへ向けられていると気づいたのは、バスの座席よりも背の小さかったころ。
あの頃は、こんなに身長差がつくなんて思ってもいなかったと、すこし悔しい想いに息を吐いた]


【人】 若者 テッド

――っと。

[半分程度は起きていたとはいえ、そのうとうととした眠りに羽音が混じれば流石に驚いて目を開ける。
 すぐに何の音かは把握しつつも、その音の主が発した声には軽く瞬いた。]

[近くでは、道さんとがいい、やら、百瀬と、といった言葉が断片的に聞こえてくる。
 近くで声のかけやすい位置にいる面子の部屋がどんどん決まっていくようであれば、ひとつあくびを噛み殺して。]

静谷。
決まってんの?

[簡潔に用件だけ、前方に問いかけた**]

(51) 2011/05/16(Mon) 11時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 11時頃


そういや、土橋さ。


お前、好きな人って……居る?

[思い出したように落ち着いた声でぽつり、隣にだけ聞こえるように*]


[『恋』なんてしない。


人の心を縛るから。変えるから。狂わせるから。



―……ちり


なのに。
時折、苦しい。嬉しい。
言葉にできないもどかしさに襲われるのは、何故だろう…]


……はい?

[聞こえてきた言葉に6秒ほど固まる。
そして、淡く頬が朱に染まる。

それが何よりの解答になるか。]


 無理しなくていいんだぞ?

[無理に笑おうとする珀に手を伸ばす。
叶うなら慰めるように、その頭を撫でたかもしれず。
ほっとした様子に、安心させるように緩く微笑む。]

 まだ『見えて』は無いな。
 でも、居るだろうということは気配で判る。
 小さい頃は、そういうことも多かったが……。

[見えているか?という問いが、肉声であれば上記のようなことを囁いただろう。心の声であれば、多分意識しない小さな独り語。
蛍紫の能力は、成長するにつれ安定はしてきている。
感じない努力をしているから。

例えば、それは霊の存在を誰かと話さないこと。
相手にすると、霊が近寄ってしまうから。
例えば、それは眼鏡をかける時間を減らしていること。
かけると、見え過ぎてしまうから。

ただ、傍に居る幼馴染の存在がある故に、捨てきれていない。]


[甲斐――父親の家系は、元は死した者を相手とする生業としていた家系らしく。
近代になっても紫の眼を持つ子には多かれ少なかれそう言う力が引き継がれている。
ただ、随分と他の血が混じっているから、そもそも紫の眼が出ることも少なく、出たとしても能力的には落ちて行っているのが事実。系譜を辿れば、霊を払うような能力もあったようだが、蛍紫にもその父にも払う能力はない。そして、現代で生きるのに、それで困ることもない……のだが。]

 ………。

[まさか、身長差で溜息を吐かれているとは知らず。
霊媒体質らしい幼馴染を護りきれないことに、内心で溜息を吐くのだった。]


【人】 若者 テッド

あ、悪い、起こした。

[静谷がその名の通り静かではあったので、傍観に徹しているか眠っているかのどちらかだろうとは思っていたが、それでも一言謝って。]

決まってねえなら、一応名乗りあげとく。
味方、なんだろ。

[この位置は寝るにもだらけるにも良い位置だが、人の会話には混ざりにくい。別に誰と一緒だろうが構いやしないが、知らないうちに一人になってたりするのは気にくわなかった。
 視線の先に気づけば、ふんと鼻を鳴らす。]

俺と一緒じゃ、代わり映えしねえだろ。
平気だって言ってたし、変に心配しても意味ない。

(58) 2011/05/16(Mon) 13時半頃

 無理は、しねえよ。

[ただでさえ、蘭香のことがある。
そんな時に、自分がどうかしてはいられない。
そうしたら、この妙なところで苦労を背負ってしまう幼馴染が、どれだけ大変かは、想像するまでもないから。

だからちゃんと、頼らせて貰っていると、撫でられるまま肩口に預けた頭の力を抜いた]

 ……蛍紫みたいに、離れてかなきゃいけねーんだろうけど……

[硝子に遮られていない紫の瞳へ、手を伸ばす。
目測であてられた指先が触れたのは、頬あたり。
するりと目元をなぞって、ぱたり、落ちる]


 ごめんな。

[見えざるものを、見ないように努力している幼馴染が。
それでも、こちら側から離れきれていないのは、逆方向へ進んでしまっている自分のせいもあるのだろう。

付き合いが良すぎると、茶化して笑い飛ばすことも出来ず。
ただ、落とした手を握りしめて、ぽつりと呟いた]


[今日は両手が空いていたから、よけられなければわしわしと髪を撫で回して。
意地悪くない方の笑顔を見せる]

俺さ、お前のならおーえん出来るわ。
根回し必要なら、言えよ。

[後輩の中でも、かなりお気に入りな方(弟として欲しいランキング)に土橋は入っているようだ*]


【人】 若者 テッド

……んなんじゃ、ねえよ。

[トンビに油揚げ、なんて言われれば、声音を低くする。
 意地悪い笑みからは、拗ねるように逃げた。]

いや、俺も誰でもいいわけだし、そこまで言わなきゃなんねえなら、別に静谷じゃなくてもいい。

[そう言う割には、狐笑みにつられるように笑みを見せるのだけれど。]

[続く静谷の声に携帯を確認すれば、確かに圏外。]

ん、俺もだめだな。
ちゃんと現代日本か、ここ。

[大須と叔父に届こうものなら、何を言われるかわかったもんじゃない呟きを漏らす**]

(79) 2011/05/16(Mon) 19時頃

わっ

[バスの座席は狭い。
避けようと思っても避けきれなくて、わしわしと頭を撫でられる。]

必要なら、お願いします。

[数瞬、迷った末に頼んで、]

……応援したくない人でもいるんですか?

[思わず気になったことを聞いてしまう。]


じゃ、相手だーれ?

[にひひと笑みを漏らしてついでに情報収集]

えーだって。
ライバルには負けたくないぞ?

[居るのかどうかもわからないが、一応。
静谷の「トンビに攫われる」という言葉が聞こえての発想]


………百瀬。

[少し長い沈黙の中、紡いだのはクラスメイトの名。
気になっている、という点では静谷センパイもそうなのだが、
レベルが違うと思うので口にはしなかった。]


…………。

部屋変わろっか?というか、俺は夜織部と野久んとこ行く(のを勝手に決定した)から、使っていーよ。遊びに来てそのまま泊まってけば。

[おせっかいでもなんでもなく、するりと言葉が出る]

よくじゃれてるもんなあ、お前ら。


でも、大丈夫ですかね?
蓮端センパイ一人にして。

[相部屋の誘いをかけたセンパイを慮る。]

まぁ同じクラスですからね。


ほっといても石神井あたりが来るんじゃない?
それか、蓮端に言っておけばいいよ。夜部屋空けるんでって。「センパイも好きな部屋にお邪魔したらどーっすか?」
とか。

[二重三重に煽ってみる]

俺が蓮端にそれ言うと、不自然っしょ?


若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 21時頃


…ですか。

[センパイからの煽りにへにょり、と眉を下げる。]

とりあえず、後でそう声をかけてみます。


んーまあ。余計な事は言わないにしても。
「百瀬の部屋に行くんで夜そのまま泊まるかもしれません」
ぐらいは言うべきかなーと。

蓮端いーやつだから、心配しちゃうかも。
それか、一人でゆっくり寝れるって思うかもしんねーし。


…優しそうな人ですからねぇ。

とりあえず、行くならそう伝えておきます。

[もしかしたら、行かないかもしれないとかそんな。]


 ……離れているように、みえるか?

[一瞬驚いたように見開く紫。
次に苦笑いの形に細くなれば、その下、頬に触れる温もり。

離れているように見えるのならば、距離感をつかめないからで。
多分、3人の中で1番幼馴染という枠に縋っているのは自分なのだという自覚があった。
思うのは、鞄の中にある織部から譲り受けた奨学金のガイド。

3人でルームシェアして、同じか近くの大学に……。

その願いは、まだ云えずにいるけれど。]

 謝る必要はないさ。

[結局、霊感をなかった振りできないのも、珀に縋るのを止めれないから。
落とされた手に、頭を支えていない方の手を伸ばす。
言葉にしない 謝るのは多分自分の方だ という思いを乗せて触れた。]


【人】 若者 テッド

おう。
今更ふつつかでも、気にしやしねえけど。

[それこそふつつかな発言だが、悪戯心で気安い言葉を口にしてしまう程度には、自分も今の状況を楽しんでいる。
 指先の×(>>83)を見れば、そちらは少しばつが悪そうに頷く。]

……そんだけ、山奥に来たってことは、そろそろ着くのか。

[雨が降りそうだ、という空を、窓から見上げた。]

(107) 2011/05/16(Mon) 21時半頃

【人】 若者 テッド

あれだろ、ふいに電話が鳴って、出てみると恋人からの別れ話だ。って。
鳥籠とチョコレートとコインなら、あるな。

[野久の話(>>80)を、ミステリーからすり替えてゲームに例えたつもりだったが、言う相手を間違えたような気もしなくもない。
 どれくらいの頻度で別れ話のかかってくる携帯なのかまでは、知らないが。]

(109) 2011/05/16(Mon) 22時頃

【人】 若者 テッド

―到着後―

カード系とか、濡れると不味いもん持ってるやついたら、先行っとけよ。
まだ保つと思うけどな。

[言外に、自分は後から向かうことを含ませて告げる。
 生憎、百瀬や耀や、そういった不調を示す人間より先に歩める性格をしていない。
 彼らに声をかけるのは、自分より適任がいたようなので任せたが、最低でも二人よりは後ろをいくつもりだった。
 無論自分の荷物にもカードは入っているが、そちらはプラケース内なので、問題はないだろうと。]

(111) 2011/05/16(Mon) 22時頃

【人】 若者 テッド

―少し前、バスの中―

アウトとかセーフとかの前に、それでどうやって電話破壊できるんだよ。

[そもそも枚数指定してねえし。と真向から野久の回避を否定しながら、自分も回避を思いつかない。
 それ以上突っ込むこともなく、到着を待った*]

(139) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 若者 テッド

―別荘へ―

腰打ったって、平気か?

[後ろを行くので会話の全ては聞こえてこないが、土橋の声からそんな言葉を聞きとって、野久ヘ投げかけた。
 野久の荷物に静谷が手を伸ばすようなら、安堵してまた別荘への道を歩み出す。]

(140) 2011/05/16(Mon) 23時頃

 ……居る。

[ぼそっと呟いた。

眼鏡をかけずとも、はっきりと見えたこの世の人ではない姿。
視線は、屋根の上に固定されている。
遠目に、視線があったと思ったのは気のせいだろうか。]

 挨拶すべきか、悩むな……。

[挨拶をするということは、存在を認めるということだから。
己の為というより、珀の為になるだろうかと、少し悩ましげな顔をした。]


【人】 若者 テッド

……。

[振り返る姿が見える(>>134)。
 それに何を言うでもないが、縮まった距離にはひとつ、息をついた。]

[もう、この位置からでも別荘が見えるだろうか。
 大きな別荘は、平凡な一庶民には見るほど人の所有物だという実感は湧いてこなかった。]

(152) 2011/05/16(Mon) 23時頃

 …… うん。

[バスの中で触れていた手を。
確かめるように、そっと伸ばし。

屋根の同じ一点を見つめる幼馴染に、ちいさく笑い]

 蛍紫は、関わりたくないんだろ。
 オレはどうせ、また放っておけねーから、挨拶もすることになるんだ、任せとけ。

[悩ましげに刻まれた眉間の皺を、横合いから、うにっと伸ばした]


[ 蛍紫と視線が合おうと ]
[ 女は表情一つ変えない ]

[ 楓馬を見ても同じこと ]

[ まだ女は新たな来客を ]
[ *ただ、見ているだけだ* ]


[眉間の皺を伸ばされたなら、紫の眼を見開く。
そして、溜息を一つ吐いた。]

 ……お人よしめ。
 そうなったら、俺も放っておくわけにはいかないだろ。

 それに、なんだかな……。

[放っておいてはいけないような、そんな気がする。
そんな感覚的なものは、相変わらず上手く言葉に出来ず。
言葉途中で切れた。

ただ、視線あっても変わらぬ表情が気になって。
大概は、あえば良くも悪くも構って欲しそうにするのが常だから。]


【人】 若者 テッド

おう。
平気なら、いい。無理すんなよ?

[念の為に湿布を、は栖津井に向けられたのだろうと、追求はせず。
 誰かにかける無理すんなよ、はもう口癖のようなもの。]

[階段を上がりきって別荘の前に来れば、茂る薔薇にふぅん、と感嘆に似た声を。]

あんま、花とかわかんねえけどな。

(170) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ええ?
 お人よしは、好きで厄介ごとに首突っ込むオレに、付き合ってくれる蛍紫だろ。

[溜め息に、くすくす笑い]

 しかし、付き合うとなると、長くなりそ。
 どうしたいのか、とか。言う気なさそうだし。

[表情を変えず、身動きもせず。
何を求めるでなく、ただ其処に居る姿に――ずきり、また痛んだ胸を押さえた]


【人】 若者 テッド

っと、降ってきてるな。

[別荘に着く直前から頬にぽつぽつと当たる滴に、空を一度見上げる。
 同室の姿はとっとと室内に消えてしまったが、自分のペースは変える気はない。
 ほぼ最後尾を行き、そして薔薇園を見。]

雨と、洋館と、ねえ。

[信じる気はないが、信憑性はある景色だった。
 別荘に入れば、ほんの少し濡れた前髪をかきあげる。]

(188) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ……お前がつっこまなきゃ、付き合わん。
 誰にでも、ではないから、俺はお人よしではないさ。

[照れ隠しなのか、ぎゅっと眉間に皺を寄せたての会話は、どのタイミングだったか。
ポツリと頬を雨が打つ。]

 雨が降っても、あのまま居るんだろうかな。

[屋敷に入る前、天……正確には屋根の上にいる幽霊を見上げて呟いた言葉は、珀が傍に居れば聴こえただろう。
どうこういいつつ、挨拶ついでに中に入れと言いに行くのだと、多分見とおされているか。]


 ん? 照れてやがんの。
 ……ありがと。

[同じくらい、ごめん、と思っているけれど。
感謝だけを口にして]

 ……だろーな。
 抜け駆けすんなよ?

[屋根上を案ずる声に、にやり笑い。
ぽん、と肩を叩いて出て行った]


【人】 若者 テッド

濡れたっつーほど、濡れてねえよ。

[後ろを来たせいで確かに濡れてはいるが、平気だって、と栖津井には言う。
 ただ、もしその手のタオルを投げられるなら、仕方なく拭くか。]

静谷ー、部屋、お前が選んでいいから、適当に決めてくれー。

[姿見の前の男に、そう声を張る。]

(203) 2011/05/17(Tue) 00時頃

【人】 若者 テッド

[炊事当番、だのなんだの聞こえてくれば、とりあえず戦力外だな、とぼんやりと。残念ながら調理実習以外で台所に立った記憶はない。]

[ただ、過ぎったのは、男所帯で料理をしても、きっと甘いものに期待をしてはいけないのだろうこと。
 どことなく表情を曇らせた。]

(210) 2011/05/17(Tue) 00時頃

【人】 若者 テッド

[集団の先頭と最後で交わす声。洋室希望と聞こえれば、頷いた。]

和室希望者いたっぽいし、それでいー。任せるー。

(212) 2011/05/17(Tue) 00時半頃

 さぁ、それはどうだろうな。

[抜け駆けするなという言葉に、唇の端を持ち上げた。
意地悪な表情をするのは、照れを揶揄られた……というこれまた照れなのだが。
珀が火事の痕がないか下から見まわるついでに、話しかけるつもりならば、自分は上からと踵を返すのだった。]


― 2階廊下つきあたり ―

[誘われるように向かうのは、幽霊が座っていたらしき所に近い位置。案の定、寄った窓からその姿が見えて、溜息を吐く。]

 今日から、暫く世話になるものだ。
 騒がしくするだろうが、よろしく頼む。

[それでも気難しげに挨拶をするのは、結局放っておけないからで。
放っておいても、珀が無茶するのは目に見えていることもあった。]


 ……ずっとそこに居るつもりなのか?
 幽霊は濡れないのかもしれないが、見ている方が寒いんだが。

[苦言を言ってから、ごそごそと取り出し差し出す菓子。]

 これは土産だ。
 幽霊は食べれないかもしれないが、気は伝わるものだと父がいっていたからな。
 よければ貰ってくれ。
 あと、気が向いたら名前教えてもらえれば嬉しい。
 幽霊幽霊呼ぶのも、失礼だしな。

[珍しく長文を紡ぐと、相手の反応があろうがなかろうが、暫くじっと見詰めるのだった*]


【人】 若者 テッド

はいよ。

[鳴瀬が解散、と告げるなら了解の意で声を上げてから二階に向かう。
 行動の早い静谷がどの部屋をとったのか、まずは自室を探そうと階段を登った。]

(230) 2011/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 若者 テッド

―二階、廊下―

[部屋を探して二階を回れば、最終的に廊下の奥に行きついた。
 立ちっ放しの甲斐に訝しげに目線をやれば、窓の縁にかけられたマドレーヌに目を取られるけれど、何処か物憂げに見えたその姿に声をかけるまではしない。
 傍にある扉をあけて、自室に入っていった。]

おー、いい部屋じゃん。

[静谷のいない方のベッドに、自分の荷物を投げる。
 見た目のサイズよりは重量感のある音で、ベッドがきしんだ。]

(243) 2011/05/17(Tue) 01時頃

[ 明確に自分に向けて発せられた声に、振り返る ]

『…………』

[ 苦言に眉を下げ、差し出された菓子を見つめる ]
[ それから蛍紫の顔を見て、再び菓子を見つめて ]

『……ありがとう』

[ 頭を下げて、小さな声で、蛍紫にお礼を言った ]


『あなたの言う通り、わたしは幽霊』
『変わった、人。わたしの姿を見て逃げなかったのは、あなたが初めて』
『ううん、もう一人、いたかしら。さっきわたしを下から見ていた』

[ 女はたどたどしく話す ]

『……ごめんなさい、人とお話したの久しぶりで上手く話せない』

[ 不器用な言葉を止めて ]

『わたしは、日向(ひなた)』
『――あなたは?』

[ *蛍紫に名前を、尋ねた* ]


【人】 若者 テッド

一番広い?
んで、騒いでも迷惑じゃねえ、って。

[たぶん、他の面子の溜まり場にされるだけのような気がする。
 が、口には出さない。任せたし、広い部屋であることに文句などあるはずがない。]

部屋取り、サンキュな。

[それから荷物について聞かれたなら、否定で軽く首を振る。]

や、部室で分配された分くらい。
ただ、カードは重くなるからな。

[殆ど手放すことのないカードケース。プラケースに隙間なく詰められた紙の束は、それなりの重さ。]

(253) 2011/05/17(Tue) 01時頃

[ やってきた調音に軽く視線を向ける ]

[ この人は、見えない ]

[ それだけ判れば十分と視線を外して ]

『……それ、くれるのは嬉しいけれど』
『あなたが変な人と思われる』

『持って帰って自分で食べて』
『お供え物って、そういうものだから』

[ *気持ちだけで、十分* ]


【人】 若者 テッド

だな。まあ、もう慣れてる。

[かさばる、には苦笑する。
 しかし最初からその分のスペースと重さを計算に入れて荷を作っているので、自分では気にはならなかった。]

寝不足、ね。
そういやバス、寝てるやつ多かったな。俺も人のこと言えねえけど。

[寝てた静谷を起こしたのは自分だったけれど、気にするなと言われればそこまで気に留めていなかった。
 着いて即寝るレベルなら言ってくれれば、とは思ったが後の祭りで。]

ん、さっきは起こして悪かったな。
おやすみ。

[それだけ声をかけて、邪魔にならないよう黙った。
 静かな中、一人でいることが苦になる人間ではない。特に声などかからないなら、件のカードケースを出して、ベッドの上デッキ整理でもしているだろう。]

(262) 2011/05/17(Tue) 01時半頃

[一回りしてみたが、特に火事の痕らしきものは見つからなかった。
2階から見れば、また何か見つかるのかもしれないが、とりあえずは十分と、立ち止まり。

屋根を見上げれば、雨霞で定かではないが、窓辺に立っているのは見慣れた幼馴染の姿。
けれど彼女の姿は、そこから動いた様子は無かった]

 よっ!

[ぴっ、と挙げた手を、ひらひら振って笑う。
見えている、と示すように、真っ直ぐ彼女を見上げたまま]

 オレ、楓馬ってんだ。あんたは?

 これから、オレたちしばらく、此処にお邪魔してっから。
 何かして欲しいことあったら、言ってくれ。

 とりあえず、中入ろうぜ。聞いただろうけど、そいつもすっごく、気にしてんだ。


[見るからに寒そうだからさ、とジェスチャーし。
別荘の中へ戻ると、階段を駆け上がり、蛍紫の後ろから、ひょこっと顔を出す。
供えられた袋に、口元を和らげ]

 ほら。来いよ。

[あとで廊下掃除だな、と思いつつ、窓をいっぱいに開いて。
身を乗り出すと、彼女のほうへ手を思い切り伸ばした*]


【人】 若者 テッド

―二階、奥の角部屋―

[多少は濡れた鞄。中を検分して、ケースやカードが無事なのを確認する。
 どれも一枚一枚思い入れのある、欠かせない存在。
 あの時奇跡的に引いて勝ったカード、とか、いつものコンボ、とか、一時期変によく出て織部に貢いだカード、とか。
 この前蓮端に渡したカードの、もう一枚、とか。
 ただ黙々とそれらを整頓する、それだけの作業。]

[だから。
 雨に打たれた身体は、ついゆるい眠気に誘われだす。
 ベッドの上なのも相まって、休憩の伸びのついで軽く身を投げ出せば、ものの数分で二つ目のベッドも物音がしなくなるだろう。
 起こされるまで、きっとそのまま**]

(279) 2011/05/17(Tue) 04時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 04時頃


胸が苦しいのは。

きっと、僕が弱いから。


[ また、自分に向けて掛けられる声 ]
[ 今度は、下。手を振る楓馬を見る ]

『ふうま。変わった名前』
『わたしは、日向』

『……幽霊に暑いも寒いもないわ』
『あなたのほうこそ、寒そうよ』
『わたし、使用人だったけど。もう浴巾(タオル)一枚出してあげられないから』

[ 足りない言葉と、遠回りな気遣い ]
[ 見えなくなる姿に、忙しない人と ]
[ 溜息を吐いた頃に、楓馬は2階に ]


『あなた、昔から幽霊慣れしてるのかしら』

[ 手を伸ばす楓馬の手を握り返さないまま ]

『でも、あまり安易に触れようと思わないほうがいいわ』
『あぶないから』

[ 女は目を細める。根負けしたようだった ]

『そこまで言うなら入るわ』
『でも、助けは無用よ』

[ だけど手は拒む。決して掴むことはない ]
[ 女の姿は一度雨に溶けて、二人の後ろへ ]


[ 女の視線は蛍紫と楓馬の近い距離に ]

『……あなたたちは仲良し?』
『仲が良いのは、素敵なことね』

『どうか、その絆を見失わないで』
『わたしみたいに、ならないように』

[ もし、二人に引き止められなければ ]
[ *廊下の水滴に溶けて、女は姿を消す* ]


 変わってっかな?
 名付け親のじっちゃんが台湾のひとだったらしーから、そのせいかも。

[日向が応えてくれたのに、ほっとする。
お気遣いなく! と笑って駆け出した足は、廊下の窓まで濡れた足跡をぽつぽつと]

 うん、慣れてる。
 だけど心配されたのは久しぶり。日向、良いヤツだな。

[あぶないと言われても、にへらと嬉しそうに笑うだけ。
入る、と日向の姿が雨に溶け消え、廊下に現れてから、窓を閉じた]

 おう、仲良しだぜ!
 オレが迷惑かけてばっかの気もすっけど。

[付き合いの良い幼馴染の肩に手を伸ばし。
ぐいっと引き寄せたところで、自分が濡れていることを思い出して、悪ぃ、と慌てて手を離す]


 でも、……日向も、もう哀しいこと溜めこむな。
 怪談が本当でもウソでも、十分苦しかったんだろ。
 心残りがあるなら、果たせることなら、やってやるし…… だから、日向がイヤじゃないなら、日向とも仲良くなりたいよ、オレ。

[彼女に触れられることはなかった手を握りこみ。
また痛みだす胸元にあてて、息を吐いた。

眼差しは真っ直ぐのまま。
応えがどうあれ、消えるまで見つめていた]


― 回想 ―

[じっと見詰めていれば、かえってくる応え。
たどたどしい話しぶりは、蛍紫にとっては親近感をうむものであったから、少し表情が緩む。]

 いや、俺も、上手く話せる性質ではないから、気にするな。

 ひなた……日に向かうと書くのでいいのか?
 俺は、けいし、紫の蛍をひっくり返して書く。

 もう一人は………。

[珀のことを告げようとすれば、後ろからかかる声に言葉が途切れた。
百瀬は直ぐに去って行ったが……。]

 そうだな。

[忠告に苦笑したあたりで、下から聴こえる珀の声。]


 もう一人は、自分から名乗りたいみたいだ。

[案の定、直ぐに聴こえる名乗りの声。
日向の反応にも苦笑を深めて、珀が来るのを待った。
そして、開かれる窓。]

 コイツがこんなだから、な。

[先程答えなかった、逃げないという言葉と仲が良いという言葉を、まとめて返す足らずな言葉を返しながら、日向が屋敷内に入るのを何処かほっとした様子で見守った。]


 しかし、まぁ、別件で迷惑をかけているのは、俺も一緒なんだが。

[引き寄せられる肩。けれど直ぐに離されることに、少し困った顔をしながら、そう付け足す。
窓が開け放たれた時、少し濡れてしまったから、今更だと。
心の底で思うけれど、その思いは言葉にはならないまま。

消え行く日向の背に、珀が語る言葉を唯聴いて]

 一応、一歩前進で良かった……んじゃないか。

 嗚呼、掃除は、任せてもいいか?
 俺、荷物おきっぱなしなんだ。

 そのまま置いてたら、多分鳴瀬先生に迷惑かけると思うから。

[日向の姿が完全に消えたところで、珀に願う。
おそらくは、否という返事ではなかった筈だ。]


[去る珀の背を、しかし、急いで追うように階下には降りず。
ゆるっと手を伸ばすは、供えという役割を終えたマーマレード。

ほんの少しの間、また窓から雨に打たれる景色を見やる。

その後、くるっと踵を返したのだった*]


[ 蛍紫の名乗りを聞いて ]
[ 少し困ったように言う ]

『……わたし、読み書きできないの』
『生まれた時からずっと、ここで働いていたから』

[ 学校には行ってないと ]
[ 漢字は覚えられないと ]

『でも、それで合っているわ』
『"ひにむかう"と書くと……教えてもらったから』

[ 誰からとは口にしない ]
[ その記憶は棘のように ]
[ 女自身を苦しめるから ]


『――怪談』
『わたしの正体を、知っているの』

[ 立ち去る前、楓馬を振り向いて問う ]
[ 無表情だった顔は少しだけ、険しく ]

『…………』
『…………』

[ ふわと、薔薇の香りが周囲に漂った ]
[ ごく僅か、気にならない程度の強さ ]

『……わたしに話しかけたら祟られると思わなかったの』
『変な人たち』

[ *そして、その纏った香りごと消えた* ]


 知ってんのかどうかは分かんね。
 だから、話す気になったら、教えて。

[目の前の日向と、怪談話と。
わずか険しさの籠もった表情を見れば、無関係とは思えないが、どれだけ事実なのかは分からないから。
軽く肩を竦めて、そう答え]

 えっ。あ、いや。蛍紫は祟ったらダメだから!

[ヘン、は否定しないけれど、祟りは否定しておいた。
最近はひとりで遭遇してたから、そういう危険が頭からすっぽ抜けていて。
ダメだからな! と仄かな香りと共に消える日向に、ぶんぶん手を振り]


 てか、こんなって何だよ、こんなって。
 心あたりはあり過ぎるけど。

 むしろ、なんか迷惑掛けられたこと、あったっけか。
 そっちは全然無え。

[一応前進なんかね、とこくり首を動かして。
任せろ、と階下へぱたぱた、走り降りて行ったのだった]


【人】 若者 テッド

―二階洋室―

[話し声のしない空間でのうたた寝は、バスの中よりも心地よく。想像以上に深い眠りに変わっていた。
 静谷の叫び(>>305)は聞こえたとしても、ただ起きたのか、程度の感覚。僅かに身じろぎはしたかもしれないが、それきりまた落ちていった。]

[夢は、見ているような、いないような。
 呼び声(>>315)が耳に届くのは、いつ頃か。]

(327) 2011/05/17(Tue) 18時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 18時半頃


 心当たりあるようだが、あえていうなら、
 今みたいに無防備に、幽霊に手差し出すようなところとかな。

[日向が去った後、ふっとわざと片方の唇の端だけ上げて笑ってやった。
迷惑関係は、笑みの種類を変えて、少し困ったようにして、何も言葉は紡がないまま、ぱたぱたと去る背を見詰めながら、一人考えること。

日向と珀の怪談関係の話には口を挟まなかったが。
日向が浮かべた表情や、少ない会話の中で知れたことを繋げていけば]

 ひにむかうと教えたのは、屋敷の持ち主の家族。
 怪談があっているなら、息子かな。

[学校へ行けたのはそれなりの身分がないといけない時代だったらしい。そうなれば、そうなのだろうと、独り語ちた。]

 私たちのようにならないように……か。

[思い出す言葉の1つに、少し首を傾げはするのだけれど。
そんな呟き達は、窓の外の雨音に全て打ち消されて流れていった*]


【人】 若者 テッド

[一度、ほんの僅かでも目覚めたせいか。
 呼び声(>>318)は眠りを妨げずとも、人の動くざわつきを体が感じとる。
 もそりと体を起こして、眠い視線で辺りを見まわした。
 ベランダ近くに同室の姿を見つければ、その雰囲気に一瞬躊躇いながらも、口を開く。]

――静谷?
昼、出来たっぽい。行くか?

[漂う香りは寝起きには重い気がしなくもないが、適当に食べられるだけ食べればいいだろうと。
 静谷が頷くなら、開きっぱなしのカードケースを閉じて、下に向かうつもり。]

(364) 2011/05/17(Tue) 21時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 22時頃


【人】 若者 テッド

―広間に向かう手前―

[静谷の返事が行く行かないどちらでも、自分は下へ降りようと部屋を出る。
 向かう途中、背の高い長髪に金髪の後輩が手を伸ばす様子がちらり、見えた。]

……何。

[ぽつりとほんの小さく呟いた言葉がひどく不機嫌に低まったのは、きっと寝起きのせいだ。
 だから、足を止めたりしない。そのまま広間へ歩いていく。]

(375) 2011/05/17(Tue) 22時頃

[勤勉な後輩の背後にすすっと近づいて、ナイショ話]

もー誘った?


[背後に近づいた人をちらり、と見て。]

一応、誘いました。
あとは蓮端センパイに言うだけです。

[とりあえず、現状報告。]


【人】 若者 テッド

―広間―

[後輩の笑み(>>378)には気づかぬまま、広間に踏み入れる。
 流石にこの人数の食事となると、配膳にも時間がかかっているようで、全体が整っているとは御世辞にも言えなかった。
 手伝っているらしき浜那須も見えたなら、席を確保する前に広間から伺える台所の方へ向かった。]

今更だけど、配るくらいなら、手伝え――

[恐らく自分は炊事の方では役に立たないので、それくらいはしないと気が済まない。
 自分も配膳の手伝いに回ろうと、したが。]

[その後ろ側で、聞こえた異音(>>385)。
 思わず振り返れば、倒れる姿が見えて。]

――耀!

[跳ねるように、駆け寄った。]

(387) 2011/05/17(Tue) 22時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 22時半頃


[ 二人の前から去った後、女は別荘のあちこちを転々としていた ]

[ 台所で賑やかに料理をする面々 ]

[ ベッドで眠っている少年の寝顔 ]

[ 怪我人を手当てしている男の姿 ]

[ 庇の下でガラス球で遊ぶ者たち ]

[ 自ら猫の耳飾りをつける酔狂者 ]

[ たのしそうなひとたち、そんな風に女の唇が動いて目を細めた ]


[ 女が穏やかだったのは、ここにまだ恋人たちがいなかったから ]

『…………』
『…………』

[ 嫉妬する対象もいない、日頃より賑やかなだけと思っていたが ]

『……薔薇は、どんな具合かしら』
『今日も綺麗に咲いているかシら』

[ 薔薇の中、雨に濡れながら立っている男に女ははっと息を呑む ]


『――暁様』


[ 女は暫くその場に呆然と立ち尽くしていた ]
[ かつて女が愛した男と瓜二つなその相貌に ]

『暁様、暁様……!』

[ だけどその少年は、女の愛した男ではない ]
[ ましてや霊感を持たない生者と死者の間に ]
[ 伝えられる言葉など、あるはずもないのに ]

『暁様、わたしです、日向です……!』

[ 薔薇を綺麗だと呟く声まで、よく似ていた ]
[ 無邪気な笑顔も、愛した男と同じに見えた ]


[ だから、呼ぶ。なのに、何も、伝わらない ]


『ううっ…………!』

[ 行ってしまった少年を見送って、女は泣き崩れた ]
[ 楽しい思い出と悲しい思い出が、一気に溢れ出す ]

『うう、ううう……』
『……う、ウウ……』

[ 咲き乱れる薔薇の中、薔薇の香りが濃く強くなる ]

『……う……ぅ……』


[ 女が涙を流すたび、雨がどんどん強くなっていく ]
[ 女が声を漏らすたび、雲が不穏に厚くなっていく ]

[ そして ]

[ 女の姿は、ぐずりと雨に溶けるように崩れていく ]
[ ぐずり、ぐずぐず、ぐずぐず、ぐずり、化物へと ]

[ *変わる* ]


【人】 若者 テッド

栖津井先生!

[まずは、保険医を呼ぶ。それから、]

あと、最上、それ! 寄越せ!

[すでに最上の手にコップ(>>386)が握られているなら、要求する。
 まだ渡されていないなら、再び台所の方まで自分から向かうだろうか。]

(394) 2011/05/17(Tue) 23時頃

[ *誰かがそこに訪れた時には、女の姿はもう何処にもない* ]


[順調そうな様子に満足げにフフンと鼻を鳴らす]

枕はむこーに持ってくから持参しろよ?


【人】 若者 テッド

[栖津井が耀に呼びかけ、最上が水を運びこむようなら、満足気に頷く。
 トレーからは、ひとつだけコップを受け取った。]

サンキュ。
人、集まってっから、ガラスもん多く持ってんの危ねえ。
置いてきて、いい。

[何なら手伝うから、と添えて、そう最上に告げる。]

あとは……

(406) 2011/05/17(Tue) 23時頃

【人】 若者 テッド

珀。
厳しいかもしんねえけど、落ち着け。

甲斐いねえから、お前がテンパってると、耀もキツイ。

[届かないかもしれないが、そう声を掛け。
 土橋が珀に要請をする(>>404)なら、耀を二人と栖津井に任せてその場を離れようとするか。]

(410) 2011/05/17(Tue) 23時頃

【人】 若者 テッド

[声が、聞こえる(>>409)。ということは、呼吸は出来ている。
 とあれば、日ごろ交流のない自分よりは他のほうが適任だろうと、手のコップを耀の傍の誰かに渡して、その場を離れた。
 最上のいる机の方に歩み寄り、天板に手をかけて安堵に近い息をつく。]

――甲斐、探してきたほうがいいかな。
あと、成瀬先生。

(422) 2011/05/17(Tue) 23時半頃

[なにもできない。

いや、しない方がいい。


だから。


おろり。

見やるだけ]


【人】 若者 テッド

ともかくかよ。

[顧問の方をともかく、にする最上に突っ込みつつ、外、と言われれば聞こえてくる音に眉を寄せる。]

この雨の中、か。
つか、一応俺も声、聞いちゃいねえぞ。

[着いてすぐ眠り込んでいたせいではあるのだが、それは思慮の外で。
 ただとりあえず、この喧騒に集まってきていないようなので、外というのには信憑性はあった。]

俺、傘持ってねえんだけどな。

[と半ばぼやきに近い呟きを零せば、そのうちに外へ向かおうと広間を出て行くのがすでに何人か。]

……行くべき?

[まずは伺い立てた。]

(437) 2011/05/17(Tue) 23時半頃

…疲れた。

[そっと、センパイの近くによって呟いた。]


[お疲れ様、と後輩の頭をナデナデ。ついでにチロルを一つ]

でも、百瀬と仲良くカレー作ったろ。
夕食も、何食えるか楽しみにしてるから。


 …… ひなた、っ……?

[ずきん。
幼馴染のことで頭がいっぱいで、気づいていなかったけれど。
落ち着いてくれば、いつも、霊の感情を汲み取ってしまうと痛む部分が、ずきずきと悲鳴をあげていた。

けれど、彼女の姿は周囲に見えず。
そっと胸元を押さえたまま、訝しげに眉を寄せた]


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