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【見】 機巧忍軍 ミツボシしかしそれは、あくまでも最終の手段だろうな。いよいよ事態がのっぴきならなくなった時でなければさすがに使うまい。 (@1) 2016/06/18(Sat) 22時半頃 |
【見】 機巧忍軍 ミツボシで…だ。 (@2) 2016/06/18(Sat) 23時頃 |
…………お仲間の"アリス"?
[尋ねるように、呼び掛けた。]
…………。
忍田千明と、あともしかしたら真月揺籃って。
三本足の烏……「ヤタガラス」なんだよな?
[はじめから「ヤタガラス」の関係者だった仲間にこうして聞くのが、一番手っ取り早かった。
それを半ば無意識にしていなかったのは。]
[あの二人は"知り合い"だ。
それ以上ではないし、それはきっと向こうも同じ事だろう。
だが、それでも犬神憑きの人生にとって、最も親しい存在だったのも確か。]
そーだよ、その二人はヤタガラス。
サマナーは大体ヤタガラス所属。
だけど俺みたいに協力はすっけどフリーってヤツもいるけどね。
俺らサマナーは政府から監視されてんだよ。
[あの二人が好き好んでヤタガラスに収まっているのか。
それとも仕方なく従っているのか、それは知らないけども。]
[ アリスの笑い声は、軈て雑音に紛れて行く
ザワザワとした音に紛れて聴こえる2人の会話と
砂嵐のザラザラした視界は少しずつクリアになり
猫耳がピクリ、その両眼は驚きでパチリ
聴こえるけれど、音に非ず
見えるけれど、光でもない
── アリスが誘う闇の中だと思った ── ]
…塁? それから…アンタは、誰だ?
[ 突然、見えた彼らに訳も分からず、首を傾げる** ]
んー、そうかあ。
もしフリーだとしても、あの女が言うように既にアンタが喰った烏と一緒で排除優先ではあるんだろ。
仕方ない、けどなあ。
……。
……、…なんていうか。
ちょっと、気が重い。
[声音はいつも通り淡々としている。
けれど混じるのは深いため息の気配。]
まあでも。
手は抜かないからそれは安心してくれ。
[仲間が先に千秋に対峙しているとは知らないが。
すぐに気を取り直したように言う。]
[そのやり取りの最中だっただろうか。
"仲間"のように響いて聞こえたのは遥の声
ん?
アンタ、お仲間?とは思えないけど。
邪魔はしないでくれ。
[けれど意識はそちらよりも今は目の前の相手に向く。]
アンタって俺の事?
俺は西廼慶一。
ケーちゃん、と呼んでくれていーよ?
[問いかけの言葉
初めて聞く声に思えるが。]
そういうアンタは誰?
[仲間なのか、そうでないのか。
そうではないのならば一時的に手は組めるのか、どうか。
敵ならば排除すべきかどうか。
問いかける声に不審が滲む。]
[ 問いへの答えは
多分、自分は彼の「仲間」ではない
それには、素直に頷いた
彼が思い描いている「仲間」とは?
そこへの疑問もあったとはいえ
「仲間」がどんなものかは知らない以上
安易に「仲間である」とはいえない
彼らの話が聴こえるのも偶然の産物
そもそも、出会って半日程度なのである
ともだちとすらもいえないだろう ]
[ 続く答え
ニシノ、ケイイチ…それがもう1人の名前
ご丁寧に愛称のリクエストつきに、吹き出しかける ]
俺? 俺は…久住遙、名前でも苗字でも好きに
[ なのに、しつこく店での名前で呼ぶ相手が
思わず脳裏に浮かんでしまったが
彼らがその人物を話題にしていたのは
残念ながら、聞き逃していた
知って何か変わるかは、分からないけど ]
[自己紹介している『声』を聴きながら。]
邪魔するなって言ったろ。
それとも。
お仲間どころか敵か?
[淡々とした声は変わらないけれど、混じる敵意が少しだけ強まる。]
生憎、ちゃんづけ出来る程
可愛げとか…俺にはねえんだ…
気が向いたら、好きな呼び方をする
[ 下手に名前を呼べば情が移る
それに自分が縛られているつもりは毛頭ないが、
持てるものが限られる以上、荷物は軽い方がいい
── 人は、最も容易く失われるのだから ]
[ 苛立ちを滲ませる塁へ、ふっと笑う ]
敵なら…「永遠のおともだち」にしてやったさ
[ と、だけ返した** ]
【見】 機巧忍軍 ミツボシ―御渡公園周縁・電波塔― (@4) 2016/06/19(Sun) 21時半頃 |
【見】 機巧忍軍 ミツボシどうだった、首尾は。 (@5) 2016/06/19(Sun) 21時半頃 |
【見】 機巧忍軍 ミツボシ[電波塔の最上部には、円陣状に小さな剣や鏡、玉を象った白い石が置かれている。それらは全て、御渡市に出回っているマガタマと同じ材質のもの。そして円陣の中央に、とりわけ巨大な凶珠(マガタマ)が安置されていた。彼女はその前に胡坐をかいて座り、呪を唱える。] (@6) 2016/06/19(Sun) 22時頃 |
【見】 機巧忍軍 ミツボシ[言葉と共に十種の石が微かに淡い光を放つ。その場所を中心として、市内には次第次第に熱く昏い気が満ちていく。 (@7) 2016/06/19(Sun) 22時頃 |
来たよ、累クンの言ってた小鈴ちゃん。
ほんとに強いんだなぁ、参ったね。
[傷つけられた脇腹がじくじくと痛み、血を流す。
現在、こちらは2対1の不利な状況。
助けを呼ぶか逃げるか。
考えてどちらも否定する。
助けを呼ぶには時間がない。
逃げる為に背を向ければそれは即ち死である。
ならば軽口を叩いてみせながら死にもの狂いでどちらかを倒して退路を確保するしかない。]
強いだろ。
頼んどいてなんだけど。
いきなり会うなんてツいてなかったな。
こっちは人間だとか言ってたやつがやっぱり悪魔だったな。
[それでもまだ1対1。
いや、敵か味方か分からない遥も入れれば1.5対1くらいだろうか。
なんとかはなるだろう。]
[ 闇の中から、
…ケイイチ、一度だけ助けてやる
[ 自分でも不思議にするりと、その言葉が出たのは
彼の人懐こさや、弱った声に絆された訳ではない筈だ
ただ単に、彼が厄介と思う相手と対峙してまで、
身近な相手を倒すに至ったのか?
少しだけ興味を持ってしまった、それだけである ]
今、何処にいる? 教えてくれ…
アリスが遊び足りないっていってて困ってる
どっちがいい?
アンタを逃すのと…アンタに加勢するのと
[ しかも、成功するかは分からない ]
アリスは「おともだち」が欲しいんだってさ
…誰か、連れてってやるよ
どれか好きなの選べ
[ 多分、塁の遠吠えのせい ── 多分* ]
うん、助けて。
小鈴ちゃん、邪魔だなぁ。
でもセンパイに手出しはいらねぇよ。
だって、あれは俺のエモノ。
だから俺を――――――逃がして
[ ── クスクスと、アリスの笑い声が闇に木霊する** ]
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