人狼議事


17 吸血鬼の城

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本屋 ベネット! 今日がお前の命日だ!


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―合わせ鏡の間―

 声も出ぬか。


[くつくつと低く哂う。
其の様が幾重にも映し出される。
其の否応無しに魅了する城主の姿]

 
 ――――…


[つぷりと皮膚を食い破り
鋭い牙が其処から甘い熱を彼へ齎す。
血を吸うだけでなく、分け与える行為。
情欲を刺激する、淫猥な其れが
彼の身を脳髄まで蕩けさせるように広がっていく]

(7) 2010/06/24(Thu) 23時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時半頃


[彼女は記憶を取り戻してしまったのか
あれほどに血を幾度も交わしたのに
あれほどに魅了し縛り付けておいたのに
今度こそ
全てを忘れるほどに、血を交えねば――

毀れる心理が
永遠を生きる純血たる城主の孤独と絶望の深い闇が
甘美な甘さを伴い、目前の青年へと流れ込む。

ヘクターが見た片鱗よりも、濃密に
伝えるのは
この世の果てにある光景]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そう……素直に身を任せれば良い。

[其れは幾時程の時間を要したか
血の循環は滞りなく終わり、>>13崩れ落ちた身を片手で抱きとめる]

 次に目を覚ました時
 お前は最早ひとにあらず。

[彼が体験しただろう痛みと、受け止めきれぬ程の悦楽と
其の先に待つ世界の果て。
受け止めた身がどのように変じるか、此処で待つのも良かったが。
未だ人である従者をちらと振り返る]

 これが目覚める前に
 相応しい服を分け与えてやれ。

 私は――…アレの元へ向かう。

[そういい残し、幾人もの城主の姿が戸口へと向かう]

(20) 2010/06/24(Thu) 23時半頃


――旦那様、
そちらの方のご友人達が……

「お友達に会いたい」

と、そのように仰っていられるのですが、
如何なさいましょう?


名を……
呼んではいけなかった……?


[闇の帳が下りる白薔薇の庭園でその名を教えられながらも
この城に来てからは呼ぶことの無かった名を紡いだ女は
城の主に微かな聲で問う]


 ――…嗚呼、件の二人か
 構わぬぞ?

 あれは黒薔薇が部屋へ連れて行った。


[未だ目覚めの聲は聞こえて居ない]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 00時頃


 ……お前は、最早私の手を離れたのだな。


[妹として傍に置いた娘が
己の名を呼び、対等に聞こえる位置から問いかけてくる。
其れがどういうことなのか
終末を感じ、聲を投げた]


 好きに呼ぶが良い。
 お前を咎めるものは、最早此処には居らぬ。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

[丁寧な細工の施された扉の前まで来て、足を止めた]


 ……


[ふ、と溜息をつき
踵を返す。
直接会って何を言おうというのか。
自嘲が漏れた]

(30) 2010/06/25(Fri) 00時頃

――…私のローズ、とは
もう呼んでは呉れないの?


[妹であった頃よりも柔らかな聲で城主に問う]


嗚呼……、尋ねてばかりね。
子供みたいだと呆れられてしまうかしら。


[別段対等を望んだわけではなく
ただ名を呼びたかっただけ]


貴方はこれまでも咎めなどしなかったじゃない。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫前―

[声をかけられ、立ち止まる。
何時しか幾つかの影を従えていた城主は
ゆっくりと振り返った。
揺らめく銀糸が燭台の灯りに、薄く染まっている]


 否、其れを始末しに来たのだ。
 私の城は常に美しくなければ。
 人の屍骸など、何時までも放っておくと腐臭がする。


[冷たい声で言い放ち
銀細工を握らされた少女の身体を片付けろと影を這わせる]

(42) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

 お前は、ローズマリー
 私のローズは、もう居らぬ。


[低く冷たく突き放す]

 
 ……そうか?
 嗚呼……そうだったかもしれぬ。

 咎めるようなことなど、しなかっただろう
 ただ一度を除いて。


[薔薇は2人のこえを聞きながら]
[あらたな眷属の気配に、そっと囁く]


おはようございます。
ご気分は如何?

[耳元を羽でくすぐるような囁く]


ああ、あなたのお友達が
あなたのことを心配なさって、
お部屋へと向かわれたことか、と。


――――喉は 渇いては おられませんか?


[傍にいるわけでもないのに聞こえた囁きにはっとする。]

……僕は……

[今の気分など……こんな気持ちをなんと言い表せば良いのだろう。]


――…私は、もう必要ないの?


[十二年の記憶も確かにあるというのに
居ないといわれた女は途惑う]


お兄様、と呼ぶべきだったの……?
ずっと、思い出さずにいるべきだったの…?


[縋るような聲が城主に向けられる
ただ一度を除いて、その言葉の意味が分からず
女は柳眉を寄せた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―
[気落ちするような声が、傍から聞こえる。
宴の序盤に一度触れてから
どれほど時が過ぎたか
城主にとってはほんの瞬きほどの時間であるのに]


 ……嗚呼、最後に一度
 亜麻色の髪を、其の顔を見ておこうと思ったのだ。


[そう言いながらも、視線を上げることは無い。
血の色をした瞳は、
影が運び暖炉の奥の暗い穴へ投げ入れようとしている
少女を見ている]


 ……苦しませて絶望の縁まで追い詰めて
 殺してやる心算であったが……失敗したな。
 是がお前に会う前に、喰らっておくべきだった。

(48) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

 お前に紡いだ夢は消えたのだろう?
 思い出したのならば何処へなりと
 お前の望む場所へ行けばいい。

 日の下に出ることは叶わぬが
 もうお前を縛るものは何も無い


[柳眉を寄せるローズマリーの姿が目前にありながら
城主は彼女を見ようとしない]


 ――…嗚呼、目覚めたのか……ベネット?


[新たな聲。彼に対する白薔薇の語りかけに薄く笑みを零した]


2人が、ここへ……?

[起きたばかりで混乱していたのと、強烈な喉の痛みでいままで気がつかずに居られたのに、指摘されて気がついた喉の渇きが襲ってくる]

……っ。

[今は、不味い。2人を、部屋に入れないようにしなくては――]


夢は消えていないの。
お兄様と呼んだことも
此処で暮らした日々も覚えているのに。

失くしてなどないのに……。


私が望んでいるのは貴方の傍なのに。
他の場所など望んでないのに。


[震える頼りない聲が城主へと向けられ]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

[屍骸が完全に目の前から消える
城主は漸く顔を上げた。
ぞっとするほど整った相貌には、深い虚無を映して]

 
 如何して?
 それは私の台詞だ。

 下らぬ事を問うのは何故だ。
 記憶を取り戻したなら、私が憎くは無いのか?


[肩を竦めて首を振る。
僅かに血のにおいが漂った] 

(56) 2010/06/25(Fri) 01時頃


――ええ、お二人も。

よろしかったですね、
どちらから先にいただかれるのです?

ああ、殺してしまうのがお嫌でしたら、
すこしだけいただけばよろしいのですよ。

――ご友人なのでしょう?
きっと喜んでご提供くださいますでしょう。

もっとも、加減を損なうと――
命までいただいてしまうことになるやも、しれませんが。

[白薔薇の囁きは渇望を煽るように、
ねっとりとその耳元に、響く]


 ……可笑しな事を言う。
 ローズマリー


[溜息と共に囁きが落ちる]

  
 縛り付けられる生活に未練があるのか
 未だ私の傍を望むのは
 此処ならば途切れぬ贄が届くからか?

 ならば今まで通り宴を開くが良い
 お前を城主とし、この城を任せてやっても……


いた、だく……?

[ぎり、と唇を噛む。少しだけいただけばいいと、その言葉が余計に渇きを酷くする。けど、加減の仕方なんて分からない。忘れようとしても白の薔薇の言葉はどろりと耳に絡みついたように耳に残っていて]

……嫌だ、血なんて飲むもんか……!
あの二人は咬みたくない……!


[確かに城主の甘い囁きは女を縛っていた。
けれど女はふるふると首を振るい]


縛り付けられる生活だなんて思ってなかった。
贄が欲しくて傍にいたいんじゃない。

違う、違うの……。
ヴェスパタイン、貴方が居るから……
貴方と一緒に、居たいだけ、なのに……


[如何すれば伝わるだろう。
頑なな心に向き合う聲には切なるものが混じり]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

 ……私が憎んでいたなら
 お前の居場所は、あの墓場となっていただろう

 ローズマリー


[血の色をした瞳に、流れる亜麻色が映る。
太陽でも直視したかのように顔を歪めた]


 お前を傍におくのは、心地好かったぞ。
 私が選び、摘んで来た美しい薔薇のひとつ。

(65) 2010/06/25(Fri) 01時頃

[咬みたくないと頑なに拒む新たな眷族の聲
其れを心地良いと感じる事で幾らかの余裕が生まれる]


 失った記憶を取り戻してなお
 私の傍に居たいとは酔狂な事だ。

 其れが望みなら
 傍らで咲き続けるが良い
 ――…白の薔薇と共に


[切なる聲に、城主は顔を歪めそう告げた]


あの2人 は?


―――ならば、誰ならよろしいの?

[くすりくすり と それは哂う]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫>>69

 可笑しな事を言う。
 確かあの時……
 人を喰らう事を頑なに跳ね除けていたのでは無かったか?


[先刻のベネットの様子に重なる。
望んで受け入れるものなど、ほんの一握り。
欲しいモノは無理矢理に奪うのが常。
与えられる事に不慣れな城主は
伸びてきた手を避けるように、ひとつ後ろへ下がった]


 魔力を分けた相手だ
 傍に居れば心地好いのは、当然のこと。

(72) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

好きだから傍にいたいの


[女が城主に抱くのは恋心ではなく
それよりも深い情愛。
仮令それが伝わらずとも――]


愛しているわ


[漸く口に出来た言葉に
女は綻ぶような笑みを城主に向けた]


……あ、

[「誰なら」そうだ。誰なら良いというんだ?自分はあの二人以外ならどうでもいいと、そう考えていた……?先ほどまで思っていたことに愕然とする。]

……それ、は……

[誰も咬みたくなければこの渇きに絶えながら餓死でもするか、或いは殺されるかするしかない――]


[腑に落ちぬ顔をする]


 あいしている……か


[戯れに人へ向けたときに、あの記者は何と言っていたか]


 私は……何かを失ってまで得たいものか?
 そのような強い執着心を与える気でいるのか


 私には
 解せぬな。


――…執着じゃない。
これは想いよ。

貴方に喜んで欲しい。
貴方に笑っていて欲しい。
貴方に、しあわせになって欲しい。

[純血の魔性である城主に
それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。
それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

 ひとの記憶が戻っても……人を喰らうに躊躇はせぬと?
 それでは、お前の苦悩する顔が見れぬではないか。


[曇った表情を見遣り、一度首を振る]


 ……好きにするが良い。


[距離を埋められると僅かな溜息を漏らし
瞳を伏せた] 

(83) 2010/06/25(Fri) 02時頃

 其れは私には存在せぬもの。

 ……私を喜ばせたいならば、ひとの絶望をもっと此処へ
 私の笑みが欲しいなら、ひとの恐怖をもっと見せてくれ

 私の幸せは
 人々が苦しみもがく姿をこの瞳に映しながら
 其の血を啜ること


[ひとと魔は相容れぬもの。
望む愛を手に入れたらしいのに
期待していた満足感が得られない。
胸に篭る靄が――目前を曇らせる]


――あの2人でなければ、
誰がよろしいのでしょう。

ほら、耳を済ませてごらんなさい。
ちかくに他の人間の気配はありませんか?

……もっとも、あなたのすぐ目の前に
甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?

とても、とてもいい匂い……

[渇きを誘うように、囁いて囁いて]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―書庫―

 お前はあのものを喰らう事……
 躊躇っているように、見えたが?


[同じだと言う相手に冷やかに告げる。
離れてはいても、見えていたのだから
ドナルドとの逢瀬も知っている]


 そうだな、では
 お前はあれを咬んでくるが良い。
 死にたいと言うあれを、生かし苦しめろ

 
[苦笑を浮かべた彼女が頬に触れるのを
ただその場に立ち尽くし受け入れる]

(89) 2010/06/25(Fri) 02時頃



――…嗚呼。
分かっていたけれど……
貴方はまた難しい事をいうのね。

……私が人の侭であれば
貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。

[悔いても時間は戻らない。
悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。
思い悩むように柳眉が寄せられた]


[囁く白薔薇の聲が心地良い。
魔とは本来あのようであるものだ
同胞を唆す彼の聲に安堵を覚える]


 ……もう一度人に戻る事など、不可能だ。
 知っているだろう。


[柳眉を寄せた相貌を間近に見ながら]


 ――ベネット
 さあ、そのものの首へ喰らいつくが良い
 乾きは血をもってしか、抑えられぬ


[城主の聲を新たな眷族へ送る。
己の血が彼の内側でざわめき立てるように]


やめろっ……!

[渇いた、喉が渇いたと。本能が騒ぎ立てる。聞こえてくる白薔薇の声に、収まらぬ渇きに苛々する]


[苛立ちの混じる叫び
心に暗い悦びが満ちる]

 
 ……止める必要は無いぞ、白薔薇
 お前はなんと同胞思いなのだろうな。


[くすくすと笑みが毀れる。
恐ろしくも妖しい微笑み]


――…嗚呼、忘れていれば良かったの?
思い出さずにいれば良かった?

困らせてしまうだけならば……
記憶なんていらなかったのに……


[独り言ちてきつく唇を結んだ]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 言い訳が聞きたいわけではないな。


[溜息。
揺らぐ翡翠を何も映さぬ血の色が舐るように捕らえる。
眷族たる者達の声ならぬ聲に
幾らか常の調子を取り戻し]


 そう、ならば行くが良い。
 私の望みを叶えることこそ、お前の悦びなのだろう?


[妖艶な笑みを浮かべ、頬に触れた手へ
己の冷たい手を重ねる]


 上手く私を愉しませたら、褒美をやろう。
 お前の望む言葉を。

(97) 2010/06/25(Fri) 02時半頃

[その声音は甘く、優しく]

ああ、もう限界なのでしょう?
なんて苦しそうな声……おかわいそうに。

我慢など、
なさらなくてもよろしいのですよ?
加減さえ、間違えねば良いのです。


あまり渇きが酷くなってしまってからでは……

嗚呼、本当に

加減を間違えてしまうかも しれませんよ?


 私は言ったぞ?
 「早く此方へ戻って来い」と。
 お前は
 私よりもあの娘を選んだ。
 
 事実は消えぬ。


[僅かな呟きを耳に受け
気だるげな溜息を零す]


 汚名返上したければ、我が望みを叶えて来る事だな。



 お褒めいただき嬉う存じます。
 ……旦那様、私はもっと己の魔を深くしたいのです。



 深く、深く。

 忘れてしまえるように。

[それが唯一つの絶望を忘れる縁。
白薔薇は憂いのため息をひとつ]


[自分に血を分け与えた吸血鬼の言葉に、血がざわつく。咬み付きたい、飲み干したい、今すぐにと。
続けて聞こえる白薔薇の言葉に冷や汗が流れる。体が震える。我を忘れて噛み付いてしまえば加減もできない。そうなって、本当に命を奪ってしまったら]

……間違えなければ……

[頭の中でぐるぐるとその言葉ばかりが回り続ける]


 嗚呼、ならば後で私室へ来ると良い
 直接にこの血を循環させてやろう。

 下らぬ世迷い事など、全て消し去るほどに与えてやる。


[憂いを帯びた溜息を零す白薔薇へ
己の領域へ踏み入ることを許す。
未だ決心のつかぬ様子の眷族へは、後押しするように
薄く笑みを零した]
 

 あまりに乾きに囚われ続けると
 血だけを求め続ける……
 理性の飛んだ、人の言うただの化け物に変じるやもしれんぞ?


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 03時頃


――……ッ


[城主の指摘に息を飲む。
確かにあの時、彼女を選んだ。
言い訳など出来るはずもなく。

ふ、と過るのは諦めにも似た色]


[眷属が呟く声には微笑う気配]


 ――……旦那様、


[その許可の言葉に、白薔薇の声音は震えて、
今しがた、女の呟きに乱れた心が、ただ闇の救いを求める]

 とても……とても、
 ありがたく、存じます――…


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[触れていた手が離れていく。
温もりは互いに持たない]


 嗚呼、気分は悪くない。
 
 私がお前に望む事は、先ほど伝えた通りだ。
 失敗は許さぬ。


[頭を垂れるローズマリーを一瞥し、踵を返すと]


 褒美はきっとお前の気に入るものだろう。
 ……検討を願っている。


[城主の姿は泡でなく霧になって、その場から消えた。
再び現れるは最上階の私室**]

(111) 2010/06/25(Fri) 03時頃

 嗚呼


[在り難いと
震えた声音に、城主は柔かに囁く]


 お前が望むままに、与えよう
 人との境から飛び立てる魔の翼を。

 ……部屋で待っている**


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 03時頃


[蝕む絶望は深く]


  翼を、

   ――私にお与え下さい、旦那様。


[こんなにも求めたことなどなかった。
それは、救いを求める祈りにも似て非なる。
白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―最上階・私室―
[天蓋のベッドに寝そべり、独り城に満ちる絶望の味に酔い痴れる。
其の中でもがくもの 其の中でただ立ち尽くすもの
目的を見出したもの 目標を見失ったもの]


 ――…嗚呼、ひととはなんと
 愚かなのだろうな?

 お前も


[扉を潜り部屋へ踏み入った白薔薇を手招く]

 
 充分に私を愉しませてくれた。
 
 さあ、褒美をやろう。
 煩わしいひとの記憶など全て捨て去ってしまえ。

(131) 2010/06/25(Fri) 09時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[腰紐を解き、夜着を乱す。
肩にかかる銀糸を掻き払い、象牙色の肌を、首筋を露にした。
其処に触れるまだ若い牙を感じながら
己もまた目前の白い皮膚に唇を寄せる]


 ひとときの夢は終わる。
 次に目覚めた時、お前は愚かなひととの繋がりを全て断ち切り
 生まれ変わるのだ。


[闇の褥にふたつの影。
妖しく淫らに蠢く其れを、仄暗い明かりが照らしていた**]

(132) 2010/06/25(Fri) 09時頃

 嗚呼、お前の
 望むままに――…私の愛しい白き薔薇


[薄い微笑みを口元に湛え、薔薇の香を其の腕で包む]

 
 堕ちた天使に与えてやろう
 私と同じ
 闇の翼を


[甘い囁きは、呪縛でもあり解放でもある。
やがて彼が意識を飛ばすと、城主は窓辺に向かい空を見上げた。
霧の立ち込めた其処からは、蒼天など見えるはずも無い**]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 09時頃


[呪いのような甘き囁き、
幾度も聞いた彼女への言葉が、今は己に向けられる]

 ――……、旦那様……

[昂揚に思考を霞ませたまま、白薔薇は不思議そうに首を傾いだ。
未だそこに残る枷のしゃらりと鳴る]


 ………同じ、翼を

[白薔薇は天上が色を映したその双眸を滲ませて、
嬉しげに微笑み、まどろみの中へと耽溺すれば――己が目覚めの時を待つ]


[御伽噺の正しい道筋。
そんな終焉は訪れない。
白薔薇の囁きを思い出し眉を寄せる]


私達は間違ってしまった。

何処から運命の歯車が
狂ってしまっていたのかしら。


[小さな呟きは深い闇に溶けた**]


 愚かな情など捨てるが良い、同胞達よ
 ……お前たちは最早ひとではない
 同じものを見る事など叶わぬ

 
[淡い微笑みを白の薔薇に見る。
意識が戻るまえ、耳の傍で戯れに囁くこえ**]


 ひとの思う幸せとやらは
 我等には訪れぬ。
 我等は我等の歯車があろう。
 
 間違えたと言うならば、其れは私に見初められた事と思え。


[白薔薇は恐らく初めて人を憎んだ。

信仰と祈りを礎となし、善美を求めたその心の博愛、
それは生ける者に区別なく平等に齎されるべきもの。

無為なる日々の中、罪を犯しながら己のあり方を捨てられぬ。
自死に至らなかったのは、己の本質に染み付いた嫌悪より。
既に信仰も祈りも失くしたのだから、形だけ戒律に沿うても意味などないとわかっているのに――そう、どこかで捨てきれぬ何かがあった。それが己の血ゆえかどうかは、知らない。

罪深き優しさ。案ずることも優しく接することも、それはそのように造られているのだから当たり前のことなのだ。本質を失った紅茶のように、優しいだけの欺瞞。

けれど、白薔薇は初めて人を憎んだ。]


[そして憎しみという糧は白薔薇を生かした。
対象が失われれば行き場のない感情だけが残った。

―――ただ、それだけのこと]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―私室―

 ……嗚呼


[重く暗く篭る闇が幽かに揺らぐ。
同胞の目覚めに視線を投げた。
肌蹴た夜着を着なおすでもなく、寝台の上
彼の髪へに冷たい指先を伸ばす]


 そう、お前は私のもの。
 愛しい私の――白き薔薇……


[甘い囁きはつい先刻まで、幾度も血を交えた彼女に与えていたもの。其れを同じ調子で、白薔薇へ向ける]


 さあ――…人を喰らい、美しく咲き誇れ。
 お前の其の姿が、私を悦ばせるだろう**

(144) 2010/06/25(Fri) 19時頃

 
 
[漂うは虚無感。
女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
 


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 21時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―最上階/私室―
[戯れに髪へ指を絡め弄ぶ。
白い指先が触れ、ひくりと喉が震えた]


 嗚呼――…良い子だ。


[同じ体温である事への安堵と、何か
胸の内に広がる甘く苦い感覚]


 白い花弁を血に染めて
 ……私の元へ、帰ってくるのを……待っている。


[硝煙と、ネズミの臭い。
知っている。ひとが、己の眷族が何をしようとしているか、くらいは。
月は霧に紛れて朧気に気配を変えてゆく。
翼を広げる彼を見送り、ゆるりと寝台から下りた] 

(156) 2010/06/25(Fri) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―最上階・城主の部屋―
[黒檀の窓辺につと身を寄せる]


 さあ……人間達よ
 絶望の宴から、何を得る?

 あの狩人のように、逃げ去ってしまうのか
 かの従者のように、魔のものと共に生きる道を選ぶのか

 其れとも――…


[血の色をした瞳が、すぅっと細まる。
濃く深く、立ち込めていた霧が僅かに薄くなっていた]


 ――終幕は、近いぞ。

(159) 2010/06/25(Fri) 21時半頃

[遠く最上階にありながら、
届かぬはずの声を聞き、薄く囁きを零す]


 優しくして欲しいのか?

 ――…此処に居れば、
 本能に抗わずに生きてさえ居れば
 私はお前を傍に置き、愛でよう。
 立派な吸血鬼に育ててやろうぞ。

 この闇の城で咲き誇るといい。
 血縁を喰らった吸血鬼の、傍らで。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―最上階―
[独り部屋に残る
遠く、鍵盤を弾く音がする。
窓の外には無数に並ぶ墓が見えた]


 ――…舞台は、動いている
 この度の寸劇は思いの他……予想外の出来事に見舞われたが


[終幕は迫っている。
其々の役割を担い、奔走している人々を
城主は直接己の手を下す事無く静観している]

(193) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

……やっぱり筒抜けなんですか。

[むっとした声で囁き返す]

……。

[もう人間に戻れないことは分かっている。それでも、自分はどうするべきなのか――未だに答えを出せず]


 お前は私と血を分かつもの。
 何処で何をしていようと……手に取るようにわかるぞ?


[其れはドナルドが扉を開くタイミングにあわせて]


 ――…さあ。
 何も悩むことなど、無いだろう

 お前は最早人にあらず。

 本能のままに、貪り喰らうが良い。
 ひとの情など、捨ててしまえ。


[其の後で、あの薔薇のように苦しいと泣き叫び縋り付いて来るならば、其の記憶まで喰らってやっても良い。
思えども未だ口にはせず、揺れる心情を見つめている]


 どうした……
 お前まで私の命に背くのでは、あるまいな?

 其れを我が眷族に。
 
 お前が喰らわぬなら、私が――…


[ベネットへ
追い討ちをかける聲]


ドナルドを、眷族に……?

[声に怯えと、恐怖の入り混じる。友人を、自分の手で吸血鬼にしろというのか。怒りがこみ上げてくる]

……嫌だ。誰が貴方なんかの言うことを聞くもんか。


 お前がせぬのなら、私が直接手を下すまで。
 彼の行く末はもう決まっている。

 ならば、せめて
 お前の手で生かせて遣るが良いだろう。

 そのために、お前に血を分け与えたのだからな?


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>203無我夢中で走る子供の姿。
其れがいつかの彼の姿に重なる]

 
 ……、10年ほどあとに
 もう一度、我が元へ来るが良い。

 熟した其の頃に、もう一度な。


[くすくすと笑いながら
ネズミが一匹走り回る様にそう呟いた*]

(209) 2010/06/25(Fri) 23時頃

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