人狼議事


17 吸血鬼の城

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薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そう……か?
 我を忘れるほどの取り乱しようを、未だ見ておらぬ。
 お前の感じる其れには未だ先があるだろう?


[>>2首筋に冷たい唇を寄せる。
さらさらと銀糸が擽った。
いつかと同じ光景。
ただいつかのようにフリではなく、牙をもって]


 我侭だな。
 では、後で私の頼みも聞いてもらおうか。

 ――…ん……っ


[鼻に抜ける甘いこえ。
五感全てを犯していく]

(7) 2010/06/23(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 お前の何処も、私に勝るものは無いと言うのにか?

 そう、簡単な事。
 お前が持ち出した手記を今一度私の手に。
 書き足さねばならぬものが、増えたのでな。

[牙が皮膚を貫く。
其の痛みはじくりと甘い痺れを齎すもの。
縋るように倒れこむ記者の身を反転し、壁へと押さえつけ
露になった首筋へ、再び牙を立てた]

 ――…あァ

[あかい血が咥内に溢れ、喉元を過ぎる。
身が熱くなるのは、吸われる側と変わらぬ快楽
濁流のように押し寄せてくる
その流れに飲まれ、己を見失わぬよう
長い爪を掌に握りこんだ]

(14) 2010/06/23(Wed) 23時半頃



 ――ああ、眷属の死には、
   墓を用意せねばならないのですね。


[思い出したようにぽつり、呟き]


 あれは、短い間とはいえ
 我が同族として……逝ったのだからな。
 墓くらいは用意してやろうと思っているが。


[呟きに応える
城主の意思は既に影へと伝わっている筈]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[己の掌へ滲む血が、城主に正気を保たせる。
喉を潤すだけに留め、記者を解放した。暫くは力も入らぬだろうその身をベッドへ寝かせ、紡がせた言葉の通り机を探る]


 ああ、確かに。


[目的のものは引き出しをあけて間も無く見つかった。
筆を取り、サイモンの名の下へ三人の名を綴る。
詩人と狩人と、葬列の娘。
同族として逝った男の名は、其処には記さない。
書きおえると、乾かす間机に広げて]


 用件は済んだ。
 ……お前の血は、思ったよりも甘いのだな。
 まるで生娘のようだったぞ?


[薄く笑い感想を告げ、ゆらりと緩慢な仕草で扉へ向かう]

(23) 2010/06/24(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 僅かな吸血すら、人の身には過ぎた悦楽だろう?


[去り際にかけたのはそんな一言。
闇色の夜着を纏った城主は、
緩やかな足取りで部屋を出、廊下を進む]

(29) 2010/06/24(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―廊下―
[窓辺に身を預け、下を見遣る。
霧が立ち込めていようと、
其れは城主のものなのだから、視界の妨げにはならず]


 ……随分と大人数で
 賑やかな事だ。


[墓を作って遣れと、
其の亡骸を抱えた白薔薇の行く先を見る]

(40) 2010/06/24(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……

[ひとの血を啜った後とはいえ、中途半端なもの
女の群れに身を投じれば、本能が牙を剥く。
意識を投げる先は、執着している玩具のひとつ]

(44) 2010/06/24(Thu) 00時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、霧に身を変じ、黒薔薇の背後へと

2010/06/24(Thu) 00時半頃


 
 
[ 甘やかな吐息が 零れた ]
 
 


[苦笑にも似た吐息を洩らす。
情事の名残は其のままに]


[思わず襟でも正そうとしたものの、
両手の塞がるに気づいて、主と同じく吐息を零した]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 叱って欲しいと、聞こえたが?


[>>41居らぬ間の事を口にして
従者の背後に姿を現すと、両肩から首輪に触れるよう、両手を伸ばす]


 ケチなことはするな、だったか。


[冷ややかではなく、寧ろ甘い情事の名残を含むこえ。
唇からは先刻吸った血のにおいが未だ微かに残っている]


 ベネット……アドニスラモサ
 ミッシェルの血縁、だったな。


[深紅の瞳に映し出した男の名を呼ぶ。
記憶の中から探るように]

(53) 2010/06/24(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そのように警戒されると
 何かせねばならぬ気になるが――
 どうして欲しいのだ?


[ベネットの態度をくすくすと笑い、首を振る]


 ああ黒薔薇、お前は謙虚だな。
 しかし、仕置きを願うのも可笑しな話だ。


[冷たい首輪と同じ冷やかさを持つ指が、
輪の縁を、首の周りをなぞる。
鋭い爪で薄く筋を引きながら]

(64) 2010/06/24(Thu) 01時頃

[甘く繰り返された城主の言葉
それは心の奥深くまで沁み込んで――。
いつのまにか其れは真実として心に根付く。

傍に居て良いと言いながら
城主の心は何処か遠く感じられて

女は幾度となく傍にある為の許しを請うた。

無くした記憶の中で一度は抗った女は
仮令記憶を取り戻したとしてももう抗うことはない。
十二年の歳月のうち別の感情が芽生えていたから――]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 遠慮は要らぬぞ?
 ……ワインが気に入らぬなら、私が紅茶を淹れようか。
 

[ベネットへ首を傾ぎ、黒薔薇を弄びながら話しかける。
乱れた衣服は従者の身が隠していて見えぬ筈ではあるが
名残の気配は隠そうともせず]


 これはまだ、熟成中だ。
 ……良いいろに染まるまで、喰らうにはまだ早い。


[従者の首に、脈打つ血の流れを感じながら、なぞり終えるとあっさり其の手を離してしまう]

 
 嗜虐、か。
 黒薔薇にそういう趣味でもあると言うか?

(72) 2010/06/24(Thu) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[枕へ手を伸ばす青年を
城主は柳眉を寄せて眺めている]

 
 そうか……?
 血縁の仇に、刃を向けても良いのだぞ。

 ……勿論、効果は無いが。


[肩を揺らして嘯く。
銀ならば、鼓動の生まれる其の場所を抉れば
身も残らず灰と消えるのだけれど
其れを態々教えてやる気は無い]

 
 そうだな、極上のワインのようなものか。
 ゆっくりと育てる心算だ。

(76) 2010/06/24(Thu) 02時頃

[幾度も幾度も囁く言葉。
其の意味を真に理解していなくとも
似た色が惑わせて行くのだろう]


 ――…


[傍にあれと言う癖に
城主の傍には見えぬ壁が立ち塞がっている。
其処を越えようとするものは
数百年の歳月のなか、現れた事が無く

何時しか己自身ですら、忘れ果てていた]


[悦楽に身を委ね
人を恐怖と憎悪で歪め壊し
満ち足りた其の後に襲う虚無

孤独に苛まれ
消滅の恐怖に怯え
取り憑かれたかのようにまた人を襲う

負の連鎖は
たとえ周囲に薔薇を散りばめようと
埋まる事は無いのか]


[宴の最中であると言うのに

何時に無く胸の内が酷くざわめいている]


[――愛しいお兄様。

そう口にする事はあれど

私のお兄様。
私だけのお兄様。

そんな台詞を聲に出す事を憚られた。

所有を示して良いのは兄だけだと思っていた。
それを口にして嫌われてしまうのが怖かった。

だから女はただ想うだけ――]


[婦人に向けられた言葉]
[ざわめきのようなものを感じて呟く]


 旦那様――…

[立ち並ぶ墓標、その慰めは誰のためのものか]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そう――…大人しくしておいで
 私の黒い薔薇。


[つ、と流れる深紅へ、一度だけと唇を寄せる。
其のままちらりと視線だけをベネットへ向けた]


 ベネット
 私を誰だと思っている……?
 この城で私の知らぬことなど、何も無いぞ。

 そう、例えば今
 弱き人間が己を棚に上げて拗ねている事も
 願い叶わぬからと皮肉を並べていることも

 全てお見通しだ。

(85) 2010/06/24(Thu) 02時半頃

 嗚呼、聞こえている。


[白薔薇の囁きに、溜息混じる聲を零す]


 己の――人間の尺度ではかろうとするのは愚かな事だな。
 此処を何処だかも知らぬらしい。

 たかが食事と、同族の死を同じとするはずが無いだろう。
 ひとと我等は違うのだから。
 其れとも人は食事のたびに墓を立てるのか?
 
 慰めかどうかなど、愚かなことを問う。
 眷族なれば墓に入れる
 食事を終えた後のゴミは捨てる
 それだけの事だと言うのに。


 伝えておけ。
 ……此処は私の城。

 お前たちの世界とは、違うのだと。


[魔の城で人の常識など通用するものかと。
嘲りを含む聲を投げた]


[目覚めたときの昂揚は遠く。白薔薇は憂う]

 ――…はい、それは。
 然りと、お伝えいたします。

[言いよどむような間の後]

 ……ただ、わたしはふと……
 あれほどの同胞の死を、旦那様が見つめておられたこと。

 今までそれに気づかずにいたことを、知りました。


 ――…嗚呼


[何の事かと、ふと思い出す]

 
 もう、数えることも止めてしまった。

 あれは……宴に招き眷族としたもの
 街で浚い、血をわけたもの……

 眷族を幾人か傍においた事はあったが
 皆先に逝ってしまうのでな。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……おや


[ナイフを仕舞い込む様子に、一度瞬いた。
黒薔薇を解放し、仕事へ戻るよう言いつけながら]

 
 私を消し去る気は、無いのか。
 そうか……生きて此処を……其れがお前の望みか?
 お前一人くらいなら、叶えてやろう。

 仕度を終えたら、一度鏡の間へ来るが良い。
 場所は影に案内させよう。


[城主は薄い笑みを浮かべて甘く囁く。
魔力を帯びた血色の瞳が、有無を言わさぬ圧力をかける。
しまいこまれた銀で何処まで魔除けとして対抗出来たか。
彼の返事を待たず、城主は踵を返した**]

(92) 2010/06/24(Thu) 03時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 03時頃


[眷属とした者の死に心は痛んだけれど
死は人であった頃の記憶と近くて
触れることを出来るだけ避けていた]


――…私も死んだら其処に眠るの?


[城主と白薔薇の聲にことりと首を傾げる]


出来ることなら……
私は海の泡になりたいわ。


[見たことない青を思いながらそんなことを呟いた**]



 ――……ただそれが、
   とても寂しいことだと思ったのです。

[並ぶ墓標をみやれば、
主が声に応えるように呟いた]


 ……お前は……どうだろうな
 此処に眠るは、眷族ばかり

 幾度も私と交わったお前は、若しかしたら
 純血の我等と同じく
 灰となり消えるのかもしれぬ。


[幾度か見た、同じ純血の一族の死
最後に立ち会ったのはもう思い出せぬほど昔]


 嗚呼、だが私のローズ
 死ぬなどと……お前まで私を置いて何処へ行くのだ**


 寂しい、か……


[最早感じるこころなど
凍てついて久しいと、思うのに]


 私には、解らぬ。


[己の胸の内が、解らない。
ただ、墓が一つ増えるたび
帳面に名前が一つ増えるたび
胸の何処かを風が吹き抜けていくだけ**]




 ……海の泡になどなるくらいなら、

        刺してしまえばよろしいのに――


  [かすめた囁きに、ぽつり呟いた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ――…護衛が必要に、見えるか?
 ならば、傍に。


[従者に触れた唇は、ただ、流れる血を舐め取るだけのものだった。
足りぬのだろう、薄く笑い
共に付いてくる事を許す。
乱れた夜着を直させ、そのまま鏡の間へと足を向ける]


 猫でも躾けている気分だ。


[多少爪の鋭い黒猫ではあるが。
主人に仕えているのか
其の快楽に仕えているのか
城主が彼に決定的な其れを与えぬのは
その先を見ての事**]

(101) 2010/06/24(Thu) 09時頃

――…灰に、なる?


[城主の聲に首を傾げてしまうのは
死して灰になった者を知らぬから]


お兄様と同じなら、
   それも良いかも知れない。


[想いが知らず聲となり――
けれど紡がれた聲の、その響きに女は微笑む。
嗚呼、まだ居て良いのだと、そんな事を感じながら]


お兄様が行くなと言って呉れるのなら
私は何処にも行かない。
若し、身体が灰になってしまっても、魂はお兄様の傍に。


[白薔薇の呟きにゆるく瞬く]


セシル、貴方は……
私が刺される事を望んでいるの?

それとも……
貴方が私を、刺したいと、そう言っているの?


[――海の泡。


この名の語源を語ってみせたのは誰だっただろう。


ツキ、と女のこめかみには小さな痛み**]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―廊下―
[傍に従えた従者が口を開くのを
ちらと振り返り血の瞳に映している]


 ……そうだな、人では私と共に有ることは出来ぬ

 猫の寿命は人の其れよりもまだ短い
 お前もまた、おいてゆくのだろう?


[置いていく 老いてゆく
眷族とすれば全てが滞り無いのかもしれないが
未だ決めかねるのは、其れを愉快だと彼が言うからかもしれず]

(103) 2010/06/24(Thu) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―合わせ鏡の間―

 森の何処かで朽ちるくらいなら、私がこの牙で殺してやろう。
 お前はお前の望むまま、此処にあれば良い。


[胸の間を生暖かい何かが通り抜ける感覚
つかみ所の無い其れの正体は、魔たる城主には解らない。
合わせ鏡の間へたどり着くと、ターコイズを埋め込んだ取っ手に手をかける。
三方の壁を埋め尽くす鏡映り込めば、全てを見透かされるような不思議な感覚が襲う**]

(104) 2010/06/24(Thu) 13時半頃

 可愛らしいことを言う。


[ローズマリーの囁きに篭る想い
純粋な魔たる城主には存在しない思慕というもの
向けられるのはこそばゆくもあり、柔かに笑みを返す]


 其の美しい髪が
 愛らしい貌が
 見れぬようになるのは……厭だな。

 お前は此処に居れば良い
 行く先など、他には無いだろう?


[行くな、と言う言い方をしない。
惑わし、逃げ道を塞いでおく
そんな方法しか、知らぬ故に**]


[ 呟きは無意識のもの
聞かれていたことに、それは目を眇める]

 まさか、そのようなこと。

    ……ただ、童話を一つ思い出しただけです。

[儚い人魚の――人ならざる者の御伽噺]

 お嬢様を刺して、

   私が「戻る」ようなこと、あっても困りますでしょう?

[童話の道理は現実にはない、
からかうように囁いた]


[城主の言葉に女の貌が綻ぶ]


愛しいお兄様――…

私は此処に居ります。
お兄様のいらっしゃるこの城が私の在るべき処。

――…若し、他に行く先が在ろうとも
私はお兄様の傍に……


[逃げ道を塞がずとももう逃げる気などないのに。
傍に居たい、それは本心であるのに。
伝わらぬもどかしさを感じながらも
女はそれを伝えようと言葉を重ねた]


[白薔薇の言う童話の一つを女は知っている。
此処で童話を読んだ記憶もないのに
話の内容はおぼろに残っていた]


――…戻れるか如何か試してみる?


けれどそれなら……
お姫様が貴方で、私が王子様かしら。


[困るとも困らないとも言わず小さく笑う。
胸を深く刺されれば簡単に死ねるだろうか。
それでも今は――置いて逝く心算はないのだけれど]


[白薔薇が声、それに感情は伺えない]

  試しても、よろしいのですか?

[人たる身であれば、
冗談でも言わぬだろうことを紡ぐ。
ぬくもりを失った心に残る感情は、負たるものばかり]


 ――ああ、でもそうでした、
 それでは役割が逆でございますね。

 正しき役割であらば――私は既に刺された身、でしょうか? 

[やわりと微笑う音は途切れる]


――…………。


[良いとも悪いとも言わなかった。
ただ長い沈黙だけが落ちる]


 嗚呼……


[柔かな女の甘い囁き
其れが偽りだと、己が人としての生を奪った結果だと
知っているのに、空虚な胸がひととき塞がる心地]


 愛しいローズ
 お前はお前の望むとおりに、あれば良い
 

[けれど其の口で泡と消えると言う
彼女にかける言葉は
傍に居て欲しいと願うものではなくなっていた]


[書庫に置かれた幾つかの手記
城主が知らぬものなど、無い

あれを燃やし、灰としなかったのは
何故か

何時か記憶が戻り
この手をすり抜けて逝く事を
諦めていたのか
其れとも、其の上でまだ此処へ残ると
可憐な口元から紡ぎだされるのを、望んだのか

今になっては動機も遠く霞む**]


正しき道筋ならば――…
王子様は刺されはしないわ。

別の娘と幸せに暮らしました、でしょう?


[やがて白薔薇の眷属
御伽噺の結末を語る聲には少しだけ懐かしむ音]


私の望みはお兄様と共にある事――…


[城主の言葉に返す聲には揺らがぬ音色**]


 そう、では其の望みを叶えよう。
 ……永久に私の傍らに……

 愛しい、私のローズ


[意思の篭った風に響く聲
城主は満足気に囁き返す**]


ランタン職人 ヴェスパタインは、花売り メアリーを哀れな娘だと、薄く哂った**

2010/06/24(Thu) 17時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 20時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>153人間達の多くが恐れる其れを救いだと従者は言う。
望み通り生き血を啜り屠ってやろうと思った事もある
永遠に傍にとどめておこうと思った事もある
結局城主は手を下さぬまま、生殺しのような事を続けているのだけれど]

 ……揺るがぬ真理か……

[黒き薔薇の為に墓を作る気は無かった。
ひとと魔は相容れぬもの。
其れが揺るがぬ真理]

 お前はいずれ私が喰らう
 それで、良いな?

[いつかそう遠く無い未来に、彼の首に鋭い牙をつきたてる時を想い描く。
グラスに飲み干したあの濃厚な愉悦の味を
貪った後に来るだろう反動を思い、長い睫をそっと伏せた]

(161) 2010/06/24(Thu) 21時頃

お兄様――…

あのこが、呼ぶの。
あのこの呼び声が、聞こえたの……


[今はもう其れも届かなくなり
感じるのは血の気配と死の匂い。

気が焦るばかりで上手く情報を集められない。
こめかみが酷く痛みを訴えていた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―合わせ鏡の間―
[眷族には、鏡に映らぬものも居る。
三方から黒い夜着を纏う城主と、従者の姿が映し出されていた。
数え切れぬほどの覇者がその場に君臨する。
此処は城主の魔力が最も高まる場所]

 ――…嗚呼、よく逃げずにやってきたな。

[現れたベネットを見て、幾人もの城主がくすくすと愉しげに笑う]

 今一度聞こう
 仇か生還か、お前が選ぶのは?

(169) 2010/06/24(Thu) 21時半頃

 ――…私のローズ


[揺らぐ気配
僅かに眉根を寄せる]


 其の娘は
 取るに足らぬただの人の子だ。

 お前とは別の存在だろう?


[言い聞かせるように囁きを送る]


 白薔薇が食事を終えただけのこと。
 片付けは影が間も無く。
 ……何が呼ぶと言うのだ。 


別の、存在……
私とは違う世界の、こ……

分かってる
分かってるのに……


[行かなくてはいけないのだと
無くしたはずの記憶の欠片が告げている]


――……っ!
食事を、終えた……?
白薔薇が…、あのこを……?


[兄の囁く事実に目の前が白むような感覚]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 嗚呼……


[銀のナイフが向けられる。
アレが心臓を抉れば城主の命は灰と消えるのだ。
気分が高揚するのを感じ、全身がざわめいた]


 連れて戻りたい者がいたか?
 お前の連れ帰りたいものは、私がとうの昔に喰らったと
 思っていたがな。

(174) 2010/06/24(Thu) 22時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 22時頃


 わかっているのに――…
 なお、行こうと言うのか


[重い呟き]

 ………………――――好きにするが良い。


[やがて間を置いて
突き放すような一言が返った]


 
 
[ 兄の突き放すような聲に 心が 痛む ]
 
 


 ひとつ
 先に言っておこう
 ……其れの墓を作ることは、まかりならん。


 わかっていような?


[書庫の様子に、城主は何時に無く厳しい聲を向ける。
彼女の揺らぎのもとを
特別に扱う事は絶対に、避けねばならなかった]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[黒薔薇がベネットのの目前の城主を
守るようにして立ち塞がっている。
ベネットの背後に映る城主が
傍らに映る城主が同じ美麗な顔を歪め哂った]


 二人と言うのは……あの男達か?

 そうか。
 ……良い事を思いついたぞ。

 其の二人が私に喰われるのが、厭だと言うなら――


[ちらと視線を従者に向ける。
背後からの気配で感じ取れたのは、
彼の生い立ちが関わっているからだと、城主は知らない。
鋭い二本の薔薇の棘が、ベネットへと襲い掛かる。
其のナイフを落とし、動きを封じる為に]

(181) 2010/06/24(Thu) 22時頃

――…ぅ、……くっ


[酷い頭痛が女を苛む。
城主の聲が、何処か遠く聞こえた]


 私のローズ
 お前が誰のものか……言えるだろう?


[僅かな嗚咽。
城主はうって変わって、穏やかな聲を響かせる]


――…お兄様、の……


[穏やかな城主の聲に返す聲は何処か虚ろで]


 愛しい私のローズ……
 そう、お前は私のもの。


[閨で情人にかけるような囁き。
彼女のひととしての嘆きを拭い
魔へと――己へと繋ぎとめる為の]


 其処にあるのは、遠い夢。
 ……早く此方へ、戻ってくるのだ。

 今其れを影に片付けさせよう。


[白薔薇の嫣然とした吐息、
満たされた今、揺らぎはなく、それは目覚めの時のように]


御伽噺の正しき道筋……


嗚呼、そんな終焉は訪れはしないのですから、

ではどちらにしても

我々は間違ってしまったのでしょうね?お嬢様――…


[彼女が「為した」者の手で、
彼女の「大事なもの」が奪われる、その因果]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 嗚呼、お前にとっても悪い話ではないぞ?
 生かしてやろうと言うのだからな。


[>>184銀の刃に向かう薔薇の棘はひとつ。
やがて追い詰められる頃には棘はふたつに増えていた。
二人から少し離れた場所で、其の様子を見物していたが
ゆらりと近づきナイフを持つ手を其の上から掴もうと腕を伸ばす]


 お前に永遠を授けてやろう。
 ――…私の眷族となれ。

 私に喰わせたくないのなら、お前が喰らえば良い。

(187) 2010/06/24(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ふふ……
 ひとの身が私に刃向かおうとしたのだ
 其れ相応の報いは受けるべきだろう?
 元よりお前に選択権など、ありはしない。

 仇もとれず
 お前は私と同じ、魔に変じる

 ――それほど嫌悪する存在に、自らが変わり
 やがて本能のままに血を求め
 お前は其の二人も喰らってしまうのだ。


[ベネットにとっての絶望は何処にあるだろう
城主が思いついたのは其れ。
壁際に拘束された彼のナイフを持つ腕を引き、首筋を露にさせた]

(192) 2010/06/24(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……良い子だ。

[銀のナイフを奪った黒薔薇をそう褒める。
またしても、目前でひとを喰らう事を彼はどう思っているのか。
首筋に顔を埋める姿を見せ付けるように、ちらと視線を投げた。
ベネットの視界は一瞬銀に染まる]

 嗚呼、ベネット?
 あまり暴れては傷がつく。

 ……魔と化せばもう人には戻れぬ
 全てを覚えたままに変じるのと
 全てを忘れ本能のみを残すのと 
 どちらか、選ばせて遣っても良いぞ?

[様々な角度で、城主が人に血を分け与えようとする様が映し出されていた。
返答を待ちながら、鋭い牙が皮膚に触れる]

(205) 2010/06/24(Thu) 23時頃

[甘い囁きが耳朶を擽る。
其れを心地好いと女は思う。

全てを思い出しても
其れは変わらず――]


貴方が好きよ、
ヴェスパタイン……。

でも、如何して私に優しくして呉れたの?
私は、貴方を傷付けたはずなのに……
如何して妹として慈しんで呉れたの?


[抗ったあの瞬間を思い出し
問う声は何処か不思議そうに――]


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