人狼議事


285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう

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  今では人気のない政府庁舎。
  特別対策室と看板の掛けられたその場所の
  一等奥まった机の上。

  やや乱暴に重ねられた書類の束の一番上に
  分厚く綴じられた冊子が載せられていた。

 


 

「 何事も起きなければ時間は直線に流れている。
  しかし惑星同士の接近によって重力場が乱れ、
  急激な時間躍進によるパラドックス現象が起きると
  空間同士の捩れが元に戻ろうとする力によって
  ある種の時間遡行が起きるのである。

  6th-10現象によって引き起こされた時間遡行には
  現象発生時に臨死状態にあったものも含まれる。

  ただし遡行の絶対的必要条件として、
  並行世界に同相異体が存在していてはならない。 」

 


 

「 時間遡行は並行世界の分岐が起きた地点、
  つまり現象発生時の48時間前まで遡る。
  事故は回避され、事件は未然に防がれる。

  現象の発生当日には" 何も起こらない "。 」

 


天のお告げ (村建て人)

 

  地震>>2:#0の痕跡が深く刻まれた二つの街。

  割れた地表や崩れかけた家屋、
  蜘蛛の巣状に割れ目の広がる窓 …など。

  街中に存在する傷痕を強くなぞるように、
  二度目の終わりがやって来る。

 

(#0) 2018/10/12(Fri) 22時半頃


天のお告げ (村建て人)

 

  崩れかけの世界に残ることを
  もしも誰かが選択したとしたら。

  …気付いただろうか?

  頬を撫でる風が徐々に強くなっていることに。
  土に刻まれた亀裂が横幅を広げていることに。

  街に影落とす山間から水が溢れ、
  少しずつ少しずつ、街側へ浸食を進めていることに。

  そして、何処へ行くにしろ
  時間はもう殆ど残されていないだろうということに。

 

(#1) 2018/10/12(Fri) 22時半頃


天のお告げ (村建て人)

 

  …気付いただろうか?

  小刻みな揺れと大規模な揺れが繰り返される度、
  地震によって街が壊れ、崩れていく度に、
  双方の街の端から街並みが零れ落ちていることに。

  一度欠けてしまった場所には何もなく、
  まるで最初から街がそこで途切れていたかのように
  真っ暗な空間が何処までも広がっているだけ。

  " 存在するはずのなかった世界 "は
  元からそうであったように無へと還っていく。

 

(#2) 2018/10/12(Fri) 22時半頃


天のお告げ (村建て人)

 

  やがて
  全ての音が飲み込まれ、眩い光に包まれて、


         ―――――― その時は訪れた。

 

(#3) 2018/10/12(Fri) 22時半頃


天のお告げ (村建て人)

 

  " もしも "がひとつ消えたところで
  現実世界はこれからも何事もなく続いていくのだろう。

  一度は存在した「はず」の二日だけの世界の代わりに。*

 

(#4) 2018/10/12(Fri) 22時半頃


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