150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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――うぃーっす。
[さて、紅茶通信である。いまひとり、ミルフィとか云っただろうか]
おう、例の部屋な。
予約の電話はこの番号で良かったか?
[と、冗談口を叩いて]
案内状が欲しいんだけどな、二人いけるか?
あの色ボケのセンパイを笑えなくなっちまってな、ちょっとばかし。
なんで、悪ぃけど手配よろしくな。
どこ行けばいいとか、必要なことは頼むわ。
[そうして、知っておくべきことを教えてもらえば、メモに書き記したろう*]
――はぁい、了解。
[そう言って微笑んだ。
ビアンカに任された役目。
それをこなすべく、伝えることを伝えていく。]
ピッパにもよろしくね。
ま、向こうはあたしの顔を思い出したくないかもしれないけれどさ。
[メモを取り終えて]
おう?
伝えるのは構わねぇけど、知り合いじゃなかったのか、お前ら。
[含みのある言い方に、首を傾げた]
まあ……他人様の事情に、進んで首突っ込む気はねぇけどな。
[そう、肩を竦めて]
いのち短し――っつーし、他人の面倒みんのも程々にな。
なんて、手配頼んだ俺が云えた義理じゃねぇけど。
[苦笑混じりにからと笑い、なにか話題が続くようなら、暫く話していただろう*]
いやー、ちょっと遊びすぎちゃって。
好きな相手と一緒に行ったんだったら、あたしとの悪戯は後悔してるかもしれないじゃない?
[そう言ってクスクス笑う。]
悪戯ねぇ……、
……手前はえげつないことやってそうだしな。
[それで、ようやく思い出した。ミルフィといえばあれだ。
図書室でも時折見かけるが、煙草臭かったりピアス付けてたりと、自分よりよっぽど不良さんだ。
それが遊びすぎたっていうのだから、何をしたのやら聞くだに怖ろしい]
……おー、こわ。
センパイの子猫ちゃんに刺されねぇよう気をつけとけよ。
やー、ちょっとね。
携帯の待ち受けを彼女の素敵な画像に変えてあげただけ。
[笑いながらそう答える。]
そうねー、まだ刺されたくないもの。
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