244 とある生徒会長の日常
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次の日。
新入生達や、部長以外の生徒達は校庭に集められ。
大型モニターに映る各部長達の姿を見る事だろう。
部長達はと言えば、既にスタート位置。
つまりは、自身達の主な活動場所に立っている。
――――服装は勿論、勝負服《ユニフォーム》
(#0) 2016/01/15(Fri) 00時半頃
………これを付けるのを忘れていた。
[果たしてその声が通じる先は誰であったろう。
編み物人でもない限りは、早々に敵意を向けはしないだろうが**]
……針は磨いてきたかしら。
今年こそ私達の因縁に決着をつけましょう。
[編み物人のテーマは通信機の先にも届いただろう。**]
………そっちこそ。
自分の“糸”に足を取られるなよ。
[通信機から響き渡る編み物人のテーマ。
そして何やらアクシデントが起きたらしい気配に一言。]
………、…。
そうね。焦って目を落としてはダメね。
[少しだけ気まずそうな呟きを零した。]
らしくもない。
……しっかりしてくれよ。
手芸部が好敵手と認めた編み物同好会がそんな事ではな。
[男なりの激励なのか、はさておき。
その顔に暗黒微笑が張り付いている内は大丈夫だろう。きっと。]
……。
貴方が控えていると思えばこそ。
無様な姿は見せたくないのよ。
[先程よりは幾分か余裕を取り戻し。
ふうと、激励の様なそうではないような言葉に小さく息を吐き出す。]
ハカリくん。
ああなってはもやは言葉は通じないわ。
貴方と明乃くんが戦い続ける限り。
暴れ狂い全てを呑み込もうとする。
とても、危険よ。
[色んな意味で。]
手が付けられない!!!!
[ぐ、と呻く声が通信機に響く。]
なんとか宥める方法はないのか!!!
[漫研部の亡霊のような呻き声と共に
何とかしろお前の友人だろとでも言いたそうな声が響く。]
そうね……。
[通信機からの声に少し考え込み。]
萌えの過剰供給《オーバードーズ》。
何かサービスをすれば自滅するかもしれないけど……。
[だが逆に更なる暴走を招く可能性も大ありだ。]
少しばかり苦戦したとはいえ。
まだ倒れはしないようね。
よかった。
[殴りかかる元気な姿に、くすりと笑みが零れた。]
当 たり 前だ ………
[ぜえはあと、言葉とは正反対の息遣いが聞こえる。]
まだ、勝負はこれから……と言いたい所だが
直接対決は今の俺には荷が重すぎる。
………そこで
[ひとつ、言葉を句切り]
中庭に神の像がある。
アレを先に堕とした方がまずは一勝。
……というのはどうだ。
[新入生的にも、神を堕とすなどというパフォーマンスは
恐らく盛り上がるのではないかと思いながら
そんな提案をしてみる*]
乗ったわ。
神を堕とす者は"新入生歓迎会"を制す。
あの像にはそんなジンクスもあるそうよ。
緒戦には相応しい標的だわ。
[毎度毎度壊れては復活する象の噂にはいつしかそんな尾ひれがついて回っていた。]
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