291 Fate/Goddamned Omen
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のっか、のっか。
『ライダー』さのサーヴァントいるらしい。
でもでも。
わたし、いまちがうのにこうげきされてる。
[何かあったら念話でと。
頭の隅に炎に塗り潰されるに残る約束通り。
戦闘開始を告げる声は、どこか不安を滲ませて。]
うぅー のっか !
なにかあった?
[別の神霊と共に居るなどと知らず。
傍らに残した火の玉が、ゆらりと不安げに揺れた。*]
救いを"待つ"つもりなんて、ありません。
…覚めるのならば 私よりも 貴方に捧ぐ。
この血が供物になるんなら、幾らでも── っ。
[袂を捲り上げて、白き肌晒し見せて、
処女の血液をかみへ召し上げる。]
[噛むのなら、肌薄き肘裏であろうと、
はだければ肩であろうと、頸であろうと、
羞恥に硬直はしても、手に弄ばれる果実の如く、
肉の痛みと、血の蜜啜る熱にぶるりと震えたか。*]
光陰とは言えば矢。ニ矢きたるあいだ
いたずらに囓る真似は挟めませんでしたから
そなたを雲上に放り出し、先に払いまして。
しかし供物≠轤オい言の葉を
人の子の声を此方が聞き逃しもしまい。
神を吸血鬼のたぐいとでも思つていそうですが...
しかして、よろしい。捧ぐならもらうのみ。
がらんどうの左腕を曝しながら
劔となつた左腕を雲に突き立て
初いものをいただけるのなら───
斯様なる場面での、知識も情緒もやくたたず。
そなたの細首にくちもとを寄せられたのなら
ふ、.....──────と、ちいさな吐息を洩らし。
........ほそい体躯の背に手をあてがい
肌にくちびる添え、耳許へ移りながら
『 ─── 頂きましょうか。 』
エエ、 ...人の子の反応というのは
こころを擽りマスので...囓るでなく
そなたの耳に熱息掛けましょうか。
ふゥ、....と風ふかせ、「ますたあ」と呼び
それでふるえると言うのなら
此方は扇で口許隠し >> *4
目許ばかりで笑いましょうか。
「 はは
取つて喰われるとでも? 」
( そのキは多少、
ありましたけれどねい。 )**
── 心配させて ごめんね。
ちょっとだけ 痛い思いをしちゃったんだ 。
[届く幼い不安,*2に、指に伝うよう炎を這わせ。]
かぐちゃん ── 戦ってるのも わかったよ。
「ライダー」だね。 ── 。
… それじゃあ ── 。
ううぅ ぁぅ
のっか、けがをしたの?
[痛い思い、その言葉。
ぁぅぁぅ、と心配の言葉を知識から探す。
意味をなさない思念が暫し続いて。]
…… てき 『バーサーカー』リジー。
めだつけど。
う、わたし、たおす。
[だから、此方の事は安心して任せてくれ、と。
言うように、う!ともう一度唸る声を零す。]
ああああああああああああもう!!!!
変なのと会ったわ!!!へんなの!へーんーなーのー!
ええっと、デモノイド……なまえ、なまえ、
デモちゃんっていったかしら!!!!アズ???
なんかそんな名前だったと思うわ!!!!
[きぃいん、とハウリングが混じったような音声が
端末を通して聞こえましょう。]
ヒノカグツチといっしょにいたのはそいつよ!!
まあ今はどっか行ったけど!
じゃあね!あたし絶賛バトル中なの!!*
──── そう
デモノイドが あちらについている可能性か
[もし そうならば。
殺さないとね なんて。
無感動な 呟きが 端末へ 落ちた。*]
……。
のっか。
もしも、もしも。
「あず」というデモノイドとへびがいたら。
ころさないでね。
[理性が炎で塗り潰される前。
ふと思い出したように呟いた、はじめてのおねがい。]
[心根優しい心配に、
声のみ届く思念に励まされ。
頼もしくも唸る古るき幼子に。
……任せたからね。と告げたなら。]
[理性を蒸発させる前の
─戦闘に突入せば、狂戦士ならば、声が届くか─
かぐちゃんから告げられる、初めてのおねがいごと。]
…── うん、わかった。
かぐちゃん。 ……信じてる。
[デモノイド、へび。
「あず」という名の人(魔)。
接触を図ったのなら、そちらの方に向かう──
念話が閉じられるなら、やさし気な声音を、響かせて。]
のっか。
のっか。
う、ん わたし いきるよ。かえるよ。
[指きり約束はもう一度会った時に。]
[喪うことに慣れはしない。
別れの旅、別れる運命に揉まれて、
心は枯れるどころか罅ついてゆく。
いつか、諦めもつかない最後まで、
息づく私は 生き続けていたい。
契った私の絆を 千切らずに結び続けていたい。
だから。]
ちゃんと帰ってきてくれる "わるいこ" なら、
ゆび切って また 、、抱き締めてあげるから。
まってるよ かぐちゃん。
[ああ、今日はかみさまと約束してばかり。
罰があたるなら 人の子である私に来なさい。
、、、 死んだって 生き返ってやるんだから。
そんな風に、つよく。*]
全シュメール構成員、及びラクシュマナ様、リジーさん、二人に告ぐ!
ただちに当該区域より退避せよ!!
標的の神霊に向け、インドラの矢にて迎撃する!
―― 『妾の場所は、大丈夫じゃ
フェルゼ、主も。妾の”大地”に
空飛ばぬ者があるなれば
避難させるが、よかろうて 』
[彼だけではなく、勿論
リジ―や、アルシュの通信は聞いている
……其れに返す余裕もないのは悟られないで欲しい]
────、
[伝わるのは
浅い浅い 呼吸ひとつぶん。]
……ラクシュマナ様。
わたしの こども が そちらに。
[報告は 端的に]
今良いとこなのよ、まあ良いけど。何?
離れろ、って、一体……
…… のっか 。
いまから、あそこ、こわす。
あぶないから、はなれてて。
なるべくとおくに。
[マスターの接近の気配にそう伝え。]
…… う 。
わたし、あとからおいかける。やくそく。
だいじょうぶ。
[声だけだけれど、にこり笑う。]
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