人狼議事


241 線路上の雪燕

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視点:


【人】 薬屋 サイラス

 ………ジャン、     えっと

[名前を呼ぶのは、特にこの名前を呼ぶのは複雑で、サイラスはすぐに後悔を表情に表して、また視線を窓に逃げさせる。
少し目を離しただけで、人の数は倍ほどにもなっていた]

 ……よく、わかんねーけど

[迷った右手の指が、下唇をつまんですぐに離した。
目の前に来た自分の手指を、掌を見つめて、言葉を探す]

 あんた、って 思ったより普通、なんだな

[余裕なんか、やっぱりなさそうで、それはサイラスと一緒なのに。欲しいものを自覚して、ちゃんと手を伸ばせる――欲しいもの。それは、今はつまり自分だろうか。そう、思い至って、また言葉を無くした。
ただ、今の言葉に先ほどまでの刺々しさが薄れていることは伝わっているといい。薄れているだけで、けしてなくなったわけではないけれど*]

(197) 茄子 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


『きょうは おみせがおやすみです。
 いいてんきだから おばあちゃんといっしょに おでかけができます。

 かえりに おいしい おかしをかってもらうんだ』

(198) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

― エピローグ ―

[キィ、と扉が開く音。
 からん、とベルが鳴る音。
 こつん、と杖を突く音。
 かちゃり、鍵を閉めた音。

 陽射しが柔らかに差し込む店の中。

「いくよ」

 老女は静かな声で
 二階の居住スペースに居る人に声をかけた。

「はぁい」と返事をして日記を閉じた少女が駆けてくる。
 丸い目に、柔らかな茶髪が印象的な少女だ。

 少女が掌を差し出すと、
 小さな手を皺くちゃの手が握り返した。*]

(199) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[記念公園の一角に、それは安置されていた。]

「おばあちゃん、ここがおばあちゃんの来たかったところ?」
「そうよ」

[そう答えた老女の視線の先には、
 黒い古びた車体がある。
 かつては黒く光っていたボディも、今は煤けて、
 老兵のような趣をかもし出している。]

「今の列車と全然ちがうね、おばあちゃん」

「そうね。私はこれに乗って来たのよ。
 この重そうな体が、
 たくさんの人を乗せて、寒い中を走ったものよ
 走るときに鳥のように囀りもしたわ。」

(200) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[老女は懐かしそうに車体を見上げながら言う。]

[たった一晩の旅でも、沢山の出会いが詰まっていたと。
 リコリスのような赤毛の少女に、
 人の好いやさしい青年。
 気立ての良い紳士は、
 老女の実家でとある酒を購入してくれたそうだが、
 その後の行方がわからなかった。

 東国の紳士に、異国のどこか寂しげな少年。
 金髪の物憂げな青年。
 それから――…………]

「スウェルグでもいろんなことがあった筈だけど……
 どうしてかしらね。
 何十年経った今も、たまに夢に見るのよ。
 あの列車の旅を」

[そういってガーベラの花束を列車の傍に添えた。
 海風が深く皺の刻まれた顔を撫でていった。]

(201) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[瞬きを一つ、二つ。
 老女は少女の方に向き直り、笑顔で言う。]


「帰りましょうか。
 途中でおやつを買ってあげる。
 それで、暖めたミルクに蜂蜜をいれたのと一緒に頂きましょう」

「わぁい!」

[喜ぶ少女の手を引いて、

 「雪燕」に一礼すると、その場を去った。*]

(202) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[家に帰り着いた少女は、
 ポストの中に封筒が投函されているのを見つけた。

 指輪などが詰められた小さなオルゴールを
 鳴らしては撫でている老女にそれを渡す。

 老女は差出人欄をしげしげと眺めると]


  あら、あら。


[ふふ、と微笑んで、懐かしげにその名前をなぞった。
 差出人は――。 **]

(203) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

― スウェルグ・12:46 ―

[シェリーが口にしていた「おばあちゃん」という言葉に、>>137
家族のことを思いだしていた。今や連絡先も謎の父親のことを。

あの、青く広がる海の、ずっとずっとずーーーっと西の向こうに大陸があるのだとしたら。
眼前の、凪いで穏やかな海に手紙を流せば、
ずっとずっとずーーーっと西の向こうの大陸まで届くのだろうか]


届いたとしたって。
親父が受け取れるかどうかわかんないじゃん。海沿いにいるかどうかだって……。

[しかしどうしてだろうか。この考えを無碍にできないのは]

(204) Akatsuki-sm 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

[結局、「青いうみねこ亭」に行く道中でレターセットを買った。
空のボトルは……なかったので、行く先で融通してもらうことを考えなければ。
料理屋なら望みは高そうだけれど。


きっと、キャロライナはこれからもずっと、
整った道、誰かが敷いたレールの上を走る、
そんな“旅”しかしないだろう。

30年後はおろか、もっと近い未来の10年後だってまだわからないけれど。
それだけは確実だろうと。

だから、届くか分からない手紙を海に向けて流すことが、
キャロライナ・バートンにとって最初で最後の“冒険”になる]

(205) Akatsuki-sm 2015/12/05(Sat) 23時半頃

【人】 馬飼い キャロライナ

[冒険譚に相応しく、長い手紙になりそうだ。


惜しむらくは―――
軽快なる線路上の雪燕の鳴き声を、
ボトルに封じ込められないこと。それくらい**]

(206) Akatsuki-sm 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 廃品回収 マリオ


[何処か遠くで、女の啜り泣く声がする]
[幾つも立った十字架の前、女は男に肩を支えられ]
[真新しい吊り橋をキシキシと鳴らしながら、そこを去る]
[中程で一度、振り返るが、視界は既に深い霧の中]
[悪夢から覚めた微睡みの瞬間の様に]
[その霧は重く、そして曖昧だった]
 

(207) 通雨 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[空になった皿。何もない。>>196
何を彼は思うのだろうか。自分勝手な考えを口にしているだけだ。だが、他の言葉は思いつかない。詐欺師が笑わせる、ただ、食事はおいしかったから。

彼と食べる食事は、おいしいと思う。
減らず口を叩く彼が、視線を合わせてくれたのが嬉しいから。

此方を見る目が、不思議そうに光って見えた。
彼の眼に映る俺は、誰だろうか。
開かれた唇が、言葉を発さず、また閉じられる。
待つ、時間が酷く長く感じられた。]

……早速名前を呼んでいるじゃねえか。

[思わず、ふきかけ。複雑そうな彼にそうちゃちゃを入れる。余裕ない自分を隠すため。追いかける視線の先には増えた人。倍に膨れ上がった彼らは何処か目的地があるのだろうか。……

迷う、仕草。言葉を探す、顔。
それをじっと見つめ。]

(208) sudati 2015/12/06(Sun) 00時頃


[何処か遠くで、葉のこすれ合う音が聞こえる]
[枯れ果てた麦畑は名も無き雑草達に制されるのだろう]
[その傍らにじっと佇む、丸裸の樹木の枝に]
[褪めた赤色の外套と、黒く硬度を持ったコートは旗の様に結びつけられ]
[地平線の向こう側からの潮風を浴びて翻る]
[根元には櫛と、髭剃りと、眼鏡が]
[供物の様に等間隔に並べられていたが]



[ 誰も、小さな少年の姿を]
[ 茶毛の獣の姿を見つける事はなく ]


[1つ、狼の遠吠えだけがか細く響いていた]
 


【人】 良家の息子 ルーカス

……当たり前だろ?、余裕なんて見せかけだ。

[言葉は一度詰まった。
とげとげしさが薄れた、今は其れだけでもよいから。
唇に浮かべた笑みは何処か、穏やかに。安堵の色を浮かべて、伝票を持って立ち上がる。]

もう少し、…付き合えよ。

[行先は決まってない。
妹に会う為に乗った列車を自分は途中下車したのだから。
だから、もう少しは、…もう少しじゃない。
それでも、良いだろうと彼の肩を叩いて。
頭を乱暴に撫でては―――行こうぜ。と促した**。]

(209) sudati 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 記者 イアン

 ― 後日 サラグニッド・タイムズ編集部 ―

[サラグニッド・タイムズ新聞社は、今日も今日とて忙しない。

流れるように動き続けるオフィスの仲間達を眺めながら、イアンは「青いうみねこ亭」へと掛けた電話を切った。
内容は、つい先程、>>138自分宛てに届いた小包のうちの一本を送る旨。

『雪燕の紳士より』
住所も無しに書かれた気障な宛名に、してやられたと頭を抱えたのは一時間前ほどのこと。
また、彼に貸しができてしまった。
次にどこかで会ったときには、今度こそ酒を奢らなければ。


編集部は今日も騒がしい。
遠い異国の鉄道計画の話や、或る冒険家の話、最近話題の詐欺師の噂のあれやこれや。
騒然とする編集部の片隅で、デスクに戻ったイアンは原稿用紙との睨み合いを再開する。

担当するコラムの締切は今日。その書き出しを決めるため。
悩んだ末に、やがて彼は万年筆を走らせた。]

(210) yuj1n. 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 記者 イアン

[雪燕は、今日も誰かの旅路をひた走る――――]

(211) yuj1n. 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[「余裕なんて見せかけ」
その言葉の前、あいた間には気づかずに、ただ、そう――安堵した。見せかけでも余裕を演じることの出来ない自分を、今は惨めに思うこともなく。
ただ、普通の男が、普通に一人を寂しく思って人を恋しがる。
普通のこと。
サイラスにとっても、自然なこと。

急に肩が軽くなったような気がした。何も減ってはいないのに、鞄を持つ人数が増えたような、そんな心地だ。

立ち上がったジャンを見上げる。
にやついていない普通の笑みを、ただ見上げて、それにまた何故か安堵したから、髪を混ぜる手を跳ね除けないでおいた]

(212) 茄子 2015/12/06(Sun) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

 ……ん、着いてくよ
 あんたが、俺の話し相手になるんだからな

[そう言って、新たな一歩を、踏み出そう]

(213) 茄子 2015/12/06(Sun) 00時頃

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