54 CERが降り続く戦場
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『く…ハハ ―― 熾天使よ、何を怯える? また、遊んでやってもいいのだぞ。"あの時"のようにな!』
[哂う声はしかし、音にはならなかったが。]
(168) 2011/06/10(Fri) 23時半頃
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そうか。ここには何も無い――か。
さっきも言ったが、俺はこの場所に呼び出されて来た。 特別な「何か」が目的ではない。
しかし、君が「ここには何も無い」という事は 君は「何か」を探す目的で来たが「何もなかった」 あるいは ――
[>>81 槍真の言葉に、 男は淡々と”ディーン”の声で独り言のように呟く。]
「もう既に手に入れた」 か?
(169) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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ムパムピスは、邪魔にならないよう、自分の所にくる分の蟻や蛇は自分で潰している。
2011/06/11(Sat) 00時頃
ツェツィーリヤは、血液が《ヒ》色の珠となる様を見、驚いた顔をした。
2011/06/11(Sat) 00時頃
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[左眼に輝く紫色《シノイロ》が愉悦に煌めく。 眼の前の口振りは何も不審に思う必要すら無い事なのに>>166
身体が硬直する]
…………………………目的も無いのに……
……………………随分暇人なんだね……?
[右手に構えた、槍の……陽之素の感触が嫌に頼りない。 強がっては見せるが、明らかに『強がってる』様に見せている]
(170) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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《詠唱:正義の定義を問う 悪の定義を問う》 《詠唱:それは誰によって定められた定義かを問う》 《詠唱:悪を倒せしその者は英雄と定義されるべきか》 《詠唱:悪を殺せしその者は更なる悪と定義すべきか》
《詠唱:再度正義の定義を問う 悪の定義を問う 善し光悪しき闇の定義を問う》 《詠唱:定めた者こそが正義であり絶対であるのならば》 《詠唱:《混沌》は《秩序》に今 反発する》
[《混沌》の焔が更に燃え上がり―――… 巻き込まんとしているのは《混沌》宿す男《獣》にではない。 その傍にいる、ヒーローと名乗った―――]
チッ… 言うこと…聞きやがれ…!!
(171) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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……確かに言い得て妙だな。運命の悪戯か。
[1000年の間風となった旅した男は、達観し過ぎたのか。 マイペースで何処までも我儘で、そしてとても心優しい。 だがその言葉>>163は獣にはある意味武器になった様で]
ムパ。 お前さんも大したもんだ。 すっかりやる気が削がれた。
[物凄く戦う気が失せたとばかりに首を振って。 何か詠唱をしている軍人とまだ何かをしようとしているかも知れないヒーローを見た]
(172) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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――………………………何の事?……
[パチ。 血に濡れた紅晶玉《スピネル》が一つ大きな瞬きをしてしまう。 標高も雲よりも高いような、極寒の霊峰に居るはずなのに。 頬に汗が一滴滑り落ちる]
……………………ここに様が無いなら引き返したら……
………………何時までもここに居る意味もないでしょ……
[ザ。 また白雪が小さい音を立てて、身体が後ずさったのを感じる。 何故こんなに心が震えているのだ。
……まるで、目の前の"何か"が、"恐怖"その物かの様に]
(173) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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ピッパは、オスカーとディーンが対峙すれば、そこから生まれた時空歪に気付いたはずだ
2011/06/11(Sat) 00時頃
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……ッ!?
[何かを察知したのか、囲む焔より勢いよく飛び出した。 ヒーローと霧の接触面は薄い蒼で覆われ、常に摩擦を起こしている。]
TWIN-GUN MODE=∵Iowa∵…ホークアイ・スタンピード!!
[《獣》の上空から鷹の目ほどの粒子が降り注ぐ!!]
(174) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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[>>164握り返される手に兎は笑う。]
うん 本当はあんまりおおっぴらに言葉にはしてないんだけど 君なら良いや
[会釈に羊のぬいぐるみは、何も答えを返せなかったけれど。 確かにそこにある虹色の気配は伝わっただろうか?]
そういってもらえると安心するよ
[疑われるのは仕方がないという彼女に、耳をへたりとさせたままだが、笑みを返した。]
そう、だいたいアックって呼ばれてる 長かったらどうぞ適当に呼んで
[名前を繰り返されると一つ頷いた。]
(175) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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―――良いから引き返しなよ! こっちは何もないから!!
(176) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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――― 《混沌》とした色の 刃?
[血痕の場所の痕跡を探るけれども、アキラ自身の《陽》の力によって、この場のものは既にかき消されていただろう。]
どうしてそんな事が?
[訊ねたけれど。 《ヒ》色の玉に、兎自身も瞬いた後、拾い上げる。それを眺めた後、ゆるく握り締めた。 ツェツィーリヤの驚いた顔に、]
多分、《虹》が《陽》となんらかの作用をしたんだと思う。 これがあったら、何かの手がかりになるかもしれない…
[状況の保存。力の塊。その《ヒ》色は紅遠にも似る。]
(177) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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‥‥あいつだ。 それに、横に妙にクラス値の高い時空歪《クロノノイズ》の奴が1人いる。
[天虹天陽《ソーリス・ア・ルクス》の中で、"私"は不意に顔を上げた]
ある。わかるんだ‥《運命》が。この半身が。そして、もう半分の鍵がある。
(178) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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え?そんなつもりで言ったわけではなかったんだけど……
[木箱の上に座るように。だが実際は宙に座っているように浮かんでいた男は、不思議そうな顔をしたが>>172 スターイーグルへと向かっていく炎を見れば、さすがに驚いた表情へと変化して>>171]
え、ドナ君?あれ?殴りたいのはこっち…?
[戸惑うように両者を見て]
(179) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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[>>170 少年の心の裡など気にする素振りも見せず]
暇人とは心外だな。 これも契約(シゴト)の内でね。 用があるのは俺じゃなく契約者(クライアント)だ。
["仕事"を強調してから溜息をついた。]
君こそ、用が済んだなら早く山を降りるといい。 場所が場所なだけに、遭難者が後を絶たない場所だ。
いつまでもこんな所にいれば、 神の許に辿りつけなかった憐れな犠牲者に襲われるぞ?
(180) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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ほー。随分刺激的な雨粒だな。
[戦意を削がれた獣の表情は店主のもので。 しかしヒーローの放った降り注ぐ粒子>>174には物珍しそうに見上げる。
だがどれだけ降り注ごうと《腐気》と《死気》の霧に包まれ、それは音も立てる事無く霧散し消え逝く]
(181) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/11(Sat) 00時頃
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ちっげえ…!や、間違ってもねえがよ…!
くそ…、 秩序の塊かよあいつは…! やりにくい…!
[”風”に向けて吼え、舌打ちすると大きく手を振り払う。 それが術式を解く合図だったのか、 黒の焔《混沌》は四散して消えた。
…気がつけば《獣》の表情が変わっている。 あん?と訝しげな目になる。 軍人が一人己の《混沌》に手をやいている間に、 ”風”と《獣》が何の会話を交わしていたのか。]
(182) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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…………………哀れな犠牲者って…… ………誰がっ……!!
[ザリ。 また白雪が後ずさる。 眼の前の"存在"が紡ぐその言葉の一言一言が、まるで≪闇≫を孕んでいるかの様に、槍真を追い詰め、堕気を増幅させる]
…………いいから行ってください……
……様がないのに、こっちに来るな………!
…こっちにこないで……!
(183) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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なるほど……そういうことか。
[何かをつかんだような呟きとともに、 鷹の目の雨を掻き消す霧の中心まで向かい―]
ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
[突き出す拳は《腐気》と《死気》の霧と激しく摩擦しつつ ―……抗いつつも確かに目標へ向かっている!! 彼自身のエネルギーと銀河の力。 ふたつを合わせて人工的に「あるエネルギー」を作っているようだ。]
………ッ!?何の真似だッ!!
[背後より自分へ向かう《混沌》をひらり回転しつつ避ける。 惜しくも彼の拳は《獣》に到達する前に断念せざるを得なかった。]
(184) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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アルフレッドは、ドナルドが《混沌》を解除したのを確認する。
2011/06/11(Sat) 00時頃
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[羊のぬいぐるみが抱く虹の気配>>175を感じ、微かに微笑む。 反応はないが、こちらの動きはきっと伝わっているのだろう]
オーケイ、アック。あたしの事も好きに呼んでくれ。
[どうして>>177、と尋ねられれば静かに目を臥せ、指先軽く瞼に触れる]
子供の頃からの"特技"でね。縁在る人間の死が《視》えることがあるんだ。 尤も、予知的なんじゃなくてリアルタイムなんだけど。
[役にたつかな、と弱く笑いつつ、兎が《ヒ》色を拾い上げる動作を見ていた]
……すげー力強い気《アウラ》だな。
[もしかしたらまだ、珠の内には陽《ヒ》が灯っているのかもしれない――そう思わせる程であった]
(185) 2011/06/11(Sat) 00時頃
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(ツェツィーリヤさん…)
(優しい《光》……)
(話せなくて、ごめんね…)
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[《力》には必ず《反・力》が存在するのが摂理である。 そこで彼は人工エネルギーと銀河の力を組み合わせて、 《腐気》と《死気》の《反・力》に似たエネルギーを 生み出したのである。しかし、あくまでも近似《反・力》であり―]
うっ………はぁ……。
[彼の消耗は尋常ではない。]
(186) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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だが、これは‥‥《冥王》?
そうか、獣《ベースティア》だけでない、あいつも‥
[少しだけその表情に哀別が混じった事は"私"の表情を凝視していなければ気付かないほどのもの]
もう長らく会っていない。あいつが堕ちてからどのくらいになるか‥‥
くそっ‥!なぜ裏切った、アーディアス‥‥!!
[ぎりりと歯噛みし、天虹天陽《ソーリス・ア・ルクス》から吹雪の降り続く甲板に出た。その手にはいまだ長時間は制御しきれぬ『槍』ではなく、いつもの細剣が握られている]
(187) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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アルフレッドは、見た目にも消耗がわかるくらいに肩で息をしている。
2011/06/11(Sat) 00時半頃
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どっち……?
[とても困惑した表情になった>>182 と、軍人も軍人で訝しげな顔をしていたので]
よくわからないけど、マスターのやる気を失わせちゃったみたいだ。
(188) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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………なんかうるさい…。
[降り注ぐ雨粒の後、雄叫び>>184を聞いてそちらに視線を剥ける。
今度は銀色の塊そのものがこちらに突っ込んで来ているようだった。 その力は霧に確かに抗っている様で、少しだけ目を見張った]
ほー。 人間の《夢》とかは凄い力があるもんだな。
[大したものだと、別段動こうともせずヒーローの拳が到達するのを待つ事にしたが、それは叶わないようだった]
いや、だから何やってんだ…お前達は…。
(189) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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来たのは君の方だろう。
[さくり。 黒い靴が雪を踏みつけて一歩槍真に近づいた。 増幅する堕気も意に介する事無く――
否、左眼だけはそれを捉え まるで獲物を見つけた猛獣のように 紫色(シノイロ)を深く、昏く輝かせる。]
(190) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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何を恐れている? 『何を畏れている?』
(191) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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上位種といいつつ、人間の持つ感情すら理解できないの? 愛とか、友情とか説明する気はないよ。
だけど、忘れているなら攻めて思い出してよ、 そうすれば僕達まだ分かり合えるかもしれないよ!!
[できれば討ちたくない。 そんな気持ちを込めた言葉だった。
甘いといわれても出来れば、誰かを討つなんてことはしたくなかった]
(192) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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……緊迫してくれよ…。
[はぁはぁと肩で息をしながら懇願した。]
(193) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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[とても遍く終焉を齎すと伝わる獣《ベースティア》と対峙した戦いには思えなかった]
……ここでお前さん達逃げてもいいけど…。
そこで息切れしてるヒーローはもう終わりかな?
[スッと一瞬だけ目が細くなり、ヒーローを睨む]
(194) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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[紫色《シノイロ》が昏く、暗く、堕闇(くら)く輝く>>190]
…………・……あっ………
……こ、こないで……
[さくり。―ザッ。 さくり。――ザッ、ザッ。
雪を踏みしだく黒の靴は、≪闇≫の足音の様に。 紫色《シノイロ》に睨み据えられ、槍真の瞳が捕食される動物の様に激しく崩落《ゆれ》始める]
こないで……こないで……
――いやっ!! こないで、こないで こないでっ―――
(195) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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どっちもなんかムカつくから一発殴っときてえのが正解だ。
[苛立った声は《獣》にだけ向けたものではない。 ”風”の言葉に、《獣》を見る。 その表情が店主のものとそう変わりないとわかると 軍人はまた小さく舌打ちした。
…戦意の削げた相手を殴ったところで何があるのか。
それに、この短い… 何もしていなかったかのような期間でもわかったことが、ある。]
(196) 2011/06/11(Sat) 00時半頃
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