3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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委員長、が?
[予想もしていなかった事に頭がついていかない。
ひとつ、分かるのは]
……あんたのせいじゃないよ。
[彼が受けた心の傷は自分のそれなど比べられる物ではなく]
うん、泣ける時には泣いておいた方が良いさ。
[迷いもそれ故のものだろうと、追求や詮索はせず。]
じゃあ、また後で。
[これだけの言葉を考えるのにも随分と時間を要した]
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…君は実に馬鹿だなぁ。 [ポツリと呟いたのは、闇に呑まれた気配へか。]
愛で救えるだなんて、いまどき黄色のTシャツも流行らない。
さて、何処へ行こうか? …集まっているのは、美術室…かな? [猫をかまいつつ、足元の方を見る。]
(126) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―美術室前―
[起き上がろうとしてまた崩れ落ちる姿に思わず左手を伸ばそうと、肩を動かしかけた寸での所で思い留まった。 指す指の先にある部屋を見て]
会議室、だね。 ……そっか、長机でなんとかできるかな。
[通いなれた部屋のすぐ隣の様子は朧気に想像でき、 言わんとする事はなんとなく伝わった。 彼がこちらに手を伸ばすのなら]
ん、メアリー、ちょっとだけごめんね。
[支えていた友人を壁に預け、右手を差し伸べた。]
(127) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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はぁああああ
[大きく息を吸いこんだ。]
けふっ
[一度咳き込んで]
あたしは…大丈夫 大丈夫だから
[身を起こすとあたりを見渡した]
ミッシェルもジェレミーも大丈夫だね。 えっと…メアリーは?
[でもまだすぐに歩く事は出来ないが、ジェレミーの胸にもたれかかっている事に気づくと]
えっ!あっ! サイモン…サイモンは暴れてない?
[慌てて身を離した]
(128) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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うん…、うん…。
[ミッシェルの言葉には、ただ頷くしかできなくて。]
…必ず、行くから。
[そう言って沈黙する。]
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─ 美術室 ─
あぁ、良かった!此処に居たのか。
[唐突にガラリと扉を開けて、ホッとした表情を作る。 かつて在りし日の姿のまま、濃くなった存在感は実体に近い質感になる。 余程気をつけぬ限り、その身の異変には気付けないだろう。]
(129) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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[目を覚ましたピッパが飛びのくなら]
一応、平気、らしい。
[かすれて途切れかけの声を思い先の言葉を繰り返し]
私の方は……なんともないよ。 全然ちっとも大丈夫。
[冷たくなった腕を意識の外に追いやり、 不安を笑顔の下に塗り込める。 メアリーの容態を聞かれれば不安そうに彼女を伺って]
そっちも重症さんらしいから、そっと扱ってあげてね。
[離れようとする姿にほんの少し顔が綻んだ。]
(130) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―美術室前―
委員、長?
[>>129中から現れた姿に一瞬空白が訪れ]
…………違う。 委員長じゃないでしょ、あんた、誰?
[直ぐに険しい物へと変わる。]
(131) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―― 美術室前 ――
[もしかしたら、オスカーあたりも身を起こすのを手伝ってくれたろうか。 差し出されたミッシェルの手。 常よりもはるかに力は無いが、それを引き寄せようとして。
かすれて、声を潜めて、でも喉が痛くてあまり声量調節は出来なかったかもしれない。ともかく、ゆっくり話しかけた]
……悪趣味、な、ぉにごっこ。乗るの、やめとけ。 よりによってあんたが、あんなに楽しそう、に、人殺し、語るな。
「ばーにぃ」って奴にも、言っとけ
[分からない。今、脳裏に刻み込まれた出来事が現実の音だったのか、それとも単なる幻覚か。 知らない。今聞こえた声に、2種類あるなんて]
[現実と幻覚がごっちゃになって、今聞いた会話の全てがごっちゃになって。ただ分かるのは、その中に、ひどく聞き覚えのあった彼女の口調が混じっていたこと。そして、その中の1人が、はっきりと「バーニィ」と呼ばれていたことだけ]
[一番楽しそうだったあの口調のことは、流石に口に出来なかった]
(132) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―木の下― [樹に凭れ俯いている。 眼は閉じず昏い色で伏せられた。 奇妙なことに此処に異形は近づかない。
正論。 正論。 正論。 或いは鏡。 教師の言葉は何処までも 半端者を追い詰める。]
…、―――、 …い 、…。
[闇薄くなりきれなくとも鬼は、鬼。だから果たせるはずもない。 闇に絡めとられた少女に、自分が重なる。 みつけて、みつけて、―――それから、どうするのか。]
(133) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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[こちらの会話が彼に伝わっていない事を心から祈る。
動揺して直前までつなげていた意識が、
自分の言葉を漏らしてしまっている危険があって。]
……予定変更、会議室で一服してく。
ちょっと遅くなってもお互い様という事で。
[動揺は隠しようも無く滲み出てしまったけれど。]
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…何を言っている?ミッシェル。 君も、おかしくなった? [訝しげな様子に、眉間のシワは深くなる。]
どうやら暫く倒れていたのか、状況が全くわからないんだが… 今、どうなってるんだ?
(134) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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紐 ジェレミーは、腕の中でピッパが咳き込んだのが聞こえて、ミッシェルの腕をつかんでいた右手からずるりと力が抜ける
2010/03/03(Wed) 09時頃
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―???→屋上― [気が付けばディーンの亡骸を抱き上げたまま、屋上に来ていた。 どこをどう通ってここまで上がってきたのか記憶になくて。 ゆっくりと亡骸を床に降ろすと、その隣に座る。
そして今まで話して来なかった事を、ポツポツと語りだす。]
(135) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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―美術室前―
[正体不明の相手を前に、 未だ立ち上がれない彼らを表に立たせられない。 引き寄せようとした彼にこちらから距離を詰め]
……誰が、楽しんでるもんか。 でも、やらなかったら、誰も帰れないんだよ。 あんたも、私も、メアリーもピッパもオスカーもマーゴも。
ラルフだって、先生達だって。
[巻き込まれた人々の名を震えて呼んだ。 そこにヘクターとサイモンの名前は無く。]
(136) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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僕の父親は、遺伝子学の権威って言われててさ。 母親と恋愛結婚してさ。 どうしても子供の髪と目の色を母親と一緒にしたくて、 遺伝子をいじったんだって。
他にも優秀な人間になるように、っていじったらしい。 …父親の誤算と過ちは【女】じゃなくて【男】が生まれたって事と、 僕の遺伝子をいじった事。
…バカだよねぇ。 自分にとってどれだけ僕が爆弾になりうるか、わかってないとか。
[家にあった資料を読んでいたら、知ってしまった。 知りたくなかった。]
(137) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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……ばー、にぃ。
[思い当たる人間は一人しか居らず。 ぎゅっとポケットの中を握り締めた。]
分かった、きっちりあんたの分もお説教しとく。
[右腕だけで常より低い位置の頭を抱えるように一度抱いて。 そしてピッパに後を頼むと目配せしたら、 身体を離し目の前の誰かに向き直る]
(138) 2010/03/03(Wed) 09時頃
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風紀委員 ディーンは、美術部 ミッシェルを胡乱気に見る。その姿はいつもの日常そのままだ。
2010/03/03(Wed) 09時半頃
……ん、わかった。
[動揺している声に不思議に思うが、理由を問う気力もなくて。]
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何のつもりか知らないけど、ふざけないで!
[>>134後ろの人間を庇おうと彼らとの間を塞ぐように立ち]
あんたが本当に委員長なら、 あいつを一人にして行く訳無いでしょう!
[つい今しがた、彼から連絡はあったのだ]
傍に居てって言った相手に。 あんな泣きそうな声を出させる訳が無いんだよ! 委員長は目の前で居なくなったなんて友人悲しませて、 ほいほい何事も無く顔を出せる程いい加減じゃなかったよ!
(139) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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―― 美術室前 ――
[ピッパが咳き込んで、目を開けた]
………だいじょ、ぶ?
[気づくと、笑顔をゆっくり作って覗き込む。 すると、身を離されて]
……サイモ、ン………
[そういえば、急にいなくなってしまった気配を探る]
……あれ、いねぇ。どこ、い……ぇほ
[急に離された身、追う事はなく。というか、出来ず]
[そんな時、急に美術室の中からディーンが現れて]
……いつ。
(140) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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美術部 ミッシェルは、油断無くポケットの中身に手を掛け、目の前の相手を睨む。
2010/03/03(Wed) 09時半頃
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[常にここ近辺にいたから。問うのはそんなこと。 からから、からから、空転していた脳は反動なのか急激にその動きをにぶくしていって………]
[くらり。襲うめまいに目を伏せて。 おきてはいるものの、しばらくはあまり反応を見せることも出来なかった**]
(141) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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紐 ジェレミーは、美術部 ミッシェルの声をぼんやり聞いた
2010/03/03(Wed) 09時半頃
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…はぁ? [訳が分からない。そんな顔で盛大に呆れた。]
どういう事だか、本気でわからないんだが。 あいつとは、誰だ? ラルフの事か?
何を勘違いしているのかよく分からないけれど、噂を鵜呑みにされちゃ困る。 [あの二人お似合いだとは、女生徒や後輩たちの間から言われたこともあるけれど。] …生徒会の関係で顔をあわせることは多かったが、ただそれだけだ。 友達…とは言えなくも無いが。
そんなに密に連絡を取り合っているのなら、君の方が親しいんだろう?
(142) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 09時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 09時半頃
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あと…、君には絶対に言ってないこと。
[そう前置いてから再び抱き上げる。]
…僕は君に 一目惚れ したんだ。
[亡骸から返事が返ることはない。 ただ魂がこの世界に留まっていれば、届いてほしい言葉だった。 そして、未だ行っていない用務員室へと向かった**]
(143) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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奏者 セシルは、化学教師 スティーブンの方を見ることはできずに。
2010/03/03(Wed) 09時半頃
で、大丈夫ですかい?
[猫のような人に問う。]
あと、みんなも大丈夫か?
俺が護ってやっからな……何かあったらいえよ……。
っていうか、なんだかそれしか俺ってできない気がすんだ。
ケイトに遊ばれすぎたかなぁ。
[どうも、いろいろ考えられない。]
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[じっと相手を睨み、表情は緩めない]
分からなかったら分からないままで良いけど、 そこから近づかないで。
[自分では完全な判別が出来るほど親しい相手では無い。 もしも本当に彼が怪我も無く無事でいたのならそれは喜ばしいけれど。]
……どこまで覚えてる?
[自称状況の理解できていない相手に問いかける]
(144) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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|
―美術室前―
……結局、何がなんだか、わかんない、って事か。
[ミッシェルの説明に、ため息をつき。 PCルームで見た事を伝える。 保健室が危険である理由を聞けば、げ、と短く声を上げ。 ジェレミーが身体を起こすのに手を貸したりしている所に、聞こえた、声]
……ディーン!
[見慣れた姿に安堵の声を上げた直後。 頭の中で、半身が、叫ぶ]
……っつ……。 ホリー……?
[言葉にならないコエ。 ただ、それが警告なのは感じられて。 対峙するミッシェルとディーンを困惑を交えて見つつ、自然、マーゴを庇う位置へと**]
(145) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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演劇部 オスカーは、無意識、ビー玉を握り締める。感じるのは、微かな熱さ(10)**
2010/03/03(Wed) 09時半頃
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…どこまで……? [眉間のシワを更に深くして、思い出そうと考え込む。
く、と小さく呻いて額を押さえる。]
すまん…頭痛が酷くて。 何処かで打ったのかもしれない。 [よろりと手近な机に手を付き、椅子に座り込んだ。]
(146) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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――、…
……――
[ねこのこえ。遠く。沁みる。
それでも、――しい]
…、そっちこそ…
… ばかなんだから 気をつけろ
[――知らない。 知らない。
まだ、知らない。己が不用意に名前を口にした所為で
ひとり、疑いの中に、放り込まれたこと
――まだ、知らない]
|
…ジェレミー、大丈夫か? それと……その耳はなんだ。 [気分が悪そうな姿を見て、破滅的に似合わないなぁと思わず顔に出た。]
(147) 2010/03/03(Wed) 09時半頃
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はは
――……だなぁ。
っていうか、お前大丈夫か?
[その声には心配そうに…………]
あんなに苦しそうなんて知らんかったな。
――………悩みがあったら、一人で悩むな。言うだけでも楽なもんだ。
ちったぁ大人のいうことも訊いておけ。
まぁ、バカだからあんま理解できねぇかもだけどよぉ。
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