人狼議事


285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう

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【人】 学者 レオナルド

[
────
──

…ぱたり、
ファイルは閉ざされる。
そうして貴方を見るだろう。

僅かに微笑んで、何を企んでいるか分からない顔で
彼は貴方に向けて言葉を続けてみせた。]


……ふふ、…全く、
研究室に入るなら先にお声掛けください。

何かご入り用で?


[悪巧みは常にそこに。
裏も、表も、なんら変わらないと語ろう。]**

(166) Eurail 2018/10/16(Tue) 10時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[男が席を立って暫く、そこで娘は考えていた。
自分の返答は間違っていやしなかったか。
同じ言葉を掛けられたとて、あの時の娘自身
身を焼くような寂しさから解放されたかどうか。

けれどまもなく、耳に飛び込んできたのは
酔った客らの追加のオーダー。
酒がないやら、料理がないやら。

だから、パンケーキを前にした娘>>60
野兎に声を掛けたザーゴ>>140
話しかけられるのはもう少し先のことだろう。


(ザーゴがグラスを呷る瞬間>>142を見ていなくてよかった)
(きっと酔いが醒めるような大きな悲鳴を上げただろうから)]

(167) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ


  レン、手伝ってくれるな?


[そこにレンがいるならば、そう声を掛けようか。
帰って早々だろうが、彼の決意と覚悟>>2:382を汲んで。

レンが料理を始めるならば包丁や鍋など新調しようか。
娘さえ使い方が分かればよかった厨房のあれこれも
これからは一緒に使っていくのだし。

それからちょっと店を閉めて、図書館にレシピの本を
探しに行ってもいい。
虹色のお客人にも手伝ってもらって
色んな料理を発掘するのはきっと楽しいだろうから。]

(168) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[オーレリアの疑問がこちらに向けられたとしても>>62
娘にはそれにこたえる術はない。]


  ……アタシにもよく分からないままなんだ……。


[自分で胸を貫いた感触がまだ手に残っている気がして。
けれどその瞬間、とても満たされていたのをよく覚えている。

オーレリアはいったいどんな最期を選択したのか
その話を娘から聞こうとはしなかっただろう。
逆に娘に聞き返されてもうまく説明できそうにない。]

(169) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[客の間を飛んだり跳ねたり。
傍目には何事も無かったかのように
娘は日常の中にまた埋没していこうとした。

が、ザーゴに声を掛けられた時>>146
酔ったようなその態度に思わず驚いて]


  アンタ、また酔っちまったのかい?


[上機嫌そうなその顔に酒気が回っていないだろうか
じっとその目を覗き込んで。
グラスを満たすのが水とは知らず

……また彼が、今度は本当に手の届かないところに
逝ってしまいそうな気がして、娘は耳を垂れた。]

(170) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ


  もう、怖いからやめとくれよ。
  ……ここで生きてくれるって、言ったろ?


[そうして繋ぎ止めるように、グラスを持つ手に縋り付く。
気の弱いのも全部露呈してしまった後だから見せられる
寂しがりの本音。


後であの上等な酒は、勿体無いけれど
料理に使ってしまおうか……とまで目論んでいる。
あんな事故が目の前で再び起きたら
それこそ寂しくて死んでしまうだろうから。]

(171) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[ザーゴの質問>>146には、娘は答えられなかった。

いるのかいないのか分からない「誰か」より
一緒にいてくれる人の方がよっぽど良い。
けれど寂しいと「誰か」に縋らずにいられない。

答える代わりに、縋る手をほんの少し強めるだろう。]

(172) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[そうして娘は日常に埋没していく。
すっかりあの日から変わってしまった日常に。

酒場にいつまで経ってもエルゴットが現れず
約束が果たせないことに本当に後悔する日も来るだろう。

代わりに顔を出したのは表の街の男>>165
入って早々の禁句を度々繰り返すものだから
いつしかその光景も店の新しい日常に変わっていくのだろう。

また少々華美な格好の人間>>107が新しく店に
顔を出したかもしれない。
酔客らが盛んに「あれはどっちだ?」と論じるだろうが
娘はどちらであっても構わない。]

(173) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ



  いらっしゃい。ご注文は?


[我楽多を寄せ集めた街にひっそり佇む月の上
今日も兎は跳ねている。]*

(174) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃

【人】 姉妹 ロイエ

── 朽ちた教会に花束を ──

[ その日を境に 裏街の片隅、朽ちた教会では
 陰鬱な顔をした女性の姿を見る者は
 だれひとり、居なかったという

 しかしすぐに、更に教会が朽ちることはなく
 よく見れば、いつもその状態を保つように
 細やかな手入れがされていたことだろう

 ある者にとっては “時が止まったような”
 また、ある者にとっては

  ”いつ誰かが戻って来ても良いような”

 そんな姿のままで、ずっと保たれていたはずで。 ]
 

(175) ししゃもん 2018/10/16(Tue) 13時半頃

【人】 姉妹 ロイエ

 
[ 教会の祭壇には、小さな花が添えられている
 最初は定期的に、ひと月ごとに。
 1年過ぎれば、10月10日、その日の朝には。

 もしもまだ陽も昇らない頃
 真っ暗な教会に来ることがあるならば
 昔そこに居た “幽霊” を見たかもしれないが

 きっと、それは二本足で歩き、
 その後きちんと表街へと帰っていくのだろう


   それはきっと、しばらく続くこと
   近い未来に、彼女に終わりが来るまでは。 ]**
 

(176) ししゃもん 2018/10/16(Tue) 13時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ 斯くして境屋エルゴットの物語は終わりを告げた。


  誰との約束も果たせず、( …果たさず! )
  一人で満足して消えていくことを選んだ。

           ……望み通りに。
      ( 叶えたかったのは本当に、それだけ? )

 、、、
 だから、 ]

(177) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット



[  ―――― この先は、彼自身も知らない話。 ]

(178) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ 彼にもう少し踏み込む勇気があったなら、
 >>2:142扉の中を覗き込んでさえいれば。

 彼の存在を欠いた生家の居間に置かれた写真立ての奥に
 自分によく似た" 弟 "の姿を見ることが出来ただろう。

 金髪の天使の横で幸せそうに、微笑む
 まるで自分のドッペルゲンガーの如きその姿を!

  " 同じ人物が同時に複数の場所に姿を現したとき。
   それは片方の人物の死ぬ予兆であるとされる。 "

 そのあまりの皮肉に冷笑すら零したことだろう。
 人間のエゴイズムにはここまで限りがないのかと。 ]

(179) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ とどのつまり、彼の両親は
 天使に飽き足らず" 彼 "をもう一度作ろうとした。

 何故なら天使はそれ単体では輝かない。
 凡庸な(自分たちの様な)人間が必要だから。

 その結果、彼らはまた同じことを繰り返す。


 出奔した兄の遺伝子情報をそのまま組み直し
 天使とかけ離れた容姿の" 弟 "を作り出した。

 天使になれなかった失敗作を意図的に作り出した。 ]

(180) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ その結果は ――――、
 四角く切り取られた写真が明らかにしている。

 劣性遺伝子の調整のために
 生まれてから長らく入退院生活を繰り返したため、
 白い壁とリノリウムの床が世界の全てで
 外の――ましてや" 裏 "の街になど行ったこともない。

 " 彼 "とは似ても似つかない彼の、弟。
 彼の遺伝子調整の最終ステップが終了する日が、
 奇しくも彼の兄が事故に遭った十月十日であったことは
                 ……誰も、知らない。 ]

(181) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

――― after the end ―――

[ 肌寒い日も少しずつ増え始めたある秋の日。

 休日の午前10時。
 小奇麗に整えられた赤い屋根の家の玄関。
 右手の小指の爪だけを赤く染め、
 眼鏡で" 変装 "した彼は初めて一人で外へ出る。

  行先は言っていない。
  放任気味な父や母は兎も角、…心配性の姉は
  彼がどこへ行く気か告げようものなら
  絶対に着いてくると言いそうだったから。

       マニキュアを拝借したのはつまり、
       彼にとっては約束のつもりだった。

   " 門限までには帰る "――という、自分との。 ]

(182) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ 彼には兄がいたらしい。
 、、、
 らしい、というのは
 姉も、彼も兄を見たことがなく
 両親ともその話をしたがらないからで。

 年々増えていくアルバムの中にも、
 家族の団欒の中にも兄の名前も影もない。

 …ただ、
 長い時を過ごした入院生活で一度だけ
 存在を示唆する両親と医者との遣り取りを聞いた。

   " あれは裏の街にいますから "

 見たこともないような母の声と、父の貌とを見た。 ]

(183) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 

  ( どんな人なんだろう )


[ ただただそればかりを気にして、
 会える日を願って、…過ごして、
 ようやく掴んだチャンス。


          …だけれど、 ]

(184) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ 裏の街と表の街の、境。
 あと一歩でも踏み出せば…という場所で
 彼は何となく立ち止まってしまった。

 立ち入れば帰れない、とか
 入ってはいけない、とか
 散々と聞かされてきた場所だ。

 躊躇と警戒が先に立って、
 うろうろ うろうろと境目を行き交う。

     もういっそ、引き返してしまおうか。
     …そんな諦念すら浮かび始めたとき。 ]

(185) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 



[ …声が、聞こえた。 ]

(186) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ >>74彼は振り向いて、
 話しかけて来た人へ視線を寄せる。

 …綺麗な人だった。

 人形のように整った顔立ちで、
 夜空に浮かぶ星みたいな髪の色をしていた。 ]


  ……ああ、うん
  裏の街に行きたいんだけど、


[ 少しだけ迷って、彼は ]

(187) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 

  ここへ来るのは初めてで。
  よかったら案内してくれる?…オーレリア。


 、、
[ 誰かの名前を呼ぶ。
 呼んだあと、自分でも不思議そうな顔をして
 「 なんでもない 」と一言付け足し、

 改めて笑顔を浮かべると
   彼女に向けてこう言った。 ]

(188) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 

   * " …星を探す手伝いをして欲しいんだ。 " *

 

(189) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

 
      [ ──── それは、日が暮れた頃 ]
 

(190) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

[ 少女は教会を出て、
  図書館に向かって歩き出しました。

  足取りは重いということもなく
  けれど、軽いということもなく。

  ごくいつもの調子で、
  知り合いに会ったのなら、
  当たり前みたいに挨拶もしたでしょう。

  ……ですが。
  図書館までの道中、
  誰にも会うことはないのです ]

(191) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

[ 誰かが探してくれていたとしても>>62
  何処かに放送が響いたとしても>>121
  少女がそれを知ることはありません。

       少女は、何処までも
       "ひとり"で、道を歩いていました ]

(192) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

[ 図書館は、静かにそこにありました。

  よく此処を訪れる"少年"は、
  まだ店の手伝いでもしているのでしょうか。

  何にせよ、此処には誰も居ません。
  日の落ちきった館内には、
  差し込む陽のひとつすらなく。
  寒々しい雰囲気をたたえていました。

        まどろむための窓際。
        共に語らった書架の影。
        居眠りに遣われた椅子。

  それらはまだ、当たり前のようにあるのに
  少女は目もくれず、受付へ ]

(193) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

[ とっくに使われていないそこから、
  ペンと紙を取り出して、綴ります。

     少し、離れた場所に行くこと。
     心配しなくてもいいこと。
     ──── 必ず帰ってくること。

  小さい、けれど
  あのとき>>2:198と違って迷いの無い文字。

     まだおすすめしたい本があること。
     いつか劇場にお邪魔したいこと。
     春の花を待っていてほしいこと。
     食べたいお菓子があること。
     また一緒にお散歩したいこと ]

(194) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

【人】 食通虹蛇 ンゴティエク

[ 取り留めもない手紙は、
  図書館の受付に放置されました。

  目的を達した少女は、
  誰かの影を探すように一度振り返り、
  やがては前を向いて歩き出します ]

(195) めのこ 2018/10/16(Tue) 17時頃

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