194 花籠遊里
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 17時頃
おう、じ……。
[貧しい家の出。そして主人の趣味から母国の読み書きさえ対して教わらなかった男は、ただ耳に捉えた音を繰り返す。
重なる手のひらに一つ、またふんわりと櫻の花弁が触れ合えば温かな感触に目を僅かに見開かせながらもやがて小さく瞳を伏せて]
……かめよし。
[確かそう呼ばれていた自身の名を告げれば、息を一つ吐き花は綻びを見せた。
それかまた花籠というだけで同じ檻の中であると知るのは、また少し後のこと。
その時ばかりは伝わる両の手の温もりと櫻の香りに破顔して喜んでいただろう。]
[それからどれほどの時を重ねただろうか。
片手で事足りるくらいの年数ではあるのだけれど。
花になるための規則や教養を伝えられ、八分咲きであっても人前にやっと出れるようになって数年。
愛も幸せも曖昧な記憶しかない花はそれでも、それなりに飽くことなく同じ日々を繰り出し。
それがあの豪奢な館の暮らしと繰り返しであることに気付いていながらも、その末路を知っていた彼は足先を外へ忍ばせることは無かった。
何故なら自分は花であるから。
青年であった頃のように自由な足は、蝶のような翅は無く。
あるのは根に絡み付くだけの蔦。
諦念から、慰めに魚を飼ったのはそれからのこと。
きらきらと輝く水面を揺らす金魚を眺めていると肩の力が抜ける。
それは自身と同一視することで慰めているのだと気付いていたけれども。それ以外の気持ちの昇華法など知る由も無く月を眺めていた昨夜の晩。
自身より少しばかり大きな手のひらに引かれて、『外』に連れられた。
花は花であることを、少しの間忘れてしまっていた。]
[けれどもそれも今日で終わり。
地に根を張り巡らせる己が自身を見やりながらごちる。
傷のついた手は、ありし日櫻の花に触れられていたその手。「花は美しくなければいけない」と告げられた片手でもあった。
微笑みを形どりながらも睫毛を微かに震わせる。
それは人の気配を感じる前であったけれども。]
…ちゃんと、咲きますから。
[掠れた声で囁いたのは、誰に対してでも無く。唯々口元には月を乗せた。]**
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 18時頃
|
[藤の花>>95からその色にそぐわ無い冷たさが掌に伝わる。 冷たい癖に、表情がコロコロ変わる花である。
唇を、音を立てて吸い。煙の熱に肺を焦がしながら絡みつく舌に応えて喉奥を突こうとする。 口の天井を舐め、顔を離せば熱い吐息が互いを紡いだ。
成る程、確かに藤の花は上等らしい。しかし、]
おい!朧の!
[今まさに曲がり角曲がろうとしたところだろうか、気まずそうな面持ちでその場を立ち去ろうとしていたもう一人の花>>94。名前を覚える程には見かけたその背中を気付かない人はいないであろう大きな声で呼び止める。]
ついさっきこの藤の花を買う気が……あー…失せた。 "お前"から指導しとけ。
[失せた、と言う時だけは何処か言いづらそうだったが、藤の腕をガシリと掴んで朧の元まで送るまでは早かった。 失せた理由、そんなのは「素直過ぎて手に余る」の一言に尽きる。捻くれ蝶には捻くれた味でないと胃に響く。 理由を尋ねられたところではぐらかして二人きりにしようという心算は変わらないが。]
(128) 2014/09/18(Thu) 18時半頃
|
|
───なんて、冗談です。
[僕のちょっとした冗談にどういった反応が返ってきたでしょう。 どこか満足げに笑う僕は、稚児のようだったかもしれませんし 『蝶』を惑わす『花』の如く、色香を放っていたかもしれません。
やがて僕はくるりと背を向けて座りなおし しっとりと湿ったままの髪を結った、白をするりと解きます。 視線は一度、今宵の『蝶』へと向け 「拭いてくださるのでしょう?」と小首を傾げては笑み 向き直りては木格子の向こう側、薄暗い闇を見詰めているのでありました。]
(129) 2014/09/18(Thu) 19時頃
|
|
…僕は、とてもお喋りが好きで お話のしすぎだと、よく叱られることがあるのです。
[緩やかに開いた櫻色の唇は、返事を待つことなく ゆっくりと言葉を紡ぎました。 牢の中には水音や嬌声も響き始める頃合でしょう。 僕の声が何処まで届き、どれ程紛れるのかは判りませんが 調べはまるで、独り語散るようなものでありました。
そう、これは独り言。
髪を拭き、撫でていただく合間の 僕の勝手な独り言です。]
(130) 2014/09/18(Thu) 19時頃
|
|
『蝶』と『花』が寄り添えるのは、この籠の中だけにございます。
『花』は根を張り籠に囚われ。 『蝶』は籠へと誘われ訪れる。
一夜の夢は嘘でも誠でもなく 『夢』でしかないのです。
(131) 2014/09/18(Thu) 19時頃
|
|
ですが、『蝶』でもなく『花』でもなく
『人』同士であるならば、…───どうなのでしょう?
(132) 2014/09/18(Thu) 19時頃
|
|
……僕は『外』の事を知りませんから 詳しくなど、判りませんが。
[僕の独り言は、一度休符を添えました。 闇夜を見ていたはずの射干玉も、心に蓋をするかのように そっと、そうっと閉じるのです。
駆け回る呪詛を噛み殺しましょう。
僕は此処に咲く、此処にしか咲けない『花』なのだから。]
(133) 2014/09/18(Thu) 19時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 20時頃
亀吉、さん。
[僕は、銀花の名前を呟きます。
あの頃は
「とても佳いお名前ですね。」と、微笑みました。
目出度いお名前だと教える事になるのは
それから数日後の事になりましょう。
今の刻、僕は緩やかにその瞼を閉じていました。
微笑む事は難しく、悲しむ事も難しい。
心に蓋をしてしまっているからか
僕の表情は、どこかで迷子にでもなっているかのようでした。]
|
宜しいのですか? 甘いものは……おうじが好んでいるようなので、喜びますよ。
[蝶に別の花の名を教えていたという事は仲が良いのだろうと推測し。>>107 次の、蝶の笑いながらの言葉には、一度目を見開き、笑みを作って頷いた。]
畏まりました。 お相手、勤めさせていただきます。
……ふふ。 申し訳ありません、このようなお返事を望んだかのような問いに成りましたね。
[彼の指に乱され、しかしさらりと流れる金色。 癖の付かない糸はまるで。
飛ぶ鳥跡を濁さず、そんな諺を思い浮かばせる。]
(134) 2014/09/18(Thu) 20時半頃
|
|
[二人暖かな手を繋ぎ、花主様の元へと。
蝶と花主様の会話には、口を挟もうとせず。 大人しく、頭を下げ。 床ばかり見つめる花は、花主様とは視線を合わせまいとするようにも、蝶の目には映ったかもしれない。
夜を直前に、蝶へと向き直り。
身を整えてまいります、と。
次に会う場所を牢に決め。 一旦、自室へと戻ったことだろう。]
(135) 2014/09/18(Thu) 20時半頃
|
[『花』である僕は『外』を知らず。
『花』でしかない僕は『花』以外にはなれません。
『ふつうのしあわせ』を知っていれば
『人』になる事が出来たのでしょうか。
何も知らずに育った僕は
毎夜、毎宵、『蝶』に望まれる事こそが『しあわせ』なのです。
それ以外を求めてはならないのだと、謂い聞かされて育ちました。
男と謂う性に生まれたにも関わらず
殿方を満足させるためだけの、命です。
それが僕の、『花』である理由なのでございます。]
|
[――また、笑われた。 髪と着物の色が相反する花は、二度。其の口元へと笑みを咲かせた。 何を以って笑むのかなんて、首を傾げてはみるけれど。軈ては立て直して――然しされとて、面と向かって腰を下ろされた事>>127に、しぱりしぱりと瞬き二つ。呆け顔晒し。]
な、にって…、髪…
[逆に何をするのかと、はたとその唇に視線を止まらせ邪な…否、この籠では当然の事を思いはするけれど。 タオルを持った掌を気まずそうに二三揺らすと「…そんなに見ると、キスするよ」なんて。
無論――言葉を最後まで紡ぐこと無く、花は前を向いて>>129しまったけれど。]
(136) 2014/09/18(Thu) 21時頃
|
|
…キミ、そういう面もあるんだね。
[振り向き様に魅せられた笑みは、何とも言えず。 幼稚だと鼻で嗤う者も居るだろうか――然しその奥、笑みの裏。 妖艶に色香を流すその姿が視えたなら。笑う飛ばすことなど出来やしない。 してやられた、とばかりに咽を鳴らし、それでも蝶の誇りを保つ様に減らず口を叩く。 …―其の言葉が花に届いたかは、定かでは無い。
向けられた花頭にタオルを被せたなら、その上からゆうるり撫でる様に水気を吸い込ませ。 花が独りでに唄う詞が鼓膜を柔らかに触れるのを感じ得ながら、その言葉をパズルの様に組み合わせる。
無言。 ただ花が紡ぐ唄声が、嬌声やら響いてるだろう、地下牢の雰囲気を拒絶し。 まるでここだけ隔離されたかの様な錯覚さえ覚える。 花と蝶。 鉢と籠。 囚われる場所さえ違うけれど、囚われた刹那に始まる取り巻く夢想。醒めることを望まれない幻夢。
こくりと。また一つ咽喉が俄かに大きく鳴ったのは。 ――互いを人とする唄>>132が耳を擦り抜けた為か。]
(137) 2014/09/18(Thu) 21時頃
|
[それならばどうして、あんな独り言を語散てしまったのでしょう?
『外』の世界知る方なれば
きっとその世界へ戻れるのではないかと。
そして『外』の世界の方が
幾分幸せなものではないかと僕は思っているのでしょうか。
判りません。
知りません。
自覚(わ)かりたくなどありません。
僕はそっと瞼を閉じます。
『花』としてあるために。]
|
……考えたこと、無かったな。
[そうだ。此処に来た時から、自分は籠に囚われる人を――花としか思わなかったのだから。 人の仮初め花と蝶。咲く苗床さえ陽の当たる場所であったならば、彼の銀月と――どうして出逢っていただろうか。]
…外は、そうだね。 ――イイ所ではあるけれど、ワルイ所でもあるから。 外に咲くなら、蝶をちゃんと引き留める蔦を持たなきゃ。
[ぼんやり頭を埋める夢想。花の言葉もまた幻夢なのだと心の隅で知りながら。されとて夢は追い続け。射干玉が目蓋に隠されてしまったことなど、その後ろからでは知ることも無く。 花が花として芽吹いた所以を尋ねたくはあったけれど、其の言の葉を紡ぐには躊躇いが残ると、髪を拭う指先にちいさく力を込めながら。
牢の中、ぼんやりとした薄暗さの中、寂寥さえ交えた笑みを蝶は浮かべて。籠に来る前外の景色。ただ綺麗な「恋愛」物語だけでは無いと、譬喩を飾りながら宙に吐いた。]
籠の外、行って見たいと思うことはあるの。
[どうせ今宵の此れもまた夢の続き。 微温湯に浸かる様な微睡みの中、蝶は花に夢を綴る。]
(138) 2014/09/18(Thu) 21時頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 21時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 21時頃
|
[そっか櫻子は甘い物が好きなのか。>>134 甘味は落ち着く味だと言っていたのでそれもそうだろう。何をもってきてあげようか。
続いた丁助の笑みを浮かべながらの言葉には、その発想はなかったとばかりに目を丸くした。]
僕のこと望んだの?
[そういえば客をとれなかった花はどうなるものなのだろうか。 花が純粋な好意で僕を求めてくれるならそれほど嬉しいこともないが、実際には必要があって花は蝶を誘うのであろう。
櫻子も?そうだとは思いたくないが…]
(139) 2014/09/18(Thu) 21時頃
|
|
[地下へ降りる前に寄り道をした。 花主へ目通り願い、今宵の注文は一輪。
淡藤の銀月。
暮銀色を垂らす髪間から、視線が合えば、呼気ひとつ。 通いは浅いが、今宵も今宵とて、趣味悪さが見え隠れ。 しかし、花主に悪戯を咎められた事は無い。
花は咲くだけ、買われるだけ。 差し伸べた指先は掬う為でなく、夢ごと摘む為。]
(140) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
[悪辣なる男には数多の噂が纏わりつく。
購われた徒花は、行方知れずになっただとか、
大金に任せ、見世から見世を渡り歩いただとか。
当人に問いかけても箔がつくと嗤うばかりで、
根も葉もないと、花を喰らう。
手癖も手口も優美でなく、洗練でなく、作法を知らぬ。
そんな男の手に今宵堕ちたのは、花にしては未熟な銀月。
月下蝶を尻目に、夜蛾がひら、ひら、飛んだ。]
|
……気を悪くなさいましたか?
[肯定も否定も言わず、笑みではぐらかす。 問いの答えは、好きに解釈して構わないと。>>139
若しも彼が一つの疑問を口にする事に成るならば、己は恐らくこう答える。 "花は花、蝶に選ばれなければ揺れる事もありませんよ"、と。]
(141) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
― 地下牢 ―
[男が腰を預けるのは入り口に程近い牢獄。 牀榻に浅く掛けて、東の空に上った月が己に下るのを待つ。
揺らめくように現れた銀月の顔色は優れない。 夜半と言う事実を除いても、胸に拡がる靄を晴らせぬ為か。 彼に逆らう術などありはしないと知りながら、 緩慢に片手を持ち上げ、彼を誘う。>>115>>126]
(142) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
[彼に情人の真似事をさせるよう、痩躯に腕を回し、 すぅと細める人の悪い笑みと双眸。 撓んだ視界に、映る今宵の隣人達。>>125
彼らに見せつける悪趣味は銀月への抱擁と変わる。 殊更芝居がかって大切そうに抱きしめた月。 耳朶にかかるほど傍で囁くは、偽りばかりの甘い色。]
――…昨日はさぞかし、大事にされたんだろう? お前さんも単純よな、ほら見やれ。
あの男は、別の花を購った。
[心に流し込む毒は、今日も花を傷付けていく。]
(143) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
[本当に待っていたのは月ばかりではないけれど、
それは男が張り巡らせる誰も知らない秘密の姦計。
月下蝶に櫻花の君。
狙いままに下りくれば、同じ蝶にのみ届く音階で笑気を漏らす。]
そう、物欲しそうにしなさんな。
今宵の月輝は俺が買った。
[挑発の声色が伝える理。
望まれれば銀月は身体を開き、心を砕く振りする。
誰にでもこうして、蜜を与えるのだと思い知らせるように。]
|
[吐息で彼の蟀谷を擽れば、一度鼻先寄せて香を確かめ。 誰の香りも落ちてしまった月に充足の呼気をひとつ。 含み笑いを噛む一時は実に性質悪く体温を共有。]
……それでも、お前さんは夢を見るかい。 覚めない胡蝶の夢とは世知辛いねぇ。
―――…亀吉よ。 蝶の遊びだ、付き合いな。
月下蝶の名を囀るを許そう。
[許可の体裁取るが、其れは強制であった。 知らぬと偽らせぬ、強い瞳が、彼を蝕んでいく。]
(144) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
……ぁ。
[銀の蝶からの口吸い>>128を享受して。顔を離せば互いの口と口との間に銀の橋がかかったろうか。 花房を垂らし、笑もうとすれば――一番、聞きたくなかった名をその銀の蝶が叫ぶ
もしかして、と振り向けば立ち去ろうとしている朧がいて。其の背を見れば何故か胸が痛んだ
指導しておけと此方の腕を掴んで彼の元へ送り届けようとする蝶 買う気が失せる、それはそうだろう。割れた鏡など誰も欲しがりはしない 脳裏に花主からの伝言が鳴り響く
――鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ、と
ならば今の自分はその腕掴む蝶も眼前の朧月をも傷つけ膿ませるのだろうか おやめ下さい、と小さく云うもどうやら対面するまでは離してくれそうになく
面と向かい合わせになったのを確認すれば、銀の蝶はひらりとその場を去ったろうか]
(145) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
ー地下牢ー
[丁助と別れ、昨晩も降りた地下牢へと。 ちらりと黒蝶と櫻の花の姿を認めると、その牢からは離れた房を選び適当な場所に腰掛ける。
今日は昨日よりは幾分か月光が弱く、その分蝋燭の怪しい揺らめく灯りが明るく感じられる。
丁助が来るまでの間、手持ち無沙汰に部屋に備えられている花と蝶が夢を見るための道具の数々を手に取って眺め回してみる。
一見しただけで使い方のなんとなく分かるものや、説明してもらわないとさっぱり分からなさそうものまで多様だ……
露骨な性の形に少し気分の悪くなった僕はそっと道具を元に戻しておいた。
そうしていたところで白に身を包んだ赤い花が夜の帳に降り立っただろうか。]
彼岸花…
[決して可憐とは言えないのに、 その妖しい佇まいが美しい花を連想した。]
(146) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
[悪戯は思惑通りに成功いたしておりました>>136 呆けたお顔がこちらに向いて、瞬き繰り返されるのを 思い出しては、笑みを堪えて小さく肩が揺れるのです。 接吻けなどはいたしませんでした。 この判りやすい御方も、僕へ唇を重ねる事は無かったのでございます。
僕の微笑みに返る言葉は減らず口のようでもありました>>137 それでも僕を傷つける刃ではなく やられたと鳴る喉の音は、耳に心地よいものでありました。
独り、『花』が唄を紡ぐ頃合には 優しい手は、髪を愛しんでいてくださいます。 湿り気は髪からタオルへと移り 唄は『花』から何処まで移るのでしょう。
他の音を、他の存在を緩やかに拒むように。 穏やかな声が響いておりました。]
(147) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
おかしな御方ですね。
[それは多分に意味を含みます。
『人』で居られるあなたさまなのに。 櫻には蔦など在りはしないのに。 どちらも口には致しません。 僕はただ、眸を閉じた暗闇の中、どのような色も浮かべぬままに 『蝶』の応え唄を聴いておりました。
お互い、表情など見えません。
寂しさ募る悲しき笑みを浮かべる『蝶』も 眸を閉じて蓋をした迷子のような『花』も 聴こえるのは、牢屋に不釣合いな唄と唄。
『蝶』の綴る『夢』に 押し黙っているかのようだった唇は、再び動き出したのでございます。]
(148) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
|
|
―地下牢へと―
[昨晩と同じく、昨晩より以前の支度と同じく、白を纏うは慣れたもの。 箪笥に染み付く花の香りは、濃紅色の蕾の花のもの。
地下へと降り立てば、恐らく先に来ているだろう金色の蝶を探す。 先客の居る牢にはできる限り視線を向けぬようにして。]
お待たせ致しました。
[乾きたての赤い髪を揺らし、彼の元へと。
彼岸花。 呟きを耳に捕らえると、普段の笑みを更に深くした。]
宜しくお願いいたします。 ……ベルサン。
(149) 2014/09/18(Thu) 22時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る