3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 07時半頃
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―― 回想 南棟西階段下 ⇒ 階段脇倉庫 ――
[背後から追われている気がする。 それは本当に追われていたのか、死体からしたたり落ちる血液の流れがそんな幻想を抱かせたのか、分からない]
[必死で逃げる途中、耳元でピッパの声が何かを言っているのが聞こえた。でも、それは周囲の雑音と、この異様な情況に頭の中にストックされただけでまだ意味をなしていなかった]
……いや、平気。ピッパは軽いから、無理はしてないよ。 それにこうも急に五月蝿くなっちゃ、ああなるのも仕方ない。
[自分に聞こえているものが、彼女にも聞こえていると思っての言葉。背後をうかがう彼女に合わせて、薄闇に溶ける上階を見上げた。気配がまだ追ってくるのか、判断がつかない]
………誰?
[喧騒の中、1Fの廊下からフィリップが自分達を呼ぶ声が聞こえた気がして、ゆっくり向き直ろうとして]
へ? あ、お、おう。
[急にピッパに階段脇倉庫に引っ張り込まれた。 彼の声が含んでいたピッパへの想いも気づかないまま]
(108) 2010/02/27(Sat) 07時半頃
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―― 階段脇倉庫 ――
[ピッパが倉庫の扉に背を当てて、外の様子を伺っている。 とりあえず、ここに影や死体がないのを手探りで確かめて]
ピッパ、今、そこで……
[フィリップの声がしたことを伝えようとして、止められた。 小声で彼女が話を続ける。 高い位置にある廊下の小窓から差し込む幽かな光。 大分目が慣れてきて彼女の動作や輪郭はぼんやり見える]
……言ったな。殴っていいよ。屈む?
[彼女の隣、扉の横の壁にもたれるようにして息をついた。 言葉どおり、覚悟を決めて彼女を見下ろした]
(109) 2010/02/27(Sat) 08時頃
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…………は?
[ところが、軽く身をかがめた自分に触れたのは擽る様な手つき。 そして熱をもった囁き]
え? ピッパ、おちつけ。おちつ……
[情況が読めなくて、出遅れた。 困惑したまま、彼女の肩に触れる 彼女のくすくす笑いが、急に異界のもののように聞こえた]
(110) 2010/02/27(Sat) 08時頃
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[本能的勘が身体に戦闘緊張感をはしらせるが 同時、両目にかかる謎の靄に顔を曇らせる]
チッ。
[小さな舌打ち 格闘家、男としてなさなければならぬ先の不安]
気持ち悪りぃな。 強引に連れてきて、友をくれだと、くれなきゃお前が友になれだと!! 勝手抜かすボケ!! 俺は人を売らんし、俺は売られん。 男ヘクター腐ってもせん。
[不気味な声に険しい声をあげる]
(111) 2010/02/27(Sat) 08時頃
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ごめん待ってピッパ。どうして今そうなるのか分かんねぇ!
[小声で、でも切実な悲鳴を上げて彼女の肩に触れた手にぐっと力をこめた。動揺と恐怖であまり上手く力が入った気はしないが]
(112) 2010/02/27(Sat) 08時頃
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[じぃっと瞳を見つめながら両手を首に絡めて、唇を寄せる。何度か唇を吸い上げて]
ねぇ ダメ? ジェレミーがダメっていうなら…あたし
[切なげにねだるように問う。 またなにか話す為に ジェレミーの唇が動けばするりと舌を差し入れ黙らせようとするだろう。
同時にするりと男の両足の間にミニスカートの足を滑り込ませその下腹部に刺激を与えた。]
それとも あたしじゃ いや?
[顔を少し離して上目使いで見あげた]
(113) 2010/02/27(Sat) 08時頃
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[叫びは己の戒め]
男はこういう時に丹田を据えて、守らなきゃいけね。 ふざけた野郎をとっ捕まえてやる。
[職員室付近から、上階へ この原因を突きとめる為に走る]
(114) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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[>>112ジェレミーの切実な声にはっする]
あたし…っ
[我に戻ると かっ と顔に赤みが走る]
だから…だから お願いしたじゃない あたしに近付かないでっ!
[そう叫ぶと 飛び跳ねるように倉庫の扉を開け外へ飛び出した]
(115) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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―途切れる直前の返答―
あとは……飼育小屋で見かけたフィリップ君とか、
アトラナート先生とかも残ってたら居ると思う。
バーナバスさんも。
[思い返して一通り校内に居るであろう人物を伝え、]
……落ち着いたら、私も職員室に戻るよ。
うん、そっちも気をつけて。
[何も聞かずに居てくれた事に感謝してそう言った。
毎日見ていた笑顔が浮かび、自然と心も落ち着いて]
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―3−A→南棟2階廊下―
[過剰な怒りは恐怖を打ち消すための物。 だから何も見ないよう目をつむり、 暗がりに身を沈め、少しは気持ちも切り替えられた。]
赤は、鬼。 目印、ね。 鬼ごっこでも始めるつもりなんだ。
[人を勝手に使って、と嫌悪も露に]
だったら私は最初にお招きいただきたいね、 ぜひともお顔を拝見して恨み言の百や二百言わせて欲しいさ。
……何も言わずに走ってきちゃったけど。
[向こう――職員室の側は大丈夫だろうか。 春先にも関わらず冷え切った空気が足元を撫でる]
(116) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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……んっ
[暗闇にピッパの瞳がきらめく。 しゃべろうとしては唇に柔らかな感触が触れる。 彼女の舌が入ってくると、何かを言おうとする自分の動きはまるでそれに応えるかのようで]
――― !!
[下半身に彼女の足が触れて、反射的に彼女の肩をおしのけようとした。まあ、それも彼女が身を引いたことにより無駄になる。流石にこの情況では彼女の与える刺激に対しても反応はかなり鈍目]
〜〜〜、ピッパ、待って。待とう。 いや、むしろ歓迎だけどそうじゃなくて。
[泣きたくなって深呼吸する。途端、彼女の身がぱっと離れた。赤い頬の彼女に、かくりと肩を落とす。立ったまま膝に両手をついた]
………ごめん。悪かった。
[謝る声が届いたかどうか。 倉庫の扉がぱたんと開いて、ピッパは疾風みたいに出て行った]
(117) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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……それから、
用事が無い限り教室には近寄らない方が良いと思う。
生きてるけど死んでるのが、居た。
[言葉に出すと上手く説明が出来ず、口篭る。]
教室は、安全じゃなさそうだよ。
[もう、あそこは一年を過ごした所ではなかった。]
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―3年生教室前・廊下―
[廊下にも幾つかあの蠢く遺体は出現していた。 舌打ちをしつつ眼を逸らしてゆっくりと歩み出す]
階段なんか登ってたかな。
[どうにも腑に落ちない思いを拭えない。 ここを下れば本当に職員室に続いているのだろうか。 階下から叫んだ声が反響するが]
ここからだと見えない、か。
[足音は遠いのか、近いのか。]
(118) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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どこに逃げよう…
[倉庫室から飛び出すと メールでみんなが集まっているといっていた職員室の方向をみた]
さっきの異形の物はどこかへいっちゃったかな。 皆と一緒にいたらさっきみたいな衝動も起こらないのかな… それとも…。
とりあえず 火照る体をどうにかしたい 今誰かに出会ったら…きっと、もう誰かまわず
[溜息をつきながら 変なものに出会わないように用心しつつ北棟へ向かった]
(119) 2010/02/27(Sat) 08時半頃
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―― 階段脇倉庫 ⇒ 南棟西階段下 ――
…………。
[体勢を戻すのに時間がかかった。 少し遅れてふらりと自分も倉庫を出る]
[担任教師やスティーブンス先生に声をかけられたのはきっとそんな頃]
………せんせ。
[走ったことやその他諸々で乱れた髪と、内心の動揺を示す瞳。 ばたばたと離れるスティーブンス先生を疲れた視線で追って]
[保健室へと誘導されれば、ピッパの去った方を伺いながら首を振る。きっとそれでも抵抗しきれずに保健室まで行く]
[サイモンの不在を知るアトラナータ先生に低い声で]
せんせ、ちょっとお願いがあるんだけど。 ピッパ、追ってあげてくれないかな。
(120) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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多分、俺じゃないほうが、その、女の人の方がいいと思う。
[何が起こったのか、聞かれても「自分がへまをした」しか言わない。自分でもよくわからない。でも、あの豹変はまた自分が追っても無駄に思えて]
サイモンは、俺が探しておくよ。
―― 回想終了 階段下 ⇒ 保健室 ――
(121) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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― 屋上に続く階段(南棟西階段)途中 ―
なにがぁ、起こってるんだ?
[しばらく闇に座り込んだあと、階下から聞こえるさまざまな音、声に、さすがにはっと顔をあげた。]
――……い、いかん。先生もサイモンも行っちまった……。
[帽子を目深に被りなおして立ち上がる。]
[ 渇く ]
[また大きなため息をついて、階段を降り始めた。]
→3階廊下へ
(122) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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…あぁ、済まない。
[ラルフに手当をしてもらっている間も、何処かぼんやりとした奇妙な酩酊感。 それでも、温かい茶のカップを手にすれば、指先は少し温もりを取り戻すか。
白いワイシャツは鮮やかに、赤いシミで彩られてしまっている。]
そっちは、平気か? …何か、異変とかは…
[元生徒会長の普段どおりの余裕そうな笑みは、内心を気取られないための仮面だとは知っている。]
(123) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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美術部 ミッシェルは、飼育委員 フィリップはもう家に帰っているか不安が過ぎる。
2010/02/27(Sat) 09時頃
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行っちゃったか。 アレだけ元気そうな足音なら、大丈夫とは思うけど。
[遠ざかる音は北に向かって去っていく。]
……逃げ道なんて
[本当に見つかるのだろうか。 相手は誰も逃がさないと明言までする様な奴だ。]
(124) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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美術部 ミッシェルは、紐 ジェレミーの安否も気になっているところだった。
2010/02/27(Sat) 09時頃
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―― 保健室 ――
[そうして。保健室には誰かいたろうか。 無人でも、誰かがいても、死体さえなければかまわない]
……外に出せよ、畜生。
[サイモン探すなんて口調とは裏腹に、入り口隣のソファにどさりと身を投げ出して頭抱えた]
うるさいよ、黙れ。
[もぞもぞと呟くのは交互に絶え間なく交わされる異形の騒音への怨嗟。何を言い交わされているのか理解できないから、余計に不快さが増す。近くに誰もいないと、それが加速して。ピッパに、自分に何が起こったのかゆっくり考えることもしんどい]
[ややもすれば自分の意識もそちらに引きずり込まれそうで、落ち着くまでただじっとそこに蹲っていた**]
(125) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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駄目だ……喉が……。
[3階にたどり着いて、目につくのは3階トイレ……。 普段ならそんな水など飲もうとは思うわけないのだが……。
とりあえず、ふらふらとそこに入って、蛇口の捻る。
そこから、勢いよく出てくるのは……]
1.水 2.赤い水 3.黒い水 4.黄色い水 5. 泥 6.何も出ない。
{3}
(126) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 09時頃
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うげぇあああッ
[蛇口からは真っ黒な水がばしゃばしゃ流れ出る。 とても飲む気なんてしない……。
いや、こんなもの、飲んだら、それこそ、どうにかなってしまいそうだ。
しまいそう
しまいそう……なのに。]
――……渇く……。
[帽子の奥の目が危なげに光る……。]
(127) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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―南棟2階廊下→南棟3階―
今度は、誰が……
[上階からの叫びは男性のものらしいが、 姿の見えない人物ならば伝えておいた方が良い事もある]
誰か、居るの?
[声を出して階段を登り、激しい水音に目を瞬いた。]
……トイレ?
(128) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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[黒い水を指で触る。 触った途端、その冷たさに、いや、冷たさというよりも、その絶対的な………虚無感に一度身体全体が」揺れた。]
――……ああ、でも
[自分は、これ、知ってないか? 自分がちっぽけな、風が吹けば飛ぶような存在だと。
夕暮れ、焼却炉の煙を見ながら思ってなかったか?]
――……はは、はは、 っはあ……はははは
[おかしい、どこかおかしい。正気に戻れ…。 そう思うのに、指に当たる黒い水から手は離せず、とうとう、手に掬うとそれをこぽり…と飲んだ。]
(129) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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うぐえ……
[そして、その虚無感に身体の中を犯される感覚……。 同時に正気を取り戻して、跳ねるように、蛇口から黒水は出したまま、その場を離れる。]
――……あ
[>>128 トイレから出たところで、女生徒と目が合うか。]
(130) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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− 南棟西階段1階から2階へ −
[泣きながらも自然と体は自分の教室へと向かっていた。 階段にも腐臭を放つ死者達がうめき声を上げ揺れ動いている。 自分が平常であれば立ちすくんでいただろうが、構わずに進む。
3階から誰かの悲鳴が聞こえた。男の人の声ー。]
(131) 2010/02/27(Sat) 09時頃
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[北棟はあちらに比べて新しくてきれいだ。こちらの壁には一点の染みもなく白く静謐な気がする。図書館や会議室などを備えているせいか 普通でも南棟よりは静かで どこか病院を思い出させる作りだった。 階段をあがっていく途中に メールの着信を知らせるライトが点滅している事に気づいた。]
サイモン・・・?
[>>0:799でうったメールへの返信>>0をみた]
サイモンも学校のどこかに? まだ 気にしてくれてたんだ
[困ったように笑うと パチンッ携帯を閉じた]
(132) 2010/02/27(Sat) 09時半頃
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[2階に辿りつき、階段を見上げると、 ミッシェルが声の方へ向かうのがみえた。 実際には匂いで気付いた。後を追うかどうか*逡巡している*]
(133) 2010/02/27(Sat) 09時半頃
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―南棟3階―
バーナバス、さん。
[彼もここに残っていたと聞いてはいるので、 驚きはしなかったが。]
大丈夫? ってこんな状況なら大丈夫な訳ないか。
[目が合えば会釈をして。]
集合場所、用務員室から職員室に変更になったよ。 広い方が良いからってさ。
階段、歩ける?
(134) 2010/02/27(Sat) 09時半頃
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