63 とある生徒会長の憂鬱
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引き剥がすのにゃ、ラルフを使うのも手ですかね。
複数で行って、残りが他の奴の相手をしてる間に、リンダなりマーゴなりを電光石火で追い詰めるとか。
足の速さは一番ですし、ぜってー捕まえられます。
ただ、捕まえた後、どこまで抵抗されるかが問題ですが…
[ふと時計を見上げる。今何時ごろだっただろうか。
まだお昼時には早いが、開始した9時頃から1,2時間は経過してるだろう]
それか、大きな罠を仕掛けるか、だな。
たとえば……
調理室の調味料全部かき集めて作った爆弾を、三、四人固まってる所に投げつけるとか。
そういうのに使えそうな調味料とか、凄い足止めになりそうな材料。
この学園ってどのくらいあるんだ?
[調理室の事は、その部屋の主に聞く事が筋だと]
ソフィアもすばしっこいですし
何とか矢を避けれねーかなぁ、とは思うんですが…
リンダの相手は僕が一番適任だぞ。
マーゴが居たら流石に御免被るが。
[相性の問題も大きい。
腐れ縁と呼ぶだけの付き合いもあり、リンダの弓矢は慣れている彼でも、マーゴに苛々させられる精神状態では、避けれる物も避けれない]
二人、三人引き付けるだけなら。
さっきみたいに僕一人でも何とかなる筈だが。
[三人相手で、その中にマーゴが入って居たら自信は無い。
先程は、ヤニクも参戦直後に訳が分からないだろうままに決着したから、事なきを得たが]
うーん…
小麦粉6キロ、塩2キロ、砂糖5キロ、唐辛子約500グラムに、片栗粉およそ400グラム…
ついでに卵が14個と、えーっと…
あ、廊下で滑らせる用に使えそうな油が4リットル程ですかね?
[指折り数えてみるが、とっさの事なので抜けもありそうだった。
少し不安げに]
どっちかってーと、引き付け役の方をして欲しいんですよねぇ。
[適任、というのにもうなずけるが。
少し渋い顔]
ほら、私を筆頭にか弱い女の子も多いですし。
相手がリンダ以外に複数で来てたら、結構真面目に危ねーです。
ラルフとかも素手ですし。
塩や唐辛子は、胡椒と合わせて目潰しに使えるな。
[意外と色々な材料がある。
パパ、と思い浮かぶ用法を連ねてみようと]
小麦粉は、水と合わせたら、ねばねばして動きにくくできるし。
片栗粉は………悪い。用途思い浮かばない。
油は、撒いて燃や――
いや、滑らせるのに使えるな。
[一瞬、ここが学校だと言う事も忘れてとんでもない発想を考えてしまったが、"魔女"に毒された事にしておこう]
うーん、爆弾ですかぁ。
前線に出ない子が投げてもいいですよねえ。
[まさかレティーシャが怪力だとは思いもよらず、無意識にか戦力としてカウントされていない。
後方支援の方がいいだろうかと、ああでもないこうでもないと呟き]
引き付け役……
そうだな。僕もその方が良いと思ってた。
[ロビンが二、三人纏めて引き付けてる。
その間に、残りを四人掛かりげ各個撃破するのが、理想形だろうか。
勿論、何かの拍子に危険になるかも知れないが、そこはそれ、腕の見せ所]
それじゃあ、この作戦で行くか?
ラルフ、男なんだから頑張れよ。
[バシッ、とラルフの背中を叩いてみせた**]
燃やしていいなら小麦粉粉塵爆弾が一番ですよ?
[*大変危険です]
ソフィアに任せたらどう?
投げるのは得意だろ?
[傍らの小動物は、それでもバスケ部の部長を張っている訳で。
投擲物の制球力と言う点では、まず一番だろう。
だが、彼も又、レティーシャは応援等の後方支援だとばかり考えていて。
まさか武道派一本の彼を、遥かに凌ぎ足元にも及ばせない程の怪力を有しているなど、夢にも幻にも思って居なかった**]
油と合わせて? 明日から青空学園だね。
[まず学園崩壊するだろう、と]
片栗粉は粘りがあって保温性に優れてますから、熱々のを投げつけてやれば…
ふ、ふふ…
[想像してゾクゾクして来たけど、首を振る]
ん、まあ暫定ですかね。
もっといいアイデアが浮かぶかもしれませんし。
あんまひとつに固執すると、ハプニングに耐えられません。
臨機応変が理想ですね。
あ、確かに投げるの得意そう。
[そうして、メアリーの中で更にレティーシャの非戦闘員度が上がるのであった]
つーか、マーガレットって誰?
まぁ良いや
鬼パン、どこだー?
あー。今一階のトラップから抜け出したところだ。ヤニク。
一階空き教室。そっちはどこいる?
おー、生きてたか鬼パン
こっちは全員で3階の演劇部の部屋に向かってるぞ
3階?すっげー袋のねずみな気がするのは気のせいか?
合流するけど途中に向こうさんいる?
今んとこ、向こうの奴らは全員撤退してるっぽい
闇パジャマが着替えるとか何とか、らしい
後で運動場端の軽音部室に移動するつもりだしな
矢は…避けたことないから分からないです…
[いくら小動物といわれてるとはいえ、普通の人間には経験ないことだと思われる。
ちょっと困ったように言うも]
投げるのなら…多分、何とかなると思う、よ?
[ボール以外のモノを投げて、なにやら爆発させるやら聞けば少し気後れするも、矢を避けるよりははるかにましで。
レティが話題に出てこないと、緩く首を傾げた]
えっ?
レティもチア部で身軽だと思うし…あれだけ力あるなら前に出ても大丈夫だと思うけどなぁ…
[と、缶を握りつぶすのを目の当たりにした小動物は不思議そうに*]
あ、私投げるのはダメ。
ものっすごいノーコンだから。
[ロビンとメアリーの作戦を聞きつつ、首を振った。]
どっちかというと囮になりたいなぁ。
多分危なくなっても逃げ切れない事なんて滅多に無いと思う。
校舎の上の階で戦ってても窓から飛び降りればいいし。
[体力で言えばラルフには負けるだろうけれど、体力づくりのための走り込みもかなりしているから、向こうのチームのメンバーを考えた時に逃げられない事は無いだろうなぁと。]
まあ弓矢と対峙した事があったら驚きますが…
あ、じゃあソフィア、卵護身用に持っておきます?
威力は低いですが、とりあえずいきなり出せば怯みますよ、多分。
[投げるのなら、というのに頷き。
懐のレンジ卵を出して、首をかしげたが、続くレティーシャ評に不思議そうに]
…力あるんですか?
んー、確かに、あっちに足速そうなのはあんま居ないですけれど…
ってか飛び降りるのはどうなんですか。
意表はつけるでしょうが、もし怪我でもしたら…
[か弱い枠だと思っているので、不安そうに。
レティーシャのほうを見る]
握力計とか振り切っちゃうからどの位とかは言えないけどねー。
[ひらひら右手をふって。]
高いとこから落下するなんて日常茶飯事だから大丈夫だよー。
[上にのっかていて崩れて下が受け止めきれないこともあるのであった。]
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