3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ケイト ……知らない、か。
[鸚鵡返しの声に。]
… …?
何が さ。
[つめたい。
冷たさは、温度のない ―― を 連想させて。]
――……、…知らない。
[些かそっけない声。
――あそぶ、ふざけてる。
でも、でも。乗らなければ、しぬのは]
……――つめたい?
[そして、渇く衝動は
おさえようと……。]
ああ
[結局満たされない欲求に深い息を吐く。]
[巫山戯た遊び。
まさに遊戯と言うには相応しいが。]
二択、か。
[自分(たち)だけが残るか、自分たち(だけ)が消える、か。]
…… ――。
…… いない?
いなくなる。
いなくなったのは
ケイト?
|
―保健室― [ディーンと自分以外、人が立ち去って静かになったせいか、 うとうととしていたらしい。
扉の開く音に少し目を開く。]
(513) 2010/02/27(Sat) 23時頃
|
あの子?
…… 居る、の。
ああ、それなら。
[少なくとも。]
……寂しく、ない、よね。
[繋がらない言葉。
それを繋げて。]
すぐそば?
いや、探すのは、
声か?
[そうじゃない気がした。見つけるのは……。]
|
[そして、聞こえた>>#15 >>#16に]
――……人を、なんだと。
[低くうなるような声で呟いて。 ふと、扉の方へ視線をやるとセシルの姿を見つけ]
……大丈夫?
[ぽつ、と呟くように訊ねる。 返答を期待しているわけでもないけれど。
そして、ディーンの寝言?>>517には]
…一緒にあそぼう?
[憧憬を滲ませた声音で答える。]
(527) 2010/02/27(Sat) 23時頃
|
ひとりは こわい からね。
[呟くように、微笑うように。静かに。]
[そもそも。
そうしなければ。
―― いなくなる のは。]
…… いなくなったら。
生徒会執行部 ラルフは、問題児 ドナルドに話の続きを促した。(自分回復)(07)
2010/02/27(Sat) 23時頃
[小さく、息をつく。]
『大丈夫。』
『これハ、仕方ナイの。』
『……誰も、悪クない。』
グゥルルゥ
[変な音を喉はたてる。]
[欲するものが与えられていない。]
[自身の中の自身でない部分が、暴れようと……]
ガァアアアア
[頭の中にノイズが広がる。 ]
ひとり……ひとりもイヤ だが
こんなところにずうっといるのは……
ああ ああ あああああ
|
[セシルの返答>>534はある程度予想していた。]
……バーナバスさんに、近付かない方がいいよ。 一応、念のため。
[保健室を出て行く背に、告げる。 現状、唯一信じられる人から聞いた、こと。]
(541) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
|
[仕方が無い
しかたが、ない。
人ではない片言の声が言う。]
…っ!?
[吼える。吼える。吼える声がする。]
どう、した
[呼びかける。]
[渇く……]
[だけど、言わず、息使いのみ……。]
はぁ……探さなくては……
ケイトを。
[そしたら、苦しくはない……はずと。]
……、 何処にいる。
……――お前に気をつけろと
――謂われた。
[知った声。確信を持って、問う。]
―― ケイト を?
[ 見つけ られたら。]
まさか。
[出てきた名前。
哂い声。]
―― 本当 に ……?
気をつけろ か。
まちがいじゃ ない。
いらない……。
[なぜか、その渇きがなくなれば、
別のものにもなるような気がしてきていて……。]
|
……僕はここにいるよ。 ディーン。
大丈夫、大丈夫。
[縋るような手を少し、困ったように笑いながら優しく、握りしめる。]
……一人は、怖いね。
[ポツリと。 心の底からの、思い。
手を握る感触にディーンが目を覚ませばそのまま離すつもり。]
(549) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
|
今は3階だ。
[傍にいる人もみて]
アンタも、俺には、気をつけろ。
…… 鬼は、 俺たち。
[黒い染み。ぼやけているけれど
確かに薄紫を侵す黒。]
……ケイト、を 見つけて?…嗚呼…
[鬼は、――鬼、なのに?]
[会話に眼を眇める。]
……注意しろッて、どう言う こと?
何 え。鬼って、ばれてんの?
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