47 Gambit on board
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[一度向けられた視線を捉えたか、翠は一度緩やかに瞬いた
既に通信機と変わる魔石は手渡したのか、
己の一方――国紋章の裏側へと付けれる程小さなモノだ――へと意思を乗せる。]
先程、ハッセ師団長殿が俺の元へ報告を。
――書庫から、君の名残らしきものを“視た”と。
…彼女もそれが何か、掴み切れてはいないようでしたが。
[それ以上の事は、この場で口には出さない。
他に知りたければ、人目の少ない後にと。言葉裏に含めて。]
≪ いや、用は無い。
むしろ、用なんて無い。 ≫
思わず2回言った。
≪ 居ても、構わないんだけどね……
…………
イスカは、後から行く。 ≫
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―会議室―
[ゲイルと共に戻ってから、6の席に姿勢良く座り静かにしていた。 首を傾げて考えていたが、声を上げる]
その…道具というのはなんだ? 人の精神を錯乱させるような兵器が、誰にでも持ち出せるような保管をされてあるのか、研究所と言うところは?
[無能の集団もいいところだと言外に]
それで、ガーランド師団長殿はその道具の存在をご存知ならば、 盗まれた形跡があるか、当然調査を指示されたのであろうな?結果はどうだったのだ。
(420) 2011/03/25(Fri) 00時半頃
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――……?
[二度も言うのに更に首を傾げるが]
…わかった。
別に敵にならないなら、興味なくて構わないけど。
何か気づいた事があったら教えて欲しい。
[あまり期待はしないで頼んでみた。]
[聞こえた"意思"。
もう一度、視線を向ける。
一瞬微かに目を細める事で、了解の意を示した。]
≪ 気づいたこと、か。 ≫
頓着なさそうなキリシマが、
人の気づかないような何かに気づくこともないだろう。
……と、キリシマ自身が思うのだからしょうもないけれど。
≪ うん。 ≫
とりあえず、肯定は返しておいた。
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形跡はない、か。保管の状態を明瞭に監視した記録があるわけではないのだな… 内通者がいるのならば当てにならぬというわけか。
[各々の言葉に、ああ、と顔を上げ、]
私の能力なら、脳を破壊するのは容易い。
[言って片手を口元に近づけた]
特殊な指向性はなく単純に振動させて物理的に振り回すだけゆえ、果たして殺してしまわぬよう記憶部分だけを具合良く混乱させられようかは…訓練次第ではあろうが、
[可能だと告げる]
抵抗を受けずに切りつけるのは無理だが、不意打ちで昏倒させるのは可能。 その場合、後より眼を傷つけたは…全員に嫌疑を及ばすため、か?
(438) 2011/03/25(Fri) 01時頃
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[緩く口にする声に。
湖水――……彼には薄灰にしか見えないのだろうが。
それは、ゆるりと向けられた。]
[咎めるでもなく、ただ、其方に視線を遣るだけ。]
[此方に乗るのならば、接触を待つと告げた。
……己の方からは、動くつもりは無かった。]
[視線に気づき、鳶色が薄灰
……事実は違うのだがを見る。
視線は、あう。]
[けれど、何故、今グレイシアが此方を見た、のか。]
[警戒。謎。決断。彼には迷いはなかった、のだろうか?
…………副師団長に彼から借りた手袋を
洗濯依頼してもらうよう頼んだ。
………あれを持ち話を聞く。それを刹那に、考えた]
≪ ……誰も居なかったから、
目撃者もいないだろうしね。 ≫
ふと、“書庫”が“現場”になる前のことを、思い出していた。
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