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【人】 呉服問屋 藤之助[人らしくなってきた、と笑みを浮かべる蝶>>81掛け布どころか鏡の中まで侵入しそうな視線が何故か怖い、と感じ (89) 2014/09/15(Mon) 02時半頃 |
‘Tis better to have loved and lost
than never to have loved at all.
[流暢に唇が、呪いの言葉を紡ぎます。
その意味は亀吉さんには判らないでしょう。
それを教えて差し上げるための、この時間に
僕は、訊かずしていられなかったのです。]
───亀吉さんは『しあわせ』ですか?
[下がる眉が寂しげに。
揺れそうな射干玉が、亀吉さんを見詰めていたのでありました。]
【人】 営利政府 トレイル
(91) 2014/09/15(Mon) 03時頃 |
【人】 営利政府 トレイル
(92) 2014/09/15(Mon) 03時頃 |
【人】 座敷守 亀吉─先ほどのこと、広間─ (93) 2014/09/15(Mon) 03時頃 |
【人】 座敷守 亀吉[席に腰掛けながら、彼が持ち寄ってくれた書物を手にしつつズラリと並んだ文章を眺めて。] (94) 2014/09/15(Mon) 03時頃 |
【人】 座敷守 亀吉[時は無情にも過ぎ行くもので。 (95) 2014/09/15(Mon) 03時頃 |
─広間での刻─
[流れるような闇色を揺らし振り返った先。
浮かべられた口元の弧に少しの間戸惑いを窺えたのはきっと。
広間を照らす月灯りのそば、傍らに存在する梢のみだろう
戸惑いつつも笑みを浮かべてしまったのは、その中に滲む芯に触れた気がした悦び。
それでもこの花弁に群い喰らおうとする、その陰の存在を邪推すれば表情は曇ったのだった。]
[かける言葉が見当たらず、口先は先程のやり取りを演じ。
勉強会が始まったのなら、書に刻まれた文字を幼子のように読み上げていたでしょうが。
唐突に匂いを増す射干玉の香りに、飲み込まれるように唇を動かしたのだった。]
──…特別、ですか?
[惑うまま鸚鵡のように繰り返せば、口籠らせ。
けれども何か答えなければならない。見えない何かに促されるよう、悩んだ結果、唇が紡いだのは──…]
…私には、愛が何なのか、どのようなものなのかは……分かりません。
ただ、誰かを特別に思い、思われることは…。果たして本当に幸せ、なのでしょうか。
[薄桃の唇
首を傾げつつも、凪いだ瞳で一輪の花を見つめて。]
──…いいえ。
だって、貴方が哀しんでおられるから。
[言い切っては、今にも零れそうに湖畔にて揺れる射干玉に。
時計の針が重なるまでの暫しの間。
そっと、きめ細かな白い手に腕を伸ばしただろう。
もし許されたのなら、重ねようと。
少しでも戸惑う素振りを感じたのならすぐに膝に下ろしたけれども。
双眸はただただ、僅か睫毛伏せつつ憂いたように、灯る。]
【人】 座敷守 亀吉……お褒めに預かり光栄です。 (96) 2014/09/15(Mon) 03時半頃 |
[僕の突然の問いはきっと亀吉さんを困らせていたことでしょう。
『特別』を鸚鵡返しする声をききました
籠らせてしまった挙げ句、それでも亀吉さんは言の葉に思いを乗せてくれたように思います。
「誰かを特別に思い、思われることは…。果たして本当に幸せ、なのでしょうか。」
僕はこのとき、とても寂しい顔をしてしまったように思います。]
僕にも、判りません。
愛がどんなものであるのか、などと。
[『花』には必要のないものなのです。
僕たちは愛し、愛されるのではありません。
『蝶』を惑わせ、誘惑し、休ませ、慈しみ、夢を魅せる。
ですから僕には到底、判らぬのです。
「真実の愛は朽ちることがない」
判るはずがないのです。]
[僕の手に、ゆっくりと重なる手がありました
嫌がる素振りも、戸惑うこともありませんでした。
僕はその手に手を重ね、ゆるりと此方側へ引いたのでございます。
身長の差のせいでしょう。
いえ、元からそうしようと思ってだったのかもしれません。
僕は亀吉さんの手を引く反動にて、彼の胸元へとその身を預けたのでございます。
射干玉は酷く哀しげな色をして、見上げておりました。
揺れ揺らぎはすれども、雫が落つることはやはりなかったのでございます。]
僕の『先生』は、愛など要らぬと僕に教え。
懇意の蝶の毒牙にかかり。
『特別』を知り、『愛』の中に、なく、なられたのです。
[この廓でその毒にかかるとどうなるか。
『花』は聞かされずとも、みなが感じ取っているでしょう。
僕は、僕を厳しく優しく育ててくれたその『花』の末路をしっております。
だからこそ、僕は凛とした『櫻の花』であろうとしているというのに。]
それを、少し思い出して…。
辛かったのです。
[『しあわせ』ですか、という問いに『いいえ』と答えたその人に。
僕は遠慮もなく、きゅうと抱きついていたのでございました。]
特別など、あってはならぬのです。
『花』は蝶を選んではなりません。
『花』は翅がほしいと願ってはなりません。
何方かを好いても
何方をも嫌っても
けっして、ならぬのですよ。
[まるで言い聞かせるように零れた言の葉。
嗚呼、また気遣って喋らせてしまうでしょうか
あのときの複雑に曇った笑顔の奥底を知らず。
僕は暫く、亀吉さんの胸に身体を預けていたのでございます**]
[浮き上がるうら淋げなお顔
瞳の中に宿したのなら、暫し胸を締め付ける感覚に戸惑うように瞳を泳がせていたものの、続いて薄桃色が紡いだ言葉
花を愛づる彼が愛を知らない、だなんて。
淡藤にはひとつの虚言のように思えてしまったために。
全てが嘘だとは思っている訳では無く。
まるで己に言い聞かせているように聞こえた、というだけ。]
判らない。
…そういうことにしておきましょう。
[こんなにも寂しげに愛を判らないとと告げる言葉に、うまくかける言葉は思い付かず。
だからと言って判らないという結論には寂しく思うのもあり。
曖昧なお返事を返したのだったか。]
[伸ばした指先は花を愛づる手のひらと重なる。
そのことにホッと一息を吐けど、少しして緩慢ながらも引かれてしまえば、虚を突かれた身体は、素直に小さな頭を胸元にて受け止めただろう。
そして揺れる射干玉には、無意識の内に噤んでいた唇を許し。
揺れはするものの、雫を伝わせることのない頬に人差し指を伸ばしたのなら拭うような素振りをして。]
──…。
[そっと自身よりも幾分か華奢に思える肩に腕を回すことができたなら、宥めるように黒髪を梳きつつ、全ての言葉を飲み込んで。
そっと先人の教えに耳を傾ければ、愛の夢で花弁散らした花の存在を知ったのだった
………。
[桜の唇から紡がれる“先生”とその周りをつ移ろう蝶の末路
きゅうと抱きつかれたのなら、拒むこと無く享受しただろう。
「辛い」「少し思い出して」と、彼の口振りから推測するに教えを伝えたという花の末路に足を踏み入れようとしてしてまったのだろうか。
…一体誰が? 呟きは声にはせず心の中で押しとどめれば、耳にする先生の言葉
[きっと、きっとこの御人の胸の内には“特別な人”がいらっしゃるのだろう。
それがどのような味の実なのかは流石に判らずとも、己に言い聞かせるような言の葉に。ただ小さく頷いただろう。]
……ええ。分かっておりますとも。
[けれど、蝶に選ばれ摘み取られてしまったのならどうするのだろう。
唇を迷うように閉じては開きを繰り返していたけれど。
胸元にかかる重みと花の匂いに暫し、酔うように結局目蓋を閉じたのだった。]**
【人】 許婚 ニコラスー地下牢ー (97) 2014/09/15(Mon) 08時頃 |
【人】 許婚 ニコラス ね、僕ね。実はさっき亀吉さんに (98) 2014/09/15(Mon) 08時頃 |
【人】 営利政府 トレイル
(99) 2014/09/15(Mon) 09時半頃 |
[僕の言葉に、亀吉さんの表情は細やかながらも変化を見せるようでありました。
寂しげな表情には、目を泳がせておられましたし
紡いだ言葉には、瞼が閉じられてしまったのです。
「…そういうことにしておきましょう。」
亀吉さんの選んだ言の葉に、半分は救われた気がしました。
ですが残り半分は?
詰まる思いを胸に押し込み、僕は身を寄せたのでございます。]
[とん、と。
一度胸元に添えることを許された頭は、そっと微かな音を立てました。
亀吉さんという御方は、とてもお優しい方です。
何も謂わずに突然と身を預けた僕のことを責めることもなく
享受し、果てはその指で頬を撫でてまで下さるのです。
涙など枯れ果てた、可愛いげのない櫻の枝葉を
淡藤の蔓が、柔らかく撫ぜてゆきました。
落ちることも、流れることもない朝露。
その色も、その味も、僕自身とて知ることなどないのです。
亀吉さんの手が、僕の肩へと回るのならば
僕はまるでそれが自然であるかのように、身体を彼へと擦り寄せました。
眸同じく射干玉の髪を梳く手に、吐息を溢したのでございます。]
[暫くは、流れるだけの時をまるで止めるようにして
『花』が『花』へと、寄り添いあっていたのでございます。
髪を梳く指先、伸ばした艶やかなその毛先が着物に擦れ
長い睫毛が、上と下とで合わさる音だけが
ただ、止められぬ時の移ろいの中で
微かに響いていたのでございます。]
……、…ありがとうございます。
[やがてはそんな穏やかで、どこか寂しげな時も終わりを迎えねばなりません。
このままでいられたらと、我儘を口にしてしまうよりも前に
僕は寄せていた身を、緩やかに離しました。]
あなたは、とても聡明な『花』。
朧さんからは振舞いや、花たるそのお心を。
僕からは読み書きや、言の葉に乗せられる想いを。
きっと藤之助さんからは、柔らかなお心遣いを。
きっと丁助さんからは、その面に浮かべる笑みを。
こんなにも『先生』が居てくれるのですから、とても美しく咲き誇れるでしょう。
『花』として、あなたと巡り会えたこの『仕合せ』を
僕は本当に『しあわせ』に思います。
[離れを惜しみ、僕は彼を象徴する淡藤に細い指先を伸ばしました。
慈しむように撫で、僕は背を伸ばし。
薄い櫻色の唇で触れることは、許されたでしょうか。
許されたならばその髪に、そっとやわらかな感触が音もなく触れたことでしょう。]
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