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[――みられている
まるで、気づかないで。
しがみつく。抱きしめる]
―わくわくこたつ周辺
[カルヴィンには気づいていないが、見られているとわかっても今していることを止めるつもりはさらさらないので、何も変わるまい。
……なあ、ケイ。
[両腕で抱きしめ、背中をそっと撫で。
少しだけ、落ち着く時間を作った。
耳元に口を寄せて。]
……好きだ。
[低く呟くと、抱きしめたまま律動を再開する。
どうあっても奥へと届く体勢が、ケイの逃げ場を塞いだ。]
―わくわくこたつ周辺
[繋がっている、という実感。
激しい快楽とは違う、満たされるような感覚。
汗ばむ体を凭せ掛けて、徐々に呼吸を落ちつける]
……ん、…… なん、 だよ…?
[顔を少し傾けて、
隻眼へ視線を向ける。
耳が、低い囁きを捉え――]
……、え、… ?
[頭が刹那、真っ白になって。
すぐに再開された律動に、乱れる]
ぁ、やッ 、あ、ぁ、あ、
[腰を逃がす事も出来ず、首にしがみついて、いやいやと首を横に振る。
腹の間に在る熱も、擦れて容赦なく甘さを送りこんでくるのに。]
…っやだ、…っドナ、ル、ド 、ふぁ――っ
ドナ、ぁ、また、おかしく、な、…っぁあ
[こぽり、とケイの中心からも白が伝う。
腰は控えめながらも一番好いところに誘うように無自覚に揺れた。]
―わくわくこたつ周辺
ああ……、一緒に、おかしくなろう、ぜ?
[多分自分も既におかしい。
こんな風に囁いたり、しがみついてくる腕が心地よかったり、快楽に浮かされる顔を愛しげに見つめてしまったり。
熱籠もる息を吐きながら、腹に当たる熱とぬるつきに気がついて手を伸ばし。
素早く往復させて、先を促すように先端を親指でぐっと押した。]
―わくわくこたつ周辺
[こく、と頷く。おかしくなって、全部溶けてしまいそうだ。]
ぅあ …!
[先端への刺激は電流のように四肢に走った。
どくん、と手の中で熱が震え、白を吐き出して、汚す。裡は収縮して中の形をはっきりと覚えるよう]
ぁ、…っは、…
[肩に凭れかかって、ぎゅう、とドナルドの腕を抱きしめる。殆んど吐息に紛れそうな声、迂闊にも、零した]
…す き…
―わくわくこたつ周辺
……っ
[ぎちりと締め上げられ、息が詰まる。
耐えるように動きを止めていたが。]
……!
[腕に縋られ、微かに聞こえた声に、どくりと熱が集うのがわかった。中で大きくなってしまったのが、ケイには伝わっただろうか。
達したばかりの細い体を抱くと、手加減出来ずに幾度か突いて。
一滴残らず、ケイの中へと熱を吐き出した。]
……あー。
[気恥ずかしそうに唸って、顔を見るのが照れるのか、ケイの方に顔を乗せてしばらくぴたりとくっついていた。]
―わくわくこたつ周辺
――!!ゃ、おお き、…っ
[達したところにその刺激は強すぎるか
抱きしめた腕に爪を立ててしまった。]
ひ、あ! ぁあ、 ん!
[強い突き上げに体が躍り、過たず擦りあげられた奥のしこりは容赦なく快感を拾う。――吐き出された熱を感じ、ケイも透明に近い精を零して、体が弛緩する。]
…… ふ ぁ……――
[肩に乗るドナルドの頭に、懐くように頬を擦りよせ、くったりと互いに凭れかかるよう。]
― 黒忍者のお尻にペンタブ突っ込みたい
[びく、と供物が跳ねた。甘い香に、青く濃い精のいきれが混じる]
…あわれな
[自らの放った穢れを浴び、白を散らした顔。
自らも香の毒気にあてられたかの眼差しでそれを見下ろし、低く押し潰した声は苦く吐く。
無意識にだろう、うねるような内壁の痙攣が止まる前に、男の指は素早く密書を抜き出した]
確かに受け取った
………口寂しいか?ならば代わりにこれを咥えておれ
[宝を抜かれた洞の門をしばし眺め、其処へ親指ほどの塊を押し込む。
香に練り混ぜて用いたと同じ幻薬を、練り木と合わせて丸薬にしたもの。腸内から直に取り込む濃度では完全に五感を狂わされ、現実と幻覚の境界を曖昧に薄れさせていく。
悪夢と感じるか極楽と錯誤するかは当人の心次第。
そうしておきながら男は牢の央を離れ、蜜蝋を融き油紙を剥がす。
思考は背後の淫猥な人形めいた贄から完全に離れ、怜悧な為政者のものとして巻物を一読し、思考を走らせた]
―わくわくこたつ周辺
[ぽんぽんと背中を叩いて。
呼吸を整え、互いに落ち着くまで待った。]
……嘘じゃねえよ。
[わざと主語は告げず、ぼそりと呟いて。
軽く体を揺らして、いじめてみたり。
まだ離れようとせずに、膝の上に乗せていたが。]
…………
[あ、なんか尾が見えたような。気のせい?
―ペンタブ<らめえ
…は、…っ、ぁ
[薄い腹が荒い息にうごめく。
散った白は隠密の顔を汚した。苦い声を拾い、ぼんやりとした眼を向けるが視界はまだ戻らない]
あ、―― っ、…!
[引き抜かれ、声が上がる。孔は浅ましく引くつく。受け取った、と聞こえて――任務は果たされたか、と淡く息を吐く。しかし、]
な、に…? 要ら、な……っぃや …!
[抵抗すること叶わず、押し込まれた塊が触れた所から奇妙な熱を覚えた。体が疼き、前後不覚の酩酊状態へ。吐く息が震える。ぎし、と抗うように空を蹴ろうとした足が縄に食い込む。伸ばそうとした手を握りしめて]
ぃ、あ……ひ、ぅ
─ わくわく出歯亀ランド炬燵上部 ─
[エンダァァァァァァァーーーーーーィァーーーーー♪
ふわっふわっと、花びらのごとく炬燵布団の綿を舞わせて、満足気。*]
―わくわくこたつ周辺
……、…――ん、
[腕を抱きしめたまま
視線をちら、とだけ向けたのは、
不安からだったか。]
……
[こく、と小さく頷く。
揺らされれば細い声がこぼれた]
っあ、…ぁ、ばか、
うご、く な…ぁっ…
[息も絶え絶えの、調子。揺れる尻尾はまだ捉えられていないのであった。]
― いいじゃ〜、ないの〜
[沈思は長くはない。男は細く笑んで顎を撫でた]
面白い。
………絵師を呼べ
それから取り急ぎこれらの者達を集めよ。評議を行う
国の大事だ、内密に事を進めよ
[幾つかの名を記した紙を手の者へ渡し、振り返る。
地下牢の中央に活けられた華へ]
喜べ。其方を生かして帰すことにした
これより国内の根回しが済めば、返書を託そう。幾月もかかるまい。それまで――
[低い声は期限を言わない。先が見えれば頼る綱になる]
労に報い、褒美をやろう。儂はそちらの家老ほど冷酷ではない
己の心を押し殺すのは辛かろう?
ナオエの声を聞けば勃起し、顔を見れば尻孔を濡らし
疼く身体へ素直に、彼奴の情けを強請れるように
冷血な彼奴とて心動かさずにはおらぬだろう。…其方は斯くも美しい
[押し潰した男の声は、また質を変じて。
毒を交えた"直円"のものへ]
先ずは、言えるようになれ
抱いて下さいと
[両足首を吊る滑車を回し、背中が床につくまで精悍な裸身を下ろして男は薄く笑む。
開かれたままの下肢の間へ身を入れ、幻覚の沼に沈む贄を見下ろした]
− 猫鬼
花留。
[雅な抑揚で、教えられた名を繰り返す。
指先に鼻先がちょんと触れてくる。それは躾けずとも身にしみついた習性のようなものだろう。
首筋へと手を伸ばせば、密な毛並みは瑞々しくすべらかだ。
寺から来たと言うがまだ剃髪はしていない。稚児であろう。
後ろに倒れた薄い耳朶を指で挟んで弄えば、波打つようにピルルと震えた。
髪や目の色は判別できないが、シメントリィな美しさを感じる。]
(この相は…)
[指先に読み取ったことは心中に留め、少年の言葉を反芻する。]
わたしに仕えるのがうれしいとは、 どうして?
―れりごーの節だった
……な、…に…?
[辱め受けた後、
殺されるであろうと腹を括っていた隠密は
乱れた息を殺しながら、僅かな動揺を覗かせた。
――生きて、戻れるかもしれない。
それは、垂らされた蜘蛛の糸。]
…――どう、いうつもり……だ
[不穏なものが、過る。
理性で無理やり、かろうじて押し付ける幻影。少しでも気を抜けば押し込まれた幻薬に飲まれそうだ]
っ ……! や、…
[眼を瞠る。はっきりとは見えぬ相手を睨めたか。]
ぁ、う ゆる、される ことでは、ない……っ
それなら、死んだ、方が ――
[ましだ。そう、そんな使われ方をするなら死ぬべきだと、そう謂おうとしたのに。猛毒が囁いた。直円の声で。唇が戦慄く。幻だ。言い聞かせようとしても。]
……っ、…
[首を横に振る。横たわる己を見下ろす視線に、また首を横に振った]
いけ ない、……そんな、ことは…
ゆる、…されない…
[うわごとのように、苦しげに呟く。
焦点の合わない眼が濡れていた。]
− 傾城
[苦界の蘭は身を捩り喘ぎ哭き、被虐者の名を呼び求める。
高く、甘く、命を磨り減らすまでに。
狂乱ゆえに嘘も偽善もなく、快は快。愛は愛。
ひとりでは到達しえない与奪の関係の成就は孤独をとかした。]
[結界の破れるごとく世界に音が戻る。
敵娼に余韻にひたる休息も図らず、ナオエは肉茎を引き抜いて、陵辱された男の前へ回り込んだ。
玩弄を長引かせるために巻いた紐は、トロリと滑る白にまみれて、蛇の抜け殻のごとく床に落ちている。]
擦られてもいないのに吐精したか、
どこまでも淫蕩なことよ。
[そう指摘する声は先程よりも穏やかだけれど、
足元に落ちた紐を手に取って、男の敏感になった部分をひとつふたつ打擲し、快楽と紙一重の罰を与えた。]
[直接は触れてやらぬまま、濡れそぼつ雁首に鈴を結んだ。
それから、紙と筆を取り出して、磔のまま責め苛まれて達し果てた男の姿を描いてゆく。
彼が視線を向けるならば、永劫に時を止められた己の痴態が見えるはず。]
おまえほど描き甲斐のある乱れ方をする者はおらんな。
ほら、腿を伝う雫が足元に池を作っておろう。
[淫らな現実を口で教えてやりながら、耳はピンと立てて音を聞いている。
彼の陽物がふたたび勃ちあがってくるならば聞こえるはずの鈴の音を期待して。]
− アイラ風呂
[甘やかに四肢を絡めてくるセシルは軟体動物になったかのようだ。
猫は液状化するというけれど、この身体の柔らかさはアクロバティックな体位を想像させて、そそる。]
のう、
板前は、器をよく知ってこそ、いい料理を作れるんじゃ
ワシはおまえをもっと知りたい
[浴槽の中の段差に腰を下ろし、セシルの膝を割り、向かい合うように足に跨がらせて、互いの帆柱を擦り合わせた。]
―わくわくこたつ周辺
[ケイの耳、顔を舐めて毛繕い身繕い。
全裸ではあるが、まあ、気にしないし誰も気にしまい。
ふわふわと綿毛が振ってくるのにくしゃみをしたのは、
冷えたのもあるか。
温めるように尾をケイの体に巻きつけた。
でもさほど寒くはない。
やはりここは温かい場所なのだ。**]
─ レッツエロAOKN ─
そうともいう。
[
弄んでいる先は、胸も、股間も、こんなに素直だというのに、何故ケイはこうも悪態をついてくるのか。]
ま〜それがカワイイーってのもあるんだけどね〜♪
[慎ましやかとか禁欲とかとは無縁の身としては、イヤよイヤよも何とやらなケイの態度は、ちょっぴり面白くもあり、ついちょっかいが捗ってしまうのは、仕方のないところ。]
んむ……ァ、 ん……?
[
んふ〜……
へっほ〜……ほひひ、ぇひょ…… ッ、む……
[けっこーノリ気でしょ、などと、上目遣いに咥えたまま言ったところで、ちょっと言語になってませんね。]
[……そんな茶化しを挟みつつ。]
は、……ぅ……ン
……ちゅ ふ………、……
[舐り、吸い上げ、陰嚢に指を這わせて優しく揉む。
目的は、達せさせることではなく、勃たせることと、湿り気を与えること。]
……、ッぷ は……ァ。
もうそろそろ、イイ、かなぁ〜……?
[頃合いを見て口から雄を引き抜けば、粘度の高い唾液が、たらりと糸を引いた。]
―わくわくこたつ周辺
……ん、
[すり、と額を押し付けて、
遠慮がちに毛繕いをしてみる。
すっかり骨が抜けたようで、まだ力は入らない。]
………あったけえ。
[尾を尾で撫でて、そっと、呟く声はやわらかだった*]
― 猫の刷り込み
[盲者の手が首筋へ触れてくれば、稚児は一瞬止めた息を漣のように吐く。
新しい名を呼ぶ声も、耳を弄う指も、初対面の相手を知ろうとせんもの]
あ…あの、以前…
街、いえ ――街で お見かけした事が…
[しどろもどろな答えに、安堵が混じる。
裏色街の灯、古い夜。泣いて怯えていた幼い少年のことなど最初から覚えていないかもしれないが。
あの優しいお方が視覚に禍を負ったと聞き、今ならばあるいは今一度、お逢い出来るのではとその一念で]
お噂を耳にするにつれ、…いつかお仕えしたい、と…
[水揚げ相手として会った旦那様が、実は風紀取り締まりの為に動かれていたお偉い方だったと知ったのは夜の明けてから。
人攫いと結託していた遊郭はやがて取り潰しにあい、年端もゆかぬ男娼達はあるいは家族の元に帰り、戻る家なき者は寺へ稚児として預けられ―――]
……その。何かお召し上がりになられますか?
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